「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2023/05/30
現在は「ホームズタウン京田辺ヒルズ」(京田辺市)などの分譲を…
前原敏行氏

本業: 株式会社ホームズ 代表取締役

今週の主な登録馬:
ジャックドール(安田記念)

担当者:馬主情報部 馬主N

前原敏行オーナーの本業は、京都府の宇治市に本社を構え、一戸建て住宅の分譲、注文住宅の設計と施工、建替リフォームなどを手掛けている、「株式会社ホームズ」の代表取締役社長です。

最寄りの「近鉄京都線・大久保駅」からですと、東口から府道15号に出て、それから南に歩いて5分くらい進むと、「大島ガーデンセンター」という花屋の隣に、白地に青文字で「ホームズグループ」と書かれた看板があり、そこに「株式会社ホームズ」の本社ビルがあります。

「株式会社ホームズ」は、1998年に住宅の分譲事業を開始し、累計で1400区画以上の分譲数を記録しており、現在も、京都府の南部を中心に、

「ホームズタウン京田辺ヒルズ」(京田辺市)→60区画
「ホームズタウン西山ヒルズ」(京田辺市)→17区画
「ホームズタウン京田辺」(京田辺市)→全10区画
「ホームズタウン近鉄伊勢田駅西1」(宇治市)→全19区画
「ホームズタウン近鉄伊勢田駅西2」(宇治市)→全14区画
「ホームズタウン西野山ヒルズ」(山科市)→全11区画

などの「分譲受け付け」を行っている上、2017年、京都競馬場のすぐ近くに「淀キャッスルイン」をオープンし、ホテル事業も手掛けておりますので、同社の代表取締役を務めている前原オーナーは、地域の活性化に大きく貢献している筈です。

馬主としての前原オーナーは、JRAで馬を走らせ始めたのが確か2010年であり、これまでに70頭以上を所有しており、初めの5年間は、

2010年→1勝・獲得賞金681万円
2011年→1勝・獲得賞金2590万円
2012年→2勝・獲得賞金2123万円
2013年→3勝・獲得賞金4448万円
2014年→2勝・獲得賞金5940万円

という形で少しずつ獲得賞金を伸ばしていた上、2015年には、10勝を上げ、「1億4913万円」の賞金を獲得しております。

また、一昨年までの4年間も、

2018年→6勝・獲得賞金1億0981万円
2019年→7勝・獲得賞金1億2550万円
2020年→7勝・獲得賞金1億4660万円
2021年→12勝・獲得賞金1億6577万円

と、毎年1億円以上の賞金を獲得しておりました。

更に、昨年は一気に勢いが増しており、ジャックドールを出走させた金鯱賞で初めての重賞勝ちを飾り、同馬で札幌記念も制するなど、獲得賞金は「2億4872万円」というキャリアハイの数字となっております。

そして、今年も好調が続いており、ジャックドールを出走させた大阪杯で初めてのGI勝ちを飾るなど、先週までの獲得賞金が「2億3026万円」と、昨年を上回るのは時間の問題です。

当然、現在の前原オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。

また、前原オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を4950万円で落札

■8月22日(月)~26日(金)の「HBAサマーセール」
2頭を3245万円で落札

■10月17日(月)~18日(火)の「HBAオータムセール」
1頭を1375万円で落札

と、計5頭を総額9570万円で落札しております。
(落札金額は全て税込表記)。

当然、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金1億8000万円(馬主の取り分は8割の1億4400万円)の安田記念にジャックドールを登録しておりますので、私が前原オーナーであれば、同馬を預けている藤岡先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。


2023/05/30
昨年は「33億0499万円」を獲得しておりましたが
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
ヒンドゥタイムズ(鳴尾記念)
セラフィナイト(ホンコンJCT)
ラレイナ(ホンコンJCT)

担当者:馬主情報部 馬主S

「シルクレーシング」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の副会長理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しました。

同クラブは、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、この数年間で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。

そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。

もちろん、勝利数と獲得賞金にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、2017年までの5年間は、

2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)

と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、2018年は、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、重賞を13勝し、全体で「118勝・獲得賞金30億8921万円」という成績を残し、「馬主リーディング2位」となっております。

2019年は、「90勝(重賞13勝)・獲得賞金25億8316万円」と、前年の数字を下回り、馬主リーディングも、1つ順位を落として「3位」となってしまったものの、2020年は、アーモンドアイでヴィクトリアマイルと天皇賞・秋とジャパンCを、ラウダシオンでNHKマイルCを制するなど、重賞を14勝し、全体で「121勝・獲得賞金36億0254万円」という過去最高の成績を残しており、「馬主リーディング2位」で1年を終えておりました。

