「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2024/05/20
今年は海外の重賞を2勝しとるんやけど…
矢作芳人調教師(栗東)

主な管理馬:
パンサラッサ(2023年サウジCなど)
ラヴズオンリーユー(2021年ブリーダーズCフィリー&メアターフなど)
コントレイル(2020年ダービーなど)
リスグラシュー(2019年有馬記念など)

今週の主な登録馬:
シンエンペラー(ダービー)
ミスタージーティー(ダービー・白百合S)
サンセットクラウド(目黒記念・むらさき賞)
アウェイキング(葵S)
スコールユニバンス(安土城S)
サンライズジーク(欅S)
ミスティックロア(桃山S)
ホウオウフウジン(桃山S)
バトルハーデン(葉山特別)

担当者:調教師情報部 元調教師S

地方の大井競馬で調教師をやっとって、2000年から2009年まで、「全国公営競馬調教師連合会」の会長を務めとった矢作和人さんの息子として生まれた矢作芳人君は、毎年、東京大学に何人も合格者を出しとる開成高校を卒業した後、大学には行かんで競馬の世界に入ると、オーストラリアで馬のことを勉強して、それからは、皆さんもよう知っとるように、菅谷禎高(さだたか)厩舎とかで調教助手をやっとりましたな。

矢作君は、厩舎を開業した2005年に15勝を上げると、5年目やった2009年に、47勝を上げて調教師リーディング2位になっとったし、2013年の7月28日(日)には、「今までで2番目の早さ」でJRA通算300勝を達成したんですわ。

しかも彼は、厩舎の仕事で忙しい中、自分の経験を題材にした、「開成調教師」、「開成調教師の仕事」、「馬を語り、馬に学ぶ」っちゅう3冊の本を出しとって、スポーツ紙のコラムも書いとるんやから、物書きの才能もあるんでしょうな。

ちなみに矢作君は、「管理馬をできる限り多くのレースに出して、馬主さんにガッチリ賞金を稼いでもらいたい」っちゅう考えなんで、毎年のように「出走回数1位」を記録しとるんですわ。

実際、去年はJRAだけで「507戦」もしとって、2番目に多い清水久詞厩舎は「479戦」と、かなり近い数字やったけど、3番目に多い美浦の斎藤誠厩舎が「376戦」やったんやから、どれだけ多かったんがよう分かりますな。

2014年の矢作君は、「54勝」を上げて、念願の調教師リーディング1位になっとったし、2016年は「57勝」を上げて、また1位になっとりました。

そんで、2021年までの3年間も、

2019年→54勝・獲得賞金19億1331万円(調教師リーディング2位)
2020年→53勝・獲得賞金20億3556万円(同1位)
2021年→52勝・獲得賞金16億5818万円(同2位)

っちゅうエエ成績を残しとって、特に2021年は、ラヴズオンリーユーを使ったブリーダーズCフィリーズ&メアターフや、マルシュロレーヌを使ったブリーダーズCディスタフとか、海外でG1を4勝もしとったし、一昨年も矢作君の厩舎は勢いが続いとって、JRAで、「重賞4勝を含む59勝・獲得賞金12億7726万円」っちゅう成績を残して、「四度目のリーディング1位」になっとって、海外でも、パンサラッサを使ったドバイターフとか、重賞を4勝もしとったんや。

それに去年は、パンサラッサを使ったサウジCを勝って、このレースだけで1000万ドル(約13億5000万円)を稼いどったし、JRAでは、51勝を上げたんやけど、リーディングは、55勝でトップやった杉山晴紀厩舎と4勝差の2位で終わっとって、前の年に4勝しとった重賞を、一つしか勝っとらんこともあって、稼いだ賞金が「11億0206万円」と、一昨年を大きく下回ってしもうたんですわ。

そんでもって今年は、フォーエバーヤングを使ったサウジダービー(G3)とUAEダービー(G2)を勝って、148万ドル(約2億2200万円)の賞金を稼いで、JRAでは、先週までに22勝を上げて、調教師リーディングは1位になっとるんやけど、重賞を勝っとらんこともあって、稼いだ賞金が「4億0589万円」と、去年の同じ時期(5月21日【日】まで)の「4億6227万円」を下回っとるんや。

もちろん、今の矢作君は、「早く巻き返さなアカン」と考えとるんやろ。

そんな中、今週は、

1着賞金が3億円のダービー
シンエンペラー
ミスタージ―ティー(白百合Sにも登録)

1着賞金が5700万円の目黒記念
サンセットクラウド(むらさき賞にも登録)

