注目調教師
2026/05/25
慶応大学の商学部を卒業しているんですよ
手塚貴久調教師(美浦)
主な管理馬:
マスカレードボール(2025年天皇賞・秋など)
ユーバーレーベン(2021年オークス)
シュネルマイスター(2021年NHKマイルCなど)
フィエールマン(2019年天皇賞・春など)
今週の主な登録馬:
アウダーシア(ダービー)
リアライズシリウス(ダービー)
ハイヤーマーク(葵S)
ジオセントリック(青嵐賞)
ツルマウカタチ(葉山特別)
担当者:調教師情報部 元調教師M
栃木県出身の手塚貴久君は、地方の宇都宮競馬(2005年3月に廃止)で調教師をやっていた手塚佳彦さんの長男で、佳彦さんは、足利競馬場と宇都宮競馬場で29連勝したドージマファイターを管理していたことでお馴染みですね。
お父さんの仕事を考えると意外ですが、手塚君は、ほとんど馬と関わらずに育ったそうで、慶応大学(本部所在地:東京都港区三田2-15-45)の商学部を卒業する前には、大手飲料メーカーなど、いくつかの会社から内定をもらっていて、そのままサラリーマンになる予定だったそうですよ。
でも、大学を卒業する前に、佳彦さんと行った北海道旅行で牧場を回ったのがきっかけで、「競馬の世界で働きたい」と思うようになったそうです。
そして、手塚君の伯父にあたる、ライスシャワーの調教師としてお馴染みの飯塚好次(よしじ)さんに相談したところ、「それならJRAでやった方がいい」と言われて気持ちが決まったそうで、就職の内定を断って、当時、鵡川にあった西山牧場で1年くらい働いて、その後、1989年に競馬学校の厩務員課程に入りました。
ちなみに手塚君は、オーナーブリーダー・「ミルファーム」の代表をやっている清水敏(さとし)さんと大学の同期で仲が良くて、2005年の「三田祭」(慶応大学の学園祭)では、二人で一緒に講演会に出ていたんですよ。
そうそう、手塚君には、二人の息子さんがいて、次男は、2011年の「東日本大震災」で多くの方が被害を受けてしまったのを見て、「復興に関わりたい」と思い、「建築関係の仕事に就く」と決めたそうで、大学院を出て、2019年の4月から東京の会社で働いているそうですよ。
長男の貴徳君は、立教大学に進んでから、「競馬の世界で働きたい」と考えて、馬術部に入ったんですが、経験者ばかりが揃っていた馬術部では、最後までレギュラーになれなかったそうですし、この頃には、診断した医師が、「足を切断しなければならないかも」と考えるほどの大ケガをしてしまったそうです。
それに、貴徳君は、立教大学を卒業して、「ノーザンファーム」で働いてから、競馬学校の厩務員過程に入ったんですが、その在学中にも大ケガをして、卒業が半年遅れになってしまいました。
ただ、それからずっと相沢郁厩舎で調教助手をやっていた貴徳君は、一昨年の12月、めでたく調教師の試験に受かって、今年の3月に同じ美浦で厩舎を開業していますし、このことについて、前に手塚君は、
「私だったら、競馬の世界で働くことを諦めていると思いますが、そういう意味では、本当によく頑張っていると思います」
という話をしていましたよ。
話を本人のことに戻しますと、競馬学校を出た後の手塚君は、相川勝敏厩舎で厩務員をやって、佐藤全弘(まさひろ)厩舎で調教助手をやって、1999年の3月に自分の厩舎を開業しました。
最初の年こそ8勝止まりでしたけど、その後は、2年目が10勝、3年目が15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていて、2004年には30勝を上げていましたし、その後も、2010年が19勝だった以外は、毎年20勝以上しています。
それに、手塚君の厩舎は、開業1年目だった1999年に、ベルグチケットを使ったフェアリーSで初めて重賞を勝っていて、その後も、アルフレードを使った2011年の朝日杯FSや、アユサンを使った2013年の桜花賞や、アジアエクスプレスを使った2013年の朝日杯FSや、フィエールマンを使った2018年の菊花賞と2019年と2020年の天皇賞・春など、今までにJRAで、GIの10勝を含めて重賞を44勝もしていますし、2022年には、ウインマリリンを使った香港ヴァースで、「初めての海外G1勝ち」を飾っているんですよ。
