注目調教師
2025/10/06
白井寿昭さんがきっかけで調教師になったんや
友道康夫調教師(栗東)
主な管理馬:
ドウデュース(2022年ダービーなど)
ワールドプレミア(2021年天皇賞・春など)
ワグネリアン(2018年ダービーなど)
シュヴァルグラン(2017年ジャパンCなど)
今週の主な登録馬:
アドマイヤズーム(スワンS)
セレシオン(オクトーバーS)
メリオーレム(オクトーバーS)
担当者:調教師情報部 元調教師H
兵庫県赤穂市出身の友道康夫君は、大阪府立大学の農学部獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一厩舎で厩務員と調教助手をやって、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英厩舎で調教助手をやっとりました。
ちなみに、友道君がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィークやアグネスデジタルとかでお馴染みやった白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。
友道君が浅見国一厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田国英厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったし、NHKマイルCやジャパンCダートなどを勝ったクロフネを担当しとったんやから、ホンマにエエ経験ができたんやろ。
2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年が3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。
しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、
2013年と2014年のヴィクトリアマイルを勝ったヴィルシーナ
2016年のダービーを勝ったマカヒキ
2016年の秋華賞と2017年のドバイターフを勝ったヴィブロス
2018年のダービーを勝ったワグネリアン
2019年のNHKマイルCと香港マイルなどを勝ったアドマイヤマーズ
2019年の菊花賞と2021年の天皇賞・春を勝ったワールドプレミア
2022年のダービーと去年のジャパンCなどを勝ったドウデュース
など、多くの馬を活躍させとって、今までにJRAのGIを23回も勝っとるし、他も入れたら重賞を77勝もしとりますな。
2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう成績を残しとって、それから2015年までは2012年の数字を超えられなかったんやけど、2016年から去年までは、
2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
2018年→43勝・獲得賞金14億9300万円
2019年→36勝・獲得賞金14億6996万円
2020年→50勝・獲得賞金11億1020万円
2021年→48勝・獲得賞金14億2059万円
2022年→40勝・獲得賞金15億9590万円
2023年→41勝・獲得賞金18億2003万円
2024年→53勝・獲得賞金22億9614万円
と書けば分かる通りで、毎年10億円以上の賞金を稼いどったし、特に去年は、勝利数と賞金のどっちも、今までで一番の数字やったんですわ。
そんで、今年もエエ流れが続いとって、カムニャックでオークスを勝つなど、重賞を6勝もしとって、他も入れたら、先週までに33勝を上げとるし、稼いだ賞金が「13億1973万円」と、去年の同じ時期(10月6日【日】まで)の「12億6389万円」を上回っとるんで、今の友達君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
それに、彼の厩舎は、JRAで17億5347万円の賞金を稼いどったドウデュースを、去年のジャパンCを最後に引退させとるんで、ワシが友道君やったら、「その分を他の馬で稼ぎたい」とも考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が5900万円のスワンSにアドマイヤズーム、1着賞金が2800万円のオクトーバーSにセレシオンとメリオーレムを登録してきましたんで、「どれも勝負懸かり」と考えとった方がエエやろ。
主な管理馬:
ドウデュース(2022年ダービーなど)
ワールドプレミア(2021年天皇賞・春など)
ワグネリアン(2018年ダービーなど)
シュヴァルグラン(2017年ジャパンCなど)
今週の主な登録馬:
アドマイヤズーム(スワンS)
セレシオン(オクトーバーS)
メリオーレム(オクトーバーS)
