「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2026/03/09
麻布大学を出てから「ノーザンファーム」で働いていたんですよ
宮田敬介調教師(美浦)

主な管理馬:
ブレイディヴェーグ(2023年エリザベス女王杯など)
エピファニー(2024年小倉大賞典)
インダストリア(2023年ダービー卿CT)
ダンシングプリンス(2021年カペラSなど)

今週の主な登録馬:
ドゥラドーレス(金鯱賞)
ルールザウェイヴ(アネモネS)

担当者:調教師情報部 元調教師M

宮田敬介君は、茨城県日立市の出身で、家族や親戚に競馬関係者がいた訳ではなくて、お父さんが旅行会社のJTBに務めているサラリーマン家庭で、3人兄弟の長男として育ちました。

そのお父さんが大の競馬好きで、「サンデーレーシング」や「社台レースホース」といった一口馬主クラブの会員になっていて、幼稚園の頃から何度もお父さんと中山競馬場に行っていて、出資していた馬を応援するために、家族で新潟競馬場まで行ったこともあったそうですよ。

こういう環境で育った宮田君が競馬を大好きになったのは、小学生の頃、福島県のいわき市にある「JRA競走馬総合研究所」のリハビリテーションセンターに行った時、そこで休養していたオグリキャップと会えたことがきっかけで、その後、オグリキャップの引退レースを見て、「調教師になりたい」と考えるようになったそうです。

地元の茨城高校を卒業した後、神奈川県の相模原市にある麻布大学の獣医学部に進んだ宮田君は、馬術部に入って、ここで馬乗りを覚えたそうで、大学を卒業した後は、2003年の4月から、お父さんの縁で大学時代に研修したことがあった「ノーザンファーム」(住所:北海道勇払郡安平町早来源武275)で働いて、ここにいた2年半の間に、まだデビューしていなかったディープインパクトの調教を担当していたと聞いています。

ちなみに宮田君は、今、「ノーザンファーム天栄」(住所:福島県岩瀬郡天栄村小川字中曽根1)の場長をやっている木實谷(きみや)雄太君と、「ノーザンファーム」の同期です。

2005年の10月に競馬学校の厩務員課程に入った宮田君は、次の年の4月から栗田博憲厩舎で厩務員をやって、2009年の7月からは田島俊明厩舎で調教助手をやっていました。

2014年の3月に国枝栄厩舎に移ると、それから、2018年に調教師の試験に受かるまでずっとここにいましたし、技術調教師になってから、自分の厩舎を開業するまでの間も、国枝厩舎で色んなことを学んでいたんですよ。

国枝厩舎では、2014年の朝日杯FSと2015年の富士Sを勝ったダノンプラチナを担当していましたし、アーモンドアイがデビューする前の調教にも乗っていて、この馬がドバイターフに出た時も現地に帯同していました。

2020年の3月に自分の厩舎を開業した宮田君は、それから年末までに、「16勝・獲得賞金1億7797万円」という、1年目としてはまずまずの成績を残していましたし、こうやっていいスタートを切れたのは、国枝厩舎で学んだことをしっかりと活かせているからなのでしょうね。

開業2年目だった2021年は、ダンシングプリンスを使ったカペラSで初めて重賞を勝つなど、全部で14勝を上げて、稼いだ賞金は「3億5418万円」と、前の年を大きく上回っていましたし、2022年は、JRAで残した成績が、「31勝・獲得賞金4億6852万円」という、開業3年目としては文句ナシの数字でした。

それに2022年は、海外と地方でも、ダンシングプリンスを使ったリヤドダートスプリント(サウジアラビアのG3)と北海道スプリントCとJBCスプリントを勝っていて、この3戦で2億円以上の賞金を稼いでいます。

そして2023年は、インダストリアを使ったダービー卿CTを勝って、ブレイディヴェーグを使ったエリザベス女王杯で初めてJRAのGIを勝つなど、全部で28勝を上げて、稼いだ賞金が「6億2737万円」と、2022年の数字を大きく上回っていたんですよ。

ただ、一昨年は、29勝を上げましたけど、小倉大賞典を勝ったエピファニーと、府中牝馬Sを勝ったブレイディヴェーグ以外の馬があまり活躍できなかったこともあって、稼いだ賞金が「5億5212万円」と、2023年を下回ってしまいました。

もちろん、去年の宮田君は巻き返しに燃えていたのでしょうし、実際、去年は、アドマイヤマツリを使った福島牝馬Sを勝つなど、30勝を上げていて、稼いだ賞金が「6億5623万円」と、開業してから一番の数字でしたし、今年もいい流れが続いていて、ゾロアストロできさらぎ賞を勝つなど、先週までに6勝を上げて、稼いだ賞金が「1億6858万円」と、去年の同じ時期(3月9日【日】まで)の「1億1706万円」を大きく上回っています。

