注目調教師
2026/08/17
開業1年目にジャパンCを勝っているんですよ
鹿戸雄一調教師(美浦)
主な管理馬:
ウインカーネリアン(2025年スプリンターズSなど)
エフフォーリア(2021年有馬記念など)
スマートオリオン(2015年中京記念など)
スクリーンヒーロー(2008年ジャパンCなど)
今週の主な登録馬:
ウインカーネリアン(キーンランドC)
サトノヴィレ(長岡S)
ベネスピラ(2026WASJ第4戦)
担当者:調教師情報部 元調教師O
鹿戸雄一君は、お父さんが北海道の門別にある生産牧場で働いていて、もちろん、本人にとっても子供の頃から馬が身近な存在でした。
中学校を出た後、鹿戸君は、馬事公苑の長期騎手課程に入って、天皇賞・秋などを勝ったニッポーテイオーでお馴染みだった久保田金造厩舎から、1984年に乗り役としてデビューしていて、同期には、調教師になっている中舘英二君や、調教助手になっている木幡初広君と出津孝一君や、調教師を辞めて、今は競馬学校の教官をやっている坂本勝美君などがいます。
乗り役として、マイネルプラチナムに乗った1998年の札幌3歳S(現在の札幌2歳S)や、ビーマイナカヤマに乗った2000年と2001年のガーネットS(現在のカペラS)など、重賞を4勝、全部で346勝を上げていた鹿戸君は、3度目の挑戦で調教師の試験に受かって、2007年の2月一杯で乗り役を引退しました。
調教師の試験に受かってからの彼は、ゼンノロブロイのイギリス遠征に帯同するなど、乗り役の頃から調教を手伝っていた藤沢和雄厩舎で技術調教師をやって、馬のことはもちろん、厩舎の色々なことも教わった後、増沢末夫厩舎と矢野進厩舎を引き継ぐ形で、2008年の3月に自分の厩舎を開業しています。
開業1年目の鹿戸君は、幸先良く、矢野進厩舎から引き継いだスクリーンヒーローでアルゼンチン共和国杯とジャパンCを勝つなど、全部で15勝を上げて、「6億8738万円」の賞金を稼いでいました。
更に、次の年からは、ずっと20勝以上を続けていて、2016年には、ビッシュを使った紫苑Sを勝つなど、33勝を上げていましたし、賞金も、2017年が「3億8832万円」だった以外は、毎年4億円以上を稼いでいるんですよ。
2021年は、エフフォーリアを使った皐月賞で、スクリーンヒーローを使ったジャパンC以来のGI勝ちを飾ると、この馬で天皇賞・秋と有馬記念も勝って、他も入れたら、年末までに28勝を上げて、開業してから一番多い「11億2690万円」の賞金を稼いでいましたけど、2022年は、ウインカーネリアンで関屋記念を勝つなど、前の年より多い33勝を上げたものの、GIを勝てなかったことが響いて、稼いだ賞金は「6億5282万円」と、前の年を大きく下回ってしまいました。
ただ、その後は、ウインカーネリアンで去年のスプリンターズSを勝つなど、
2023年→33勝・獲得賞金7億1182万円
2024年→40勝・獲得賞金8億0924万円
2025年→30勝・獲得賞金8億5265万円
という成績を残して、巻き返しに成功していますし、今年もいい流れが続いていて、ジョスランで小倉牝馬S、トロヴァトーレで東京新聞杯とエプソムCを勝つなど、先週までに28勝を上げて、稼いだ賞金が「5億9005万円」と、去年の同じ時期(8月17日【日】まで)の「4億0978万円」を大きく上回っていますから、今の鹿戸君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金が4300万円のキーンランドCにウインカーネリアンなど、特別レースに3頭を登録してきましたので、私が鹿戸君でしたら、どれもメイチに仕上げるのは間違いありません。
主な管理馬:
ウインカーネリアン(2025年スプリンターズSなど)
エフフォーリア(2021年有馬記念など)
スマートオリオン(2015年中京記念など)
