「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2026/01/13
お父さんが北島三郎さんの母校で校長を務めていたそうですね
相沢郁調教師(美浦)

主な管理馬:
ヴェルデグリーン(2014年アメリカJCCなど)
ダンスインザモア(2005年スプリングSなど)
ジョウテンブレーヴ(2001年マイラーズCなど)
ウメノファイバー(1999年オークスなど)

今週の主な登録馬:
ライラック(日経新春杯)
オーケーバーディー(アレキサンドライトS)

担当者:調教師情報部 元調教師N

北海道出身の相沢郁(いくお)君は、高校を出てから、神奈川県の相模原市にある麻布大学の獣医学部に進んでいて、その頃、門別の白井牧場でアルバイトをしたことがきっかけで、「JRAの獣医になりたい」と思ったそうですが、その後、「やっぱり調教師になりたい」と思うようになったそうです。

彼がアルバイトをしていた白井牧場と言えば、1998年のフェブラリーSを勝ったグルメフロンティアや、2000年の桜花賞を勝ったチアズグレイスなどを生産したことでお馴染みですね。

ちなみに、相沢君のお父さんは高校の先生で、北島三郎さんの母校、函館西高校の校長を務めたことがあるそうですよ。

1986年の11月から、前田禎(ただし)厩舎で調教助手をやっていた相沢君は、1997年に38歳で調教師の試験に受かって、次の年に自分の厩舎を開業するまで、ずっと前田厩舎に所属していました。

前田厩舎と言えば、1993年の関屋記念と京王杯AHを勝ったマイスタージンガーや、1998年の毎日杯と京都4歳特別を勝ったミラクルタイムなどでお馴染みですね。

1998年に開業してから、相沢君の厩舎は、その年の11月に、ウメノファイバーを使った京王杯3歳Sで早くも重賞を勝つと、次の年にも、ウメノファイバーでクイーンCとオークスを勝つなど、今までにJRAの重賞を20勝しています。

2014年の相沢厩舎は、ヴェルデグリーンでアメリカJCCを勝つなど、全部で18勝を上げて、「5億7189万円」という、今までで一番の賞金を稼いでいましたし、2019年は、エメラルファイトでスプリングS、ブラックホールで札幌2歳Sを勝つなど、2012年と並んで一番多い29勝を上げて、「5億0600万円」の賞金を稼いでいました。

でも、その後の6年間は、

2020年→21勝・獲得賞金4億3069万円
2021年→10勝・獲得賞金3億0009万円
2022年→21勝・獲得賞金3億9150万円
2023年→17勝・獲得賞金3億2990万円
2024年→12勝・獲得賞金2億4363万円
2025年→20勝・獲得賞金3億5297万円

と書けば分かる通り、成績が伸び悩んでいますから、今年の相沢君は、巻き返しに燃えているのでしょう。

そんな中、今週は、1着賞金が5700万円の日経新春杯にライラック、1着賞金が1870万円のアレキサンドライトSにオーケーバーディーを登録してきましたので、「どっちも勝負懸かり」と私は見ていますし、実際にどう仕上げてくるのか、最後まで注目したいところですね。

2026/01/13
京都産業大学の馬術部に入っとったんや
高柳大輔調教師(栗東)

主な管理馬:
ミュージアムマイル(2025年皐月賞など)
テンハッピーローズ(2024年ヴィクトリアマイル)
サウンドビバーチェ(2023年阪神牝馬S)
テーオーケインズ(2021年チャンピオンズCなど)

今週の主な登録馬:
パラディオン(京成杯)

担当者:調教師情報部 元調教師S

門別の実家が生産牧場っちゅうことで、小さい頃から馬の世話を手伝っとった高柳大輔君は、京都産業大学の馬術部におった1999年には、全日本学生馬術大会に出場しとりました。

そうそう、2011年の1月に美浦で厩舎を開業しとる高柳瑞樹君は、大輔君の兄で、年は2つ違いやな。

大学を卒業した後の大輔君は、ノーザンファームで働いてから、2003年の7月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月から大久保龍志厩舎で厩務員をやって、次の月からは調教助手をやっとったんや。

2005年の5月からは、安田隆行厩舎で調教助手をやって、調教師の試験に受かった2016年まで、ずっとそこで経験を積んどったし、その頃、安田厩舎には、トランセンドやカレンチャンやロードカナロアやグレープブランデーがおって、こういう走る馬を間近で見とったんですわ。

そんで、2016年の12月に調教師の試験に受かった大輔君は、それから開業するまで、矢作芳人厩舎と角居勝彦厩舎と音無秀孝厩舎で技術調教師をやって、馬の仕上げ方や、厩舎をやりくりする方法とか、色んなことを教わっとりましたな。

