「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2025/04/07
愛媛県の松山市で温泉施設の運営などを手掛けております
大野照旺(てるお)氏

本業: オオノ開發株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
アルマヴェローチェ(桜花賞)
ヴェローチェエラ(大阪-ハンブルクC)

担当者:馬主情報部 馬主M

大野照旺(てるお)オーナー(馬主名義はTORACING)の本業は、愛媛県松山市を拠点に、廃棄物処理事業や生コンクリート製造業など、様々な事業を展開している「オオノ開發株式会社」の代表取締役会長です。

同社は、1966年に大野オーナーが創業した「大野開発」が起源であり、1973年に「大野開発株式会社」(資本金500万円)として法人化しており、1980年から現在の社名を使用しております。

その後は、

1982年→安定型埋立処分場を稼働
1984年→資本金を2000万円に増資
1985年→管理型埋立処分場を稼働
1988年→廃棄物焼却施設を稼働
1992年→資本金を7000万円に増資
2002年→浸出水高度処理施設を稼働
2009年→環境科学研究センターを設立
2011年→複合処理施設を稼動
2012年→東京支店開設
2015年→大阪支店開設
2019年→福岡営業所開設
2020年→九州支店開設
2021年→名古屋支店と知多事業所(愛知県知多市)を開設
2023年→見奈良事務所(愛媛県東温市)を開設
2024年→川崎保管庫(神奈川県川崎市)を開設

といった形で順調に事業規模を拡大しており、昨年の11月25日(月)には、「日本郵船」と協力して、2028年から、大型船舶のリサイクル事業を手掛けることを発表しておりました。

そして現在では、

「株式会社トーヨー砕石」→砕石・砕砂の製造及び販売
「株式会社日景生コン」→生コンクリート製造及び販売
「四國生コン株式会社」→生コンクリート製造及び販売
「株式会社千照運輸」→産業廃棄物収集・重機車輌運搬
「株式会社マテラ」→スキンケア化粧品・マテラ鉱物飼料製造販売

というグループ会社を擁しており、その他にも、「たかのこのホテル」や、「たかのこの湯」と「媛彦(ひめひこ)温泉」という温泉施設や、自然公園型ドライブイン・「マテラの森」などを運営し、グループ全体で900名以上の従業員を雇用しており、2024年8月期の連結売上高は「308億円」を記録しておりますので、一代で同社を大きく成長させた大野オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。

馬主としての大野オーナーは、2015年からJRAで馬を走らせており、最初の年は、出走させた頭数が少なかったことから、「0勝・獲得賞金2507万円」という成績だった上、2022年までの5年間は、

2018年→2勝・獲得賞金3041万円
2019年→2勝・獲得賞金3571万円
2020年→2勝・獲得賞金3212万円
2021年→0勝・獲得賞金2913万円
2022年→1勝・獲得賞金1997万円

という形で成績が伸び悩んでおりましたが、一昨年は、2勝を上げ、その他にも、カルロベローチェがファルコンSで2着に入ったことなどから、獲得賞金は「6477万円」と、2022年までを大きく上回っておりました。

そして、昨年は「飛躍の年」となっており、アルテヴェローチェでサウジアラビアRCを制し、「初の重賞制覇」を飾った上、アルマヴェローチェで阪神ジュベナイルFを制し、「初のGI制覇」も飾るなど、過去最多となる11勝を上げ、獲得賞金が「3億1478万円」と、一昨年を大きく上回り、キャリアハイの数字となっております。

ただ、今年は、先週までに平場の1勝しかできていないことなどから、獲得賞金が「6531万円」と、昨年の3月までの「7586万円」を下回っておりますので、現在の大野オーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。

また、大野オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、7月8日(月)と9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、2頭の落札に総額1億4520万円(税込)を投じております。

当然、大野オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えていることでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金1億4000万円(馬主の取り分は8割の1億1200万円)の桜花賞にアルマヴェローチェ、1着賞金が2600万円(同2080万円)の大阪-ハンブルクCにヴェローチェエラを登録しておりますので、私がオーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

2025/04/07
2020年には「36億0254万円」の賞金を獲得しておりました
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
エンブロイダリー(桜花賞)
チェルビアット(桜花賞)
サフィラ(阪神牝馬S)
メイクアスナッチ(春雷S)
ペースセッティング(吾妻小富士S)
ロコポルティ(吾妻小富士S)
シルブロン(大阪-ハンブルクC)
ノクターン(忘れな草賞)
ソリダリティ(京橋S)
クラシックステップ(浄土平特別)
ラパンラピッド(浄土平特別)

