注目調教師
2025/12/01
2021年にはフランスのG2を勝っとるんですわ
大久保龍志調教師(栗東)
主な管理馬:
ディープボンド(2022年阪神大賞典など)
チュウワウィザード(2020年チャンピオンズCなど)
ダノンシャーク(2014年マイルCSなど)
アサクサキングス(2007年菊花賞など)
今週の主な登録馬:
アウトレンジ(チャンピオンズC)
ダブルハートボンド(チャンピオンズC)
ハピ(チャンピオンズC)
ユハンヌス(飛騨S)
担当者:調教師情報部 元調教師T
皆さんもよう知っとる通り、大久保龍志君は、ナリタブライアンやナリタタイシンやメジロパーマーやエリモジョージとかで、重賞50勝を含む597勝っちゅう素晴らしい実績を残して2006年の2月に定年で調教師を引退しとって、一昨年の1月21日(土)に亡くなった大久保正陽さんの次男で、メジロドーベルやショウナンカンプやショウナンパントルとかで、重賞42勝を含む878勝っちゅう実績を残して、2015年の2月に定年で調教師を引退した美浦の大久保洋吉さんは親戚ですな。
そうそう、大久保龍志厩舎で調教助手をやっとる大久保裕章君は、龍志君の弟で、2022年の3月に、池添学厩舎から乗り役としてデビューしとる大久保友雅(ゆうが)君は、裕章君の息子なんですわ。
栗東高校から京都産業大学に進んで、馬術部に入っとった龍志君は、1988年の9月に競馬学校の厩務員課程に入ると、次の年から親父さんの厩舎で厩務員と調教助手をやって経験を積んで、2001年に調教師の試験に受かっとりました。
それから、2003年に自分の厩舎を開業した龍志君は、その年に、「23勝・獲得賞金3億4892万円」っちゅう、1年目としてはかなりエエ成績を残しとったし、その後も順調に勝ち星を増やしとって、2007年には、アサクサキングスを使った菊花賞で初めてGIを勝っとって、他にも、ダノンシャークを使った2014年のマイルCSや、チュウワウィザードを使った2020年のチャンピオンズCとか、今までにJRAの重賞を28回も勝っとります。
初めてGIを勝った2007年に、龍志君の厩舎は、31勝を上げて、「8億7617万円」の賞金を稼いどりました。
次の年からは賞金が伸び悩んどったんやけど、2018年からの4年間は、
2018年→獲得賞金5億6745万円
2019年→獲得賞金6億1567万円
2020年→獲得賞金6億8902万円
2021年→獲得賞金7億1985万円
と書けば分かる通り、右肩上がりで数字を増やしとって、特に2021年は、ディープボンドを使った阪神大賞典を勝つなど、26勝を上げて、14年振りに賞金が7億円を超えとったし、この馬でフランスに遠征して、G2のフォワ賞を勝っとったんですわ。
それに、2022年も勢いが続いとって、ディープボンドで前の年に続いて阪神大賞典を勝つなど、JRAで「31勝・獲得賞金7億9089万円」っちゅう好成績を残しとったし、川崎記念で1着、ドバイワールドカップで3着、帝王賞で2着やったチュウワウィザードとかの活躍で、地方と海外を入れた獲得賞金が、「10億7611万円」っちゅう素晴らしい数字やったんや。
一昨年は、「31勝・獲得賞金7億1563万円」っちゅう成績で、2022年を下回ってしもうたんやけど、去年は、地方で、アウトレンジを使った浦和記念を勝って、「4000万円」の賞金を稼いどったし、JRAでは、エイシンワンドで小倉2歳Sを勝つなど、41勝を上げて、稼いだ賞金が「7億8217万円」と、一昨年を上回っとりました。
ただ、今年は勢いが止まっとって、アウトレンジで平安Sを勝つなど、重賞を3勝しとるんやけど、先週までに33勝しかできとらんこともあって、稼いだ賞金が「6億2589万円」と、去年の同じ時期(12月1日【日】まで)の「7億3965万円」を大きく下回っとるから、今の龍志君は、「大きいレースを勝って一気に巻き返したい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円のチャンピオンズCにアウトレンジとダブルハートボンドとハピ、1着賞金が1840万円の飛騨Sにユハンヌスを登録してきましたんで、ワシが龍志君やったら、どれもメイチに仕上げるやろうな。
主な管理馬:
ディープボンド(2022年阪神大賞典など)
チュウワウィザード(2020年チャンピオンズCなど)
ダノンシャーク(2014年マイルCSなど)
アサクサキングス(2007年菊花賞など)
今週の主な登録馬:
アウトレンジ(チャンピオンズC)
ダブルハートボンド(チャンピオンズC)
ハピ(チャンピオンズC)
