注目調教師
2025/06/30
伯父さんはサニーブライアンの調教師なんや
中尾秀正調教師(栗東)
主な管理馬:
マジンプロスパー(2013年CBC賞など)
ビッググラス(2007年根岸S)
今週の主な登録馬:
ヨシノイースター(北九州記念)
担当者:調教師情報部 元調教師I
中尾秀正君は、1990年の阪神3歳Sを勝ったイブキマイカグラや、2003年のジャパンダートダービーを勝ったビッグウルフなどを管理しとって、2009年の2月に調教師を引退した中尾正さんの息子で、1996年の桜花賞を勝ったファイトガリバーなどでお馴染みやった中尾謙太郎さん(2004年に引退)と、1997年の皐月賞とダービーを勝ったサニーブライアンなどでお馴染みやった中尾銑治(せんじ)さん(2006年に引退・故人)は、伯父にあたりますな。
そんな競馬一家に生まれた秀正君は、当たり前のように、「自分もこの世界で働きたい」と考えるようになって、1985年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月から親父さんの厩舎で厩務員をやって、11月からは調教助手をやっとりました。
2002年、調教師の試験に受かった秀正君は、2004年の3月に厩舎を開業しとって、同期には、秀正君と同じく親父さんが調教師やった池江泰寿君がいますな。
秀正君は、開業した年に8勝、2年目に15勝を上げると、3年目やった2006年には、「31勝・獲得賞金4億3740万円」っちゅう、今までで一番の成績を残しとって、2007年には、ビッググラスを使った根岸Sで初めての重賞勝ちを飾っとったし、その後も、CBC賞を連覇したマジンプロスパーとかがよう走ったんで、2017年までは、ほとんどの年で3億円以上の賞金を稼いどったんや。
そんで、2018年からの3年間は、勝利数が一気に減ってしもうて、賞金も3億円を大きく下回ってしもうたんやけど、その後は、
2021年→21勝・獲得賞金3億4295万円
2022年→25勝・獲得賞金4億2614万円
っちゅう形で巻き返しに成功しとります。
ただ、一昨年と去年は、
2023年→17勝・獲得賞金3億2706万円
2024年→16勝・獲得賞金3億2436万円
っちゅう成績で、2022年までの数字を下回っとるし、今年も悪い流れが続いとって、先週までに2勝しかできとらんこともあって、稼いだ賞金が「1億1756万円」と、まだ去年の3割ぐらいなんで、今の秀正君は、「エエ頃の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろうな。
そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の北九州記念にヨシノイースターを登録しとりますんで、ワシが彼やったら、間違いなくこの馬をメイチに仕上げますわ。
主な管理馬:
マジンプロスパー(2013年CBC賞など)
ビッググラス(2007年根岸S)
今週の主な登録馬:
ヨシノイースター(北九州記念)
担当者:調教師情報部 元調教師I
中尾秀正君は、1990年の阪神3歳Sを勝ったイブキマイカグラや、2003年のジャパンダートダービーを勝ったビッグウルフなどを管理しとって、2009年の2月に調教師を引退した中尾正さんの息子で、1996年の桜花賞を勝ったファイトガリバーなどでお馴染みやった中尾謙太郎さん(2004年に引退)と、1997年の皐月賞とダービーを勝ったサニーブライアンなどでお馴染みやった中尾銑治(せんじ)さん(2006年に引退・故人)は、伯父にあたりますな。
そんな競馬一家に生まれた秀正君は、当たり前のように、「自分もこの世界で働きたい」と考えるようになって、1985年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月から親父さんの厩舎で厩務員をやって、11月からは調教助手をやっとりました。
2002年、調教師の試験に受かった秀正君は、2004年の3月に厩舎を開業しとって、同期には、秀正君と同じく親父さんが調教師やった池江泰寿君がいますな。
秀正君は、開業した年に8勝、2年目に15勝を上げると、3年目やった2006年には、「31勝・獲得賞金4億3740万円」っちゅう、今までで一番の成績を残しとって、2007年には、ビッググラスを使った根岸Sで初めての重賞勝ちを飾っとったし、その後も、CBC賞を連覇したマジンプロスパーとかがよう走ったんで、2017年までは、ほとんどの年で3億円以上の賞金を稼いどったんや。
