注目馬主
2026/04/27
関連会社が「ウマ娘」などの大ヒット作品を…
藤田晋(すすむ)氏
本業: 株式会社サイバーエージェント 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
シンエンペラー(天皇賞・春)
シンフォーエバー(京王杯SC)
エゾダイモン(府中S)
スニーカースキル(東大路S)
担当者:馬主情報部 馬主N
藤田晋(すすむ)オーナーは、「JR渋谷駅」から徒歩5分ほどの場所に、「AbemaTowers」という名称の本社ビルを構え、インターネットに関わる様々な事業を手掛けている、「株式会社サイバーエージェント」の代表取締役社長を務めておりましたが、昨年の12月12日(金)に退任し、現在の役職は代表取締役会長です。
青山学院大学の経営学部を卒業後、人材派遣会社の「株式会社インテリジェンス」(現在の「パーソルキャリア株式会社」)に就職した藤田オーナーは、24歳だった1998年、「インテリジェンス」のオフィスを間借りする形で「サイバーエージェント」を設立しております。
創業時の同社は、「ホリエモン」こと堀江貴文氏が代表を務める「株式会社オン・ザ・エッヂ」(後の株式会社ライブドア)との協業で、インターネット上のバナー広告、「サイバークリック」を展開しておりました。
現在も広告事業を主力としている「株式会社サイバーエージェント」は、インターネット広告に於ける国内シェアが4割以上という、圧倒的な地位を築いており、グループ全体で「8740億円」を記録した「2025年9月期」の売上高の内、広告事業が「4612億円」と、半分以上を占めております。
「インターネット広告事業」の他、同社の主要事業となっているのは、「2025年9月期」の売上高が「2167億円」を記録した「ゲーム事業」と、「2315億円」を記録した「メディア事業」です。
「ゲーム事業」では、関連会社の一つである「株式会社Cygames(サイゲームス)」が運営する「ウマ娘・プリティーダービー」を筆頭に、「アイドルマスター・シンデレラガールズ」や「グランブルーファンタジー」といった大ヒット作品を次々に提供しており、「メディア事業」も、「テレビ朝日」と共同で設立した「株式会社AbemaTV」が運営する、インターネットテレビサービスの「ABEMA」や、国内最大手のブログサービスである「Amebaブログ」といった、誰もが目にしたことがあるサービスを運営しておりますので、多くの方にとって、広告事業よりも馴染みがあることでしょう。
「ウマ娘」が大ヒットした2021年、馬主資格を取得した藤田オーナーですが、先述した通り、「ウマ娘」は関連会社が開発したゲームであり、オーナー自身が深く関わっていた訳ではないため、直接のきっかけとなった訳ではなく、「サイバーエージェント」を創業した際に支援してくれた、当時、「インテリジェンス」で社長を務めており、現在は「株式会社USEN-NEXT HOLDINGS」の代表取締役社長を務めている宇野康秀氏から、以前、「馬とフェラーリだけは買うな」と言われていたものの、最近は「自由にしていい」と言われるようになった上、2020年の暮れに、雑誌で武豊騎手と対談した際に勧められたことがきっかけで、「馬主になろう」と決めたそうです。
馬主資格の申請中だった2021年の3月に、武豊騎手と食事をする機会があり、その際に同席していた森秀行調教師から、「2歳馬を買えばすぐにデビューできる」と聞き、実際、同年の3月16日(火)~17日(水)にフロリダで行われた「OBSマーチ2歳トレーニングセール」では、現地に出張していた森調教師と協議した上で、4頭を175万5000ドル(約1億9141万円)で落札しております(落札名義は森調教師)。
更に2021年は、国内の競走馬セールに於いて、
■5月21日(金)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を5億1711万円(税込)で落札
■7月12日(月)~13日(火)の「セレクトセール」
18頭を25億9820万円(税込)で落札
と、計19頭を31億1531万円(税込)で落札し、大きな話題となっておりました。
同年の7月にJRAの馬主資格を取得した藤田オーナーは、年末までに7勝を上げ、「8131万円」の賞金を獲得しており、「馬主キャリア2年目」となった2022年は、ジャングロでニュージーランドTを制し、早くも「初の重賞勝ち」を飾るなど、「11勝・獲得賞金2億1629万円」という、前年を大きく上回る成績を残しております。
また、その後も藤田オーナーの快進撃は続いており、2023年は、シンエンペラーで京都2歳Sを制するなど、25勝を上げ、前年を大きく上回る「5億0184万円」の賞金を獲得しており、一昨年は、サウジダービーと東京大賞典などを制したフォーエバーヤングの活躍によって、海外と地方で約4億円の賞金を獲得していた上、JRAでは、エリキングで京都2歳Sを制するなど、27勝を上げ、尚且つ、シンエンペラーがダービーで3着、ジャパンCで2着(同着)に入ったことなどから、2023年を大きく上回る「8億4263万円」の賞金を獲得しておりました。
だだ、昨年は、サウジC(G1)とブリーダーズCクラシック(G1)などを制したフォーエバーヤングの活躍と、ネオムターフC(G2)を制したシンエンペラーの活躍により、海外と地方で約24億円の賞金を獲得したものの、JRAでは、神戸新聞杯を制したエリキング以外の馬があまり活躍できなかったことなどから、獲得賞金が「6億6460万円」と、一昨年を下回ってしまいましたので、今年を迎えるにあたって、藤田オーナーは巻き返しに燃えていた筈です。
