注目調教師
2024/01/09
北海道大学の馬術部で副将をしていましたね
武井亮調教師(美浦)
主な管理馬:
リエノテソーロ(2016年全日本2歳優駿など)
シュトラウス(2023年東京スポーツ杯2歳S)
今週の主な登録馬:
ハーツコンチェルト(日経新春杯)
アーバンシック(京成杯)
アレグロモデラート(愛知杯)
ゴーゴーユタカ(壇之浦S)
担当者:調教師情報部 元調教師M
武井亮君は、山梨県の駿台甲府高校を卒業した後、1年浪人してから、北海道大学の獣医学部に入学していて、大学では馬術部に入っていました。
ちなみに、4年生の時、彼は馬術部で副将をやっていて、その時の主将は、栗東で厩舎を構えている寺島良君だったんですよ。
大学を卒業した後の武井君は、「ノーザンファーム空港」(北海道苫小牧市)で騎乗従業員をやって、2007年の7月に競馬学校の厩務員課程に入りました。
その後、武井君は、2008年の1月から、1998年のジャパンCを勝ったエルコンドルパサーなどでお馴染みの二ノ宮敬宇(よしたか)厩舎で厩務員をやって、その後は、2016年のチャンピオンズCを勝ったサウンドトゥルーなどでお馴染みの高木登厩舎と、2006年のエプソムCと新潟記念を勝ったトップガンジョーなどでお馴染みの和田正道厩舎で調教助手をやっていたんですよ。
そして、2013年の12月に調教師の試験に受かって、次の年の3月に厩舎を開業しているように、厩務員課程を出てから約6年という短い期間で自分の厩舎を構えているのですから、本当に大したものです。
最初の年に「13勝・獲得賞金1億6827万円」という成績を残していた武井君の厩舎は、その後も、
2015年→20勝・獲得賞金2億2875万円
2016年→20勝・獲得賞金2億8173万円
2017年→21勝・獲得賞金3億2646万円
という形で順調に勝ち星と賞金を積み重ねていて、2018年には、22勝を上げて、「4億1224万円」の賞金を稼いでいましたし、2019年には、今までで一番多い28勝を上げて、「3億8206万円」の賞金を稼いでいました。
ただ、その後の2年間は、
2020年→18勝・獲得賞金2億7819万円
2021年→14勝・獲得賞金2億4768万円
と書けば分かる通り、勝ち星と賞金のどっちも右肩下がりになっていましたから、一昨年の武井君は、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょうし、実際、一昨年は、「23勝・獲得賞金3億9582万円」という成績で、2021年を大きく上回っていましたし、去年は、シュトラウスを使った東京スポーツ杯2歳Sで初めてJRAの重賞を勝つなど、「32勝・獲得賞金6億1282万円」という、今までで一番の成績だったんですよ。
もちろん、今年の武井君は、「去年の勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、日経新春杯にハーツコンチェルト、京成杯にアーバンシック、愛知杯にアレグロモデラートなど、特別レースに4頭を登録していますので、私が武井君でしたら、どの馬も全力で仕上げますね。
主な管理馬:
リエノテソーロ(2016年全日本2歳優駿など)
シュトラウス(2023年東京スポーツ杯2歳S)
今週の主な登録馬:
ハーツコンチェルト(日経新春杯)
アーバンシック(京成杯)
アレグロモデラート(愛知杯)
ゴーゴーユタカ(壇之浦S)
担当者:調教師情報部 元調教師M
武井亮君は、山梨県の駿台甲府高校を卒業した後、1年浪人してから、北海道大学の獣医学部に入学していて、大学では馬術部に入っていました。
ちなみに、4年生の時、彼は馬術部で副将をやっていて、その時の主将は、栗東で厩舎を構えている寺島良君だったんですよ。
大学を卒業した後の武井君は、「ノーザンファーム空港」(北海道苫小牧市)で騎乗従業員をやって、2007年の7月に競馬学校の厩務員課程に入りました。