2018年の3月に自分の厩舎を開業した大輔君は、その年の暮れまでに、「13勝・獲得賞金1億9773万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとりました。

その後も、大輔君の厩舎は、

2019年→17勝・獲得賞金3億2805万円
2020年→18勝・獲得賞金3億7357万円
2021年→27勝・獲得賞金6億0811万円

っちゅう形で順調に成績を伸ばしとったし、2021年は、テーオーケインズを使ったアンタレスSで初めて重賞を勝つと、この馬でチャンピオンズCと地方交流G1の帝王賞を勝っとったし、ソリストサンダーを使った武蔵野Sも勝っとったんですわ。

そんで、2022年は、「25勝・獲得賞金5億4465万円」と、2021年の数字を下回ってしもうたんやけど、2023年は、サウンドビバーチェで阪神牝馬Sを勝つなど、「28勝・獲得賞金6億8108万円」っちゅう素晴らしい成績を残しとったんや。

ただ、一昨年は、テンハッピーローズでヴィクトリアマイルを勝つなど、全部で27勝を上げたんやけど、JRAと地方と海外で7億円近い賞金を稼いどったテーオーケインズが、2023年の12月に引退しとったこともあって、稼いだ賞金が「5億2966万円」と、前の年を大きく下回っとったから、去年の大輔君は、巻き返しに燃えとったんやろ。

実際、去年は、GIを2勝するなど、全部で28勝を上げて、稼いだ賞金が「13億6817万円」と、開業してから一番の数字になっとるんですわ。

そんな訳で、今年の大輔君は、「去年の勢いを止めたくない」と考えとるんやろうし、今週は、1着賞金が4100万円の京成杯にパラディオンを登録してきましたんで、気合いを入れて仕上げてくるやろうな。

2026/01/13
オグリキャップとホーリックスのジャパンCを見て…
奥村武調教師(美浦)

主な管理馬:
ノースブリッジ(2024年札幌記念など)
ホウオウビスケッツ(2024年函館記念)
キミワクイーン(2023年函館スプリントS)
クールキャット(2021年フローラS)

今週の主な登録馬:
マイネルケレリウス(日経新春杯)
アッカン(京成杯)

担当者:調教師情報部 元調教師O

奥村武君は、東京都板橋区の出身で、周りに競馬関係者がいた訳ではないんですが、「13歳の時、オグリキャップとホーリックスが叩き合った1989年のジャパンCを見て、競馬に興味を持った」と話しています。

アイネスフウジンが勝った1990年のダービーは、お母さんと一緒に見ていたそうで、その時、心の底から競馬が好きになって、中学2年生の頃には騎手を目指していたそうですが、身長が伸びてしまい、体重を落とせなくなってしまったので、騎手になることを諦めたそうです。

その後は、普通に会社勤めをしようと思って、1999年に芝浦工業大学の工学部金属工学科を卒業したんですが、「やっぱり馬に関わりたい」と思って、北海道の浦河にある育成牧場の「ディアレストクラブ」で働いて、2001年の10月、競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の4月から高橋義博厩舎で厩務員をやって、2003年の2月から国枝栄厩舎で調教助手をやっていました。

奥村君が国枝厩舎にいた時には、2010年の牝馬三冠など、GIを5つも勝ったアパパネを担当していて、彼自身、「その時の経験は自分にとって大きな財産だ」と言っていましたし、「国枝先生の教えはすごく勉強になった」とも言っていましたね。

三度目の挑戦だった2013年の12月に、調教師の試験に受かった奥村君は、次の年の3月に自分の厩舎を開業していて、2017年には、ライジングリーズンを使ったフェアリーSで初めて重賞を勝っていましたし、2018年には、「25勝・獲得賞金3億8236万円」という成績を残していたんですよ。

そして、2019年は「10勝・獲得賞金2億1167万円」、2020年は「19勝・獲得賞金2億6851万円」という物足りない成績でしたけど、その後の3年間は、

2021年→21勝・獲得賞金3億3100万円
2022年→27勝・獲得賞金4億7575万円
2023年→30勝・獲得賞金6億2091万円

という、右肩上がりの成績になっていて、特に2023年は、ノースブリッジでアメリカJCCを勝って、キミワクイーンで函館スプリントSを勝つなど、勝利数と賞金のどちらも開業してから一番の数字でした。

ただ、一昨年は、全部で14勝しかできなかったことや、函館記念を勝ったホウオウビスケッツと、札幌記念を勝ったノースブリッジ以外の馬があまり活躍できなかったこともあって、稼いだ賞金が「4億5780万円」と、2023年を大きく下回ってしまったんですよ。