担当者:調教師情報部 元調教師H
兵庫県赤穂市出身の友道康夫君は、大阪府立大学の農学部獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一厩舎で厩務員と調教助手をやって、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英厩舎で調教助手をやっとりました。
ちなみに、友道君がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィークやアグネスデジタルとかでお馴染みやった白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。
友道君が浅見国一厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田国英厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったし、NHKマイルCやジャパンCダートなどを勝ったクロフネを担当しとったんやから、ホンマにエエ経験ができたんやろ。
2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年が3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。
しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、
2013年と2014年のヴィクトリアマイルを勝ったヴィルシーナ
2016年のダービーを勝ったマカヒキ
2016年の秋華賞と2017年のドバイターフを勝ったヴィブロス
2018年のダービーを勝ったワグネリアン
2019年のNHKマイルCと香港マイルなどを勝ったアドマイヤマーズ
2019年の菊花賞と2021年の天皇賞・春を勝ったワールドプレミア
2022年のダービーと去年のジャパンCなどを勝ったドウデュース
など、多くの馬を活躍させとって、今までにJRAのGIを23回も勝っとるし、他も入れたら重賞を77勝もしとりますな。
2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう成績を残しとって、それから2015年までは2012年の数字を超えられなかったんやけど、2016年から去年までは、
2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
2018年→43勝・獲得賞金14億9300万円
2019年→36勝・獲得賞金14億6996万円
2020年→50勝・獲得賞金11億1020万円
2021年→48勝・獲得賞金14億2059万円
2022年→40勝・獲得賞金15億9590万円
2023年→41勝・獲得賞金18億2003万円
2024年→53勝・獲得賞金22億9614万円
と書けば分かる通りで、毎年10億円以上の賞金を稼いどったし、特に去年は、勝利数と賞金のどっちも、今までで一番の数字やったんですわ。
そんで、今年もエエ流れが続いとって、カムニャックでオークスを勝つなど、重賞を6勝もしとって、他も入れたら、先週までに33勝を上げとるし、稼いだ賞金が「13億1973万円」と、去年の同じ時期(10月6日【日】まで)の「12億6389万円」を上回っとるんで、今の友達君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
それに、彼の厩舎は、JRAで17億5347万円の賞金を稼いどったドウデュースを、去年のジャパンCを最後に引退させとるんで、ワシが友道君やったら、「その分を他の馬で稼ぎたい」とも考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が5900万円のスワンSにアドマイヤズーム、1着賞金が2800万円のオクトーバーSにセレシオンとメリオーレムを登録してきましたんで、「どれも勝負懸かり」と考えとった方がエエやろ。
2025/10/06
ディープスカイに乗っとりましたな
四位洋文調教師(栗東)
主な管理馬:
セキトバイースト(2025年府中牝馬S)
トゥードジボン(2024年関屋記念)
カルチャーデイ(2023年ファンタジーS)
ハギノアレグリアス(2023年シリウスSなど)
今週の主な登録馬:
セキトバイースト(アイルランドT)
ゴージョニーゴー(陣馬特別)
担当者:調教師情報部 元調教師Y
鹿児島県の出身で、8歳の頃から地元の「霧島高原乗馬クラブ」に通っとった四位洋文君は、1991年に古川平厩舎から乗り役としてデビューしとって、競馬学校の同期には、古賀慎明厩舎の調教助手をやっとる土谷智紀君、馬に蹴られて大ケガしたことが原因で2016年に調教師を勇退した日吉正和君、2015年に乗り役を引退した藤田伸二君、2006年から調教師をやっとる水野貴広君とかがいますな。
