「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2025/07/14
松田国英厩舎の調教助手としてクロフネを担当しとったんや
友道康夫調教師(栗東)

主な管理馬:
ドウデュース(2022年ダービーなど)
ワールドプレミア(2021年天皇賞・春など)
ワグネリアン(2018年ダービーなど)
シュヴァルグラン(2017年ジャパンCなど)

今週の主な登録馬:
オールセインツ(小倉記念)
メリオーレム(小倉記念)
エヴァンスウィート(潮騒特別)
ロードマンハイム(不知火特別)
サトノブリジャール(湯浜特別)

担当者:調教師情報部 元調教師H

兵庫県赤穂市出身の友道康夫君は、大阪府立大学の農学部獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一厩舎で厩務員と調教助手をやって、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英厩舎で調教助手をやっとりました。

ちなみに、友道君がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィークやアグネスデジタルとかでお馴染みやった白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。

友道君が浅見国一厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田国英厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったし、NHKマイルCやジャパンCダートなどを勝ったクロフネを担当しとったんやから、ホンマにエエ経験ができたんやろ。

2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年が3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。

しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、

2013年と2014年のヴィクトリアマイルを勝ったヴィルシーナ

2016年のダービーを勝ったマカヒキ

2016年の秋華賞と2017年のドバイターフを勝ったヴィブロス

2018年のダービーを勝ったワグネリアン

2019年のNHKマイルCと香港マイルなどを勝ったアドマイヤマーズ

2019年の菊花賞と2021年の天皇賞・春を勝ったワールドプレミア

2022年のダービーと去年のジャパンCなどを勝ったドウデュース

など、多くの馬を活躍させとって、今までにJRAのGIを23回も勝っとるし、他も入れたら重賞を76勝もしとりますな。

2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう成績を残しとって、それから2015年までは2012年の数字を超えられなかったんやけど、2016年からの去年までは、

2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
2018年→43勝・獲得賞金14億9300万円
2019年→36勝・獲得賞金14億6996万円
2020年→50勝・獲得賞金11億1020万円
2021年→48勝・獲得賞金14億2059万円
2022年→40勝・獲得賞金15億9590万円
2023年→41勝・獲得賞金18億2003万円
2024年→53勝・獲得賞金22億9614万円

と書けば分かる通りで、毎年10億円以上の賞金を稼いどったし、特に去年は、勝利数と賞金のどっちも、今までで一番の数字やったんですわ。

そんで、今年もエエ流れが続いとって、カムニャックでオークスを勝つなど、重賞を5勝もしとって、他も入れたら、先週までに24勝を上げて、「調教師リーディング4位」になっとるし、稼いだ賞金が「10億0757万円」と、去年の同じ時期(7月14日【日】まで)の「9億9348万円」を上回っとるんで、今の友達君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。

それに、彼の厩舎は、JRAで17億5347万円の賞金を稼いどったドウデュースを、去年のジャパンCを最後に引退させとるんで、ワシが友道君やったら、「その分を他の馬で稼ぎたい」とも考えますわ。

そんな中、今週は、1着賞金が4300万円の小倉記念にオールセインツとメリオーレムなど、特別レースに5頭を登録してきましたんで、「どれも勝負懸かり」と考えとった方がエエやろ。

2025/07/14
進学校として有名な安田学園高校で馬術をやっていたんですよ
清水英克調教師(美浦)

主な管理馬:
ケイティクレバー(2022年東京ジャンプS)
ガルボ(2014年函館スプリントSなど)
コスモネモシン(2013年新潟記念など)

今週の主な登録馬:
クラディスティーナ(函館2歳S)
ロイヤルダンス(米沢特別)

担当者:調教師情報部 元調教師N

清水英克君は、千葉県市川市の出身で、小学6年生だった頃、お父さんの車でたまたま中山競馬場の近くを通った時に、「ここには馬がたくさんいるんだぞ」と教えてもらって、それから、馬を見るために自転車で1時間くらいかけて競馬場に通っていたそうです。

ある日、競馬場で馬を眺めていたら、厩務員さんに声を掛けられて、馬に乗せてくれたそうで、それですっかり馬に乗るのが好きになって、中学生になってからはずっと乗馬をやっていて、進学校として有名な、東京都の墨田区にある安田学園高校に進んでからも馬術を続けていたんですよ。

結局、体が大きくなってしまったので乗り役になるのは諦めたんですけど、それでも、将来は競馬に関わる仕事をしようと決めていた清水君は、高校を卒業した後、1984年の1月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の4月から、天皇賞・秋を勝ったプリテイキャストなどでお馴染みの石栗龍雄厩舎で厩務員をやって、11月からは調教助手をやっていました。