そんで、2018年からの3年間は、勝利数が一気に減ってしもうて、賞金も3億円を大きく下回ってしもうたんやけど、その後は、
2021年→21勝・獲得賞金3億4295万円
2022年→25勝・獲得賞金4億2614万円
っちゅう形で巻き返しに成功しとります。
ただ、一昨年と去年は、
2023年→17勝・獲得賞金3億2706万円
2024年→16勝・獲得賞金3億2436万円
っちゅう成績で、2022年までの数字を下回っとるし、今年も悪い流れが続いとって、先週までに2勝しかできとらんこともあって、稼いだ賞金が「1億1756万円」と、まだ去年の3割ぐらいなんで、今の秀正君は、「エエ頃の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろうな。
そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の北九州記念にヨシノイースターを登録しとりますんで、ワシが彼やったら、間違いなくこの馬をメイチに仕上げますわ。
2025/06/30
中学校の卒業文集に「将来の夢は調教師」と書いとったそうですわ
河嶋宏樹調教師(栗東)
主な管理馬:
特になし
今週の主な登録馬:
クラスペディア(北九州記念)
キャリーハピネス(横津岳特別)
担当者:調教師情報部 元調教師H
1984年の10月生まれで、兵庫県出身の河嶋宏樹君は、競馬とは関係のない普通の家庭で育ったんやけど、小学2年生やった1992年に、メジロパーマーが勝った有馬記念を見たのがきっかけで、競馬の世界に興味を持って、中学校の卒業文集に「将来の夢は調教師」と書いとったそうですわ。
そんで、高校3年生の時から地元の乗馬クラブに通っとったし、夏休みには、フェリーで北海道に行って、自転車で浦河とかの牧場を見て回っとったんや。
高校を卒業した後の河嶋君は、「軽種馬育成調教センター」(BTC)で、本格的に馬の扱い方と騎乗技術の勉強をして、その後、キズナとかコントレイルを生産したことでよう知られとる、新冠にある「ノースヒルズ」で3年半くらい働いて、2008年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の8月から、中竹和也厩舎で厩務員と調教助手をやっとりました。
河嶋君がおった頃の中竹厩舎には、2009年のNHKマイルCを勝ったジョーカプチーノとか、走る馬が何頭もおったんで、こういう馬達と関われたのは、ホンマにエエ経験になったんやろうし、2015年の新潟大賞典を勝ったダコールは、河嶋君が担当しとりましたな。
一昨年、6回目の挑戦でめでたく調教師の試験に受かった河嶋君は、厩舎を開業するまでの間に、新谷功一厩舎で技術調教師をやっとって、リメイクの海外遠征に帯同しとったし、その他にも、色々なことを教わっとったんですわ。
去年の3月に自分の厩舎を開業した河嶋君は、同期の調教師に、小椋研介君、千葉直人君、福永祐一君、藤野健太君、森一誠君、矢嶋大樹君の7人がいますな。
河嶋君の厩舎は、年末までに8勝を上げとったし、その他にも、クラスペディアが小倉2歳Sで2着にやったこともあって、稼いだ賞金が「1億9357万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとりました。
こうやってエエ成績を残せとるんは、「ノースヒルズ」におった頃の経験と、中竹厩舎で走る馬を間近で見とった経験を、しっかり活かせとるからなんやろ。
そんで今年は、先週までに早くも10勝を上げとるし、その他にも、クラスペディアが葵Sで2着やったこともあって、稼いだ賞金が「1億9156万円」と、もう去年を上回るのは時間の問題になっとるんですわ。
もちろん、今の河嶋君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうし、そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の北九州記念にクラスペディア、1着賞金が1550万円の横津岳特別にキャリーハピネスを登録してきましたんで、どっちも気合いを入れて仕上げてくるやろうな。