ユハンヌス(飛騨S)
担当者:調教師情報部 元調教師T
皆さんもよう知っとる通り、大久保龍志君は、ナリタブライアンやナリタタイシンやメジロパーマーやエリモジョージとかで、重賞50勝を含む597勝っちゅう素晴らしい実績を残して2006年の2月に定年で調教師を引退しとって、一昨年の1月21日(土)に亡くなった大久保正陽さんの次男で、メジロドーベルやショウナンカンプやショウナンパントルとかで、重賞42勝を含む878勝っちゅう実績を残して、2015年の2月に定年で調教師を引退した美浦の大久保洋吉さんは親戚ですな。
そうそう、大久保龍志厩舎で調教助手をやっとる大久保裕章君は、龍志君の弟で、2022年の3月に、池添学厩舎から乗り役としてデビューしとる大久保友雅(ゆうが)君は、裕章君の息子なんですわ。
栗東高校から京都産業大学に進んで、馬術部に入っとった龍志君は、1988年の9月に競馬学校の厩務員課程に入ると、次の年から親父さんの厩舎で厩務員と調教助手をやって経験を積んで、2001年に調教師の試験に受かっとりました。
それから、2003年に自分の厩舎を開業した龍志君は、その年に、「23勝・獲得賞金3億4892万円」っちゅう、1年目としてはかなりエエ成績を残しとったし、その後も順調に勝ち星を増やしとって、2007年には、アサクサキングスを使った菊花賞で初めてGIを勝っとって、他にも、ダノンシャークを使った2014年のマイルCSや、チュウワウィザードを使った2020年のチャンピオンズCとか、今までにJRAの重賞を28回も勝っとります。
初めてGIを勝った2007年に、龍志君の厩舎は、31勝を上げて、「8億7617万円」の賞金を稼いどりました。
次の年からは賞金が伸び悩んどったんやけど、2018年からの4年間は、
2018年→獲得賞金5億6745万円
2019年→獲得賞金6億1567万円
2020年→獲得賞金6億8902万円
2021年→獲得賞金7億1985万円
と書けば分かる通り、右肩上がりで数字を増やしとって、特に2021年は、ディープボンドを使った阪神大賞典を勝つなど、26勝を上げて、14年振りに賞金が7億円を超えとったし、この馬でフランスに遠征して、G2のフォワ賞を勝っとったんですわ。
それに、2022年も勢いが続いとって、ディープボンドで前の年に続いて阪神大賞典を勝つなど、JRAで「31勝・獲得賞金7億9089万円」っちゅう好成績を残しとったし、川崎記念で1着、ドバイワールドカップで3着、帝王賞で2着やったチュウワウィザードとかの活躍で、地方と海外を入れた獲得賞金が、「10億7611万円」っちゅう素晴らしい数字やったんや。
一昨年は、「31勝・獲得賞金7億1563万円」っちゅう成績で、2022年を下回ってしもうたんやけど、去年は、地方で、アウトレンジを使った浦和記念を勝って、「4000万円」の賞金を稼いどったし、JRAでは、エイシンワンドで小倉2歳Sを勝つなど、41勝を上げて、稼いだ賞金が「7億8217万円」と、一昨年を上回っとりました。
ただ、今年は勢いが止まっとって、アウトレンジで平安Sを勝つなど、重賞を3勝しとるんやけど、先週までに33勝しかできとらんこともあって、稼いだ賞金が「6億2589万円」と、去年の同じ時期(12月1日【日】まで)の「7億3965万円」を大きく下回っとるから、今の龍志君は、「大きいレースを勝って一気に巻き返したい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円のチャンピオンズCにアウトレンジとダブルハートボンドとハピ、1着賞金が1840万円の飛騨Sにユハンヌスを登録してきましたんで、ワシが龍志君やったら、どれもメイチに仕上げるやろうな。
2025/12/01
お祖父さんが神奈川県の厚木市に外厩施設を…
高木登調教師(美浦)
主な管理馬:
ウシュバテソーロ(2023年ドバイワールドCなど)
ニシノデイジー(2022年中山大障害など)
サウンドトゥルー(2016年チャンピオンズCなど)
スノードラゴン(2014年スプリンターズS)
今週の主な登録馬:
ウィルソンテソーロ(チャンピオンズC)
ワープスピード(ステイヤーズS)
バトルクライ(りんくうS)
トゥルーサクセサー(栄特別)
担当者:調教師情報部 元調教師N
お祖父さんが馬主さんという、競馬が身近な環境で育った高木登君は、麻布獣医大学(現在の麻布大学)まで馬術を続けた後、1988年に競馬学校の厩務員課程に入って、その後は伊藤正徳厩舎で厩務員をやって、それからは、野平好男厩舎と山崎彰義厩舎と加藤征弘厩舎と浅野洋一郎厩舎で調教助手をやっていました。
