「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2025/03/31
ルーラーシップの香港遠征に帯同しとりましたな
中内田充正調教師(栗東)

主な管理馬:
リバティアイランド(2023年オークスなど)
セリフォス(2022年マイルCSなど)
ダノンファンタジー(2018年阪神ジュベナイルFなど)
ダノンプレミアム(2017年朝日杯FSなど)

今週の主な登録馬:
ロードデルレイ(大阪杯)
ダノンシーマ(アザレア賞)

担当者:調教師情報部 元調教師Y

栗東トレセンから車で40分くらいのところにある「信楽牧場」(滋賀県甲賀市)が、中内田充正君の実家ですな。

彼の親父さんは、少し前まで牧場の代表をやっとった中内田克二さんで、「競走馬育成協会」の副会長理事もやっとります。

「信楽牧場」は、できたのが1970年っちゅう、関西では一番長くやっとる外厩施設で、その他に運営しとる「ヒルサイドステーブル」は、同じ施設を使えるよう、「ノーザンファームしがらき」の中に馬房を構えとるんや。

充正君は、高校生やった頃、アイルランドにホームステイして、そん時に、ヨーロッパには競馬のことを教えてくれる学校があるっちゅうことを知って、向こうの高校に留学しとったんですわ。

それから、イギリスの「ウェストオックスフォードシャーカレッジ」で馬学と経済学を学んどって、在学中には、フランスに渡って、クリスティア・ヘッド厩舎で研修を受けとりました。

卒業してからは、ジャパンCを勝ったペイザバトラーでお馴染みやった、アメリカのロバート・フランケル厩舎で調教助手をやって、その頃のフランケル厩舎には、2003年のベルモントSを勝ったエンパイアメーカーとか、走る馬が何頭もおって、充正君はその調教に乗っとったそうや。

結局、10年くらい海外で勉強しとった充正君は、日本に戻ってから、2007年に競馬学校の厩務員課程を出て、2011年に調教師の試験に受かるまで、ずっと橋田満厩舎で調教助手をやっとりました。

橋田厩舎は、1998年の宝塚記念を勝ったサイレンススズカや、1999年のダービーを勝ったアドマイヤベガや、2003年と2004年のエリザベス女王杯を勝ったアドマイヤグルーヴや、2005年の天皇賞・春を勝ったスズカマンボとかでお馴染みですな。

試験に受かった後、2014年に厩舎を開業するまで期間があったんで、中内田君はその間に、技術調教師として、藤原英昭君や角居勝彦君に、馬のことはもちろん、厩舎をどうやって運営したらエエんかなども教わっとって、藤原厩舎では、2012年の天皇賞・秋を勝ったエイシンフラッシュや、2013年のマイルCSを勝ったトーセンラーの調教を担当しとったし、角居厩舎では、ルーラーシップが2012年に香港のクイーンエリザベス2世Cを勝った時の遠征に同行しとったんや。

そんで、中内田君の厩舎は、開業した2014年が「7勝・獲得賞金1億7751万円」っちゅう成績やったけど、その後は、

2015年→23勝・獲得賞金2億9682万円(調教師リーディング48位)
2016年→31勝・獲得賞金5億0984万円(同20位)
2017年→46勝・獲得賞金7億5893万円(同8位)
2018年→45勝・獲得賞金8億8644万円(同9位)
2019年→48勝・獲得賞金12億8505万円(同4位)
2020年→36勝・獲得賞金7億7341万円(同12位)

っちゅう形で順調に実績を積み重ねとって、2021年は、54勝を上げて、初めて「調教師リーディングの1位」になっとったし、賞金も、2019年の次に多い「11億3628万円」を稼いどったんやから、ホンマに大したもんやで。

ただ、2022年は、セリフォスを使ったマイルCS、リバティアイランドを使った阪神ジュベナイルFと、GIを2勝したこともあって、賞金は「12億1215万円」と、2021年を上回ったんやけど、勝利数は「48」で、リーディングは、59勝で1位やった矢作芳人厩舎に11勝の差を付けられた3位やったし、一昨年は、リバティアイランドで牝馬三冠を勝って、プログノーシスで札幌記念と金鯱賞を勝つなど、48勝を上げて、今までで一番多い「17億4265万円」の賞金を稼いどったんやけど、リーディングは、55勝で1位の杉山晴紀厩舎に7勝の差を付けられた3位やったんですわ。