そうそう、河嶋君の厩舎は、去年の3月に開業したばかりっちゅうこともあって、まだ重賞を勝っとらんので、北九州記念のクラスペディアには、「初めての重賞勝ちをこの馬で」っちゅう思いも込められとるとワシは見とります。
主な管理馬:
特になし
今週の主な登録馬:
クラスペディア(北九州記念)
キャリーハピネス(横津岳特別)
担当者:調教師情報部 元調教師H
1984年の10月生まれで、兵庫県出身の河嶋宏樹君は、競馬とは関係のない普通の家庭で育ったんやけど、小学2年生やった1992年に、メジロパーマーが勝った有馬記念を見たのがきっかけで、競馬の世界に興味を持って、中学校の卒業文集に「将来の夢は調教師」と書いとったそうですわ。
そんで、高校3年生の時から地元の乗馬クラブに通っとったし、夏休みには、フェリーで北海道に行って、自転車で浦河とかの牧場を見て回っとったんや。
高校を卒業した後の河嶋君は、「軽種馬育成調教センター」(BTC)で、本格的に馬の扱い方と騎乗技術の勉強をして、その後、キズナとかコントレイルを生産したことでよう知られとる、新冠にある「ノースヒルズ」で3年半くらい働いて、2008年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の8月から、中竹和也厩舎で厩務員と調教助手をやっとりました。
河嶋君がおった頃の中竹厩舎には、2009年のNHKマイルCを勝ったジョーカプチーノとか、走る馬が何頭もおったんで、こういう馬達と関われたのは、ホンマにエエ経験になったんやろうし、2015年の新潟大賞典を勝ったダコールは、河嶋君が担当しとりましたな。
一昨年、6回目の挑戦でめでたく調教師の試験に受かった河嶋君は、厩舎を開業するまでの間に、新谷功一厩舎で技術調教師をやっとって、リメイクの海外遠征に帯同しとったし、その他にも、色々なことを教わっとったんですわ。
去年の3月に自分の厩舎を開業した河嶋君は、同期の調教師に、小椋研介君、千葉直人君、福永祐一君、藤野健太君、森一誠君、矢嶋大樹君の7人がいますな。
河嶋君の厩舎は、年末までに8勝を上げとったし、その他にも、クラスペディアが小倉2歳Sで2着にやったこともあって、稼いだ賞金が「1億9357万円」っちゅう、最初の年としてはまずまずの成績を残しとりました。
こうやってエエ成績を残せとるんは、「ノースヒルズ」におった頃の経験と、中竹厩舎で走る馬を間近で見とった経験を、しっかり活かせとるからなんやろ。
そんで今年は、先週までに早くも10勝を上げとるし、その他にも、クラスペディアが葵Sで2着やったこともあって、稼いだ賞金が「1億9156万円」と、もう去年を上回るのは時間の問題になっとるんですわ。
もちろん、今の河嶋君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうし、そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の北九州記念にクラスペディア、1着賞金が1550万円の横津岳特別にキャリーハピネスを登録してきましたんで、どっちも気合いを入れて仕上げてくるやろうな。
そうそう、河嶋君の厩舎は、去年の3月に開業したばかりっちゅうこともあって、まだ重賞を勝っとらんので、北九州記念のクラスペディアには、「初めての重賞勝ちをこの馬で」っちゅう思いも込められとるとワシは見とります。
2025/06/30
親父さんはフランスのG1を勝っとりますな
坂口智康調教師(栗東)
主な管理馬:
アブキールベイ(2025年葵S)
ビザンチンドリーム(2025年レッドシーターフHなど)
エイシンクリック(2022年阪神スプリングJ)
ゴールドクイーン(2019年かきつばた記念)
今週の主な登録馬:
アブキールベイ(北九州記念)
キタノエクスプレス(北九州記念)
担当者:調教師情報部 元調教師T
滋賀県出身の坂口智康君は、親父さんが、2019年の2月一杯で調教師を引退した坂口正則さんで、この厩舎は、皆さんもよう知っとる通り、エイシンサニーを使った1990年のオークスとか、JRAの重賞を27回も勝っとったし、海外でも、エイシンヒカリを使った2015年の香港C(G1)と2016年のイスパーン賞(仏・G1)を勝っとります。
それに、調教師として、宝塚記念を勝ったハマノパレードとかを管理しとって、通算690勝を上げとった坂口正二さんは正則さんの叔父さんやし、マヤノトップガンやキングヘイローやデュランダルとかを管理しとって、2011年に調教師を引退した坂口正大(まさひろ)さんは、正則さんの従兄弟にあたるんやから、「筋金入りの競馬一家」と言えますな。
