注目馬主
2025/06/30
最初は「500mのダートコースと15の馬房」という設備でしたけど
北所直人(きたじょ・なおと)氏
本業: 有限会社キタジョファーム 代表取締役
今週の主な登録馬:
キタノエクスプレス(北九州記念)
キタノリューオー(ジュライS)
ペイシャカレン(さくらんぼ特別)
担当者:馬主情報部 育成牧場長G
北所直人オーナーは、育成施設の運営などを手掛けている、「有限会社キタジョファーム」(住所:北海道新冠郡新冠町共栄301)の代表取締役です。
高速の「日高門別IC」からですと、国道235号を東に走って、「厚賀町」の信号を左に曲がって、それから7キロほど走ると右側に見えてくる「キタジョファーム」は、高校生の頃から「将来は牧場をやりたい」と思っていた北所オーナーが、浦河にあった「荻伏牧場」で経験を積んでから、25歳だった1980年に立ち上げた育成牧場です。
最初は「500mのダートコースと15の馬房」という設備でしたけど、1995年に「500坪の屋内調教場」を完成させて、2001年には「屋根付きで長さが600mの坂路コース」を完成させるなど、順調に規模を大きくしていました。
2003年の8月には、「台風10号」が直撃して、「屋根付きの坂路コース」がほとんど壊れてしまうなど、大きな被害を受けましたが、昔から付き合いのあった馬主さん達や銀行からの支援を受けて、台風から2ヶ月後には、もう坂路コースを復旧させていましたね。
それからも、2004年には「550mのウッドチップコース」を、2006年には「800mのトラックコース」を新しく作って、2010年には「トレッドミル」を導入しているんですよ。
しかも、2012年には「800mのトラックコース」の屋根を完成させて、天気が悪い時でも調教ができるようになりましたし、2016年には女子寮を完成させるなど、どんどん規模を大きくしていますから、北所オーナーが代表をやっている「キタジョファーム」に、馬主さん達は安心して馬を預けているのでしょう。
ちなみに、ここの育成馬で、私が真っ先に思いつくのは、2015年と2016年のJBCレディスクラシックなど、交流重賞を7勝したホワイトフーガですね。
北所オーナーがJRAの馬主資格を取ったのは、確か1986年で、それから今までに200頭以上を持っていて、2013年までは、ずっと獲得賞金が1億円に届いていなかったんですが、2014年からはずっと1億円以上を稼いでいますし、2021年には、今までで一番多い21勝を上げて、「3億1306万円」の賞金を稼いでいました。
2022年は、前の年よりも少ない15勝止まりでしたけど、ペイシャエスを使ったユニコーンSで初めて重賞を勝つなど、稼いだ賞金は「3億5461万円」と、今までで一番の数字だったんですよ。
ただ、その後の2年間は、
2023年→16勝・獲得賞金2億4732万円
2024年→15勝・獲得賞金2億7838万円
という成績で、2022年の数字を大きく下回ってしまいました。
ですから、今年を迎えるにあたって、北所オーナーは巻き返しに燃えていたのでしょうし、実際、今年は、キタノエクスプレスでオープン特別の北九州短距離Sを勝つなど、先週までに9勝を上げて、稼いだ賞金は「1億7556万円」と、去年の同じ時期(6月30日【日】まで)の「1億4552万円」を上回っていますから、今の北所オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。
そうそう、北所オーナーは、「キタジョファーム」の名義で「競走馬セール」に参加する機会が多くて、去年は、
■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
13頭を3267万円で落札
■9月17日(火)~19日(木)の「HBAセプテンバーセール」
11頭を3014万円で落札
■10月15日(火)~16日(木)の「HBAオータムセール」
4頭を891万円で落札
と、計28頭を総額7172万円で落札しています(落札金額は全て税込)。
もちろん、北所オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加するのでしょうし、間違いなく今は、「早めに落札資金を稼いでおきたい」とも考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の北九州記念にキタノエクスプレス、1着賞金が2200万円(同1760万円)のジュライSにキタノリューオーなど、3頭を特別レースに登録していますので、私が北所オーナーでしたら、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。
本業: 有限会社キタジョファーム 代表取締役
今週の主な登録馬:
キタノエクスプレス(北九州記念)
キタノリューオー(ジュライS)
ペイシャカレン(さくらんぼ特別)