スクリーンヒーロー(2008年ジャパンCなど)
今週の主な登録馬:
ウインカーネリアン(キーンランドC)
サトノヴィレ(長岡S)
ベネスピラ(2026WASJ第4戦)
担当者:調教師情報部 元調教師O
鹿戸雄一君は、お父さんが北海道の門別にある生産牧場で働いていて、もちろん、本人にとっても子供の頃から馬が身近な存在でした。
中学校を出た後、鹿戸君は、馬事公苑の長期騎手課程に入って、天皇賞・秋などを勝ったニッポーテイオーでお馴染みだった久保田金造厩舎から、1984年に乗り役としてデビューしていて、同期には、調教師になっている中舘英二君や、調教助手になっている木幡初広君と出津孝一君や、調教師を辞めて、今は競馬学校の教官をやっている坂本勝美君などがいます。
乗り役として、マイネルプラチナムに乗った1998年の札幌3歳S(現在の札幌2歳S)や、ビーマイナカヤマに乗った2000年と2001年のガーネットS(現在のカペラS)など、重賞を4勝、全部で346勝を上げていた鹿戸君は、3度目の挑戦で調教師の試験に受かって、2007年の2月一杯で乗り役を引退しました。
調教師の試験に受かってからの彼は、ゼンノロブロイのイギリス遠征に帯同するなど、乗り役の頃から調教を手伝っていた藤沢和雄厩舎で技術調教師をやって、馬のことはもちろん、厩舎の色々なことも教わった後、増沢末夫厩舎と矢野進厩舎を引き継ぐ形で、2008年の3月に自分の厩舎を開業しています。
開業1年目の鹿戸君は、幸先良く、矢野進厩舎から引き継いだスクリーンヒーローでアルゼンチン共和国杯とジャパンCを勝つなど、全部で15勝を上げて、「6億8738万円」の賞金を稼いでいました。
更に、次の年からは、ずっと20勝以上を続けていて、2016年には、ビッシュを使った紫苑Sを勝つなど、33勝を上げていましたし、賞金も、2017年が「3億8832万円」だった以外は、毎年4億円以上を稼いでいるんですよ。
2021年は、エフフォーリアを使った皐月賞で、スクリーンヒーローを使ったジャパンC以来のGI勝ちを飾ると、この馬で天皇賞・秋と有馬記念も勝って、他も入れたら、年末までに28勝を上げて、開業してから一番多い「11億2690万円」の賞金を稼いでいましたけど、2022年は、ウインカーネリアンで関屋記念を勝つなど、前の年より多い33勝を上げたものの、GIを勝てなかったことが響いて、稼いだ賞金は「6億5282万円」と、前の年を大きく下回ってしまいました。
ただ、その後は、ウインカーネリアンで去年のスプリンターズSを勝つなど、
2023年→33勝・獲得賞金7億1182万円
2024年→40勝・獲得賞金8億0924万円
2025年→30勝・獲得賞金8億5265万円
という成績を残して、巻き返しに成功していますし、今年もいい流れが続いていて、ジョスランで小倉牝馬S、トロヴァトーレで東京新聞杯とエプソムCを勝つなど、先週までに28勝を上げて、稼いだ賞金が「5億9005万円」と、去年の同じ時期(8月17日【日】まで)の「4億0978万円」を大きく上回っていますから、今の鹿戸君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金が4300万円のキーンランドCにウインカーネリアンなど、特別レースに3頭を登録してきましたので、私が鹿戸君でしたら、どれもメイチに仕上げるのは間違いありません。
2026/08/17
武豊君と武幸四郎君とかが親戚なんや
武英智調教師(栗東)
主な管理馬:
ペプチドナイル(2024年フェブラリーS)
ジューンベロシティ(2024年東京ハイジャンプなど)
ジューンテイク(2024年京都新聞杯など)
メイケイエール(2022年セントウルSなど)
今週の主な登録馬:
エーティーマクフィ(キーンランドC)
サウンドモリアーナ(キーンランドC)
