「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/03/18
投資用不動産の販売などを手掛けております
江馬由将(えま・よしまさ)氏

本業: ジェイピーリターンズ株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ルガル(高松宮記念)

担当者:馬主情報部 馬主J

江馬由将(えま・よしまさ)オーナーは、「JR東京駅」(東京都千代田区)から徒歩5分ほどの場所にある「丸の内パークビルディング」の6階に本社を構え、投資用不動産の販売や管理などを手掛けている、「ジェイピーリターンズ株式会社」の代表取締役社長を務めております。

同社は、2002年、当時28歳だった江馬オーナーが設立しており、その後は、一貫して都市部で好立地の中古マンションに特化した投資を顧客に提案しており、現在、同社が定期的に行っている「セミナー」には、毎回、多くの参加者が集まっているそうです。

私が確認したところ、最近の売上高は、

2019年3月期→155億円
2020年3月期→198億円
2021年3月期→204億円
2022年3月期→212億円
2023年3月期→234億円

と記せば分かる通り、右肩上がりとなっておりますので、「ジェイピーリターンズ株式会社」の代表取締役社長を務めている江馬オーナーのことは、非常に多くの方が、「優秀な経営者」と認めているのでしょう。

なお、馬主としての江馬オーナーは、JRAで馬を走らせ始めたのが2018年と、まだキャリアが浅いものの、早くも30頭ほどを所有しており、一昨年までは、

2018年:0勝・獲得賞金200万円
2019年:2勝・獲得賞金2050万円
2020年:6勝・獲得賞金5942万円
2021年:5勝・獲得賞金8051万円
2022年:6勝・獲得賞金8962万円

という形で、本業と同じく右肩上がりとなっておりました。

その上、昨年は更に状況が良化しており、ミクソロジーを出走させたダイヤモンドSで「初の重賞勝ち」を飾るなど、8勝を上げ、獲得賞金は「2億2219万円」というキャリアハイの数字となっております。

そして今年は、ルガルを出走させたシルクロードSを制しているものの、他のレースを勝てていないことなどから、獲得賞金が「4948万円」と、昨年の同時期(3月19日【日】まで)の「8983万円」を大きく下回っておりますので、現在の江馬オーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。

また、江馬オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
2頭を1億4520万円で落札

■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
2頭を2640万円で落札

■10月24日(火)の「ノーザンファームミックスセール」
1頭を7920万円で落札

と、総額1億9910万円を投じて計5頭を落札しており、更に、「ノーザンファームミックスセール」に於いて、1頭の繁殖牝馬を1320万円で落札しておりました(落札金額は全て税込表記)。

当然、昨年までの状況を踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が非常に高く、現在のオーナーは、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金1億7000万円(馬主の取り分は8割の1360万円)の高松宮記念にルガルを登録しておりますので、私が江馬オーナーであれば、同馬を預けている杉山晴紀先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すことでしょう。

また、江馬オーナーは、馬主としてのキャリアが浅いこともあり、まだGⅠを勝てておりませんので、今回は、「初めてのGⅠ勝ちをここで」という思いも込められていると私は見ております。

2024/03/18
奥様の実家がある兵庫県の西宮市で歯科医院を…
奈村睦弘氏

本業: なむら歯科 院長

今週の主な登録馬:
ナムラクレア(高松宮記念)

担当者:馬主情報部 馬主T

奈村睦弘オーナーの本業は、兵庫県の西宮市にある「なむら歯科」の院長です。

お母様の実家がある九州で生まれ、滋賀県の大津市で育った奈村オーナーは、地元の滋賀県立膳所高校を卒業した後、大阪大学の歯学部に進学しております。

奈村オーナーのお兄様である和記氏も、大阪大学の歯学部を卒業しており、先に大津市で歯科医院を開業しておりましたので、大学を卒業した後の奈村オーナーは、お兄様の診療所で5年ほど研修を積み、1987年、奥様の実家がある西宮市に住居を移し、「なむら歯科」を開業しました。

自費治療となることが多い歯科医院でありながら、「可能な限り、保険適用の診療で済ませること」をモットーとしており、自費治療が必要となる場合に於いても、良心的な価格設定となっておりますので、30年以上に渡って「なむら歯科」の院長を務めている奈村オーナーは、地域の方々から厚い信頼を寄せられていることでしょう。

