「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2026/04/06
ミルファームの代表が慶応大学の同期なんですよ
手塚貴久調教師(美浦)

主な管理馬:
マスカレードボール(2025年天皇賞・秋など)
ユーバーレーベン(2021年オークス)
シュネルマイスター(2021年NHKマイルCなど)
フィエールマン(2019年天皇賞・春など)

今週の主な登録馬:
ディアダイヤモンド(桜花賞)
マイネルクリソーラ(大阪-ハンブルクC)
レイユール(花見山特別)

担当者:調教師情報部 元調教師N

栃木県出身の手塚貴久君は、地方の宇都宮競馬(2005年3月に廃止)で調教師をやっていた手塚佳彦さんの長男で、佳彦さんは、足利競馬場と宇都宮競馬場で29連勝したドージマファイターを管理していたことでお馴染みですね。

お父さんの仕事を考えると意外ですが、手塚君は、ほとんど馬と関わらずに育ったそうで、慶応大学(本部所在地:東京都港区三田2-15-45)の商学部を卒業する前には、大手飲料メーカーなど、いくつかの会社から内定をもらっていて、そのままサラリーマンになる予定だったそうですよ。

でも、大学を卒業する前に、佳彦さんと行った北海道旅行で牧場を回ったのがきっかけで、「競馬の世界で働きたい」と思うようになったそうです。

そして、手塚君の伯父にあたる、ライスシャワーの調教師としてお馴染みの飯塚好次(よしじ)さんに相談したところ、「それならJRAでやった方がいい」と言われて気持ちが決まったそうで、就職の内定を断って、当時、鵡川にあった西山牧場で1年くらい働いて、その後、1989年に競馬学校の厩務員課程に入りました。

ちなみに手塚君は、オーナーブリーダー・「ミルファーム」の代表をやっている清水敏(さとし)さんと大学の同期で仲が良くて、2005年の「三田祭」(慶応大学の学園祭)では、二人で一緒に講演会に出ていたんですよ。

そうそう、手塚君には、二人の息子さんがいて、次男は、2011年の「東日本大震災」で多くの方が被害を受けてしまったのを見て、「復興に関わりたい」と思い、「建築関係の仕事に就く」と決めたそうで、大学院を出て、2019年の4月から東京の会社で働いているそうですよ。

長男の貴徳君は、立教大学に進んでから、「競馬の世界で働きたい」と考えて、馬術部に入ったんですが、経験者ばかりが揃っていた馬術部では、最後までレギュラーになれなかったそうですし、この頃には、診断した医師が、「足を切断しなければならないかも」と考えるほどの大ケガをしてしまったそうです。

それに、貴徳君は、立教大学を卒業して、「ノーザンファーム」で働いてから、競馬学校の厩務員過程に入ったんですが、その在学中にも大ケガをして、卒業が半年遅れになってしまいました。

ただ、それからずっと相沢郁厩舎で調教助手をやっていた貴徳君は、一昨年の12月、めでたく調教師の試験に受かって、今年の3月に同じ美浦で厩舎を開業していますし、このことについて、前に手塚君は、

「私だったら、競馬の世界で働くことを諦めていると思いますが、そういう意味では、本当によく頑張っていると思います」

という話をしていましたよ。

話を本人のことに戻しますと、競馬学校を出た後の手塚君は、相川勝敏厩舎で厩務員をやって、佐藤全弘(まさひろ)厩舎で調教助手をやって、1999年の3月に自分の厩舎を開業しました。

最初の年こそ8勝止まりでしたけど、その後は、2年目が10勝、3年目が15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていて、2004年には30勝を上げていましたし、その後も、2010年が19勝だった以外は、毎年20勝以上しています。

それに、手塚君の厩舎は、開業1年目だった1999年に、ベルグチケットを使ったフェアリーSで初めて重賞を勝っていて、その後も、アルフレードを使った2011年の朝日杯FSや、アユサンを使った2013年の桜花賞や、アジアエクスプレスを使った2013年の朝日杯FSや、フィエールマンを使った2018年の菊花賞と2019年と2020年の天皇賞・春など、今までにJRAで、GIの10勝を含めて重賞を44勝もしていますし、2022年には、ウインマリリンを使った香港ヴァースで、「初めての海外G1勝ち」を飾っているんですよ。

2021年は、シュネルマイスターでNHKマイルC、ユーバーレーベンでオークスを勝つなど、「重賞7勝を含む45勝・獲得賞金13億3529万円」という素晴らしい成績を記録していましたし、2023年は、ソールオリエンスを使った皐月賞など、重賞を3勝、他も入れたら33勝を上げて、「11億7308万円」の賞金を稼いでいました。