その後、武井君は、2008年の1月から、1998年のジャパンCを勝ったエルコンドルパサーなどでお馴染みの二ノ宮敬宇(よしたか)厩舎で厩務員をやって、その後は、2016年のチャンピオンズCを勝ったサウンドトゥルーなどでお馴染みの高木登厩舎と、2006年のエプソムCと新潟記念を勝ったトップガンジョーなどでお馴染みの和田正道厩舎で調教助手をやっていたんですよ。
そして、2013年の12月に調教師の試験に受かって、次の年の3月に厩舎を開業しているように、厩務員課程を出てから約6年という短い期間で自分の厩舎を構えているのですから、本当に大したものです。
最初の年に「13勝・獲得賞金1億6827万円」という成績を残していた武井君の厩舎は、その後も、
2015年→20勝・獲得賞金2億2875万円
2016年→20勝・獲得賞金2億8173万円
2017年→21勝・獲得賞金3億2646万円
という形で順調に勝ち星と賞金を積み重ねていて、2018年には、22勝を上げて、「4億1224万円」の賞金を稼いでいましたし、2019年には、今までで一番多い28勝を上げて、「3億8206万円」の賞金を稼いでいました。
ただ、その後の2年間は、
2020年→18勝・獲得賞金2億7819万円
2021年→14勝・獲得賞金2億4768万円
と書けば分かる通り、勝ち星と賞金のどっちも右肩下がりになっていましたから、一昨年の武井君は、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょうし、実際、一昨年は、「23勝・獲得賞金3億9582万円」という成績で、2021年を大きく上回っていましたし、去年は、シュトラウスを使った東京スポーツ杯2歳Sで初めてJRAの重賞を勝つなど、「32勝・獲得賞金6億1282万円」という、今までで一番の成績だったんですよ。
もちろん、今年の武井君は、「去年の勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、日経新春杯にハーツコンチェルト、京成杯にアーバンシック、愛知杯にアレグロモデラートなど、特別レースに4頭を登録していますので、私が武井君でしたら、どの馬も全力で仕上げますね。
2024/01/09
オーストラリアの学校で馬のことと英語を教わったんですわ
中村直也調教師(栗東)
主な管理馬:
ライオットガール(2023年レパードS)
ヤマニンサルバム(2023年中日新聞杯)
今週の主な登録馬:
ハヤテノフクノスケ(京成杯)
ミルトクレイモー(淀短距離S・サンライズS)
ロゼフレア(紅梅S)
担当者:調教師情報部 元調教師H
1978年の8月生まれで、大阪出身の中村直也君は、競馬とは関係のない普通の家庭で育ったんやけど、人気漫画やった「風のシルフィード」を読んだことと、ゲームの「ダービースタリオン」をやったことがきっかけで、この世界に興味を持つようになって、高校を出てからは、英語と馬のことを教えてくれるオーストラリアの学校に行って、その後は、アイルランドに行って、エイダン・オブライエン厩舎で働いとったんですわ。
エイダン・オブライエン君は、皆さんもよう知っとる通りで、ガリレオ、ディラントーマス、デザートキングとか、数え切れんほど多くの馬でGIを勝っとる、世界中でよう知られとる調教師やな。
日本に帰ってきてからの中村君は、2004年の1月、JRA競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月からは湯浅三郎厩舎で厩務員をやって、2005年の2月からは調教助手をやって、2007年に定年で湯浅厩舎が解散してからは、小崎憲厩舎で調教助手をやっとりました。
2020年、めでたく調教師の試験に受かった中村君は、定年で引退した浅見秀一君の厩舎を引き継ぐ形で、一昨年の3月に開業しとって、それから年末までに、「17勝・獲得賞金2億9654万円」っちゅう、初めの年としては優秀な成績を残しとったんですわ。
それに、去年もエエ流れが続いとって、ライオットガールを使ったレパードSで初めて重賞を勝つと、ヤマニンサルバムを使った中日新聞杯も勝つなど、全部で24勝を上げて、稼いだ賞金は「5億1019万円」と、一昨年を大きく上回っとりました。
