注目馬主
2025/03/03
「大江戸温泉物語」などを手掛けております
廣崎利洋氏
本業: アスクグループホールディングス株式会社 創業者
今週の主な登録馬:
アスクシュタイン(弥生賞)
アスクビックスター(上総S)
担当者:馬主情報部 馬主N
廣崎利洋オーナーは、東京都千代田区三番町に本社を構え、商業施設のプロデュースなどを行っている、「アスクグループホールディングス株式会社」の創業者です。
1970年に甲南大学(兵庫県神戸市)を卒業した廣崎オーナーは、その後、イタリアの総合事務機器メーカー・「日本オリベッティ」(現:NTTデータジェトロニクス)に3年ほど勤めた後、1973年に「株式会社アスクプランニングセンター」を創業しており、日本初のファッションビルとして、福岡市の天神に1号店がオープンした「ビブレ」や、完成当時、西日本最大の規模を誇った商業施設の「アルパーク」(広島市西区)や、銀座にある「シャネル」(東京都中央区)や、お台場にあった「大江戸温泉物語」(東京都江東区)などの施設を手掛けております。
そして廣崎オーナーは、2016年、「株式会社アスクプランニングセンター」、「株式会社アスクスペースプランニング」、「株式会社アスクビジネスマネジメント」というグループ3社を傘下に収める「アスクホールディングス株式会社」を設立し、「株式会社アスクプランニングセンター」の最高顧問と、「株式会社アスクスペースプランニング」と「株式会社アスクビジネスマネジメント」の代表取締役を務めておりました。
その後、2019年に組織を再編し、「アスクホールディングス株式会社」を「株式会社アスクプランニングセンター」に吸収合併させた上で、社名を「アスクグループホールディングス株式会社」に変更し、現在は、「アスクプランニング株式会社」、「株式会社アスクスペースデザイン」、「株式会社アスクマーケティングエージェンシー」、「株式会社アスクプランニングインターナショナル」といったグループ企業を傘下に収めております。
廣崎オーナーは、1987年に知り合いの馬主から京都競馬場に招待され、その際、「マチカネ」の冠名でよく知られていた細川益男オーナー(故人)と一緒に来ていた、調教師として、エアグルーヴやダイイチルビーなどを管理していたことでお馴染みだった伊藤雄二さん(故人)に勧められたのが、馬主になるきっかけだったそうです。
馬主としての廣崎オーナーは、1988年に馬主資格を取得し、翌年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2015年のヴィクトリアマイルとスプリンターズSと2016年のヴィクトリアマイルを制したストレイトガールや、2015年の桜花賞を制したレッツゴードンキや、2022年の弥生賞と菊花賞を制したアスクビクターモアなどが挙げられるでしょう。
2015年のオーナーは、ストレイトガールとレッツゴードンキの活躍などにより、12勝を上げ、「4億5420万円」の賞金を獲得しており、それから2021年までは、
2016年→獲得賞金1億7254万円
2017年→獲得賞金2億3685万円
2018年→獲得賞金2億7703万円
2019年→獲得賞金2億1957万円
2020年→獲得賞金2億1662万円
2021年→獲得賞金2億7016万円
という形で伸び悩んでおりましたが、2022年は、アスクビクターモアで弥生賞と菊花賞を制し、アスクワイルドモアで京都新聞杯を制するなど、21勝を上げ、獲得賞金は「7億1363万円」という過去最高の数字でした。
ただ、一昨年は状況が一変しており、前年と同じ21勝を上げたものの、アスクビクターモアが熱中症により急死してしまったこともあり、重賞を勝てずに終わり、獲得賞金は「3億7394万円」と、2022年の半分ほどに留まっております。
そして、昨年も悪い流れが続いており、20勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「3億0627万円」と、一昨年の数字を下回っておりました。
当然、今年を迎えるにあたって、廣崎オーナーは、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈であり、実際、今年は、先週までに3勝を上げ、獲得賞金が「7662万円」と、昨年の同時期(3月3日【日】まで)の「6012万円」を上回っております。
したがって、現在の廣崎オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、廣崎オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年も、7月8日(月)~9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、7頭の落札に総額9億8780万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、現在のオーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