トップチェッカー(新潟2歳S)
サーディンラン(有松特別)
ワイルドブッター(豊川特別)
担当者:調教師情報部 元調教師I
武英智(ひでのり)君は、親父さんが乗り役と調教助手をやっとった武永祥(ながよし)さんで、お祖父さんが、タイギヨウを使った1966年の阪神3歳S(現在の阪神ジュベナイルF)とか、重賞を20勝、通算で735勝を上げとった元調教師の武平三さんやな。
それに、2009年の菊花賞を勝ったスリーロールスなどを管理しとって、2014年の2月に調教師を引退した武宏平さんや、2020年の2月まで栗東で厩舎を構えとった作田誠二さんや、乗り役と調教師をやっとった武邦彦さん(故人)や、武豊君と武幸四郎君とかが親戚なんや。
こういう「筋金入りの競馬一家」に生まれた英智君が、競馬の世界に進んだんは、まあ当たり前のことなんやろ。
1996年に、現役の乗り役やったら、北村宏司君や高田潤君とか同じ「第15期生」として競馬学校の騎手課程に入った英智君は、1999年に領家政蔵厩舎から乗り役としてデビューして、この年に22勝を挙げて、関西の新人騎手賞を受賞しとりましたな。
そんで、2年目には18勝を上げとったんやけど、3年目からはずっと勝ち星が1ケタやったし、目の病気になってしもうたこともあって、2012年の9月に乗り役を引退したんですわ。
その後は、木原一良厩舎で調教助手をやって、ここでは、2013年の共同通信杯を勝ったメイケイペガスターや、2017年のみやこSを勝ったテイエムジンソクとかを担当しとりました。
2016年、調教師の試験に受かった英智君は、そのまま木原厩舎で技術調教師として腕を磨いて、2018年の3月に自分の厩舎を開業したんや。
最初の年は、レースに使った数が少なかったんで、「9勝・獲得賞金1億8503万円」っちゅう成績やったけど、次の年は、「19勝・獲得賞金2億9301万円」と、一気に数字を伸ばしとりました。
そんで、去年までの6年間も、
2020年→14勝・獲得賞金3億2850万円
2021年→29勝・獲得賞金4億4964万円
2022年→33勝・獲得賞金7億3523万円
2023年→32勝・獲得賞金6億7051万円
2024年→33勝・獲得賞金9億1314万円
2025年→30勝・獲得賞金8億6461万円
っちゅう形で順調に実績を積み重ねとって、特に一昨年は、ペプチドナイルを使ったフェブラリーSで初めてのGI勝ちを飾るなど、重賞を4勝もして、開業してから一番の賞金を稼いどったし、去年も重賞を3勝して、一昨年の次に多い賞金を稼いどりましたな。
ただ、今年は勢いが止まっとって、先週までに19勝を上げとるんやけど、京都記念を勝ったジューンテイク以外の馬があまり活躍できとらんこともあって、稼いだ賞金が「4億6524万円」と、まだ去年の半分くらいなんで、今の英智君は、「一昨年と去年の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が4300万円のキーンランドCにエーティーマクフィとサウンドモリアーナ、1着賞金が3400万円の新潟2歳Sにトップチェッカーとか、5頭を賞金の高い特別レースに登録しとるんで、どれもメイチに仕上げてくるやろうな。
主な管理馬:
ペプチドナイル(2024年フェブラリーS)
ジューンベロシティ(2024年東京ハイジャンプなど)
ジューンテイク(2024年京都新聞杯など)
メイケイエール(2022年セントウルSなど)
今週の主な登録馬:
エーティーマクフィ(キーンランドC)
サウンドモリアーナ(キーンランドC)
トップチェッカー(新潟2歳S)
サーディンラン(有松特別)
ワイルドブッター(豊川特別)
担当者:調教師情報部 元調教師I