もちろん、今年の中村君は、「去年の勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろうし、そんな中、今週は、京成杯にハヤテノフクノスケなど、特別レースに3頭を登録してきましたんで、どれも気合いを入れて仕上げてくるやろうな。
主な管理馬:
ライオットガール(2023年レパードS)
ヤマニンサルバム(2023年中日新聞杯)
今週の主な登録馬:
ハヤテノフクノスケ(京成杯)
ミルトクレイモー(淀短距離S・サンライズS)
ロゼフレア(紅梅S)
担当者:調教師情報部 元調教師H
1978年の8月生まれで、大阪出身の中村直也君は、競馬とは関係のない普通の家庭で育ったんやけど、人気漫画やった「風のシルフィード」を読んだことと、ゲームの「ダービースタリオン」をやったことがきっかけで、この世界に興味を持つようになって、高校を出てからは、英語と馬のことを教えてくれるオーストラリアの学校に行って、その後は、アイルランドに行って、エイダン・オブライエン厩舎で働いとったんですわ。
エイダン・オブライエン君は、皆さんもよう知っとる通りで、ガリレオ、ディラントーマス、デザートキングとか、数え切れんほど多くの馬でGIを勝っとる、世界中でよう知られとる調教師やな。
日本に帰ってきてからの中村君は、2004年の1月、JRA競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月からは湯浅三郎厩舎で厩務員をやって、2005年の2月からは調教助手をやって、2007年に定年で湯浅厩舎が解散してからは、小崎憲厩舎で調教助手をやっとりました。
2020年、めでたく調教師の試験に受かった中村君は、定年で引退した浅見秀一君の厩舎を引き継ぐ形で、一昨年の3月に開業しとって、それから年末までに、「17勝・獲得賞金2億9654万円」っちゅう、初めの年としては優秀な成績を残しとったんですわ。
それに、去年もエエ流れが続いとって、ライオットガールを使ったレパードSで初めて重賞を勝つと、ヤマニンサルバムを使った中日新聞杯も勝つなど、全部で24勝を上げて、稼いだ賞金は「5億1019万円」と、一昨年を大きく上回っとりました。
もちろん、今年の中村君は、「去年の勢いを止めたらアカン」と考えとるんやろうし、そんな中、今週は、京成杯にハヤテノフクノスケなど、特別レースに3頭を登録してきましたんで、どれも気合いを入れて仕上げてくるやろうな。
2024/01/09
2019年のドバイターフが初めての海外G1勝ちでした
国枝栄調教師(美浦)
主な管理馬:
アカイトリノムスメ(2021年秋華賞など)
アーモンドアイ(2018年牝馬三冠など)
アパパネ(2010年牝馬三冠など)
マツリダゴッホ(2007年有馬記念など)
今週の主な登録馬:
ハーツイストワール(日経新春杯)
バードウォッチャー(京成杯)
エリカヴィータ(愛知杯)
パラレルヴィジョン(ニューイヤーS)
ミラビリスマジック(菜の花賞)
担当者:調教師情報部 元調教師N
国枝栄君は、岐阜県本巣郡の北方(きたがた)町出身で、近くに笠松競馬場があったことから、競馬に興味を持つようになって、地元の本巣高校に通っていた頃、「この世界で働きたい」と思ったそうです。
高校を出てからの彼は、東京農工大学農学部の獣医学科に入って、もちろん、この頃には馬術部に入っていましたし、卒業してからは、大学の2年先輩で、当時、八木沢勝美厩舎で調教助手をやっていて、今は調教師をやっている高橋裕君の紹介で、山崎彰義厩舎の調教助手になったんですよ。
ちなみに、山崎さんと言えば、1987年の新潟大賞典をセッテジュノーで勝つなど、通算で247勝を上げています。
国枝君は、山崎厩舎の調教助手になってから、ずっとそこで腕を磨いて、1989年に調教師の試験に受かって、1990年に自分の厩舎を開業しました。
最初の年は、使った頭数が少なかったので8勝止まりでしたが、2年目は9勝、3年目と4年目は15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていましたし、開業9年目だった1998年には、ブラックホークを使ったダービー卿CTで、初めて重賞を勝っています。