このような中、今週は、1着賞金が5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)の弥生賞にアスクシュタイン、1着賞金が1840万円(同1472万円)の上総Sにアスクビックスターを登録してきましたので、私が廣崎オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、かなり勝負懸かった指示を出すことでしょう。
本業: アスクグループホールディングス株式会社 創業者
今週の主な登録馬:
アスクシュタイン(弥生賞)
アスクビックスター(上総S)
担当者:馬主情報部 馬主N
廣崎利洋オーナーは、東京都千代田区三番町に本社を構え、商業施設のプロデュースなどを行っている、「アスクグループホールディングス株式会社」の創業者です。
1970年に甲南大学(兵庫県神戸市)を卒業した廣崎オーナーは、その後、イタリアの総合事務機器メーカー・「日本オリベッティ」(現:NTTデータジェトロニクス)に3年ほど勤めた後、1973年に「株式会社アスクプランニングセンター」を創業しており、日本初のファッションビルとして、福岡市の天神に1号店がオープンした「ビブレ」や、完成当時、西日本最大の規模を誇った商業施設の「アルパーク」(広島市西区)や、銀座にある「シャネル」(東京都中央区)や、お台場にあった「大江戸温泉物語」(東京都江東区)などの施設を手掛けております。
そして廣崎オーナーは、2016年、「株式会社アスクプランニングセンター」、「株式会社アスクスペースプランニング」、「株式会社アスクビジネスマネジメント」というグループ3社を傘下に収める「アスクホールディングス株式会社」を設立し、「株式会社アスクプランニングセンター」の最高顧問と、「株式会社アスクスペースプランニング」と「株式会社アスクビジネスマネジメント」の代表取締役を務めておりました。
その後、2019年に組織を再編し、「アスクホールディングス株式会社」を「株式会社アスクプランニングセンター」に吸収合併させた上で、社名を「アスクグループホールディングス株式会社」に変更し、現在は、「アスクプランニング株式会社」、「株式会社アスクスペースデザイン」、「株式会社アスクマーケティングエージェンシー」、「株式会社アスクプランニングインターナショナル」といったグループ企業を傘下に収めております。
廣崎オーナーは、1987年に知り合いの馬主から京都競馬場に招待され、その際、「マチカネ」の冠名でよく知られていた細川益男オーナー(故人)と一緒に来ていた、調教師として、エアグルーヴやダイイチルビーなどを管理していたことでお馴染みだった伊藤雄二さん(故人)に勧められたのが、馬主になるきっかけだったそうです。
馬主としての廣崎オーナーは、1988年に馬主資格を取得し、翌年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2015年のヴィクトリアマイルとスプリンターズSと2016年のヴィクトリアマイルを制したストレイトガールや、2015年の桜花賞を制したレッツゴードンキや、2022年の弥生賞と菊花賞を制したアスクビクターモアなどが挙げられるでしょう。
2015年のオーナーは、ストレイトガールとレッツゴードンキの活躍などにより、12勝を上げ、「4億5420万円」の賞金を獲得しており、それから2021年までは、
2016年→獲得賞金1億7254万円
2017年→獲得賞金2億3685万円
2018年→獲得賞金2億7703万円
2019年→獲得賞金2億1957万円
2020年→獲得賞金2億1662万円
2021年→獲得賞金2億7016万円
という形で伸び悩んでおりましたが、2022年は、アスクビクターモアで弥生賞と菊花賞を制し、アスクワイルドモアで京都新聞杯を制するなど、21勝を上げ、獲得賞金は「7億1363万円」という過去最高の数字でした。
ただ、一昨年は状況が一変しており、前年と同じ21勝を上げたものの、アスクビクターモアが熱中症により急死してしまったこともあり、重賞を勝てずに終わり、獲得賞金は「3億7394万円」と、2022年の半分ほどに留まっております。
そして、昨年も悪い流れが続いており、20勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「3億0627万円」と、一昨年の数字を下回っておりました。
当然、今年を迎えるにあたって、廣崎オーナーは、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈であり、実際、今年は、先週までに3勝を上げ、獲得賞金が「7662万円」と、昨年の同時期(3月3日【日】まで)の「6012万円」を上回っております。
したがって、現在の廣崎オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、廣崎オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年も、7月8日(月)~9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、7頭の落札に総額9億8780万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、現在のオーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