馬主としての奈村オーナーは、これまでに100頭以上を所有しており、2020年は、ナムラカメタローが地方交流重賞の佐賀記念を制したものの、JRAでは、「3勝・獲得賞金4479万円」という成績でした。

しかし、その後の2年間は、ナムラリコリスが函館2歳Sを制し、ナムラクレアが小倉2歳Sと函館スプリントSを制したことなどにより、

2021年:9勝・獲得賞金2億2329万円
2022年:8勝・獲得賞金2億4901万円

と、一気に成績を伸ばしており、更に昨年は、ナムラクレアがシルクロードSとキーンランドCを制するなど、合計で10勝を上げ、獲得賞金は「3億2504万円」というキャリアハイの数字となっております。

しかし、今年は先週までが平場の2勝に留まっており、獲得賞金が「5328万円」と、昨年の同時期(3月19日【日】まで)の「7188万円」を大きく下回っておりますので、現在の奈村オーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金1億7000万円(馬主の取り分は8割の1億3600万円)の高松宮記念にナムラクレアを登録しておりますので、私が奈村オーナーであれば、同馬を預けている長谷川先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。

また、オーナーは、まだGIを勝てておりませんので、今回は、その点に絡む思惑も込められているのでしょう。

2024/03/18
一昨年のユニコーンSが初めての重賞勝ちですね
北所直人(きたじょ・なおと)氏

本業: 有限会社キタジョファーム 代表取締役

今週の主な登録馬:
キタノヴィジョン(マーチS)
キタノリューオー(マーチS)
ペイシャエス(マーチS)

担当者:馬主情報部 育成牧場長G

北所直人オーナーは、育成施設の運営などを手掛けている、「有限会社キタジョファーム」(住所:北海道新冠郡新冠町共栄301)の代表取締役です。

高速の「日高門別IC」からですと、国道235号を東に走って、「厚賀町」の信号を左に曲がって、それから7キロほど走ると右側に見えてくる「キタジョファーム」は、高校生の頃から「将来は牧場をやりたい」と思っていた北所オーナーが、浦河にあった「荻伏牧場」で経験を積んでから、1980年に立ち上げた育成牧場です。

最初は「500mのダートコースと15の馬房」という設備でしたけど、1995年に「500坪の屋内調教場」を完成させて、2001年には「屋根付きで長さが600mの坂路コース」を完成させるなど、順調に規模を大きくしていました。

2003年の8月には、「台風10号」が直撃して、「屋根付きの坂路コース」がほとんど壊れてしまうなど、大きな被害を受けましたが、昔から付き合いのあった馬主さん達や銀行からの支援を受けて、台風から2ヶ月後には、もう坂路コースを復旧させていましたね。

それからも、2004年には「550mのウッドチップコース」を、2006年には「800mのトラックコース」を新しく作って、2010年には「トレッドミル」を導入しているんですよ。

しかも、2012年には「800mのトラックコース」の屋根を完成させて、天気が悪い時でも調教ができるようになりましたし、2016年には女子寮を完成させるなど、どんどん規模を大きくしていますから、北所オーナーが代表をやっている「キタジョファーム」に、馬主さん達は安心して馬を預けているのでしょう。

ちなみに、ここの育成馬で、私が真っ先に思いつくのは、2015年と2016年のJBCレディスクラシックなど、交流重賞を7勝したホワイトフーガですね。

北所オーナーがJRAの馬主資格を取ったのは、確か1986年で、それから今までに200頭以上を持っていて、2013年までは、ずっと獲得賞金が1億円に届いていなかったんですが、2014年からはずっと1億円以上を稼いでいますし、2021年は、今までで一番多い21勝を上げて、「3億1306万円」の賞金を稼いでいました。

一昨年は、2021年よりも少ない15勝に留まってしまったんですが、ペイシャエスを使ったユニコーンSで初めて重賞を勝つなど、稼いだ賞金は「3億5461万円」と、今までで一番の数字だったんですよ。

