「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2019/11/25
ダイユウサクを担当しとりましたな
平田修調教師(栗東)

主な管理馬:
ケイアイノーテック(2018年NHKマイルC)
ゴールドドリーム(2017年フェブラリーSなど)
カレンブラックヒル(2012年NHKマイルCなど)
グランデッツァ(2012年スプリングSなど)


今週の主な登録馬:
ゴールドドリーム(チャンピオンズC)
ケイアイノーテック(チャレンジC)
エテルニテ(御影S)
モンオール(犬山特別)
サダムラピュタ(長良川特別)


担当者:調教師情報部 元調教師H

皆さんも知っとるやろうけど、京都出身の平田修君は、1983年に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年から内藤繁春さんの厩舎で厩務員と調教助手をやっとって、1991年の有馬記念を勝ったダイユウサクを担当しとりましたな。
その後は、森秀行君や、石坂正君の厩舎などで調教助手をやって経験を積んで、2005年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。
で、初めの年は7勝止まりやったけど、次の年からは毎年20勝以上しとりますし、ベッラレイアを使った2007年のフローラSで初めて重賞を勝つと、その他にも、ブライティアパルスを使った2010年のマーメイドSや、ケイアイガーベラを使った2011年のカペラSや、初めてのGI勝ちやったカレンブラックヒルを使った2012年のNHKマイルCや、ゴールドドリームを使った一昨年のフェブラリーSとチャンピオンズCや、ケイアイノーテックを使った去年のNHKマイルCとか、今までにJRAの重賞を17回勝っとりますな。
2010年に、平田君の厩舎は、「33勝・獲得賞金6億4250万円」っちゅう、開業してから一番の成績を残しとったし、2012年には、NHKマイルCとか重賞を3つ勝ったカレンブラックヒルの活躍もあって、「29勝・獲得賞金6億0889万円」っちゅうエエ成績を残しとりました。
せやけど、その後は、ずっと2010年の数字を超えられとらんし、去年までの5年間も、
2014年→21勝・獲得賞金5億1966万円
2015年→23勝・獲得賞金5億6853万円
2016年→29勝・獲得賞金5億3467万円
2017年→18勝・獲得賞金4億8304万円
2018年→10勝・獲得賞金3億9145万円
っちゅう形で賞金が伸び悩んどって、今年は、先週までに18勝を上げとるんやけど、賞金は「2億9950万円」と、去年のペースを大きく下回っとるんやから、ワシが彼やったら、「とにかく賞金の高いレースを勝たなアカン」と考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億円のチャンピオンズCにゴールドドリーム、4100万円のチャレンジCにケイアイノーテック、1820万円の御影Sにエテルニテ、1500万円の犬山特別にモンオール、1050万円の長良川特別にサダムラピュタを登録してきましたんで、どの馬も気合いを入れて仕上げてくるやろうな。


2019/11/25
カレンチャンやロードカナロアとかを担当しとりました
安田翔伍調教師(栗東)

主な管理馬:
ワンダーリーデル(2019年武蔵野S)
オメガパフューム(2019年帝王賞など)


今週の主な登録馬:
オメガパフューム(チャンピオンズC)
ワンダーリーデル(チャンピオンズC)


