注目調教師
2026/08/31
長嶋茂雄さんと同じ高校の卒業生なんですよ
辻哲英調教師(美浦)
主な管理馬:
ロデオドライブ(2026年NHKマイルC)
イミグラントソング(2025年ニュージーランドT)
ファンダム(2025年毎日杯)
今週の主な登録馬:
ベンヴェヌータ(紫苑S)
ファンダム(京成杯AH)
担当者:調教師情報部 元調教師O
千葉県佐倉市出身の辻哲英君は、中山競馬場でレースを見たことがきっかけで、競馬の世界に興味を持って、小学校の卒業文集に、「将来の夢は厩務員」と書いていたそうなんですよ。
そして、「読売ジャイアンツ」で選手として大活躍して、監督もやっていた長嶋茂雄さんの出身校として有名で、地元では進学校としても有名な、千葉県立の佐倉高等学校を卒業した後は、青森県の十和田市にある北里大学の獣医学部に入学して、そこで獣医師の資格を取っていました。
大学を卒業した後は、2007年の7月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の1月から加藤和宏厩舎で厩務員をやって、その後は、池上昌弘厩舎と大和田成厩舎と戸田博文厩舎で調教助手をやっていたんですよ。
辻君がいた頃の戸田厩舎には、2013年と2014年の天皇賞・春を連覇したフェノーメノとか、走る馬が何頭もいましたから、きっといい経験になったのでしょうね。
2回目の挑戦だった2019年に、めでたく調教師の試験に合格した辻君は、2021年に自分の厩舎を開業していて、同期の調教師には、伊坂重信君、四位洋文君、杉山佳明君、鈴木慎太郎君、田中克典君、茶木太樹君、辻野泰之君の7人がいます。
開業した2021年は、「5勝・獲得賞金1億2843万円」という成績でしたけど、その後の3年間は、
2022年→17勝・獲得賞金2億1949万円
2023年→16勝・獲得賞金2億6185万円
2024年→15勝・獲得賞金3億1235万円
という形で、順調に実績を積み重ねていました。
そして、去年は、ファンダムを使った毎日杯で、「初めての重賞勝ち」を飾っていて、その他にも、イミグラントソングでニュージーランドTを勝つなど、全部で19勝を上げていて、稼いだ賞金が「4億2188万円」と、一昨年を大きく上回っていましたし、今年もいい流れが続いていて、ロデオドライブを使ったNHKマイルCで「初めてのGI勝ち」を飾るなど、先週までに11勝を上げて、稼いだ賞金が「3億7033万円」と、もう去年の9割近くになっています。
もちろん、今の辻君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金が5400万円の紫苑Sにベンヴェヌータ、1着賞金が4100万円の京成杯AHにファンダムを登録してきましたので、「どっちも勝負懸かり」と私は見ています。
主な管理馬:
ロデオドライブ(2026年NHKマイルC)
イミグラントソング(2025年ニュージーランドT)
ファンダム(2025年毎日杯)
今週の主な登録馬:
ベンヴェヌータ(紫苑S)
ファンダム(京成杯AH)
担当者:調教師情報部 元調教師O
千葉県佐倉市出身の辻哲英君は、中山競馬場でレースを見たことがきっかけで、競馬の世界に興味を持って、小学校の卒業文集に、「将来の夢は厩務員」と書いていたそうなんですよ。
そして、「読売ジャイアンツ」で選手として大活躍して、監督もやっていた長嶋茂雄さんの出身校として有名で、地元では進学校としても有名な、千葉県立の佐倉高等学校を卒業した後は、青森県の十和田市にある北里大学の獣医学部に入学して、そこで獣医師の資格を取っていました。
大学を卒業した後は、2007年の7月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の1月から加藤和宏厩舎で厩務員をやって、その後は、池上昌弘厩舎と大和田成厩舎と戸田博文厩舎で調教助手をやっていたんですよ。
辻君がいた頃の戸田厩舎には、2013年と2014年の天皇賞・春を連覇したフェノーメノとか、走る馬が何頭もいましたから、きっといい経験になったのでしょうね。
2回目の挑戦だった2019年に、めでたく調教師の試験に合格した辻君は、2021年に自分の厩舎を開業していて、同期の調教師には、伊坂重信君、四位洋文君、杉山佳明君、鈴木慎太郎君、田中克典君、茶木太樹君、辻野泰之君の7人がいます。