2021年は、シュネルマイスターでNHKマイルC、ユーバーレーベンでオークスを勝つなど、「重賞7勝を含む45勝・獲得賞金13億3529万円」という素晴らしい成績を記録していましたし、2023年は、ソールオリエンスを使った皐月賞など、重賞を3勝、他も入れたら33勝を上げて、「11億7308万円」の賞金を稼いでいました。
ただ、一昨年は流れが悪くなっていて、34勝を上げましたけど、アルテミスSを勝ったブラウンラチェット以外の馬があまり活躍できなかったこともあって、稼いだ賞金が「7億7520万円」と、2023年を大きく下回ってしまったんですよ。
もちろん、去年の手塚君は、巻き返しに燃えていたのでしょうし、実際、去年は、マスカレードボールを使った天皇賞・秋など、重賞を3勝、他も入れたら34勝を上げて、稼いだ賞金が「13億4170万円」という開業してから一番の数字でした。
それに、今年もいい流れが続いていて、アウダーシアを使ったスプリングSなど、重賞を3勝、他も入れたら先週までに21勝を上げて、「調教師リーディング」では4位になっていますし、稼いだ賞金が「5億2422万円」と、去年の同じ時期(5月25日【日】まで)の「3億4904万円」を大きく上回っていますから、今の手塚君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が3億円のダービーにアウダーシアとリアライズシリウス、1着賞金が4100万円の葵Sにハイヤーマークなど、5頭を特別レースに登録していますので、「どれも勝負懸かり」と私は見ています。
主な管理馬:
マスカレードボール(2025年天皇賞・秋など)
ユーバーレーベン(2021年オークス)
シュネルマイスター(2021年NHKマイルCなど)
フィエールマン(2019年天皇賞・春など)
今週の主な登録馬:
アウダーシア(ダービー)
リアライズシリウス(ダービー)
ハイヤーマーク(葵S)
ジオセントリック(青嵐賞)
ツルマウカタチ(葉山特別)
担当者:調教師情報部 元調教師M
栃木県出身の手塚貴久君は、地方の宇都宮競馬(2005年3月に廃止)で調教師をやっていた手塚佳彦さんの長男で、佳彦さんは、足利競馬場と宇都宮競馬場で29連勝したドージマファイターを管理していたことでお馴染みですね。
お父さんの仕事を考えると意外ですが、手塚君は、ほとんど馬と関わらずに育ったそうで、慶応大学(本部所在地:東京都港区三田2-15-45)の商学部を卒業する前には、大手飲料メーカーなど、いくつかの会社から内定をもらっていて、そのままサラリーマンになる予定だったそうですよ。
でも、大学を卒業する前に、佳彦さんと行った北海道旅行で牧場を回ったのがきっかけで、「競馬の世界で働きたい」と思うようになったそうです。
そして、手塚君の伯父にあたる、ライスシャワーの調教師としてお馴染みの飯塚好次(よしじ)さんに相談したところ、「それならJRAでやった方がいい」と言われて気持ちが決まったそうで、就職の内定を断って、当時、鵡川にあった西山牧場で1年くらい働いて、その後、1989年に競馬学校の厩務員課程に入りました。
ちなみに手塚君は、オーナーブリーダー・「ミルファーム」の代表をやっている清水敏(さとし)さんと大学の同期で仲が良くて、2005年の「三田祭」(慶応大学の学園祭)では、二人で一緒に講演会に出ていたんですよ。
そうそう、手塚君には、二人の息子さんがいて、次男は、2011年の「東日本大震災」で多くの方が被害を受けてしまったのを見て、「復興に関わりたい」と思い、「建築関係の仕事に就く」と決めたそうで、大学院を出て、2019年の4月から東京の会社で働いているそうですよ。
長男の貴徳君は、立教大学に進んでから、「競馬の世界で働きたい」と考えて、馬術部に入ったんですが、経験者ばかりが揃っていた馬術部では、最後までレギュラーになれなかったそうですし、この頃には、診断した医師が、「足を切断しなければならないかも」と考えるほどの大ケガをしてしまったそうです。