それに、国枝君の厩舎は、2010年にアパパネで、2018年にアーモンドアイで、それぞれ牝馬三冠を勝つなど、厩舎を開業してから今までに、GIを21勝、重賞を64勝もしていて、一昨年の7月2日(土)には、節目の「JRA通算1000勝」を達成していましたし、2019年には、アーモンドアイを使ったドバイターフで初めて海外のG1を勝ちましたね。
2018年、アーモンドアイなどの活躍で、「45勝・獲得賞金16億0611万円」という好成績を残した国枝君は、2021年までの3年間も、
2019年→44勝・獲得賞金12億4822万円
2020年→44勝・獲得賞金15億9603万円
2021年→48勝・獲得賞金13億5194万円
と書けば分かる通り、毎年、10億円以上の賞金を稼いでいました。
でも一昨年は、「39勝・獲得賞金8億8881万円」という成績で、勝利数と賞金のどちらも2021年までを大きく下回ってしまいましたし、去年も、サクセッションで新潟ジャンプSを、フィアスプライドでターコイズSを勝つなど、全部で41勝を上げていますけど、GⅠに2回しか馬を使えなかったことなどから、稼いだ賞金は「8億0741万円」と、2021年までの数字を大きく下回ってしまったでんすよ。
もちろん、今年の国枝君は、「必ず巻き返したい」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が5700万円の日経新春杯にハーツイストワール、1着賞金が4100万円の京成杯にバードウォッチャー、1着賞金が3800万円の愛知杯にエリカヴィータなど、賞金の高い特別レースに5頭を登録していますので、どの馬も「勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に国枝君がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せません。
主な管理馬:
アカイトリノムスメ(2021年秋華賞など)
アーモンドアイ(2018年牝馬三冠など)
アパパネ(2010年牝馬三冠など)
マツリダゴッホ(2007年有馬記念など)
今週の主な登録馬:
ハーツイストワール(日経新春杯)
バードウォッチャー(京成杯)
エリカヴィータ(愛知杯)
パラレルヴィジョン(ニューイヤーS)
ミラビリスマジック(菜の花賞)
担当者:調教師情報部 元調教師N
国枝栄君は、岐阜県本巣郡の北方(きたがた)町出身で、近くに笠松競馬場があったことから、競馬に興味を持つようになって、地元の本巣高校に通っていた頃、「この世界で働きたい」と思ったそうです。
高校を出てからの彼は、東京農工大学農学部の獣医学科に入って、もちろん、この頃には馬術部に入っていましたし、卒業してからは、大学の2年先輩で、当時、八木沢勝美厩舎で調教助手をやっていて、今は調教師をやっている高橋裕君の紹介で、山崎彰義厩舎の調教助手になったんですよ。
ちなみに、山崎さんと言えば、1987年の新潟大賞典をセッテジュノーで勝つなど、通算で247勝を上げています。
国枝君は、山崎厩舎の調教助手になってから、ずっとそこで腕を磨いて、1989年に調教師の試験に受かって、1990年に自分の厩舎を開業しました。
最初の年は、使った頭数が少なかったので8勝止まりでしたが、2年目は9勝、3年目と4年目は15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていましたし、開業9年目だった1998年には、ブラックホークを使ったダービー卿CTで、初めて重賞を勝っています。
それに、国枝君の厩舎は、2010年にアパパネで、2018年にアーモンドアイで、それぞれ牝馬三冠を勝つなど、厩舎を開業してから今までに、GIを21勝、重賞を64勝もしていて、一昨年の7月2日(土)には、節目の「JRA通算1000勝」を達成していましたし、2019年には、アーモンドアイを使ったドバイターフで初めて海外のG1を勝ちましたね。