ですから、今の宮田君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。

そんな中、今週は、1着賞金が6700万円の金鯱賞にドゥラドーレス、1着賞金が2100万円のアネモネSにルールザウェイヴを登録していますから、「どっちも勝負懸かり」と私は見ています。

2026/03/09
2回も「調教師リーディング1位」になっとるんですわ
杉山晴紀調教師(栗東)

主な管理馬:
ルガル(2024年スプリンターズSなど)
ジャスティンパレス(2023年天皇賞・春など)
デアリングタクト(2020年オークスなど)
ケイティブレイブ(2018年JBCクラシックなど)

今週の主な登録馬:
ジョバンニ(金鯱賞)
ジャスティンアース(コーラルS)
ヨヒーン(房総特別)
シャドウマスター(ゆきやなぎ賞)

担当者:調教師情報部 元調教師T

1981年に神奈川県で生まれた杉山晴紀君は、家族や親戚に関係者がおった訳やなくて、親父さんがサラリーマンっちゅう普通の家庭で育ったそうや。

彼が中学生の頃は、JRAの売上げが4兆円を超えとった時代で、競馬に興味がある同級生が何人もおったから、杉山君もレースを見るようになったそうやな。

中学3年生の時、ダンスインザダークが勝った1996年の菊花賞を見て、「競馬の世界で働きたい」って思うようになった杉山君は、最初、乗り役を目指しとったんやけど、それには体が重過ぎたんで、結局、中学校の終わり頃から調教助手を目指すようになって、実際、そのことを中学校の卒業アルバムに書いとったそうですわ。

でもって彼は、中学校を卒業したら、そのまま牧場で働いて、競馬学校に行くつもりやったけど、ご両親から「高校だけは出ておきなさい」と言われたんで、地元の公立高校に通いながら、毎日、乗馬クラブで練習しとったそうやな。

高校を卒業してから、すぐに「小松温泉牧場」(石川県小松市・現在の小松トレーニングセンター)で研修生として働き始めた杉山君は、競馬学校の厩務員課程に受かった2004年までの4年間をここで過ごしたんですわ。

その頃は、2000年の武蔵野Sなどを勝ったサンフォードシチーや、2002年の産経大阪杯など重賞を3勝したサンライズペガサスとかが調整に来とって、彼も乗っとったそうやな。

で、2004年の7月から武宏平厩舎で厩務員をやって、8月から調教助手をやって、2014年の2月に武さんが定年で引退してからは、高橋康之厩舎におったんや。

武厩舎でスリーロールスを担当しとった杉山君は、この馬が2009年の菊花賞を勝ったことがきっかけで、「調教師になりたい」と本気で思うようになって、それからは、調教師になるため、厩舎の仕事をしながら猛勉強して、5回目の挑戦やった2015年の12月に、めでたく試験に受かったんですわ。

この後、杉山君は、厩舎の開業が2年待ちになる予定やったけど、馬に蹴られて大ケガをしてしもうた日吉正和君が勇退することになったんで、日吉厩舎の馬とスタッフを丸々引き継ぐ形で、2016年の10月21日(金)に自分の厩舎を開業しとります。

結局、2016年は開業が遅かったんで、年末までが「3勝・獲得賞金5462万円」っちゅう成績やったけど、2017年は、「18勝・獲得賞金2億7649万円」と、一気に数字を伸ばしとりました。

それから、2023年までの6年間は、

2018年→19勝・獲得賞金4億8159万円
2019年→30勝・獲得賞金5億7709万円
2020年→42勝・獲得賞金11億4271万円
2021年→37勝・獲得賞金8億0939万円
2022年→47勝・獲得賞金11億7224万円
2023年→55勝・獲得賞金15億6006万円

っちゅう形で、2021年以外は賞金が「右肩上がり」になっとって、2020年にはデアリングタクトで牝馬三冠を勝っとるし、2023年は、初めて「調教師リーディング1位」になっとったんや。

ただ、一昨年は、53勝を上げたんやけど、調教師リーディングでは、55勝を上げて1位やった矢作芳人厩舎に2勝の差を付けられた3位やったし、根岸Sと武蔵野Sを勝ったエンペラーワケアと、シルクロードSとスプリンターズSを勝ったルガル以外の馬がイマイチやったこともあって、稼いだ賞金が「14億3402万円」と、2023年を下回ってしもうたんですわ。