それに、貴徳君は、立教大学を卒業して、「ノーザンファーム」で働いてから、競馬学校の厩務員過程に入ったんですが、その在学中にも大ケガをして、卒業が半年遅れになってしまいました。
ただ、それからずっと相沢郁厩舎で調教助手をやっていた貴徳君は、一昨年の12月、めでたく調教師の試験に受かって、今年の3月に同じ美浦で厩舎を開業していますし、このことについて、前に手塚君は、
「私だったら、競馬の世界で働くことを諦めていると思いますが、そういう意味では、本当によく頑張っていると思います」
という話をしていましたよ。
話を本人のことに戻しますと、競馬学校を出た後の手塚君は、相川勝敏厩舎で厩務員をやって、佐藤全弘(まさひろ)厩舎で調教助手をやって、1999年の3月に自分の厩舎を開業しました。
最初の年こそ8勝止まりでしたけど、その後は、2年目が10勝、3年目が15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていて、2004年には30勝を上げていましたし、その後も、2010年が19勝だった以外は、毎年20勝以上しています。
それに、手塚君の厩舎は、開業1年目だった1999年に、ベルグチケットを使ったフェアリーSで初めて重賞を勝っていて、その後も、アルフレードを使った2011年の朝日杯FSや、アユサンを使った2013年の桜花賞や、アジアエクスプレスを使った2013年の朝日杯FSや、フィエールマンを使った2018年の菊花賞と2019年と2020年の天皇賞・春など、今までにJRAで、GIの10勝を含めて重賞を44勝もしていますし、2022年には、ウインマリリンを使った香港ヴァースで、「初めての海外G1勝ち」を飾っているんですよ。
2021年は、シュネルマイスターでNHKマイルC、ユーバーレーベンでオークスを勝つなど、「重賞7勝を含む45勝・獲得賞金13億3529万円」という素晴らしい成績を記録していましたし、2023年は、ソールオリエンスを使った皐月賞など、重賞を3勝、他も入れたら33勝を上げて、「11億7308万円」の賞金を稼いでいました。
ただ、一昨年は流れが悪くなっていて、34勝を上げましたけど、アルテミスSを勝ったブラウンラチェット以外の馬があまり活躍できなかったこともあって、稼いだ賞金が「7億7520万円」と、2023年を大きく下回ってしまったんですよ。
もちろん、去年の手塚君は、巻き返しに燃えていたのでしょうし、実際、去年は、マスカレードボールを使った天皇賞・秋など、重賞を3勝、他も入れたら34勝を上げて、稼いだ賞金が「13億4170万円」という開業してから一番の数字でした。
それに、今年もいい流れが続いていて、アウダーシアを使ったスプリングSなど、重賞を3勝、他も入れたら先週までに21勝を上げて、「調教師リーディング」では4位になっていますし、稼いだ賞金が「5億2422万円」と、去年の同じ時期(5月25日【日】まで)の「3億4904万円」を大きく上回っていますから、今の手塚君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が3億円のダービーにアウダーシアとリアライズシリウス、1着賞金が4100万円の葵Sにハイヤーマークなど、5頭を特別レースに登録していますので、「どれも勝負懸かり」と私は見ています。
2026/05/25
親父さんはサダムパテックを管理しとったんや
西園翔太調教師(栗東)
主な管理馬:
特になし
今週の主な登録馬:
タガノアラリア(葵S)
担当者:調教師情報部 元調教師S
1990年に滋賀県で生まれた西園翔太君は、2012年のマイルCSを勝ったサダムパテックとかを管理しとったことでよう知られとって、今年、定年で調教師を引退した西園正都君の長男ですな。
子供の頃、翔太君は、乗り役を目指しとったんやけど、目が悪かったことなどが原因で、乗り役になるのを諦めて、将来の目標を調教師に決めたそうですわ。
そんで、乗馬クラブに通っとった翔太君は、立命館大学(本部の所在地:京都府京都市中京区)でも馬術部に入っとって、そこではキャプテンをやっとりました。
