「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/12/02
鹿児島県の観光に欠かせない存在です
山元哲二氏

本業: 山元建設興業株式会社・株式会社山元交通 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ダンツエラン(阪神ジュベナイルF)
ダンツキャッスル(師走S)

担当者:馬主情報部 馬主N

山元哲二オーナーの本業は、JR指宿枕崎線と鹿児島市電の「南鹿児島駅」のすぐ近くにある「山元ビル」を拠点として、名前の通り、主に建設関連の業務を手掛けている「山元建設興業株式会社」と、主にタクシーによる観光案内を手掛けている「株式会社山元交通」の代表取締役社長です。

この2社の内、「山元交通」は、本社ビルを含めて、鹿児島市内に7ヶ所の営業拠点を持ち、観光客や地元の方々の足として、非常に重宝されているそうであり、尚且つ、鹿児島を代表する観光スポットの「桜島」や、温泉地として有名な「指宿(いぶすき)市」や「霧島市」といった、近隣のタクシー観光サービスも提供しておりますので、「地域に欠かせない存在」と言えるでしょう。

そして馬主としての山元オーナーは、キャリアが40年以上に及んでいる大ベテランで、これまでに450頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、1995年の宝塚記念を勝ったダンツシアトルや、1998年のシンザン記念とチューリップ賞を勝ったダンツシリウスや、2002年の宝塚記念を勝ったダンツフレームや、2004年のアメリカJCCを勝ったダンツジャッジや、2005年の青葉賞を勝ったダンツキッチョウや、2008年のアーリントンCを勝ったダンツキッスイなどが挙げられます。

2015年のオーナーは、ダンツミュータントを出走させた京都ジャンプSで、7年振りとなる重賞勝ちを飾るなど、「14勝・獲得賞金2億0337万円」という成績を残しており、2016年は、ダンツプリウスでニュージーランドTを制するなど、「10勝・獲得賞金2億2156万円」という成績を残しておりました。

しかし、その後は、

2017年→10勝・獲得賞金1億4121万円
2018年→10勝・獲得賞金1億6333万円
2019年→8勝・獲得賞金1億0373万円
2020年→9勝・獲得賞金1億4513万円
2021年→3勝・獲得賞金1億2612万円
2022年→2勝・獲得賞金6160万円
2023年→4勝・獲得賞金7911万円

という形で成績が低迷しており、特に過去2年は、2014年から2021年まで続いていた「1億円超え」を達成できておりません。

もちろん、今年を迎えるにあたって、山元オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていたことでしょう。

実際、 今年は、ダンツエランを出走させたファンタジーSを制するなど、先週までに6勝を上げており、獲得賞金が「1億0894万円」と、昨年を大きく上回っておりますので、現在の山元オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。

また、山元オーナーは、これまで毎年のように多くの「競走馬セール」に参加しており、今年は、

■7月22日(火)~23日(水)の「HBAセレクションセール」
3頭を8470万円で落札

■9月17日(火)~19日(木)の「HBAセプテンバーセール」
1頭を1650万円で落札

と、計4頭を総額1億0120万円で落札しております(落札金額は全て税込表記)。

それ故、現在の山元オーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金6500万円(馬主の取り分は8割の5200万円)の阪神ジュベナイルFにダンツエラン、1着賞金が2400万円(同1920万円)の師走Sにダンツキャッスルを登録しておりますので、山元オーナーが、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。

2024/12/02
ダノンスコーピオンの生産牧場と深い関りがあります
ロードホースクラブ

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
ロードデルレイ(中日新聞杯)
クラヴィコード(師走S)
ロードアヴニール(師走S)
ロードプレジール(オリオンS)
ロードクロンヌ(花見小路特別・鳴海特別)
ロードプレイヤー(名古屋日刊スポーツ杯)