このような中、今週は、1着賞金が5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)の弥生賞にアスクシュタイン、1着賞金が1840万円(同1472万円)の上総Sにアスクビックスターを登録してきましたので、私が廣崎オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、かなり勝負懸かった指示を出すことでしょう。
2025/03/03
昨年は「41億6967万円」の賞金を獲得していたものの…
サンデーレーシング
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ミュージアムマイル(弥生賞)
インプロペリア(フィリーズレビュー)
プロクレイア(フィリーズレビュー)
ミファヴォリート(総武S)
ジオフロント(湾岸S)
トリポリタニア(アルメリア賞)
担当者:馬主情報部 馬主T
2007年から「サンデーレーシング」の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。
吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、
2009年の桜花賞とオークスを制し、2011年のジャパンCなども制したブエナビスタ
2011年の牡馬三冠を制し、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念なども制したオルフェーヴル
2012年の牝馬三冠を制し、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念なども制したジェンティルドンナ
2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテ
2019年と2021年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラック
といった名前が挙げられます。
同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは、4年連続で「リーディング1位」となっておりました。
更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、
2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝・重賞15勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝・重賞11勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝・重賞10勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝・重賞15勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝・重賞15勝)
2022年→獲得賞金35億3084万円(121勝・重賞12勝)
2023年→獲得賞金40億3991万円(116勝・重賞16勝)
2024年→獲得賞金41億6967万円(121勝・重賞13勝)
という好成績を記録し、8年連続で「馬主リーディング1位」となっており、特に昨年は、チェルヴィニアでオークスと秋華賞を制するなど、GIを6勝し、キャリアハイの獲得賞金となっております。
ただ、今年は、先週までに20勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金が「3億3197万円」に留まっており、「馬主リーディング」は、「4億1960万円」の賞金を獲得して1位となっている「キャロットファーム」に「8763万円」の差を付けられた5位となっておりますので、当然、現在は「サンデーレーシング」の関係者全員が、「少しでも早く1位に返り咲きたい」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)の弥生賞にミュージアムマイル、1着賞金5200万円(同4160万円)のフィリーズレビューにインプロペリアとプロクレイアなど、計6頭を特別レースに登録しておりますので、私が同クラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ミュージアムマイル(弥生賞)
インプロペリア(フィリーズレビュー)
プロクレイア(フィリーズレビュー)
ミファヴォリート(総武S)
ジオフロント(湾岸S)
トリポリタニア(アルメリア賞)
担当者:馬主情報部 馬主T
2007年から「サンデーレーシング」の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。
吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、
2009年の桜花賞とオークスを制し、2011年のジャパンCなども制したブエナビスタ
