「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/12/23
「アルプスの少女ハイジ」をテレビCMのイメージキャラクターとして…
平田修氏

本業: 株式会社トライグループ 顧問

今週の主な登録馬:
ボーンディスウェイ(中山金杯)

担当者:馬主情報部 馬主Y

皆様もよくご存知の通り、平田修オーナーは、「アルプスの少女ハイジ」がイメージキャラクターとなっているテレビCMをよく目にする、「家庭教師のトライ」で有名な「株式会社トライグループ」(東京都千代田区飯田橋)の創業者です。

立教大学の経済学部を卒業後、学習塾を個人経営していた平田オーナーは、1987年の1月、「富山大学トライ」というサークルを設立し、家庭教師の派遣事業を開始しました。

その後は、

1990年4月→「株式会社トライグループ」として法人化
1999年2月→全国47都道府県に拠点を展開
2000年4月→個別指導塾を運営する事業を開始

といった形で順調に事業を拡大しており、2005年の4月には、平田オーナーの奥様であり、元女優の二谷友里恵さんに代表取締役社長の座を譲っております。

そして現在は、全国に約1100ヶ所の拠点を構え、登録教師数は33万人を記録するほどの大企業に成長しておりますので、一代でこの礎を築いた平田オーナーのことは、誰もが「非常に優秀な経営者」と認めているのでしょう。

馬主としての平田オーナーは、2003年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに60頭以上を所有しており、現在は、「新潟馬主協会」の相談役を務めております。

2019年のオーナーは、5勝を上げ、「7081万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし、その後の3年間は、

2020年→2勝・獲得賞金5751万円
2021年→4勝・獲得賞金6242万円
2022年→1勝・獲得賞金4009万円

という形で数字が伸び悩んでおりましたので、2023年の平田オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょう。

実際、2023年は、特別レースを3勝するなど、5勝を上げ、獲得賞金は「1億1195万円」と、前年を大きく上回っておりました。

更に、2024年も好調が続いており、12月22日(日)までにキャリアハイとなる10勝を上げ、獲得賞金が「1億7057万円」と、こちらもキャリアハイとなっておりますので、現在の平田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

そういった中、1月5日(日)は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の中山金杯にボーンディスウェイを出走させる予定となっておりますので、私が平田オーナーであれば、同馬を預けている牧先生に対して、かなり勝負懸った指示を出すのは間違いありません。

なお、平田オーナーは、先述した通り、2003年からJRAで馬を走らせておりますが、まだ重賞を勝てておりませんので、ボーンディスウェイには、「初めての重賞勝ちをこの馬で」という思いも込められている筈です。

2024/12/23
ブエナビスタなどが代表的な存在です
サンデーレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
クロワデュノール(ホープフルS)
マジックサンズ(ホープフルS)
コナブラック(カウントダウンS)
テウメッサ(2024ファイナルS)
ベルクレスタ(2024ファイナルS)
スクルトゥーラ(ベストウィッシュC・春待月賞)
レガトゥス(中山金杯)

担当者:馬主情報部 馬主T

2007年から「サンデーレーシング」の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。

吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、

2009年の桜花賞とオークス、2011年のジャパンCなどを制したブエナビスタ

2011年の牡馬三冠、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念などを制したオルフェーヴル

2012年の牝馬三冠を制し、その他にも、同年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念などを制したジェンティルドンナ

2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテ

2019年と2020年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラック

といった名前が挙げられます。

同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは4年連続で「リーディング1位」となっておりました。

更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、

2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝・重賞15勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝・重賞11勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝・重賞10勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝・重賞15勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝・重賞15勝)
2022年→獲得賞金35億3084万円(121勝・重賞12勝)
2023年→獲得賞金40億3991万円(116勝・重賞16勝)

という好成績を記録し、7年連続で「馬主リーディング1位」となっており、特に2023年は、リバティアイランドで牝馬三冠を制するなど、GIを8勝しております。

そして2024年は、マッドクールで高松宮記念、チェルヴィニアでオークスと秋華賞、スタニングローズでエリザベス女王杯を制するなど、12月22日(日)までに重賞12勝を含む120勝を上げ、キャリアハイとなる「40億9254万円」の賞金を獲得し、「馬主リーディング1位」をキープしておりますので、当然、現在は、「サンデーレーシング」の関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

そういった中、12月28日(土)のレースには、1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の55600万円)のホープフルSにクロワデュノールとマジックサンズなど、計6頭を登録しており、1月5日(日)に行われる、1着賞金4300万円(同3440万円)の中山金杯にはレガトゥスを出走させる予定となっておりますので、私が関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。


2024/12/23
輸入馬具と飼料の販売なども手掛けていますね
LEX・PRO

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
バラジ(中山金杯)
フィールシンパシー(京都金杯)
アムールドパリ(コントレイルC)
ハイディージェン(フォーチュンC)

担当者:馬主情報部 競走馬エージェントA

1987年にできた「株式会社LEX」は、静内の中心部から車で北に5キロほど走ったところに本部を構えていて、今の代表は、「マイネル軍団の総帥」こと岡田繁幸氏(故人)の弟さんで、「岡田スタッド」の代表でもある岡田牧雄オーナーが務めています。