開業した2021年は、「5勝・獲得賞金1億2843万円」という成績でしたけど、その後の3年間は、
2022年→17勝・獲得賞金2億1949万円
2023年→16勝・獲得賞金2億6185万円
2024年→15勝・獲得賞金3億1235万円
という形で、順調に実績を積み重ねていました。
そして、去年は、ファンダムを使った毎日杯で、「初めての重賞勝ち」を飾っていて、その他にも、イミグラントソングでニュージーランドTを勝つなど、全部で19勝を上げていて、稼いだ賞金が「4億2188万円」と、一昨年を大きく上回っていましたし、今年もいい流れが続いていて、ロデオドライブを使ったNHKマイルCで「初めてのGI勝ち」を飾るなど、先週までに11勝を上げて、稼いだ賞金が「3億7033万円」と、もう去年の9割近くになっています。
もちろん、今の辻君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金が5400万円の紫苑Sにベンヴェヌータ、1着賞金が4100万円の京成杯AHにファンダムを登録してきましたので、「どっちも勝負懸かり」と私は見ています。
2026/08/31
2011年と2013年の「騎手リーディング1位」ですな
福永祐一調教師(栗東)
主な管理馬:
ダイヤモンドノット(2025年京王杯2歳Sなど)
ランフォーヴァウ(2024年デイリー杯2歳S)
ドロップオブライト(2024年CBC賞)
今週の主な登録馬:
ダイヤモンドノット(セントウルS)
ロングトールサリー(紫苑S)
ドロップオブライト(京成杯AH)
担当者:調教師情報部 元調教師Y
誰でもよう知っとる通り、福永祐一君の親父さんは、乗り役として、ニホンピロムーテーで1971年の菊花賞を勝って、インターグロリアで1977年の桜花賞とエリザベス女王杯を勝つなど、通算で981勝っちゅう実績を残した福永洋一さんですな。
そんな洋一さんの長男として育った福永君は、中学生の時、「騎手になる」と決めとって、親父さんの洋一さんが、落馬事故に巻き込まれた時の大ケガが原因で引退しとったこともあって、家族からは大反対されたんやけど、それを押し切って競馬学校を受験したんですわ。
1回目の受験では、二次試験の前に骨折してしもうたこともあって不合格やったんやけど、高校に通いながら次の年にもう一回受験して、1993年に「第12期生」として競馬学校の騎手課程に入ったんや。
ちなみに、競馬学校の同期には、現役の乗り役やったら、柴田大知君、古川吉洋君がおって、調教師をやっとる高橋亮君と、技術調教師をやっとる和田竜二君も同期なんですわ。
1996年に北橋修二厩舎から乗り役としてデビューした福永君は、その年にいきなり53勝を上げて、最多勝利新人賞を受賞しとったし、2年目やった1997年には、キングヘイローに乗った東京スポーツ杯3歳S(現在の東京スポーツ杯2歳S)で初めての重賞勝ちを飾っとって、4年目やった1999年には、プリモディーネに乗った桜花賞で初めてのGI勝ちを飾っとりました。
それから、福永君は、引退するまでに、ラインクラフトに乗った2005年の桜花賞とNHKマイルCや、エピファネイアに乗った2013年の菊花賞や、ジャスタウェイに乗った2013年の天皇賞・秋と2014年のドバイデューティフリーや、コントレイルに乗った2020年の牡馬三冠など、JRAで、GIの34勝を含めて重賞を160勝、通算2636勝っちゅう素晴らしい実績を残しとるし、2011年と2013年は騎手リーディングの1位になっとります。
ちなみに福永君は、2013年に、フジテレビのアナウンサーやった松尾翠さんと結婚しとるんや。
2022年、調教師の試験に合格した福永君は、リメイクに乗った2023年のリヤドダートスプリントを最後に乗り役を引退して、それからは、美浦の木村哲也厩舎とか田中博康厩舎とか、色々な厩舎で研修を受けとって、一昨年の3月に、解散した安田隆行厩舎や松永昌博厩舎とかの馬を引き継ぐ形で自分の厩舎を開業したんですわ。
一昨年の3月に開業した、福永君と同期の調教師は、小椋研介君、河嶋宏樹君、高橋一哉君、千葉直人君、藤野健太君、森一誠君、矢嶋大樹君の7人がいますな。