2011年の牡馬三冠を制し、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念なども制したオルフェーヴル
2012年の牝馬三冠を制し、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念なども制したジェンティルドンナ
2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテ
2019年と2021年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラック
といった名前が挙げられます。
同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは、4年連続で「リーディング1位」となっておりました。
更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、
2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝・重賞15勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝・重賞11勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝・重賞10勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝・重賞15勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝・重賞15勝)
2022年→獲得賞金35億3084万円(121勝・重賞12勝)
2023年→獲得賞金40億3991万円(116勝・重賞16勝)
2024年→獲得賞金41億6967万円(121勝・重賞13勝)
という好成績を記録し、8年連続で「馬主リーディング1位」となっており、特に昨年は、チェルヴィニアでオークスと秋華賞を制するなど、GIを6勝し、キャリアハイの獲得賞金となっております。
ただ、今年は、先週までに20勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金が「3億3197万円」に留まっており、「馬主リーディング」は、「4億1960万円」の賞金を獲得して1位となっている「キャロットファーム」に「8763万円」の差を付けられた5位となっておりますので、当然、現在は「サンデーレーシング」の関係者全員が、「少しでも早く1位に返り咲きたい」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)の弥生賞にミュージアムマイル、1着賞金5200万円(同4160万円)のフィリーズレビューにインプロペリアとプロクレイアなど、計6頭を特別レースに登録しておりますので、私が同クラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。
2025/03/03
「世界シェア70%」を誇る検査機メーカーの経営者です
窪田芳郎氏
本業: 株式会社東京ウエルズ 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ランフォーヴァウ(フィリーズレビュー)
ノーブルクライ(潮来特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
窪田芳郎オーナーの本業は、「都営浅草線・馬込駅」(東京都大田区)の近くに本社を構え、電子部品製造機器の設計・製造・販売などを手掛けている、「株式会社東京ウエルズ」の代表取締役会長です。
1971年に設立された同社は、電子部品の製造設備を世界中のメーカーに供給しており、その中でも、高速測定テーピング機のTWA-6000シリーズは、累計の出荷台数が1万台を超える「業界標準機」となっており、電子部品の測定や外観検査やテープリール包装を行う「検査機」に於いて、「世界シェア70%」という驚異的な数字を誇っております。
そして現在は、東京都大田区の本社に加え、国内に、
「沼津第一事業所」(静岡県)
「沼津第二事業所」(静岡県)
「松本事業所」(長野県)
「朝来事業所」(兵庫県)
「飯田研究所」(長野県)
「南魚沼研究所」(新潟県)
「名古屋研究所」(愛知県)
「柏研究所」(千葉県)
「京都研究所」(京都府)
「福島研究所」(福島県)
という10ヶ所の拠点を有している上、中国の蘇州と深セン、台湾、フィリピンにも事業拠点を構えており、2023年3月期の売上高は「231億円」となっておりますので、同社の代表取締役会長である窪田オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。
馬主としての窪田芳郎オーナーは、私が確認したところ、2005年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2007年のシリウスSを制したドラゴンファイヤー、2018年の中京記念を制したグレーターロンドンなどが挙げられます。
2021年の窪田オーナーは、ルークズネストでファルコンSを制するなど、15勝を上げ、「3億6693万円」の賞金を獲得しておりました。