実際、今年は、サウジC(G1)を制し、ドバイワールドC(G1)で2着に入線したフォーエバーヤングの活躍によって、この2戦で1240万ドル(約19億4348万円)の賞金を獲得している上、JRAでは、ソンシで阪急杯を制するなど、先週までに8勝を上げ、その他にも、ボンドガールが小倉牝馬Sで、エリキングが京都記念で、それぞれ2着に入線したことなどから、獲得賞金が「2億0388万円」と、昨年の同時期(4月27日【日】まで)の「1億7430万円」を上回っております。
したがって、現在の藤田オーナーは、「この勢いを止めたくない」という思惑を抱いていることでしょう。
また、藤田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月14日(月)と15日(火)の「セレクトセール」
13頭を24億2000万円で落札
■10月21日(火)の「ノーザンファームミックスセール」
3頭を4億1800万円で落札
と、計16頭の落札に総額28億3800万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、現在の藤田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」という思惑も抱いている筈です。
こういった中、今週は、1着賞金3億円(馬主の取り分は8割の2億4000万円)の天皇賞・春にシンエンペラー、1着賞金5900万円(同4720万円)の京王杯SCにシンフォーエバーなど、特別レースに4頭を登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と私は判断しております。
本業: 株式会社サイバーエージェント 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
シンエンペラー(天皇賞・春)
シンフォーエバー(京王杯SC)
エゾダイモン(府中S)
スニーカースキル(東大路S)
担当者:馬主情報部 馬主N
藤田晋(すすむ)オーナーは、「JR渋谷駅」から徒歩5分ほどの場所に、「AbemaTowers」という名称の本社ビルを構え、インターネットに関わる様々な事業を手掛けている、「株式会社サイバーエージェント」の代表取締役社長を務めておりましたが、昨年の12月12日(金)に退任し、現在の役職は代表取締役会長です。
青山学院大学の経営学部を卒業後、人材派遣会社の「株式会社インテリジェンス」(現在の「パーソルキャリア株式会社」)に就職した藤田オーナーは、24歳だった1998年、「インテリジェンス」のオフィスを間借りする形で「サイバーエージェント」を設立しております。
創業時の同社は、「ホリエモン」こと堀江貴文氏が代表を務める「株式会社オン・ザ・エッヂ」(後の株式会社ライブドア)との協業で、インターネット上のバナー広告、「サイバークリック」を展開しておりました。
現在も広告事業を主力としている「株式会社サイバーエージェント」は、インターネット広告に於ける国内シェアが4割以上という、圧倒的な地位を築いており、グループ全体で「8740億円」を記録した「2025年9月期」の売上高の内、広告事業が「4612億円」と、半分以上を占めております。
「インターネット広告事業」の他、同社の主要事業となっているのは、「2025年9月期」の売上高が「2167億円」を記録した「ゲーム事業」と、「2315億円」を記録した「メディア事業」です。
「ゲーム事業」では、関連会社の一つである「株式会社Cygames(サイゲームス)」が運営する「ウマ娘・プリティーダービー」を筆頭に、「アイドルマスター・シンデレラガールズ」や「グランブルーファンタジー」といった大ヒット作品を次々に提供しており、「メディア事業」も、「テレビ朝日」と共同で設立した「株式会社AbemaTV」が運営する、インターネットテレビサービスの「ABEMA」や、国内最大手のブログサービスである「Amebaブログ」といった、誰もが目にしたことがあるサービスを運営しておりますので、多くの方にとって、広告事業よりも馴染みがあることでしょう。
「ウマ娘」が大ヒットした2021年、馬主資格を取得した藤田オーナーですが、先述した通り、「ウマ娘」は関連会社が開発したゲームであり、オーナー自身が深く関わっていた訳ではないため、直接のきっかけとなった訳ではなく、「サイバーエージェント」を創業した際に支援してくれた、当時、「インテリジェンス」で社長を務めており、現在は「株式会社USEN-NEXT HOLDINGS」の代表取締役社長を務めている宇野康秀氏から、以前、「馬とフェラーリだけは買うな」と言われていたものの、最近は「自由にしていい」と言われるようになった上、2020年の暮れに、雑誌で武豊騎手と対談した際に勧められたことがきっかけで、「馬主になろう」と決めたそうです。
馬主資格の申請中だった2021年の3月に、武豊騎手と食事をする機会があり、その際に同席していた森秀行調教師から、「2歳馬を買えばすぐにデビューできる」と聞き、実際、同年の3月16日(火)~17日(水)にフロリダで行われた「OBSマーチ2歳トレーニングセール」では、現地に出張していた森調教師と協議した上で、4頭を175万5000ドル(約1億9141万円)で落札しております(落札名義は森調教師)。