こういう環境で育った智康君は、2007年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の1月から親父さんの坂口正則厩舎で厩務員と調教助手をやって、2018年に調教師の試験に受かるまでの11年間、ずっと坂口厩舎で経験を積んで、2019年の3月に自分の厩舎を開業しとります。
ちなみに、智康君と同じく、2019年の3月に開業した調教師は、石坂公一君、稲垣幸雄君、上村洋行君、加藤士津八君、長谷川浩大君、深山雅史君がいますな。
開業1年目に、智康君の厩舎は、「11勝・獲得賞金2億2340万円」っちゅう、同期の中で一番の成績を残しとったし、ゴールドクイーンを使った地方交流のかきつばた記念で、初めての重賞勝ちを飾っとるように、調教師としてまずまずのスタートやったんですわ。
開業2年目やった2020年は、6勝しか上げられんかったこともあって、稼いだ賞金が「1億2325万円」と、前の年を下回ったんやけど、その後の2年間は、
2021年→15勝・獲得賞金2億1000万円
2022年→14勝・獲得賞金2億4980万円
っちゅう形で、賞金が右肩上がりやったし、特に2022年は、エイシンクリックを使った阪神スプリングJで、初めてJRAの重賞を勝っとりました。
そんで一昨年は、2022年と同じ14勝を上げたんやけど、重賞を勝てんかったこともあって、稼いだ賞金が「2億2061万円」と、2022年を下回っとったんで、去年の智康君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、去年は、ビザンチンドリームできさらぎ賞を勝つなど、10勝を上げて、稼いだ賞金が「2億8671万円」と一昨年を上回っとったんですわ。
それに、今年もエエ流れが続いとって、ビザンチンドリームを使ったレッドシーターフH(サウジアラビアのG2)で「初めての海外重賞勝ち」を飾って、150万ドル(約2億3553万円)の賞金を稼いどるし、JRAでは、アブキールベイで葵Sを勝つなど、先週までに10勝を上げて、その他にも、ビザンチンドリームが天皇賞・春で2着に入っとることもあって、稼いだ賞金が「3億2156万円」と、もう今までで一番の数字になっとるんで、今の智康君は、「この勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の北九州記念にアブキールベイとキタノエクスプレスを登録しとるんで、ワシが智康君やったら、どっちもメイチに仕上げるやろうな。
主な管理馬:
アブキールベイ(2025年葵S)
ビザンチンドリーム(2025年レッドシーターフHなど)
エイシンクリック(2022年阪神スプリングJ)
ゴールドクイーン(2019年かきつばた記念)
今週の主な登録馬:
アブキールベイ(北九州記念)
キタノエクスプレス(北九州記念)
担当者:調教師情報部 元調教師T
滋賀県出身の坂口智康君は、親父さんが、2019年の2月一杯で調教師を引退した坂口正則さんで、この厩舎は、皆さんもよう知っとる通り、エイシンサニーを使った1990年のオークスとか、JRAの重賞を27回も勝っとったし、海外でも、エイシンヒカリを使った2015年の香港C(G1)と2016年のイスパーン賞(仏・G1)を勝っとります。
それに、調教師として、宝塚記念を勝ったハマノパレードとかを管理しとって、通算690勝を上げとった坂口正二さんは正則さんの叔父さんやし、マヤノトップガンやキングヘイローやデュランダルとかを管理しとって、2011年に調教師を引退した坂口正大(まさひろ)さんは、正則さんの従兄弟にあたるんやから、「筋金入りの競馬一家」と言えますな。
こういう環境で育った智康君は、2007年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の1月から親父さんの坂口正則厩舎で厩務員と調教助手をやって、2018年に調教師の試験に受かるまでの11年間、ずっと坂口厩舎で経験を積んで、2019年の3月に自分の厩舎を開業しとります。
ちなみに、智康君と同じく、2019年の3月に開業した調教師は、石坂公一君、稲垣幸雄君、上村洋行君、加藤士津八君、長谷川浩大君、深山雅史君がいますな。