ちなみに、高木君のお祖父さんは、神奈川県の厚木市に「高木競走馬育成牧場」という外厩施設を作っていて、今は、高木君の叔父にあたる高木秀男さんが代表をやっているんですよ。
2006年、調教師の試験に受かった高木君は、次の年に自分の厩舎を開業して、初めの年こそ、レースに使った頭数が少なかったので「5勝・獲得賞金1億1252万円」という成績でしたが、その後は、2年目に15勝、3年目に17勝と、順調に数字を伸ばしていましたし、2014年は、マイネルフロストを使った毎日杯で初めて重賞を勝つと、その後も、ウインマーレライを使ったラジオNIKKEI賞を勝って、スノードラゴンを使ったスプリンターズSで初めてGIを勝つなど、17勝を上げて、「5億4643万円」の賞金を稼いでいました。
そして、去年までの5年間も、
2020年→21勝・獲得賞金3億4968万円
2021年→21勝・獲得賞金4億2351万円
2022年→37勝・獲得賞金6億1873万円
2023年→26勝・獲得賞金5億5184万円
2024年→27勝・獲得賞金6億1731万円
という形で順調に実績を積み重ねていましたし、一昨年は、ウシュバテソーロを使ったドバイワールドCを勝って、696万ドル(約9億0480万円)の賞金を稼いでいたんですよ。
ただ、今年は、ウィルソンテソーロを使った地方交流G1のマイルCS南部杯を勝って、8000万円の賞金を稼いでいますし、JRAでは、ホウオウラスカーズで京成杯AHを勝つなど、先週までに24勝を上げているんですけど、GIを勝てていないこともあって、稼いだ賞金が「4億9842万円」と、去年の同じ時期(12月1日【日】まで)の「5億2304万円」を、少しとは言え下回っていますから、今の高木君は、「去年までの勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうね。
こういった中、今週は、1着賞金が1億2000万円のチャンピオンズCにウィルソンテソーロ、1着賞金が6200万円のステイヤーズSにワープスピード、1着賞金が2200万円のりんくうSにバトルクライなど、賞金の高い特別レースに4頭を登録していますので、「どれも勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に彼がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せません。
主な管理馬:
ウシュバテソーロ(2023年ドバイワールドCなど)
ニシノデイジー(2022年中山大障害など)
サウンドトゥルー(2016年チャンピオンズCなど)
スノードラゴン(2014年スプリンターズS)
今週の主な登録馬:
ウィルソンテソーロ(チャンピオンズC)
ワープスピード(ステイヤーズS)
バトルクライ(りんくうS)
トゥルーサクセサー(栄特別)
担当者:調教師情報部 元調教師N
お祖父さんが馬主さんという、競馬が身近な環境で育った高木登君は、麻布獣医大学(現在の麻布大学)まで馬術を続けた後、1988年に競馬学校の厩務員課程に入って、その後は伊藤正徳厩舎で厩務員をやって、それからは、野平好男厩舎と山崎彰義厩舎と加藤征弘厩舎と浅野洋一郎厩舎で調教助手をやっていました。
ちなみに、高木君のお祖父さんは、神奈川県の厚木市に「高木競走馬育成牧場」という外厩施設を作っていて、今は、高木君の叔父にあたる高木秀男さんが代表をやっているんですよ。
2006年、調教師の試験に受かった高木君は、次の年に自分の厩舎を開業して、初めの年こそ、レースに使った頭数が少なかったので「5勝・獲得賞金1億1252万円」という成績でしたが、その後は、2年目に15勝、3年目に17勝と、順調に数字を伸ばしていましたし、2014年は、マイネルフロストを使った毎日杯で初めて重賞を勝つと、その後も、ウインマーレライを使ったラジオNIKKEI賞を勝って、スノードラゴンを使ったスプリンターズSで初めてGIを勝つなど、17勝を上げて、「5億4643万円」の賞金を稼いでいました。
そして、去年までの5年間も、
2020年→21勝・獲得賞金3億4968万円
2021年→21勝・獲得賞金4億2351万円
2022年→37勝・獲得賞金6億1873万円
2023年→26勝・獲得賞金5億5184万円
2024年→27勝・獲得賞金6億1731万円
という形で順調に実績を積み重ねていましたし、一昨年は、ウシュバテソーロを使ったドバイワールドCを勝って、696万ドル(約9億0480万円)の賞金を稼いでいたんですよ。