武英智(ひでのり)君は、親父さんが乗り役と調教助手をやっとった武永祥(ながよし)さんで、お祖父さんが、タイギヨウを使った1966年の阪神3歳S(現在の阪神ジュベナイルF)とか、重賞を20勝、通算で735勝を上げとった元調教師の武平三さんやな。
それに、2009年の菊花賞を勝ったスリーロールスなどを管理しとって、2014年の2月に調教師を引退した武宏平さんや、2020年の2月まで栗東で厩舎を構えとった作田誠二さんや、乗り役と調教師をやっとった武邦彦さん(故人)や、武豊君と武幸四郎君とかが親戚なんや。
こういう「筋金入りの競馬一家」に生まれた英智君が、競馬の世界に進んだんは、まあ当たり前のことなんやろ。
1996年に、現役の乗り役やったら、北村宏司君や高田潤君とか同じ「第15期生」として競馬学校の騎手課程に入った英智君は、1999年に領家政蔵厩舎から乗り役としてデビューして、この年に22勝を挙げて、関西の新人騎手賞を受賞しとりましたな。
そんで、2年目には18勝を上げとったんやけど、3年目からはずっと勝ち星が1ケタやったし、目の病気になってしもうたこともあって、2012年の9月に乗り役を引退したんですわ。
その後は、木原一良厩舎で調教助手をやって、ここでは、2013年の共同通信杯を勝ったメイケイペガスターや、2017年のみやこSを勝ったテイエムジンソクとかを担当しとりました。
2016年、調教師の試験に受かった英智君は、そのまま木原厩舎で技術調教師として腕を磨いて、2018年の3月に自分の厩舎を開業したんや。
最初の年は、レースに使った数が少なかったんで、「9勝・獲得賞金1億8503万円」っちゅう成績やったけど、次の年は、「19勝・獲得賞金2億9301万円」と、一気に数字を伸ばしとりました。
そんで、去年までの6年間も、
2020年→14勝・獲得賞金3億2850万円
2021年→29勝・獲得賞金4億4964万円
2022年→33勝・獲得賞金7億3523万円
2023年→32勝・獲得賞金6億7051万円
2024年→33勝・獲得賞金9億1314万円
2025年→30勝・獲得賞金8億6461万円
っちゅう形で順調に実績を積み重ねとって、特に一昨年は、ペプチドナイルを使ったフェブラリーSで初めてのGI勝ちを飾るなど、重賞を4勝もして、開業してから一番の賞金を稼いどったし、去年も重賞を3勝して、一昨年の次に多い賞金を稼いどりましたな。
ただ、今年は勢いが止まっとって、先週までに19勝を上げとるんやけど、京都記念を勝ったジューンテイク以外の馬があまり活躍できとらんこともあって、稼いだ賞金が「4億6524万円」と、まだ去年の半分くらいなんで、今の英智君は、「一昨年と去年の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が4300万円のキーンランドCにエーティーマクフィとサウンドモリアーナ、1着賞金が3400万円の新潟2歳Sにトップチェッカーとか、5頭を賞金の高い特別レースに登録しとるんで、どれもメイチに仕上げてくるやろうな。
2026/08/17
「全日本学生馬術選手権」の「個人の部」を3連覇していましたね
久保田貴士調教師(美浦)
主な管理馬:
イルーシヴパンサー(2023年京都金杯など)
マリアライト(2016年宝塚記念など)
ワイルドワンダー(2008年根岸Sなど)
ドラゴンファイヤー(2007年シリウスS)
今週の主な登録馬:
レッチュベルク(新潟2歳S)
リバートゥルー(古町S)
ロフティストーリー(古町S)
担当者:調教師情報部 元調教師M
久保田貴士君は、1978年から2002年まで調教師をやっていた久保田敏夫さんの長男で、敏夫さんは、1987年のスプリンターズS(当時はGII)を勝ったキングフローリックや、1993年のクイーンSを勝ったユキノビジンなどを管理していました。
敏夫さんが調教師の試験に受かった1977年は、まだ東京競馬場に厩舎があって、久保田君も小さい頃は府中に住んでいましたけど、トレセンができた1978年に、美浦に引っ越したんですよ。
