「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2025/04/28
「国内最大級の冷凍冷蔵倉庫」を稼働しております
松岡隆雄氏(現在は株式会社ライフハウスの名義でも馬を所有)

本業: 株式会社松岡 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
サンライズアース(天皇賞・春)
サンライズグラシア(プリンシパルS)

担当者:馬主情報部 馬主J

松岡隆雄オーナーの本業は、山口県下関市に本社を構えている、「株式会社松岡」の代表取締役社長です。

1950年に創業された同社は、「世界の国から日本の食卓へ」をスローガンとして、南北アメリカ各国、ヨーロッパ、アフリカ諸国、アジア各国、ロシアなど、世界中の国々から水産冷凍品や水産加工品などを輸入しております。

また、「株式会社松岡」は、1999年に「サンライズファーム養殖場」(高知県幡多郡大月町)を開場し、養殖した「ブリ」と「クロマグロ」を「日の出ぶり」・「日の出まぐろ」というブランド名で販売しており、これが好評なことから、2021年の2月に「サンライズファーム株式会社」として分社化し、更なる事業拡大のため、一昨年の4月には、「すくも加工場」(高知県宿毛市新港)の稼働を開始しました。

そして同社は、現在、下関市の本社に加えて、東京、神奈川、大阪、福岡と、4つの支店を構え、山口、神奈川、千葉、大阪、福岡、宮崎の6府県に11ヶ所の物流センターを有しており、中でも、2019年から稼働している「福岡セントラルDC」は、冷凍冷蔵倉庫として国内最大級の規模を誇っております。

更に、中国、ミャンマー、チリと、海外にも拠点を構えており、2024年1月期の年間売上高は、「599億円」という素晴らしい数字を記録しておりますので、「株式会社松岡」のトップであるオーナーは、「水産業界を牽引する重要人物」と言えるでしょう。

なお、馬主としての松岡オーナーは、私が確認したところ、2003年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに400頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2005年の産経大阪杯と毎日王冠などを制したサンライズペガサスや、2007年のフェブラリーSを制したサンライズバッカスや、2008年と2009年の中山大障害を連覇したキングジョイなどが挙げられます。

2007年の松岡オーナーは、サンライズバッカスでフェブラリーSを制し、サンアディユでアイビスSDとセントウルSと京阪杯を制するなど、重賞6勝を含む31勝を上げ、過去最高となる「8億8262万円」の賞金を獲得しておりました。

そして、2022年までの3年間は、

2020年→16勝・獲得賞金3億4167万円
2021年→20勝・獲得賞金3億5392万円
2022年→21勝・獲得賞金4億2452万円

と記せば分かる通り、物足りない数字が続いておりましたが、一昨年は、「29勝・5億8456万円」という成績を残し、勝利数と獲得賞金のどちらも2022年を上回り、巻き返しに成功しております。

また、昨年は、地方交流重賞の不来方賞をサンライズジパングで制し、4000万円の賞金を獲得していた上、JRAでは、サンライズジパングでみやこSを制するなど、25勝を上げ、獲得賞金が「5億8882万円」と、一昨年を上回っておりました。

更に、今年も好調が続いており、地方交流重賞のかきつばた記念をサンライズホークで制し、2800万円の賞金を獲得しており、JRAでは、サンライズアースで阪神大賞典を制するなど、先週までに8勝を上げ、その他にも、サンライズジパングがプロキオンSとフェブラリーSで2着に入線したことなどから、獲得賞金が「2億9529万円」と、既に昨年の5割以上となっております。

(※注釈:2021年以降は、「株式会社松岡」の関連会社である「株式会社ライフハウス」の成績も含めて記載)

当然、現在の松岡オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金3億円(馬主の取り分は8割の2億4000万円)の天皇賞・春にサンライズアース、1着賞金が2000万円(同1600万円)のプリンシパルSにサンライズグラシアを登録してきましたので、私が松岡オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示する筈です。