担当者:馬主情報部 育成牧場長G
北所直人オーナーは、育成施設の運営などを手掛けている、「有限会社キタジョファーム」(住所:北海道新冠郡新冠町共栄301)の代表取締役です。
高速の「日高門別IC」からですと、国道235号を東に走って、「厚賀町」の信号を左に曲がって、それから7キロほど走ると右側に見えてくる「キタジョファーム」は、高校生の頃から「将来は牧場をやりたい」と思っていた北所オーナーが、浦河にあった「荻伏牧場」で経験を積んでから、25歳だった1980年に立ち上げた育成牧場です。
最初は「500mのダートコースと15の馬房」という設備でしたけど、1995年に「500坪の屋内調教場」を完成させて、2001年には「屋根付きで長さが600mの坂路コース」を完成させるなど、順調に規模を大きくしていました。
2003年の8月には、「台風10号」が直撃して、「屋根付きの坂路コース」がほとんど壊れてしまうなど、大きな被害を受けましたが、昔から付き合いのあった馬主さん達や銀行からの支援を受けて、台風から2ヶ月後には、もう坂路コースを復旧させていましたね。
それからも、2004年には「550mのウッドチップコース」を、2006年には「800mのトラックコース」を新しく作って、2010年には「トレッドミル」を導入しているんですよ。
しかも、2012年には「800mのトラックコース」の屋根を完成させて、天気が悪い時でも調教ができるようになりましたし、2016年には女子寮を完成させるなど、どんどん規模を大きくしていますから、北所オーナーが代表をやっている「キタジョファーム」に、馬主さん達は安心して馬を預けているのでしょう。
ちなみに、ここの育成馬で、私が真っ先に思いつくのは、2015年と2016年のJBCレディスクラシックなど、交流重賞を7勝したホワイトフーガですね。
北所オーナーがJRAの馬主資格を取ったのは、確か1986年で、それから今までに200頭以上を持っていて、2013年までは、ずっと獲得賞金が1億円に届いていなかったんですが、2014年からはずっと1億円以上を稼いでいますし、2021年には、今までで一番多い21勝を上げて、「3億1306万円」の賞金を稼いでいました。
2022年は、前の年よりも少ない15勝止まりでしたけど、ペイシャエスを使ったユニコーンSで初めて重賞を勝つなど、稼いだ賞金は「3億5461万円」と、今までで一番の数字だったんですよ。
ただ、その後の2年間は、
2023年→16勝・獲得賞金2億4732万円
2024年→15勝・獲得賞金2億7838万円
という成績で、2022年の数字を大きく下回ってしまいました。
ですから、今年を迎えるにあたって、北所オーナーは巻き返しに燃えていたのでしょうし、実際、今年は、キタノエクスプレスでオープン特別の北九州短距離Sを勝つなど、先週までに9勝を上げて、稼いだ賞金は「1億7556万円」と、去年の同じ時期(6月30日【日】まで)の「1億4552万円」を上回っていますから、今の北所オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。
そうそう、北所オーナーは、「キタジョファーム」の名義で「競走馬セール」に参加する機会が多くて、去年は、
■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
13頭を3267万円で落札
■9月17日(火)~19日(木)の「HBAセプテンバーセール」
11頭を3014万円で落札
■10月15日(火)~16日(木)の「HBAオータムセール」
4頭を891万円で落札
と、計28頭を総額7172万円で落札しています(落札金額は全て税込)。
もちろん、北所オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加するのでしょうし、間違いなく今は、「早めに落札資金を稼いでおきたい」とも考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の北九州記念にキタノエクスプレス、1着賞金が2200万円(同1760万円)のジュライSにキタノリューオーなど、3頭を特別レースに登録していますので、私が北所オーナーでしたら、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。
2025/06/30
昨年はキャリアハイとなる57勝を上げております
ロードホースクラブ
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ロードフォアエース(北九州記念)
ロードベイリーフ(北九州記念)
メルトユアハート(マレーシアC)
ロードマイライフ(フィリピンT)
担当者:馬主情報部 馬主J
一昨年の7月まで、「ロードホースクラブ」の代表取締役を務めていた中村伊三美氏は、以前、「モエレ」の冠名で広く知られていた中村和夫オーナーの長男です。