2018年、アーモンドアイなどの活躍で、「45勝・獲得賞金16億0611万円」という好成績を残した国枝君は、2021年までの3年間も、
2019年→44勝・獲得賞金12億4822万円
2020年→44勝・獲得賞金15億9603万円
2021年→48勝・獲得賞金13億5194万円
と書けば分かる通り、毎年、10億円以上の賞金を稼いでいました。
でも一昨年は、「39勝・獲得賞金8億8881万円」という成績で、勝利数と賞金のどちらも2021年までを大きく下回ってしまいましたし、去年も、サクセッションで新潟ジャンプSを、フィアスプライドでターコイズSを勝つなど、全部で41勝を上げていますけど、GⅠに2回しか馬を使えなかったことなどから、稼いだ賞金は「8億0741万円」と、2021年までの数字を大きく下回ってしまったでんすよ。
もちろん、今年の国枝君は、「必ず巻き返したい」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が5700万円の日経新春杯にハーツイストワール、1着賞金が4100万円の京成杯にバードウォッチャー、1着賞金が3800万円の愛知杯にエリカヴィータなど、賞金の高い特別レースに5頭を登録していますので、どの馬も「勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に国枝君がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せません。
2024/01/09
日本獣医畜産大学を卒業した後にノーザンファームで働いとりましたな
斉藤崇史調教師(栗東)
主な管理馬:
ジェラルディーナ(2022年エリザベス女王杯など)
キラーアビリティ(2021年ホープフルSなど)
クロノジェネシス(2021年宝塚記念など)
ラウダシオン(2020年NHKマイルCなど)
今週の主な登録馬:
ヒンドゥタイムズ(日経新春杯)
リレーションシップ(日経新春杯)
ヤマニンウルス(雅S)
パンドレア(逢坂山特別)
担当者:調教師情報部 元調教師I
神奈川県出身の斉藤崇史君は、中学生の時に競馬が好きになって、高校生の時に、夏休みを使って北海道の牧場で1ヶ月くらい住み込みで働いて、そん時に、「調教師を目指す」と決めたそうですな。
せやから、進学先に日本獣医畜産大学(今の日本獣医生命科学大学)を選んで、四年生の時には、もっと馬のことを勉強するために、半年くらいアイルランドに留学しとったし、卒業した後は、2年くらいノーザンファームで働いとったんですわ。
それから、2007年の6月に競馬学校の厩務員課程に入っとって、次の年の2月からは松永幹夫厩舎で厩務員を、7月からは調教助手をやっとったんや。
松永厩舎に入ってから1年くらいの時に斉藤君は、レッドディザイアの担当になって、この馬が2009年の秋華賞を勝っとるし、ドバイとアメリカに遠征した時も帯同しとったんですわ。
2014年の12月、調教師の試験に受かった斉藤君は、2016年の3月に自分の厩舎を開業しとって、この年は「7勝・獲得賞金1億4086万円」っちゅう成績を残しとりました。
でもって、その後の3年間は、
2017年→17勝・獲得賞金2億9929万円
2018年→25勝・獲得賞金3億9086万円
2019年→24勝・獲得賞金5億9503万円
と書けば分かる通りで、賞金が「完全に右肩上がり」やったし、特に2019年は、クロノジェネシスを使ったクイーンCで初めて重賞を勝つと、この馬で秋華賞も勝って、初めてのGI勝ちを飾ったんですわ。
それに2020年は、ラウダシオンを使ったNHKマイルC、クロノジェネシスを使った宝塚記念と有馬記念を勝つなど、重賞を5勝、全部で34勝を上げとって、稼いだ賞金は「13億5145万円」と、今までで一番の数字やったし、2021年も、クロノジェネシスを使った宝塚記念、キラーアビリティを使ったホープフルSを勝つなど、今まで一番多い44勝を上げとって、2020年の次に多い「11億6956万円」の賞金を稼いどりました。
