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注目馬主
2024/11/18
1999年にBMWの販売権を…
株式会社キーファーズ(代表:松島正昭氏)

本業: 株式会社マツシマホールディングス 取締役会長

今週の主な登録馬:
ドウデュース(ジャパンC)

担当者:馬主情報部 馬主M

「株式会社キーファーズ」は、松島正昭氏が代表取締役を務めておりますので、ここでは私も皆様と同じく、「株式会社キーファーズ」を「松島オーナー」と表記することと致しましょう。

1998年の7月から2021年の12月まで、「株式会社マツシマホールディングス」(京都府京都市右京区)の代表取締役社長を務めていた松島オーナーは、現在、同社の取締役会長を務めております。

「株式会社マツシマホールディングス」は、「大阪マツダ」で働いていた、初代の松島七兵衛氏が1955年の12月に設立した「平安マツダ株式会社」が起源で、当時は主に三輪トラックの販売を手掛けていたそうです。

1957年の6月に「平安マツダ株式会社」は、「株式会社京都マツダ」に商号を変更しており、1963年の6月には、京都市南区に、自動車整備などを行う「八条サービスセンター」を設立し、更には、中古車センター、リース、ガソリンスタンドなどの事業を展開するなど、この時期に同社の事業基盤を固めておりました。

そして1975年の8月には、2代目の松島芳明氏が代表取締役社長に就任しており、それからは、外国車の輸入事業を開始し、1989年の5月にはメルセデス・ベンツの販売権を、1992年の9月にはフォルクスワーゲンとアウディの販売権を取得するなど、輸入車ディーラーとして着実に規模を拡大しております。

1998年の7月に3代目の松島正昭オーナーが代表取締役社長に就任してからも、それまでの路線を継承しており、1999年の11月にBMWの販売権を取得し、2000年の7月には、「株式会社京都マツダ」の社名を「株式会社KAMIG」に変更しました。

その後、京都市内を中心に販売店を相次いで出店し、尚且つ、MINI、smart、ポルシェ、マセラティの販売権を取得しております。

また、2014年の1月には、企業ブランド価値の更なる向上を目指して、社名を現在の「株式会社マツシマホールディングス」に変更しており、2022年に於けるグループ全体の売上高は「約470億円」を記録していた上、私が確認したところ、現在は、700名以上の従業員を雇用しておりますので、20年以上に渡って同社のトップを務めていた松島オーナーが、「優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。

なお、一昨年から「マツシマホールディングス」の代表取締役社長を務めているのは、松島オーナーのご子息である松島一晃氏です。

馬主としての松島オーナーは、JRAに於いて、2015年から「株式会社キーファーズ」の名義で馬を走らせており、これまでに40頭以上を所有している上、海外でも、2019年のパリ大賞(仏G1)とインターナショナルS(英G1)などを制しているジャパンや、2021年のサンクルー大賞(仏G1)を制しているブルームなどを、クールモアグループと共同所有しており、2021年は、この2頭をジャパンCに出走させておりました。

2019年までの5年間、JRA馬主としての松島オーナーは、

2015年→1勝・獲得賞金1000万円
2016年→2勝・獲得賞金3390万円
2017年→5勝・獲得賞金7219万円
2018年→8勝・獲得賞金1億0307万円
2019年→13勝・獲得賞金2億2935万円

という形で順調に実績を積み重ねており、特に2019年は、マイラプソディを出走させた京都2歳Sで初の重賞勝ちを飾っております。

2020年は、「3勝・獲得賞金9334万円」という成績に終わり、前年を大きく下回ってしまいましたが、2021年は、ドウデュースを出走させた朝日杯FSで初のGI勝ちを飾るなど、11勝を上げ、「2億8604万円」の賞金を獲得し、巻き返しに成功しておりました。

そして一昨年は、ドウデュースでダービーを制するなど、8勝を上げ、「4億3040万円」の賞金を獲得しており、更に昨年は、ドウデュースで京都記念と有馬記念を制するなど、9勝を上げ、獲得賞金が「7億4760万円」というキャリアハイの数字となっております。

ただ、今年は勢いが止まっており、先週までに7勝を上げているものの、天皇賞・秋を制したドウデュース以外の馬が活躍できていないことなどから、獲得賞金が「3億2128万円」と、まだ昨年の4割ほどに留まっておりますので、当然、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金5億円(馬主の取り分は8割の4億円)のジャパンCにドウデュースを登録しておりますので、私が松島オーナーであれば、同馬を預けている友道先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