また、2012年と2013年のスプリンターズSを連覇し、香港スプリントも連覇するなど、G1級のレースを6勝もしたロードカナロアや、2017年の朝日杯FSなど、重賞を5勝したダノンプレミアムや、2020年の香港スプリントなど、国内外の重賞を8勝したダノンスマッシュや、2022年のアーリントンCとNHKマイルを制したダノンスコーピオンといった活躍馬を生産している「ケイアイファーム」は、1987年に伊三美氏が開設した牧場であり、現在は、奥様の祐子さんが代表を務めております。
「ロードホースクラブ」に於ける代表的な存在と言えば、やはりロードカナロアが真っ先に挙げられるでしょう。
2013年の同クラブは、ロードカナロアの活躍などにより、「24勝・獲得賞金7億6767万円」という成績を残しておりましたが、同馬が2014年の1月に登録を抹消されると、その影響は大きく、この年の成績は「16勝・獲得賞金3億3250万円」と、前年を大きく下回ってしまいました。
更に、その後も成績が伸び悩み、2021年までの5年間も、
2017年→29勝・獲得賞金4億3746万円
2018年→30勝・獲得賞金6億0551万円
2019年→34勝・獲得賞金6億0929万円
2020年→33勝・獲得賞金5億8587万円
2021年→29勝・獲得賞金5億5963万円
という物足りない数字が続いておりましたが、2022年は、「47勝・獲得賞金7億3007万円」という成績を残し、2021年までの数字を大きく上回り、巻き返しに成功しております。
一昨年は、35勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどにより、獲得賞金が「6億6833万円」と、2022年を下回ってしまいましたが、昨年は、アルジーヌでターコイズSを制するなど、キャリアハイとなる57勝を上げ、獲得賞金が「10億0260万円」と、一昨年を大きく上回っておりました。
更に、今年も好調が続いており、地方では、ロードフォンスでかきつばた記念を制し、「3000万円」の賞金を獲得しており、JRAでは、日経新春杯を制し、大阪杯で2着に入線したロードデルレイの活躍などにより、先週までに21勝を上げ、獲得賞金が「6億0796万円」と、昨年の同時期(6月30日【日】まで)の「4億6350万円」を上回っております。
当然、現在は、クラブの関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、「ロードホースクラブ」は、「2024年度募集馬」(現2歳世代)に関して、昨年の9月10日(火)に、計33頭のラインナップを発表しており、私が確認したところ、「募集締切」となった26頭を除く残りの7頭は、現在も出資を受け付けております。
したがって、現在は同クラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させ、出資者の増加に繋げたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い重賞レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そういった中、今週、「ロードホースクラブ」は、1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の北九州記念にロードフォアエースとロードベイリーフ、1着賞金が1840万円(同1472万円)のマレーシアCにメルトユアハートなど、4頭を特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者達であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ロードフォアエース(北九州記念)
ロードベイリーフ(北九州記念)
メルトユアハート(マレーシアC)
ロードマイライフ(フィリピンT)
担当者:馬主情報部 馬主J
一昨年の7月まで、「ロードホースクラブ」の代表取締役を務めていた中村伊三美氏は、以前、「モエレ」の冠名で広く知られていた中村和夫オーナーの長男です。
また、2012年と2013年のスプリンターズSを連覇し、香港スプリントも連覇するなど、G1級のレースを6勝もしたロードカナロアや、2017年の朝日杯FSなど、重賞を5勝したダノンプレミアムや、2020年の香港スプリントなど、国内外の重賞を8勝したダノンスマッシュや、2022年のアーリントンCとNHKマイルを制したダノンスコーピオンといった活躍馬を生産している「ケイアイファーム」は、1987年に伊三美氏が開設した牧場であり、現在は、奥様の祐子さんが代表を務めております。
「ロードホースクラブ」に於ける代表的な存在と言えば、やはりロードカナロアが真っ先に挙げられるでしょう。
