「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2022/07/11
二ノ宮敬宇さんに勧められて、東京農業大学で馬術部に入っていました
和田勇介調教師(美浦)

主な管理馬:
メイショウムラクモ(2021年レパードS)

今週の主な登録馬:
アラタ(函館記念)

担当者:調教師情報部 元調教師O

東京都出身の和田君は、中学生の時に、サクラバクシンオーが勝った1993年のスプリンターズSをテレビで見て、「自分も競馬の世界で働きたい」と思ったそうです。
最初、騎手を目指していた彼は、背が伸びてしまったため、その夢を諦めて、高校を卒業した後は、新冠にある「上井農場」(2010年の中山大障害を勝ったバシケーンなどを生産)などで働いていました。
そして、1998年のジャパンCなどを勝ったエルコンドルパサーなどを管理していて、2018年の2月に調教師を引退した二ノ宮敬宇(よしたか)さんが牧場に来た時、「大学に行って馬術部に入って、調教師を目指したらどうか?」と勧められて、そのアドバイスに従って、二ノ宮さんと同じ東京農業大学に進んで、馬術部に入ったんですよ。
大学を卒業してからは、2005年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月から田村康仁厩舎で厩務員をやって、それから久保田貴士厩舎と中川公成厩舎で働いた後、2007年の2月からは、高橋裕厩舎で調教助手をやって経験を積んで、2016年の12月、8回目の挑戦で調教師の試験に受かっています。
試験に受かった後は、調教師になるきっかけを作ってくれた二ノ宮さんの厩舎で技術調教師になって、馬のことはもちろん、厩舎の色々なことを教わった後、二ノ宮さんと小島太さんの管理馬を引き継ぐ形で、2018年の3月に自分の厩舎を開業しました。
開業した年の和田君は、「4勝・獲得賞金9064万円」という成績でしたけど、2019年は「6勝・獲得賞金1億3226万円」、一昨年は「17勝・獲得賞金2億3194万円」、4年目だった去年は「22勝・獲得賞金3億6750万円」という形で、成績が完全に「右肩上がり」になっていましたし、特に去年は、メイショウムラクモを使ったレパードSで初めての重賞勝ちを飾っていたんですよ。
でも、今年は、先週までが「8勝・獲得賞金1億4961万円」という成績で、去年の同じ時期(7月11日【日】まで)の「12勝・獲得賞金1億9123万円」を大きく下回っていますから、きっと今の和田君は、「早く巻き返したい」と考えている筈です。
そんな中、今週は、1着賞金が4300万円の函館記念にアラタを登録してきましたので、全力でこの馬を仕上げてくるでしょうね。

2022/07/11
2014年にドバイのG1を勝っとりましたな
須貝尚介調教師(栗東)

主な管理馬:
ソダシ(2022年ヴィクトリアマイルなど)
アドマイヤリード(2017年ヴィクトリアマイル)
ゴールドシップ(2015年天皇賞・春など)
ジャスタウェイ(2014年安田記念など)

今週の主な登録馬:
クリダーム(函館2歳S)
マジカルステージ(かもめ島特別)