担当者:馬主情報部 馬主J

昨年の7月まで、「ロードホースクラブ」の代表取締役を務めていた中村伊三美氏は、以前、「モエレ」の冠名で広く知られていた中村和夫オーナーの長男です。

また、2012年と2013年のスプリンターズSを連覇し、香港スプリントも連覇するなど、G1級のレースを6勝もしたロードカナロアや、2017年の朝日杯FSなど、重賞を5勝したダノンプレミアムや、2020年の香港スプリントなど、国内外の重賞を8勝したダノンスマッシュや、一昨年のアーリントンCとNHKマイルを制したダノンスコーピオンといった活躍馬を生産している「ケイアイファーム」は、1987年に伊三美氏が開設した牧場で、現在は、奥様の祐子さんが代表を務めております。

「ロードホースクラブ」に於ける代表的な存在と言えば、やはりロードカナロアが真っ先に挙げられるでしょう。

2013年の同クラブは、ロードカナロアの活躍などにより、「24勝・獲得賞金7億6767万円」という成績を残しておりましたが、同馬が2014年の1月に登録を抹消されると、その影響は大きく、この年の成績は「16勝・獲得賞金3億3250万円」と、前年を大きく下回ってしまいました。

更に、その後も成績が伸び悩んでおり、2021年までの5年間も、

2017年→29勝・獲得賞金4億3746万円
2018年→30勝・獲得賞金6億0551万円
2019年→34勝・獲得賞金6億0929万円
2020年→33勝・獲得賞金5億8587万円
2021年→29勝・獲得賞金5億5963万円

という物足りない数字が続いておりましたが、一昨年は、「47勝・獲得賞金7億3007万円」という成績を残し、2021年までの数字を大きく上回り、巻き返しに成功しております。

しかし昨年は、35勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどにより、獲得賞金が「6億6833万円」と、一昨年を下回ってしまいましたので、今年を迎えるにあたっては、クラブの関係者全員が、「一昨年の勢いを取り戻したい」と考えていた筈です。

実際、今年は、先週までにキャリアハイとなる51勝を上げており、獲得賞金が「8億5334万円」と、昨年を大きく上回っておりますので、現在は、クラブの関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、「ロードホースクラブ」は、「2024年度募集馬」(現1歳世代)に関して、9月10日(火)に、計33頭のラインナップを発表しており、先行受付は11月19日(火)で終了しておりますが、12月16日(月)から、通常受付を開始する予定となっております。

したがって、現在は同クラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させ、出資者の増加に繋げたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そういった中、今週、「ロードホースクラブ」は、1着賞金が4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の中日新聞杯にロードデルレイなど、6頭を特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者達であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出すでしょう。

2024/12/02
ダンスパートナーがここの募集馬ですね
社台グループオーナーズ

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
コートアリシアン(阪神ジュベナイルF)
リリーフィールド(阪神ジュベナイルF)
バレエマスター(リゲルS)

担当者:馬主情報部 競走馬エージェントA

「社台グループオーナーズ」は、JRAの個人馬主資格をお持ちの方に、社台グループが出資を呼び掛けているところで、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有するシステムを採用していますね。

ちなみに、出馬表の馬主欄に、「吉田照哉オーナー」、「吉田勝己オーナー」、「吉田晴哉オーナー」などの名前が書かれている馬は、ほとんどがここの募集馬です。

もう引退している馬で言えば、オークスとエリザベス女王杯を勝ったダンスパートナーや、高松宮杯とスプリンターズSを勝ったフラワーパークや、スプリンターズSとマイルCSを勝ったデュランダルや、ジャパンCを勝ったスクリーンヒーローや、オークスを勝ったエリンコートや、安田記念を勝ったストロングリターンや、朝日杯FSと皐月賞と安田記念を勝ったロゴタイプなどが、ここの募集馬ですから、「さすがは社台グループ」と言えるでしょう。

最近では、2021年と去年のアイビスSDを勝ったオールアットワンスや、2021年のステイヤーズSを勝ったディバインフォースや、2021年の地方交流重賞・JBC2歳優駿を勝ったアイスジャイアントなどが活躍していましたし、去年と今年のコリアC(韓国のG1)を連覇しているクラウンプライドや、今年の桜花賞を勝ったステレンボッシュもここの募集馬なんですよ。

