注目調教師
2025/11/25
日本獣医畜産大学の馬術部に入っとりました
斉藤崇史調教師(栗東)
主な管理馬:
ジェラルディーナ(2022年エリザベス女王杯など)
キラーアビリティ(2021年ホープフルSなど)
クロノジェネシス(2021年宝塚記念など)
ラウダシオン(2020年NHKマイルCなど)
今週の主な登録馬:
クロワデュノール(ジャパンC)
ヤマニンアルリフラ(京阪杯)
カラペルソナ(京都2歳S)
グロリアラウス(キャピタルS)
マルチャレアル(花園S)
担当者:調教師情報部 元調教師I
神奈川県出身の斉藤崇史君は、中学生の時に、マヤノトップガンが勝った1995年の有馬記念を見たことがきっかけで競馬が大好きになって、高校生の時に、夏休みを使って北海道の牧場で1ヶ月くらい住み込みで働いて、そん時に、「調教師を目指す」と決めたそうですな。
せやから、進学先に日本獣医畜産大学(今の日本獣医生命科学大学)を選んで、もちろん馬術部に入っとったし、在学中は、「小松温泉牧場」(住所:石川県小松市埴田町21)でアルバイトをしとって、四年生の時には、もっと馬のことを勉強するために、半年くらいアイルランドに留学しとって、卒業した後は、2年くらい「ノーザンファーム」(住所:北海道勇払郡安平町早来源武275)で働いとったんですわ。
それから、2007年の6月に競馬学校の厩務員課程に入っとって、次の年の2月からは松永幹夫厩舎で厩務員を、7月からは調教助手をやっとったんや。
松永厩舎に入ってから1年くらいの時に斉藤君は、レッドディザイアの担当になって、この馬が2009年の秋華賞を勝っとるし、ドバイとアメリカに遠征した時も帯同しとったんですわ。
2014年の12月、調教師の試験に受かった斉藤君は、2016年の3月に自分の厩舎を開業しとって、この年は「7勝・獲得賞金1億4086万円」っちゅう成績を残しとりました。
でもって、その後の3年間は、
2017年→17勝・獲得賞金2億9929万円
2018年→25勝・獲得賞金3億9086万円
2019年→24勝・獲得賞金5億9503万円
と書けば分かる通りで、賞金が「完全に右肩上がり」やったし、特に2019年は、クロノジェネシスを使ったクイーンCで初めて重賞を勝つと、この馬を使った秋華賞で、初めてGIを勝ったんですわ。
この後も、斉藤君の厩舎はエエ流れが続いとって、2020年は、ラウダシオンを使ったNHKマイルC、クロノジェネシスを使った宝塚記念と有馬記念を勝つなど、重賞を5勝、全部で34勝を上げて、稼いだ賞金は「13億5145万円」と、今までで一番の数字やったし、2021年も、クロノジェネシスを使った宝塚記念、キラーアビリティを使ったホープフルSを勝つなど、44勝を上げとって、2020年の次に多い「11億6956万円」の賞金を稼いどりました。
ただ、その後の3年間は、ジェラルディーナで2022年のエリザベス女王杯、クロワデュノールで去年のホープフルSを勝つなど、重賞を11勝もしとるんやけど、全体では、
2022年→37勝・獲得賞金11億0689万円
2023年→29勝・獲得賞金7億7421万円
2024年→42勝・獲得賞金8億0950万円
っちゅう成績で、2021年までを大きく下回っとったんや。
もちろん、今年を迎えるにあたって、斉藤君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、今年は、クロワデュノールでダービーを勝つなど、重賞を4勝して、他も入れたら、先週までに45勝を上げて、「調教師リーディング3位」になっとるし、稼いだ賞金が「12億0179万円」と、もう去年を大きく上回っとります。
せやから、今の斉藤君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうし、そんな中、今週は、
1着賞金が5億円のジャパンC
クロワデュノール
1着賞金が4100万円の京阪杯
ヤマニンアルリフラ
1着賞金が3300万円の京都2歳S
カラペルソナ
1着賞金が2700万円のキャピタルS
グロリアラウス
など、5頭を特別レースに登録してきましたんで、どれもメイチに仕上げてくるやろうな。
主な管理馬:
ジェラルディーナ(2022年エリザベス女王杯など)