2013年の同クラブは、ロードカナロアの活躍などにより、「24勝・獲得賞金7億6767万円」という成績を残しておりましたが、同馬が2014年の1月に登録を抹消されると、その影響は大きく、この年の成績は「16勝・獲得賞金3億3250万円」と、前年を大きく下回ってしまいました。
更に、その後も成績が伸び悩み、2021年までの5年間も、
2017年→29勝・獲得賞金4億3746万円
2018年→30勝・獲得賞金6億0551万円
2019年→34勝・獲得賞金6億0929万円
2020年→33勝・獲得賞金5億8587万円
2021年→29勝・獲得賞金5億5963万円
という物足りない数字が続いておりましたが、2022年は、「47勝・獲得賞金7億3007万円」という成績を残し、2021年までの数字を大きく上回り、巻き返しに成功しております。
一昨年は、35勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどにより、獲得賞金が「6億6833万円」と、2022年を下回ってしまいましたが、昨年は、アルジーヌでターコイズSを制するなど、キャリアハイとなる57勝を上げ、獲得賞金が「10億0260万円」と、一昨年を大きく上回っておりました。
更に、今年も好調が続いており、地方では、ロードフォンスでかきつばた記念を制し、「3000万円」の賞金を獲得しており、JRAでは、日経新春杯を制し、大阪杯で2着に入線したロードデルレイの活躍などにより、先週までに21勝を上げ、獲得賞金が「6億0796万円」と、昨年の同時期(6月30日【日】まで)の「4億6350万円」を上回っております。
当然、現在は、クラブの関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、「ロードホースクラブ」は、「2024年度募集馬」(現2歳世代)に関して、昨年の9月10日(火)に、計33頭のラインナップを発表しており、私が確認したところ、「募集締切」となった26頭を除く残りの7頭は、現在も出資を受け付けております。
したがって、現在は同クラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させ、出資者の増加に繋げたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い重賞レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そういった中、今週、「ロードホースクラブ」は、1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の北九州記念にロードフォアエースとロードベイリーフ、1着賞金が1840万円(同1472万円)のマレーシアCにメルトユアハートなど、4頭を特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者達であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
2025/06/30
ジャスタウェイが代表的な存在です
大和屋暁(やまとや・あかつき)氏
本業: 脚本家
今週の主な登録馬:
カリボール(北九州記念)
担当者:馬主情報部 馬主N
皆様もよくご存知の通り、大和屋暁(やまとや・あかつき)オーナーは、映画監督や脚本家として、「ルパン三世」や「元祖天才バカボン」や「怪物くん」など、数多くのアニメ作品を手掛け、1993年に亡くなられた大和屋竺(あつし)氏のご子息であり、自身も脚本家として、
「銀魂(ぎんたま)」
「金色のガッシュベル」
「おジャ魔女どれみ」
といった人気アニメ作品から、「天装戦隊ゴセイジャー」などの特撮ヒーロー作品まで、数多くの脚本やシリーズ構成を手掛けております。
その他にも、2015年には、「ジャスタウェイな本・世界最強馬との1640日」、「ふるさと納税完全制覇読本」という二冊の本を刊行するなど、複数の著書が好評を博しておりますので、「多彩な才能の持ち主」と言えるでしょう。
JRAの個人馬主資格を取得する前から、大の競馬好きだった大和屋オーナーは、以前から、自身の作品に競馬のシーンや馬名を多く取り入れていた上、「社台レースホース」の会員として、出資馬ハーツクライが2005年の有馬記念を制しており、同馬が2006年のドバイシーマクラシックを制した際には、口取りに参加しておりました。
大和屋オーナーが、個人馬主としてJRAで馬を走らせ始めたのは2011年であり、同年は、「1勝・獲得賞金2498万円」という成績に終わったものの、2012年には、ジャスタウェイでアーリントンCを制し、「初の重賞勝ち」を飾るなど、「2勝・獲得賞金7582万円」と、一気に数字を伸ばしていた上、2013年には、ジャスタウェイで天皇賞・秋を制し、「初のGI勝ち」を飾るなど、前年を大きく上回る、「2億2414万円」の賞金を獲得しております。
