注目馬主
2024/12/09
「日本郵船」と協力して2028年から手掛ける事業は…
大野照旺(てるお)氏
本業: オオノ開發株式会社 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
アルテヴェローチェ(朝日杯FS)
担当者:馬主情報部 馬主M
皆様もよくご存知の通り、大野照旺(てるお)オーナーの本業は、愛媛県松山市を拠点に、廃棄物処理事業や生コンクリート製造業など、様々な事業を展開している「オオノ開發株式会社」の代表取締役会長です。
同社は、1966年に大野オーナーが創業した「大野開発」が起源であり、1973年に「大野開発株式会社」(資本金500万円)として法人化しており、1980年から現在の社名を使用しております。
その後は、
1982年→安定型埋立処分場を稼働
1984年→資本金を2000万円に増資
1985年→管理型埋立処分場を稼働
1988年→廃棄物焼却施設を稼働
1992年→資本金を7000万円に増資
2002年→浸出水高度処理施設を稼働
2009年→環境科学研究センターを設立
2011年→複合処理施設を稼動
2012年→東京支店開設
2015年→大阪支店開設
2019年→福岡営業所開設
2020年→九州支店開設
2021年→名古屋支店と知多事業所(愛知県知多市)を開設
2023年→見奈良事務所(愛媛県東温市)を開設
2024年→川崎保管庫(神奈川県川崎市)を開設
といった形で順調に事業規模を拡大しており、今年の11月25日(月)には、「日本郵船」と協力して、2028年から、大型船舶のリサイクル事業を手掛けることを発表しておりました。
そして現在では、
「株式会社トーヨー砕石」→砕石・砕砂の製造及び販売
「株式会社日景生コン」→生コンクリート製造及び販売
「四國生コン株式会社」→生コンクリート製造及び販売
「株式会社千照運輸」→産業廃棄物収集・重機車輌運搬
「株式会社マテラ」→スキンケア化粧品・マテラ鉱物飼料製造販売
というグループ会社を擁しており、その他にも、「たかのこのホテル」や、「たかのこの湯」と「媛彦(ひめひこ)温泉」という温泉施設や、自然公園型ドライブイン・「マテラの森」などを運営し、グループ全体で800名近くの従業員を雇用しており、2023年8月期の売上高は「298億円」を記録しておりますので、一代で同社を大きく成長させた大野オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。
馬主としての大野オーナーは、2015年からJRAで馬を走らせており、最初の年は、出走させた頭数が少なかったことから、「0勝・獲得賞金2507万円」という成績だった上、2021年までの5年間は、
2018年→2勝・獲得賞金3041万円
2019年→2勝・獲得賞金3571万円
2020年→2勝・獲得賞金3212万円
2021年→0勝・獲得賞金2913万円
2022年→1勝・獲得賞金1997万円
という形で成績が伸び悩んでおりました。
ただ、昨年は2勝を上げ、その他にも、カルロベローチェがファルコンSで2着に入ったことなどから、獲得賞金は「6477万円」と、一昨年までを大きく上回っております。
そして、今年も好調が続いており、アルテヴェローチェでサウジアラビアRCを制して、「初の重賞制覇」を飾った上、アルマヴェローチェで阪神ジュベナイルFを制し、「初のGI制覇」も飾るなど、先週までに過去最多となる10勝を上げ、獲得賞金が「2億9658万円」と、既に昨年を大きく上回り、キャリアハイの数字となっておりますので、現在の大野オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
また、大野オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、7月8日(月)と9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、2頭の落札に総額1億4520万円(税込)を投じております。
当然、現在のオーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)の朝日杯FSにアルテヴェローチェを登録しておりますので、私がオーナーであれば、この馬を預けている須貝先生に対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。
本業: オオノ開發株式会社 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
アルテヴェローチェ(朝日杯FS)
担当者:馬主情報部 馬主M
皆様もよくご存知の通り、大野照旺(てるお)オーナーの本業は、愛媛県松山市を拠点に、廃棄物処理事業や生コンクリート製造業など、様々な事業を展開している「オオノ開發株式会社」の代表取締役会長です。