それから、福永君の厩舎は、ドロップオブライトを使ったCBC賞で、調教師としては初めての重賞勝ちを飾ると、ランフォーヴァウでデイリー杯2歳Sも勝つなど、全部で17勝を上げて、稼いだ賞金が「4億3966万円」っちゅう、同期の中では一番の成績を残しとったし、「開業2年目」やった去年は、ドロップオブライトでターコイズS、ダイヤモンドノットで京王杯2歳Sを勝つなど、29勝を上げとって、稼いだ賞金が「6億1747万円」と、一昨年を大きく上回っとります。
そんで、今年もエエ流れが続いとって、先週までに27勝を上げとるし、稼いだ賞金が「5億8695万円」と、もう去年を上回るのは時間の問題になっとるんで、今の福永君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が5900万円のセントウルSにダイヤモンドノット、1着賞金が5200万円の紫苑Sにロングトールサリー、1着賞金が4100万円の京成杯AHにドロップオブライトを登録してきましたんで、ワシが彼やったら、どれも全力で仕上げますわ。
主な管理馬:
ダイヤモンドノット(2025年京王杯2歳Sなど)
ランフォーヴァウ(2024年デイリー杯2歳S)
ドロップオブライト(2024年CBC賞)
今週の主な登録馬:
ダイヤモンドノット(セントウルS)
ロングトールサリー(紫苑S)
ドロップオブライト(京成杯AH)
担当者:調教師情報部 元調教師Y
誰でもよう知っとる通り、福永祐一君の親父さんは、乗り役として、ニホンピロムーテーで1971年の菊花賞を勝って、インターグロリアで1977年の桜花賞とエリザベス女王杯を勝つなど、通算で981勝っちゅう実績を残した福永洋一さんですな。
そんな洋一さんの長男として育った福永君は、中学生の時、「騎手になる」と決めとって、親父さんの洋一さんが、落馬事故に巻き込まれた時の大ケガが原因で引退しとったこともあって、家族からは大反対されたんやけど、それを押し切って競馬学校を受験したんですわ。
1回目の受験では、二次試験の前に骨折してしもうたこともあって不合格やったんやけど、高校に通いながら次の年にもう一回受験して、1993年に「第12期生」として競馬学校の騎手課程に入ったんや。
ちなみに、競馬学校の同期には、現役の乗り役やったら、柴田大知君、古川吉洋君がおって、調教師をやっとる高橋亮君と、技術調教師をやっとる和田竜二君も同期なんですわ。
1996年に北橋修二厩舎から乗り役としてデビューした福永君は、その年にいきなり53勝を上げて、最多勝利新人賞を受賞しとったし、2年目やった1997年には、キングヘイローに乗った東京スポーツ杯3歳S(現在の東京スポーツ杯2歳S)で初めての重賞勝ちを飾っとって、4年目やった1999年には、プリモディーネに乗った桜花賞で初めてのGI勝ちを飾っとりました。
それから、福永君は、引退するまでに、ラインクラフトに乗った2005年の桜花賞とNHKマイルCや、エピファネイアに乗った2013年の菊花賞や、ジャスタウェイに乗った2013年の天皇賞・秋と2014年のドバイデューティフリーや、コントレイルに乗った2020年の牡馬三冠など、JRAで、GIの34勝を含めて重賞を160勝、通算2636勝っちゅう素晴らしい実績を残しとるし、2011年と2013年は騎手リーディングの1位になっとります。
ちなみに福永君は、2013年に、フジテレビのアナウンサーやった松尾翠さんと結婚しとるんや。
2022年、調教師の試験に合格した福永君は、リメイクに乗った2023年のリヤドダートスプリントを最後に乗り役を引退して、それからは、美浦の木村哲也厩舎とか田中博康厩舎とか、色々な厩舎で研修を受けとって、一昨年の3月に、解散した安田隆行厩舎や松永昌博厩舎とかの馬を引き継ぐ形で自分の厩舎を開業したんですわ。
一昨年の3月に開業した、福永君と同期の調教師は、小椋研介君、河嶋宏樹君、高橋一哉君、千葉直人君、藤野健太君、森一誠君、矢嶋大樹君の7人がいますな。
それから、福永君の厩舎は、ドロップオブライトを使ったCBC賞で、調教師としては初めての重賞勝ちを飾ると、ランフォーヴァウでデイリー杯2歳Sも勝つなど、全部で17勝を上げて、稼いだ賞金が「4億3966万円」っちゅう、同期の中では一番の成績を残しとったし、「開業2年目」やった去年は、ドロップオブライトでターコイズS、ダイヤモンドノットで京王杯2歳Sを勝つなど、29勝を上げとって、稼いだ賞金が「6億1747万円」と、一昨年を大きく上回っとります。