担当者:調教師情報部 元調教師S

皆さんもよう知っとる通り、安田翔伍君は、親父さんが同じ栗東で厩舎を構えとる安田隆行君ですな。
隆行君と言えば、乗り役やった頃に、1991年の皐月賞とダービーをトウカイテイオーで勝つとか、通算680勝を上げとって、厩舎を開業してからは、ダートのG1を4勝したトランセンドや、スプリンターズSと高松宮記念を勝ったカレンチャンや、香港スプリントを連覇するなど、G1を6勝したロードカナロアとかを育てとります。
翔伍君は、中学3年生の時に、「競馬学校・騎手課程」の試験に落ちてしもうて、次の年も受けようと思っとったんやけど、高校に通っているうちに体が大きくなってしもうたんで、騎手になるのを諦めたそうや。
せやけど、「競馬の世界に進みたい」と考えとった彼は、高校を中退して、「ノースヒルズマネジメント」(今のノースヒルズ)で働いてから、半年くらいアイルランドに留学しとって、帰国した後は、3年ほど「ノーザンファーム空港」で働いて、それから、2002年に競馬学校の厩務員課程に入っとりました。
2003年に競馬学校を出た後は、その年の1月から親父さんの厩舎で厩務員をやって、2月からは調教助手をやって、カレンチャンやロードカナロアとかを担当するなど、2016年、調教師の試験に受かるまでの14年間、ずっと親父さんの厩舎で経験を積んどったんや。
そんで、去年の3月に自分の厩舎を開業した翔伍君は、年末までに、オメガパフュームを使ったシリウスSで初めての重賞を勝つなど、JRAで「9勝・獲得賞金2億4480万円」っちゅう成績を残しとったし、今年は、ワンダーリーデルで武蔵野Sを勝つなど、先週までの成績が「21勝・獲得賞金3億3116万円」と、順調に数字を伸ばしとるんですわ。
しかも、オメガパフュームを使った去年の東京大賞典で初めてのG1勝ちを飾っとるし、この馬で今年の帝王賞も勝っとるんやから、親父さんの厩舎で走る馬を担当しとった経験を活かせとるんでしょうな。
ただ、この状況に満足せんで、翔伍君がこれからも全力で勝ちにくるとワシは見とるんですわ。
何せ、親父さんの隆行君は、先週までに、JRAの重賞を38勝もしとるんやけど、翔伍君はまだ2つしか勝てとらんので、今は、「親父さんのように重賞をたくさん勝ちたい」と思っとる筈やから。
そんな中、今週は、1着賞金が1億円のチャンピオンズCにオメガパフュームとワンダーリーデルを登録してきたんで、どっちの馬も全力で仕上げてくる筈やで。


2019/11/25
大学を出てから「関電工」で経理の仕事をしていました
堀宣行(のりゆき)調教師(美浦)

主な管理馬:
サトノクラウン(2017年宝塚記念など)
モーリス(2016年天皇賞・秋など)
ドゥラメンテ(2015年ダービーなど)
リアルインパクト(2011年安田記念など)


今週の主な登録馬:
サトノティターン(チャンピオンズC)
ブレステイキング(チャレンジC)
スウィフトレイド(市川S)
ヒシエレガンス(葉牡丹賞)


担当者:調教師情報部 元調教師M

皆さんも知っていると思いますが、千葉県市川市出身の堀宣行君は、日本大学の商学部に通っている時に、実家から近かった中山競馬場で、誘導馬の世話をするアルバイトをしていたんですよ。
大学を出た後は、電気設備工事などをやっている「関電工」(東証1部)で、経理関係の仕事をしていたんですが、1991年に、「関電工」を辞めて競馬学校の厩務員課程に入ったように、中山競馬場でアルバイトをしていた頃から、「馬に関わる仕事をしたい」という気持ちがあったのでしょう。
競馬学校を出てからの堀君は、諏訪富三厩舎で厩務員をやって、二ノ宮敬宇(よしたか)厩舎で調教助手をやって、2003年に自分の厩舎を開業しました。
初めの年は、「6勝・獲得賞金1億2370万円」という成績でしたけど、次の年に、「16勝・獲得賞金2億2801万円」と大きく数字を伸ばすと、2005年からは、毎年欠かさず20勝以上していますし、ビーナスラインを使った2006年の函館スプリントSで初めての重賞勝ちを飾った堀君は、キンシャサノキセキを使った2010年の高松宮記念で初めてのGI勝ちを飾っていて、その後も、ドゥラメンテを使った2015年のダービーと皐月賞を勝つなど、今までに、「JRAの重賞を53勝」という実績を残しています。それに、海外でも、モーリスやネオリアリズムなどでG1を6勝もしているのですから、本当に大したものです。
2015年は、ドゥラメンテやモーリスなどの活躍で、JRAで「重賞8勝を含む54勝・獲得賞金15億2485万円」という成績を残して、初めて「調教師リーディング1位」になっていましたね。
ただ、その後は、
2016年→44勝・獲得賞金13億0934万円
2017年→48勝・獲得賞金11億3661万円
と、賞金が「右肩下がり」になっていましたし、去年は、49勝を上げたものの、賞金は「7億4753万円」と、一昨年の6割くらいでした。
もちろん、今年の堀君は、「必ず巻き返したい」と気合いを入れている筈で、実際、先週までの成績は「51勝・獲得賞金8億3453万円」というもので、もう去年の数字を大きく上回っていますね。
でも、先週までに59勝を上げてリーディング1位の安田隆行厩舎に勝ち星で「8」の差を、先週までに「14億5830万円」を稼いで賞金で1位の矢作芳人厩舎に「6億2377万円」の差を、それぞれ付けられていますので、きっと今の堀君は、「早く上との差を詰めたい」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が1億円のチャンピオンズCにサトノティターン、4100万円のチャレンジCにブレステイキング、1820万円の市川Sにスウィフトレイド、1000万円の葉牡丹賞にヒシエレガンスと、賞金の高い特別レースに、全部で4頭を登録してきましたので、どの馬も全力で仕上げてくる筈ですよ。