大学を卒業した後の翔太君は、2014年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月から、正都君の厩舎でずっと調教助手をやっとったんですわ。
翔太君がおった頃の西園正都厩舎には、さっき名前を挙げたサダムパテックの他にも、2018年のヴィクトリアマイルを勝ったジュールポレールとか、走る馬が何頭もおったんで、こういう馬達と関われたんやから、翔太君にとってはホンマにエエ経験やったんでしょうな。
4回目の挑戦やった2021年の12月に、31歳の若さでめでたく調教師の試験に受かった翔太君は、藤沢和雄厩舎や矢作芳人厩舎とかで技術調教師をやって、馬の仕上げ方とか、厩舎をやりくりする方法とか、色んなことを教わっとったんや。
そんで、2023年の3月に自分の厩舎を開業した翔太君は、年末までに「12勝・獲得賞金2億3903万円」っちゅう、開業1年目としてはまずまずの成績を残しとったし、一昨年は、「15勝・獲得賞金2億9246万円」っちゅう成績で、2023年の数字を上回っとったんですわ。
それに、去年もエエ流れが続いとって、全部で32勝を上げて、稼いだ賞金は「5億1149万円」と、開業3年目の厩舎としては文句ナシの数字になっとりました。
ただ、今年は勢いが止まっとって、先週までに9勝しかできとらんこともあって、稼いだ賞金が「2億0122万円」と、まだ去年の4割にも達しとらんから、今の翔太君は、「大きいレースを勝って一気に巻き返したい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の葵Sにタガノアラリアを登録してきましたんで、彼の厩舎にとっては、「初めての重賞勝ち」が懸かっとることもあって、「完全に勝負懸かり」とワシは見とるんや。
主な管理馬:
特になし
今週の主な登録馬:
タガノアラリア(葵S)
担当者:調教師情報部 元調教師S
1990年に滋賀県で生まれた西園翔太君は、2012年のマイルCSを勝ったサダムパテックとかを管理しとったことでよう知られとって、今年、定年で調教師を引退した西園正都君の長男ですな。
子供の頃、翔太君は、乗り役を目指しとったんやけど、目が悪かったことなどが原因で、乗り役になるのを諦めて、将来の目標を調教師に決めたそうですわ。
そんで、乗馬クラブに通っとった翔太君は、立命館大学(本部の所在地:京都府京都市中京区)でも馬術部に入っとって、そこではキャプテンをやっとりました。
大学を卒業した後の翔太君は、2014年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月から、正都君の厩舎でずっと調教助手をやっとったんですわ。
翔太君がおった頃の西園正都厩舎には、さっき名前を挙げたサダムパテックの他にも、2018年のヴィクトリアマイルを勝ったジュールポレールとか、走る馬が何頭もおったんで、こういう馬達と関われたんやから、翔太君にとってはホンマにエエ経験やったんでしょうな。
4回目の挑戦やった2021年の12月に、31歳の若さでめでたく調教師の試験に受かった翔太君は、藤沢和雄厩舎や矢作芳人厩舎とかで技術調教師をやって、馬の仕上げ方とか、厩舎をやりくりする方法とか、色んなことを教わっとったんや。
そんで、2023年の3月に自分の厩舎を開業した翔太君は、年末までに「12勝・獲得賞金2億3903万円」っちゅう、開業1年目としてはまずまずの成績を残しとったし、一昨年は、「15勝・獲得賞金2億9246万円」っちゅう成績で、2023年の数字を上回っとったんですわ。
それに、去年もエエ流れが続いとって、全部で32勝を上げて、稼いだ賞金は「5億1149万円」と、開業3年目の厩舎としては文句ナシの数字になっとりました。
ただ、今年は勢いが止まっとって、先週までに9勝しかできとらんこともあって、稼いだ賞金が「2億0122万円」と、まだ去年の4割にも達しとらんから、今の翔太君は、「大きいレースを勝って一気に巻き返したい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の葵Sにタガノアラリアを登録してきましたんで、彼の厩舎にとっては、「初めての重賞勝ち」が懸かっとることもあって、「完全に勝負懸かり」とワシは見とるんや。