そんで、今年もエエ流れが続いとって、先週までに27勝を上げとるし、稼いだ賞金が「5億8695万円」と、もう去年を上回るのは時間の問題になっとるんで、今の福永君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が5900万円のセントウルSにダイヤモンドノット、1着賞金が5200万円の紫苑Sにロングトールサリー、1着賞金が4100万円の京成杯AHにドロップオブライトを登録してきましたんで、ワシが彼やったら、どれも全力で仕上げますわ。
2026/08/31
ミスターシービーを管理していた松山康久さんが大学の先輩ですね
伊藤大士調教師(美浦)
主な管理馬:
インビンシブルパパ(2025年CBC賞)
エエヤン(2023年ニュージーランドT)
ミライヘノツバサ(2020年ダイヤモンドS)
今週の主な登録馬:
サムシングスイート(紫苑S)
ピコローズ(京成杯AH)
コスモヘリアンサス(Fビレッジ特別)
担当者:調教師情報部 元調教師N
伊藤大士(だいし)君は、神奈川県の相模原市にある麻布大学の獣医学部を出ています。
麻布大学と言えば、1996年の朝日杯3歳Sを勝ったマイネルマックスや、2012年の天皇賞・春を勝ったビートブラックでお馴染みの中村均さんや、2017年のオールカマーを勝ったルージュバックでお馴染みの大竹正博君や、ミスターシービーや、ジェニュインなどを管理していて、2014年に引退した松山康久さんなどが通っていたところです。
大学を出た後、伊藤君は、1996年の10月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の4月から、キヨヒダカやヒダカハヤトなどを管理していた森安弘昭さんの厩舎で厩務員をやって、その後は、上原博之厩舎で調教助手をやって、調教師の試験に受かった2009年まで、ずっと上原厩舎にいました。
伊藤君がいた頃の上原厩舎には、2000年の新潟3歳Sを勝って、同じ年の阪神3歳牝馬Sで2着に入ったダイワルージュや、2004年の皐月賞などGIを5つも勝ったダイワメジャーのように、走る馬がたくさんいましたから、こういう風に走る馬を間近で見られたのは、きっといい経験になったのでしょうね。
2009年の3月に厩舎を開業した伊藤君は、準備期間が短くて、しかもレースに使った頭数が少なかったので、その年は5勝止まりでしたけど、2年目は12勝と、一気に数字を伸ばしていましたし、2016年は、「20勝・獲得賞金3億7384万円」という、勝ち星と賞金の両方で開業してから一番の成績を残していました。
それから2022年までは、
2017年→10勝・獲得賞金2億3639万円
2018年→14勝・獲得賞金2億4994万円
2019年→13勝・獲得賞金2億1928万円
2020年→10勝・獲得賞金2億5895万円
2021年→11勝・獲得賞金2億0816万円
2022年→12勝・獲得賞金2億0117万円
という形で成績が伸び悩んでいましたけど、2023年は、エエヤンでニュージーランドTを勝つなど、全部で12勝を上げて、稼いだ賞金は「2億9033万円」と、2022年を大きく上回っていたんですよ。
そして、一昨年は、全部で18勝を上げて、2016年の次に多い「3億7042万円」の賞金を稼いでいましたし、去年もいい流れが続いていて、インビンシブルパパでCBC賞を勝つなど、全部で15勝を上げて、稼いだ賞金は「3億5911万円」と、前の年とほぼ変わらない数字でした。
ただ、今年は流れが悪くなっていて、先週までに8勝しか上げられていないこともあって、稼いだ賞金が「1億9358万円」と、まだ去年の半分くらいですから、今の伊藤君は、「大きいレースを勝って一気に巻き返したい」と考えているのでしょうね。
こういった中、今週は、1着賞金が5200万円の紫苑Sにサムシングスイート、1着賞金が4100万円の京成杯AHにピコローズなど、3頭を賞金の高い特別レースに登録していますので、「どれも勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に彼がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せませんね。
主な管理馬:
インビンシブルパパ(2025年CBC賞)
エエヤン(2023年ニュージーランドT)
ミライヘノツバサ(2020年ダイヤモンドS)
今週の主な登録馬:
サムシングスイート(紫苑S)
ピコローズ(京成杯AH)
コスモヘリアンサス(Fビレッジ特別)