キラーアビリティ(2021年ホープフルSなど)
クロノジェネシス(2021年宝塚記念など)
ラウダシオン(2020年NHKマイルCなど)
今週の主な登録馬:
クロワデュノール(ジャパンC)
ヤマニンアルリフラ(京阪杯)
カラペルソナ(京都2歳S)
グロリアラウス(キャピタルS)
マルチャレアル(花園S)
担当者:調教師情報部 元調教師I
神奈川県出身の斉藤崇史君は、中学生の時に、マヤノトップガンが勝った1995年の有馬記念を見たことがきっかけで競馬が大好きになって、高校生の時に、夏休みを使って北海道の牧場で1ヶ月くらい住み込みで働いて、そん時に、「調教師を目指す」と決めたそうですな。
せやから、進学先に日本獣医畜産大学(今の日本獣医生命科学大学)を選んで、もちろん馬術部に入っとったし、在学中は、「小松温泉牧場」(住所:石川県小松市埴田町21)でアルバイトをしとって、四年生の時には、もっと馬のことを勉強するために、半年くらいアイルランドに留学しとって、卒業した後は、2年くらい「ノーザンファーム」(住所:北海道勇払郡安平町早来源武275)で働いとったんですわ。
それから、2007年の6月に競馬学校の厩務員課程に入っとって、次の年の2月からは松永幹夫厩舎で厩務員を、7月からは調教助手をやっとったんや。
松永厩舎に入ってから1年くらいの時に斉藤君は、レッドディザイアの担当になって、この馬が2009年の秋華賞を勝っとるし、ドバイとアメリカに遠征した時も帯同しとったんですわ。
2014年の12月、調教師の試験に受かった斉藤君は、2016年の3月に自分の厩舎を開業しとって、この年は「7勝・獲得賞金1億4086万円」っちゅう成績を残しとりました。
でもって、その後の3年間は、
2017年→17勝・獲得賞金2億9929万円
2018年→25勝・獲得賞金3億9086万円
2019年→24勝・獲得賞金5億9503万円
と書けば分かる通りで、賞金が「完全に右肩上がり」やったし、特に2019年は、クロノジェネシスを使ったクイーンCで初めて重賞を勝つと、この馬を使った秋華賞で、初めてGIを勝ったんですわ。
この後も、斉藤君の厩舎はエエ流れが続いとって、2020年は、ラウダシオンを使ったNHKマイルC、クロノジェネシスを使った宝塚記念と有馬記念を勝つなど、重賞を5勝、全部で34勝を上げて、稼いだ賞金は「13億5145万円」と、今までで一番の数字やったし、2021年も、クロノジェネシスを使った宝塚記念、キラーアビリティを使ったホープフルSを勝つなど、44勝を上げとって、2020年の次に多い「11億6956万円」の賞金を稼いどりました。
ただ、その後の3年間は、ジェラルディーナで2022年のエリザベス女王杯、クロワデュノールで去年のホープフルSを勝つなど、重賞を11勝もしとるんやけど、全体では、
2022年→37勝・獲得賞金11億0689万円
2023年→29勝・獲得賞金7億7421万円
2024年→42勝・獲得賞金8億0950万円
っちゅう成績で、2021年までを大きく下回っとったんや。
もちろん、今年を迎えるにあたって、斉藤君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、今年は、クロワデュノールでダービーを勝つなど、重賞を4勝して、他も入れたら、先週までに45勝を上げて、「調教師リーディング3位」になっとるし、稼いだ賞金が「12億0179万円」と、もう去年を大きく上回っとります。
せやから、今の斉藤君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうし、そんな中、今週は、
1着賞金が5億円のジャパンC
クロワデュノール
1着賞金が4100万円の京阪杯
ヤマニンアルリフラ
1着賞金が3300万円の京都2歳S
カラペルソナ
1着賞金が2700万円のキャピタルS
グロリアラウス
など、5頭を特別レースに登録してきましたんで、どれもメイチに仕上げてくるやろうな。
2025/11/25
中山競馬場で誘導馬の世話をしていたんですよ
堀宣行調教師(美浦)
主な管理馬:
タスティエーラ(2023年ダービーなど)
カフェファラオ(2022年フェブラリーSなど)
サトノクラウン(2017年宝塚記念など)
モーリス(2016年天皇賞・秋など)