また、2014年は、ジャスタウェイが安田記念と中山記念を制したことなどにより、JRAだけで「3億4440万円」の賞金を獲得しており、尚且つ、3月には、同馬がドバイデューティフリー(現在のドバイターフ)を制したことにより、300万ドル(当時のレートで約3億0830万円)の賞金も獲得しておりました。
ただ、ジャスタウェイは、4着だった2014年の有馬記念を最後に引退し、「社台スタリオンステーション」(現在はブリーダーズ・スタリオン・ステーション)で種牡馬入りしており、その後、大和屋オーナーは、一度に所有する頭数が少ないこともあり、2021年まで、
2015年→1勝・獲得賞金1378万円
2016年→0勝・獲得賞金1378万円
2017年→0勝・獲得賞金0円
2018年→0勝・獲得賞金0円
2019年→3勝・獲得賞金3883万円
2020年→0勝・獲得賞金380万円
2021年→1勝・獲得賞金2113万円
という形で数字が伸び悩んでおります。
したがって、2022年の大和屋オーナーは巻き返しに燃えていた筈であり、実際、2022年は、「5勝・獲得賞金8352万円」という成績を残し、前年までを大きく上回っておりました。
そして、一昨年は、3勝に留まったことなどから、獲得賞金が「6104万円」と、2022年を下回ってしまいましたが、昨年は、カリボールで福島テレビOPを制するなど、5勝を上げ、前年の2倍近くとなる「1億1756万円」の賞金を獲得し、巻き返しに成功しております。
ただ、今年は状況が一変しており、先週までに1勝しか上げられていないことなどから、獲得賞金が「3510万円」と、まだ昨年の3割にも達しておりませんので、現在の大和屋オーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。
また、大和屋オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、7月8日(月)~9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、バトーデュシエルの2024(牝・父ドレフォン)を3300万円(税込)で落札しておりました。
当然、大和屋オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。
こういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の北九州記念にカリボールを登録しておりますので、私が大和屋オーナーであれば、同馬を預けている西村先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
本業: 脚本家
今週の主な登録馬:
カリボール(北九州記念)
担当者:馬主情報部 馬主N
皆様もよくご存知の通り、大和屋暁(やまとや・あかつき)オーナーは、映画監督や脚本家として、「ルパン三世」や「元祖天才バカボン」や「怪物くん」など、数多くのアニメ作品を手掛け、1993年に亡くなられた大和屋竺(あつし)氏のご子息であり、自身も脚本家として、
「銀魂(ぎんたま)」
「金色のガッシュベル」
「おジャ魔女どれみ」
といった人気アニメ作品から、「天装戦隊ゴセイジャー」などの特撮ヒーロー作品まで、数多くの脚本やシリーズ構成を手掛けております。
その他にも、2015年には、「ジャスタウェイな本・世界最強馬との1640日」、「ふるさと納税完全制覇読本」という二冊の本を刊行するなど、複数の著書が好評を博しておりますので、「多彩な才能の持ち主」と言えるでしょう。
JRAの個人馬主資格を取得する前から、大の競馬好きだった大和屋オーナーは、以前から、自身の作品に競馬のシーンや馬名を多く取り入れていた上、「社台レースホース」の会員として、出資馬ハーツクライが2005年の有馬記念を制しており、同馬が2006年のドバイシーマクラシックを制した際には、口取りに参加しておりました。
大和屋オーナーが、個人馬主としてJRAで馬を走らせ始めたのは2011年であり、同年は、「1勝・獲得賞金2498万円」という成績に終わったものの、2012年には、ジャスタウェイでアーリントンCを制し、「初の重賞勝ち」を飾るなど、「2勝・獲得賞金7582万円」と、一気に数字を伸ばしていた上、2013年には、ジャスタウェイで天皇賞・秋を制し、「初のGI勝ち」を飾るなど、前年を大きく上回る、「2億2414万円」の賞金を獲得しております。
また、2014年は、ジャスタウェイが安田記念と中山記念を制したことなどにより、JRAだけで「3億4440万円」の賞金を獲得しており、尚且つ、3月には、同馬がドバイデューティフリー(現在のドバイターフ)を制したことにより、300万ドル(当時のレートで約3億0830万円)の賞金も獲得しておりました。