担当者:馬主情報部 馬主S

「シルクレーシング」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の副会長理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しました。

同クラブは、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた外厩施設・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、この数年間で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。

そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。

もちろん、勝利数と獲得賞金にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、2017年までの5年間は、

2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)

と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、2018年は、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、重賞を13勝し、全体で「118勝・獲得賞金30億8921万円」という成績を残し、「馬主リーディング2位」となっております。

2019年は、「90勝(重賞13勝)・獲得賞金25億8316万円」と、前年の数字を下回り、馬主リーディングも、1つ順位を落として「3位」となってしまったものの、その後は、

2020年→121勝・獲得賞金36億0254万円(2位)
2021年→102勝・獲得賞金24億8860万円(3位)
2022年→126勝・獲得賞金33億0499万円(2位)

という形で巻き返しに成功しており、尚且つ、この3年間は、アーモンドアイ、ラウダシオン、イクイノックスの活躍により、JRAのGIを7勝もしており、その上、オーソリティでサウジアラビアのネオムターフCを制し、90万ドル(約1億260万円)の賞金を獲得しておりました。

ところが、昨年までの2年間は、

2023年→97勝・獲得賞金28億3610万円(4位)
2024年→106勝・獲得賞金22億6748万円(3位)

と、2022年までの成績を下回っておりましたので、今年を迎えるにあたっては、クラブの関係者全員が、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えていた筈です。

実際、今年は、シンティレーションで小倉牝馬S、エンブロイダリーでクイーンCを制するなど、先週までに27勝を上げ、獲得賞金が「5億5176万円」と、昨年の3月までの「5億0874万円」を上回っておりますので、現在は「シルクレーシング」の関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。

こういった中、今週、「シルクレーシング」は、1着賞金1億4000万円(馬主の取り分は8割の1億1200万円)の桜花賞にエンブロイダリーとチェルビアット、1着賞金5500万円(同4400万円)の阪神牝馬Sにサフィラ、1着賞金2700万円(同2160万円)の春雷Sにメイクアスナッチなど、計11頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。

2025/04/07
エルトンバローズなどの生産牧場ですね
桑田牧場

本業: 競走馬の生産

今週の主な登録馬:
ヴーレヴー(桜花賞)

担当者:馬主情報部 生産者S

「有限会社桑田牧場」(住所:北海道浦河郡浦河町姉茶510-2)は、先代の桑田忠さんが1962年に作った老舗の生産牧場で、浦河の中心部からですと、国道235号を8キロくらい西に進んで、エネオス浦河ハマナス店があるT字路を右に曲がって、それから道なりに北へ8キロくらい走ったところにあって、今は2代目の美智代さんが社長を務めています。

忠さんが牧場を作った頃は、繁殖牝馬が1頭しかいなかったんですが、それから牧場の敷地をどんどん拡げていて、カチウマホークが勝った1990年の鳴尾記念が、「桑田牧場」にとって、「生産馬による初めての重賞勝ち」でした。

美智代さんが跡を継いでからの「桑田牧場」は、アメリカの「キーンランド・ノベンバーセール」で繁殖牝馬を落札するなど、順調に牧場の規模を大きくしていて、今では繁殖牝馬の数を20頭くらいまで増やしていますし、さっき名前を挙げたカチウマホークの他にも、

2007年のフラワーCを勝ったショウナンタレント

2008年の共同通信杯を勝ったショウナンアルバ

一昨年のラジオNIKKEI賞と毎日王冠を勝ったエルトンバローズ

去年のブルーバードCとJBCレディスクラシックを勝ったアンモシエラ

など、重賞勝ち馬を何頭も出しています。

そうそう、「桑田牧場」は、2010年からJRAで持ち馬を走らせているオーナーブリーダーで、最初の年に、ネオファンシーを使った12月12日(日)の阪神1Rで、「馬主としての初勝利」を上げていました。

その後、2018年までの8年間は、走らせた頭数が少なかったこともあって、勝ち星を上げられなかったのですが、2019年に「3勝・獲得賞金6564万円」という成績を残すと、2020年は、トリオンフで中山金杯を勝って、「馬主としては初めての重賞勝ち」を飾るなど、11勝を上げて、稼いだ賞金は「2億0380万円」と、一気に成績を伸ばしていたんですよ。

