注目調教師
2024/12/17
北海道大学の獣医学部を卒業しているんですよ
武井亮調教師(美浦)
主な管理馬:
アーバンシック(2024年菊花賞など)
シュトラウス(2023年東京スポーツ杯2歳S)
リエノテソーロ(2016年全日本2歳優駿など)
今週の主な登録馬:
アーバンシック(有馬記念)
ヘヴンリーハンド(クリスマスエルフ賞)
エイムフォーエース(ジングルベル賞・オルフェーヴルC)
担当者:調教師情報部 元調教師M
武井亮君は、山梨県の駿台甲府高校を卒業した後、1年浪人してから、北海道大学の獣医学部に入学していて、大学では馬術部に入っていました。
ちなみに、4年生の時、彼は馬術部で副将をやっていて、その時の主将は、栗東で厩舎を構えている寺島良君だったんですよ。
大学を卒業してから、武井君は、「ノーザンファーム空港」(住所:北海道苫小牧市字美沢114-2)で騎乗従業員をやって、2007年の7月に競馬学校の厩務員課程に入りました。
その後、武井君は、2008年の1月から、1998年のジャパンCを勝ったエルコンドルパサーなどでお馴染みの二ノ宮敬宇(よしたか)厩舎で厩務員をやって、その後は、2016年のチャンピオンズCを勝ったサウンドトゥルーなどでお馴染みの高木登厩舎と、2006年のエプソムCと新潟記念を勝ったトップガンジョーなどでお馴染みの和田正道厩舎で調教助手をやっていたんですよ。
そして、2013年の12月に調教師の試験に受かって、次の年の3月に厩舎を開業しているように、厩務員課程を出てから約6年という短い期間で自分の厩舎を構えているのですから、本当に大したものです。
最初の年に「13勝・獲得賞金1億6827万円」という成績を残していた武井君の厩舎は、その後も、
2015年→20勝・獲得賞金2億2875万円
2016年→20勝・獲得賞金2億8173万円
2017年→21勝・獲得賞金3億2646万円
という形で順調に勝ち星と賞金を積み重ねていて、2018年には、22勝を上げて、「4億1224万円」の賞金を稼いでいましたし、2019年には、28勝を上げて、「3億8206万円」の賞金を稼いでいました。
ただ、その後の2年間は、
2020年→18勝・獲得賞金2億7819万円
2021年→14勝・獲得賞金2億4768万円
と書けば分かる通り、勝ち星と賞金のどっちも右肩下がりになっていましたから、一昨年の武井君は、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょうし、実際、一昨年は、「23勝・獲得賞金3億9582万円」という成績で、2021年を大きく上回っていたんですよ。
それに、去年もいい流れが続いていて、シュトラウスを使った東京スポーツ杯2歳Sで初めてJRAの重賞を勝つなど、「32勝・獲得賞金6億1282万円」という素晴らしい成績を残しています。
そして今年は、アーバンシックを使った菊花賞で「JRAでは初のGI勝ち」を飾るなど、先週までに27勝を上げて、稼いだ賞金は「7億3451万円」というキャリアハイの数字になっていますから、今の武井君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。
こういった中、今週は、1着賞金が5億円の有馬記念にアーバンシックなど、特別レースに3頭を登録していますので、私が武井君でしたら、どの馬も全力で仕上げるのは間違いありません。
主な管理馬:
アーバンシック(2024年菊花賞など)
シュトラウス(2023年東京スポーツ杯2歳S)
リエノテソーロ(2016年全日本2歳優駿など)
今週の主な登録馬:
アーバンシック(有馬記念)
ヘヴンリーハンド(クリスマスエルフ賞)
エイムフォーエース(ジングルベル賞・オルフェーヴルC)
担当者:調教師情報部 元調教師M
武井亮君は、山梨県の駿台甲府高校を卒業した後、1年浪人してから、北海道大学の獣医学部に入学していて、大学では馬術部に入っていました。
ちなみに、4年生の時、彼は馬術部で副将をやっていて、その時の主将は、栗東で厩舎を構えている寺島良君だったんですよ。
大学を卒業してから、武井君は、「ノーザンファーム空港」(住所:北海道苫小牧市字美沢114-2)で騎乗従業員をやって、2007年の7月に競馬学校の厩務員課程に入りました。