その後の2年間は、
2022年→11勝・獲得賞金2億2916万円
2023年→14勝・獲得賞金2億4916万円
と、2021年の成績を下回っておりましたが、昨年は、ランフォーヴァウがデイリー杯2歳Sを制するなど、18勝を上げ、その他にも、チャンネルトンネルがアーリントンCで3着に入線したことなどから、獲得賞金は「3億9545万円」というキャリアハイの数字となっておりました。
そして、今年も好調が続いており、先週までに3勝を上げ、獲得賞金が「5026万円」と、昨年の同時期(3月3日【日】まで)の「3733万円」を上回っておりますので、現在の窪田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、窪田オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■5月10(月)の「千葉サラブレッドセール」
「キネオダンサーの2022」(牝・父ロードカナロア)を4510万円で落札
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
「ラビットランの2023」(牡・父コントレイル)を2億7500万円で落札
と、2頭の落札に3億2010万円を投じております(落札金額は全て税込)。
当然、現在の窪田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金が5200万円(馬主の取り分は8割の4160万円)のフィリーズレビューにランフォーヴァウ、1着賞金が1550万円(同1240万円)の潮来特別にノーブルクライを登録しておりますので、私がオーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。
本業: 株式会社東京ウエルズ 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ランフォーヴァウ(フィリーズレビュー)
ノーブルクライ(潮来特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
窪田芳郎オーナーの本業は、「都営浅草線・馬込駅」(東京都大田区)の近くに本社を構え、電子部品製造機器の設計・製造・販売などを手掛けている、「株式会社東京ウエルズ」の代表取締役会長です。
1971年に設立された同社は、電子部品の製造設備を世界中のメーカーに供給しており、その中でも、高速測定テーピング機のTWA-6000シリーズは、累計の出荷台数が1万台を超える「業界標準機」となっており、電子部品の測定や外観検査やテープリール包装を行う「検査機」に於いて、「世界シェア70%」という驚異的な数字を誇っております。
そして現在は、東京都大田区の本社に加え、国内に、
「沼津第一事業所」(静岡県)
「沼津第二事業所」(静岡県)
「松本事業所」(長野県)
「朝来事業所」(兵庫県)
「飯田研究所」(長野県)
「南魚沼研究所」(新潟県)
「名古屋研究所」(愛知県)
「柏研究所」(千葉県)
「京都研究所」(京都府)
「福島研究所」(福島県)
という10ヶ所の拠点を有している上、中国の蘇州と深セン、台湾、フィリピンにも事業拠点を構えており、2023年3月期の売上高は「231億円」となっておりますので、同社の代表取締役会長である窪田オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。
馬主としての窪田芳郎オーナーは、私が確認したところ、2005年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2007年のシリウスSを制したドラゴンファイヤー、2018年の中京記念を制したグレーターロンドンなどが挙げられます。
2021年の窪田オーナーは、ルークズネストでファルコンSを制するなど、15勝を上げ、「3億6693万円」の賞金を獲得しておりました。
その後の2年間は、
2022年→11勝・獲得賞金2億2916万円
2023年→14勝・獲得賞金2億4916万円
と、2021年の成績を下回っておりましたが、昨年は、ランフォーヴァウがデイリー杯2歳Sを制するなど、18勝を上げ、その他にも、チャンネルトンネルがアーリントンCで3着に入線したことなどから、獲得賞金は「3億9545万円」というキャリアハイの数字となっておりました。
そして、今年も好調が続いており、先週までに3勝を上げ、獲得賞金が「5026万円」と、昨年の同時期(3月3日【日】まで)の「3733万円」を上回っておりますので、現在の窪田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、窪田オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■5月10(月)の「千葉サラブレッドセール」
「キネオダンサーの2022」(牝・父ロードカナロア)を4510万円で落札
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
「ラビットランの2023」(牡・父コントレイル)を2億7500万円で落札
