「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2025/04/14
「株式会社セガ」などを傘下に収めております
里見治(はじめ)氏

本業: セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
サトノシャイニング(皐月賞)
サトノクローク(サンシャインS)
サトノラポール(ひめさゆり賞)

担当者:馬主情報部 馬主M

里見治(はじめ)オーナーの本業は、「セガサミーホールディングス株式会社」(東証プライム上場)の代表取締役会長です。

現在、同社の代表取締役社長グループCEOは、オーナーの長男である治紀(はるき)氏が務めております。

「住友不動産大崎ガーデンタワー」(東京都品川区西品川)に本社を構えている同社は、

■パチンコ・パチスロの「北斗の拳シリーズ」などで広く知られている「サミー株式会社」

■バスケットボールチームの運営などを手掛けている「株式会社サンロッカーズ」

■ゲームソフトの開発・販売などを手掛けている「株式会社セガ」

■ゴルフ場の経営などを手掛けている「セガサミーゴルフエンタテインメント株式会社」

■ダーツ用機器の製造や販売などを手掛けている「株式会社ダーツライブ」

■「名探偵コナン」や「それいけ!アンパンマン」や「ルパン三世」といったアニメ作品の制作などを手掛けている「株式会社トムス・エンタテインメント」

などを傘下に収めており、2024年3月期に於けるグループ全体の売上高は、「4678億9600万円」という素晴らしい数字を記録しておりました。

したがって、同社を上記のように成長させた里見オーナーのことは、誰もが「日本経済を牽引する重要人物の一人」と認めていることでしょう。

馬主としては、これまでにJRAで、自身の名義と「サトミホースカンパニー(2023年2月27日付で解散)」の名義で馬を走らせており、2016年までの4年間は、

2013年→31勝・獲得賞金6億1314万円
2014年→35勝・獲得賞金7億7958万円
2015年→39勝・獲得賞金9億1041万円
2016年→43勝・獲得賞金15億9004万円

という「完全に右肩上がり」の成績を残しており、特に2016年は、勝ち星と賞金のどちらも過去最高でした。

その後は、

2017年→39勝・獲得賞金11億8721万円
2018年→36勝・獲得賞金9億0674万円
2019年→41勝・獲得賞金7億6786万円
2020年→41勝・獲得賞金9億6202万円
2021年→38勝・獲得賞金7億8519万円
2022年→19勝・獲得賞金5億0591万円

という形で数字が低迷しており、一昨年は、26勝を上げたものの、京都新聞杯と神戸新聞杯を制したサトノグランツ以外の馬があまり活躍できなかったことなどから、獲得賞金は「5億9035万円」と、やはり全盛期であった2016年の数字を大きく下回っておりましたが、昨年は、サトノカルナバルで函館2歳Sを制し、サトノレーヴで函館スプリントSとキーンランドCを制するなど、32勝を上げ、獲得賞金が「6億9234万円」と、一昨年を大きく上回り、巻き返しに成功しております。

更に、今年も好調が続いており、サトノシャイニングできさらぎ賞を、サトノレーヴで高松宮記念を制するなど、先週までの獲得賞金が「2億8635万円」と、昨年の同時期(桜花賞の週まで)の「1億8221万円」を大きく上回っておりますので、現在の里見オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■4月23日(火)の「JRAブリーズアップセール」
1頭を1540万円で落札

■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
10頭を8億8700万円で落札

■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
1頭を770万円で落札

■10月22日(火)の「ノーザンファームミックスセール」
1頭を1億0120万円で落札

と、計13頭の落札に総額10億1200万円を投じております(落札価格は全て税込表記)。

当然、現在の里見オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金が2億円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)の皐月賞にサトノシャイニングなど、3頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたので、私が里見オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

2025/04/14
ドゥラメンテなどが代表的な存在です
サンデーレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
カラマティアノス(皐月賞)
クロワデュノール(皐月賞)
マジックサンズ(皐月賞)
ミュージアムマイル(皐月賞)
アスコルティアーモ(福島牝馬S)
アルファヒディ(ラジオ福島賞・吹田特別)
ジオフロント(サンシャインS)
アンゴラブラック(野島崎特別)
サロニコス(丹波特別)
サークルオブジョイ(奥の細道特別)
ローザサンリヴァル(奥の細道特別)
リエータメンテ(桑折特別)