ただ、一昨年は流れが悪くなっていて、34勝を上げましたけど、アルテミスSを勝ったブラウンラチェット以外の馬があまり活躍できなかったこともあって、稼いだ賞金が「7億7520万円」と、2023年を大きく下回ってしまったんですよ。

もちろん、去年の手塚君は、巻き返しに燃えていたのでしょうし、実際、去年は、マスカレードボールを使った天皇賞・秋など、重賞を3勝、他も入れたら34勝を上げて、稼いだ賞金が「13億4170万円」という開業してから一番の数字でした。

それに、今年もいい流れが続いていて、アウダーシアを使ったスプリングSなど、重賞を3勝、他も入れたら先週までに14勝を上げて、稼いだ賞金が「3億4530万円」と、去年の同じ時期(4月6日【日】まで)の「1億9771万円」を大きく上回っていますから、今の手塚君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。

そんな中、今週は、1着賞金が1億4000万円の桜花賞にディアダイヤモンドなど、3頭を特別レースに登録していますので、「どれも勝負懸かり」と私は見ています。

2026/04/06
乗り役時代の初勝利が重賞やったな
武幸四郎調教師(栗東)

主な管理馬:
ライトクオンタム(2023年シンザン記念)
セキフウ(2021年兵庫ジュニアグランプリ)
ウォーターナビレラ(2021年ファンタジーS)
ハッピーアワー(2019年ファルコンS)

今週の主な登録馬:
ブラックチャリス(桜花賞)
リリージョワ(桜花賞)
ラーンザロープス(あけぼのS)
エゾダイモン(京橋S)

担当者:調教師情報部 元調教師H

誰でもよう知っとる通り、武幸四郎君は、武豊君の弟で、乗り役としての同期には、

秋山真一郎君:現在は調教師
江田勇亮(ゆうすけ)君:現役
勝浦正樹君:一昨年の4月に引退
武士沢友治君:現在は競馬学校の教官
松田大作君:2023年の12月に引退
村田一誠君:現在は調教師

とかがおって、1997年に、親父さんの武邦彦厩舎からデビューしとったし、初勝利が重賞のマイラーズCっちゅう、派手なデビュー週でしたな。

その後も、ティコティコタックに乗った2000年の秋華賞や、ウインクリューガーに乗った2003年のNHKマイルCや、ソングオブウインドに乗った2006年の菊花賞や、メイショウマンボに乗った2013年のオークスとかを勝っとって、2016年の12月に調教師の試験に受かって、次の年の2月に乗り役を引退するまでに、6つのGIを含めて重賞を28勝、全部で693勝っちゅう実績を残しとったんや。

乗り役を引退してからの幸四郎君は、藤沢和雄厩舎で技術調教師をやって、馬の仕上げ方や、厩舎をやりくりする方法とか、色んなことを教わっとりました。

で、幸四郎君は、2018年の3月に自分の厩舎を開業しとって、調教師としての同期は、高柳大輔君、武英智(ひでのり)君、田中博康君、林徹君、安田翔伍君、和田勇介君の6人ですな。

結局、2018年の幸四郎君は、「16勝・獲得賞金2億7735万円」っちゅう成績を残しとって、これは、同期の中で一番の数字やったし、2019年は、ハッピーアワーを使ったファルコンSで初めての重賞勝ちを飾るなど、「14勝・獲得賞金2億9222万円」っちゅう、2年目としてはまあまあの成績を残しとりました。

そんで、開業3年目やった2020年は、「28勝・獲得賞金4億6492万円」っちゅう成績で、勝ち星と賞金のどっちも大きく伸ばしとったし、2021年は、ウォーターナビレラを使ったファンタジーSを勝つなど、「34勝・獲得賞金5億9270万円」っちゅう素晴らしい成績を残しとったんですわ。

2022年は、「29勝・獲得賞金4億9897万円」っちゅう成績で、2021年を下回ってしもうたんやけど、2023年は、ライトクオンタムを使ったシンザン記念を勝つなど、全部で32勝を上げとって、稼いだ賞金は「6億7887万円」と、今までで一番の数字やったんや。

ただ、一昨年は、全部で25勝に終わっとったこともあって、稼いだ賞金が「5億0634万円」と、2023年を大きく下回っとったし、去年も悪い流れが続いとって、リラエンブレムでシンザン記念を勝って、幸先のエエスタートを切ったんやけど、23勝しかできんかったこともあって、稼いだ賞金が「4億5768万円」と、一昨年を下回ってしもうたから、今年を迎えるにあたって、幸四郎君は巻き返しに燃えとったんやろ。