そんでもって去年は、クイーンズウォークでクイーンCとローズS、プログノーシスで金鯱賞を勝つなど、重賞を5勝して、他も入れたら42勝を上げたんやけど、リーディングは、55勝を上げて1位の矢作芳人厩舎に13勝の差を付けられた10位やったし、GIを勝っとらんこともあって、稼いだ賞金が「10億3610万円」と、一昨年を大きく下回っとったんや。

それに、今年も悪い流れが続いとって、先週までに10勝を上げとるんやけど、日経新春杯を勝ったロードデルレイと金鯱賞を勝ったクイーンズウォーク以外の馬があまり活躍できとらんこともあって、稼いだ賞金が「2億6557万円」と、去年の同じ時期(3月24日【日】まで)の「3億0733万円」を下回っとるんで、今の中内田君は、「エエ頃の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろうな。

そんな中、今週は、1着賞金が3億円の大阪杯にロードデルレイ、1着賞金が1100万円のアザレア賞にダノンシーマを登録しとるんで、「どっちも勝負懸かり」とワシは見とるんや。

2025/03/31
千葉の実家が酒屋なんですよ
斎藤誠調教師(美浦)

主な管理馬:
シャドウディーヴァ(2021年府中牝馬S)
トーキングドラム(2017年阪急杯)
ヌーヴォレコルト(2014年オークスなど)
ゴスホークケン(2007年朝日杯FS)

今週の主な登録馬:
アサカラキング(ダービー卿CT)
ロードエクレール(ポラリスS)
ポールセン(バイオレットS)
フリーマントル(千葉日報杯)
ヤコブセン(アザレア賞・山吹賞)

担当者:調教師情報部 元調教師N

千葉県出身の斎藤誠君は、実家が酒屋という、競馬とは縁のない家庭で生まれ育ったんですけど、お父さんと中山競馬場に行った時に、目の前で馬が走っている姿を見て、「騎手になりたい」と思ったそうで、その後は、二度、競馬学校・騎手課程の試験を受けたのですが、どちらも落ちてしまいました。

でも、競馬の世界で働くことを諦め切れなかった斎藤君は、千葉県では有名な進学校の市川高校を卒業した後、大学には進まないで、3年くらい生産牧場で働いていたんですよ。

そして、1993年に競馬学校の厩務員課程に入って、その後、前田禎(ただし)さんの厩舎で厩務員をやって、1997年から2005年までは調教助手をやっていました。

そうそう、皆さんもよく知っている通り、2019年の「最多勝利新人騎手」だった斎藤新(あらた)君は、斎藤誠君の長男です。

斎藤君がいた頃の前田厩舎には、1993年の関屋記念と京王杯AHを勝ったマイスタージンガーや、1998年の毎日杯と京都4歳特別(現在の京都新聞杯)を勝ったミラクルタイムなど、走る馬が何頭もいましたから、その時に、どういう馬がよく走るのかをしっかり学んだのでしょうね。

でも、2005年の10月に前田さんが亡くなってしまって、厩舎が解散することになったので、その後は、相沢郁(いくお)厩舎と清水英克厩舎で調教助手をやって、2005年の12月に調教師の試験に受かると、次の年の6月に、35歳の若さで厩舎を開業しています。

最初の年は、「4勝・獲得賞金7697万円」という成績でしたけど、2年目の2007年には、サンツェッペリンを使った京成杯で初めて重賞を勝って、ゴスホークケンを使った朝日杯FSで初めてGIを勝つなど、「18勝・獲得賞金4億0317万円」という成績を残していました。

それに、2017年までの5年間も、

2013年→20勝・獲得賞金3億7065万円
2014年→21勝・獲得賞金6億3518万円
2015年→34勝・獲得賞金6億4029万円
2016年→25勝・獲得賞金5億2467万円
2017年→39勝・獲得賞金7億5598万円