2026/05/25
美浦トレセンの診療所で獣医をやっていましたね
上原佑紀調教師(美浦)
主な管理馬:
ゴーイントゥスカイ(2026年青葉賞)
グリーンエナジー(2026年京成杯)
ニシノティアモ(2025年福島記念)
ピコチャンブラック(2025年スプリングS)
今週の主な登録馬:
グリーンエナジー(ダービー)
ゴーイントゥスカイ(ダービー)
フォルテアンジェロ(ダービー)
ライヒスアドラー(ダービー)
担当者:調教師情報部 元調教師N
上原佑紀君は、同じ美浦に厩舎を構えていて、2006年の天皇賞・秋など、GIを5勝したダイワメジャーや、2017年の高松宮記念を勝ったセイウンコウセイなどの調教師としてよく知られている、上原博之君の次男ですね。
お父さんの仕事を考えれば当然ですが、佑紀君は、小学3年生の頃から馬術をやっていて、高校時代には「全日本ジュニア選手権」で優勝していましたし、その頃から、「将来は馬に関わる仕事をしたい」と考えていて、そのために、今は神奈川県の藤沢市に校舎がある日本大学の獣医学科に進学して、もちろん、そこでも馬術部に入っていましたし、「全日本学生馬術会」で優勝するほどの腕前だったんですよ。
大学を卒業した後は、美浦トレセンの診療所で獣医として働いていたんですけど、「自分の経験が調教師として活かせるんじゃないか」と思って、2016年から「ノーザンファーム空港」(住所:北海道苫小牧市美沢114-2)で働いていましたし、競馬学校に入学する前には、2021年のクイーンエリザベス2世Sなど、G1を6勝もしたバーイードを管理していたことでよく知られているイギリスのウィリアム・ハガス厩舎や、フランスの小林智厩舎で、1年間ぐらい馬のことを学んでいました。
帰国してからは、2017年に競馬学校の厩務員課程に入って、2018年からは池上昌和厩舎で厩務員と調教助手をやって、2019年からは堀宣行厩舎で調教助手をやって、3回目の挑戦だった2021年に、めでたく調教師の試験に合格しています。
ちなみに、佑紀君は1990年(平成2年)の生まれで、平成生まれが調教師になったのは、彼が初めてだったんですよ。
試験に合格した後は、開業するまでに時間があったので、藤沢和雄厩舎と国枝栄厩舎と矢作芳人厩舎と中内田充正厩舎で研修を受けていましたし、武幸四郎厩舎のセキフウがサウジアラビアとドバイに遠征した時と、新谷功一厩舎のクラウンプライドがアメリカに遠征した時は、技術調教師として帯同していました。
そして、2023年の3月に厩舎を開業していて、同期の調教師には、小栗実君と緒方努君と西園翔太君がいます。
2023年の佑紀君は、年末までに、「16勝・獲得賞金2億1110万円」という、最初の年としてはまずまずの成績を残していましたし、勝利数が、同期の中では一番だったんですよ。
こうやっていいスタートを切れたのは、調教助手をやっていた時と、自分の厩舎を開業する前に、色々な厩舎で学んだことをしっかり活かせているからなのでしょうね。
開業2年目だった一昨年は、「26勝・獲得賞金5億0594万円」と、一気に成績を伸ばしていましたし、去年は、ピコチャンブラックを使ったスプリングSで「初の重賞勝ち」を飾って、ニシノティアモを使った福島記念も勝つなど、27勝を上げて、稼いだ賞金は「5億7233万円」と、一昨年を上回っていました。
更に、今年もいい流れが続いていて、グリーンエナジーで京成杯、ゴーイントゥスカイで青葉賞を勝つなど、先週までに15勝を上げて、稼いだ賞金が「4億0057万円」と、もう去年の7割ぐらいですから、今の佑紀君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が3億円のダービーにグリーンエナジーとゴーイントゥスカイとフォルテアンジェロとライヒスアドラーを登録してきましたので、私が彼でしたら、どれもメイチに仕上げるのは間違いありません。
そうそう、さっき書いた通り、佑紀君の厩舎は、重賞を勝っていますけど、調教師としてのキャリアが浅いこともあって、まだGIを勝てていませんから、今回は、「ここで初めてのGI勝ちを」という思いも込められているのでしょう。
