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発信者:調教師情報部・元調教師S
掲載日:2025/12/27 (土) 19:07
対象レース:2025/12/28(日)中山11R・有馬記念
見出し:北海道の門別にある生産牧場が実家なんですわ
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今日の中山大障害は、佐々木晶三君が使とったネビーイームが2着でしたな。

佐々木君は、来年の1月15日(木)が70歳の誕生日で、その後、定年で引退することが決まっとるから、ネビーイームには、「最後に大きいレースを勝ちたい」っちゅう思いを込めとった筈なんで、「ホンマに悔しい2着」やったんやろ。

そんでもって今回は、高柳大輔君が有馬記念に使う、ミュージアムマイルのことを報告しとくで。

北海道の門別にある実家が生産牧場っちゅうことで、小さい頃から馬の世話を手伝っとった高柳大輔君は、京都産業大学の馬術部におった1999年には、全日本学生馬術大会に出場しとりました。

そうそう、2011年の1月に美浦で厩舎を開業しとる高柳瑞樹君は、大輔君の兄で、年は2つ違いやな。

大学を卒業した後の大輔君は、ノーザンファームで働いてから、2003年の7月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月から大久保龍志厩舎で厩務員をやって、次の月からは調教助手をやっとりました。

2005年の5月からは、安田隆行厩舎で調教助手をやって、調教師の試験に受かった2016年まで、ずっとそこで経験を積んどったし、その頃、安田厩舎には、トランセンドやカレンチャンやロードカナロアやグレープブランデーがおって、こういう走る馬を間近で見とったんですわ。

2016年の12月、調教師の試験に受かった大輔君は、それから開業するまで、矢作芳人厩舎と角居勝彦厩舎と音無秀孝厩舎で技術調教師をやって、馬の仕上げ方や、厩舎をやりくりする方法とか、色んなことを教わっとったんや。

2018年の3月に自分の厩舎を開業した大輔君は、その年の暮れまでに、「13勝・獲得賞金1億9773万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとりました。

その後も、大輔君の厩舎は、

2019年→17勝・獲得賞金3億2805万円
2020年→18勝・獲得賞金3億7357万円
2021年→27勝・獲得賞金6億0811万円

っちゅう形で順調に成績を伸ばしとったし、特に2021年は、テーオーケインズを使ったアンタレスSで初めて重賞を勝つと、この馬でチャンピオンズCと地方交流G1の帝王賞を勝っとったし、ソリストサンダーを使った武蔵野Sも勝っとったんですわ。

そんで、2022年は、「25勝・獲得賞金5億4465万円」と、2021年の数字を下回ってしもうたんやけど、一昨年は、サウンドビバーチェで阪神牝馬Sを勝つなど、「28勝・獲得賞金6億8108万円」っちゅう成績で、勝利数が今までで一番の数字やったんですわ。

ただ、去年は、テンハッピーローズでヴィクトリアマイルを勝つなど、全部で27勝を上げたんやけど、一昨年に10勝もしとった特別レースが4勝だけやったこともあって、稼いだ賞金が「5億2966万円」と、一昨年を大きく下回っとったから、今年を迎えるにあたって、大輔君は巻き返しに燃えとったんやろうな。

実際、今年は…
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発信者:調教師情報部・元調教師N
掲載日:2025/12/27 (土) 17:51
対象レース:2025/12/28(日)阪神11R・ギャラクシーS
見出し:全日本馬術選手権で優勝していますね
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どうもこんにちは。

今回は、尾形和幸厩舎がギャラクシーSに使う、ユキマルについての報告となります。

宮城県出身の尾形君は、中学1年生の時に馬術を始めて、仙台育英高校に進んで馬術部に入ると、3年生の時に全日本馬術選手権で優勝していましたし、中央大学に進んだ後も、馬術部の中心メンバーとして活躍していたんですよ。

大学を卒業してからは、2003年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月から加藤征弘厩舎で厩務員をやって、8月には調教助手として久保田貴士厩舎に移って、2012年の12月に調教師の試験に受かるまで、ずっと久保田厩舎に所属していました。

尾形君がいた頃の久保田厩舎には、2008年の根岸Sなど、重賞を3勝したワイルドワンダーや、2009年のラジオNIKKEI賞を勝ったストロングガルーダなどがいましたから、こういった走る馬を間近で見られたのは、彼にとっていい経験になったのでしょう。

そして、2013年の3月に自分の厩舎を開業した尾形君は、カラダレジェンドを使った京王杯2歳Sで初めて重賞を勝つなど、その年は暮れまでに、「10勝・獲得賞金1億3346万円」という成績を残していましたし、その後も、2年目は12勝、3年目は15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていて、4年目だった2016年は、「23勝・獲得賞金3億5134万円」という、開業してから一番の成績を残していたんですよ。

でも、それからは伸び悩んでいて、去年までの7年間は、

2017年→11勝・獲得賞金2億2820万円
2018年→10勝・獲得賞金1億5878万円
2019年→11勝・獲得賞金1億7765万円
2020年→11勝・獲得賞金1億8053万円
2021年→12勝・獲得賞金1億7894万円
2022年→7勝・獲得賞金1億6165万円
2023年→12勝・獲得賞金1億9730万円

と書けば分かる通り、物足りない数字が続いていました。

もちろん、去年の尾形君は、巻き返しに燃えていたのでしょうし、実際、去年は、21勝を上げて、稼いだ賞金が「2億8016万円」と、過去7年間を大きく上回っていたんですよ。

それに…
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発信者:調教師情報部・元調教師Y
掲載日:2025/12/26 (金) 20:36
対象レース:2025/12/27(土)阪神11R・阪神C
見出し:親父さんがイブキマイカグラを管理しとったんですわ
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来月には、「第30回LG杯朝鮮日報棋王戦」の決勝が開催されますな。