その後、武井君は、2008年の1月から、1998年のジャパンCを勝ったエルコンドルパサーなどでお馴染みの二ノ宮敬宇(よしたか)厩舎で厩務員をやって、その後は、2016年のチャンピオンズCを勝ったサウンドトゥルーなどでお馴染みの高木登厩舎と、2006年のエプソムCと新潟記念を勝ったトップガンジョーなどでお馴染みの和田正道厩舎で調教助手をやっていたんですよ。
そして、2013年の12月に調教師の試験に受かって、次の年の3月に厩舎を開業しているように、厩務員課程を出てから約6年という短い期間で自分の厩舎を構えているのですから、本当に大したものです。
最初の年に「13勝・獲得賞金1億6827万円」という成績を残していた武井君の厩舎は、その後も、
2015年→20勝・獲得賞金2億2875万円
2016年→20勝・獲得賞金2億8173万円
2017年→21勝・獲得賞金3億2646万円
という形で順調に勝ち星と賞金を積み重ねていて、2018年には、22勝を上げて、「4億1224万円」の賞金を稼いでいましたし、2019年には、28勝を上げて、「3億8206万円」の賞金を稼いでいました。
ただ、その後の2年間は、
2020年→18勝・獲得賞金2億7819万円
2021年→14勝・獲得賞金2億4768万円
と書けば分かる通り、勝ち星と賞金のどっちも右肩下がりになっていましたから、一昨年の武井君は、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょうし、実際、一昨年は、「23勝・獲得賞金3億9582万円」という成績で、2021年を大きく上回っていたんですよ。
それに、去年もいい流れが続いていて、シュトラウスを使った東京スポーツ杯2歳Sで初めてJRAの重賞を勝つなど、「32勝・獲得賞金6億1282万円」という素晴らしい成績を残しています。
そして今年は、アーバンシックを使った菊花賞で「JRAでは初のGI勝ち」を飾るなど、先週までに27勝を上げて、稼いだ賞金は「7億3451万円」というキャリアハイの数字になっていますから、今の武井君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。
こういった中、今週は、1着賞金が5億円の有馬記念にアーバンシックなど、特別レースに3頭を登録していますので、私が武井君でしたら、どの馬も全力で仕上げるのは間違いありません。
2024/12/17
競馬学校の厩務員課程に入った時は16歳やったんや
吉岡辰弥調教師(栗東)
主な管理馬:
ブローザホーン(2024年宝塚記念など)
ディスペランツァ(2024年アーリントンC)
ノーブルロジャー(2024年シンザン記念)
ジャスティンロック(2021年京都2歳S)
今週の主な登録馬:
ブローザホーン(有馬記念)
システムリブート(オルフェーヴルC・ジングルベル賞)
ケイアイアニラ(フェアウェルS)
担当者:調教師情報部 元調教師T
京都府京都市の伏見区向島(むかいじま)出身の吉岡辰弥君は、競馬好きのお父さんと京都競馬場に行ったのがきっかけで「騎手になりたい」と思うようになって、小学校6年生から競馬場の乗馬センターに通っとりました。
中学校3年生の時に競馬学校の騎手課程を受けたんやけど、そん時にはだいぶ身長が伸びとったし、試験に落ちてしもうたんで、目標を厩務員課程に切り替えて、中学校を卒業してすぐ、1973年のダービーと菊花賞を勝ったタケホープとかを生産したことでよう知られとる、北海道の浦河にある谷川牧場で働いとったんですわ。
そんで、まだ16歳やった、1993年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、同じ年の7月から藤岡範士(のりひと)厩舎で厩務員をやって、12月からは調教助手をやっとりました。
その後、2008年の3年に角居勝彦厩舎に移って、そこで10年くらい調教助手をやって、2018年の7月から、調教師の試験に受かった12月までは、中竹和也厩舎で調教助手をやっとったんですわ。