その後は、エルムSを勝ったタイキシャーロックや、クリスタルCを勝ったタイキバカラなどでお馴染みの土田稔厩舎と、オークスや秋華賞など、重賞を6つ勝ったメジロドーベルや、高松宮記念を勝ったショウナンカンプなどでお馴染みの大久保洋吉厩舎で調教助手をやって腕を磨いていたんですよ。

トレセンで働き始めた頃の清水君は、調教師になることを考えていなかったんですけど、土田厩舎にいた時、息子さんが生まれたことがきっかけで、「今よりも頑張っている姿を子供に見せよう」と思って、調教師試験の勉強を始めました。

そして、7回目の挑戦だった2005年に調教師の試験に受かっています。

2006年に自分の厩舎を開業した清水君は、最初の年こそ8勝止まりでしたけど、次の年は15勝と、大きく勝ち星を増やしていましたし、2010年は、ガルボを使ったシンザン記念で初めての重賞勝ちを飾ると、その次の日にはフェアリーSをコスモネモシンで勝っていて、2012年には、ガルボで東京新聞杯とダービー卿CTを勝つなど、18勝を上げて、今までで一番多い「4億0448万円」の賞金を稼いでいました。

でも、その後は伸び悩んでいて、去年までの5年間も、

2020年→9勝・獲得賞金1億1174万円
2021年→16勝・獲得賞金1億8189万円
2022年→15勝・獲得賞金2億5255万円
2023年→12勝・獲得賞金2億7124万円
2024年→9勝・獲得賞金2億1748万円

という物足りない数字が続いているんですよ。

それに、今年も悪い流れが続いていて、先週までに8勝を上げていますけど、重賞を勝てていないこともあって、稼いだ賞金が「1億3855万円」と、去年の同じ時期(7月14日【日】まで)の「1億3711万円」と比べて、ほとんど上積みがありませんから、今の清水君は、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金が3100万円の函館2歳Sにクラディスティーナ、1着賞金が1550万円の米沢特別にロイヤルダンスを登録してきましたので、私が清水君でしたら、どっちもお釣りを残さずメイチに仕上げますね。

2025/07/14
2003年に「アイルランド大使特別賞」をもらっとりましたな
長谷川浩大調教師(栗東)

主な管理馬:
マテンロウコマンド(2025年兵庫CS)
ナムラクレア(2024年阪神Cなど)
ヤマニンアンプリメ(2019年JBCレディスクラシックなど)

今週の主な登録馬:
ナムラエイハブ(小倉記念)
カイショー(函館2歳S)
ニシノコウダイ(テレQ杯)

担当者:調教師情報部 元調教師Y

京都府出身の長谷川浩大(こうだい)君は、2000年に、「第19期生」として競馬学校の騎手課程に入ったんですわ。

ちなみに、競馬学校の同期には、現役の乗り役やったら、石橋脩君と松岡正海君がおって、今は美浦で調教師をやっとる加藤士津八(しづや)君も同期やな。

2003年に競馬学校を卒業する時、騎乗技術が優秀だった者に贈られる、「アイルランド大使特別賞」をもらっとった長谷川君は、この年の3月1日(土)に中村均厩舎から乗り役としてデビューして、その日、マイネサマンサに乗った阪神2Rの新馬戦で「初騎乗・初勝利」を飾ったんや。

しかも、1年目は年末までに、同期の中で一番多い28勝を上げて、関西の新人騎手賞にあたる「中央競馬関西放送記者クラブ賞」をもらっとったように、乗り役として文句ナシのスタートを切れたんですわ。

その後も、2004年は28勝、2005年は38勝、2006年は33勝、2007年は31勝、2008年は22勝と、順調に勝ち星を積み重ねとったし、セフティーエンペラに乗った2004年の福島記念で、同期の中で最初に重賞を勝つと、ダイワパッションで2005年のフェアリーSと2006年のフィリーズレビューも勝っとりました。

ただ、2009年は3勝と、一気に勝ち星が減ってしもうて、その後も、2010年と2011年が12勝止まりやったし、次の年も思うように勝てなかったんで、「乗り役として区切りを付けなアカン」と考えた彼は、2012年の9月20日(木)付で乗り役を引退したんや。

それから長谷川君は、前に所属しとった中村均厩舎で調教助手をやって、ここにおった頃には、2018年の福島牝馬Sを勝ったキンショーユキヒメとかを担当しとりました。

2018年の12月、4回目の挑戦で調教師の試験に受かった長谷川君は、次の年の3月に、定年で引退した中村さんの厩舎を引き継ぐ形で自分の厩舎を開業しとって、年末までにJRAで、「7勝・獲得賞金1億4185万円」っちゅう成績を残しとったんや。