ただ、今年は、ウィルソンテソーロを使った地方交流G1のマイルCS南部杯を勝って、8000万円の賞金を稼いでいますし、JRAでは、ホウオウラスカーズで京成杯AHを勝つなど、先週までに24勝を上げているんですけど、GIを勝てていないこともあって、稼いだ賞金が「4億9842万円」と、去年の同じ時期(12月1日【日】まで)の「5億2304万円」を、少しとは言え下回っていますから、今の高木君は、「去年までの勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうね。
こういった中、今週は、1着賞金が1億2000万円のチャンピオンズCにウィルソンテソーロ、1着賞金が6200万円のステイヤーズSにワープスピード、1着賞金が2200万円のりんくうSにバトルクライなど、賞金の高い特別レースに4頭を登録していますので、「どれも勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に彼がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せません。
2025/12/01
乗り役時代に1979年の桜花賞を勝っとるんや
佐々木晶三調教師(栗東)
主な管理馬:
キズナ(2013年ダービーなど)
アーネストリー(2011年宝塚記念など)
タップダンスシチー(2003年ジャパンCなど)
コスモサンビーム(2003年朝日杯FSなど)
今週の主な登録馬:
ラムジェット(チャンピオンズC)
ウエストナウ(鳴尾記念)
アルファマム(りんくうS)
担当者:調教師情報部 元調教師S
佐々木晶三君は、1974年に中村武志厩舎から乗り役としてデビューしとって、1979年の桜花賞を、22頭立ての15番人気やったホースメンテスコで勝つなど、1982年に引退するまでに、2つの重賞を含めて全部で136勝を上げとりましたな。
乗り役を引退してからの佐々木君は、1982年から杉村一馬厩舎で、1985年から田中耕太郎厩舎で、1986年から坂口正則厩舎で、それぞれ調教助手をやって、1994年に調教師の試験に受かって、その年の11月に厩舎を開業しとります。
そんで、3年目やった1996年に、シーキングザパールを使ったデイリー杯3歳Sで初めて重賞を勝つと、2003年には、タップダンスシチーを使ったジャパンCで初めてGIを勝っとるし、その後も、アーネストリーを使った2011年の宝塚記念とか、キズナを使った2013年のダービーとか、今までにGIを7勝、他も入れたら重賞を53回も勝っとるんやから、乗り役として馬を走らせるより、調教師として馬を仕上げる方が向いとるんでしょうな。
2011年の佐々木君は、アーネストリーの活躍とかで、今までで一番の35勝を上げて、「8億2061万円」の賞金を稼いどったんですわ。
けど、それからは成績が伸び悩んどって、去年までの5年間も、
2020年→33勝・獲得賞金5億6225万円
2021年→26勝・獲得賞金5億5325万円
2022年→22勝・獲得賞金5億7926万円
2023年→16勝・獲得賞金3億5609万円
2024年→18勝・獲得賞金4億1626万円
っちゅう物足りない数字が続いとるんや。
せやから、今年を迎えるにあたって、佐々木君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、今年は、インプレスで新潟ジャンプS、ネビーイームで阪神ジャンプSを勝つなど、先週までに21勝を上げて、稼いだ賞金が「4億4465万円」と、もう去年を上回っとるから、今の佐々木君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうな。
それに、佐々木君は、来年の1月15日(木)が「70歳の誕生日」で、その後、定年で引退するんやから、今は、「調教師人生の最後をいい形で締め括りたい」とも考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円のチャンピオンズCにラムジェット、1着賞金が4300万円の鳴尾記念にウエストナウ、1着賞金が2200万円のりんくうSにアルファマムを登録しとるんで、どれも気合いを入れて仕上げてくるとワシは見とります。
主な管理馬:
キズナ(2013年ダービーなど)
アーネストリー(2011年宝塚記念など)
タップダンスシチー(2003年ジャパンCなど)
コスモサンビーム(2003年朝日杯FSなど)
今週の主な登録馬:
ラムジェット(チャンピオンズC)
ウエストナウ(鳴尾記念)
アルファマム(りんくうS)