と、2頭の落札に3億2010万円を投じております(落札金額は全て税込)。
当然、現在の窪田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金が5200万円(馬主の取り分は8割の4160万円)のフィリーズレビューにランフォーヴァウ、1着賞金が1550万円(同1240万円)の潮来特別にノーブルクライを登録しておりますので、私がオーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。
2025/03/03
「関西のリサイクル業界を支える重要人物」と言えるでしょう
前田晋二氏
本業: 都市クリエイト株式会社 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
コンクシェル(中山牝馬S)
※前田幸治オーナーの所有馬
イリフィ(フィリーズレビュー)
エミュー(中山牝馬S)
※前田葉子オーナーの所有馬
ドゥアムール(フィリーズレビュー)
担当者:馬主情報部 馬主B
前田晋二オーナーは、「阪急線・高槻駅」(大阪府高槻市)から徒歩で10分ほどの場所に本社ビルを構え、廃棄物の処理業やリサイクル業などを手掛けている、「都市クリエイト株式会社」の代表取締役社長を務めております。
2019年の10月に完成した現在の本社ビルは、「新国立競技場」や、JR山手線の「高輪ゲートウェイ駅」などをデザインした、「隈研吾建築都市設計事務所」が設計を手掛けたそうです。
1968年に創業された同社は、1974年、「阪急環境開発株式会社」に改組し、1986年、社名を現在の「都市クリエイト株式会社」に変更しており、現在は、大阪府内で12ヶ所のリサイクル施設を稼働し、関西地区を中心に、10の支店と4つの営業所を構え、400名近くの従業員を擁する大企業となっており、2024年3月期の売上高は「100億円」でした。
現在の「都市クリエイト株式会社」は、ペットボトルのリサイクル事業を手掛けていることから、主な取引先には、「サントリーホールディングス株式会社」、「コカ・コーラウエスト株式会社」、「株式会社伊藤園」といった大手飲料メーカーが名を連ねており、その他にも、イオングループの「イオンリテール株式会社」や、伊藤忠グループの「伊藤忠メタルズ株式会社」といった国内を代表する一流企業の関連会社が名を連ねておりますので、その代表取締役社長を務めている前田晋二オーナーは、「関西のリサイクル業界を支える重要人物」と言えるでしょう。
また、晋二オーナーの兄である前田幸治オーナーは、生産牧場と育成牧場の両方を所有する「ノースヒルズ」の代表を務めていると同時に、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長を務めておりますので、兄弟揃って、「環境ビジネス界に欠かせない存在」と認められている筈です。
JRA馬主としての晋二オーナーは、30年以上のキャリアを誇るベテランであり、過去の代表的な存在としては、
2002年の皐月賞を制したノーリーズン
2013年のダービーなどを制したキズナ
2014年の関屋記念と京成杯AHなどを制したクラレント
2015年の目黒記念などを制したヒットザターゲット
2018年のJBCスプリントなどを制したグレイスフルリープ
2020年の牡馬三冠などを制したコントレイル
といった名前が挙げられるでしょう。
2013年の晋二オーナーは、キズナやヒットザターゲットなどの活躍により、重賞7勝を含む14勝を上げ、「6億3449万円」の賞金を獲得しておりました。
その後、2019年までは、
2014年→14勝・獲得賞金4億4165万円
2015年→15勝・獲得賞金3億7008万円
2016年→12勝・獲得賞金2億8127万円
2017年→8勝・獲得賞金1億5847万円
2018年→6勝・獲得賞金1億5941万円
2019年→12勝・獲得賞金2億3470万円
という形で伸び悩んでいたものの、2020年は、コントレイルで皐月賞とダービーと菊花賞を制するなど、9勝を上げ、過去最高となる「8億5871万円」の賞金を獲得しており、2021年は、ディープボンドで阪神大賞典、コントレイルでジャパンCを制するなど、7勝を上げ、前年に次ぐ「7億5620万円」の賞金を獲得しております。
しかし、その後の3年間は、
2022年→9勝・獲得賞金3億0890万円
2023年→9勝・獲得賞金3億0671万円
2024年→18勝・獲得賞金3億9932万円
という形で、物足りない数字が続いておりました。
そして、今年も状況が改善された訳ではなく、先週までに2勝しか上げられていないことなどから、獲得賞金が「3118万円」と、昨年の同時期(3月3日【日】まで)の「7113万円」を大きく下回っておりますので、現在の晋二オーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)の中山牝馬Sにコンクシェルを登録しておりますので、私が晋二オーナーであれば、同馬を預けている清水久詞先生に対し、渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