同社は、1966年に大野オーナーが創業した「大野開発」が起源であり、1973年に「大野開発株式会社」(資本金500万円)として法人化しており、1980年から現在の社名を使用しております。
その後は、
1982年→安定型埋立処分場を稼働
1984年→資本金を2000万円に増資
1985年→管理型埋立処分場を稼働
1988年→廃棄物焼却施設を稼働
1992年→資本金を7000万円に増資
2002年→浸出水高度処理施設を稼働
2009年→環境科学研究センターを設立
2011年→複合処理施設を稼動
2012年→東京支店開設
2015年→大阪支店開設
2019年→福岡営業所開設
2020年→九州支店開設
2021年→名古屋支店と知多事業所(愛知県知多市)を開設
2023年→見奈良事務所(愛媛県東温市)を開設
2024年→川崎保管庫(神奈川県川崎市)を開設
といった形で順調に事業規模を拡大しており、今年の11月25日(月)には、「日本郵船」と協力して、2028年から、大型船舶のリサイクル事業を手掛けることを発表しておりました。
そして現在では、
「株式会社トーヨー砕石」→砕石・砕砂の製造及び販売
「株式会社日景生コン」→生コンクリート製造及び販売
「四國生コン株式会社」→生コンクリート製造及び販売
「株式会社千照運輸」→産業廃棄物収集・重機車輌運搬
「株式会社マテラ」→スキンケア化粧品・マテラ鉱物飼料製造販売
というグループ会社を擁しており、その他にも、「たかのこのホテル」や、「たかのこの湯」と「媛彦(ひめひこ)温泉」という温泉施設や、自然公園型ドライブイン・「マテラの森」などを運営し、グループ全体で800名近くの従業員を雇用しており、2023年8月期の売上高は「298億円」を記録しておりますので、一代で同社を大きく成長させた大野オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。
馬主としての大野オーナーは、2015年からJRAで馬を走らせており、最初の年は、出走させた頭数が少なかったことから、「0勝・獲得賞金2507万円」という成績だった上、2021年までの5年間は、
2018年→2勝・獲得賞金3041万円
2019年→2勝・獲得賞金3571万円
2020年→2勝・獲得賞金3212万円
2021年→0勝・獲得賞金2913万円
2022年→1勝・獲得賞金1997万円
という形で成績が伸び悩んでおりました。
ただ、昨年は2勝を上げ、その他にも、カルロベローチェがファルコンSで2着に入ったことなどから、獲得賞金は「6477万円」と、一昨年までを大きく上回っております。
そして、今年も好調が続いており、アルテヴェローチェでサウジアラビアRCを制して、「初の重賞制覇」を飾った上、アルマヴェローチェで阪神ジュベナイルFを制し、「初のGI制覇」も飾るなど、先週までに過去最多となる10勝を上げ、獲得賞金が「2億9658万円」と、既に昨年を大きく上回り、キャリアハイの数字となっておりますので、現在の大野オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
また、大野オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、7月8日(月)と9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、2頭の落札に総額1億4520万円(税込)を投じております。
当然、現在のオーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)の朝日杯FSにアルテヴェローチェを登録しておりますので、私がオーナーであれば、この馬を預けている須貝先生に対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。
2024/12/09
厚生大臣から「救急医療功労者」として表彰されております
嶋田賢(まさる)氏
本業: 医療法人積仁会・島田総合病院 理事長
今週の主な登録馬:
ニタモノドウシ(朝日杯FS)
プラチナトレジャー(ディセンバーS)
オウギノカナメ(小倉山特別)
担当者:馬主情報部 馬主N
嶋田賢オーナーが、JR総武本線の「銚子駅」からはタクシーで5分ほど、銚子電鉄の「観音駅」からは徒歩で3分ほどの場所にある、「医療法人積仁会・島田総合病院」(千葉県銚子市東町)の理事長を務めているのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
2014年の3月末日まで、嶋田オーナーは、同病院の院長も務めておりましたが、ご子息の一成氏が院長を務めている現在は、理事長職に専念しているそうです。