担当者:調教師情報部 元調教師S
佐々木晶三君は、1974年に中村武志厩舎から乗り役としてデビューしとって、1979年の桜花賞を、22頭立ての15番人気やったホースメンテスコで勝つなど、1982年に引退するまでに、2つの重賞を含めて全部で136勝を上げとりましたな。
乗り役を引退してからの佐々木君は、1982年から杉村一馬厩舎で、1985年から田中耕太郎厩舎で、1986年から坂口正則厩舎で、それぞれ調教助手をやって、1994年に調教師の試験に受かって、その年の11月に厩舎を開業しとります。
そんで、3年目やった1996年に、シーキングザパールを使ったデイリー杯3歳Sで初めて重賞を勝つと、2003年には、タップダンスシチーを使ったジャパンCで初めてGIを勝っとるし、その後も、アーネストリーを使った2011年の宝塚記念とか、キズナを使った2013年のダービーとか、今までにGIを7勝、他も入れたら重賞を53回も勝っとるんやから、乗り役として馬を走らせるより、調教師として馬を仕上げる方が向いとるんでしょうな。
2011年の佐々木君は、アーネストリーの活躍とかで、今までで一番の35勝を上げて、「8億2061万円」の賞金を稼いどったんですわ。
けど、それからは成績が伸び悩んどって、去年までの5年間も、
2020年→33勝・獲得賞金5億6225万円
2021年→26勝・獲得賞金5億5325万円
2022年→22勝・獲得賞金5億7926万円
2023年→16勝・獲得賞金3億5609万円
2024年→18勝・獲得賞金4億1626万円
っちゅう物足りない数字が続いとるんや。
せやから、今年を迎えるにあたって、佐々木君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、今年は、インプレスで新潟ジャンプS、ネビーイームで阪神ジャンプSを勝つなど、先週までに21勝を上げて、稼いだ賞金が「4億4465万円」と、もう去年を上回っとるから、今の佐々木君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうな。
それに、佐々木君は、来年の1月15日(木)が「70歳の誕生日」で、その後、定年で引退するんやから、今は、「調教師人生の最後をいい形で締め括りたい」とも考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円のチャンピオンズCにラムジェット、1着賞金が4300万円の鳴尾記念にウエストナウ、1着賞金が2200万円のりんくうSにアルファマムを登録しとるんで、どれも気合いを入れて仕上げてくるとワシは見とります。
2025/12/01
スペシャルウィークの厩舎で働いとりましたな
岡田稲男調教師(栗東)
主な管理馬:
テーオーロイヤル(2024年天皇賞・春など)
メイショウハリオ(2022年帝王賞など)
エイシンアポロン(2009年京王杯2歳S)
シェーンヴァルト(2008年デイリー杯2歳S)
今週の主な登録馬:
メイショウハリオ(チャンピオンズC)
テンカジョウ(チャンピオンズC)
サラサハウプリティ(豊中特別・犬山特別)
担当者:調教師情報部 元調教師I
皆さんようも知っとる通り、岡田稲男君は、1979年から、ダービーを勝ったオペックホースなどを管理しとったことでよう知られとる佐藤勇厩舎で厩務員をやって、その後は、ダービーとかGIを4つ勝ったスペシャルウィークなどを管理しとった白井寿昭厩舎や、ジャパンCを勝ったマーベラスクラウンなどを管理しとった大沢眞厩舎とかで調教助手をやって、2002年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。
初めの年は7勝やったけど、2008年には、シェーンヴァルトを使ったデイリー杯2歳Sで初めて重賞を勝つと、2009年には、エイシンアポロンで京王杯2歳Sを勝つなど、全部で26勝を上げて、「6億1978万円」の賞金を稼いどりました。
その後も、19勝やった2011年と、15勝やった2020年を除けば、ずっと「20勝以上」をキープしとったし、2021年は、メイショウハリオでみやこSを勝ったこともあって、「27勝・獲得賞金4億7312万円」っちゅう好成績を残しとります。
それに、2022年も勢いが続いとって、勝利数は「18」と、2021年を大きく下回ってしもうたんやけど、テーオーロイヤルでダイヤモンドSを勝って、メイショウハリオでマーチSを勝ったこともあって、JRAで稼いだ賞金が「4億6331万円」と、2021年とほとんと変わらん数字やったし、メイショウハリオで地方交流G1の帝王賞を勝って、8000万円の賞金を稼いどりました。