担当者:調教師情報部 元調教師N
伊藤大士(だいし)君は、神奈川県の相模原市にある麻布大学の獣医学部を出ています。
麻布大学と言えば、1996年の朝日杯3歳Sを勝ったマイネルマックスや、2012年の天皇賞・春を勝ったビートブラックでお馴染みの中村均さんや、2017年のオールカマーを勝ったルージュバックでお馴染みの大竹正博君や、ミスターシービーや、ジェニュインなどを管理していて、2014年に引退した松山康久さんなどが通っていたところです。
大学を出た後、伊藤君は、1996年の10月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の4月から、キヨヒダカやヒダカハヤトなどを管理していた森安弘昭さんの厩舎で厩務員をやって、その後は、上原博之厩舎で調教助手をやって、調教師の試験に受かった2009年まで、ずっと上原厩舎にいました。
伊藤君がいた頃の上原厩舎には、2000年の新潟3歳Sを勝って、同じ年の阪神3歳牝馬Sで2着に入ったダイワルージュや、2004年の皐月賞などGIを5つも勝ったダイワメジャーのように、走る馬がたくさんいましたから、こういう風に走る馬を間近で見られたのは、きっといい経験になったのでしょうね。
2009年の3月に厩舎を開業した伊藤君は、準備期間が短くて、しかもレースに使った頭数が少なかったので、その年は5勝止まりでしたけど、2年目は12勝と、一気に数字を伸ばしていましたし、2016年は、「20勝・獲得賞金3億7384万円」という、勝ち星と賞金の両方で開業してから一番の成績を残していました。
それから2022年までは、
2017年→10勝・獲得賞金2億3639万円
2018年→14勝・獲得賞金2億4994万円
2019年→13勝・獲得賞金2億1928万円
2020年→10勝・獲得賞金2億5895万円
2021年→11勝・獲得賞金2億0816万円
2022年→12勝・獲得賞金2億0117万円
という形で成績が伸び悩んでいましたけど、2023年は、エエヤンでニュージーランドTを勝つなど、全部で12勝を上げて、稼いだ賞金は「2億9033万円」と、2022年を大きく上回っていたんですよ。
そして、一昨年は、全部で18勝を上げて、2016年の次に多い「3億7042万円」の賞金を稼いでいましたし、去年もいい流れが続いていて、インビンシブルパパでCBC賞を勝つなど、全部で15勝を上げて、稼いだ賞金は「3億5911万円」と、前の年とほぼ変わらない数字でした。
ただ、今年は流れが悪くなっていて、先週までに8勝しか上げられていないこともあって、稼いだ賞金が「1億9358万円」と、まだ去年の半分くらいですから、今の伊藤君は、「大きいレースを勝って一気に巻き返したい」と考えているのでしょうね。
こういった中、今週は、1着賞金が5200万円の紫苑Sにサムシングスイート、1着賞金が4100万円の京成杯AHにピコローズなど、3頭を賞金の高い特別レースに登録していますので、「どれも勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に彼がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せませんね。
2026/08/31
ダンスインザダークが勝った1996年の菊花賞を見て…
杉山晴紀調教師(栗東)
主な管理馬:
ロブチェン(2026年ダービーなど)
ルガル(2024年スプリンターズSなど)
ジャスティンパレス(2023年天皇賞・春など)
デアリングタクト(2020年オークスなど)
今週の主な登録馬:
ビッグシーザー(セントウルS)
クランフォード(京成杯AH)
テレサ(京成杯AH)
ヨヒーン(丹頂S)
担当者:調教師情報部 元調教師T
1981年に神奈川県で生まれた杉山晴紀君は、家族や親戚に関係者がおった訳やなくて、親父さんがサラリーマンっちゅう普通の家庭で育ったそうや。
彼が中学生の頃は、JRAの売上げが4兆円を超えとった時代で、競馬に興味がある同級生が何人もおったから、杉山君もレースを見るようになったそうやな。
中学3年生の時、ダンスインザダークが勝った1996年の菊花賞を見て、「競馬の世界で働きたい」って思うようになった杉山君は、最初、乗り役を目指しとったんやけど、それには体が重過ぎたんで、結局、中学校の終わり頃から調教助手を目指すようになって、実際、そのことを中学校の卒業アルバムに書いとったそうですわ。