今週の主な登録馬:
シュトルーヴェ(ジャパンC)
タスティエーラ(ジャパンC)
ダノンベルーガ(ジャパンC)
サトノカルナバル(キャピタルS)
ダノンエアズロック(キャピタルS)
アルカディアカフェ(カトレアS)
担当者:調教師情報部 元調教師M
千葉県市川市出身の堀宣行(のりゆき)君は、日本大学の商学部に通っている時に、実家から近かった中山競馬場で、誘導馬の世話をするアルバイトをしていたんですよ。
大学を出た後は、電気設備の工事などをやっていることで有名な「関電工」(本社所在地:東京都港区芝浦)で、経理の仕事をしていたんですが、1991年に、「関電工」を辞めて競馬学校の厩務員課程に入ったように、中山競馬場でアルバイトをしていた頃から、「馬に関わる仕事をしたい」という気持ちがあったのでしょう。
競馬学校を出てからの堀君は、諏訪富三厩舎で厩務員をやって、二ノ宮敬宇(よしたか)厩舎で調教助手をやって、2003年に自分の厩舎を開業しました。
初めの年は、「6勝・獲得賞金1億2370万円」という成績でしたけど、次の年に、「16勝・獲得賞金2億2801万円」と大きく数字を伸ばすと、2005年からは、ずっと20勝以上をキープしていますし、ビーナスラインを使った2006年の函館スプリントSで初めて重賞を勝った堀君は、キンシャサノキセキを使った2010年の高松宮記念で初めてGIを勝っていて、その後も、ドゥラメンテを使った2015年のダービーと皐月賞を勝つなど、今までにJRAで、「GIの16勝を含めて重賞を79勝」という実績を残しています。
それに海外でも、モーリスやネオリアリズムなどでG1を7勝もしているのですから、本当に大したものです。
2015年は、ドゥラメンテやモーリスなどがよく走りましたから、JRAで「重賞8勝を含む54勝・獲得賞金15億2485万円」という成績を残して、初めて「調教師リーディング1位」になっていました。
その後は、
2016年→44勝・獲得賞金13億0934万円(リーディング5位)
2017年→48勝・獲得賞金11億3661万円(同4位)
2018年→49勝・獲得賞金7億4753万円(同5位)
2019年→54勝・獲得賞金9億7056万円(同2位)
2020年→48勝・獲得賞金12億0988万円(同3位)
2021年→35勝・獲得賞金8億2426万円(同14位)
2022年→34勝・獲得賞金11億3958万円(同18位)
と書けば分かる通り、「リーディング1位」を逃し続けていましたし、特に2021年と2022年は、「リーディングのトップ10」にも入れなかったんですけど、一昨年は、タスティエーラでダービーを勝つなど、重賞を4勝、全部で38勝を上げて、稼いだ賞金が「14億1416万円」と、2022年の数字を大きく上回って、調教師リーディングは9位になっています。
ただ、去年は、チャックネイトでアメリカJCCを勝って、シュトルーヴェで日経賞と目黒記念を勝つなど、重賞を7勝もして、全部で48勝を上げましたけど、GIを勝てなかったことなどが響いて、稼いだ賞金は「11億3877万円」と、一昨年を大きく下回ってしまったんですよ。
それに、今年も悪い流れが続いていて、海外で、タスティエーラを使ったクイーンエリザベス2世Cを勝って、1568万香港ドル(約3億円)の賞金を稼いでいますし、JRAでは、サトノレーヴで高松宮記念を勝つなど、先週までに37勝を上げていますけど、去年は7勝もしていた重賞を、まだ4勝しかできていないこともあって、稼いだ賞金が「9億5148万円」と、去年の同じ時期(11月24日【日】まで)の「10億7774万円」を下回っています。
もちろん、今の堀君は、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうし、そんな中、今週は、1着賞金が5億円のジャパンCにシュトルーヴェとタスティエーラとダノンベルーガ、1着賞金が2700万円のキャピタルSにサトノカルナバルとダノンエアズロックなど、6頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたので、どれもメイチに仕上げてくるでしょうね。
主な管理馬:
タスティエーラ(2023年ダービーなど)