ただ、ジャスタウェイは、4着だった2014年の有馬記念を最後に引退し、「社台スタリオンステーション」(現在はブリーダーズ・スタリオン・ステーション)で種牡馬入りしており、その後、大和屋オーナーは、一度に所有する頭数が少ないこともあり、2021年まで、
2015年→1勝・獲得賞金1378万円
2016年→0勝・獲得賞金1378万円
2017年→0勝・獲得賞金0円
2018年→0勝・獲得賞金0円
2019年→3勝・獲得賞金3883万円
2020年→0勝・獲得賞金380万円
2021年→1勝・獲得賞金2113万円
という形で数字が伸び悩んでおります。
したがって、2022年の大和屋オーナーは巻き返しに燃えていた筈であり、実際、2022年は、「5勝・獲得賞金8352万円」という成績を残し、前年までを大きく上回っておりました。
そして、一昨年は、3勝に留まったことなどから、獲得賞金が「6104万円」と、2022年を下回ってしまいましたが、昨年は、カリボールで福島テレビOPを制するなど、5勝を上げ、前年の2倍近くとなる「1億1756万円」の賞金を獲得し、巻き返しに成功しております。
ただ、今年は状況が一変しており、先週までに1勝しか上げられていないことなどから、獲得賞金が「3510万円」と、まだ昨年の3割にも達しておりませんので、現在の大和屋オーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。
また、大和屋オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、7月8日(月)~9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、バトーデュシエルの2024(牝・父ドレフォン)を3300万円(税込)で落札しておりました。
当然、大和屋オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。
こういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の北九州記念にカリボールを登録しておりますので、私が大和屋オーナーであれば、同馬を預けている西村先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
2025/06/30
2010年の秋には「旭日小綬章」を…
松本好雄氏
本業: 株式会社きしろ 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
メイショウソラフネ(北九州記念)
メイショウズイウン(ターフオーソリティーオブインディア賞)
メイショウオオミネ(小郡特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
松本好雄オーナーの本業は、兵庫県の明石市に本社を構え、船舶用部品の製造などを手掛けている、「株式会社きしろ」の代表取締役会長です。
創業が1915年と、100年以上の歴史を有する同社は、「大型船舶用の低速ディーゼルエンジン機器」を筆頭とした産業部品の製造を主に手掛けており、船舶用のクランクシャフト製造分野に於いては、「50%近い世界シェア」を誇っております。
そして同社は、更なる企業成長を目指すため、航空機産業にも参入しており、2014年には、JAQG(航空宇宙品質センター)が作成した、「JIS・Q9100」(日本工業規格)を取得しておりますので、時代の変化に応じて事業分野を拡大している同社は、「業界の先駆者」と言えるでしょう。
また、松本オーナーは、長年に渡り船舶業界に貢献してきた功績が高く評価され、2010年の秋には、「旭日小綬章」を授与されておりました。
その祝賀会は、2011年の2月に「ホテルオークラ神戸」で行われ、そこには、武豊騎手、蛯名正義騎手(現在は調教師)、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏、JRAの土川理事長(当時)といった競馬関係者や、元首相の森喜朗氏といった著名人などを含め、1000人ほどが出席しておりましたので、多くの方が、松本オーナーを大いに尊敬していることでしょう。
なお、松本オーナーは非常に多趣味であり、まず、「将棋の腕はプロ級」と言われており、その他にも、ゴルフ、渓流釣り、囲碁などを楽しんでおります。
千葉工業大学の工業経営学科に在籍していた頃、松本オーナーは、下宿先のご主人と一緒に中山競馬場でレースを観戦し、その時、場内の混雑とは無縁の優雅な馬主席を見て、「自分も、いつかあそこに座りたい」と思ったことがきっかけで馬主を目指すようになり、1974年、長年の念願を叶えてJRAの個人馬主資格を取得し、その後、日本馬主協会連合会の会長などを歴任し、現在は同会の名誉会長です。