吉岡君が角居厩舎と中竹厩舎におった時には、走る馬を何頭も担当しとって、調教師の試験に受かったすぐ後、2018年のホープフルSを勝ったサートゥルナーリアも彼の担当馬やったんや。
試験に受かってから厩舎を開業するまでの間は、技術調教師として中内田充正君の厩舎に所属して、馬のことはもちろん、厩舎をどうやって運営したらエエんかなどを教わっとったし、角居厩舎のキセキがフランスに遠征した時に帯同して、海外経験も積んどったんですわ。
2020年の3月に自分の厩舎を開業した吉岡君は、トゥインクルリーフを使った3月15日(日)の中京6Rで、「JRA初出走・初勝利」を飾っとって、他も入れたら、年末までに「14勝・獲得賞金2億4590万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとりました。
2年目やった2021年は、スマッシャーを使ったユニコーンSで初めての重賞勝ちを飾ると、ジャスティンロックを使った京都2歳Sも勝つなど、「27勝・獲得賞金4億7586万円」っちゅう、前の年を大きく上回る成績を残しとったんですわ。
そんでもって一昨年は、「22勝・獲得賞金3億7274万円」っちゅう成績で、2021年を大きく下回ってしもうたんやけど、去年は、「38勝・獲得賞金5億6780万円」っちゅう素晴らしい成績を残して、巻き返しに成功しとります。
それに、今年もエエ流れが続いとって、ブローザホーンを使った宝塚記念で「初のGI勝ち」を飾るなど、先週までに31勝を上げて、稼いだ賞金は「8億9302万円」と、開業してから一番の数字になっとるんで、今の吉岡君は、「この勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が5億円の有馬記念にブローザホーンとか、特別レースに3頭を登録してきましたんで、ワシが吉岡君やったら、どれも気合いを入れて仕上げますわ。
主な管理馬:
ブローザホーン(2024年宝塚記念など)
ディスペランツァ(2024年アーリントンC)
ノーブルロジャー(2024年シンザン記念)
ジャスティンロック(2021年京都2歳S)
今週の主な登録馬:
ブローザホーン(有馬記念)
システムリブート(オルフェーヴルC・ジングルベル賞)
ケイアイアニラ(フェアウェルS)
担当者:調教師情報部 元調教師T
京都府京都市の伏見区向島(むかいじま)出身の吉岡辰弥君は、競馬好きのお父さんと京都競馬場に行ったのがきっかけで「騎手になりたい」と思うようになって、小学校6年生から競馬場の乗馬センターに通っとりました。
中学校3年生の時に競馬学校の騎手課程を受けたんやけど、そん時にはだいぶ身長が伸びとったし、試験に落ちてしもうたんで、目標を厩務員課程に切り替えて、中学校を卒業してすぐ、1973年のダービーと菊花賞を勝ったタケホープとかを生産したことでよう知られとる、北海道の浦河にある谷川牧場で働いとったんですわ。
そんで、まだ16歳やった、1993年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、同じ年の7月から藤岡範士(のりひと)厩舎で厩務員をやって、12月からは調教助手をやっとりました。
その後、2008年の3年に角居勝彦厩舎に移って、そこで10年くらい調教助手をやって、2018年の7月から、調教師の試験に受かった12月までは、中竹和也厩舎で調教助手をやっとったんですわ。
吉岡君が角居厩舎と中竹厩舎におった時には、走る馬を何頭も担当しとって、調教師の試験に受かったすぐ後、2018年のホープフルSを勝ったサートゥルナーリアも彼の担当馬やったんや。
試験に受かってから厩舎を開業するまでの間は、技術調教師として中内田充正君の厩舎に所属して、馬のことはもちろん、厩舎をどうやって運営したらエエんかなどを教わっとったし、角居厩舎のキセキがフランスに遠征した時に帯同して、海外経験も積んどったんですわ。
2020年の3月に自分の厩舎を開業した吉岡君は、トゥインクルリーフを使った3月15日(日)の中京6Rで、「JRA初出走・初勝利」を飾っとって、他も入れたら、年末までに「14勝・獲得賞金2億4590万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとりました。