ただ、一昨年は、ジェラルディーナでエリザベス女王杯を勝つなど、重賞を3勝したんやけど、「37勝・11億0689万円」と、2021年の成績を下回っとったし、去年も、重賞を4勝したんやけど、全部で29勝しか上げられとらんし、勝っとる重賞は全部GIIIで、GIとGIIを勝てとらんこともあって、稼いだ賞金は「7億7421万円」と一昨年の数字を大きく下回っとったんですわ。
もちろん、今年の斉藤君は、「2020年の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろうし、今週は、1着賞金が5700万円の日経新春杯にヒンドゥタイムズとリレーションシップなど、特別レースに4頭を登録してきましたんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。
主な管理馬:
ジェラルディーナ(2022年エリザベス女王杯など)
キラーアビリティ(2021年ホープフルSなど)
クロノジェネシス(2021年宝塚記念など)
ラウダシオン(2020年NHKマイルCなど)
今週の主な登録馬:
ヒンドゥタイムズ(日経新春杯)
リレーションシップ(日経新春杯)
ヤマニンウルス(雅S)
パンドレア(逢坂山特別)
担当者:調教師情報部 元調教師I
神奈川県出身の斉藤崇史君は、中学生の時に競馬が好きになって、高校生の時に、夏休みを使って北海道の牧場で1ヶ月くらい住み込みで働いて、そん時に、「調教師を目指す」と決めたそうですな。
せやから、進学先に日本獣医畜産大学(今の日本獣医生命科学大学)を選んで、四年生の時には、もっと馬のことを勉強するために、半年くらいアイルランドに留学しとったし、卒業した後は、2年くらいノーザンファームで働いとったんですわ。
それから、2007年の6月に競馬学校の厩務員課程に入っとって、次の年の2月からは松永幹夫厩舎で厩務員を、7月からは調教助手をやっとったんや。
松永厩舎に入ってから1年くらいの時に斉藤君は、レッドディザイアの担当になって、この馬が2009年の秋華賞を勝っとるし、ドバイとアメリカに遠征した時も帯同しとったんですわ。
2014年の12月、調教師の試験に受かった斉藤君は、2016年の3月に自分の厩舎を開業しとって、この年は「7勝・獲得賞金1億4086万円」っちゅう成績を残しとりました。
でもって、その後の3年間は、
2017年→17勝・獲得賞金2億9929万円
2018年→25勝・獲得賞金3億9086万円
2019年→24勝・獲得賞金5億9503万円
と書けば分かる通りで、賞金が「完全に右肩上がり」やったし、特に2019年は、クロノジェネシスを使ったクイーンCで初めて重賞を勝つと、この馬で秋華賞も勝って、初めてのGI勝ちを飾ったんですわ。
それに2020年は、ラウダシオンを使ったNHKマイルC、クロノジェネシスを使った宝塚記念と有馬記念を勝つなど、重賞を5勝、全部で34勝を上げとって、稼いだ賞金は「13億5145万円」と、今までで一番の数字やったし、2021年も、クロノジェネシスを使った宝塚記念、キラーアビリティを使ったホープフルSを勝つなど、今まで一番多い44勝を上げとって、2020年の次に多い「11億6956万円」の賞金を稼いどりました。
ただ、一昨年は、ジェラルディーナでエリザベス女王杯を勝つなど、重賞を3勝したんやけど、「37勝・11億0689万円」と、2021年の成績を下回っとったし、去年も、重賞を4勝したんやけど、全部で29勝しか上げられとらんし、勝っとる重賞は全部GIIIで、GIとGIIを勝てとらんこともあって、稼いだ賞金は「7億7421万円」と一昨年の数字を大きく下回っとったんですわ。
もちろん、今年の斉藤君は、「2020年の勢いを取り戻したい」と考えとるんやろうし、今週は、1着賞金が5700万円の日経新春杯にヒンドゥタイムズとリレーションシップなど、特別レースに4頭を登録してきましたんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。