ただ、その後の4年間は、

2021年→10勝・獲得賞金1億5535万円
2022年→2勝・獲得賞金7144万円
2023年→3勝・獲得賞金4587万円
2024年→3勝・獲得賞金5218万円

という形で、物足りない数字が続いていましたから、今年を迎えるにあたっては、「桑田牧場」の関係者全員が、巻き返しに燃えていたのでしょうね。

実際、今年は、ヴーレヴーでエルフィンSを勝っていて、先週までに稼いだ賞金が「2022万円」と、もう去年の4割くらいになっていますので、今は牧場の関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金が1億4000万円(馬主の取り分は8割の1億1200万円)の桜花賞にヴーレヴーを登録してきましたので、私が「桑田牧場」の関係者でしたら、この馬を預けている武幸四郎先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますね。

それに、「桑田牧場」は、さっき書いた通り、重賞は勝っていますけど、まだGIを勝てていませんので、ヴーレヴーには、「初めてのGI勝ちをこの馬で」という思いも込められているのでしょうね。

2025/04/07
兵庫県の西宮市で歯科医院を開業した理由は
奈村睦弘氏

本業: なむら歯科 院長

今週の主な登録馬:
ナムラクララ(桜花賞)
ナムラフッカー(京橋S)

担当者:馬主情報部 馬主T

奈村睦弘オーナーの本業は、兵庫県の西宮市にある「なむら歯科」の院長を務めております。

お母様の実家がある九州で生まれ、滋賀県の大津市で育った奈村オーナーは、地元の滋賀県立膳所高校を卒業した後、大阪大学の歯学部に進学しました。

奈村オーナーのお兄様である和記氏も、大阪大学の歯学部を卒業しており、先に大津市で歯科医院を開業しておりましたので、大学を卒業した後の奈村オーナーは、お兄様の診療所で5年ほど研修を積み、1987年、奥様の実家がある西宮市に住居を移し、「なむら歯科」を開業しております。

自費治療となることが多い歯科医院でありながら、「可能な限り、保険適用の診療で済ませること」をモットーとしており、自費治療が必要となる場合に於いても、良心的な価格設定となっておりますので、30年以上に渡って「なむら歯科」の院長を務めている奈村オーナーは、地域の方々から厚い信頼を寄せられていることでしょう。

馬主としての奈村睦弘オーナーは、これまでに120頭以上を所有しており、2020年は、ナムラカメタローが地方交流重賞の佐賀記念を制したものの、JRAでは、「3勝・獲得賞金4479万円」という成績でした。

しかし、その後の2年間は、ナムラリコリスが函館2歳Sを制し、ナムラクレアが小倉2歳Sと函館スプリントSを制したことなどにより、

2021年→9勝・獲得賞金2億2329万円
2022年→8勝・獲得賞金2億4901万円

と、一気に成績を伸ばしており、更に一昨年は、ナムラクレアがシルクロードSとキーンランドCを制するなど、合計で10勝を上げ、獲得賞金は「3億2504万円」と、2022年を大きく上回っております。

そして昨年は、阪神Cを制し、京都牝馬Sと高松宮記念で2着に入線したナムラクレアの活躍や、2頭で6勝を上げたナムラアトムとナムラローズマリーの活躍などにより、前年までを大きく上回る16勝を上げ、獲得賞金が「4億5323万円」というキャリアハイの数字となっておりました。

更に、今年も好調が続いており、ナムラクララがリステッドレースの紅梅Sを制するなど、先週までに4勝を上げ、その他にも、ナムラクレアが高松宮記念で2着に入線したことなどから、獲得賞金が「1億4604万円」と、昨年の3月までの「1億4250万円」を僅かとは言え上回っておりますので、現在の奈村オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金1億4000万円(馬主の取り分は8割の1億1200万円)の桜花賞にナムラクララ、1着賞金が1840万円(同1472万円)の京橋Sにナムラフッカーを登録しておりますので、私が奈村オーナーであれば、両馬を預けている長谷川先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。

また、奈村オーナーは、先述した通り、重賞を制しておりますが、まだGIを勝てておりませんので、桜花賞のナムラクララには、「この馬で初のGI制覇を」という思いも込められている筈です。