1937年、初代院長の嶋田隆氏が開業した「島田総合病院」には、現在、内科・循環器科・外科など、計12の診療科目があり、24時間体制の集中治療室や、全個室の産婦人科病棟など、「総合病院」の名に相応しい設備を備えており、私が確認したところ、同病院は、患者にベストなケアを行うため、
肝動脈塞栓術などの幅広い検査や治療が行える「多目的フルデジタルX線テレビシステム」
低被ばくで高画質な乳がん検診を行える「デジタルマンモグラフィ装置」
精密検査で5秒以内、広範囲撮影でも10秒以内で終了する「マルチスライスCT」
全身の骨密度を測定する「PRODIGY Fuga」
など、最新の医療機器を積極的に導入しております。
その他にも、在宅看護をサポートするための「訪問看護ステーション」を立ち上げるなど、時代に沿った医療を提供しており、2000年には、厚生大臣から「救急医療功労者」として表彰されていた上、2018年には、「瑞宝小綬章」も受章しておりますので、嶋田オーナーは、地域の方から非常に厚い信頼を寄せられているのでしょう。
なお、馬主としての嶋田オーナーは、1980年頃からJRAで所有馬を走らせている大ベテランであり、ホエールキャプチャを出走させた2012年のヴィクトリアマイルで、初めてのGI勝ちを飾っております。
2016年の嶋田オーナーは、皐月賞やセントライト記念などを制したディーマジェスティの活躍などにより、9勝を上げ、「4億3923万円」というキャリアハイの賞金を獲得しておりました。
しかし、一昨年までの5年間は、
2018年→6勝・1億0778万円
2019年→5勝・8942万円
2020年→6勝・1億3650万円
2021年→9勝・1億5485万円
2022年→11勝・2億0310万円
という形で数字が伸び悩んでいたため、昨年の嶋田オーナーは、「必ず巻き返しを図りたい」という思惑を抱いていた筈であり、実際、昨年は、セットアップを出走させた札幌2歳Sを制するなど、キャリアハイとなる19勝を上げており、獲得賞金は「2億9908万円」と、一昨年を上回っております。
ただ、今年は先週までに11勝と、昨年のペースを大きく下回っており、獲得賞金が「2億2502万円」と、まだ昨年の8割以下に留まっておりますので、現在の嶋田オーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。
また、嶋田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
2頭を1億3090万円で落札
■7月22日(月)~24日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を3300万円で落札
と、計3頭の落札に総額1億6390万円を投じております(落札金額は全て税込)。
当然、現在の嶋田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」という思惑も抱いている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)の朝日杯FSにニタモノドウシ、1着賞金2800万円(同2240万円)のディセンバーSにプラチナトレジャー、1着賞金1550万円(同1240万円)の小倉山特別にオウギノカナメを登録しておりますので、「どれも勝負懸かり」と判断するべきでしょう。
本業: 医療法人積仁会・島田総合病院 理事長
今週の主な登録馬:
ニタモノドウシ(朝日杯FS)
プラチナトレジャー(ディセンバーS)
オウギノカナメ(小倉山特別)
担当者:馬主情報部 馬主N
嶋田賢オーナーが、JR総武本線の「銚子駅」からはタクシーで5分ほど、銚子電鉄の「観音駅」からは徒歩で3分ほどの場所にある、「医療法人積仁会・島田総合病院」(千葉県銚子市東町)の理事長を務めているのは、皆様もよくご存知のことでしょう。
2014年の3月末日まで、嶋田オーナーは、同病院の院長も務めておりましたが、ご子息の一成氏が院長を務めている現在は、理事長職に専念しているそうです。
1937年、初代院長の嶋田隆氏が開業した「島田総合病院」には、現在、内科・循環器科・外科など、計12の診療科目があり、24時間体制の集中治療室や、全個室の産婦人科病棟など、「総合病院」の名に相応しい設備を備えており、私が確認したところ、同病院は、患者にベストなケアを行うため、
肝動脈塞栓術などの幅広い検査や治療が行える「多目的フルデジタルX線テレビシステム」
低被ばくで高画質な乳がん検診を行える「デジタルマンモグラフィ装置」
精密検査で5秒以内、広範囲撮影でも10秒以内で終了する「マルチスライスCT」
全身の骨密度を測定する「PRODIGY Fuga」
など、最新の医療機器を積極的に導入しております。