主な管理馬:
ゴーイントゥスカイ(2026年青葉賞)
グリーンエナジー(2026年京成杯)
ニシノティアモ(2025年福島記念)
ピコチャンブラック(2025年スプリングS)
今週の主な登録馬:
グリーンエナジー(ダービー)
ゴーイントゥスカイ(ダービー)
フォルテアンジェロ(ダービー)
ライヒスアドラー(ダービー)
担当者:調教師情報部 元調教師N
上原佑紀君は、同じ美浦に厩舎を構えていて、2006年の天皇賞・秋など、GIを5勝したダイワメジャーや、2017年の高松宮記念を勝ったセイウンコウセイなどの調教師としてよく知られている、上原博之君の次男ですね。
お父さんの仕事を考えれば当然ですが、佑紀君は、小学3年生の頃から馬術をやっていて、高校時代には「全日本ジュニア選手権」で優勝していましたし、その頃から、「将来は馬に関わる仕事をしたい」と考えていて、そのために、今は神奈川県の藤沢市に校舎がある日本大学の獣医学科に進学して、もちろん、そこでも馬術部に入っていましたし、「全日本学生馬術会」で優勝するほどの腕前だったんですよ。
大学を卒業した後は、美浦トレセンの診療所で獣医として働いていたんですけど、「自分の経験が調教師として活かせるんじゃないか」と思って、2016年から「ノーザンファーム空港」(住所:北海道苫小牧市美沢114-2)で働いていましたし、競馬学校に入学する前には、2021年のクイーンエリザベス2世Sなど、G1を6勝もしたバーイードを管理していたことでよく知られているイギリスのウィリアム・ハガス厩舎や、フランスの小林智厩舎で、1年間ぐらい馬のことを学んでいました。
帰国してからは、2017年に競馬学校の厩務員課程に入って、2018年からは池上昌和厩舎で厩務員と調教助手をやって、2019年からは堀宣行厩舎で調教助手をやって、3回目の挑戦だった2021年に、めでたく調教師の試験に合格しています。
ちなみに、佑紀君は1990年(平成2年)の生まれで、平成生まれが調教師になったのは、彼が初めてだったんですよ。
試験に合格した後は、開業するまでに時間があったので、藤沢和雄厩舎と国枝栄厩舎と矢作芳人厩舎と中内田充正厩舎で研修を受けていましたし、武幸四郎厩舎のセキフウがサウジアラビアとドバイに遠征した時と、新谷功一厩舎のクラウンプライドがアメリカに遠征した時は、技術調教師として帯同していました。
そして、2023年の3月に厩舎を開業していて、同期の調教師には、小栗実君と緒方努君と西園翔太君がいます。
2023年の佑紀君は、年末までに、「16勝・獲得賞金2億1110万円」という、最初の年としてはまずまずの成績を残していましたし、勝利数が、同期の中では一番だったんですよ。
こうやっていいスタートを切れたのは、調教助手をやっていた時と、自分の厩舎を開業する前に、色々な厩舎で学んだことをしっかり活かせているからなのでしょうね。
開業2年目だった一昨年は、「26勝・獲得賞金5億0594万円」と、一気に成績を伸ばしていましたし、去年は、ピコチャンブラックを使ったスプリングSで「初の重賞勝ち」を飾って、ニシノティアモを使った福島記念も勝つなど、27勝を上げて、稼いだ賞金は「5億7233万円」と、一昨年を上回っていました。
更に、今年もいい流れが続いていて、グリーンエナジーで京成杯、ゴーイントゥスカイで青葉賞を勝つなど、先週までに15勝を上げて、稼いだ賞金が「4億0057万円」と、もう去年の7割ぐらいですから、今の佑紀君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が3億円のダービーにグリーンエナジーとゴーイントゥスカイとフォルテアンジェロとライヒスアドラーを登録してきましたので、私が彼でしたら、どれもメイチに仕上げるのは間違いありません。
そうそう、さっき書いた通り、佑紀君の厩舎は、重賞を勝っていますけど、調教師としてのキャリアが浅いこともあって、まだGIを勝てていませんから、今回は、「ここで初めてのGI勝ちを」という思いも込められているのでしょう。
2026/05/25
2011年と2013年の「騎手リーディング1位」ですな