カフェファラオ(2022年フェブラリーSなど)
サトノクラウン(2017年宝塚記念など)
モーリス(2016年天皇賞・秋など)
今週の主な登録馬:
シュトルーヴェ(ジャパンC)
タスティエーラ(ジャパンC)
ダノンベルーガ(ジャパンC)
サトノカルナバル(キャピタルS)
ダノンエアズロック(キャピタルS)
アルカディアカフェ(カトレアS)
担当者:調教師情報部 元調教師M
千葉県市川市出身の堀宣行(のりゆき)君は、日本大学の商学部に通っている時に、実家から近かった中山競馬場で、誘導馬の世話をするアルバイトをしていたんですよ。
大学を出た後は、電気設備の工事などをやっていることで有名な「関電工」(本社所在地:東京都港区芝浦)で、経理の仕事をしていたんですが、1991年に、「関電工」を辞めて競馬学校の厩務員課程に入ったように、中山競馬場でアルバイトをしていた頃から、「馬に関わる仕事をしたい」という気持ちがあったのでしょう。
競馬学校を出てからの堀君は、諏訪富三厩舎で厩務員をやって、二ノ宮敬宇(よしたか)厩舎で調教助手をやって、2003年に自分の厩舎を開業しました。
初めの年は、「6勝・獲得賞金1億2370万円」という成績でしたけど、次の年に、「16勝・獲得賞金2億2801万円」と大きく数字を伸ばすと、2005年からは、ずっと20勝以上をキープしていますし、ビーナスラインを使った2006年の函館スプリントSで初めて重賞を勝った堀君は、キンシャサノキセキを使った2010年の高松宮記念で初めてGIを勝っていて、その後も、ドゥラメンテを使った2015年のダービーと皐月賞を勝つなど、今までにJRAで、「GIの16勝を含めて重賞を79勝」という実績を残しています。
それに海外でも、モーリスやネオリアリズムなどでG1を7勝もしているのですから、本当に大したものです。
2015年は、ドゥラメンテやモーリスなどがよく走りましたから、JRAで「重賞8勝を含む54勝・獲得賞金15億2485万円」という成績を残して、初めて「調教師リーディング1位」になっていました。
その後は、
2016年→44勝・獲得賞金13億0934万円(リーディング5位)
2017年→48勝・獲得賞金11億3661万円(同4位)
2018年→49勝・獲得賞金7億4753万円(同5位)
2019年→54勝・獲得賞金9億7056万円(同2位)
2020年→48勝・獲得賞金12億0988万円(同3位)
2021年→35勝・獲得賞金8億2426万円(同14位)
2022年→34勝・獲得賞金11億3958万円(同18位)
と書けば分かる通り、「リーディング1位」を逃し続けていましたし、特に2021年と2022年は、「リーディングのトップ10」にも入れなかったんですけど、一昨年は、タスティエーラでダービーを勝つなど、重賞を4勝、全部で38勝を上げて、稼いだ賞金が「14億1416万円」と、2022年の数字を大きく上回って、調教師リーディングは9位になっています。
ただ、去年は、チャックネイトでアメリカJCCを勝って、シュトルーヴェで日経賞と目黒記念を勝つなど、重賞を7勝もして、全部で48勝を上げましたけど、GIを勝てなかったことなどが響いて、稼いだ賞金は「11億3877万円」と、一昨年を大きく下回ってしまったんですよ。
それに、今年も悪い流れが続いていて、海外で、タスティエーラを使ったクイーンエリザベス2世Cを勝って、1568万香港ドル(約3億円)の賞金を稼いでいますし、JRAでは、サトノレーヴで高松宮記念を勝つなど、先週までに37勝を上げていますけど、去年は7勝もしていた重賞を、まだ4勝しかできていないこともあって、稼いだ賞金が「9億5148万円」と、去年の同じ時期(11月24日【日】まで)の「10億7774万円」を下回っています。
もちろん、今の堀君は、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうし、そんな中、今週は、1着賞金が5億円のジャパンCにシュトルーヴェとタスティエーラとダノンベルーガ、1着賞金が2700万円のキャピタルSにサトノカルナバルとダノンエアズロックなど、6頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたので、どれもメイチに仕上げてくるでしょうね。