しかし一昨年は、ピクシーナイトでスプリンターズSを制したものの、「102勝(重賞10勝)・獲得賞金24億8860万円」と、一昨年を大きく下回る成績で、「馬主リーディング3位」に留まっていたため、昨年は同クラブの関係者全員が、「必ず巻き返しを図りたい」と考えている筈です。

実際、昨年はJRAに於いて、イクイノックスで天皇賞・秋と有馬記念を制するなど、重賞11勝を含む126勝を上げ、一昨年を大きく上回る「33億0499万円」の賞金を獲得し、「サンデーレーシング」に次ぐ「馬主リーディング2位」となっており、尚且つ、オーソリティでサウジアラビアのネオムターフCを制し、90万ドル(約1億0390万円)の賞金を獲得しております。

しかし、今年に入ってから先週までは、イクイノックスがドバイシーマクラシックを制し、348万ドル(約4億8720万円)の賞金を獲得しておりますが、JRAでは、プロミストウォリアで東海SとアンタレスSを制するなど、41勝を上げているものの、獲得賞金は「8億8781万円」と、昨年のペースを大きく下回っており、「馬主リーディング」では、「サンデーレーシング」と「社台レースホース」と「キャロットファーム」に次ぐ4位という状況です。

当然、現在はクラブの関係者全員が、「賞金の高いレースを勝って、リーディングの順位を上げたい」と考えているのでしょう。

こういった中、「シルクレーシング」は、今週、1着賞金が4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の鳴尾記念にヒンドゥタイムズなど、計3頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。


2023/05/30
2005年以降は「美容事業」を拡大していましたわ
青山洋一氏

本業: 株式会社エム・エイチ・グループ 元取締役会長

今週の主な登録馬:
シャンパンカラー(安田記念)
イグザルト(麦秋S)
ゴダイリキ(麦秋S)

担当者:馬主情報部 馬主H

青山洋一オーナーが、東京都渋谷区に本社を構え、美容室の「モッズ・ヘア」や、同ブランドのヘアケア製品の開発や販売などを手掛けている「株式会社エム・エイチ・グループ」の取締役会長を、2015年の9月まで務めていたのは、皆様もよくご存知のことですわね。

その後は、役職を離れて大株主として経営を見守っていますの。

島根県出身の青山オーナーが起業したのは、地元で運転代行の会社を立ち上げたのが最初でして、当時、同じ島根県出身の故・竹下登氏が総理大臣となったばかりでしたから、「目立つだろう」と思って、「総理代行」という名前にしたそうですわ。

その後、青山オーナーは、携帯電話の加入代行や販売といった「通信サービス業」を軸に、「介護事業」や「デジタルコンテンツ事業」などにも手を拡げ、1999年にジャスダックへの上場を果たし、2005年、「モッズ・ヘアジャパングループ」の株式を70%取得してからは、先述したように「美容事業」を拡大していますの。

そして現在では、グループ全体で200名以上の従業員を雇用していて、最近の業績も、

2018年6月期→連結売上高は20億7105万円
2019年6月期→連結売上高は19億6590万円
2020年6月期→連結売上高は17億1848万円
2021年6月期→連結売上高は18億1458万円
2022年6月期→連結売上高が18億4873万円

と記せば分かる通り、15億円以上の売上高をキープしていますので、同社の土台を築き上げた青山オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えますわ。

また、最近の青山オーナーは、IT、不動産、人材派遣など多くの事業に携わっていまして、2015年から、株主・投資家調査といったIR支援などを手掛けている「インベスター・ネットワークス株式会社」(現・株式会社ウィルズ)の社外取締役に就任し、経営に参画するなど、多岐に渡って活躍していますわね。

なお、青山オーナーは、確か2003年からJRAで馬を走らせ始め、現在までに150頭以上を所有していまして、過去の代表的な存在としては、2004年のニュージーランドTとアーリントンCを制したシーキングザダイヤや、2009年のフィリーズレビューなど重賞を4勝したワンカラットや、2016年の桜花賞を制したジュエラーといった名前が挙げられますわ。