福永祐一調教師(栗東)
主な管理馬:
ダイヤモンドノット(2025年京王杯2歳Sなど)
ランフォーヴァウ(2024年デイリー杯2歳S)
ドロップオブライト(2024年CBC賞)
今週の主な登録馬:
アスクエジンバラ(ダービー)
アスクセクシーモア(目黒記念)
メイショウハチロー(薫風S)
担当者:調教師情報部 元調教師T
誰でもよう知っとる通り、福永祐一君の親父さんは、乗り役として、ニホンピロムーテーで1971年の菊花賞を勝って、インターグロリアで1977年の桜花賞とエリザベス女王杯を勝つなど、通算で981勝っちゅう実績を残した福永洋一さんですな。
そんな洋一さんの長男として育った福永君は、中学生の時、騎手になることを決めたんやけど、親父さんの洋一さんが、落馬事故に巻き込まれた時の大ケガが原因で引退しとったこともあって、家族からは大反対されたんやけど、それを押し切って競馬学校を受験したんですわ。
1回目の受験では、二次試験の前に骨折してしもうたこともあって不合格やったんやけど、高校に通いながら次の年にもう一回受験して、1993年に「第12期生」として競馬学校の騎手課程に入ったんや。
ちなみに、競馬学校の同期には、現役の乗り役やったら、柴田大知君、古川吉洋君がおって、調教師をやっとる高橋亮君と、技術調教師をやっとる和田竜二君も同期なんですわ。
1996年に北橋修二厩舎から乗り役としてデビューした福永君は、その年にいきなり53勝を上げて、最多勝利新人賞を受賞しとったし、2年目やった1997年には、キングヘイローに乗った東京スポーツ杯3歳S(現在の東京スポーツ杯2歳S)で初めての重賞勝ちを飾っとって、4年目やった1999年には、プリモディーネに乗った桜花賞で初めてのGI勝ちを飾っとりました。
それから、福永君は、引退するまでに、ラインクラフトに乗った2005年の桜花賞とNHKマイルCや、エピファネイアに乗った2013年の菊花賞や、ジャスタウェイに乗った2013年の天皇賞・秋と2014年のドバイデューティフリーや、コントレイルに乗った2020年の牡馬三冠など、JRAで、GIの34勝を含めて重賞を160勝、通算2636勝っちゅう素晴らしい実績を残しとるし、2011年と2013年は騎手リーディングの1位になっとります。
ちなみに福永君は、2013年に、フジテレビのアナウンサーやった松尾翠さんと結婚しとるんや。
2022年、調教師の試験に合格した福永君は、リメイクに乗った2023年のリヤドダートスプリントを最後に乗り役を引退して、それからは、美浦の木村哲也厩舎とか田中博康厩舎とか、色々な厩舎で研修を受けとって、一昨年の3月に、解散した安田隆行厩舎や松永昌博厩舎とかの馬を引き継ぐ形で自分の厩舎を開業したんですわ。
一昨年の3月に開業した、福永君と同期の調教師は、小椋研介君、河嶋宏樹君、高橋一哉君、千葉直人君、藤野健太君、森一誠君、矢嶋大樹君の7人がいますな。
それから、福永君の厩舎は、ドロップオブライトを使ったCBC賞で、調教師としては初めての重賞勝ちを飾ると、ランフォーヴァウでデイリー杯2歳Sも勝つなど、全部で17勝を上げて、稼いだ賞金が「4億3966万円」っちゅう、同期の中では一番の成績を残しとったし、「開業2年目」やった去年は、ドロップオブライトでターコイズS、ダイヤモンドノットで京王杯2歳Sを勝つなど、29勝を上げとって、稼いだ賞金が「6億1747万円」と、一昨年を大きく上回っとります。
しかも、今年もエエ流れが続いとって、先週までに19勝を上げて、稼いだ賞金が「4億2929万円」と、もう去年の7割近くになっとるんで、今の福永君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が3億円のダービーにアスクエジンバラ、1着賞金が5700万円の目黒記念にアスクセクシーモアなど、3頭を特別レースに登録してきましたんで、ワシが彼やったら、どれも全力で仕上げますわ。
それに、福永君は、さっき書いた通り、重賞は勝っとるんやけど、まだGIを勝てとらんので、ダービーのアスクエジンバラには、「調教師としては初めてのGI勝ちをここで」っちゅう思いも込められとるんやろうな。