担当者:調教師情報部 元調教師H

須貝尚介君は、今も現役の柴田善臣君とか、もう調教師になっとる、石橋守君とか、岩戸孝樹君とか、武藤善則君とかと同じで、1982年に「第1期生」として競馬学校の騎手課程に入って、1985年に親父さんの須貝彦三厩舎からデビューしとりましたな。
乗り役時代の尚介君は、1990年のきさらぎ賞をハクタイセイで、1999年の小倉記念をアンブラスモアで勝つなど、重賞を4勝、通算で302勝を上げとったんや。
でもって、調教師の試験に受かった2008年の2月に乗り役を引退しとって、次の年に自分の厩舎を開業しとります。
ちなみに彦三さんは、1982年の有馬記念をヒカリデユールで勝つなど、重賞を18勝、通算506勝っちゅうエエ成績を残しとったんやから、尚介君は親父さんと比べられることが多かったんやけど、そのプレッシャーにも負けんで、初めの内から、
2009年→10勝・獲得賞金1億5675万円
2010年→25勝・獲得賞金3億2643万円
2011年→29勝・獲得賞金5億3376万円
っちゅう形で順調に成績を伸ばしとったし、2012年は、ゴールドシップを使った皐月賞と菊花賞と有馬記念や、ローブティサージュを使った阪神ジュベナイルFとか、重賞を9勝もして、「46勝・獲得賞金13億8516万円」っちゅう成績を残したんやから、彼が調教師に向いとるんは誰でもよう分かるやろう。
そんで2013年は、「重賞6勝を含む31勝・獲得賞金11億4842万円」と、キッチリ10億円の大台に乗せとって、2014年は、JRAだけで、「重賞6勝を含む41勝・獲得賞金11億8267万円」っちゅう成績を残しとったし、ジャスタウェイを使ったドバイデューティフリー(現在のドバイターフ)を勝って、その賞金300万ドル(当時のレートで約3億0555万円)を足したら、全部で「約14億8822万円」っちゅう、開業してから一番多い賞金を稼いどったんですわ。
その後の6年間は、
2015年→34勝・獲得賞金9億2356万円
2016年→33勝・獲得賞金8億5820万円
2017年→38勝・獲得賞金8億4011万円
2018年→42勝・獲得賞金10億4186万円
2019年→35勝・獲得賞金8億4034万円
2020年→36勝・獲得賞金9億0833万円
っちゅう形で賞金が伸び悩んどったんやけど、去年は、ソダシを使った桜花賞を勝つなど、42勝を上げて、今までで3番目に多い、「11億7357万円」の賞金を稼いどりました。
そんで今年も、ソダシを使ったヴィクトリアマイルを勝つなど、先週までに21勝を上げて、稼いだ賞金は「6億2087万円」と、去年の同じ時期(7月11日【日】まで)の「6億1807万円」を少しやけど上回っとります。
もちろん、今の尚介君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が3100万円の函館2歳Sにクリダーム、1510万円のかもめ島特別にマジカルステージと、賞金の高い特別レースに2頭を登録してきましたんで、尚介君がどっちもメイチに仕上げてくるとワシは見とります。

2022/07/11
武豊君と競馬学校の同期なんですよ
蛯名正義調教師(美浦)

主な管理馬:
特になし

今週の主な登録馬:
バルトリ(バーデンバーデンC)
レッドクレオス(バーデンバーデンC)
ランフォザローゼス(函館記念)

担当者:調教師情報部 元調教師M

皆さんもよく知っている通りで、蛯名正義君は、1987年の3月に矢野進厩舎から乗り役としてデビューしていて、それから引退するまでに、エルコンドルパサーに乗った1998年のジャパンCや、マンハッタンカフェに乗った2001年の菊花賞や、マツリダゴッホに乗った2007年の有馬記念や、アパパネに乗った2010年の牝馬三冠など、JRAで、GIの26勝を含めて、重賞129勝、通算2541勝という素晴らしい成績を残しています。
ちなみに、蛯名君と競馬学校時代の同期には、武豊君がいて、二人はとても仲がいいんですよ。
そんな蛯名君は、一昨年の12月、3回目の挑戦で調教師の試験に合格して、去年の2月に乗り役を引退した後は、藤沢和雄厩舎で技術調教師をやっていました。
そして今年の3月、定年で引退した藤沢君の厩舎から、33頭の管理馬と9人のスタッフを引き継ぐ形で、自分の厩舎を開業しています。
JRAで、GIの34勝を含めて重賞を126勝、通算1570勝という素晴らしい実績を残している藤沢君の厩舎を引き継いだのですから、きっと蛯名君は、「早い内から結果を出したい」と気合いを入れていたのでしょう。
でも、蛯名君と同期の調教師は、嘉藤貴行君と中村直也君と西田雄一郎君と堀内岳志君の4人がいて、
■嘉藤貴行厩舎→コスモコラッジョを使った3月20日(土)の中山7Rで初勝利
■西田雄一郎厩舎→リリーブライトを使った3月21日(日)の中山7Rで初勝利
■中村直也厩舎→エグモントを使った5月1日(日)の阪神1Rで初勝利
■蛯名正義厩舎→バニシングポイントを使った5月8日(日)の東京7Rで初勝利
■堀内岳志厩舎→アスティを使った7月10日(日)の横津岳特別で初勝利
と書けば分かる通り、初勝利は3人の同期に後れを取ってしまいました。
それに、先週までの成績も、
■嘉藤貴行厩舎→6勝・獲得賞金7294万円
■中村直也厩舎→4勝・獲得賞金7117万円
■蛯名正義厩舎→3勝・獲得賞金5590万円
■西田雄一郎厩舎→2勝・獲得賞金4285万円
■堀内岳志厩舎→1勝・獲得賞金4905万円
という形で、嘉藤君と中村君の2人が蛯名君よりもいい数字を残していますから、きっと今の彼は、「同期に負けたくない」と考えている筈です。
そんな中、今週は、1着賞金が1840万円のバーデンバーデンCにバルトリとレッドクレオス、4300万円の函館記念にランフォザローゼスと、賞金の高い特別レースに3頭を登録してきましたので、「揃って勝負懸かり」と私は見ています。