でもって彼は、中学校を卒業したら、そのまま牧場で働いて、競馬学校に行くつもりやったけど、ご両親から「高校だけは出ておきなさい」と言われたんで、地元の公立高校に通いながら、毎日、乗馬クラブで練習しとったそうやな。
高校を卒業してから、すぐに「小松温泉牧場」(石川県小松市・現在の小松トレーニングセンター)で研修生として働き始めた杉山君は、競馬学校の厩務員課程に受かった2004年までの4年間をここで過ごしたんですわ。
その頃は、2000年の武蔵野Sなどを勝ったサンフォードシチーや、2002年の産経大阪杯など重賞を3勝したサンライズペガサスとかが調整に来とって、彼も乗っとったそうやな。
競馬学校を出てからの杉山君は、2004年の7月から武宏平厩舎で厩務員をやって、8月から調教助手をやって、2014年の2月に武さんが定年で引退してからは、高橋康之厩舎におったんや。
武厩舎でスリーロールスを担当しとった杉山君は、この馬が2009年の菊花賞を勝ったことがきっかけで、「調教師になりたい」と本気で思うようになって、それからは、調教師になるため、厩舎の仕事をしながら猛勉強して、5回目の挑戦やった2015年の12月に、めでたく試験に受かったんですわ。
この後、杉山君は、厩舎の開業が2年待ちになる予定やったけど、馬に蹴られて大ケガをしてしもうた日吉正和君が勇退することになったんで、日吉厩舎の馬とスタッフを丸々引き継ぐ形で、2016年の10月21日(金)に自分の厩舎を開業しとります。
結局、2016年は開業が遅かったんで、年末までが「3勝・獲得賞金5462万円」っちゅう成績やったけど、2017年は、「18勝・獲得賞金2億7649万円」と、一気に数字を伸ばしとりました。
それから、2023年までの6年間は、
2018年→19勝・獲得賞金4億8159万円
2019年→30勝・獲得賞金5億7709万円
2020年→42勝・獲得賞金11億4271万円
2021年→37勝・獲得賞金8億0939万円
2022年→47勝・獲得賞金11億7224万円
2023年→55勝・獲得賞金15億6006万円
っちゅう形で、2021年以外は賞金が「右肩上がり」になっとって、2020年にはデアリングタクトで牝馬三冠を勝っとるし、2023年は、初めて「調教師リーディング1位」になっとったんや。
ただ、一昨年は、53勝を上げたんやけど、調教師リーディングでは、55勝を上げて1位やった矢作芳人厩舎に2勝の差を付けられた3位やったし、根岸Sと武蔵野Sを勝ったエンペラーワケアと、シルクロードSとスプリンターズSを勝ったルガル以外の馬がイマイチやったこともあって、稼いだ賞金が「14億3402万円」と、2023年を下回ってしもうたんですわ。
もちろん、去年の杉山君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、去年は、ロブチェンでホープフルSを勝つなど、重賞を5勝して、他も入れたら、全部で61勝を上げて、2回目の「調教師リーディング1位」になっとったし、稼いだ賞金が「18億1795万円」と、開業してから一番の数字やったんや。
それに、今年もエエ流れが続いとって、ロブチェンでGIを2勝するなど、先週までに45勝を上げて、「調教師リーディング」では1位になっとるし、稼いだ賞金が「16億4990万円」と、もう去年の9割以上になっとるんですわ。
もちろん、今の杉山君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうし、こういった中、今週は、1着賞金が5900万円のセントウルSにビッグシーザー、1着賞金が4100万円の京成杯AHにクランフォードとテレサ、1着賞金が2400万円の丹頂Sにヨヒーンを登録してきましたんで、「どれも勝負懸かり」と考えとった方がエエやろ。
主な管理馬:
ロブチェン(2026年ダービーなど)
ルガル(2024年スプリンターズSなど)
ジャスティンパレス(2023年天皇賞・春など)
デアリングタクト(2020年オークスなど)
今週の主な登録馬:
ビッグシーザー(セントウルS)
クランフォード(京成杯AH)
テレサ(京成杯AH)
ヨヒーン(丹頂S)
担当者:調教師情報部 元調教師T
1981年に神奈川県で生まれた杉山晴紀君は、家族や親戚に関係者がおった訳やなくて、親父さんがサラリーマンっちゅう普通の家庭で育ったそうや。