それに、去年も悪い流れが続いていて、18勝を上げましたけど、重賞を勝てなかったこともあって、稼いだ賞金が「3億5653万円」と、一昨年を大きく下回ってしまいましたから、今年を迎えるにあたって、奥村君は、巻き返しに燃えていたのでしょうし、実際、今年は、カラマティアノスを使った中山金杯を勝って、幸先のいいスタートを切っていますから、今の奥村君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。

こういった中、今週は、1着賞金が5700万円の日経新春杯にマイネルケレリウス、1着賞金が4100万円の京成杯にアッカンを登録してきましたので、「どっちも勝負懸かり」と私は見ています。

2026/01/13
実家が北海道の門別にある生産牧場なんですわ
庄野靖志調教師(栗東)

主な管理馬:
レッドアンシェル(2020年北九州記念など)
スワーヴリチャード(2019年ジャパンCなど)
プールヴィル(2019年フィリーズレビュー)
リッジマン(2018年ステイヤーズS)

今週の主な登録馬:
サブマリーナ(日経新春杯)
ウィップスティッチ(小倉山特別)

担当者:調教師情報部 元調教師I

庄野靖志君は、1987年の阪神牝馬特別を勝ったシヨノリーガルや、1991年の中日新聞杯を勝ったショウリテンユウなどを生産したことで有名な、北海道の門別にある「庄野牧場」で、少し前まで代表をやっとった、庄野昭彦さんの次男なんですわ。

今の「庄野牧場」は、兄の宏志さんが後を継いどるんやけど、元々は、靖志君も親父さんと同じように牧場の仕事をしようと思っとったそうで、高校を出た後は、日本大学の獣医学部に進学しとりました。

日本大学の獣医学部っちゅうたら、靖志君の他にも、ダービーを勝ったアイネスフウジンや、天皇賞・秋を勝ったオフサイドトラップとかを管理しとった加藤修甫さんや、NHKマイルCなどを勝ったタイキフォーチュンや、2002年と2003年の根岸Sを勝って、交流重賞でも大活躍したサウスヴィグラスとかを管理しとった高橋祥泰(よしやす)君とかが卒業しとりますな。

靖志君は、大学を卒業して実家に戻ってから、調教師として、1979年のダービーと1981年の天皇賞・春を勝ったカツラノハイセイコや、1988年の桜花賞を勝ったアラホウトクとかを管理しとった大叔父の庄野穂積さんに馬のことを教わっとったそうで、そん時に、「将来は調教師になる」と決めたそうですわ。

そんで、1996年に競馬学校の厩務員課程を出てから、マーメイドSを勝ったシャイニンレーサーや、ウインターSを勝ったマチカネワラウカドとかを管理しとった高橋隆厩舎で10年ほど調教助手をやって、2006年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。

初めの年こそ、使った頭数が少なかったんで4勝止まりやったけど、2年目は10勝、3年目も10勝、4年目は12勝と順調に勝ち星を伸ばしとったし、2019年までの5年間は、

2015年→22勝・獲得賞金4億2838万円
2016年→29勝・獲得賞金4億7630万円
2017年→15勝・獲得賞金5億0574万円
2018年→26勝・獲得賞金7億3989万円
2019年→24勝・獲得賞金8億3866万円

っちゅう安定した成績を残しとって、特に2019年は、プールヴィルを使ったフィリーズレビューと、レッドアンシェルを使ったCBC賞と、スワーヴリチャードを使ったジャパンCを勝つなど、今までで一番の賞金を稼いどりました。

その後は、

2020年→16勝・獲得賞金3億8886万円
2021年→19勝・獲得賞金3億5371万円
2022年→12勝・獲得賞金2億7421万円
2023年→19勝・獲得賞金3億6108万円

っちゅう形で成績が伸び悩んでしもうたんやけど、一昨年は、スウィープフィートを使ったチューリップ賞を勝つなど、全部で19勝を上げて、稼いだ賞金が「5億1878万円」と、2023年までを大きく上回って、巻き返しに成功しとったし、去年は、重賞を2勝したこともあって、稼いだ賞金が「4億9373万円」と、一昨年と同じくらいの数字やったんですわ。

もちろん、今年の庄野君は、「去年までの勢いを止めたくない」と考えとるんやろうな。

そんな中、今週は、1着賞金が5700万円の日経新春杯にサブマリーナ、1着賞金が1580万円の小倉山特別にウィップスティッチを登録しとるんやから、どっちも注目せなアカンやろ。