更に2021年は、国内の競走馬セールに於いて、
■5月21日(金)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を5億1711万円(税込)で落札
■7月12日(月)~13日(火)の「セレクトセール」
18頭を25億9820万円(税込)で落札
と、計19頭を31億1531万円(税込)で落札し、大きな話題となっておりました。
同年の7月にJRAの馬主資格を取得した藤田オーナーは、年末までに7勝を上げ、「8131万円」の賞金を獲得しており、「馬主キャリア2年目」となった2022年は、ジャングロでニュージーランドTを制し、早くも「初の重賞勝ち」を飾るなど、「11勝・獲得賞金2億1629万円」という、前年を大きく上回る成績を残しております。
また、その後も藤田オーナーの快進撃は続いており、2023年は、シンエンペラーで京都2歳Sを制するなど、25勝を上げ、前年を大きく上回る「5億0184万円」の賞金を獲得しており、一昨年は、サウジダービーと東京大賞典などを制したフォーエバーヤングの活躍によって、海外と地方で約4億円の賞金を獲得していた上、JRAでは、エリキングで京都2歳Sを制するなど、27勝を上げ、尚且つ、シンエンペラーがダービーで3着、ジャパンCで2着(同着)に入ったことなどから、2023年を大きく上回る「8億4263万円」の賞金を獲得しておりました。
だだ、昨年は、サウジC(G1)とブリーダーズCクラシック(G1)などを制したフォーエバーヤングの活躍と、ネオムターフC(G2)を制したシンエンペラーの活躍により、海外と地方で約24億円の賞金を獲得したものの、JRAでは、神戸新聞杯を制したエリキング以外の馬があまり活躍できなかったことなどから、獲得賞金が「6億6460万円」と、一昨年を下回ってしまいましたので、今年を迎えるにあたって、藤田オーナーは巻き返しに燃えていた筈です。
実際、今年は、サウジC(G1)を制し、ドバイワールドC(G1)で2着に入線したフォーエバーヤングの活躍によって、この2戦で1240万ドル(約19億4348万円)の賞金を獲得している上、JRAでは、ソンシで阪急杯を制するなど、先週までに8勝を上げ、その他にも、ボンドガールが小倉牝馬Sで、エリキングが京都記念で、それぞれ2着に入線したことなどから、獲得賞金が「2億0388万円」と、昨年の同時期(4月27日【日】まで)の「1億7430万円」を上回っております。
したがって、現在の藤田オーナーは、「この勢いを止めたくない」という思惑を抱いていることでしょう。
また、藤田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月14日(月)と15日(火)の「セレクトセール」
13頭を24億2000万円で落札
■10月21日(火)の「ノーザンファームミックスセール」
3頭を4億1800万円で落札
と、計16頭の落札に総額28億3800万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、現在の藤田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」という思惑も抱いている筈です。
こういった中、今週は、1着賞金3億円(馬主の取り分は8割の2億4000万円)の天皇賞・春にシンエンペラー、1着賞金5900万円(同4720万円)の京王杯SCにシンフォーエバーなど、特別レースに4頭を登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と私は判断しております。
2026/04/27
京都馬主協会の「社会福祉・財務委員長」です
岡浩二氏
本業: 株式会社ランテック 代表取締役
今週の主な登録馬:
ヤブサメ(京王杯SC)
ツキノアカリ(三条S)
担当者:馬主情報部 馬主D
岡浩二オーナーの本業は、大阪府大阪市の城東区に本社ビルを構え、主に土木建築や舗装工事などを手掛けている、「株式会社ランテック」の代表取締役です。
1988年、「株式会社岡組土木」として創業され、1995年に現在の社名となった同社は、「京阪本線」の「野江駅」からですと、東口を出て直進し、一つ目の信号を左折して150mほど歩くと、屋上に「LANTEC」という社名入りの看板が見えてくる、外壁がシルバーで円筒形の「ランテックビル」を拠点としており、関西地区に於ける高速道路の敷設など、これまでに多くの公共事業を手掛けた実績があります。
また、同社は、「京セラドーム大阪」から車で10分ほどの場所にある、「港アスファルト合材工場」(大阪市港区海岸通)を2013年から、大阪城から車で10分ほどの場所にある、「高井田アスファルト合材中継所」(東大阪市高井田)を2016年から、それぞれ稼働させており、この2施設では、アスファルトガラやコンクリートガラといったがれき類や、水道工事や道路工事等で発生した合材や残土などの産業廃棄物をリサイクルし、「再生アスファルト合材」を製造している上、工場の稼働に必要な燃料には、環境に優しいクリーンエネルギーである「液化天然ガス(LNG)」を使用し、地域の環境問題や、温暖化防止対策などに大きく貢献しておりますので、同社の代表取締役を務めている岡オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
馬主としての岡オーナーは、これまでに150頭以上を所有しており、現在は、京都馬主協会の「社会福祉・財務委員長」を務めており、2018年には、北海道の静内に生産牧場の「サンデーヒルズ」を開場し、2021年から生産馬を走らせております。