2年目やった2021年は、スマッシャーを使ったユニコーンSで初めての重賞勝ちを飾ると、ジャスティンロックを使った京都2歳Sも勝つなど、「27勝・獲得賞金4億7586万円」っちゅう、前の年を大きく上回る成績を残しとったんですわ。
そんでもって一昨年は、「22勝・獲得賞金3億7274万円」っちゅう成績で、2021年を大きく下回ってしもうたんやけど、去年は、「38勝・獲得賞金5億6780万円」っちゅう素晴らしい成績を残して、巻き返しに成功しとります。
それに、今年もエエ流れが続いとって、ブローザホーンを使った宝塚記念で「初のGI勝ち」を飾るなど、先週までに31勝を上げて、稼いだ賞金は「8億9302万円」と、開業してから一番の数字になっとるんで、今の吉岡君は、「この勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が5億円の有馬記念にブローザホーンとか、特別レースに3頭を登録してきましたんで、ワシが吉岡君やったら、どれも気合いを入れて仕上げますわ。
2024/12/17
オーストラリアのゴールドコーストで英会話などの勉強を…
深山雅史調教師(美浦)
主な管理馬:
ウインマーベル(2024年京王杯SCなど)
今週の主な登録馬:
ウインマーベル(阪神C)
ブロンディール(グッドラックHC)
担当者:調教師情報部 元調教師N
深山雅史(ふかやま・まさし)君は、東京都中央区の出身で、お父さんは、紙の卸売などを手掛けている、「株式会社深山」という会社の社長さんなんですよ。
小学校から高校まで野球をやっていた深山君は、立教大学の理学部物理学科に進んで、レスリング部に入っていたそうですが、友達の影響で競馬が大好きになったことから、「この世界で働きたい」と思うようになったそうです。
実際、大学の時から、春休みを使って北海道の牧場で馬のことを勉強するための研修を受けていたそうですし、お父さんのツテで知り合った、2016年に定年で調教師を引退した橋口弘次郎さんから、「競馬の世界に入るなら調教師を目指した方がいい」というアドバイスを受けていたそうですよ。
大学を卒業してからの深山君は、オーストラリアのゴールドコーストにある「トレインテック2000」という学校に入って、そこで1年半くらい、馬のことや英会話を勉強して、日本に帰ってきてからは、「ノーザンファーム」(住所:北海道勇払郡安平町早来源武275)で2年くらい働いていました。
その後、2004年の7月に競馬学校の厩務員課程に入った彼は、次の年の2月から伊藤正徳厩舎で調教厩務員をやって、2011年から調教助手をやって、15年くらいずっと伊藤厩舎で働いていたんですよ。
深山君が伊藤厩舎にいた時には、2005年のマイラーズCなど重賞を4つ勝ったローエングリンや、2009年と2010年のアメリカJCCなど重賞を3つ勝ったネヴァブションなどがいましたから、こうやって走る馬を間近で見られたことが、いい経験になったのでしょう。
8回目の挑戦だった2018年の12月、めでたく調教師の試験に受かった深山君は、2019年の3月、定年で引退した伊藤正徳さんの厩舎を引き継ぐ形で自分の厩舎を開業しています。
最初の年は、「5勝・獲得賞金8588万円」という成績でしたけど、その後の3年間は、
2020年→7勝・獲得賞金1億0695万円
2021年→8勝・獲得賞金1億3625万円
2022年→16勝・獲得賞金3億9564万円
といった形で、順調に成績を伸ばしていて、特に一昨年は、ウインマーベルを使った葵Sで初めての重賞勝ちを飾っていました。
ただ、去年は、ウインマーベルで阪神Cを勝ちましたけど、全部で14勝しか上げられなかったこともあって、稼いだ賞金が「3億3310万円」と、一昨年を下回ってしまったんですよ。
でも、今年は流れが良くなっていて、ウインマーベルで阪急杯と京王杯SCを勝つなど、先週までに稼いだ賞金が「3億5009万円」と、去年を上回っていますし、暮れまでに「4555万円」を稼げば、開業してから一番だった一昨年の数字を超えられますので、今の深山君は、「管理馬を使うレースは全て勝ちたい」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が6700万円の阪神Cにウインマーベル、1着賞金が1550万円のグッドラックHCにブロンディールを登録していますので、私が深山君でしたら、どっちも全力で仕上げますね。