担当者:馬主情報部 馬主T

2007年から「サンデーレーシング」(所在地:東京都港区六本木5-18-15)の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」(所在地:北海道勇払郡安平町早来源武275)の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。

吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、

2009年の桜花賞とオークスを制し、2011年のジャパンCなども制したブエナビスタ

2011年の牡馬三冠を制し、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念なども制したオルフェーヴル

2012年の牝馬三冠を制し、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念なども制したジェンティルドンナ

2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテ

2019年と2021年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラック

といった名前が挙げられます。

同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは、4年連続で「リーディング1位」となっておりました。

更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、

2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝・重賞15勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝・重賞11勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝・重賞10勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝・重賞15勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝・重賞15勝)
2022年→獲得賞金35億3084万円(121勝・重賞12勝)
2023年→獲得賞金40億3991万円(116勝・重賞16勝)
2024年→獲得賞金41億6967万円(121勝・重賞13勝)

という好成績を記録し、8年連続で「馬主リーディング1位」となっており、特に昨年は、チェルヴィニアでオークスと秋華賞を制するなど、GIを6勝し、キャリアハイの獲得賞金となっております。

ただ、今年は、先週までに27勝を上げているものの、昨年は13勝していた重賞を、まだ2勝しかできていないことなどから、獲得賞金が「6億4149万円」に留まっており、「馬主リーディング」は、「8億0796万円」の賞金を獲得して1位となっている「シルクレーシング」に「1億6647万円」の差を付けられた4位となっておりますので、当然、現在は「サンデーレーシング」の関係者全員が、「少しでも早く1位に返り咲きたい」と考えていることでしょう。

そういった中、今週は、

1着賞金2億円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)の皐月賞
カラマティアノス
クロワデュノール
マジックサンズ
ミュージアムマイル

1着賞金4000万円(同3200万円)の福島牝馬S
アスコルティアーモ

1着賞金1550万円(同1240万円)のラジオ福島賞
アルファヒディ(吹田特別にも登録)

など、計12頭を特別レースに登録しておりますので、私が同クラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。

2025/04/14
奈良県大和高田市で真空ポンプの販売などを…
吉川潤氏

本業: 株式会社吉川製作所 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ジューンベロシティ(中山グランドジャンプ)
ジューンオレンジ(福島牝馬S)

担当者:馬主情報部 馬主S

吉川潤オーナーの本業は、奈良県大和高田市に本社を構え、真空ポンプの販売などを手掛けている、「株式会社吉川製作所」の代表取締役社長です。

1976年、吉川オーナーのお父様である、吉川與(あとお)氏が設立した同社は、1981年、「有限会社吉川製作所」として法人化(当時の資本金は500万円)され、その後は、

1997年:現在の本社工場を新設
2003年:九州支店を開設
2005年:本社工場に真空ポンプ修理工場を増築
2007年:商号を「株式会社吉川製作所」に変更し、資本金を1000万円に増資
2010年:「山本鉄工株式会社」と合併し、「高井田工場」として加工部門を開設

といった形で順調に規模を拡大しており、2010年の4月、與氏の長男であり、関西大学の工学部を卒業後、約10年に渡り同社で勤務していた吉川潤オーナーが代表取締役社長に就任してからも、

2012年:本社工場の規模を拡大
2013年:福岡県北九州市に営業所を開設
2016年:東京営業所を開設
2018年:相模原営業所を開設
2019年:葛城新工場を開設
2020年:経済産業省から「地域未来牽引企業」として選出
2025年:田原本工場を開設

といった形で順調に規模を拡大し、現在は80名ほどの従業員を雇用しており、ここ数年は、30億円前後の年商を記録しております。

また、同社は、真空装置の販売や中古製品の売買といった、顧客のニーズに合わせたサービスを提供している「アールエムテック株式会社」というグループ会社を有しており、同社の代表取締役も、吉川オーナーが務めておりますので、トップとしてこれらの事業を取り仕切っている吉川オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。

奥様のお父様が大の競馬好きだったため、自身も競馬に興味を持った吉川オーナーは、一口馬主クラブに出資したことなどがきっかけで、「やはり自分の馬を持ちたい」という気持ちが強くなり、JRAの個人馬主資格を取得し、2015年から実際に馬を走らせております。