私が確認したところ、岡オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは2004年のことでして、同年は、出走頭数が少なかったため、0勝に終わっておりましたが、その後は、
2005年→7勝・獲得賞金6535万円
2006年→10勝・獲得賞金9724万円
2007年→8勝・獲得賞金1億2258万円
という形で順調に数字を伸ばしていた上、2010年には、セレスハントを出走させた地方交流重賞のサマーチャンピオンで初の重賞勝ちを飾り、その後も同馬で、2011年の東京スプリントと、2012年と2013年の北海道スプリントCを制しておりました。
また、岡オーナーにとって、「初のJRA重賞勝ち」となったのは、マーニを出走させた2021年の京都ハイジャンプでして、同年は、この他にも、ヨカヨカで北九州記念を制し、尚且つ、アカイイトでエリザベス女王杯を制し、初のGI勝ちを飾るなど、計15勝を上げ、キャリアハイとなる「5億0817万円」の賞金を獲得しております。
2022年は、獲得賞金が「4億3877万円」と、2021年を大きく下回ったものの、2023年は、JRAに於いて、オオバンブルマイでアーリントンCを制するなど、18勝を上げ、「3億2433万円」の賞金を獲得しており、尚且つ、オオバンブルマイでオーストラリアのゴールデンイーグルを制し、525万豪ドル(約5億円)の賞金を獲得しておりました。
ところが、一昨年は状況が一変しており、地方では、チカッパで交流重賞の北海道スプリントCと東京盃を制し、この2レースで「6400万円」の賞金を獲得していた上、JRAでは、前年とほぼ変わらぬ17勝を上げておりましたが、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「2億5784万円」と、2023年を大きく下回っております。
その上、昨年は更に状況が悪化しており、12勝に留まったことなどから、獲得賞金が「2億0241万円」と、一昨年を下回ってしまいましたので、今年を迎えるにあたって、岡オーナーは巻き返しに燃えていた筈です。
実際、今年は、アイサンサンで愛知杯をするなど、先週までに5勝を上げ、獲得賞金が「1億2060万円」と、既に昨年の6割近い数字となっておりますので、現在の岡オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
なお、2004年以降、毎年欠かさず「競走馬セール」に参加している岡オーナーは、昨年も、自身の名義と「サンデーヒルズ」の名義で、
■6月17日(火)の「九州1歳市場」
2頭を1404万円で落札
■8月18日(月)~23日(土)の「HBAサマーセール」
4頭を4136万円で落札
と、計6頭の落札に総額5540万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、岡オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)の京王杯SCにヤブサメ、1着賞金1870万円(同1496万円)の三条Sにツキノアカリを登録しておりますので、私がオーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。
本業: 株式会社ランテック 代表取締役
今週の主な登録馬:
ヤブサメ(京王杯SC)
ツキノアカリ(三条S)
担当者:馬主情報部 馬主D
岡浩二オーナーの本業は、大阪府大阪市の城東区に本社ビルを構え、主に土木建築や舗装工事などを手掛けている、「株式会社ランテック」の代表取締役です。
1988年、「株式会社岡組土木」として創業され、1995年に現在の社名となった同社は、「京阪本線」の「野江駅」からですと、東口を出て直進し、一つ目の信号を左折して150mほど歩くと、屋上に「LANTEC」という社名入りの看板が見えてくる、外壁がシルバーで円筒形の「ランテックビル」を拠点としており、関西地区に於ける高速道路の敷設など、これまでに多くの公共事業を手掛けた実績があります。
また、同社は、「京セラドーム大阪」から車で10分ほどの場所にある、「港アスファルト合材工場」(大阪市港区海岸通)を2013年から、大阪城から車で10分ほどの場所にある、「高井田アスファルト合材中継所」(東大阪市高井田)を2016年から、それぞれ稼働させており、この2施設では、アスファルトガラやコンクリートガラといったがれき類や、水道工事や道路工事等で発生した合材や残土などの産業廃棄物をリサイクルし、「再生アスファルト合材」を製造している上、工場の稼働に必要な燃料には、環境に優しいクリーンエネルギーである「液化天然ガス(LNG)」を使用し、地域の環境問題や、温暖化防止対策などに大きく貢献しておりますので、同社の代表取締役を務めている岡オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
馬主としての岡オーナーは、これまでに150頭以上を所有しており、現在は、京都馬主協会の「社会福祉・財務委員長」を務めており、2018年には、北海道の静内に生産牧場の「サンデーヒルズ」を開場し、2021年から生産馬を走らせております。