府中に住んでいた頃、野球少年だった久保田君は、美浦に引っ越したのをきっかけに馬術を始めると、どんどん上達して、江戸崎西高(現在の江戸崎総合高)の3年生だった時には国体で優勝していましたし、明治大学に馬術の推薦で入学できるくらいの腕前になっていました。
もちろん、久保田君は、大学に進んだ後も馬術を続けて、2年生だった1987年から1989年にかけて、「全日本学生馬術選手権」の「個人の部」を3連覇していましたし、その頃は、馬術でオリンピックを目指していたんですけど、敏夫さんの勧めで、馬術を引退して競馬の世界に進むことを決めたそうです。
大学を卒業した後は、1986年のジャパンCを勝ったジュピターアイランドなどを管理していた、イギリスのクライヴ・ブリテン厩舎で2年くらい馬のことを学んでいました。
彼がブリテン厩舎にいた1991年には、ジャパンCに遠征して12着だったテリモンの「トラベリング・ヘッドラッド」(遠征主任)として日本に来ていたんですよ。
そして、日本に戻ってきてからは、1992年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月から柴田欣也厩舎で厩務員をやって、その後は、高橋英夫厩舎と石毛善彦厩舎と高橋祥泰(よしやす)厩舎で調教助手をやっていました。
高橋祥泰厩舎では、1996年のNHKマイルCを勝ったタイキフォーチュンや、ダートの短距離で活躍したサウスヴィグラスなど、走る馬の調教を担当していましたから、いい経験になったのでしょう。
2002年、調教師の試験に受かった久保田君は、次の年の3月に自分の厩舎を開業していて、最初の年は、「6勝・獲得賞金6993万円」という成績でしたけど、2年目だった2004年は、「16勝・獲得賞金2億2193万円」と、一気に数字を伸ばしていましたし、開業5年目だった2007年には、ワイルドワンダーを使ったアンタレスSで初めて重賞を勝つと、この馬でプロキオンSも勝って、更に、ドラゴンファイヤーでシリウスSを勝つなど、全部で29勝を上げて、「6億4874万円」という、開業してから一番多い賞金を稼いでいました。
それに、彼の厩舎は、この後も、エリザベス女王杯と宝塚記念を勝ったマリアライトや、東京新聞杯と京都金杯を勝ったイルーシヴパンサーなどの活躍によって、「6億0187万円」を稼いでいた2015年や、「5億2043万円」を稼いでいた2023年など、コンスタントに「5億円超え」を記録していましたけど、一昨年は、17勝しか上げられなかったことと、小倉サマージャンプを勝ったロスコフ以外の馬があまり活躍できていなかったこともあって、稼いだ賞金は「3億3904万円」と、2023年を大きく下回ってしまったんですよ。
しかも、去年も悪い流れが続いていて、22勝を上げましたけど、重賞を勝てなかったこともあって、稼いだ賞金が「3億8536万円」と、2023年を大きく下回ってしまいましたし、今年は、先週までに14勝を上げていますけど、特別レースを勝てていないこともあって、稼いだ賞金が「2億3107万円」と、まだ2023年の4割くらいです。
もちろん、今の久保田君は、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が3400万円の新潟2歳Sにレッチュベルクなど、3頭を特別レースに登録していますので、私が久保田君でしたら、間違いなくどの馬もメイチに仕上げますね。
主な管理馬:
イルーシヴパンサー(2023年京都金杯など)
マリアライト(2016年宝塚記念など)
ワイルドワンダー(2008年根岸Sなど)
ドラゴンファイヤー(2007年シリウスS)
今週の主な登録馬:
レッチュベルク(新潟2歳S)
リバートゥルー(古町S)