これは、三番勝負になっとる囲碁の国際棋戦で、この大会を優勝した経験がある韓国の申旻埈(シン・ミンジュン)九段と、今年、史上3人目の五冠を達成した日本の一力遼九段が対局するんで、1月12日(月)に行われる第一局が今から楽しみなんや。

まあ、ワシも何かと忙しいんで、ボチボチ本題に入るんやけど、今回は、中尾秀正君が阪神Cに使う、ヨシノイースターについての話をしとくで。

秀正君は、1990年の阪神3歳Sを勝ったイブキマイカグラや、2003年のジャパンダートダービーを勝ったビッグウルフなどを管理しとって、2009年の2月に調教師を引退した中尾正さんの長男で、1996年の桜花賞を勝ったファイトガリバーなどでお馴染みやった中尾謙太郎さん(2004年に引退)と、1997年の皐月賞とダービーを勝ったサニーブライアンなどでお馴染みやった中尾銑治(せんじ)さん(2006年に引退・故人)は、伯父にあたりますな。

そんな競馬一家に生まれた秀正君は、当たり前のように、「自分もこの世界で働きたい」と考えるようになって、1985年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月から親父さんの厩舎で厩務員をやって、11月からは調教助手をやっとりました。

2002年、調教師の試験に受かった秀正君は、2004年の3月に厩舎を開業しとって、同期には、秀正君と同じく親父さんが調教師やった池江泰寿君がいますな。

秀正君は、開業した年に8勝、2年目に15勝を上げると、3年目やった2006年には、「31勝・獲得賞金4億3740万円」っちゅう、今までで一番の成績を残しとって、2007年には、ビッググラスを使った根岸Sで初めての重賞勝ちを飾っとったし、その後も、CBC賞を連覇したマジンプロスパーとかがよう走ったんで、2017年までは、ほとんどの年で3億円以上の賞金を稼いどったんや。

2018年からの3年間は、勝利数が一気に減ってしもうて、賞金も3億円を大きく下回っとったんやけど、その後は、

2021年→21勝・獲得賞金3億4295万円
2022年→25勝・獲得賞金4億2614万円

っちゅう形で巻き返しに成功しとりました。

ただ、一昨年と去年は、

2023年→17勝・獲得賞金3億2706万円
2024年→16勝・獲得賞金3億2436万円

っちゅう成績で、2022年までの数字を下回っとったし…
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発信者:調教師情報部・関西育成牧場従業員S
掲載日:2025/12/26 (金) 19:45
対象レース:2025/12/27(土)中山11R・ホープフルSなど
見出し:「好走の可能性が十分にある」という話を聞きました
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相変わらず仕事が忙しいもので、報告が遅くなり、申し訳ございません。

早速、本題に入りますと、昨日と本日は、仕事の合間に、付き合いの長い外厩施設の関係者と連絡を取り合い、その際には…
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発信者:調教師情報部・栗東記者F
掲載日:2025/12/26 (金) 16:23
対象レース:2025/12/28(日)中山11R・有馬記念
見出し:ヴィクトワールピサのドバイ遠征に同行しとりましたな
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まいど。

今週の有馬記念では、今野貞一先生が使う、エキサイトバイオが気になっとります。

大阪府八尾市出身の今野先生は、奈良県の奈良市にある帝塚山大学に通っとった頃、知り合いに誘われたことがきっかけで、どんどん競馬が好きになって、その延長で体験乗馬をやってみたら、それがかなり楽しかったんで、「馬に関わる仕事がしたい」と考えるようになったそうですな。

ただ、そん時は20歳を超えとって、騎手になるのは年齢制限で無理やったから、調教助手を目指したんやけど、競馬学校の厩務員課程に入るには、3年以上の牧場経験が必要やったんで、大学を出た後、茨城県の牛久市にあった「プリンスホースパーク」と、栃木県の那須塩原市にある「鍋掛牧場」で働いとって、その後は、滋賀県の甲賀市にある「信楽牧場」で4年くらい働いて、馬のことを学んどりました。

そんで、2004年の3月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の1月から大久保龍志厩舎で厩務員をやって、その1ヶ月後からは調教助手をやって、2006年の4月からは、宮本博厩舎で調教助手をやっとりましたな。

2010年の12月、2回目の挑戦で調教師試験に受かった今野先生は、そん時、まだ33歳やったんで、周りのみんなが「若いのに大したもんや」って感心しとりましたわ。

試験に受かってからの今野先生は、「新しいことに挑戦したい」っちゅう考えで、技術調教師として角居勝彦厩舎に所属して、ヴィクトワールピサのドバイ遠征に同行しとったし、世界を股に掛けて活躍しとった角居先生の下で、馬のことだけやなくて、厩舎についての色んなことを学んどりました。

で、今野先生は、2012年の3月に自分の厩舎を開業しとって、その年にいきなり「11勝・獲得賞金2億1519万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとったし、それから2022年まで、

2013年→12勝・獲得賞金2億1925万円
2014年→18勝・獲得賞金2億8985万円
2015年→13勝・獲得賞金2億8947万円
2016年→16勝・獲得賞金2億9238万円
2017年→16勝・獲得賞金2億6106万円
2018年→27勝・獲得賞金3億9596万円
2019年→17勝・獲得賞金2億8201万円
2020年→24勝・獲得賞金3億3914万円
2021年→24勝・獲得賞金4億9045万円
2022年→25勝・獲得賞金4億0167万円

っちゅう形で順調に実績を積み重ねとります。

ただ、一昨年と去年は、

2023年→13勝・獲得賞金3億0056万円
2024年→19勝・獲得賞金3億5493万円

っちゅう形で2022年の成績を大きく下回っとったんですわ。

せやから…
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