1994年、ゴールデンジャックに乗った報知杯4歳牝馬特別(現在のフィリーズレビュー)で初めて重賞を勝った四位君は、1996年、イシノサンデーに乗った皐月賞で初めてGIを勝つと、この年の秋には、ダンスパートナーに乗ったエリザベス女王杯も勝っとりました。
その後も、アグネスデジタルに乗った2001年の天皇賞・秋、ウオッカに乗った2007年のダービー、ディープスカイに乗った2008年のNHKマイルCとダービー、レッドディザイアに乗った2009年の秋華賞などを勝っとって、他も入れたら、GIの15勝を含めて重賞を76勝もしとりましたな。
2019年の12月、2度目の挑戦で調教師の試験に合格した四位君は、2020年の2月に乗り役を引退するまで、JRA通算1586勝っちゅう実績を残しとります。
それから1年間、藤沢和雄厩舎と千田輝彦厩舎で技術調教師をやって、馬のことはもちろん、厩舎の色々なことを教わっとったんや。
そんで、2021年の3月1日(月)、18馬房で自分の厩舎を開業した四位君は、3月7日(日)、サマービートを使った小倉8Rの4歳上1勝クラスで、調教師としての初勝利を上げとりました。
このレースが管理馬を使い始めて2戦目で、同じ3月1日付けで開業した調教師は、四位君の他に、小林真也君、杉山佳明君、鈴木慎太郎君、田中克典君、茶木太樹君、辻哲英君、辻野泰之君、畑端省吾君の8人がおるんやけど、四位君が同期の中で一番乗りの勝利だったんですわ。
せやけど、2021年の成績は、「10勝・獲得賞金1億7825万円」っちゅうもんで、勝ち星は、15勝やった辻野君と、14勝やった杉山君と田中君に負けてしもうたし、賞金も、「4億1143万円」やった辻野君と、「2億4429万円」やった杉山君と、「2億1935万円」やった田中君に負けてしもうたんや。
もちろん、開業2年目やった2022年の四位君は、「同期の中で一番になりたい」と燃えとったんやろうし、実際、2022年は「20勝・獲得賞金3億2641万円」っちゅう成績で、2021年を大きく上回ったんですわ。
そんでもって、一昨年は、ハギノアレグリアスで地方交流重賞の名古屋大賞典を勝っとるし、JRAでは、ハギノアレグリアスでシリウスS、カルチャーデイでファンタジーSを勝つなど、24勝を上げて、稼いだ賞金は「4億5377万円」と、2022年を大きく上回とって、去年は、トゥードジボンで関屋記念、ハギノアレグリアスでシリウスSを勝つなど、21勝を上げて、稼いだ賞金は「4億8895万円」と、一昨年を上回っとりました。
それに、今年もエエ流れが続いとって、セキトバイーストで府中牝馬Sを勝つなど、先週までに15勝を上げて、稼いだ賞金が「4億6299万円」と、もう去年を上回るのは時間の問題になっとるんで、今の四位君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が5500万円のアイルランドTにセキトバイースト、1着賞金が1550万円の陣馬特別にゴージョニーゴーを登録しとるんで、ワシが彼やったら、間違いなくどっちもメイチに仕上げるやろうな。
主な管理馬:
セキトバイースト(2025年府中牝馬S)
トゥードジボン(2024年関屋記念)
カルチャーデイ(2023年ファンタジーS)
ハギノアレグリアス(2023年シリウスSなど)
今週の主な登録馬:
セキトバイースト(アイルランドT)
ゴージョニーゴー(陣馬特別)
担当者:調教師情報部 元調教師Y
鹿児島県の出身で、8歳の頃から地元の「霧島高原乗馬クラブ」に通っとった四位洋文君は、1991年に古川平厩舎から乗り役としてデビューしとって、競馬学校の同期には、古賀慎明厩舎の調教助手をやっとる土谷智紀君、馬に蹴られて大ケガしたことが原因で2016年に調教師を勇退した日吉正和君、2015年に乗り役を引退した藤田伸二君、2006年から調教師をやっとる水野貴広君とかがいますな。
1994年、ゴールデンジャックに乗った報知杯4歳牝馬特別(現在のフィリーズレビュー)で初めて重賞を勝った四位君は、1996年、イシノサンデーに乗った皐月賞で初めてGIを勝つと、この年の秋には、ダンスパートナーに乗ったエリザベス女王杯も勝っとりました。
その後も、アグネスデジタルに乗った2001年の天皇賞・秋、ウオッカに乗った2007年のダービー、ディープスカイに乗った2008年のNHKマイルCとダービー、レッドディザイアに乗った2009年の秋華賞などを勝っとって、他も入れたら、GIの15勝を含めて重賞を76勝もしとりましたな。
2019年の12月、2度目の挑戦で調教師の試験に合格した四位君は、2020年の2月に乗り役を引退するまで、JRA通算1586勝っちゅう実績を残しとります。
それから1年間、藤沢和雄厩舎と千田輝彦厩舎で技術調教師をやって、馬のことはもちろん、厩舎の色々なことを教わっとったんや。