2024/11/18
京都でインテリア関連事業などを手掛けております
幅田昌伸氏

本業: 株式会社エスコ

今週の主な登録馬:
カンチェンジュンガ(京阪杯)
ビッグシーザー(京阪杯)

担当者:馬主情報部 馬主T

幅田昌伸オーナーは、京都府京都市の中京区に「京都本社」を、東京都の千代田区に「東京支社」を構え、インテリア関連事業や輸入食器の販売などを手掛けている、「株式会社さら」の代表取締役社長を少し前まで務めており、現在の主な肩書きは、関連会社である「株式会社エスコ」の代表取締役です。

ショールームや建築現場では、壁紙や床材などを決める時に、「サンプルブック」という特殊なカタログを用いるケースが多く、「株式会社さら」は、その「サンプルブック」で業界トップクラスのシェアを誇っております。

更に同社は、2000年2月、中国の大連に「大連エスコ」という自社工場を建設したのを皮切りに、2001年9月に「第2工場」を、2004年10月に「第3工場」を設けているように、順調に海外事業を拡大し、現在は、年間で約400万冊の「サンプルブック」を製造しており、2024年1月期に於けるグループ全体の売上高は、「100億円」という素晴らしいものでした。

馬主としての幅田オーナーは、1999年からJRAで馬を走らせている、キャリアが20年以上のベテランでして、現在までに130頭以上を所有しております。

また、奥様の幅田京子オーナーも2008年にJRAの馬主資格を取得しており、代表的な存在としては、2014年の武蔵野Sを制したワイドバッハが挙げられるでしょう。

2015年の幅田昌伸オーナーは、7勝を上げ、その他にも、カジキがカペラSで2着に入るなど、「1億0851万円」の賞金を獲得しており、2019年は、ワイドファラオを出走させたニュージーランドTで初めての重賞勝ちを飾り、同馬でユニコーンSも制するなど、7勝を上げ、「1億7433万円」の賞金を獲得しておりました。

そして2020年は、JRAに於いて8勝を上げ、「1億4656万円」の賞金を獲得していた上、ワイドファラオで1着賞金6000万円の地方交流G1・かしわ記念を制しております。

ただ、その後は、

2021年:1億3824万円
2022年:1億2156万円

と、獲得賞金が右肩下がりだったため、昨年の幅田オーナーは、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈であり、実際、昨年は9勝を上げ、獲得賞金は「1億6463万円」と、一昨年を大きく上回っておりました。

そして、今年も好調が続いており、リステッドの淀短距離SとオパールSを制し、その他にも、オーシャンSで2着、函館スプリントSで3着と好走しているビッグシーザーの活躍などにより、先週までに12勝を上げ、獲得賞金が「2億8745万円」と、既にキャリアハイとなっておりますので、現在の幅田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、幅田オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、

■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
5頭を1億7160万円

■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
3頭を5165万円で落札

■9月17日(火)~19日(木)の「HBAセプテンバーセール」
1頭を374万円で落札

■10月15日(火)~16日(水)の「HBAオータムセール」
1頭を572万円で落札

と、計10頭を総額2億3271万円で落札しております(落札金額は全て税込表記)。

当然、現在の幅田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の京阪杯にカンチェンジュンガとビッグアーサーを登録してきましたので、私が幅田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

2024/11/18
ジェニュインなどが代表的な存在です
社台レースホース

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
スターズオンアース(ジャパンC)
ソールオリエンス(ジャパンC)
ビヨンドザヴァレー(清水S)
ピクシ-レーション(オリエンタル賞)
フルングニル(栂尾特別)

担当者:馬主情報部 馬主Y

私が改めてご説明するまでもなく、一般競馬ファンでもよくご存知の通り、「社台レースホース」は、誰もが認める「最大手の一口馬主クラブ」の一つであり、現在は、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏の長男である、吉田哲哉氏が代表を務めております。

1980年に設立された同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、

1986年のダービーなどを制したダイナガリバー
1988年のマイルCSなどを制したサッカーボーイ
1995年の皐月賞などを制したジェニュイン
1996年の天皇賞・秋などを制したバブルガムフェロー
2001年の香港ヴァーズなどを制したステイゴールド
2003年のダービーなどを制したネオユニヴァース
2004年の桜花賞などを制したダンスインザムード
2005年の有馬記念などを制したハーツクライ
2014年の皐月賞などを制したイスラボニータ

といった名前が挙げられるでしょう。

この馬達などの活躍により、「社台レースホース」は、1990年から2009年までの20年間に、18回も「馬主リーディング1位」となっており、その中でも2004年は、「33億3401万円」の賞金を獲得しておりました。