その後、2016年までは勝利を上げられずにいたものの、2017年から昨年までは、

2017年:1勝・獲得賞金1220万円
2018年:2勝・獲得賞金1885万円
2019年:5勝・獲得賞金6400万円
2020年:2勝・獲得賞金4074万円
2021年:4勝・獲得賞金6413万円
2022年:8勝・獲得賞金9678万円
2023年:16勝・獲得賞金2億8061万円
2024年:9勝・獲得賞金3億3610万円

という形で順調に実績を積み重ねていた上、一昨年は、ジューンベロシティを出走させた東京ジャンプSで「初の重賞勝ち」を飾っており、昨年は、獲得賞金がキャリアハイとなっておりました。

ただ、今年は、先週までに1勝しか上げられていないことなどから、獲得賞金が「4612万円」と、昨年の同時期(桜花賞の週まで)の「5195万円」を下回っておりますので、現在の吉川オーナーは、「昨年までの勢いを取り戻したい」と願っていることでしょう。

また、吉川オーナーは、「吉川ホールディングス株式会社」の名義で競走馬セールに参加する機会が多く、昨年は、7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」に於いて、「フラッドウォーニングの2024」(牡・父キズナ)を6160万円(税込)で落札しております。

当然、吉川オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも願っている筈です。

こういった中、今週は、1着賞金が7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)の中山グランドジャンプにジューンベロシティ、1着賞金が4000万円(同3200万円)の福島牝馬Sにジューンオレンジを登録しておりますので、私が吉川オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。

2025/04/14
岡田牧雄オーナーの名義で走ることが多いのですが
LEX・PRO

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
バーンパッション(中山グランドジャンプ)
フィールシンパシー(福島牝馬S)
サヴァビアン(ラジオ福島賞)
ミレニアムヒロイン(ラジオ福島賞)
エティエンヌ(京葉S)
トリップトゥムーン(袖ケ浦特別)
イージーブリージー(桑折特別)
ヒーローインチーフ(医王寺特別)

担当者:馬主情報部 競走馬エージェントA

1987年にできた「株式会社LEX」は、静内の中心部から車で北に5キロほど走ったところに本部を構えていて、今の代表は、「マイネル軍団の総帥」こと岡田繁幸氏(故人)の弟さんで、「岡田スタッド」の代表でもある岡田牧雄オーナーが務めています。

ちなみに、「LEX」の本部のすぐそばにある「岡田スタッド」は、実家の「岡田蔚男(しげお)牧場」を牧雄オーナーが引き継いだところで、1984年に、今の名前になりました。

「LEX」が、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有する形で出資を呼び掛けているのが「LEX・PRO」です。

それに「LEX」は、タイトルホルダーやオメガパフュームなどの種牡馬を繋養している「レックス・スタッド」の運営を手掛けていて、その他にも、馬の取引代行や、輸入馬具と飼料の販売などを手掛けています。

「LEX・PRO」の募集馬は、ブローザホーンのように、「LEX」の代表を務めている岡田牧雄オーナーの名義で走ることが多いのですが、2017年のフェブラリーSとチャンピオンズCを勝ったゴールドドリームのように、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの名義で走ることがありますし、2016年のエリザベス女王杯を勝ったクイーンズリングのように、吉田照哉オーナーの奥様の吉田千津オーナーの名義で走ることもあるんですよ。

「LEX・PRO」は、「2024年度販売馬」(現2歳世代)について、全部で40頭のラインナップを発表していて、私が確認したところ、もう満口になっているのは16頭で、残りの24頭は、まだ出資の申し込みを受け付けています。

もちろん、今は関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している馬主さん達に好印象を与えたい」と考えているのでしょうし、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そういった中、今週は、

■1着賞金が7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)の中山グランドジャンプ
バーンパッション

■1着賞金が4000万円(同3200万円)の福島牝馬S
フィールシンパシー

■1着賞金が1550万円(同1240万円)のラジオ福島賞
サヴァビアン
ミレニアムヒロイン

など、特別レースに8頭を登録していますから、私が「LEX・PRO」の関係者でしたら、それぞれの厩舎に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いするでしょうね。