そんで、2021年の3月1日(月)、18馬房で自分の厩舎を開業した四位君は、3月7日(日)、サマービートを使った小倉8Rの4歳上1勝クラスで、調教師としての初勝利を上げとりました。
このレースが管理馬を使い始めて2戦目で、同じ3月1日付けで開業した調教師は、四位君の他に、小林真也君、杉山佳明君、鈴木慎太郎君、田中克典君、茶木太樹君、辻哲英君、辻野泰之君、畑端省吾君の8人がおるんやけど、四位君が同期の中で一番乗りの勝利だったんですわ。
せやけど、2021年の成績は、「10勝・獲得賞金1億7825万円」っちゅうもんで、勝ち星は、15勝やった辻野君と、14勝やった杉山君と田中君に負けてしもうたし、賞金も、「4億1143万円」やった辻野君と、「2億4429万円」やった杉山君と、「2億1935万円」やった田中君に負けてしもうたんや。
もちろん、開業2年目やった2022年の四位君は、「同期の中で一番になりたい」と燃えとったんやろうし、実際、2022年は「20勝・獲得賞金3億2641万円」っちゅう成績で、2021年を大きく上回ったんですわ。
そんでもって、一昨年は、ハギノアレグリアスで地方交流重賞の名古屋大賞典を勝っとるし、JRAでは、ハギノアレグリアスでシリウスS、カルチャーデイでファンタジーSを勝つなど、24勝を上げて、稼いだ賞金は「4億5377万円」と、2022年を大きく上回とって、去年は、トゥードジボンで関屋記念、ハギノアレグリアスでシリウスSを勝つなど、21勝を上げて、稼いだ賞金は「4億8895万円」と、一昨年を上回っとりました。
それに、今年もエエ流れが続いとって、セキトバイーストで府中牝馬Sを勝つなど、先週までに15勝を上げて、稼いだ賞金が「4億6299万円」と、もう去年を上回るのは時間の問題になっとるんで、今の四位君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が5500万円のアイルランドTにセキトバイースト、1着賞金が1550万円の陣馬特別にゴージョニーゴーを登録しとるんで、ワシが彼やったら、間違いなくどっちもメイチに仕上げるやろうな。
2025/10/06
「ビッグレッドファーム」で働いとりました
奥村豊調教師(栗東)
主な管理馬:
テーオーソクラテス(2023年小倉サマージャンプ)
ピースオブエイト(2022年毎日杯)
ディアンドル(2021年福島牝馬Sなど)
ロードブレス(2020年日本テレビ盃)
今週の主な登録馬:
ランスオブカオス(スワンS)
ロードマゼラン(御陵S)
ジャルディニエ(堀川特別)
担当者:調教師情報部 元調教師F
奥村豊君は、トレセンがある滋賀県栗東市の出身なんやけど、競馬とは縁のない家庭で育っとって、乗馬をやっとったのがきっかけで、馬に関わる仕事をしようと決めて、2001年から「ビッグレッドファーム」(所在地:北海道新冠郡新冠町宇明和120-4)で働いとりました。
そこで馬のことを勉強した後、2003年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月からは、五十嵐忠男厩舎で厩務員をやって、2004年の2月からは調教助手をやって、2006年の4月からは、藤岡健一厩舎で調教助手をやっとったんですわ。
五十嵐忠男厩舎は、2005年の阪神ジュベナイルFを勝ったテイエムプリキュアなどでよう知られとるし、藤岡健一厩舎は、2016年の高松宮記念を勝ったビッグアーサーや、一昨年の大阪杯を勝ったジャックドールなどでよう知られとりますな。
奥村君は、5回目の挑戦やった2013年の12月に、めでたく調教師の試験に受かって、2015年の3月に厩舎を開業しとります。
彼と同じ年に受かった調教師は、池添学君、奥村武君、武井亮君、西村真幸君、松下武士君がいますな。
最初の年に、「9勝・獲得賞金1億1363万円」っちゅう成績を残しとった奥村君は、その後も、
2016年→18勝・獲得賞金2億1141万円
2017年→22勝・獲得賞金3億3143万円
2018年→18勝・獲得賞金3億6671万円
2019年→24勝・獲得賞金3億8013万円
2020年→21勝・獲得賞金3億6061万円
2021年→25勝・獲得賞金4億6266万円
2022年→32勝・獲得賞金5億4749万円
っちゅう形で順調に実績を積み重ねとったし、特に2022年は、ピースオブエイトで毎日杯を勝つなど、勝ち星と賞金のどっちも今までで一番の数字やったんですわ。
ただ、一昨年は、テーオーソクラテスで小倉サマージャンプを勝ったんやけど、他の馬がイマイチやったこともあって、「24勝・獲得賞金4億8720万円」っちゅう成績で、2022年を下回ってしもうたんや。
それに、去年も悪い流れが続いとって、全部で27勝を上げたんやけど、重賞を勝っとらんこともあって、稼いだ賞金が「4億9461万円」と、一昨年とあまり変わらん数字やったんですわ。