という形で順調に実績を積み重ねていて、特に2017年は、賞金が開業してから一番の数字だったんですよ。

その後の4年間は、

2018年→24勝・獲得賞金4億2459万円
2019年→38勝・獲得賞金6億3290万円
2020年→27勝・獲得賞金5億1797万円
2021年→30勝・獲得賞金5億1317万円

と書けば分かる通り、数字が伸び悩んでいましたけど、2022年は、フルデプスリーダーでエルムSを勝つなど、今までで一番多い42勝を上げて、稼いだ賞金は「7億3195万円」と、2017年の次にいい数字でした。

ただ、一昨年は、37勝を上げたんですけど、重賞を勝てなかったことなどから、稼いだ賞金は「6億9712万円」と、2022年を下回ってしまったんですよ。

それに、去年は、一昨年と同じ37勝を上げましたけど、一昨年に10勝していた特別レースを5勝しかできなかったこともあって、稼いだ賞金が「6億2757万円」と、一昨年の数字を下回ってしまいました。

もちろん、今年を迎えるにあたって、斎藤君は巻き返しに燃えていたのでしょうし、実際、今年は、先週までに11勝を上げて、「調教師リーディング2位」になっていて、稼いだ賞金は「2億2983万円」と、去年の同じ時期(3月24日【日】まで)の「1億3167万円」を大きく上回っていますから、今の齋藤君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金が4100万円のダービー卿CTにアサカラキングなど、5頭を特別レースに登録していますので、「揃って勝負懸かり」と私は見ています。

2025/03/31
テイエムプリキュアの厩舎で働いとりましたな
奥村豊調教師(栗東)

主な管理馬:
テーオーソクラテス(2023年小倉サマージャンプ)
ピースオブエイト(2022年毎日杯)
ディアンドル(2021年福島牝馬Sなど)
ロードブレス(2020年日本テレビ盃)

今週の主な登録馬:
デリュージョン(チャーチルダウンズC)
ランスオブカオス(チャーチルダウンズC)
ワイドアラジン(美浦S)
リジル(ポラリスS)

担当者:調教師情報部 元調教師F

奥村豊君は、トレセンがある栗東市の出身なんやけど、競馬とは縁のない家庭で育っとって、乗馬をやっとったのがきっかけで、馬に関わる仕事をしようと決めて、2001年から「ビッグレッドファーム」(所在地:北海道新冠郡新冠町宇明和120-4)で働いとりました。

そこで馬のことを勉強した後、2003年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月からは、五十嵐忠男厩舎で厩務員をやって、2004年の2月からは調教助手をやって、2006年の4月からは、藤岡健一厩舎で調教助手をやっとったんですわ。

五十嵐忠男厩舎は、2005年の阪神ジュベナイルFを勝ったテイエムプリキュアなどでよう知られとるし、藤岡健一厩舎は、2016年の高松宮記念を勝ったビッグアーサーや、一昨年の大阪杯を勝ったジャックドールなどでよう知られとりますな。

奥村君は、5回目の挑戦やった2013年の12月に、めでたく調教師の試験に受かって、2015年の3月に厩舎を開業しとります。

奥村君と同じ年に受かった調教師は、池添学君、奥村武君、武井亮君、西村真幸君、松下武士君がいますな。

最初の年に、「9勝・獲得賞金1億1363万円」っちゅう成績を残しとった奥村君は、その後も、

2016年→18勝・獲得賞金2億1141万円
2017年→22勝・獲得賞金3億3143万円
2018年→18勝・獲得賞金3億6671万円
2019年→24勝・獲得賞金3億8013万円
2020年→21勝・獲得賞金3億6061万円
2021年→25勝・獲得賞金4億6266万円
2022年→32勝・獲得賞金5億4749万円

っちゅう形で順調に実績を積み重ねとったし、特に2022年は、ピースオブエイトで毎日杯を勝つなど、勝ち星と賞金のどっちも今までで一番の数字やったんですわ。

ただ、一昨年は、テーオーソクラテスで小倉サマージャンプを勝ったんやけど、他の馬があまり活躍できんかったこともあって、「24勝・獲得賞金4億8720万円」っちゅう成績で、2022年を下回ってしもうたんや。