「社台グループオーナーズ」は、「2024年度募集馬」(現1歳世代)について、5月13日(月)に、全部で76頭の「販売馬リスト」(地方入厩馬を除く)を発表していて、これらの内、もう満口になっている68頭と、「販売中止」になってしまった1頭を除く7頭は、まだ出資を受け付けていますから、今は「社台グループオーナーズ」の関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している馬主さん達に好印象を与えて、残りの7頭を早く満口にしたい」と考えているのでしょうし、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そんな中、今週は、1着賞金が6500万円(馬主の取り分は8割の5200万円)の阪神ジュベナイルFにコートアリシアンとリリーフィールド、1着賞金が2700万円(同2160万円)のリゲルSにバレエマスターを登録していますので、私が関係者でしたら、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますね。

2024/12/02
電子部品の製造設備を世界中のメーカーに…
窪田芳郎氏

本業: 株式会社東京ウエルズ 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ランフォーヴァウ(阪神ジュベナイルF)
フライライクバード(中日新聞杯)
スターターン(カペラS)

担当者:馬主情報部 馬主S

窪田芳郎オーナーの本業は、「都営浅草線・馬込駅」(東京都大田区)の近くに本社を構え、電子部品製造機器の設計・製造・販売などを手掛けている、「株式会社東京ウエルズ」の代表取締役会長です。

1971年に設立された同社は、電子部品の製造設備を世界中のメーカーに供給しており、その中でも、高速測定テーピング機のTWA-6000シリーズは、累計の出荷台数が1万台を超える「業界標準機」となっており、電子部品の測定や外観検査やテープリール包装を行う「検査機」に於いて、「世界シェア70%」という驚異的な数字を誇っております。

そして現在は、東京都大田区の本社に加え、国内に、

「沼津第一事業所」(静岡県)
「沼津第二事業所」(静岡県)
「松本事業所」(長野県)
「朝来事業所」(兵庫県)
「飯田研究所」(長野県)
「上越研究所」(新潟県)
「仙台研究所」(宮城県)
「柏研究所」(千葉県)
「京都研究所」(京都府)
「福島研究所」(福島県)

という10ヶ所の拠点を有している上、中国の蘇州と深セン、台湾、フィリピンにも事業拠点を構えており、2023年3月期の売上高は「231億円」となっておりますので、同社の代表取締役会長である窪田オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。

馬主としての窪田芳郎オーナーは、私が確認したところ、2005年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2007年のシリウスSを制したドラゴンファイヤー、2018年の中京記念を制したグレーターロンドンなどが挙げられます。

2021年の窪田オーナーは、ルークズネストでファルコンSを制するなど、15勝を上げ、過去最高となる「3億6693万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし、その後の2年間は、

2022年→11勝・獲得賞金2億2916万円
2023年→14勝・獲得賞金2億4916万円

と、2021年の成績を下回っておりましたので、今年を迎えるにあたって、窪田オーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えていたのでしょう。

実際、今年は、ランフォーヴァウがデイリー杯2歳Sを制するなど、先週までに、昨年を上回る15勝を上げ、その他にも、チャンネルトンネルがアーリントンCで3着に入線したことなどから、獲得賞金は「3億7331万円」と、やはり昨年を上回っておりますので、当然、現在の窪田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。

また、窪田オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、

■5月10(月)の「千葉サラブレッドセール」
「キネオダンサーの2022」(牝・父ロードカナロア)を4510万円で落札

■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
「ラビットランの2023」(牡・父コントレイル)を2億7500万円で落札

と、2頭の落札に3億2010万円を投じております(落札金額は全て税込)。

当然、現在の窪田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金が6500億円(馬主の取り分は8割の5200万円)の阪神ジュベナイルFにランフォーヴァウ、1着賞金が4300万円(同3440万円)の中日新聞杯にフライライクバード、1着賞金が3800万円(同3040万円)のカペラSにスターターンを登録しておりますので、私がオーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。