そんで、一昨年は、メイショウハリオで帝王賞を勝って、8000万円の賞金を稼いどったんやけど、JRAでは、「13勝・3億4151万円」っちゅう成績で、2022年を大きく下回っとったから、去年の岡田君は、巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、去年は、テーオーロイヤルでダイヤモンドSと阪神大賞典と天皇賞・春を勝つなど、26勝を上げて、稼いだ賞金が「7億1841万円」と、開業してから一番の数字やったんですわ。
ただ、今年は流れが悪くなっとって、地方では、メイショウハリオで川崎記念を勝つなど、交流重賞を3勝して、1億7000万円の賞金を稼いどるんやけど、JRAでは、先週までに10勝しかできとらんこともあって、稼いだ賞金が「1億9381万円」と、まだ去年の3割にも達しとらんので、今の岡田君は、「大きいレースを勝って一気に巻き返したい」と考えとるんやろうな。
そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円のチャンピオンズCにメイショウハリオとテンカジョウなど、3頭を賞金の高い特別レースに登録しとるんやから、ワシが岡田君やったら、どの馬もメイチに仕上げますわ。
主な管理馬:
テーオーロイヤル(2024年天皇賞・春など)
メイショウハリオ(2022年帝王賞など)
エイシンアポロン(2009年京王杯2歳S)
シェーンヴァルト(2008年デイリー杯2歳S)
今週の主な登録馬:
メイショウハリオ(チャンピオンズC)
テンカジョウ(チャンピオンズC)
サラサハウプリティ(豊中特別・犬山特別)
担当者:調教師情報部 元調教師I
皆さんようも知っとる通り、岡田稲男君は、1979年から、ダービーを勝ったオペックホースなどを管理しとったことでよう知られとる佐藤勇厩舎で厩務員をやって、その後は、ダービーとかGIを4つ勝ったスペシャルウィークなどを管理しとった白井寿昭厩舎や、ジャパンCを勝ったマーベラスクラウンなどを管理しとった大沢眞厩舎とかで調教助手をやって、2002年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。
初めの年は7勝やったけど、2008年には、シェーンヴァルトを使ったデイリー杯2歳Sで初めて重賞を勝つと、2009年には、エイシンアポロンで京王杯2歳Sを勝つなど、全部で26勝を上げて、「6億1978万円」の賞金を稼いどりました。
その後も、19勝やった2011年と、15勝やった2020年を除けば、ずっと「20勝以上」をキープしとったし、2021年は、メイショウハリオでみやこSを勝ったこともあって、「27勝・獲得賞金4億7312万円」っちゅう好成績を残しとります。
それに、2022年も勢いが続いとって、勝利数は「18」と、2021年を大きく下回ってしもうたんやけど、テーオーロイヤルでダイヤモンドSを勝って、メイショウハリオでマーチSを勝ったこともあって、JRAで稼いだ賞金が「4億6331万円」と、2021年とほとんと変わらん数字やったし、メイショウハリオで地方交流G1の帝王賞を勝って、8000万円の賞金を稼いどりました。
そんで、一昨年は、メイショウハリオで帝王賞を勝って、8000万円の賞金を稼いどったんやけど、JRAでは、「13勝・3億4151万円」っちゅう成績で、2022年を大きく下回っとったから、去年の岡田君は、巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、去年は、テーオーロイヤルでダイヤモンドSと阪神大賞典と天皇賞・春を勝つなど、26勝を上げて、稼いだ賞金が「7億1841万円」と、開業してから一番の数字やったんですわ。
ただ、今年は流れが悪くなっとって、地方では、メイショウハリオで川崎記念を勝つなど、交流重賞を3勝して、1億7000万円の賞金を稼いどるんやけど、JRAでは、先週までに10勝しかできとらんこともあって、稼いだ賞金が「1億9381万円」と、まだ去年の3割にも達しとらんので、今の岡田君は、「大きいレースを勝って一気に巻き返したい」と考えとるんやろうな。
そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円のチャンピオンズCにメイショウハリオとテンカジョウなど、3頭を賞金の高い特別レースに登録しとるんやから、ワシが岡田君やったら、どの馬もメイチに仕上げますわ。