馬主としてのキャリアが50年近くに及ぶ松本オーナーは、これまでに2000頭ほどを所有し、メイショウドトウで制した2001年の宝塚記念や、メイショウボーラーで制した2005年のフェブラリーSや、メイショウサムソンで制した2006年の皐月賞とダービーや、メイショウマンボで制した2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯など、数多くのGIレースを制しております。
2007年の松本オーナーは、メイショウサムソンの活躍などにより、キャリアハイとなる「15億4865万円」の賞金を獲得しており、2013年は、メイショウマンボの活躍などにより、2007年に次ぐ「14億9771万円」の賞金を獲得しておりました。
その後は成績が伸び悩んでいたものの、2020年は、73勝を上げ、キャリアの中で三番目に多い「14億6338万円」の賞金を獲得しており、2021年も、メイショウダッサイで中山グランドジャンプを制するなど、重賞5勝を含む63勝を上げ、「14億1708万円」の賞金を獲得しております。
2022年は、メイショウハリオで地方交流G1の帝王賞を制し、1着賞金8000万円を獲得したものの、JRAでは、「58勝・獲得賞金12億5514万円」と、2021年を下回っており、一昨年は、メイショウハリオが地方交流G1のかしわ記念と帝王賞を制し、この2戦で1億6000万円の賞金を獲得したものの、JRAでは、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「12億3468万円」と、僅かとは言え2022年を下回っておりました。
そして、昨年も状況が好転した訳ではなく、地方では、メイショウハリオがJBCクラシックで2着に入線し、3200万円の賞金を獲得しており、JRAでは、49勝を上げたものの、毎日杯と神戸新聞杯を制したメイショウタバル以外の馬があまり活躍できなかったことなどから、獲得賞金が「11億2228万円」と、一昨年の数字を下回っております。
当然、今年を迎えるにあたって、松本オーナーは巻き返しに燃えていた筈であり、実際、今年は、地方で、メイショウハリオが川崎記念を制し、1着賞金1億円を獲得しており、JRAでは、メイショウタバルで宝塚記念を制するなど、先週までに25勝を上げ、獲得賞金が「7億8033万円」と、昨年の同時期(6月30日【日】まで)の「6億1630万円」を大きく上回っておりますので、現在の松本オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
また、松本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月2日(火)の「八戸市場」
1頭を242万円で落札
■7月22日(月)~24日(水)の「HBAセレクションセール」
12頭を2億2495万円で落札
■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
8頭を9064万円で落札
■10月15日(火)~16日(水)の「HBAオータムセール」
1頭を682万円で落札
と、計22頭の落札に3億2483万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、松本オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の北九州記念にメイショウソラフネなど、特別レースに3頭を登録してきましたので、私が松本オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
本業: 株式会社きしろ 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
メイショウソラフネ(北九州記念)
メイショウズイウン(ターフオーソリティーオブインディア賞)
メイショウオオミネ(小郡特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
松本好雄オーナーの本業は、兵庫県の明石市に本社を構え、船舶用部品の製造などを手掛けている、「株式会社きしろ」の代表取締役会長です。
創業が1915年と、100年以上の歴史を有する同社は、「大型船舶用の低速ディーゼルエンジン機器」を筆頭とした産業部品の製造を主に手掛けており、船舶用のクランクシャフト製造分野に於いては、「50%近い世界シェア」を誇っております。
そして同社は、更なる企業成長を目指すため、航空機産業にも参入しており、2014年には、JAQG(航空宇宙品質センター)が作成した、「JIS・Q9100」(日本工業規格)を取得しておりますので、時代の変化に応じて事業分野を拡大している同社は、「業界の先駆者」と言えるでしょう。