開業1年目に、智康君の厩舎は、「11勝・獲得賞金2億2340万円」っちゅう、同期の中で一番の成績を残しとったし、ゴールドクイーンを使った地方交流のかきつばた記念で、初めての重賞勝ちを飾っとるように、調教師としてまずまずのスタートやったんですわ。
開業2年目やった2020年は、6勝しか上げられんかったこともあって、稼いだ賞金が「1億2325万円」と、前の年を下回ったんやけど、その後の2年間は、
2021年→15勝・獲得賞金2億1000万円
2022年→14勝・獲得賞金2億4980万円
っちゅう形で、賞金が右肩上がりやったし、特に2022年は、エイシンクリックを使った阪神スプリングJで、初めてJRAの重賞を勝っとりました。
そんで一昨年は、2022年と同じ14勝を上げたんやけど、重賞を勝てんかったこともあって、稼いだ賞金が「2億2061万円」と、2022年を下回っとったんで、去年の智康君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、去年は、ビザンチンドリームできさらぎ賞を勝つなど、10勝を上げて、稼いだ賞金が「2億8671万円」と一昨年を上回っとったんですわ。
それに、今年もエエ流れが続いとって、ビザンチンドリームを使ったレッドシーターフH(サウジアラビアのG2)で「初めての海外重賞勝ち」を飾って、150万ドル(約2億3553万円)の賞金を稼いどるし、JRAでは、アブキールベイで葵Sを勝つなど、先週までに10勝を上げて、その他にも、ビザンチンドリームが天皇賞・春で2着に入っとることもあって、稼いだ賞金が「3億2156万円」と、もう今までで一番の数字になっとるんで、今の智康君は、「この勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の北九州記念にアブキールベイとキタノエクスプレスを登録しとるんで、ワシが智康君やったら、どっちもメイチに仕上げるやろうな。
2025/06/30
2019年に「JRA全10場重賞制覇」を達成しとるんや
中竹和也調教師(栗東)
主な管理馬:
アカイイト(2021年エリザベス女王杯)
サートゥルナーリア(2018年ホープフルS)
ジョーカプチーノ(2009年NHKマイルCなど)
カデナ(2017年弥生賞など)
今週の主な登録馬:
オタルエバー(北九州記念)
スリーアイランド(北九州記念)
ドゥアムール(TVh杯)
担当者:調教師情報部 元調教師Y
滋賀県出身の中竹和也君は、1980年の4月に吉田三郎厩舎で騎手候補生になって、1984年に試験に受かって、その年の3月に乗り役としてデビューしとりましたな。
そんでもって、ニイキに乗った1985年の阪神障害S・秋で初めて重賞を勝つと、ハッピールイスに乗った1986年の京都大障害・春と中山大障害・秋、ダイカツストームに乗った1995年の中山大障害・春(今の中山グランドジャンプ)と、障害の重賞を4つ勝っとって、調教師の試験に受かって引退した1998年までに、通算で176勝を上げとったんですわ。
ちなみに、1993年には、障害レースで12勝を上げて、障害リーディングになっとりましたな。
で、1999年に自分の厩舎を開業した中竹君は、最初の年こそ5勝止まりやったけど、2000年に10勝を上げると、その後はずっと2ケタに乗せとります。
初めの頃、中竹君はなかなか重賞を勝てなかったんやけど、2009年に、ジョーカプチーノを使ったファルコンSで初めて重賞を勝つと、その勢いで、この馬を使ったNHKマイルCで初めてGIを勝っとったし、2018年は、アスターペガサスを使った函館2歳Sと、ヨカグラを使った小倉サマージャンプを勝つなど、「56勝・獲得賞金13億6822万円」っちゅう、勝ち星と賞金のどっちも開業してから一番の数字を残しとりましたな。
しかも中竹君は、2018年から「日本調教師会」の副会長をやっとって、この仕事をこなしながら、調教師としてもエエ成績を残しとったし、今は会長をやっとるんやから、ホンマに大したもんやで。
2019年の中竹君は、ブレイキングドーンを使ったラジオNIKKEI賞を勝って、「JRA全10場重賞制覇」を達成しとったんやけど、他の馬がイマイチやったから、「26勝・獲得賞金5億9074万円」っちゅう成績で、2018年を大きく下回ってしもうたし、その後も、
2020年→22勝・獲得賞金5億3331万円
2021年→30勝・獲得賞金6億6162万円