私が確認したところ、岡オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは2004年のことでして、同年は、出走頭数が少なかったため、0勝に終わっておりましたが、その後は、
2005年→7勝・獲得賞金6535万円
2006年→10勝・獲得賞金9724万円
2007年→8勝・獲得賞金1億2258万円
という形で順調に数字を伸ばしていた上、2010年には、セレスハントを出走させた地方交流重賞のサマーチャンピオンで初の重賞勝ちを飾り、その後も同馬で、2011年の東京スプリントと、2012年と2013年の北海道スプリントCを制しておりました。
また、岡オーナーにとって、「初のJRA重賞勝ち」となったのは、マーニを出走させた2021年の京都ハイジャンプでして、同年は、この他にも、ヨカヨカで北九州記念を制し、尚且つ、アカイイトでエリザベス女王杯を制し、初のGI勝ちを飾るなど、計15勝を上げ、キャリアハイとなる「5億0817万円」の賞金を獲得しております。
2022年は、獲得賞金が「4億3877万円」と、2021年を大きく下回ったものの、2023年は、JRAに於いて、オオバンブルマイでアーリントンCを制するなど、18勝を上げ、「3億2433万円」の賞金を獲得しており、尚且つ、オオバンブルマイでオーストラリアのゴールデンイーグルを制し、525万豪ドル(約5億円)の賞金を獲得しておりました。
ところが、一昨年は状況が一変しており、地方では、チカッパで交流重賞の北海道スプリントCと東京盃を制し、この2レースで「6400万円」の賞金を獲得していた上、JRAでは、前年とほぼ変わらぬ17勝を上げておりましたが、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「2億5784万円」と、2023年を大きく下回っております。
その上、昨年は更に状況が悪化しており、12勝に留まったことなどから、獲得賞金が「2億0241万円」と、一昨年を下回ってしまいましたので、今年を迎えるにあたって、岡オーナーは巻き返しに燃えていた筈です。
実際、今年は、アイサンサンで愛知杯をするなど、先週までに5勝を上げ、獲得賞金が「1億2060万円」と、既に昨年の6割近い数字となっておりますので、現在の岡オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
なお、2004年以降、毎年欠かさず「競走馬セール」に参加している岡オーナーは、昨年も、自身の名義と「サンデーヒルズ」の名義で、
■6月17日(火)の「九州1歳市場」
2頭を1404万円で落札
■8月18日(月)~23日(土)の「HBAサマーセール」
4頭を4136万円で落札
と、計6頭の落札に総額5540万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、岡オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)の京王杯SCにヤブサメ、1着賞金1870万円(同1496万円)の三条Sにツキノアカリを登録しておりますので、私がオーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。
2026/04/27
代表はNHKのワシントン支局長を務めておりました
キャロットファーム
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ヘデントール(天皇賞・春)
アルセナール(京王杯SC)
ファンダム(京王杯SC)
ワールズエンド(京王杯SC)
ルディック(越後S)
ログラール(府中S)
ルシフェル(東大路S)
コンアフェット(咲花特別)
ヴィスコンテッサ(矢車賞)
クラックショット(わらび賞)
担当者:馬主情報部 馬主Y
「キャロットファーム」の愛馬会法人・「キャロットクラブ」の代表を、2008年から務めている手嶋龍一氏は、北海道芦別市の出身であり、岩見沢東高校と慶応大学の経済学部を卒業してからNHKに入局し、1997年からはそのワシントン支局長を務め、2001年にアメリカで起きた「9・11同時多発テロ事件」の際には、11日間に渡り「24時間中継」を担当しておりました。
2005年にNHKを退局した後は、外交ジャーナリストとして活動し、2006年に出版した「ウルトラ・ダラー」(新潮社)が33万部のベストセラーになるなど、作家としても高い評価を受けております。
これまで、他の所属員達も記していることですが、手嶋氏の執筆場所は、同氏が、「永遠の親友」と語る吉田勝己オーナーが代表を務めている「ノーザンファーム」の中にあり、「千歳空港から僅か15分ほど」という立地や、牧場の景色を見てリフレッシュできる環境を、手嶋氏はとても気に入っているとのことであり、素晴らしい執筆場所を用意してくれた勝己オーナーに、深く感謝しているそうです。
また、手嶋氏は、「静岡新聞」と「北國新聞」にコラムを掲載している上、「情報ライブ・ミヤネ屋」、「シューイチ」といったテレビ番組にコメンテーターとして出演するなど、メディアの世界でも活躍しており、最近は、ただいま名前を挙げた「シューイチ」などに於いて、ウクライナ情勢などの解説をする機会が増えております。
「キャロットファーム」に於いて、過去の代表的な存在としては、
2005年のオークスとアメリカンオークスを制したシーザリオ
2007年の阪神ジュベナイルFと2008年のオークスなどを制したトールポピー
2013年の菊花賞と2014年のジャパンCなどを制したエピファネイア