2025/11/25
松田国英厩舎でクロフネを担当しとったんや
友道康夫調教師(栗東)
主な管理馬:
ドウデュース(2022年ダービーなど)
ワールドプレミア(2021年天皇賞・春など)
ワグネリアン(2018年ダービーなど)
シュヴァルグラン(2017年ジャパンCなど)
今週の主な登録馬:
アドマイヤテラ(ジャパンC)
ヨーホーレイク(ジャパンC)
ジャスティンスカイ(京阪杯)
シヴァース(キャピタルS)
ジュンブロッサム(キャピタルS)
コルレオニス(ウェルカムS)
エヴァンスウィート(東山S)
担当者:調教師情報部 元調教師H
兵庫県赤穂市出身の友道康夫君は、大阪府立大学の農学部獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一厩舎で厩務員と調教助手をやって、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英厩舎で調教助手をやっとりました。
ちなみに、友道君がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィークやアグネスデジタルとかでお馴染みやった白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。
友道君が浅見国一厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田国英厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったし、NHKマイルCやジャパンCダートなどを勝ったクロフネを担当しとったんやから、ホンマにエエ経験ができたんやろ。
2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年が3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。
しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、
2013年と2014年のヴィクトリアマイルを勝ったヴィルシーナ
2016年のダービーを勝ったマカヒキ
2016年の秋華賞と2017年のドバイターフを勝ったヴィブロス
2018年のダービーを勝ったワグネリアン
2019年のNHKマイルCと香港マイルなどを勝ったアドマイヤマーズ
2019年の菊花賞と2021年の天皇賞・春を勝ったワールドプレミア
2022年のダービーと去年のジャパンCなどを勝ったドウデュース
など、多くの馬を活躍させとって、今までにJRAのGIを23回も勝っとるし、他も入れたら重賞を77勝もしとりますな。
2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう成績を残しとって、それから2015年までは2012年の数字を超えられなかったんやけど、2016年から去年までは、
2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
2018年→43勝・獲得賞金14億9300万円
2019年→36勝・獲得賞金14億6996万円
2020年→50勝・獲得賞金11億1020万円
2021年→48勝・獲得賞金14億2059万円
2022年→40勝・獲得賞金15億9590万円
2023年→41勝・獲得賞金18億2003万円
2024年→53勝・獲得賞金22億9614万円
と書けば分かる通りで、毎年10億円以上の賞金を稼いどったし、特に去年は、勝利数と賞金のどっちも、今までで一番の数字やったんですわ。
ただ、今年は流れが悪くなっとって、カムニャックでオークスを勝つなど、重賞を7勝しとって、他も入れたら、先週までに40勝を上げとるんやけど、去年は4勝もしとったGIを1勝しかできとらんこともあって、稼いだ賞金が「15億1086万円」と、まだ去年の6割ぐらいなんで、今の友達君は、「去年の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろ。