その他にも、在宅看護をサポートするための「訪問看護ステーション」を立ち上げるなど、時代に沿った医療を提供しており、2000年には、厚生大臣から「救急医療功労者」として表彰されていた上、2018年には、「瑞宝小綬章」も受章しておりますので、嶋田オーナーは、地域の方から非常に厚い信頼を寄せられているのでしょう。
なお、馬主としての嶋田オーナーは、1980年頃からJRAで所有馬を走らせている大ベテランであり、ホエールキャプチャを出走させた2012年のヴィクトリアマイルで、初めてのGI勝ちを飾っております。
2016年の嶋田オーナーは、皐月賞やセントライト記念などを制したディーマジェスティの活躍などにより、9勝を上げ、「4億3923万円」というキャリアハイの賞金を獲得しておりました。
しかし、一昨年までの5年間は、
2018年→6勝・1億0778万円
2019年→5勝・8942万円
2020年→6勝・1億3650万円
2021年→9勝・1億5485万円
2022年→11勝・2億0310万円
という形で数字が伸び悩んでいたため、昨年の嶋田オーナーは、「必ず巻き返しを図りたい」という思惑を抱いていた筈であり、実際、昨年は、セットアップを出走させた札幌2歳Sを制するなど、キャリアハイとなる19勝を上げており、獲得賞金は「2億9908万円」と、一昨年を上回っております。
ただ、今年は先週までに11勝と、昨年のペースを大きく下回っており、獲得賞金が「2億2502万円」と、まだ昨年の8割以下に留まっておりますので、現在の嶋田オーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。
また、嶋田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
2頭を1億3090万円で落札
■7月22日(月)~24日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を3300万円で落札
と、計3頭の落札に総額1億6390万円を投じております(落札金額は全て税込)。
当然、現在の嶋田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」という思惑も抱いている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)の朝日杯FSにニタモノドウシ、1着賞金2800万円(同2240万円)のディセンバーSにプラチナトレジャー、1着賞金1550万円(同1240万円)の小倉山特別にオウギノカナメを登録しておりますので、「どれも勝負懸かり」と判断するべきでしょう。
2024/12/09
「愛馬会法人」の代表は吉田善哉氏の三男です
G1レーシング
本業: :一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ドゥアイズ(ターコイズS)
アコークロー(出町特別・香取特別)
ワイアウ(尾張特別・YJSFR第2戦)
担当者:馬主情報部 馬主S
「G1レーシング」(本社所在地:東京都港区六本木5-18-20)は、所属馬を走らせ始めたのが2011年からという、まだ歴史の浅い一口馬主クラブであり、当初、「愛馬会法人」の代表は、全国各地で200店舗以上のスポーツクラブを運営している東証一部上場企業、「セントラルスポーツ株式会社」の取締役副社長を務めていた村井良孝氏でした。
そして、2015年の6月からは、「愛馬会法人」の代表を、「社台グループの創始者」・吉田善哉氏の三男であり、「追分ファーム」(住所:北海道勇払郡安平町追分向陽1233-1)の代表である吉田晴哉氏が務めており、「クラブ法人」の代表は、晴哉氏の長男であり、「追分ファーム」の場長である吉田正志氏が務めております。
同クラブは、設立から2018年まで、
2011年→8勝・獲得賞金1億0179万円
2012年→20勝・獲得賞金3億9186万円
2013年→17勝・獲得賞金2億6709万円
2014年→26勝・獲得賞金4億0477万円
2015年→38勝・獲得賞金6億7956万円
2016年→47勝・獲得賞金9億3707万円
2017年→56勝・獲得賞金12億2511万円
2018年→50勝・獲得賞金13億3151万円
という形で順調に数字を伸ばしており、2017年にペルシアンナイトを出走させたマイルCSで初めてのGI勝ちを飾ると、2018年には、ジュールポレールでヴィクトリアマイル、ルヴァンスレーヴでチャンピオンズCを制したことなどにより、過去最多の賞金を獲得しておりました。
その後の2年間は、
2019年→34勝・獲得賞金7億5299万円
2020年→43勝・獲得賞金7億1407万円