1着賞金が4100万円の葵S
アウェイキング

1着賞金が2700万円の安土城S
スコールユニバンス

など、全部で9頭を特別レースに登録してきましたんで、どの馬にも注目しとった方がエエやろうな。

2024/05/20
北海道の浦河にある「武田ステーブル」で働いとったんですわ
小栗実調教師(栗東)

主な管理馬:
特になし


今週の主な登録馬:
ナナオ(葵S)
シロン(安土城S・渡月橋S)

担当者:調教師情報部 元調教師T

1987年に岐阜県で生まれた小栗実君は、中学生の時、グラスワンダーが勝った有馬記念を見て、「厩務員になりたい」と思ったそうで、中学を出てからは、馬のことを勉強するために、動物科学科がある県立の岐阜農林高校に入って、卒業してからは、アイルランドで研修を受けて経験を積んで、帰国してからは、北海道の浦河にある「武田ステーブル」で3年半くらい働いて、2010年の1月、JRA競馬学校の厩務員課程に入ったんや。

競馬学校を出てからは、鈴木孝志厩舎で厩務員と調教助手をやって、2021年の12月に、7回目の挑戦でめでたく調教師の試験に受かって、去年の3月に自分の厩舎を開業しとって、それから暮れまでに、「15勝・獲得賞金2億3194万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとりました。

そんで今年は、先週までに7勝を上げて、稼いだ賞金が「1億3973万円」と、もう去年の6割ぐらいになっとるんで、もちろん、今の小栗君は、「この勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろ。

そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の葵Sにナナオ、1着賞金が2700万円の安土城Sにシロン(渡月橋Sにも登録)を登録しとるんで、どっちも気合いを入れて仕上げてくるやろうな。

それと、小栗君の厩舎は、さっき書いた通り、去年の3月に開業したばかりっちゅうこともあって、まだ重賞を勝てとらんから、葵Sに登録しとるナナオには、「この馬で初めての重賞勝ちを」っちゅう思いも込められとるとワシは見とります。


2024/05/20
2015年のダービーと皐月賞を勝っているんですよ
堀宣行調教師(美浦)

主な管理馬:
カフェファラオ(2022年フェブラリーSなど)
サリオス(2019年朝日杯FSなど)
サトノクラウン(2017年宝塚記念など)
モーリス(2016年天皇賞・秋など)

今週の主な登録馬:
ゴンバデカーブース(ダービー)
ダノンエアズロック(ダービー)
シュトルーヴェ(目黒記念)
シアージスト(欅S)
サトノフウジン(ディープインパクトC)
ジェイパームス(むらさき賞)

担当者:調教師情報部 元調教師M

千葉県市川市出身の堀宣行(のりゆき)君は、日本大学の商学部に通っている時に、実家から近かった中山競馬場で、誘導馬の世話をするアルバイトをしていたんですよ。

大学を出た後は、電気設備工事などをやっていることで有名な「関電工」(本社所在地:東京都港区芝浦)で、経理の仕事をしていたんですが、1991年に、「関電工」を辞めて競馬学校の厩務員課程に入ったように、中山競馬場でアルバイトをしていた頃から、「馬に関わる仕事をしたい」という気持ちがあったのでしょう。

競馬学校を出てからの堀君は、諏訪富三厩舎で厩務員をやって、二ノ宮敬宇(よしたか)厩舎で調教助手をやって、2003年に自分の厩舎を開業しました。

初めの年は、「6勝・獲得賞金1億2370万円」という成績でしたけど、次の年に、「16勝・獲得賞金2億2801万円」と大きく数字を伸ばすと、2005年からは、ずっと20勝以上をキープしていますし、ビーナスラインを使った2006年の函館スプリントSで初めて重賞を勝った堀君は、キンシャサノキセキを使った2010年の高松宮記念で初めてGIを勝っていて、その後も、ドゥラメンテを使った2015年のダービーと皐月賞を勝つなど、今までにJRAで、「GIの15勝を含めて重賞を72勝」という実績を残しています。

それに海外でも、モーリスやネオリアリズムなどでG1を6勝もしているのですから、本当に大したものです。

2015年は、ドゥラメンテやモーリスなどがよく走りましたから、JRAで「重賞8勝を含む54勝・獲得賞金15億2485万円」という成績を残して、初めて「調教師リーディング1位」になっていました。

でも、その後は、

2016年→44勝・獲得賞金13億0934万円(リーディング5位)
2017年→48勝・獲得賞金11億3661万円(同4位)
2018年→49勝・獲得賞金7億4753万円(同5位)
2019年→54勝・獲得賞金9億7056万円(同2位)
2020年→48勝・獲得賞金12億0988万円(同3位)
2021年→35勝・獲得賞金8億2426万円(同14位)
2022年→34勝・獲得賞金11億3958万円(同18位)