2010年から2013年の4年間は、「サンデーレーシングに次ぐ馬主リーディング2位」をキープしておりましたが、それから一昨年までは、

2014年→101勝・獲得賞金24億2695万円(馬主リーディング3位)
2015年→102勝・獲得賞金21億2539万円(同3位)
2016年→82勝・獲得賞金18億2389万円(同3位)
2017年→102勝・獲得賞金18億8314万円(同3位)
2018年→92勝・獲得賞金20億5339万円(同4位)
2019年→106勝・獲得賞金21億3109万円(同4位)
2020年→87勝・獲得賞金21億4100万円(同4位)
2021年→97勝・獲得賞金22億0621万円(同4位)
2022年→99勝・獲得賞金25億3780万円(同4位)

と記せば分かる通り、「馬主リーディング」は、2014年から2017年までの4年間が「3位」、2018年から一昨年までの5年間が「4位」と順位を落としており、獲得賞金も、2004年と比べると物足りない数字が続いておりましたので、昨年はクラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。

実際、昨年は、シルヴァーソニックでレッドシーターフH(サウジアラビアのG3)を制し、1着賞金150万ドル(約2億0469万円)を獲得しており、JRAでは、ソールオリエンスで皐月賞を制し、ジャンタルマンタルで朝日杯FSを制するなど、重賞12勝を含む102勝を上げ、過去最高となる「34億3845万円」の賞金を獲得し、「馬主リーディング3位」となっておりました。

しかし、今年に入ってから先週までは、昨年、12勝もしていた重賞を、5勝しかできていないことなどから、獲得賞金が「20億0705万円」と、まだ昨年の6割以下に留まっており、「馬主リーディング」では、「サンデーレーシング」と「キャロットファーム」と「シルクレーシング」に次ぐ4位という状況です。

当然、現在はクラブの関係者全員が、「早急にリーディングの順位を上げたい」と考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金が5億円(馬主の取り分は8割の4億円)のジャパンCにスターズオンアースとソールオリエンスなど、特別レースに5頭を登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。

2024/11/18
タイトルホルダーなどの種牡馬を繋養していますね
LEX・PRO

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
ブローザホーン(ジャパンC)
ドロップオブライト(京阪杯)
サヴァビアン(栂尾特別)

担当者:馬主情報部 競走馬エージェントA

1987年にできた「株式会社LEX」は、静内の中心部から車で北に5キロほど走ったところに本部を構えていて、今の代表は、「マイネル軍団の総帥」こと岡田繁幸氏(故人)の弟さんで、「岡田スタッド」の代表でもある岡田牧雄オーナーが務めています。

ちなみに、「LEX」の本部のすぐそばにある「岡田スタッド」は、実家の「岡田蔚男(しげお)牧場」を牧雄オーナーが引き継いだところで、今の名前になったのは1984年のことです。

「LEX」が、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有する形で出資を呼び掛けているのが「LEX・PRO」ですね。

それに「LEX」は、タイトルホルダーなどの種牡馬を繋養している「レックス・スタッド」の運営を手掛けていて、その他にも、馬の取引代行や、輸入馬具と飼料の販売なども手掛けています。

「LEX・PRO」の募集馬は、「LEX」の代表を務めている岡田牧雄オーナーの名義で走ることが多いのですが、2017年のフェブラリーSとチャンピオンズCを勝ったゴールドドリームのように、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの名義で走ることがありますし、2016年のエリザベス女王杯を勝ったクイーンズリングのように、吉田照哉オーナーの奥様の吉田千津オーナーの名義で走ることもありますね。

地方入厩馬も含めたら、「LEX・PRO」は、「2023年度販売馬」(現2歳世代)について、全部で49頭のラインナップを発表していて、私が確認したところ、これらの内、満口になっているのは33頭で、「販売終了」になった8頭を除く残りの8頭は、今でも出資を受け付けていますし、「2024年度販売馬」(現1歳世代)については、全部で35頭のラインナップを発表していて、今月の下旬から受け付けを開始する予定です。

もちろん、今は関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している馬主さん達に好印象を与えたい」と考えているのでしょうし、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そういった中、今週は、1着賞金が5億円(馬主の取り分は8割の4億円)のジャパンCにブローザホーン、1着賞金が4100万円(同3280万円)の京阪杯にドロップオブライト、1着賞金が1550万円(同1240万円)の栂尾特別にサヴァビアンを特別レースに登録していますので、私が「LEX・PRO」の関係者達でしたら、それぞれの厩舎に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いするでしょうね。