せやから、今年を迎えるにあたって、奥村君は、巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、今年は、ランスオブカオスでチャーチルダウンズCを勝つなど、先週までに20勝を上げて、稼いだ賞金が「4億1414万円」と、もう去年を上回るのは時間の問題になっとります。
そんな中、今週は、1着賞金が5900万円のスワンSにランスオブカオス、1着賞金が1840万円の御陵Sにロードマゼランとか、全部で3頭を特別レースに登録してきましたんで、奥村君が、「この勢いを止めたくない」と考えて、どれも気合いを入れて仕上げてくるとワシは見とるんや。
主な管理馬:
テーオーソクラテス(2023年小倉サマージャンプ)
ピースオブエイト(2022年毎日杯)
ディアンドル(2021年福島牝馬Sなど)
ロードブレス(2020年日本テレビ盃)
今週の主な登録馬:
ランスオブカオス(スワンS)
ロードマゼラン(御陵S)
ジャルディニエ(堀川特別)
担当者:調教師情報部 元調教師F
奥村豊君は、トレセンがある滋賀県栗東市の出身なんやけど、競馬とは縁のない家庭で育っとって、乗馬をやっとったのがきっかけで、馬に関わる仕事をしようと決めて、2001年から「ビッグレッドファーム」(所在地:北海道新冠郡新冠町宇明和120-4)で働いとりました。
そこで馬のことを勉強した後、2003年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月からは、五十嵐忠男厩舎で厩務員をやって、2004年の2月からは調教助手をやって、2006年の4月からは、藤岡健一厩舎で調教助手をやっとったんですわ。
五十嵐忠男厩舎は、2005年の阪神ジュベナイルFを勝ったテイエムプリキュアなどでよう知られとるし、藤岡健一厩舎は、2016年の高松宮記念を勝ったビッグアーサーや、一昨年の大阪杯を勝ったジャックドールなどでよう知られとりますな。
奥村君は、5回目の挑戦やった2013年の12月に、めでたく調教師の試験に受かって、2015年の3月に厩舎を開業しとります。
彼と同じ年に受かった調教師は、池添学君、奥村武君、武井亮君、西村真幸君、松下武士君がいますな。
最初の年に、「9勝・獲得賞金1億1363万円」っちゅう成績を残しとった奥村君は、その後も、
2016年→18勝・獲得賞金2億1141万円
2017年→22勝・獲得賞金3億3143万円
2018年→18勝・獲得賞金3億6671万円
2019年→24勝・獲得賞金3億8013万円
2020年→21勝・獲得賞金3億6061万円
2021年→25勝・獲得賞金4億6266万円
2022年→32勝・獲得賞金5億4749万円
っちゅう形で順調に実績を積み重ねとったし、特に2022年は、ピースオブエイトで毎日杯を勝つなど、勝ち星と賞金のどっちも今までで一番の数字やったんですわ。
ただ、一昨年は、テーオーソクラテスで小倉サマージャンプを勝ったんやけど、他の馬がイマイチやったこともあって、「24勝・獲得賞金4億8720万円」っちゅう成績で、2022年を下回ってしもうたんや。
それに、去年も悪い流れが続いとって、全部で27勝を上げたんやけど、重賞を勝っとらんこともあって、稼いだ賞金が「4億9461万円」と、一昨年とあまり変わらん数字やったんですわ。
せやから、今年を迎えるにあたって、奥村君は、巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、今年は、ランスオブカオスでチャーチルダウンズCを勝つなど、先週までに20勝を上げて、稼いだ賞金が「4億1414万円」と、もう去年を上回るのは時間の問題になっとります。
そんな中、今週は、1着賞金が5900万円のスワンSにランスオブカオス、1着賞金が1840万円の御陵Sにロードマゼランとか、全部で3頭を特別レースに登録してきましたんで、奥村君が、「この勢いを止めたくない」と考えて、どれも気合いを入れて仕上げてくるとワシは見とるんや。
2025/10/06
ゲームの「ダービースタリオン」がきっかけで…
中村直也調教師(栗東)
主な管理馬:
ライオットガール(2023年レパードSなど)
ヤマニンサルバム(2023年中日新聞杯など)
今週の主な登録馬:
ラヴァンダ(アイルランドT)
タッチャブル(東村山特別・蹴上特別)
タガノマカシヤ(蹴上特別)
担当者:調教師情報部 元調教師S
1978年の8月生まれで、大阪出身の中村直也君は、競馬とは関係のない普通の家庭で育ったんやけど、人気漫画やった「風のシルフィード」を読んだことと、ゲームの「ダービースタリオン」をやったことがきっかけで、この世界に興味を持つようになって、高校を出てからは、英語と馬のことを教えてくれるオーストラリアの学校に行って、その後は、アイルランドに行って、エイダン・オブライエン厩舎で働いとったんですわ。