という形で伸び悩んでおりましたが、2021年は、ヴィクティファルスでスプリングS、セリフォスで新潟2歳Sとデイリー杯2歳Sを制するなど、過去最多となる58勝を上げ、獲得賞金も「11億0104万円」と、前年の数字を大きく上回っており、一昨年は、勝利数こそ「54」と、前年を下回ってしまったものの、セリフォスがマイルCSを制したことなどにより、獲得賞金は「12億4742万円」と、やはり前年を上回っております。
ところが、昨年は、50勝を上げたものの、サウジアラビアRCを制したゴンバデカーブース以外の馬がそれほど活躍できなかったこともあり、獲得賞金は「10億3932万円」と、一昨年を大きく下回っておりました。
そして、今年も状況が好転している訳ではなく、ディクテオンが地方交流重賞の白山大賞典を制し、「3000万円」の賞金を獲得しているものの、JRAでは、先週までが38勝に留まっていることや、紫苑Sを制したクリスマスパレード以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「9億2403万円」と、このままのペースでは、昨年の数字を上回れるかが微妙なところとなっておりますので、現在はクラブの関係者全員が、「年末までに可能な限り多くの賞金を稼ぎたい」と考えていることでしょう。
また、「G1レーシング」は、「2024年度募集馬」(現1歳世代)に関して、5月13日(月)に計68頭のラインナップを発表しておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは52頭であり、「募集停止」となった2頭を除く残りの14頭は現在も出資を受け付けております。
そのため、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そういった中、今週は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のターコイズSにドゥアイズなど、計3頭を特別レースに登録しておりますので、各馬を預けている厩舎に対して、クラブの関係者が、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。
本業: :一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
ドゥアイズ(ターコイズS)
アコークロー(出町特別・香取特別)
ワイアウ(尾張特別・YJSFR第2戦)
担当者:馬主情報部 馬主S
「G1レーシング」(本社所在地:東京都港区六本木5-18-20)は、所属馬を走らせ始めたのが2011年からという、まだ歴史の浅い一口馬主クラブであり、当初、「愛馬会法人」の代表は、全国各地で200店舗以上のスポーツクラブを運営している東証一部上場企業、「セントラルスポーツ株式会社」の取締役副社長を務めていた村井良孝氏でした。
そして、2015年の6月からは、「愛馬会法人」の代表を、「社台グループの創始者」・吉田善哉氏の三男であり、「追分ファーム」(住所:北海道勇払郡安平町追分向陽1233-1)の代表である吉田晴哉氏が務めており、「クラブ法人」の代表は、晴哉氏の長男であり、「追分ファーム」の場長である吉田正志氏が務めております。
同クラブは、設立から2018年まで、
2011年→8勝・獲得賞金1億0179万円
2012年→20勝・獲得賞金3億9186万円
2013年→17勝・獲得賞金2億6709万円
2014年→26勝・獲得賞金4億0477万円
2015年→38勝・獲得賞金6億7956万円
2016年→47勝・獲得賞金9億3707万円
2017年→56勝・獲得賞金12億2511万円
2018年→50勝・獲得賞金13億3151万円
という形で順調に数字を伸ばしており、2017年にペルシアンナイトを出走させたマイルCSで初めてのGI勝ちを飾ると、2018年には、ジュールポレールでヴィクトリアマイル、ルヴァンスレーヴでチャンピオンズCを制したことなどにより、過去最多の賞金を獲得しておりました。
その後の2年間は、
2019年→34勝・獲得賞金7億5299万円
2020年→43勝・獲得賞金7億1407万円
という形で伸び悩んでおりましたが、2021年は、ヴィクティファルスでスプリングS、セリフォスで新潟2歳Sとデイリー杯2歳Sを制するなど、過去最多となる58勝を上げ、獲得賞金も「11億0104万円」と、前年の数字を大きく上回っており、一昨年は、勝利数こそ「54」と、前年を下回ってしまったものの、セリフォスがマイルCSを制したことなどにより、獲得賞金は「12億4742万円」と、やはり前年を上回っております。
ところが、昨年は、50勝を上げたものの、サウジアラビアRCを制したゴンバデカーブース以外の馬がそれほど活躍できなかったこともあり、獲得賞金は「10億3932万円」と、一昨年を大きく下回っておりました。