それに、彼の厩舎は、JRAで17億5347万円の賞金を稼いどったドウデュースを、去年のジャパンCを最後に引退させとるんで、ワシが友道君やったら、「その分を他の馬で稼ぎたい」とも考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が5億円のジャパンCにアドマイヤテラとヨーホーレイク、1着賞金が4100万円の京阪杯にジャスティンスカイ、1着賞金が2700万円のキャピタルSにシヴァースとジュンブロッサムなど、7頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、「どれも勝負懸かり」と考えとった方がエエやろ。
主な管理馬:
ドウデュース(2022年ダービーなど)
ワールドプレミア(2021年天皇賞・春など)
ワグネリアン(2018年ダービーなど)
シュヴァルグラン(2017年ジャパンCなど)
今週の主な登録馬:
アドマイヤテラ(ジャパンC)
ヨーホーレイク(ジャパンC)
ジャスティンスカイ(京阪杯)
シヴァース(キャピタルS)
ジュンブロッサム(キャピタルS)
コルレオニス(ウェルカムS)
エヴァンスウィート(東山S)
担当者:調教師情報部 元調教師H
兵庫県赤穂市出身の友道康夫君は、大阪府立大学の農学部獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一厩舎で厩務員と調教助手をやって、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英厩舎で調教助手をやっとりました。
ちなみに、友道君がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィークやアグネスデジタルとかでお馴染みやった白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。
友道君が浅見国一厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田国英厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったし、NHKマイルCやジャパンCダートなどを勝ったクロフネを担当しとったんやから、ホンマにエエ経験ができたんやろ。
2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年が3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。
しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、
2013年と2014年のヴィクトリアマイルを勝ったヴィルシーナ
2016年のダービーを勝ったマカヒキ
2016年の秋華賞と2017年のドバイターフを勝ったヴィブロス
2018年のダービーを勝ったワグネリアン
2019年のNHKマイルCと香港マイルなどを勝ったアドマイヤマーズ
2019年の菊花賞と2021年の天皇賞・春を勝ったワールドプレミア
2022年のダービーと去年のジャパンCなどを勝ったドウデュース
など、多くの馬を活躍させとって、今までにJRAのGIを23回も勝っとるし、他も入れたら重賞を77勝もしとりますな。
2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう成績を残しとって、それから2015年までは2012年の数字を超えられなかったんやけど、2016年から去年までは、
2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
2018年→43勝・獲得賞金14億9300万円
2019年→36勝・獲得賞金14億6996万円
2020年→50勝・獲得賞金11億1020万円
2021年→48勝・獲得賞金14億2059万円
2022年→40勝・獲得賞金15億9590万円
2023年→41勝・獲得賞金18億2003万円
2024年→53勝・獲得賞金22億9614万円
と書けば分かる通りで、毎年10億円以上の賞金を稼いどったし、特に去年は、勝利数と賞金のどっちも、今までで一番の数字やったんですわ。