2015年のエリザベス女王杯と2016年の宝塚記念をなど制したマリアライト
2017年のダービーと2018年の天皇賞・秋などを制したレイデオロ
2018年のエリザベス女王杯と2019年の宝塚記念と有馬記念などを制したリスグラシュー
2021年の皐月賞と天皇賞・秋と有馬記念を制したエフフォーリア
といった名前が挙げられるでしょう。
2016年の「キャロットファーム」は、シンハライトでオークスを、マリアライトで宝塚記念を制するなど、「127勝・獲得賞金31億8985万円」という成績を残し、「馬主リーディング1位」に輝いておりました。
更にその後も、一昨年までは、
2017年→106勝・獲得賞金26億2116万円(馬主リーディング2位)
2018年→117勝・獲得賞金26億8078万円(同3位)
2019年→126勝・獲得賞金34億3815万円(同2位)
2020年→118勝・獲得賞金24億4179万円(同3位)
2021年→111勝・獲得賞金34億0179万円(同2位)
2022年→94勝・獲得賞金26億6432万円(同3位)
2023年→130勝・獲得賞金35億4720万円(同2位)
2024年→115勝・獲得賞金29億1559万円(同2位)
という好成績を残しており、特に2023年は、ダービーを制したタスティエーラ、菊花賞を制したドゥレッツァ、マイルCSを制したナミュールなどの活躍により、過去最高の成績を記録していたものの、「馬主リーディング1位への返り咲き」は果たせておりません。
そして、昨年も状況が改善した訳ではなく、過去最多となる134勝を上げたものの、一昨年は9勝していた重賞が7勝に留まってしまったことなどから、獲得賞金が「26億0850万円」と、一昨年を大きく下回り、「馬主リーディング」では4位となってしまいましたので、今年を迎えるにあたっては、クラブの関係者全員が巻き返しに燃えていた筈です。
実際、今年は、レーベンスティールで中山記念を制するなど、重賞の3勝を含めて先週までに31勝を上げ、獲得賞金が「8億2799万円」と、昨年の同時期(4月27日【日】まで)の「7億0794万円」を大きく上回り、「馬主リーディング」では2位となっておりますので、現在は、クラブの関係者全員が「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金3億円(馬主の取り分は8割の2億4000万円)の天皇賞・春
ヘデントール
1着賞金5900万円(同4720万円)の京王杯SC
アルセナール
ファンダム
ワールズエンド
1着賞金2200万円(同1760万円)の越後S
ルディック
など、10頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が「キャロットファーム」の関係者であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ヘデントール(天皇賞・春)
アルセナール(京王杯SC)
ファンダム(京王杯SC)
ワールズエンド(京王杯SC)
ルディック(越後S)
ログラール(府中S)
ルシフェル(東大路S)
コンアフェット(咲花特別)
ヴィスコンテッサ(矢車賞)
クラックショット(わらび賞)
担当者:馬主情報部 馬主Y
「キャロットファーム」の愛馬会法人・「キャロットクラブ」の代表を、2008年から務めている手嶋龍一氏は、北海道芦別市の出身であり、岩見沢東高校と慶応大学の経済学部を卒業してからNHKに入局し、1997年からはそのワシントン支局長を務め、2001年にアメリカで起きた「9・11同時多発テロ事件」の際には、11日間に渡り「24時間中継」を担当しておりました。
2005年にNHKを退局した後は、外交ジャーナリストとして活動し、2006年に出版した「ウルトラ・ダラー」(新潮社)が33万部のベストセラーになるなど、作家としても高い評価を受けております。
これまで、他の所属員達も記していることですが、手嶋氏の執筆場所は、同氏が、「永遠の親友」と語る吉田勝己オーナーが代表を務めている「ノーザンファーム」の中にあり、「千歳空港から僅か15分ほど」という立地や、牧場の景色を見てリフレッシュできる環境を、手嶋氏はとても気に入っているとのことであり、素晴らしい執筆場所を用意してくれた勝己オーナーに、深く感謝しているそうです。
また、手嶋氏は、「静岡新聞」と「北國新聞」にコラムを掲載している上、「情報ライブ・ミヤネ屋」、「シューイチ」といったテレビ番組にコメンテーターとして出演するなど、メディアの世界でも活躍しており、最近は、ただいま名前を挙げた「シューイチ」などに於いて、ウクライナ情勢などの解説をする機会が増えております。
「キャロットファーム」に於いて、過去の代表的な存在としては、
2005年のオークスとアメリカンオークスを制したシーザリオ
2007年の阪神ジュベナイルFと2008年のオークスなどを制したトールポピー
2013年の菊花賞と2014年のジャパンCなどを制したエピファネイア
2015年のエリザベス女王杯と2016年の宝塚記念をなど制したマリアライト
2017年のダービーと2018年の天皇賞・秋などを制したレイデオロ
2018年のエリザベス女王杯と2019年の宝塚記念と有馬記念などを制したリスグラシュー
2021年の皐月賞と天皇賞・秋と有馬記念を制したエフフォーリア
といった名前が挙げられるでしょう。
2016年の「キャロットファーム」は、シンハライトでオークスを、マリアライトで宝塚記念を制するなど、「127勝・獲得賞金31億8985万円」という成績を残し、「馬主リーディング1位」に輝いておりました。