また、松本オーナーは、長年に渡り船舶業界に貢献してきた功績が高く評価され、2010年の秋には、「旭日小綬章」を授与されておりました。
その祝賀会は、2011年の2月に「ホテルオークラ神戸」で行われ、そこには、武豊騎手、蛯名正義騎手(現在は調教師)、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏、JRAの土川理事長(当時)といった競馬関係者や、元首相の森喜朗氏といった著名人などを含め、1000人ほどが出席しておりましたので、多くの方が、松本オーナーを大いに尊敬していることでしょう。
なお、松本オーナーは非常に多趣味であり、まず、「将棋の腕はプロ級」と言われており、その他にも、ゴルフ、渓流釣り、囲碁などを楽しんでおります。
千葉工業大学の工業経営学科に在籍していた頃、松本オーナーは、下宿先のご主人と一緒に中山競馬場でレースを観戦し、その時、場内の混雑とは無縁の優雅な馬主席を見て、「自分も、いつかあそこに座りたい」と思ったことがきっかけで馬主を目指すようになり、1974年、長年の念願を叶えてJRAの個人馬主資格を取得し、その後、日本馬主協会連合会の会長などを歴任し、現在は同会の名誉会長です。
馬主としてのキャリアが50年近くに及ぶ松本オーナーは、これまでに2000頭ほどを所有し、メイショウドトウで制した2001年の宝塚記念や、メイショウボーラーで制した2005年のフェブラリーSや、メイショウサムソンで制した2006年の皐月賞とダービーや、メイショウマンボで制した2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯など、数多くのGIレースを制しております。
2007年の松本オーナーは、メイショウサムソンの活躍などにより、キャリアハイとなる「15億4865万円」の賞金を獲得しており、2013年は、メイショウマンボの活躍などにより、2007年に次ぐ「14億9771万円」の賞金を獲得しておりました。
その後は成績が伸び悩んでいたものの、2020年は、73勝を上げ、キャリアの中で三番目に多い「14億6338万円」の賞金を獲得しており、2021年も、メイショウダッサイで中山グランドジャンプを制するなど、重賞5勝を含む63勝を上げ、「14億1708万円」の賞金を獲得しております。
2022年は、メイショウハリオで地方交流G1の帝王賞を制し、1着賞金8000万円を獲得したものの、JRAでは、「58勝・獲得賞金12億5514万円」と、2021年を下回っており、一昨年は、メイショウハリオが地方交流G1のかしわ記念と帝王賞を制し、この2戦で1億6000万円の賞金を獲得したものの、JRAでは、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「12億3468万円」と、僅かとは言え2022年を下回っておりました。
そして、昨年も状況が好転した訳ではなく、地方では、メイショウハリオがJBCクラシックで2着に入線し、3200万円の賞金を獲得しており、JRAでは、49勝を上げたものの、毎日杯と神戸新聞杯を制したメイショウタバル以外の馬があまり活躍できなかったことなどから、獲得賞金が「11億2228万円」と、一昨年の数字を下回っております。
当然、今年を迎えるにあたって、松本オーナーは巻き返しに燃えていた筈であり、実際、今年は、地方で、メイショウハリオが川崎記念を制し、1着賞金1億円を獲得しており、JRAでは、メイショウタバルで宝塚記念を制するなど、先週までに25勝を上げ、獲得賞金が「7億8033万円」と、昨年の同時期(6月30日【日】まで)の「6億1630万円」を大きく上回っておりますので、現在の松本オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
また、松本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月2日(火)の「八戸市場」
1頭を242万円で落札
■7月22日(月)~24日(水)の「HBAセレクションセール」
12頭を2億2495万円で落札
■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
8頭を9064万円で落札
■10月15日(火)~16日(水)の「HBAオータムセール」
1頭を682万円で落札
と、計22頭の落札に3億2483万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、松本オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の北九州記念にメイショウソラフネなど、特別レースに3頭を登録してきましたので、私が松本オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。