そして、今年も状況が好転している訳ではなく、ディクテオンが地方交流重賞の白山大賞典を制し、「3000万円」の賞金を獲得しているものの、JRAでは、先週までが38勝に留まっていることや、紫苑Sを制したクリスマスパレード以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「9億2403万円」と、このままのペースでは、昨年の数字を上回れるかが微妙なところとなっておりますので、現在はクラブの関係者全員が、「年末までに可能な限り多くの賞金を稼ぎたい」と考えていることでしょう。
また、「G1レーシング」は、「2024年度募集馬」(現1歳世代)に関して、5月13日(月)に計68頭のラインナップを発表しておりますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは52頭であり、「募集停止」となった2頭を除く残りの14頭は現在も出資を受け付けております。
そのため、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そういった中、今週は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のターコイズSにドゥアイズなど、計3頭を特別レースに登録しておりますので、各馬を預けている厩舎に対して、クラブの関係者が、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。
2024/12/09
今年は計21頭の落札に総額4億4880万円を投じていますの
田中成奉(せいほう)氏
本業: 株式会社大成コーポレーション 代表取締役
今週の主な登録馬:
タイセイカレント(朝日杯FS)
タイセイブレイズ(コールドムーンS)
担当者:馬主情報部 馬主H
田中成奉(せいほう)オーナーの本業は、東京都千代田区に本社を構え、不動産関連事業や飲食業などを手掛けている、「株式会社大成コーポレーション」の代表取締役ですわね。
また、田中オーナーは、投資家としても積極的に活動していて、最近は、印刷事業の他、フリーペーパーの発行や斎場の運営などを手掛けている、東証プライム上場企業の「株式会社広済堂ホールディングス」(旧社名:株式会社廣済堂)や、投資用アパートの開発と販売を手掛けている、東証スタンダード上場企業の「株式会社明豊エンタープライズ」などの大株主になっていますわ。
なお、田中オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、2001年頃のことでして、それから現在までに300頭近くを所有していて、代表的な存在としては、2008年のガーネットSを制したタイセイアトムや、2012年の地方交流G1・JBCスプリントを制したタイセイレジェンドや、2019年の京王杯2歳Sを制したタイセイビジョンといった名前が挙げられますわね。
田中オーナーは、2020年までの4年間、
2017年→24勝・獲得賞金4憶3983万円
2018年→20勝・獲得賞金4億4049万円
2019年→15勝・獲得賞金4億1050万円
2020年→19勝・獲得賞金4億2655万円
という形で、客観的に見て「順調」と思える成績を残していて、2021年こそ、「21勝・獲得賞金3億8681万円」いう数字に終わり、「4億円超え」が途切れてしまいましたけど、その後は、
2022年→19勝・獲得賞金4億8159万円
2023年→20勝・獲得賞金4億2876万円
と記せば分かる通り、巻き返しに成功していますの。
ただ、今年は状況が一変していて、先週までに15勝を上げていますけど、重賞を勝てていないことや、特別レースを1勝しかできていないことが響いて、獲得賞金が「2億7423万円」と、まだ昨年の4割ほどに留まっていますので、現在の田中オーナーは、「過去2年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうね。
また、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多くて、今年は、
■4月23日(火)の「JRAブリーズアップセール」
1頭を1265万円で落札
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
5頭を2億1450万円で落札
■7月22日(月)~24日(水)の「HBAセレクションセール」
6頭を1億1990万円で落札
■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
8頭を8745万円で落札
■9月17日(火)~19日(木)の「HBAセプテンバーセール」
1頭を1430万円で落札
と、計21頭の落札に総額4億4880万円を投じていますの(落札金額は全て税込表記。