2022年→26勝・獲得賞金5億4590万円
2023年→28勝・獲得賞金6億1196万円
っちゅう形で成績が伸び悩んどったんや。
そんで、去年は、重賞を2勝して、他も入れたら、2018年の次に多い40勝を上げとったし、「7億5158万円」の賞金を稼いで、巻き返しに成功しとったんやけど、今年は、しらさぎSを勝ったキープカルム以外の馬があまり活躍しとらんこともあって、先週までに11勝しかできとらんし、稼いだ賞金が「3億0443万円」と、まだ去年の4割ぐらいなんですわ。
もちろん、今の中竹君は、「去年の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろうし、そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の北九州記念にオタルエバーとスリーアイランド、1着賞金が1840万円のTVh杯にドゥアムールを登録しとりますんで、「どれも勝負懸かり」と考えとった方がエエやろ。
主な管理馬:
アカイイト(2021年エリザベス女王杯)
サートゥルナーリア(2018年ホープフルS)
ジョーカプチーノ(2009年NHKマイルCなど)
カデナ(2017年弥生賞など)
今週の主な登録馬:
オタルエバー(北九州記念)
スリーアイランド(北九州記念)
ドゥアムール(TVh杯)
担当者:調教師情報部 元調教師Y
滋賀県出身の中竹和也君は、1980年の4月に吉田三郎厩舎で騎手候補生になって、1984年に試験に受かって、その年の3月に乗り役としてデビューしとりましたな。
そんでもって、ニイキに乗った1985年の阪神障害S・秋で初めて重賞を勝つと、ハッピールイスに乗った1986年の京都大障害・春と中山大障害・秋、ダイカツストームに乗った1995年の中山大障害・春(今の中山グランドジャンプ)と、障害の重賞を4つ勝っとって、調教師の試験に受かって引退した1998年までに、通算で176勝を上げとったんですわ。
ちなみに、1993年には、障害レースで12勝を上げて、障害リーディングになっとりましたな。
で、1999年に自分の厩舎を開業した中竹君は、最初の年こそ5勝止まりやったけど、2000年に10勝を上げると、その後はずっと2ケタに乗せとります。
初めの頃、中竹君はなかなか重賞を勝てなかったんやけど、2009年に、ジョーカプチーノを使ったファルコンSで初めて重賞を勝つと、その勢いで、この馬を使ったNHKマイルCで初めてGIを勝っとったし、2018年は、アスターペガサスを使った函館2歳Sと、ヨカグラを使った小倉サマージャンプを勝つなど、「56勝・獲得賞金13億6822万円」っちゅう、勝ち星と賞金のどっちも開業してから一番の数字を残しとりましたな。
しかも中竹君は、2018年から「日本調教師会」の副会長をやっとって、この仕事をこなしながら、調教師としてもエエ成績を残しとったし、今は会長をやっとるんやから、ホンマに大したもんやで。
2019年の中竹君は、ブレイキングドーンを使ったラジオNIKKEI賞を勝って、「JRA全10場重賞制覇」を達成しとったんやけど、他の馬がイマイチやったから、「26勝・獲得賞金5億9074万円」っちゅう成績で、2018年を大きく下回ってしもうたし、その後も、
2020年→22勝・獲得賞金5億3331万円
2021年→30勝・獲得賞金6億6162万円
2022年→26勝・獲得賞金5億4590万円
2023年→28勝・獲得賞金6億1196万円
っちゅう形で成績が伸び悩んどったんや。
そんで、去年は、重賞を2勝して、他も入れたら、2018年の次に多い40勝を上げとったし、「7億5158万円」の賞金を稼いで、巻き返しに成功しとったんやけど、今年は、しらさぎSを勝ったキープカルム以外の馬があまり活躍しとらんこともあって、先週までに11勝しかできとらんし、稼いだ賞金が「3億0443万円」と、まだ去年の4割ぐらいなんですわ。
もちろん、今の中竹君は、「去年の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろうし、そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の北九州記念にオタルエバーとスリーアイランド、1着賞金が1840万円のTVh杯にドゥアムールを登録しとりますんで、「どれも勝負懸かり」と考えとった方がエエやろ。