と書けば分かる通り、「リーディング1位」を逃し続けていますし、特に2021年と一昨年は、「リーディングのトップ10」にも入れなかったんですよ。

もちろん、去年の堀君は、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょうし、実際、タスティエーラでダービーを勝つなど、重賞を4勝、他も入れたら38勝を上げて、稼いだ賞金が「14億1416万円」と、一昨年の数字を大きく上回っていましたし、調教師リーディングも9位になっていました。

そして今年もいい流れが続いていて、チャックネイトを使ったアメリカJCCを勝つなど、先週までに重賞を3勝していますし、他も入れたら21勝を上げていて、調教師リーディングは3位で、稼いだ賞金が「5億2455万円」と、去年の同じ時期(5月23日【日】まで)の「5億1752万円」を上回っています。

もちろん、今の堀君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうし、そんな中、今週は、1着賞金が3億円のダービーにゴンバデカーブースとダノンエアズロック、1着賞金が5700万円の目黒記念にシュトルーヴェ、1着賞金が2200万円の欅Sにシアージストなど、特別レースに6頭を登録してきましたので、どの馬もメイチに仕上げてくるでしょうね。

2024/05/20
乗り役時代に重賞を10勝しとりますな
上村洋行調教師(栗東)

主な管理馬:
ベラジオオペラ(2024年大阪杯など)
アイアンバローズ(2023年ステイヤーズS)
ウィリアムバローズ(2024年東海S)

今週の主な登録馬:
ガロンヌ(葵S)
モンシュマン(葵S)

担当者:調教師情報部 元調教師I

「親父さんが厩務員」っちゅう家庭で育った上村洋行君は、1977年の桜花賞やエリザベス女王杯などを勝ったインターグロリアや、1995年のセントウルSなどを勝ったビコーペガサスとかを管理しとった柳田次男厩舎から、1992年に乗り役としてデビューしとって、この年に、トシグリーンに乗った京王杯AHで初めて重賞を勝っとったし、全部で40勝を上げて、「最多勝利新人騎手」を受賞しとりましたな。

その後も、ナムラコクオーに乗った1993年のラジオたんぱ杯3歳Sと1994年のシンザン記念と1996年のプロキオンSを勝つとか、順調に実績を積み重ねとったんやけど、「黄斑上ぶどう膜炎」っちゅう目の病気にかかってしもうて、そん時は乗り役を引退することも考えたそうや。

2004年に4回も手術を受けた上村君は、その後、めでたく病気が治って、また順調に実績を積み重ねとったし、2008年には、スリープレスナイトに乗ったスプリンターズSで、初めてGIを勝っとりましたな。

そんで、重賞を10勝、通算で570勝っちゅう実績を残して、2014年に乗り役を引退しとります。

引退した時の上村君は40歳と、まだまだ乗り役としてバリバリ活躍できる年齢やったけど、前の年に受けた調教師試験に落ちてしもうて、「本気で調教師を目指すには、乗り役との両立は難しい」と考えたそうや。

それからは、池添兼雄厩舎で調教助手をやりながら、毎日8時間の勉強を続けて、5回目の挑戦やった2017年の12月に、めでたく調教師の試験に合格しとりました。

試験に受かってからは、技術調教師として、2021年の2月に引退した角居勝彦君の厩舎で、色んなことを学んどりましたな。

2019年の3月に自分の厩舎を開業した上村君は、それから年末までに、「10勝・獲得賞金1億9691万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとったし、その後の4年間も、

2020年→19勝・獲得賞金2億2195万円
2021年→25勝・獲得賞金4億2467万円
2022年→32勝・獲得賞金4億8978万円
2023年→40勝・獲得賞金8億6367万円

っちゅう形で、成績が完全に「右肩上がり」になっとって、特に去年は、ベラジオオペラを使ったスプリングSで、調教師としては初めて重賞を勝つと、その後も、ステイヤーズSとチャレンジCを勝っとるんですわ。

それに、今年もエエ流れが続いとって、ベラジオオペラを使った大阪杯で初めてのGI勝ちを飾っとるし、ウィリアムバローズを使った東海Sも勝つなど、先週までに20勝を上げて、「調教師リーディング」は4位になっとるし、稼いだ賞金が「6億4567万円」と、もう去年の7割以上になっとります。

もちろん、今の上村君は、「この勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろうし、今週は、1着賞金が4100万円の葵Sにガロンヌとモンシュマンを登録しとるんで、「どっちも勝負懸かり」と考えておくべきやろ。