もちろん、現在の田中オーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)の朝日杯FSにタイセイカレント、1着賞金が2200万円(同1760万円)のコールドムーンSにタイセイブレイズを登録していますので、私が田中オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。
それに、先ほど記した通り、田中オーナーは、2012年にタイセイレジェンドで地方交流G1のJBCスプリントを制していますけど、JRAでは、まだGIを勝てていませんので、朝日杯FSのタイセイカレントには、「初めてのJRAのGI勝ちをこの馬で」という思いも込められているのでしょうね。
本業: 株式会社大成コーポレーション 代表取締役
今週の主な登録馬:
タイセイカレント(朝日杯FS)
タイセイブレイズ(コールドムーンS)
担当者:馬主情報部 馬主H
田中成奉(せいほう)オーナーの本業は、東京都千代田区に本社を構え、不動産関連事業や飲食業などを手掛けている、「株式会社大成コーポレーション」の代表取締役ですわね。
また、田中オーナーは、投資家としても積極的に活動していて、最近は、印刷事業の他、フリーペーパーの発行や斎場の運営などを手掛けている、東証プライム上場企業の「株式会社広済堂ホールディングス」(旧社名:株式会社廣済堂)や、投資用アパートの開発と販売を手掛けている、東証スタンダード上場企業の「株式会社明豊エンタープライズ」などの大株主になっていますわ。
なお、田中オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、2001年頃のことでして、それから現在までに300頭近くを所有していて、代表的な存在としては、2008年のガーネットSを制したタイセイアトムや、2012年の地方交流G1・JBCスプリントを制したタイセイレジェンドや、2019年の京王杯2歳Sを制したタイセイビジョンといった名前が挙げられますわね。
田中オーナーは、2020年までの4年間、
2017年→24勝・獲得賞金4憶3983万円
2018年→20勝・獲得賞金4億4049万円
2019年→15勝・獲得賞金4億1050万円
2020年→19勝・獲得賞金4億2655万円
という形で、客観的に見て「順調」と思える成績を残していて、2021年こそ、「21勝・獲得賞金3億8681万円」いう数字に終わり、「4億円超え」が途切れてしまいましたけど、その後は、
2022年→19勝・獲得賞金4億8159万円
2023年→20勝・獲得賞金4億2876万円
と記せば分かる通り、巻き返しに成功していますの。
ただ、今年は状況が一変していて、先週までに15勝を上げていますけど、重賞を勝てていないことや、特別レースを1勝しかできていないことが響いて、獲得賞金が「2億7423万円」と、まだ昨年の4割ほどに留まっていますので、現在の田中オーナーは、「過去2年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうね。
また、オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多くて、今年は、
■4月23日(火)の「JRAブリーズアップセール」
1頭を1265万円で落札
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
5頭を2億1450万円で落札
■7月22日(月)~24日(水)の「HBAセレクションセール」
6頭を1億1990万円で落札
■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
8頭を8745万円で落札
■9月17日(火)~19日(木)の「HBAセプテンバーセール」
1頭を1430万円で落札
と、計21頭の落札に総額4億4880万円を投じていますの(落札金額は全て税込表記。
もちろん、現在の田中オーナーは、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金7000万円(馬主の取り分は8割の5600万円)の朝日杯FSにタイセイカレント、1着賞金が2200万円(同1760万円)のコールドムーンSにタイセイブレイズを登録していますので、私が田中オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。
それに、先ほど記した通り、田中オーナーは、2012年にタイセイレジェンドで地方交流G1のJBCスプリントを制していますけど、JRAでは、まだGIを勝てていませんので、朝日杯FSのタイセイカレントには、「初めてのJRAのGI勝ちをこの馬で」という思いも込められているのでしょうね。