ただ、今年は流れが悪くなっとって、カムニャックでオークスを勝つなど、重賞を7勝しとって、他も入れたら、先週までに40勝を上げとるんやけど、去年は4勝もしとったGIを1勝しかできとらんこともあって、稼いだ賞金が「15億1086万円」と、まだ去年の6割ぐらいなんで、今の友達君は、「去年の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろ。
それに、彼の厩舎は、JRAで17億5347万円の賞金を稼いどったドウデュースを、去年のジャパンCを最後に引退させとるんで、ワシが友道君やったら、「その分を他の馬で稼ぎたい」とも考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が5億円のジャパンCにアドマイヤテラとヨーホーレイク、1着賞金が4100万円の京阪杯にジャスティンスカイ、1着賞金が2700万円のキャピタルSにシヴァースとジュンブロッサムなど、7頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、「どれも勝負懸かり」と考えとった方がエエやろ。
2025/11/25
親父さんはジェンティルドンナを管理しとりましたな
石坂公一調教師(栗東)
主な管理馬:
サンライズアース(2025年阪神大賞典)
イズジョーノキセキ(2022年府中牝馬S)
テオレーマ(2021年JBCレディスクラシックなど)
今週の主な登録馬:
サンライズアース(ジャパンC)
ロックターミガン(京都2歳S)
担当者:調教師情報部 元調教師Y
石坂公一君は、2007年のジャパンCダートや、2008年のフェブラリーSとか、ダートのG1を勝ちまくったヴァーミリアンや、2012年の牝馬三冠を達成したジェンティルドンナとかを管理しとって、2021年の2月に定年で引退するまでに、JRAで、GIの14勝を入れて重賞を49勝、通算で690勝っちゅう実績を残しとる、石坂正(せい)さんの息子ですな。
公一君は、正さんが管理しとったサンライズペガサスが、屈腱炎を克服して復活した姿に感動して、競馬の世界で働くことを決めたそうで、立命館大学を卒業した後、牧場で働いてから、2008年の9月に競馬学校の厩務員過程に入って、次の年の5月から羽月(はつき)友彦厩舎で厩務員をやって、その年の7月から調教助手をやっとりました。
ちなみに羽月君は、1998年から2006年の12月に調教師の試験に受かるまで、正さんの厩舎で調教助手をやっとりましたな。
2017年の12月、34歳の若さで調教師の試験に受かった公一君は、技術調教師として、正さんの厩舎で色んなことを勉強してから、2019年の3月に自分の厩舎を開業しとって、同期は、稲垣幸雄君、上村洋行君、加藤士津八君、坂口智康君、長谷川浩大君、深山雅史君の6人がおるんや。
開業してから、公一君の厩舎は、最初の年が、「6勝・獲得賞金1億3931万円」っちゅう成績やったけど、2年目やった2020年は、「19勝・獲得賞金3億2517万円」っちゅう成績を残して、前の年を大きく上回っとりました。
そんでもって、2021年も、「20勝・獲得賞金3億9933万円」っちゅう、開業3年目としては十分な成績を残しとったし、地方では、テオレーマを使ったマリーンCで初めての重賞勝ちを飾っとって、この馬で、交流G1のJBCレディスクラシックも勝っとったんですわ。
それに、その後もエエ流れが続いとって、2022年は、イズジョーノキセキを使った府中牝馬Sで、「JRAでは初めての重賞勝ち」を飾っとったし、他も入れたら全部で24勝を上げて、「4億9582万円」っちゅう賞金を稼いどって、一昨年は、27勝を上げて、稼いだ賞金が「4億8014万円」っちゅう、前の年とほぼ変わらん数字やったんや。
ただ、去年は「20勝・獲得賞金4億2313万円」っちゅう成績で、2022年と一昨年を大きく下回っとったから、今年を迎えるにあたって、公一君は巻き返しに燃えとったんやろうな。