主な管理馬:
ダイヤモンドノット(2025年京王杯2歳Sなど)
ランフォーヴァウ(2024年デイリー杯2歳S)
ドロップオブライト(2024年CBC賞)
今週の主な登録馬:
アスクエジンバラ(ダービー)
アスクセクシーモア(目黒記念)
メイショウハチロー(薫風S)
担当者:調教師情報部 元調教師T
誰でもよう知っとる通り、福永祐一君の親父さんは、乗り役として、ニホンピロムーテーで1971年の菊花賞を勝って、インターグロリアで1977年の桜花賞とエリザベス女王杯を勝つなど、通算で981勝っちゅう実績を残した福永洋一さんですな。
そんな洋一さんの長男として育った福永君は、中学生の時、騎手になることを決めたんやけど、親父さんの洋一さんが、落馬事故に巻き込まれた時の大ケガが原因で引退しとったこともあって、家族からは大反対されたんやけど、それを押し切って競馬学校を受験したんですわ。
1回目の受験では、二次試験の前に骨折してしもうたこともあって不合格やったんやけど、高校に通いながら次の年にもう一回受験して、1993年に「第12期生」として競馬学校の騎手課程に入ったんや。
ちなみに、競馬学校の同期には、現役の乗り役やったら、柴田大知君、古川吉洋君がおって、調教師をやっとる高橋亮君と、技術調教師をやっとる和田竜二君も同期なんですわ。
1996年に北橋修二厩舎から乗り役としてデビューした福永君は、その年にいきなり53勝を上げて、最多勝利新人賞を受賞しとったし、2年目やった1997年には、キングヘイローに乗った東京スポーツ杯3歳S(現在の東京スポーツ杯2歳S)で初めての重賞勝ちを飾っとって、4年目やった1999年には、プリモディーネに乗った桜花賞で初めてのGI勝ちを飾っとりました。
それから、福永君は、引退するまでに、ラインクラフトに乗った2005年の桜花賞とNHKマイルCや、エピファネイアに乗った2013年の菊花賞や、ジャスタウェイに乗った2013年の天皇賞・秋と2014年のドバイデューティフリーや、コントレイルに乗った2020年の牡馬三冠など、JRAで、GIの34勝を含めて重賞を160勝、通算2636勝っちゅう素晴らしい実績を残しとるし、2011年と2013年は騎手リーディングの1位になっとります。
ちなみに福永君は、2013年に、フジテレビのアナウンサーやった松尾翠さんと結婚しとるんや。
2022年、調教師の試験に合格した福永君は、リメイクに乗った2023年のリヤドダートスプリントを最後に乗り役を引退して、それからは、美浦の木村哲也厩舎とか田中博康厩舎とか、色々な厩舎で研修を受けとって、一昨年の3月に、解散した安田隆行厩舎や松永昌博厩舎とかの馬を引き継ぐ形で自分の厩舎を開業したんですわ。
一昨年の3月に開業した、福永君と同期の調教師は、小椋研介君、河嶋宏樹君、高橋一哉君、千葉直人君、藤野健太君、森一誠君、矢嶋大樹君の7人がいますな。
それから、福永君の厩舎は、ドロップオブライトを使ったCBC賞で、調教師としては初めての重賞勝ちを飾ると、ランフォーヴァウでデイリー杯2歳Sも勝つなど、全部で17勝を上げて、稼いだ賞金が「4億3966万円」っちゅう、同期の中では一番の成績を残しとったし、「開業2年目」やった去年は、ドロップオブライトでターコイズS、ダイヤモンドノットで京王杯2歳Sを勝つなど、29勝を上げとって、稼いだ賞金が「6億1747万円」と、一昨年を大きく上回っとります。
しかも、今年もエエ流れが続いとって、先週までに19勝を上げて、稼いだ賞金が「4億2929万円」と、もう去年の7割近くになっとるんで、今の福永君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が3億円のダービーにアスクエジンバラ、1着賞金が5700万円の目黒記念にアスクセクシーモアなど、3頭を特別レースに登録してきましたんで、ワシが彼やったら、どれも全力で仕上げますわ。
それに、福永君は、さっき書いた通り、重賞は勝っとるんやけど、まだGIを勝てとらんので、ダービーのアスクエジンバラには、「調教師としては初めてのGI勝ちをここで」っちゅう思いも込められとるんやろうな。