2025/04/28
船舶用のクランクシャフト製造分野に於いて50%近い世界シェアを…
松本好雄氏

本業: 株式会社きしろ 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
メイショウズイウン(ユニコーンS)
メイショウハチロー(ユニコーンS)
メイショウポペット(三条S)
メイショウタイゲイ(巨椋池S)
メイショウホウレン(巨椋池S)
メイショウフジ(是政S)
メイショウリリー(咲花特別・須知特別)
メイショウコボケ(咲花特別)

担当者:馬主情報部 馬主S

松本好雄オーナーの本業は、兵庫県の明石市に本社を構え、船舶用部品の製造などを手掛けている、「株式会社きしろ」の代表取締役会長です。

創業が1915年と、100年以上の歴史を有する同社は、「大型船舶用の低速ディーゼルエンジン機器」を筆頭とした産業部品の製造を主に手掛けており、船舶用のクランクシャフト製造分野に於いては、「50%近い世界シェア」を誇っております。

そして同社は、更なる企業成長を目指すため、航空機産業にも参入しており、2014年には、JAQG(航空宇宙品質センター)が作成した、「JIS・Q9100」(日本工業規格)を取得しておりますので、時代の変化に応じて事業分野を拡大している同社は、「業界の先駆者」と言えるでしょう。

また、松本オーナーは、長年に渡り船舶業界に貢献してきた功績が高く評価され、2010年の秋には、「旭日小綬章」を授与されておりました。

その祝賀会は、2011年の2月に「ホテルオークラ神戸」で行われ、そこには、武豊騎手、蛯名正義騎手(現在は調教師)、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏、JRAの土川理事長(当時)といった競馬関係者や、元首相の森喜朗氏といった著名人などを含め、1000人ほどが出席しておりましたので、多くの方が、松本オーナーを大いに尊敬していることでしょう。

なお、松本オーナーは非常に多趣味であり、まず、「将棋の腕はプロ級」と言われており、その他にも、ゴルフ、渓流釣り、囲碁などを楽しんでおります。

千葉工業大学の工業経営学科に在籍していた頃、松本オーナーは、下宿先のご主人と一緒に中山競馬場でレースを観戦し、その時、場内の混雑とは無縁の優雅な馬主席を見て、「自分も、いつかあそこに座りたい」と思ったことがきっかけで馬主を目指すようになり、1974年、長年の念願を叶えてJRAの個人馬主資格を取得し、その後、日本馬主協会連合会の会長などを歴任し、現在は同会の名誉会長です。

馬主としてのキャリアが50年近くに及ぶ松本オーナーは、これまでに2000頭ほどを所有し、メイショウドトウで制した2001年の宝塚記念や、メイショウボーラーで制した2005年のフェブラリーSや、メイショウサムソンで制した2006年の皐月賞とダービーや、メイショウマンボで制した2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯など、数多くのGIレースを制しております。

2007年の松本オーナーは、メイショウサムソンの活躍などにより、キャリアハイとなる「15億4865万円」の賞金を獲得しており、2013年は、メイショウマンボの活躍などにより、2007年に次ぐ「14億9771万円」の賞金を獲得しておりました。

その後は成績が伸び悩んでいたものの、2020年は、73勝を上げ、キャリアの中で三番目に多い「14億6338万円」の賞金を獲得しており、2021年も、メイショウダッサイで中山グランドジャンプを制するなど、重賞5勝を含む63勝を上げ、「14億1708万円」の賞金を獲得しております。

2022年は、メイショウハリオで地方交流G1の帝王賞を制し、1着賞金8000万円を獲得したものの、JRAでは、「58勝・獲得賞金12億5514万円」と、2021年を下回っており、一昨年は、メイショウハリオが地方交流G1のかしわ記念と帝王賞を制し、この2戦で1億6000万円の賞金を獲得したものの、JRAでは、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「12億3468万円」と、僅かとは言え2022年を下回っておりました。