更にその後も、一昨年までは、
2017年→106勝・獲得賞金26億2116万円(馬主リーディング2位)
2018年→117勝・獲得賞金26億8078万円(同3位)
2019年→126勝・獲得賞金34億3815万円(同2位)
2020年→118勝・獲得賞金24億4179万円(同3位)
2021年→111勝・獲得賞金34億0179万円(同2位)
2022年→94勝・獲得賞金26億6432万円(同3位)
2023年→130勝・獲得賞金35億4720万円(同2位)
2024年→115勝・獲得賞金29億1559万円(同2位)
という好成績を残しており、特に2023年は、ダービーを制したタスティエーラ、菊花賞を制したドゥレッツァ、マイルCSを制したナミュールなどの活躍により、過去最高の成績を記録していたものの、「馬主リーディング1位への返り咲き」は果たせておりません。
そして、昨年も状況が改善した訳ではなく、過去最多となる134勝を上げたものの、一昨年は9勝していた重賞が7勝に留まってしまったことなどから、獲得賞金が「26億0850万円」と、一昨年を大きく下回り、「馬主リーディング」では4位となってしまいましたので、今年を迎えるにあたっては、クラブの関係者全員が巻き返しに燃えていた筈です。
実際、今年は、レーベンスティールで中山記念を制するなど、重賞の3勝を含めて先週までに31勝を上げ、獲得賞金が「8億2799万円」と、昨年の同時期(4月27日【日】まで)の「7億0794万円」を大きく上回り、「馬主リーディング」では2位となっておりますので、現在は、クラブの関係者全員が「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金3億円(馬主の取り分は8割の2億4000万円)の天皇賞・春
ヘデントール
1着賞金5900万円(同4720万円)の京王杯SC
アルセナール
ファンダム
ワールズエンド
1着賞金2200万円(同1760万円)の越後S
ルディック
など、10頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が「キャロットファーム」の関係者であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
2026/04/27
インテリア業界の特殊なカタログでトップクラスのシェアを誇っております
幅田昌伸氏
本業: 株式会社エスコ 代表取締役
今週の主な登録馬:
カンチェンジュンガ(京王杯SC)
ワイドラトゥール(京王杯SC)
担当者:馬主情報部 馬主T
幅田昌伸オーナーは、京都府京都市の中京区に「京都本社」を、東京都の千代田区に「東京支社」を構え、インテリア関連事業や輸入食器の販売などを手掛けている、「株式会社さら」の代表取締役社長を少し前まで務めており、現在の主な肩書きは、関連会社である「株式会社エスコ」の代表取締役です。
ショールームや建築現場では、壁紙や床材などを決める時に、「サンプルブック」という特殊なカタログを用いるケースが多く、「株式会社さら」は、その「サンプルブック」で業界トップクラスのシェアを誇っております。
更に同社は、2000年2月、中国の大連に「大連エスコ」という自社工場を建設したのを皮切りに、2001年9月に「第2工場」を、2004年10月に「第3工場」を設けているように、順調に海外事業を拡大し、現在は、年間で約400万冊の「サンプルブック」を製造しており、私が確認したところ、2025年1月期に於けるグループ全体の売上高は「100億円」となっておりました。
馬主としての幅田オーナーは、1999年からJRAで馬を走らせている、キャリアが25年以上に及ぶ大ベテランでして、これまでに100頭以上を所有しております。
また、奥様の幅田京子オーナーも2008年にJRAの馬主資格を取得しており、代表的な存在としては、2014年の武蔵野Sを制したワイドバッハが挙げられるでしょう。
2015年の幅田昌伸オーナーは、7勝を上げ、その他にも、カジキがカペラSで2着に入るなど、「1億0851万円」の賞金を獲得しており、2019年は、ワイドファラオを出走させたニュージーランドTで初めての重賞勝ちを飾り、同馬でユニコーンSも制するなど、7勝を上げ、「1億7433万円」の賞金を獲得しており、2020年は、JRAに於いて8勝を上げ、「1億4656万円」の賞金を獲得し、その他、ワイドファラオで地方交流G1のかしわ記念を制し、1着賞金6000万円を獲得しております。
その後の2年間は、
2021年→1億3824万円
2022年→1億2156万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が2020年を下回ってしまったものの、2023年は、9勝を上げ、獲得賞金は「1億6463万円」と、前年を大きく上回っており、一昨年は、ビックシーザーで京阪杯を制するなど、「14勝・獲得賞金3億4152万円」というキャリアハイの成績を残しておりました。
ただ、昨年は、カンチェンジュンガで阪急杯とセントウルSを、ワイドラトゥールで愛知杯を制したものの、他の馬があまり活躍できなかったことなどから、7勝に終わり、獲得賞金が「2億9052万円」と、一昨年を下回っております。