実際、今年は、マイユニバースで日経賞を勝つなど、重賞を2勝、他も入れたら先週までに11勝を上げて、稼いだ賞金が「2億9130万円」と、もう去年の6割以上になっとるんで、今の幸四郎君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうな。

そんな中、今週は、1着賞金が1億4000万円の桜花賞にブラックチャリスとリリージョワなど、4頭を特別レースに登録しとるんで、ワシが幸四郎君やったら、どれも気合いを入れて仕上げますわ。

それに、幸四郎君は、さっき書いた通り、重賞は勝っとるんやけど、まだGIを勝てとらんので、桜花賞の2頭には、「調教師としては初めてのGI勝ちをここで」っちゅう思いも込められとるんやろうな。

2026/04/06
「ミホ分場」で場長をやっていましたね
黒岩陽一調教師(美浦)

主な管理馬:
アスコリピチェーノ(2025年ヴィクトリアマイルなど)
パッシングスルー(2019年紫苑S)
リッカルド(2016年エルムS)
ミュゼエイリアン(2015年毎日杯)

今週の主な登録馬:
アスコリピチェーノ(阪神牝馬S)
ゴーラッキー(ニュージーランドT)
ワンダラー(卯月S)

担当者:調教師情報部 元調教師M

東京都港区の出身で、競馬とは縁のない環境で生まれ育った黒岩陽一君は、早稲田高校を出た後、日本獣医畜産大学(現在の日本獣医生命科学大学)を卒業しています。

この大学を出ている調教師と言えば、すぐに思い付くのは、

1981年の桜花賞を勝ったブロケードなどでお馴染みだった高松邦男さん
1992年と1993年の安田記念を勝ったヤマニンゼファーや2014年の皐月賞を勝ったイスラボニータなどでお馴染みだった栗田博憲さん(2019年の2月一杯で引退)
2019年のクイーンエリザベス2世Cと香港Cを勝ったウインブライトなどでお馴染みの畠山吉宏君
2010年の中山牝馬Sを勝ったニシノブルームーンなどでお馴染みの鈴木伸尋君
2017年の札幌記念を勝ったサクラアンプルールなどでお馴染みの金成貴史君
2020年の有馬記念などを勝ったクロノジェネシスなどでお馴染みの斉藤崇史君
2022年の天皇賞・春と宝塚記念などを勝ったタイトルホルダーなどでお馴染みの栗田徹君

といった顔触れで、その他、去年の3月に開業して、カナルビーグルを使ったユニコーンSで初めての重賞勝ちを飾った佐藤悠太君も、日本獣医畜産大学の卒業生です。

中学と高校でソフトテニスをやっていた黒岩君は、ナリタブライアンのダービーを見たことがきっかけで、競馬が大好きになって、大学に進んでからは馬術部に入っていましたし、部の監督に藤沢和雄君を紹介してもらったことがきっかけで、卒業した後は、藤沢君が昔からよく使っていた、美浦トレセンから車で10分ほどのところにある外厩施設の「ミホ分場」で2年ほど働いて、その間に、藤沢君から馬の扱い方をしっかり教わったそうで、最後は場長をやっていました。

2007年の4月に、競馬学校の厩務員課程に入った黒岩君は、その後、勢司和浩厩舎と加藤和宏厩舎で厩務員をやって、2008年の4月からは、鹿戸雄一厩舎で調教助手をやって、2011年の12月に、30歳の若さで調教師の試験に受かっています。

それからは、厩舎を開業する時の12馬房を埋めるためと、多くの関係者に顔を覚えてもらう挨拶回りのため、9000円くらいの格安航空券を買って、毎週のように北海道に通っていたんですよ。

そして、2012年の3月に自分の厩舎を開業していて、この年は、レースに使った頭数が少なかったので、1勝しかできなかったんですが、その後は、次の年が3勝、2014年が15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていて、2015年には、ミュゼエイリアンを使った毎日杯で初めて重賞を勝つなど、15勝を上げて、「2億9534万円」の賞金を稼いでいました。

その後も、2017年が「8勝・獲得賞金1億8353万円」という成績だった以外は、毎年、2ケタの勝ち星を上げて、2億円以上の賞金を稼いでいて、去年までの5年間も、

2021年→25勝・獲得賞金3億4176万円
2022年→26勝・獲得賞金4億6703万円
2023年→22勝・獲得賞金5億5946万円
2024年→13勝・獲得賞金5億1543万円
2025年→30勝・獲得賞金5億2831万円