2010年のオーナーは、ワンカラットの活躍などにより、過去最高の「23勝・獲得賞金4億2205万円」という成績を残していましたの。

ただ、その後は成績が伸び悩んでいて、一昨年までの3年間も、

2019年→4勝・獲得賞金5460万円
2020年→5勝・獲得賞金9244万円
2021年→6勝・獲得賞金6190万円

と記せば分かる通り、物足りない数字に留まっていましたから、昨年の青山オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょうし、実際に昨年は、「8勝・獲得賞金1億3188万円」という成績を残して、一昨年の数字を大きく上回っていますわ。

それに今年は、4月まで未勝利でしたけど、シャンパンカラーがNHKマイルCを勝ったことなどにより、先週までに獲得した賞金は「1億9853万円」と、早くも昨年を大きく上回っていますの。

当然、現在の青山オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。

そういった中、今週は、1着賞金1億8000万円(馬主の取り分は8割の1億4400万円)の安田記念にシャンパンカラーなど、計3頭を特別レースに登録していますから、私が青山オーナーでしたら、各馬を預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。


2023/05/30
最近では「OBIC7シリーズ」の販売などが好調です
株式会社ダノックス(代表:野田順弘氏)

本業: 株式会社オービック 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ダノンスコーピオン(安田記念)

担当者:馬主情報部 馬主M

「株式会社ダノックス」の代表取締役を務めている野田順弘(まさひろ)氏は、会計ソフト・「勘定奉行」で広く知られている「株式会社オービックビジネスコンサルタント」(OBC)など、4社のグループ企業を擁する「株式会社オービック」の代表取締役会長であるため、ここでは私も皆様と同じく、「ダノックス」を「野田オーナー」と表記致します。

1957年、近鉄百貨店に入社した野田オーナーは、昼間、百貨店で勤務しながら、関西大学経済学部の夜間課程に通い、1961年に同大学を卒業した後、1962年に会計機器の輸入販売会社で働き始めました。

そして、ここでの経験を活かして、1968年に「株式会社大阪ビジネス」を設立し、1974年に社名を現在の「株式会社オービック」に変更しております。

その後の同社は、2000年に東証1部上場を果たし、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、

「2020年3月期」→売上高804億8800万円・経常利益460億1200万円
「2021年3月期」→売上高838億6200万円・経常利益526億0000万円
「2022年3月期」→売上高894億7600万円・経常利益601億7400万円

という直近の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けておりますので、「オービック」を率いている野田オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と考えているのでしょう。

馬主としての野田オーナーは、確か2000年からJRAで馬を走らせており、当初は個人の名義で所有しておりましたが、2002年からは、前年に設立した自身の資産管理会社である「ダノックス」の名義で所有しております。

2018年の野田オーナーは、ダノンファンタジーで阪神ジュベナイルFを制するなど、過去最多となる「40勝」を上げ、「7億0141万円」の賞金を獲得していた上、2019年には、共同通信杯や金鯱賞やマイラーズCや毎日王冠を制するなど、重賞9勝を含む33勝を上げ、過去最高となる「11億6161万円」の賞金を獲得しておりました。

そして2020年は、JRAに於いて、重賞7勝を含む34勝を上げ、「10億0034万円」という前年に次ぐ賞金を獲得していた上、ダノンファラオでジャパンダートダービー(地方交流G1)を制するなど、地方で「9350万円」の賞金を獲得しており、更には、ダノンスマッシュで1着賞金1254万香港ドル(約1億6929万円)の香港スプリントを制し、「初の海外G1勝ち」を飾っております。

しかし一昨年は、ダノンスマッシュで高松宮記念、ダノンキングリーで安田記念を制したものの、「32勝・獲得賞金9億6177万円」という成績に終わり、勝利数と賞金のどちらも前年を下回っていたため、昨年の野田オーナーは「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。

実際、昨年は、ダノンスコーピオンでNHKマイルCを制するなど、計33勝を上げ、獲得賞金は「9億8179万円」と、僅かとは言え一昨年を上回っております。

ただ、今年に入ってから先週までは、8勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金は「2億6650万円」と、まだ昨年の3割にも達しておりませんので、現在の野田オーナーは、「大きいレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えていることでしょう。

また、野田オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」で高額馬を落札しており、7月11日(月)~12日(火)に行われた昨年の同セールに於いても、「モシーンの2021」(牡・父モーリス)に、2日間を通じての最高価格であった4億9500万円(税込)を投じるなど、計13頭を総額19億1730万円(税込)で落札しております。

そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金1億8000円(馬主の取り分は8割の1億4400万円)の安田記念にダノンスコーピオンを登録しておりますので、私が野田オーナーであれば、同馬を預けている安田隆行先生に対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。