もちろん、去年の杉山君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、去年は、ロブチェンでホープフルSを勝つなど、重賞を5勝して、他も入れたら、全部で61勝を上げて、2回目の「調教師リーディング1位」になっとったし、稼いだ賞金が「18億1795万円」と、開業してから一番の数字やったんや。

それに、今年もエエ流れが続いとって、ゲルチュタールで日経新春杯を勝つなど、先週までに12勝を上げて、「調教師リーディング」では1位になっとるし、稼いだ賞金が「2億4434万円」と、去年の同じ時期(3月9日【日】まで)の「2億1811万円」を上回っとるんですわ。

もちろん、今の杉山君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。

こういった中、今週は、1着賞金が6700万円の金鯱賞にジョバンニ、1着賞金が2400万円のコーラルSにジャスティンアースなど、4頭を特別レースに登録してきましたんで、ワシが杉山君やったら、どれも気合いを入れて仕上げますわ。

2026/03/09
マルゼンスキーに乗っている写真が厩舎に飾ってあります
本間忍調教師(美浦)

主な管理馬:
ブレスジャーニー(2016年東京スポーツ杯2歳Sなど)

今週の主な登録馬:
ラストスマイル(スプリングS)

担当者:調教師情報部 元調教師N

本間忍君は、1976年に、当時、東京競馬場にあった郷重彦厩舎から乗り役としてデビューしていました。

この厩舎と言えば、マルゼンスキーを管理していたことがあまりにも有名ですし、本間君も、この馬にはかなり思い入れがあるようで、確か、今でも本間厩舎の応接室には、彼がマルゼンスキーに乗っている写真が飾ってあります。

デビューしてからの本間君は、サニーブライアンでお馴染みの中尾銑治(せんじ)厩舎などに所属していて、1988年にフリーになって、乗り役を引退した1997年までに、全部で77勝を上げていました。

本間君が引退を決めたのは、乗り役としての大先輩だった岡部幸雄さんに、「調教師になる道もあるんだぞ」と言われたことがきっかけです。

引退した後、本間君は、菅原泰夫厩舎で調教助手をやって、調教師の試験に受かった2000年までずっとここにいました。

菅原泰夫さんと言えば、ダービーと皐月賞を勝ったカブラヤオーや、桜花賞とオークスを勝ったテスコガビーの主戦騎手だったことが有名ですね。

2002年に自分の厩舎を開業した本間君は、最初の年が8勝、2003年が4勝、2004年と2005年が7勝と、なかなか勝ち星を伸ばせなかったのですが、2006年に11勝を上げて、初めて2ケタに乗せると、2009年には、今までで一番の「15勝・獲得賞金3億2260万円」という成績を残していたんですよ。

開業15年目だった2016年には、ブレスジャーニーを使ったサウジアラビアRCで初めて重賞を勝つと、この馬で東京スポーツ杯2歳Sも勝って、結局、この年は、「12勝・獲得賞金2億2856万円」というまずまずの成績を残していました。

でも、それからは数字が伸び悩んでいて、去年までの5年間も、

2021年→7勝・獲得賞金1億1847万円
2022年→6勝・獲得賞金8091万円
2023年→4勝・獲得賞金1億0767万円
2024年→5勝・獲得賞金1億1568万円
2025年→9勝獲得賞金1億5238万円

という物足りない成績が続いています。

それに、今年も悪い流れが続いていて、先週までに2勝しか上げられていませんし、稼いだ賞金が「2638万円」と、まだ去年の2割にも達していませんから、今の本間君は、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。

そんな中、今週は、1着賞金が5400万円のスプリングSにラストスマイルを登録していますので、「勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に本間君がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せませんね。

2026/03/09
去年はJRAだけで「515戦」もしとるんや
矢作芳人調教師(栗東)

主な管理馬:
フォーエバーヤング(2025年ブリーダーズCクラシックなど)
ラヴズオンリーユー(2021年ブリーダーズCフィリー&メアターフなど)
コントレイル(2020年ダービーなど)
リスグラシュー(2019年有馬記念など)

今週の主な登録馬:
テルヒコウ(スプリングS・ゆきやなぎ賞)
ビダーヤ(コーラルS)
ホウオウアートマン(難波S)

担当者:調教師情報部 元調教師S

地方の大井競馬で調教師をやっとって、2000年から2009年まで、「全国公営競馬調教師連合会」の会長を務めとった矢作和人さんの息子として生まれた矢作芳人君は、毎年、東京大学に何人も合格者を出しとる開成高校を卒業した後、大学には行かんで競馬の世界に入ると、オーストラリアで馬のことを勉強して、それからは、皆さんもよう知っとるように、菅谷禎高(さだたか)厩舎とかで調教助手をやっとりましたな。