エイダン・オブライエン君は、皆さんもよう知っとる通りで、ガリレオ、ディラントーマス、デザートキング、オーギュストロダンとか、数え切れんほど多くの馬でG1を勝っとる調教師やな。
日本に帰ってきてからの中村君は、2004年の1月、JRA競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月からは湯浅三郎厩舎で厩務員をやって、2005年の2月からは調教助手をやって、2007年に定年で湯浅厩舎が解散してからは、小崎憲厩舎で調教助手をやっとりました。
2020年、めでたく調教師の試験に受かった中村君は、定年で解散になった浅見秀一厩舎を引き継ぐ形で、2022年の3月に開業しとって、それから年末までに、「17勝・獲得賞金2億9654万円」っちゅう、初めの年としては優秀な成績を残しとったんですわ。
そんで、開業2年目やった一昨年は、ライオットガールを使ったレパードSで初めて重賞を勝つと、ヤマニンサルバムを使った中日新聞杯も勝つなど、全部で24勝を上げて、稼いだ賞金は「5億1019万円」と、一気に数字を伸ばしとりました。
ただ、去年は、ライオットガールで地方交流重賞の兵庫女王盃を勝って、「3000万円」の賞金を稼いだんやけど、JRAでは、新潟大賞典を勝ったヤマニンサルバム以外の馬がイマイチやったこともあって、「15勝・獲得賞金4億2027万円」っちゅう成績で、一昨年を下回ってしもうたんや。
もちろん、今年を迎えるにあたって、中村君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、今年は、先週までに15勝を上げて、稼いだ賞金が「3億7806万円」と、もう去年の9割近くになっとります。
もちろん、今の中村君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうし、そんな中、今週は、1着賞金が5500万円のアイルランドTにラヴァンダとか、3頭を特別レースに登録してきましたんで、ワシが彼やったらどれも気合いを入れて仕上げますわ。
主な管理馬:
ライオットガール(2023年レパードSなど)
ヤマニンサルバム(2023年中日新聞杯など)
今週の主な登録馬:
ラヴァンダ(アイルランドT)
タッチャブル(東村山特別・蹴上特別)
タガノマカシヤ(蹴上特別)
担当者:調教師情報部 元調教師S
1978年の8月生まれで、大阪出身の中村直也君は、競馬とは関係のない普通の家庭で育ったんやけど、人気漫画やった「風のシルフィード」を読んだことと、ゲームの「ダービースタリオン」をやったことがきっかけで、この世界に興味を持つようになって、高校を出てからは、英語と馬のことを教えてくれるオーストラリアの学校に行って、その後は、アイルランドに行って、エイダン・オブライエン厩舎で働いとったんですわ。
エイダン・オブライエン君は、皆さんもよう知っとる通りで、ガリレオ、ディラントーマス、デザートキング、オーギュストロダンとか、数え切れんほど多くの馬でG1を勝っとる調教師やな。
日本に帰ってきてからの中村君は、2004年の1月、JRA競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月からは湯浅三郎厩舎で厩務員をやって、2005年の2月からは調教助手をやって、2007年に定年で湯浅厩舎が解散してからは、小崎憲厩舎で調教助手をやっとりました。
2020年、めでたく調教師の試験に受かった中村君は、定年で解散になった浅見秀一厩舎を引き継ぐ形で、2022年の3月に開業しとって、それから年末までに、「17勝・獲得賞金2億9654万円」っちゅう、初めの年としては優秀な成績を残しとったんですわ。
そんで、開業2年目やった一昨年は、ライオットガールを使ったレパードSで初めて重賞を勝つと、ヤマニンサルバムを使った中日新聞杯も勝つなど、全部で24勝を上げて、稼いだ賞金は「5億1019万円」と、一気に数字を伸ばしとりました。
ただ、去年は、ライオットガールで地方交流重賞の兵庫女王盃を勝って、「3000万円」の賞金を稼いだんやけど、JRAでは、新潟大賞典を勝ったヤマニンサルバム以外の馬がイマイチやったこともあって、「15勝・獲得賞金4億2027万円」っちゅう成績で、一昨年を下回ってしもうたんや。
もちろん、今年を迎えるにあたって、中村君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、今年は、先週までに15勝を上げて、稼いだ賞金が「3億7806万円」と、もう去年の9割近くになっとります。
もちろん、今の中村君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうし、そんな中、今週は、1着賞金が5500万円のアイルランドTにラヴァンダとか、3頭を特別レースに登録してきましたんで、ワシが彼やったらどれも気合いを入れて仕上げますわ。