また、今週は、晋二オーナーにとって、「兄夫婦」であるため、「完全に財布が同じ」と言える二人が、
■前田幸治オーナー
フィリーズレビューにイリフィを登録
中山牝馬Sにエミューを登録
■前田葉子オーナー
フィリーズレビューにドゥアムールを登録
と、重賞レースに3頭を登録しておりますので、この3頭も、全く同じ理由で「勝負懸かり」と私は見ております。
本業: 都市クリエイト株式会社 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
コンクシェル(中山牝馬S)
※前田幸治オーナーの所有馬
イリフィ(フィリーズレビュー)
エミュー(中山牝馬S)
※前田葉子オーナーの所有馬
ドゥアムール(フィリーズレビュー)
担当者:馬主情報部 馬主B
前田晋二オーナーは、「阪急線・高槻駅」(大阪府高槻市)から徒歩で10分ほどの場所に本社ビルを構え、廃棄物の処理業やリサイクル業などを手掛けている、「都市クリエイト株式会社」の代表取締役社長を務めております。
2019年の10月に完成した現在の本社ビルは、「新国立競技場」や、JR山手線の「高輪ゲートウェイ駅」などをデザインした、「隈研吾建築都市設計事務所」が設計を手掛けたそうです。
1968年に創業された同社は、1974年、「阪急環境開発株式会社」に改組し、1986年、社名を現在の「都市クリエイト株式会社」に変更しており、現在は、大阪府内で12ヶ所のリサイクル施設を稼働し、関西地区を中心に、10の支店と4つの営業所を構え、400名近くの従業員を擁する大企業となっており、2024年3月期の売上高は「100億円」でした。
現在の「都市クリエイト株式会社」は、ペットボトルのリサイクル事業を手掛けていることから、主な取引先には、「サントリーホールディングス株式会社」、「コカ・コーラウエスト株式会社」、「株式会社伊藤園」といった大手飲料メーカーが名を連ねており、その他にも、イオングループの「イオンリテール株式会社」や、伊藤忠グループの「伊藤忠メタルズ株式会社」といった国内を代表する一流企業の関連会社が名を連ねておりますので、その代表取締役社長を務めている前田晋二オーナーは、「関西のリサイクル業界を支える重要人物」と言えるでしょう。
また、晋二オーナーの兄である前田幸治オーナーは、生産牧場と育成牧場の両方を所有する「ノースヒルズ」の代表を務めていると同時に、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長を務めておりますので、兄弟揃って、「環境ビジネス界に欠かせない存在」と認められている筈です。
JRA馬主としての晋二オーナーは、30年以上のキャリアを誇るベテランであり、過去の代表的な存在としては、
2002年の皐月賞を制したノーリーズン
2013年のダービーなどを制したキズナ
2014年の関屋記念と京成杯AHなどを制したクラレント
2015年の目黒記念などを制したヒットザターゲット
2018年のJBCスプリントなどを制したグレイスフルリープ
2020年の牡馬三冠などを制したコントレイル
といった名前が挙げられるでしょう。
2013年の晋二オーナーは、キズナやヒットザターゲットなどの活躍により、重賞7勝を含む14勝を上げ、「6億3449万円」の賞金を獲得しておりました。
その後、2019年までは、
2014年→14勝・獲得賞金4億4165万円
2015年→15勝・獲得賞金3億7008万円
2016年→12勝・獲得賞金2億8127万円
2017年→8勝・獲得賞金1億5847万円
2018年→6勝・獲得賞金1億5941万円
2019年→12勝・獲得賞金2億3470万円
という形で伸び悩んでいたものの、2020年は、コントレイルで皐月賞とダービーと菊花賞を制するなど、9勝を上げ、過去最高となる「8億5871万円」の賞金を獲得しており、2021年は、ディープボンドで阪神大賞典、コントレイルでジャパンCを制するなど、7勝を上げ、前年に次ぐ「7億5620万円」の賞金を獲得しております。
しかし、その後の3年間は、
2022年→9勝・獲得賞金3億0890万円
2023年→9勝・獲得賞金3億0671万円
2024年→18勝・獲得賞金3億9932万円
という形で、物足りない数字が続いておりました。
そして、今年も状況が改善された訳ではなく、先週までに2勝しか上げられていないことなどから、獲得賞金が「3118万円」と、昨年の同時期(3月3日【日】まで)の「7113万円」を大きく下回っておりますので、現在の晋二オーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)の中山牝馬Sにコンクシェルを登録しておりますので、私が晋二オーナーであれば、同馬を預けている清水久詞先生に対し、渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
また、今週は、晋二オーナーにとって、「兄夫婦」であるため、「完全に財布が同じ」と言える二人が、
■前田幸治オーナー
フィリーズレビューにイリフィを登録
中山牝馬Sにエミューを登録
■前田葉子オーナー
フィリーズレビューにドゥアムールを登録
と、重賞レースに3頭を登録しておりますので、この3頭も、全く同じ理由で「勝負懸かり」と私は見ております。