矢作君は、厩舎を開業した2005年に15勝を上げると、5年目やった2009年には、47勝を上げて調教師リーディング2位と、早い内から順調に実績を積み重ねとったんですわ。

しかも彼は、厩舎の仕事で忙しい中、自分の経験を題材にした、「開成調教師」、「開成調教師の仕事」、「馬を語り、馬に学ぶ」っちゅう3冊の本を出しとって、スポーツ紙のコラムも書いとるんやから、物書きの才能もあるんでしょうな。

ちなみに矢作君は、「管理馬をできる限り多くのレースに出して、馬主さんにガッチリ賞金を稼いでもらいたい」っちゅう考えなんで、毎年のように「出走回数1位」を記録しとるんですわ。

実際、去年は、JRAだけで「515戦」もしとって、2番目に多かった清水久詞厩舎は「460戦」と、そこそこ近い数字やったけど、3番目に多かった美浦の斎藤誠厩舎が「417戦」やったんで、どれだけ多かったんかがよう分かりますな。

しかも、矢作君は、レースに馬を使う数が多いだけやなくて、

2011年のNHKマイルCなど、重賞を4勝したグランプリボス

2016年のドバイターフなど、重賞を3勝したリアルスティール

2018年の安田記念と2020年のフェブラリーSなど、重賞を3勝したモズアスコット

2019年の有馬記念など、重賞を6勝したリスグラシュー

2020年の牡馬三冠など、重賞を7勝したコントレイル

2021年のブリーダーズCフィリーズ&メアターフなど、重賞を5勝したラヴズオンリーユー

2021年のブリーダーズCディスタフなど、重賞を5勝したマルシュロレーヌ

2022年のドバイターフと2023年のサウジCなど、重賞を4勝したパンサラッサ

とか、国内だけやなくて、海外でも管理馬をよう活躍させとって、JRAでは、今までにGIを14勝もしとるし、他も入れたら、重賞を59回も勝っとるんやから、ホンマに大したもんですわ。

2014年の矢作君は、「54勝」を上げて、念願の調教師リーディング1位になっとったし、2016年は「57勝」を上げて、また1位になっとりました。

それに、一昨年までの6年間も、JRAで、

2019年→54勝・獲得賞金19億1331万円(調教師リーディング2位)
2020年→53勝・獲得賞金20億3556万円(同1位)
2021年→52勝・獲得賞金16億5818万円(同2位)
2022年→59勝・獲得賞金12億7726万円(同1位)
2023年→51勝・獲得賞金11億0206万円(同2位)
2024年→55勝・獲得賞金13億2907万円(同1位)

と書けば分かる通り、ずっとリーディングの上位に入っとって、特に一昨年は、海外で、フォーエバーヤングを使ったサウジダービー(G3)とUAEダービー(G2)を勝って、148万ドル(約2億2200万円)の賞金を稼いどったし、地方でも、ジャパンダートクラシック(JpnI)を勝って、7000万円の賞金を稼いどって、JRAでは、「5回目の調教師リーディング1位」になっとりましたな。

ただ、去年は少し状況が変わっとって、海外では、シンエンペラーを使ったネオムターフC(G2)と、フォーエバーヤングを使ったサウジC(G1)とブリーダーズCクラシック(G1)を勝って、この3レースで「約23億2000万円」の賞金を稼いだんやけど、JRAでは、重賞で「53戦0勝」っちゅう結果やったこともあって、「45勝・獲得賞金9億8342万円」っちゅう、一昨年と比べたら物足りん成績やったし、「調教師リーディング」では、61勝で1位やった杉山晴紀厩舎に16勝差を付けられた4位やったんですわ。

それに、今年も悪い流れが続いとって、海外では、フォーエバーヤングでサウジC(G1)を勝って、1000万ドル(約15億6733万円)の賞金を稼いどるんやけど、JRAでは、重賞を勝てとらんこともあって、稼いだ賞金が「2億3061万円」と、まだ去年の2割ぐらいなんで、今の矢作君は、「フォーエバーヤング以外の馬でもガッチリ稼ぎたい」と考えとるんやろうな。

そんな中、今週は、1着賞金が5400万円のスプリングSにテルヒコウ(ゆきやなぎ賞にも登録)、1着賞金が2400万円のコーラルSにビダーヤなど、全部で3頭を賞金の高い特別レースに登録しとるんで、どの馬にも注目せなアカンやろ。