という形で、順調に実績を積み重ねていますし、特に2023年は、アスコリピチェーノを使った阪神ジュベナイルFで初めてのGI勝ちを飾るなど、開業してから一番の賞金を稼いでいたんですよ。

ただ、今年は勢いが止まっていて、先週までに6勝しかできていないこともあって、稼いだ賞金が「9993万円」と、まだ去年の2割にも達していませんから、今の黒岩君は、「大きいレースを勝って一気に巻き返したい」と考えているのでしょう。

そんな中、今週は、1着賞金が5500万円の阪神牝馬Sにアスコリピチェーノ、1着賞金が5400万円のニュージーランドTにゴーラッキーなど、3頭を賞金の高い特別レースに登録していますので、私が黒岩君でしたら、間違いなくどれもメイチに仕上げますね。

2026/04/06
同志社大学の馬術部で大活躍しとったんや
藤原英昭調教師(栗東)

主な管理馬:
シャフリヤール(2021年ダービーなど)
ミスターメロディ(2019年高松宮記念など)
ストレイトガール(2016年ヴィクトリアマイルなど)
エイシンフラッシュ(2010年ダービーなど)

今週の主な登録馬:
ルージュソリテール(阪神牝馬S)
アクートゥス(春雷S)
フルールドール(忘れな草賞)
アメリカンチケット(喜多方特別)
ムジェロ(印西特別)
スタードメイソン(燧ヶ岳特別)

担当者:調教師情報部 元調教師I

藤原英昭君は、同志社大学を卒業してから、フェブラリーSを勝ったチアズアトムや、シンザン記念を勝ったメイショウテゾロなどを管理しとった星川薫さんの厩舎で、ずっと調教助手をやっとって、2001年の2月一杯で星川さんが引退する時に、引き継ぐ形で次の月に自分の厩舎を開業しとります。

藤原君は、大学に通っとった頃、ずっと馬術部に所属しとって、色んな大会で上位に入っとったから、そん時は、明治大学におって、3年続けて全日本学生チャンピオンになった美浦の久保田貴士君と、「西の藤原、東の久保田」と呼ばれとったんや。

藤原君の親父さんの玄房(はるのぶ)さんは、1970年くらいまであった繋駕速歩競走(馬車レース)の乗り役やったし、乗り役を引退した後は、大久保正陽(まさあき)さんの厩舎で厩務員をやって、その頃、ミスターシービーが勝った1983年のダービーで2着やったメジロモンスニーなどを担当しとりました。

もちろん、藤原君は子供の頃から親父さんの仕事振りを見とったんやろうから、この世界に入ったんは当たり前やったんでしょうな。

ちなみに、弟の和男君は調教助手をやっとって、昔は北橋修二厩舎でエイシンプレストンとかを担当しとったし、今は、藤原英昭厩舎におるんですわ。

前に藤原君は、「一戦必勝を厩舎のポリシーにしている」っちゅう話をしとったし、その言葉通り、毎年のように高い勝率を記録しとって、1割8分4厘やった2007年、1割9分9厘やった2008年、1割9分3厘やった2013年と、今までに3回も「最高勝率調教師」を受賞しとります。

それからも、藤原君は順調に実績を積み重ねとって、2018年には、パフォーマプロミスで日経新春杯とアルゼンチン共和国杯を、エポカドーロで皐月賞を勝つなど、58勝を上げて「調教師リーディング1位」になっとったし、開業してから一番多い「15億9068万円」の賞金を稼いどりました。

ただ、それから去年までは、

2019年→35勝・獲得賞金10億0013万円
2020年→38勝・獲得賞金8億2974万円
2021年→30勝・獲得賞金9億1410万円
2022年→41勝・獲得賞金9億5308万円
2023年→33勝・獲得賞金6億4353万円
2024年→38勝・獲得賞金9億4296万円
2025年→40勝・獲得賞金7億6980万円

っちゅう形で、2018年の成績を大きく下回っとるんや。

もちろん、今年を迎えるにあたって、藤原君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、今年は、先週までに17勝を上げて、「調教師リーディング」では3位になっとるし、稼いだ賞金が「3億7194万円」と、もう去年の半分近くになっとります。

せやから、今の藤原君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうな。

そんな中、今週は、1着賞金が5500万円の阪神牝馬Sにルージュソリテール、1着賞金が2700万円の春雷Sにアクートゥスなど、6頭を特別レースに登録してきましたんで、どの馬もキッチリ仕上げてくるとワシは見とるんですわ。