ロフティストーリー(古町S)
担当者:調教師情報部 元調教師M
久保田貴士君は、1978年から2002年まで調教師をやっていた久保田敏夫さんの長男で、敏夫さんは、1987年のスプリンターズS(当時はGII)を勝ったキングフローリックや、1993年のクイーンSを勝ったユキノビジンなどを管理していました。
敏夫さんが調教師の試験に受かった1977年は、まだ東京競馬場に厩舎があって、久保田君も小さい頃は府中に住んでいましたけど、トレセンができた1978年に、美浦に引っ越したんですよ。
府中に住んでいた頃、野球少年だった久保田君は、美浦に引っ越したのをきっかけに馬術を始めると、どんどん上達して、江戸崎西高(現在の江戸崎総合高)の3年生だった時には国体で優勝していましたし、明治大学に馬術の推薦で入学できるくらいの腕前になっていました。
もちろん、久保田君は、大学に進んだ後も馬術を続けて、2年生だった1987年から1989年にかけて、「全日本学生馬術選手権」の「個人の部」を3連覇していましたし、その頃は、馬術でオリンピックを目指していたんですけど、敏夫さんの勧めで、馬術を引退して競馬の世界に進むことを決めたそうです。
大学を卒業した後は、1986年のジャパンCを勝ったジュピターアイランドなどを管理していた、イギリスのクライヴ・ブリテン厩舎で2年くらい馬のことを学んでいました。
彼がブリテン厩舎にいた1991年には、ジャパンCに遠征して12着だったテリモンの「トラベリング・ヘッドラッド」(遠征主任)として日本に来ていたんですよ。
そして、日本に戻ってきてからは、1992年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月から柴田欣也厩舎で厩務員をやって、その後は、高橋英夫厩舎と石毛善彦厩舎と高橋祥泰(よしやす)厩舎で調教助手をやっていました。
高橋祥泰厩舎では、1996年のNHKマイルCを勝ったタイキフォーチュンや、ダートの短距離で活躍したサウスヴィグラスなど、走る馬の調教を担当していましたから、いい経験になったのでしょう。
2002年、調教師の試験に受かった久保田君は、次の年の3月に自分の厩舎を開業していて、最初の年は、「6勝・獲得賞金6993万円」という成績でしたけど、2年目だった2004年は、「16勝・獲得賞金2億2193万円」と、一気に数字を伸ばしていましたし、開業5年目だった2007年には、ワイルドワンダーを使ったアンタレスSで初めて重賞を勝つと、この馬でプロキオンSも勝って、更に、ドラゴンファイヤーでシリウスSを勝つなど、全部で29勝を上げて、「6億4874万円」という、開業してから一番多い賞金を稼いでいました。
それに、彼の厩舎は、この後も、エリザベス女王杯と宝塚記念を勝ったマリアライトや、東京新聞杯と京都金杯を勝ったイルーシヴパンサーなどの活躍によって、「6億0187万円」を稼いでいた2015年や、「5億2043万円」を稼いでいた2023年など、コンスタントに「5億円超え」を記録していましたけど、一昨年は、17勝しか上げられなかったことと、小倉サマージャンプを勝ったロスコフ以外の馬があまり活躍できていなかったこともあって、稼いだ賞金は「3億3904万円」と、2023年を大きく下回ってしまったんですよ。
しかも、去年も悪い流れが続いていて、22勝を上げましたけど、重賞を勝てなかったこともあって、稼いだ賞金が「3億8536万円」と、2023年を大きく下回ってしまいましたし、今年は、先週までに14勝を上げていますけど、特別レースを勝てていないこともあって、稼いだ賞金が「2億3107万円」と、まだ2023年の4割くらいです。
もちろん、今の久保田君は、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が3400万円の新潟2歳Sにレッチュベルクなど、3頭を特別レースに登録していますので、私が久保田君でしたら、間違いなくどの馬もメイチに仕上げますね。