彼が中学生の頃は、JRAの売上げが4兆円を超えとった時代で、競馬に興味がある同級生が何人もおったから、杉山君もレースを見るようになったそうやな。
中学3年生の時、ダンスインザダークが勝った1996年の菊花賞を見て、「競馬の世界で働きたい」って思うようになった杉山君は、最初、乗り役を目指しとったんやけど、それには体が重過ぎたんで、結局、中学校の終わり頃から調教助手を目指すようになって、実際、そのことを中学校の卒業アルバムに書いとったそうですわ。
でもって彼は、中学校を卒業したら、そのまま牧場で働いて、競馬学校に行くつもりやったけど、ご両親から「高校だけは出ておきなさい」と言われたんで、地元の公立高校に通いながら、毎日、乗馬クラブで練習しとったそうやな。
高校を卒業してから、すぐに「小松温泉牧場」(石川県小松市・現在の小松トレーニングセンター)で研修生として働き始めた杉山君は、競馬学校の厩務員課程に受かった2004年までの4年間をここで過ごしたんですわ。
その頃は、2000年の武蔵野Sなどを勝ったサンフォードシチーや、2002年の産経大阪杯など重賞を3勝したサンライズペガサスとかが調整に来とって、彼も乗っとったそうやな。
競馬学校を出てからの杉山君は、2004年の7月から武宏平厩舎で厩務員をやって、8月から調教助手をやって、2014年の2月に武さんが定年で引退してからは、高橋康之厩舎におったんや。
武厩舎でスリーロールスを担当しとった杉山君は、この馬が2009年の菊花賞を勝ったことがきっかけで、「調教師になりたい」と本気で思うようになって、それからは、調教師になるため、厩舎の仕事をしながら猛勉強して、5回目の挑戦やった2015年の12月に、めでたく試験に受かったんですわ。
この後、杉山君は、厩舎の開業が2年待ちになる予定やったけど、馬に蹴られて大ケガをしてしもうた日吉正和君が勇退することになったんで、日吉厩舎の馬とスタッフを丸々引き継ぐ形で、2016年の10月21日(金)に自分の厩舎を開業しとります。
結局、2016年は開業が遅かったんで、年末までが「3勝・獲得賞金5462万円」っちゅう成績やったけど、2017年は、「18勝・獲得賞金2億7649万円」と、一気に数字を伸ばしとりました。
それから、2023年までの6年間は、
2018年→19勝・獲得賞金4億8159万円
2019年→30勝・獲得賞金5億7709万円
2020年→42勝・獲得賞金11億4271万円
2021年→37勝・獲得賞金8億0939万円
2022年→47勝・獲得賞金11億7224万円
2023年→55勝・獲得賞金15億6006万円
っちゅう形で、2021年以外は賞金が「右肩上がり」になっとって、2020年にはデアリングタクトで牝馬三冠を勝っとるし、2023年は、初めて「調教師リーディング1位」になっとったんや。
ただ、一昨年は、53勝を上げたんやけど、調教師リーディングでは、55勝を上げて1位やった矢作芳人厩舎に2勝の差を付けられた3位やったし、根岸Sと武蔵野Sを勝ったエンペラーワケアと、シルクロードSとスプリンターズSを勝ったルガル以外の馬がイマイチやったこともあって、稼いだ賞金が「14億3402万円」と、2023年を下回ってしもうたんですわ。
もちろん、去年の杉山君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、去年は、ロブチェンでホープフルSを勝つなど、重賞を5勝して、他も入れたら、全部で61勝を上げて、2回目の「調教師リーディング1位」になっとったし、稼いだ賞金が「18億1795万円」と、開業してから一番の数字やったんや。
それに、今年もエエ流れが続いとって、ロブチェンでGIを2勝するなど、先週までに45勝を上げて、「調教師リーディング」では1位になっとるし、稼いだ賞金が「16億4990万円」と、もう去年の9割以上になっとるんですわ。
もちろん、今の杉山君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうし、こういった中、今週は、1着賞金が5900万円のセントウルSにビッグシーザー、1着賞金が4100万円の京成杯AHにクランフォードとテレサ、1着賞金が2400万円の丹頂Sにヨヒーンを登録してきましたんで、「どれも勝負懸かり」と考えとった方がエエやろ。