2019/11/25
トウカイトリックでメルボルンCに挑戦しとったな
野中賢二調教師(栗東)

主な管理馬:
インティ(2019年フェブラリーSなど)
グリム(2018年レパードSなど)
グレイル(2017年京都2歳S)
トウカイトリック(2010年阪神大賞典など)


今週の主な登録馬:
インティ(チャンピオンズC)
ベディヴィア(市川S)
アスクジョーダン(鹿島特別・鳴海特別)


担当者:調教師情報部 元調教師I

皆さんもよう知っとるように、野中賢二君は、親父さんが厩務員やったから、物心が付いた時には馬が周りにいる環境やったんで、自然と乗り役を目指すようになって、10歳の頃に乗馬を始めたんや。
けど、中学3年の頃に身長が伸びてきたんで、乗り役になるのを諦めて、馬術に集中することにしたんですわ。
そうしたら、県内でたったひとり、中学生で「びわこ国体」の強化選手に選ばれるほどの腕になっとったし、高校でも馬術部に入っとりましたな。
それから、1982年の10月から藤岡範士(のりひと)厩舎で厩務員をやって、次の年の4月から調教助手をやって経験を積んで、2007年に調教師の試験に受かって、次の年の3月に自分の厩舎を開業しとります。
でもって野中君は、厩舎を開業した時に、トウカイテイオーやフラワーパークやスティルインラブとかを育てて、定年を待たんで2008年の2月に引退した松元省一さんの厩舎から20頭を引き継いどって、その中にはトウカイトリックがいましたな。
トウカイトリックは、2010年の阪神大賞典で、野中君が初めての重賞勝ちを飾った馬やし、その年の秋には、この馬でオーストラリアのコーフィールドCとメルボルンCに挑戦できたんで、彼は、この馬を引き継がせてくれた松元さんに心の底から感謝しとるんやろ。
で、その後は、エーシンメンフィスを使った2012年の愛知杯、エイシンブルズアイを使った2016年のオーシャンS、グレイルを使った一昨年の京都2歳S、グリムを使った去年のレパードS、インティを使った今年の東海SとフェブラリーSとかを勝っとって、今までにJRAで、重賞を8勝、通算245勝を上げとるんですわ。
ちなみに、カゼノコを使った2014年のジャパンダートダービーで、JRAと地方交流を通じて初めてのG1勝ちを飾っとりますな。
2012年の野中厩舎は、トウカイトリックやエーシンメンフィスの活躍などで、全部で「23勝・獲得賞金4億6079万円」っちゅう成績を残しとったんや。
せやけど、それから去年までは、
2013年→16勝・獲得賞金2億4996万円
2014年→28勝・獲得賞金4億0388万円
2015年→26勝・獲得賞金4億1133万円
2016年→23勝・獲得賞金4億0660万円
2017年→20勝・獲得賞金3億2110万円
2018年→18勝・獲得賞金3億7005万円
と、賞金が伸び悩んどったんで、今年の野中君は、「キッチリ巻き返したい」と考えとった筈やし、実際、先週までに21勝を上げて、今までで一番多い「4億8851万円」の賞金を稼いどります。
もちろん、今の彼は、「賞金の高いレースを勝って、もっとガンガン稼ぎたい」と考えている筈で、今週は、1着賞金が1億円のチャンピオンズCにインティ、1820万円の市川Sにベディヴィア、1500万円の鹿島特別にアスクジョーダン(鳴海特別にも登録)と、全部で3頭を登録してきましたんで、どの馬もキッチリ仕上げてくる筈やで。