しかも、ヤマニンアンプリメを使った北海道スプリントC(地方交流重賞)で、調教師としては初めて重賞を勝っとったし、その後もこの馬で、クラスターC(地方交流重賞)とJBCレディスクラシック(地方交流G1)を勝っとりましたな。

そんで、2021年には、ナムラクレアを使った小倉2歳Sで初めてJRAの重賞を勝つなど、一昨年までの4年間も、

2020年→11勝・獲得賞金2億4533万円
2021年→15勝・獲得賞金3億2873万円
2022年→20勝・獲得賞金4億8405万円
2023年→29勝・獲得賞金7億0191万円

っちゅう形で順調に成績を伸ばしとったんですわ。

ただ、去年は「18勝・獲得賞金5億5997万円」っちゅう成績で、一昨年を大きく下回っとったから、今年を迎えるにあたって、長谷川君は巻き返しに燃えとったんやろうな。

実際、今年は、マテンロウコマンドで兵庫CS(地方交流重賞)を勝って、5000万円の賞金を稼いどるし、JRAでは、先週までに17勝を上げて、その他にも、ナムラクレアが高松宮記念で2着やったこともあって、稼いだ賞金が「3億4912万円」と、去年の同じ時期(7月14日【日】まで)の「2億4157万円」を大きく上回っとるんで、今の長谷川君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。

そんな中、今週は、1着賞金が4300万円の小倉記念にナムラエイハブ、1着賞金が3100万円の函館2歳Sにカイショー、1着賞金が1840万円のテレQ杯にニシノコウダイを登録してきましたんで、どれもメイチに仕上げてくるのは間違いないやろうな。

2025/07/14
開業した年にアインブライドでGIを勝っとるんですわ
宮徹調教師(栗東)

主な管理馬:
コパノリチャード(2014年高松宮記念)
コスモファントム(2011年中日新聞杯など)
コパノジングー(2010年目黒記念)
アインブライド(1997年阪神3歳牝馬S)

今週の主な登録馬:
シェイクユアハート(小倉記念)
マイネルメモリー(小倉記念)
ゼットカレン(米沢特別)

担当者:調教師情報部 元調教師S

宮徹君は、1981年に馬事公苑の長期騎手課程を終えてから、田中四郎厩舎の所属騎手としてデビューしとりましたな。

乗り役としての宮君は、1982年の宝塚記念に出たグットパレードや、1986年の菊花賞に出たアラオスイセイなど、重賞に全部で10回乗ったんやけど、カシワズハンターに乗った1992年の小倉記念で4着やったんが最高やったし、通算の勝ち星は136勝と、それほど目立った活躍ができず、調教師の試験に受かった1996年に乗り役を引退したんですわ。

せやけど、調教師になってからは、厩舎を開業した1997年にいきなり、乗り役時代には全く縁がなかったGIの阪神3歳牝馬S(今の阪神ジュベナイルF)をアインブライドで勝っとるし、それからも、マイネルブライアンを使った2000年のシリウスSや、コスモフォーチュンを使った2006年の北九州記念や、コパノジングーを使った2010年の目黒記念や、コパノリチャードを使った2014年の高松宮記念など、今までにJRAの重賞を12勝しとります。

それに、彼の厩舎は、1999年に16勝を上げると、その後は順調に勝ち星を積み重ねとって、2008年には、「29勝・5億3073万円獲得」っちゅう、今までで一番エエ成績を残しとったし、2013年は、勝ち星こそ2008年より6つ少ない23勝やったけど、賞金は「5億3017万円」と、2008年と同じくらい稼いどったんや。

せやけど、2022年までの5年間は、

2018年→19勝・獲得賞金3億7486万円
2019年→15勝・獲得賞金2億9849万円
2020年→19勝・獲得賞金3億0935万円
2021年→16勝・獲得賞金3億3703万円
2022年→11勝・獲得賞金2億7703万円

と書けば分かる通り、賞金が伸び悩んどったんですわ。

もちろん、一昨年の宮君は巻き返しに燃えとったんやろうし、実際、一昨年と去年は、

2023年→13勝・獲得賞金4億2194万円
2024年→13勝・獲得賞金4億0720万円

と、2022年までの数字を大きく上回っとります。

それに、今年もエエ流れが続いとって、先週までに9勝を上げとるし、稼いだ賞金が「2億7048万円」と、去年の同じ時期(7月14日【日】まで)の「1億8886万円」を上回っとるから、今の宮君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろうな。

そんな中、今週は、1着賞金が4300万円の小倉記念にシェイクユアハートとマイネルメモリーとか、3頭を特別レースに登録しとるんで、ワシが宮君やったら、どれもメイチに仕上げますわ。