そして去年は、16勝を上げましたけど、特別レースを2勝しかできなかったことなどから、稼いだ賞金は「2億4732万円」と、一昨年を下回ってしまいました。

もちろん、今年を迎えるにあたって北所オーナーは、「一昨年の勢いを取り戻したい」と考えていたのでしょうし、実際、今年は、先週までに3勝を上げて、稼いだ賞金が「6878万円」と、去年の同じ時期(3月19日【日】まで)の「4988万円」を上回っていますから、今の北所オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。

そうそう、北所オーナーは、「キタジョファーム」の名義で「競走馬セール」に参加する機会が多くて、去年は、

■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
13頭を3070万円で落札

■9月19日(火)~21日(木)の「HBAセプテンバーセール」
11頭を2662万円で落札

■10月16日(月)~17日(火)の「HBAオータムセール」
5頭を1342万円で落札

と、計29頭を総額7711万円で落札していました(落札金額は全て税込)。

もちろん、去年のことを踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する筈ですから、今は、「早めに落札資金をガッチリ稼いでおきたい」とも考えているのでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のマーチSにキタノヴィジョンとキタノリューオーとペイシャエスを登録していますので、私が北所オーナーでしたら、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。

2024/03/18
「コスモヴューファーム」の生産馬が中心です
株式会社ウイン

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
ウインカーネリアン(高松宮記念)
ウインマーベル(高松宮記念)
ウインアチーヴ(金山特別)
ウインディオーネ(君子蘭賞)

担当者:馬主情報部 馬主M

2011年の12月から、「株式会社ウイン」(本社所在地:東京都港区西新橋)の代表を務めているのは、2021年の3月19日に亡くなった、「マイネル軍団の総帥」こと岡田繁幸オーナーの三男・義広氏です。

なお、義広氏の奥様であり、愛馬会法人・「株式会社ウインレーシングクラブ」の代表を務めている岡田亜希子氏は、「コスモヴューファーム」(住所:北海道新冠郡新冠町字東泊津1-2)の代表も務めており、「ウイン」の募集馬は、「コスモヴューファーム」の生産馬が中心となっております。

同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、2003年のNHKマイルCを制したウインクリューガー、2003年の京都ハイジャンプなど、障害重賞を4勝したウインマーベラス、2004年の日経賞を制したウインジェネラーレ、2004年の京王杯SCを制したウインラディウス、2014年の日経賞を制したウインバリアシオン、2019年のクイーンエリザベス2世Cと香港Cを制したウインブライトといった名前が挙げられるでしょう。

2003年の「ウイン」は、ウインクリューガーやウインマーベラスの活躍などによって、過去最高となる「45勝・獲得賞金10億0653万円」という成績を残しており、2020年は、ウインマリリンでフローラSを制するなど、38勝を上げ、「8億5482万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし2021年は、ウインマリリンで日経賞とオールカマー、ウインキートスで目黒記念を制したものの、他の馬があまり活躍できなかったため、「27勝・獲得賞金7億1803万円」という成績に終わり、勝利数と賞金のどちらも前年を下回っておりましたので、一昨年はクラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。

実際、一昨年は、ウインマーベルで葵S、ウインマイティーでマーメイドS、ウインカーネリアンで関屋記念を制するなど、計31勝を上げ、「9億1098万円」という、2003年に次ぐ賞金を獲得しております。

そして、昨年は、ウインカーネリアンで東京新聞杯、ウイングレイテストでスワンS、ウインマーベルで阪神Cを制したものの、他の馬がそれほど活躍できなかったことから、「26勝・獲得賞金7億7479万円」という成績に終わり、勝利数と賞金のどちらも、一昨年を大きく下回ってしまいました。

その上、今年も悪い流れが続いており、ウインマーベルで阪急杯を制するなど、先週までに6勝を上げているものの、他の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「1億6049万円」と、昨年の同時期(3月19日【日】まで)の「1億9871万円」を下回っております。

当然、現在はクラブの関係者全員が、「一昨年の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。

そういった中、「ウイン」は、今週、1着賞金1億7000万円(馬主の取り分は8割の1億3600万円)の高松宮記念にウインカーネリアンとウインマ―ベルなど、4頭を特別レースに登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と判断するべきです。