主な管理馬:
ウインマーベル(2024年京王杯SCなど)
今週の主な登録馬:
ウインマーベル(阪神C)
ブロンディール(グッドラックHC)
担当者:調教師情報部 元調教師N
深山雅史(ふかやま・まさし)君は、東京都中央区の出身で、お父さんは、紙の卸売などを手掛けている、「株式会社深山」という会社の社長さんなんですよ。
小学校から高校まで野球をやっていた深山君は、立教大学の理学部物理学科に進んで、レスリング部に入っていたそうですが、友達の影響で競馬が大好きになったことから、「この世界で働きたい」と思うようになったそうです。
実際、大学の時から、春休みを使って北海道の牧場で馬のことを勉強するための研修を受けていたそうですし、お父さんのツテで知り合った、2016年に定年で調教師を引退した橋口弘次郎さんから、「競馬の世界に入るなら調教師を目指した方がいい」というアドバイスを受けていたそうですよ。
大学を卒業してからの深山君は、オーストラリアのゴールドコーストにある「トレインテック2000」という学校に入って、そこで1年半くらい、馬のことや英会話を勉強して、日本に帰ってきてからは、「ノーザンファーム」(住所:北海道勇払郡安平町早来源武275)で2年くらい働いていました。
その後、2004年の7月に競馬学校の厩務員課程に入った彼は、次の年の2月から伊藤正徳厩舎で調教厩務員をやって、2011年から調教助手をやって、15年くらいずっと伊藤厩舎で働いていたんですよ。
深山君が伊藤厩舎にいた時には、2005年のマイラーズCなど重賞を4つ勝ったローエングリンや、2009年と2010年のアメリカJCCなど重賞を3つ勝ったネヴァブションなどがいましたから、こうやって走る馬を間近で見られたことが、いい経験になったのでしょう。
8回目の挑戦だった2018年の12月、めでたく調教師の試験に受かった深山君は、2019年の3月、定年で引退した伊藤正徳さんの厩舎を引き継ぐ形で自分の厩舎を開業しています。
最初の年は、「5勝・獲得賞金8588万円」という成績でしたけど、その後の3年間は、
2020年→7勝・獲得賞金1億0695万円
2021年→8勝・獲得賞金1億3625万円
2022年→16勝・獲得賞金3億9564万円
といった形で、順調に成績を伸ばしていて、特に一昨年は、ウインマーベルを使った葵Sで初めての重賞勝ちを飾っていました。
ただ、去年は、ウインマーベルで阪神Cを勝ちましたけど、全部で14勝しか上げられなかったこともあって、稼いだ賞金が「3億3310万円」と、一昨年を下回ってしまったんですよ。
でも、今年は流れが良くなっていて、ウインマーベルで阪急杯と京王杯SCを勝つなど、先週までに稼いだ賞金が「3億5009万円」と、去年を上回っていますし、暮れまでに「4555万円」を稼げば、開業してから一番だった一昨年の数字を超えられますので、今の深山君は、「管理馬を使うレースは全て勝ちたい」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が6700万円の阪神Cにウインマーベル、1着賞金が1550万円のグッドラックHCにブロンディールを登録していますので、私が深山君でしたら、どっちも全力で仕上げますね。
2024/12/17
オルフェーヴルの調教を付けとったんですわ
吉村圭司調教師(栗東)
主な管理馬:
オオバンブルマイ(2023年ゴールデンイーグルなど)
エアアンセム(2018年函館記念)
ダッシングブレイズ(2017年エプソムC)
クイーンズリング(2016年エリザベス女王杯など)
今週の主な登録馬:
エイシンスポッター(阪神C)
オフトレイル(阪神C)
ヴェルミセル(グレイトフルS)
インブロリオ(万両賞)
担当者:調教師情報部 元調教師I
吉村圭司君は、熊本の荒尾競馬(2011年に廃止)で40年以上も調教師をやっとって、2000年に引退するまで、1310勝を上げとった吉村務さんの息子なんや。