そして昨年は、地方で、メイショウハリオがJBCクラシックで2着に入線し、「3200万円」の賞金を獲得しており、JRAでは、49勝を上げたものの、毎日杯と神戸新聞杯を制したメイショウタバル以外の馬があまり活躍できなかったことなどから、獲得賞金が「11億2228万円」と、一昨年の数字を下回っております。

更に、今年も状況が改善された訳ではなく、地方で、メイショウハリオが川崎記念を制し、1着賞金1億円を獲得しており、JRAでは、先週までに16勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金が「3億1989万円」と、昨年の同時期(マイラーズCの週まで)の「3億2626万円」を僅かとは言え下回っておりますので、当然、現在の松本オーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。

また、松本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■7月2日(火)の「八戸市場」
1頭を242万円で落札

■7月22日(月)~24日(水)の「HBAセレクションセール」
12頭を2億2495万円で落札

■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
8頭を9064万円で落札

■10月15日(火)~16日(水)の「HBAオータムセール」
1頭を682万円で落札

と、計22頭の落札に3億2483万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。

当然、松本オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金が3700万円(馬主の取り分は8割の2960万円)のユニコーンSにメイショウズイウンとメイショウハチロー、1着賞金が1840万円(同1472万円)の三条Sにメイショウポペットなど、特別レースに8頭を登録してきましたので、私が松本オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2025/04/28
プロゴルファーの青木功さんが旧知の友人です
久米田正明氏

本業: ロジフレックス株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ロジリオン(京王杯SC)
ロジマンボ(府中S)

担当者:馬主情報部 馬主N

久米田正明オーナーは、山梨県笛吹市に本社を構えている、「ロジフレックス株式会社」の代表取締役社長です。

主に精密機器の輸送などを行っている同社は、東証1部上場企業の「横河電機株式会社」と、そのグループ企業の物流を担うため、1999年に設立されました。

そして現在は、取引先に、電子計測機器の業界最大手である「キーサイト・テクノロジー株式会社」などが名前を連ねており、山梨県の本社以外にも、東京、神奈川、大阪に計4つの営業所を構え、私が確認したところ、近年は毎年のように20億円近くの売上高を記録しておりますので、「ロジフレックス株式会社」を創業した久米田オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。

なお、久米田オーナーは、2007年にJRAの個人馬主資格を取得しており、馬主になった理由は、旧知の友人であるプロゴルファーの青木功さんから、「ダノン」の野田順弘(まさひろ)オーナーを紹介され、その際に「競馬が好きなら馬を持ちなさい」と勧められたからだそうです。

そして、2008年からJRAで馬を走らせており、この年に早くも、ロジユニヴァースで札幌2歳SとラジオNIKKEI杯2歳Sを制していた久米田オーナーは、翌年には同馬でダービーを制するなど、重賞2勝を含む8勝を上げ、過去最高となる「2億8434万円」の賞金を獲得しておりました。

また、2018年には、ロジクライが富士Sを制するなど、9勝を上げ、ダービーを制した2009年の次に多い、「1億8244万円」の賞金を獲得しております。

しかし、2022年までの4年間は、

2019年→8勝・獲得賞金1億3805万円
2020年→1勝・獲得賞金5622万円
2021年→4勝・獲得賞金5857万円
2022年→3勝・獲得賞金4999万円

という形で数字が伸び悩んでおりました。

当然、一昨年の久米田オーナーは、巻き返しに燃えていた筈であり、実際、一昨年はキャリアハイとなる10勝を上げ、獲得賞金は「1億6047万円」と、2022年を大きく上回っております。

そして昨年は、ロジリオンでクロッカスSを制するなど、5勝を上げ、獲得賞金が「1億6695万円」と、一昨年を上回っており、更に、今年も好調が続いており、ロジリオンで洛陽Sを制したことなどから、先週までの獲得賞金が「5351万円」と、昨年の同時期(マイラーズCの週まで)の「4234万円」を上回っておりますので、現在の久米田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、久米田オーナーは、2007年から毎年欠かさず「競走馬セール」に参加しており、昨年は、7月8日(月)~9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、3頭を1億5840万円(税込)で落札しております。