ちなみに、「LEX」の本部のすぐそばにある「岡田スタッド」は、実家の「岡田蔚男(しげお)牧場」を牧雄オーナーが引き継いだところで、今の名前になったのは1984年のことです。

「LEX」が、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有する形で出資を呼び掛けているのが「LEX・PRO」ですね。

それに「LEX」は、タイトルホルダーなどの種牡馬を繋養している「レックス・スタッド」の運営を手掛けていて、その他にも、馬の取引代行や、輸入馬具と飼料の販売なども手掛けています。

「LEX・PRO」の募集馬は、フィールシンパシーのように、「LEX」の代表を務めている岡田牧雄オーナーの名義で走ることが多いのですが、2017年のフェブラリーSとチャンピオンズCを勝ったゴールドドリームのように、「ノーザンファーム」の代表を務めている吉田勝己オーナーの名義で走ることがありますし、2016年のエリザベス女王杯を勝ったクイーンズリングのように、吉田照哉オーナーの奥様の吉田千津オーナーの名義で走ることもあるんですよ。

「LEX・PRO」は、「2024年度販売馬」(現1歳世代)について、全部で35頭のラインナップを発表していて、私が確認したところ、満口になっているのは12頭で、残りの23頭は、まだ出資の申し込みを受け付けています。

もちろん、今は関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している馬主さん達に好印象を与えたい」と考えているのでしょうし、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そういった中、12月28日(土)のレースには、コントレイルCにアムールドパリ、フォーチュンCにハイディージェンを登録していて、1月5日(日)に行われる、中山金杯にはバラジ、京都金杯にはフィールシンパシーを、それぞれ使う予定ですから、私が「LEX・PRO」の関係者達でしたら、それぞれの厩舎に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いするでしょうね。

2024/12/23
2024年3月期の売上高は「796億1700万円」でした
株式会社ラッキーフィールド(代表:吉原毎文氏)

本業: 東京鉄鋼株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
エアファンディタ(中山金杯)
エアメテオラ(春待月賞)

担当者:馬主情報部 馬主N

「エア」の冠名を用いている、「ラッキーフィールド」の代表者は、栃木県の小山市に本社を構えている、「東京鉄鋼株式会社」の代表取締役社長を務めている吉原毎文(つねぶみ)氏です。

よって、ここでは、「株式会社ラッキーフィールド」を「吉原オーナー」と表記します。

1974年に東証1部上場を果たした「東京鉄鋼株式会社」は、吉原オーナーのお父様であり、JRAの馬主としては、1969年の皐月賞馬ワイルドモアや、1977年のダービー馬ラッキールーラなどを所有していたことで広く知られている、故・貞敏氏によって、1939年に創業されました。

同社は、超高層のビルやマンションの建設が盛んな近年の建築業界に於いて、鉄筋に独自の加工を施してガス圧接を不要とし、大幅な工期の短縮や建築コストの削減を可能とした「ネジテツコン」を筆頭に、「鉄筋コンクリート用棒鋼」などで高いシェアを占めており、「高強度鉄筋のトップメーカー」と言えます。

そして、現在は連結子会社を含め800名以上の従業員を雇用しており、2024年3月期の売上高は「796億1700万円」という素晴らしい数字を記録しておりますので、同社のトップである吉原オーナーが、「優秀な経営者」であるのは言うまでもありません。

また、吉原オーナーは、貞敏氏の代に設立した公益財団法人、「吉原育英会」の理事を務めており、青森県内の学校に対する助成事業や、青森県出身の学生に対する奨学金事業を行うなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでおります。

なお、吉原オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、私が確認したところ、1986年であり、それから現在までに300頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、1996年のオークスと1997年の天皇賞・秋などを制したエアグルーヴや、1999年の安田記念とマイルCSを制したエアジハードや、2000年の皐月賞と菊花賞を制したエアシャカールや、2005年の秋華賞を制したエアメサイアなどが挙げられるでしょう。

2000年の吉原オーナーは、17勝を上げ、過去最高となる「7億5041万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし、その後は伸び悩んでおり、2023年までの5年間も、

2019年→9勝・獲得賞金1億8550万円
2020年→6勝・獲得賞金1億9735万円
2021年→11勝・獲得賞金2億6989万円
2022年→4勝・獲得賞金1億2392万円
2023年→5勝・獲得賞金1億6132万円

という物足りない数字が続いております。

そして2024年も悪い流れが続いており、12月22日(日)までに3勝しか上げられていないことなどから、獲得賞金が「7546万円」と、2023年を大きく下回っておりますので、現在の吉原オーナーは、「以前の勢いを取り戻したい」と強く願っている筈です。

そういった中、12月28日(土)のレースには、1着賞金が1550万円(馬主の取り分は8割の1240万円)の春待月賞にエアメテオラを登録しており、1月5日(日)に行われる、1着賞金4300万円(同3440万円)の中山金杯にはエアファンディタを出走させる予定となっておりますので、私が吉原オーナーであれば、この2頭を預けている池添先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。