小さい頃から競馬が身近やった吉村君は、早くからこの道に進もうと決めとったそうで、中学を卒業する時には、JRA競馬学校の騎手課程に受かっとったんやけど、体が大きくなって、減量が厳しいっちゅうことで、入学を辞退したんですわ。
競馬学校に入る直前の辞退やったから、すぐ高校には入れんで、一年間は荒尾で持ち乗りの仕事をしとったんやけど、その後は、荒尾市にある定時制の学校に入って、卒業してからは、オジュウチョウサンやビービーガルダンとかを生産したことでお馴染みの「坂東牧場」(住所:北海道沙流郡日高町85-1)で、一年半ぐらい働いとったんや。
その頃の「坂東牧場」は、1995年のチューリップ賞を勝ったユウキビバーチェや、1997年の高松宮杯を勝ったシンコウキングとかが、放牧のために使っとりましたな。
そんで吉村君は、1996年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月からは飯田明弘厩舎で厩務員をやって、12月からは調教助手をやって、それから7年間、飯田厩舎で経験を積んで、2004年の3月に、開業したばっかりやった池江泰寿君の厩舎に移ったんですわ。
吉村君は、池江厩舎で調教助手をやっとった頃に、ドリームジャーニーやオルフェーヴルとか、走る馬の調教を付けとったんで、ホンマにエエ経験になったんでしょうな。
2010年の12月、めでたく調教師の試験に受かった吉村君は、池江厩舎で技術調教師として経験を積んで、2012年の3月に自分の厩舎を開業しとります。
開業した年は、池江君から引き継いだポップアイコンで初勝利を上げるなど、「9勝・獲得賞金1億4998万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとったし、その後は、
2013年→13勝・獲得賞金2億0829万円
2014年→27勝・獲得賞金3億9056万円
2015年→20勝・獲得賞金4億4595万円
2016年→27勝・獲得賞金5億3006万円
っちゅう形で順調に数字を伸ばしとって、特に2016年は、クイーンズリングを使ったエリザベス女王杯で初めてGIを勝つなど、初めて賞金が5億円を超えとったんや。
せやけど、その後は、
2017年→19勝・獲得賞金4億8823万円
2018年→28勝・獲得賞金4億8696万円
2019年→22勝・獲得賞金4億1938万円
2020年→18勝・獲得賞金3億2021万円
2021年→22勝・獲得賞金3億6523万円
っちゅう形で成績が伸び悩んどったから、一昨年の吉村君は、「キッチリ巻き返さなアカン」と考えとったんでしょうな。
実際、一昨年は、オオバンブルマイで京王杯2歳Sを勝つなど、「29勝・獲得賞金5億4855万円」っちゅう、勝ち星と賞金のどっちも2021年までと比べてかなりエエ数字やったんですわ。
それに、去年も勢いが続いとって、オオバンブルマイを使ったオーストラリアのゴールデンイーグルを勝って、525万豪ドル(約5億円)の賞金を稼いどるし、JRAでは、ハヤブサナンデクンを使ったマーチS、オオバンブルマイを使ったアーリントンCを勝つなど、全部で30勝を上げて、稼いだ賞金は「6億6179万円」と、今までで一番の数字やったんや。
ただ、今年は状況が大きく変わっとって、オフトレイルでラジオNIKKEI賞を勝っとるんやけど、先週までに22勝しかできとらんこともあって、稼いだ賞金が「5億2038万円」と、まだ去年の8割にも達しとらんので、今の吉村君は、「少しでも去年の数字に近付けたい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が6700万円の阪神Cにエイシンスポッターとオフトレイル、1着賞金が1840万円のヴェルミセルなど、特別レースに4頭を登録してきましたんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。
主な管理馬:
オオバンブルマイ(2023年ゴールデンイーグルなど)
エアアンセム(2018年函館記念)
ダッシングブレイズ(2017年エプソムC)
クイーンズリング(2016年エリザベス女王杯など)
今週の主な登録馬:
エイシンスポッター(阪神C)
オフトレイル(阪神C)