実際、今年は、サンライズフレイムで地方交流重賞のテレ玉杯オーバルスプリントを勝って、「3000万円」の賞金を稼いどるし、JRAでは、サンライズアースで阪神大賞典を勝つなど、先週までに27勝を上げて、稼いだ賞金が「5億9466万円」と、今までで一番の数字になっとるから、もちろん、今の公一君は、「この勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が5億円のジャパンCにサンライズアース、1着賞金が3300万円の京都2歳Sにロックターミガンを登録してきましたんで、ワシが公一君やったら、どっちもキッチリ仕上げますわ。
それに、公一君の厩舎は、さっき書いた通り、交流G1は勝っとるんやけど、まだJRAのGIを勝てとらんから、ジャパンCのサンライズアースには、「この馬でJRAでは初めてのGI勝ちを」っちゅう思いも込められているとワシは見とるんや。
主な管理馬:
サンライズアース(2025年阪神大賞典)
イズジョーノキセキ(2022年府中牝馬S)
テオレーマ(2021年JBCレディスクラシックなど)
今週の主な登録馬:
サンライズアース(ジャパンC)
ロックターミガン(京都2歳S)
担当者:調教師情報部 元調教師Y
石坂公一君は、2007年のジャパンCダートや、2008年のフェブラリーSとか、ダートのG1を勝ちまくったヴァーミリアンや、2012年の牝馬三冠を達成したジェンティルドンナとかを管理しとって、2021年の2月に定年で引退するまでに、JRAで、GIの14勝を入れて重賞を49勝、通算で690勝っちゅう実績を残しとる、石坂正(せい)さんの息子ですな。
公一君は、正さんが管理しとったサンライズペガサスが、屈腱炎を克服して復活した姿に感動して、競馬の世界で働くことを決めたそうで、立命館大学を卒業した後、牧場で働いてから、2008年の9月に競馬学校の厩務員過程に入って、次の年の5月から羽月(はつき)友彦厩舎で厩務員をやって、その年の7月から調教助手をやっとりました。
ちなみに羽月君は、1998年から2006年の12月に調教師の試験に受かるまで、正さんの厩舎で調教助手をやっとりましたな。
2017年の12月、34歳の若さで調教師の試験に受かった公一君は、技術調教師として、正さんの厩舎で色んなことを勉強してから、2019年の3月に自分の厩舎を開業しとって、同期は、稲垣幸雄君、上村洋行君、加藤士津八君、坂口智康君、長谷川浩大君、深山雅史君の6人がおるんや。
開業してから、公一君の厩舎は、最初の年が、「6勝・獲得賞金1億3931万円」っちゅう成績やったけど、2年目やった2020年は、「19勝・獲得賞金3億2517万円」っちゅう成績を残して、前の年を大きく上回っとりました。
そんでもって、2021年も、「20勝・獲得賞金3億9933万円」っちゅう、開業3年目としては十分な成績を残しとったし、地方では、テオレーマを使ったマリーンCで初めての重賞勝ちを飾っとって、この馬で、交流G1のJBCレディスクラシックも勝っとったんですわ。
それに、その後もエエ流れが続いとって、2022年は、イズジョーノキセキを使った府中牝馬Sで、「JRAでは初めての重賞勝ち」を飾っとったし、他も入れたら全部で24勝を上げて、「4億9582万円」っちゅう賞金を稼いどって、一昨年は、27勝を上げて、稼いだ賞金が「4億8014万円」っちゅう、前の年とほぼ変わらん数字やったんや。
ただ、去年は「20勝・獲得賞金4億2313万円」っちゅう成績で、2022年と一昨年を大きく下回っとったから、今年を迎えるにあたって、公一君は巻き返しに燃えとったんやろうな。
実際、今年は、サンライズフレイムで地方交流重賞のテレ玉杯オーバルスプリントを勝って、「3000万円」の賞金を稼いどるし、JRAでは、サンライズアースで阪神大賞典を勝つなど、先週までに27勝を上げて、稼いだ賞金が「5億9466万円」と、今までで一番の数字になっとるから、もちろん、今の公一君は、「この勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が5億円のジャパンCにサンライズアース、1着賞金が3300万円の京都2歳Sにロックターミガンを登録してきましたんで、ワシが公一君やったら、どっちもキッチリ仕上げますわ。
それに、公一君の厩舎は、さっき書いた通り、交流G1は勝っとるんやけど、まだJRAのGIを勝てとらんから、ジャパンCのサンライズアースには、「この馬でJRAでは初めてのGI勝ちを」っちゅう思いも込められているとワシは見とるんや。