当然、久米田オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)の京王杯SCにロジリオン、1着賞金が1840万円(同1472万円)の府中Sにロジマンボを登録しておりますので、久米田オーナーが、この2頭を預けている古賀先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。

2025/04/28
先週までに16勝を上げているものの
東京ホースレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
レッドモンレーヴ(京王杯SC)
レッドゲイル(越後S)
レッドフェルメール(プリンシパルS)
ルージュアベリア(三条S)
ルージュソリテール(スイートピーS)
レッドプロフェシー(是政S)

担当者:馬主情報部 馬主M

「東京ホースレーシング」の前身は、1987年のニュージーランドT4歳Sを勝ったユーワジェームスや、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンなどでお馴染みだった「ユーワライディング」です。

クラブの名称が変更された理由は、パチンコ機器販売大手「フィールズ株式会社」の代表取締役会長兼社長を務めており、JRAの馬主としては、2014年の天皇賞・秋を制したスピルバーグなどでお馴染みの山本英俊オーナーがクラブの権利を取得したからであり、クラブ法人の名称が変更された2007年に、愛馬会法人の名称も「ユーワホースクラブ」から「東京サラブレッドクラブ」となり、現在は「レッド」と「ルージュ」の冠名で募集馬を走らせております。

同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、2009年の秋華賞を制したレッドディザイアや、2013年の札幌2歳Sと阪神ジュベナイルFを制したレッドリヴェールや、2014年の中山大障害を制したレッドキングダムや、2016年と2017年のスプリンターズSを連覇したレッドファルクスといった名前が挙げられるでしょう。

2014年の「東京ホースレーシング」は、レッドスパーダが京王杯SCを、レッドアルヴィスがユニコーンSを、レッドキングダムが中山大障害を制するなど、過去最多となる54勝を上げ、「10億3421万円」の賞金を獲得しており、2019年は、2014年と同じ54勝を上げ、「10億5204万円」という過去最高の賞金を獲得しておりました。

その後の2年間は、

2020年→40勝・獲得賞金8億9869万円
2021年→39勝・獲得賞金7億1459万円

と、成績が完全に右肩下がりとなっておりましたが、2022年は、レッドガランが中山金杯と新潟大賞典を制するなど、「44勝・獲得賞金8億2714万円」という、2021年を上回る成績を残しており、一昨年も、レッドモンレーヴが京王杯SCを制するなど、合計で40勝を上げ、獲得賞金は「9億9149万円」と、2022年を大きく上回り、巻き返しに成功しております。

ただ、昨年は、合計で46勝を上げたものの、七夕賞を制したレッドラディエンス以外の馬があまり活躍できなかったことなどから、獲得賞金が「8億7707万円」と、一昨年を大きく下回ってしまいました。

そして、今年も状況が改善している訳ではなく、先週までに16勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金が「2憶8483万円」と、昨年の同時期(マイラーズCの週まで)の「2億6820万円」とほぼ変わらぬ数字に留まっておりますので、現在は、クラブの関係者全員が、「一昨年までの勢いを取り戻したい」と考えている筈です。

また、「東京ホースレーシング」は、「2024年度募集馬」(現2歳世代)に関して、計49頭のラインナップを発表しておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは26頭であり、残りの23頭は、現在も出資を受け付けております。

よって、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与え、残りの23頭を少しでも早く満口にしたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは言うまでもありません。

そういった中、今週は、

■1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)の京王杯SC
レッドモンレーヴ

■1着賞金2200万円(同1760万円)の越後S
レッドゲイル

■1着賞金2000万円(同1600万円)のプリンシパルS
レッドフェルメール

■1着賞金1840万円(同1472万円)の三条S
ルージュアベリア

など、賞金の高い特別レースに6頭を登録しておりますので、私が「東京ホースレーシング」の関係者であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対してどういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。