ヴェルミセル(グレイトフルS)
インブロリオ(万両賞)
担当者:調教師情報部 元調教師I
吉村圭司君は、熊本の荒尾競馬(2011年に廃止)で40年以上も調教師をやっとって、2000年に引退するまで、1310勝を上げとった吉村務さんの息子なんや。
小さい頃から競馬が身近やった吉村君は、早くからこの道に進もうと決めとったそうで、中学を卒業する時には、JRA競馬学校の騎手課程に受かっとったんやけど、体が大きくなって、減量が厳しいっちゅうことで、入学を辞退したんですわ。
競馬学校に入る直前の辞退やったから、すぐ高校には入れんで、一年間は荒尾で持ち乗りの仕事をしとったんやけど、その後は、荒尾市にある定時制の学校に入って、卒業してからは、オジュウチョウサンやビービーガルダンとかを生産したことでお馴染みの「坂東牧場」(住所:北海道沙流郡日高町85-1)で、一年半ぐらい働いとったんや。
その頃の「坂東牧場」は、1995年のチューリップ賞を勝ったユウキビバーチェや、1997年の高松宮杯を勝ったシンコウキングとかが、放牧のために使っとりましたな。
そんで吉村君は、1996年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月からは飯田明弘厩舎で厩務員をやって、12月からは調教助手をやって、それから7年間、飯田厩舎で経験を積んで、2004年の3月に、開業したばっかりやった池江泰寿君の厩舎に移ったんですわ。
吉村君は、池江厩舎で調教助手をやっとった頃に、ドリームジャーニーやオルフェーヴルとか、走る馬の調教を付けとったんで、ホンマにエエ経験になったんでしょうな。
2010年の12月、めでたく調教師の試験に受かった吉村君は、池江厩舎で技術調教師として経験を積んで、2012年の3月に自分の厩舎を開業しとります。
開業した年は、池江君から引き継いだポップアイコンで初勝利を上げるなど、「9勝・獲得賞金1億4998万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとったし、その後は、
2013年→13勝・獲得賞金2億0829万円
2014年→27勝・獲得賞金3億9056万円
2015年→20勝・獲得賞金4億4595万円
2016年→27勝・獲得賞金5億3006万円
っちゅう形で順調に数字を伸ばしとって、特に2016年は、クイーンズリングを使ったエリザベス女王杯で初めてGIを勝つなど、初めて賞金が5億円を超えとったんや。
せやけど、その後は、
2017年→19勝・獲得賞金4億8823万円
2018年→28勝・獲得賞金4億8696万円
2019年→22勝・獲得賞金4億1938万円
2020年→18勝・獲得賞金3億2021万円
2021年→22勝・獲得賞金3億6523万円
っちゅう形で成績が伸び悩んどったから、一昨年の吉村君は、「キッチリ巻き返さなアカン」と考えとったんでしょうな。
実際、一昨年は、オオバンブルマイで京王杯2歳Sを勝つなど、「29勝・獲得賞金5億4855万円」っちゅう、勝ち星と賞金のどっちも2021年までと比べてかなりエエ数字やったんですわ。
それに、去年も勢いが続いとって、オオバンブルマイを使ったオーストラリアのゴールデンイーグルを勝って、525万豪ドル(約5億円)の賞金を稼いどるし、JRAでは、ハヤブサナンデクンを使ったマーチS、オオバンブルマイを使ったアーリントンCを勝つなど、全部で30勝を上げて、稼いだ賞金は「6億6179万円」と、今までで一番の数字やったんや。
ただ、今年は状況が大きく変わっとって、オフトレイルでラジオNIKKEI賞を勝っとるんやけど、先週までに22勝しかできとらんこともあって、稼いだ賞金が「5億2038万円」と、まだ去年の8割にも達しとらんので、今の吉村君は、「少しでも去年の数字に近付けたい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が6700万円の阪神Cにエイシンスポッターとオフトレイル、1着賞金が1840万円のヴェルミセルなど、特別レースに4頭を登録してきましたんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。