それに、去年も悪い流れが続いとって、全部で27勝を上げたんやけど、重賞を勝っとらんこともあって、稼いだ賞金が「4億9461万円」と、一昨年とあまり変わらん数字やったんですわ。

せやから、今年を迎えるにあたって、奥村君は、巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、今年は、先週までに9勝を上げて、稼いだ賞金が「1億6131万円」と、去年の同じ時期(3月24日【日】まで)の「9794万円」を上回っとります。

そんな中、今週は、1着賞金が4100万円のチャーチルダウンズCにデリュージョンとランスオブカオス、1着賞金が1840万円の美浦Sにワイドアラジンとか、全部で4頭を特別レースに登録してきましたんで、ワシが奥村君やったら、「この勢いを止めたくない」と考えて、どれも気合いを入れて仕上げるやろうな。

2025/03/31
高知西高校と茨城大学の卒業生です
中川公成調教師(美浦)

主な管理馬:
ゴールドアクター(2015年有馬記念など)
マジックタイム(2016年ターコイズSなど)

今週の主な登録馬:
タシット(ダービー卿CT)
フレンチギフト(アリエスS)

担当者:調教師情報部 元調教師M

中川公成(ただしげ)君は、高知県高知市の出身で、高知西高校から茨城大学の農学部畜産学科に進んでいます。

大学の部活で馬術を始めた中川君は、卒業後も馬術を続けたくなって、栃木県の那須塩原市にある「那須トレーニングファーム」に就職して、27歳だった1989年の5月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の9月から、藤沢和雄君の厩舎で厩務員をやっていました。

その後は、1990年の4月から石毛善衛さんの厩舎で、1998年の3月からは萱野浩二君の厩舎で調教助手をやって、調教師の試験に受かったのは2005年のことです。

中川君がいた頃、石毛さんの厩舎には、1992年のフラワーCを勝ったブランドアートがいましたし、萱野君の厩舎には、2002年のフローラSを勝ったニシノハナグルマがいましたから、こういう風に、それぞれの厩舎で走る馬を間近で見られたことが、中川君にはいい経験になったのでしょうね。

2006年に自分の厩舎を開業した中川君は、最初の年こそ5勝しかできなかったのですが、その後は、2年目が10勝、3年目が14勝と順調に勝ち星を伸ばしていました。

それから、ゴールドアクターを使った2015年のアルゼンチン共和国杯で初めて重賞を勝つと、その年の暮れには、この馬を使った有馬記念で初めてGIを勝っていましたし、2016年には、ゴールドアクターを使った日経賞とオールカマー、マジックタイムを使ったダービー卿CTとターコイズSなど、19勝を上げて、「6億1121万円」という、今までで一番の賞金を稼いでいたんですよ。

その後の6年間は、

2017年→14勝・獲得賞金2億8977万円
2018年→12勝・獲得賞金2億1936万円
2019年→20勝・獲得賞金2億4895万円
2020年→19勝・獲得賞金2億4517万円
2021年→17勝・獲得賞金2億4694万円
2022年→15賞・獲得賞金2億1515万円

と書けば分かる通り、賞金が2016年の半分以下でしたが、一昨年は20勝を上げて、稼いだ賞金が「3億0445万円」と、前の6年を上回って、巻き返しに成功していました。

ただ、去年は、年末までに9勝しか上げられなかったこともあって、稼いだ賞金が「2億1051万円」と、一昨年を大きく下回ってしまいましたし、今年も悪い流れが続いていて、先週までに3勝しかできていないことなどから、獲得賞金が「5736万円」と、去年の同じ時期(3月24日【日】まで)の「6509万円」を下回っています。

もちろん、今の中川君は、「一昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうね。

こういった中、今週は、1着賞金が4100万円のダービー卿CTにタシット、1着賞金が1840万円のアリエスSにフレンチギフトを登録していますので、「どちらも勝負懸かり」と考えるべきでしょう。