更に、今年も状況が好転している訳ではなく、先週までに5勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金が「8736万円」と、まだ昨年の3割ほどに留まっておりますので、現在の幅田オーナーは、「一昨年の勢いを取り戻したい」と強く願っていることでしょう。
また、幅田オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
2頭を9130万円で落札
■8月18日(火)~23日(土)の「HBAサマーセール」
6頭を3201万円で落札
■9月15日(月)~17日(水)の「HBAセプテンバーセール」
1頭を275万円で落札
と、計9頭の落札に総額1億2606万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、幅田オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも願っている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)の京王杯SCにカンチェンジュンガとワイドラトゥールを登録しておりますので、私が幅田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
本業: 株式会社エスコ 代表取締役
今週の主な登録馬:
カンチェンジュンガ(京王杯SC)
ワイドラトゥール(京王杯SC)
担当者:馬主情報部 馬主T
幅田昌伸オーナーは、京都府京都市の中京区に「京都本社」を、東京都の千代田区に「東京支社」を構え、インテリア関連事業や輸入食器の販売などを手掛けている、「株式会社さら」の代表取締役社長を少し前まで務めており、現在の主な肩書きは、関連会社である「株式会社エスコ」の代表取締役です。
ショールームや建築現場では、壁紙や床材などを決める時に、「サンプルブック」という特殊なカタログを用いるケースが多く、「株式会社さら」は、その「サンプルブック」で業界トップクラスのシェアを誇っております。
更に同社は、2000年2月、中国の大連に「大連エスコ」という自社工場を建設したのを皮切りに、2001年9月に「第2工場」を、2004年10月に「第3工場」を設けているように、順調に海外事業を拡大し、現在は、年間で約400万冊の「サンプルブック」を製造しており、私が確認したところ、2025年1月期に於けるグループ全体の売上高は「100億円」となっておりました。
馬主としての幅田オーナーは、1999年からJRAで馬を走らせている、キャリアが25年以上に及ぶ大ベテランでして、これまでに100頭以上を所有しております。
また、奥様の幅田京子オーナーも2008年にJRAの馬主資格を取得しており、代表的な存在としては、2014年の武蔵野Sを制したワイドバッハが挙げられるでしょう。
2015年の幅田昌伸オーナーは、7勝を上げ、その他にも、カジキがカペラSで2着に入るなど、「1億0851万円」の賞金を獲得しており、2019年は、ワイドファラオを出走させたニュージーランドTで初めての重賞勝ちを飾り、同馬でユニコーンSも制するなど、7勝を上げ、「1億7433万円」の賞金を獲得しており、2020年は、JRAに於いて8勝を上げ、「1億4656万円」の賞金を獲得し、その他、ワイドファラオで地方交流G1のかしわ記念を制し、1着賞金6000万円を獲得しております。
その後の2年間は、
2021年→1億3824万円
2022年→1億2156万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が2020年を下回ってしまったものの、2023年は、9勝を上げ、獲得賞金は「1億6463万円」と、前年を大きく上回っており、一昨年は、ビックシーザーで京阪杯を制するなど、「14勝・獲得賞金3億4152万円」というキャリアハイの成績を残しておりました。
ただ、昨年は、カンチェンジュンガで阪急杯とセントウルSを、ワイドラトゥールで愛知杯を制したものの、他の馬があまり活躍できなかったことなどから、7勝に終わり、獲得賞金が「2億9052万円」と、一昨年を下回っております。
更に、今年も状況が好転している訳ではなく、先週までに5勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金が「8736万円」と、まだ昨年の3割ほどに留まっておりますので、現在の幅田オーナーは、「一昨年の勢いを取り戻したい」と強く願っていることでしょう。
また、幅田オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
2頭を9130万円で落札
■8月18日(火)~23日(土)の「HBAサマーセール」
6頭を3201万円で落札
■9月15日(月)~17日(水)の「HBAセプテンバーセール」
1頭を275万円で落札
と、計9頭の落札に総額1億2606万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、幅田オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも願っている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)の京王杯SCにカンチェンジュンガとワイドラトゥールを登録しておりますので、私が幅田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