2026/08/17
親父さんはダンスインザダークを管理しとりましたな
橋口慎介調教師(栗東)
主な管理馬:
パンジャタワー(2025年NHKマイルCなど)
セイウンハーデス(2023年七夕賞など)
レーヌブランシュ(2021年レディスプレリュードなど)
グレイスフルリープ(2018年JBCスプリントなど)
今週の主な登録馬:
パンジャタワー(キーンランドC)
パフ(古町S)
担当者:調教師情報部 元調教師T
橋口慎介君は、2016年の2月に定年で調教師を引退した橋口弘次郎さんの長男ですな。
橋口弘次郎厩舎っちゅうたら、誰でもよう知っとる通りで、ダンスインザダークを使った1996年の菊花賞や、ハーツクライを使った2005年の有馬記念や、ワンアンドオンリーを使った2014年のダービーとか、GIを10勝、他も入れたら重賞を96回も勝っとって、JRAで通算991勝を上げとりました。
そんな弘次郎さんを、子供の頃からずっと見てきた慎介君が、「調教師になりたい」と思うようになったんは、まあ当たり前なんやろうし、慎介君は、高校を卒業する前に、「競馬の世界に進みたい」と親父さんに相談したそうですわ。
そしたら、弘次郎さんに、「これからは競馬の世界も英語が必要になるんで、外国で勉強してこい」と言われて、慎介君は、アイルランドのリムリック大学にある競馬専門の学科で、4年間、馬のことを勉強しとりました。
日本に戻ってからの慎介君は、1999年の10月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の4月から池添兼雄厩舎で厩務員と調教助手をやって、2015年に調教師の試験に受かるまでの15年間、ずっと池添厩舎で経験を積んどったんや。
慎介君は、「何としても、父の定年より前に調教師の試験に受かりたい」と思っとったそうやし、見事に2回目の挑戦で受かっとるんやから、ホンマに大したもんですわ。
試験に受かった後は、技術調教師として、角居勝彦厩舎と弘次郎さんの厩舎で、馬のことはもちろん、厩舎をどうやって運営したらエエんかなども教わっとりました。
そんで、2016年の3月に、弘次郎さんの厩舎を引き継ぐ形で自分の厩舎を開業した慎介君は、最初の年に、「14勝・獲得賞金3億0655万円」っちゅう、幸先のいいスタートを切っとったんや。
その後の2年間は、
2017年→15勝・獲得賞金2億9892万円
2018年→15勝・獲得賞金2億8985万円
っちゅう形で賞金が伸び悩んどったんやけど、それからは、
2019年→24勝・獲得賞金3億7435万円
2020年→22勝・獲得賞金3億8605万円
2021年→27勝・獲得賞金4億0323万円
2022年→27勝・獲得賞金4億9528万円
2023年→33勝・獲得賞金6億0452万円
と書けば分かる通り、賞金が右肩上がりになっとったんや。
一昨年は、25勝に終わっとったこともあって、稼いだ賞金が「4億9971万円」と、2023年を下回ってしもうたんやけど、去年は、パンジャタワーを使ったNHKマイルCを勝つなど、重賞を4勝して、他も入れたら全部で20勝を上げて、稼いだ賞金が「6億2067万円」と、開業してから一番の数字になっとりました。
ただ、今年は勢いが止まっとって、先週までに13勝を上げとるんやけど、重賞を勝てとらんこともあって、稼いだ賞金が「4億0656万円」と、去年の同じ時期(8月17日【日】まで)の「4億2417万円」を少しとは言え下回っとるんで、今の慎介君は、「去年の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が4300万円のキーンランドCにパンジャタワー、1着賞金が1870万円の古町Sにパフを登録してきましたんで、慎介君がどっちもメイチに仕上げてくるとワシは見とります。
主な管理馬:
パンジャタワー(2025年NHKマイルCなど)
セイウンハーデス(2023年七夕賞など)
レーヌブランシュ(2021年レディスプレリュードなど)
グレイスフルリープ(2018年JBCスプリントなど)
今週の主な登録馬:
パンジャタワー(キーンランドC)
パフ(古町S)
担当者:調教師情報部 元調教師T
橋口慎介君は、2016年の2月に定年で調教師を引退した橋口弘次郎さんの長男ですな。
橋口弘次郎厩舎っちゅうたら、誰でもよう知っとる通りで、ダンスインザダークを使った1996年の菊花賞や、ハーツクライを使った2005年の有馬記念や、ワンアンドオンリーを使った2014年のダービーとか、GIを10勝、他も入れたら重賞を96回も勝っとって、JRAで通算991勝を上げとりました。
そんな弘次郎さんを、子供の頃からずっと見てきた慎介君が、「調教師になりたい」と思うようになったんは、まあ当たり前なんやろうし、慎介君は、高校を卒業する前に、「競馬の世界に進みたい」と親父さんに相談したそうですわ。
そしたら、弘次郎さんに、「これからは競馬の世界も英語が必要になるんで、外国で勉強してこい」と言われて、慎介君は、アイルランドのリムリック大学にある競馬専門の学科で、4年間、馬のことを勉強しとりました。
日本に戻ってからの慎介君は、1999年の10月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の4月から池添兼雄厩舎で厩務員と調教助手をやって、2015年に調教師の試験に受かるまでの15年間、ずっと池添厩舎で経験を積んどったんや。
慎介君は、「何としても、父の定年より前に調教師の試験に受かりたい」と思っとったそうやし、見事に2回目の挑戦で受かっとるんやから、ホンマに大したもんですわ。
試験に受かった後は、技術調教師として、角居勝彦厩舎と弘次郎さんの厩舎で、馬のことはもちろん、厩舎をどうやって運営したらエエんかなども教わっとりました。
そんで、2016年の3月に、弘次郎さんの厩舎を引き継ぐ形で自分の厩舎を開業した慎介君は、最初の年に、「14勝・獲得賞金3億0655万円」っちゅう、幸先のいいスタートを切っとったんや。
その後の2年間は、
2017年→15勝・獲得賞金2億9892万円
2018年→15勝・獲得賞金2億8985万円
っちゅう形で賞金が伸び悩んどったんやけど、それからは、
2019年→24勝・獲得賞金3億7435万円
2020年→22勝・獲得賞金3億8605万円
2021年→27勝・獲得賞金4億0323万円
2022年→27勝・獲得賞金4億9528万円
2023年→33勝・獲得賞金6億0452万円
と書けば分かる通り、賞金が右肩上がりになっとったんや。
一昨年は、25勝に終わっとったこともあって、稼いだ賞金が「4億9971万円」と、2023年を下回ってしもうたんやけど、去年は、パンジャタワーを使ったNHKマイルCを勝つなど、重賞を4勝して、他も入れたら全部で20勝を上げて、稼いだ賞金が「6億2067万円」と、開業してから一番の数字になっとりました。
ただ、今年は勢いが止まっとって、先週までに13勝を上げとるんやけど、重賞を勝てとらんこともあって、稼いだ賞金が「4億0656万円」と、去年の同じ時期(8月17日【日】まで)の「4億2417万円」を少しとは言え下回っとるんで、今の慎介君は、「去年の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が4300万円のキーンランドCにパンジャタワー、1着賞金が1870万円の古町Sにパフを登録してきましたんで、慎介君がどっちもメイチに仕上げてくるとワシは見とります。