2022/07/11
武豊君と保育園からの同級生なんですわ
池江泰寿調教師(栗東)

主な管理馬:
アルアイン(2019年大阪杯など)
サトノアラジン(2017年安田記念など)
サトノダイヤモンド(2016年有馬記念など)
オルフェーヴル(2011年牡馬三冠など)

今週の主な登録馬:
アイスバブル(函館記念)
サトノクロニクル(函館記念)
ゾンニッヒ(博多S)

担当者:調教師情報部 元調教師Y

皆さんもよう知っとる通り、池江泰寿(やすとし)君は、2011年の2月に調教師を引退した池江泰郎(やすお)さんの長男で、泰郎さんは、三冠馬ディープインパクトやメジロマックイーンとかでGIを17勝もして、他も入れたら重賞を70勝、通算で845勝っちゅう実績を残しとりますな。
泰寿君は、保育園から中学校まで武豊君とずっと同級生で、栗東トレセンができる前は、厩舎があった京都競馬場でよく遊んどって、その頃は、豊君と同じで乗り役を目指しとったんや。
けど、体が大きくなってしもうたんで、乗り役になるのを諦めて調教師になると決めたんですわ。
そんで、一浪して入った同志社大学の文学部を卒業してから、1993年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月からは、オークスを勝ったケイキロクや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかでお馴染みやった浅見国一(くにいち)さんの厩舎で厩務員をやって、12月からは調教助手をやって、1994年の6月には、泰郎さんの厩舎に移っとりました。
ちなみに泰寿君は、1993年のコロネーションCを勝ったオペラハウス、1996年のジャパンCを勝ったシングスピール、2010年のイギリスダービーと凱旋門賞を勝ったワークフォースとか、強い馬を何頭も管理しとったイギリスのマイケル・スタウト厩舎と、エーピーインディ、フサイチペガサス、サンデーブレイクとか、日本の馬主さんの持ち馬を管理したことがある、アメリカのニール・ドライスデール厩舎で、1995年から2年くらい武者修行をしとったんですわ。
そんで、2004年に自分の厩舎を開業した泰寿君は、初めの年こそ4勝止まりやったけど、2005年は20勝と、一気に数字を伸ばしとったし、2008年には51勝もして、初めて調教師リーディング1位になっとりました。
しかもこの年は、2位が46勝の泰郎さんやったから、親子で調教師リーディングのワンツーでしたな。
2011年には、オルフェーヴルで牡馬のクラシックを全部勝って、親父さんと同じ「三冠トレーナー」になっとるし、結局この年は、重賞を11勝、全部で49勝を上げて、「23億8602万円」の賞金を稼いどったんですわ。
これは、2004年に藤沢和雄君が残しとった「23億1700万円」を上回る一番の記録で、これだけの成績を残せたんは、浅見さんや泰郎さんの厩舎や海外の厩舎で勉強してきた「馬の仕上げ方」を、自分の厩舎でしっかりと活かせとるからやろうな。
そんで、2012年には2回目のリーディング1位になっとって、2017年は、アルアインを使った皐月賞、サトノアラジンを使った安田記念、ペルシアンナイトを使ったマイルCSとか、重賞を10勝、全部で「63勝」を上げて、3回目のリーディング1位になっとったし、賞金も「18億4737万円」を稼いどったんですわ。
けど、去年までの4年間は、
2018年→46勝・獲得賞金13億4400万円
2019年→45勝・獲得賞金13億1681万円
2020年→38勝・獲得賞金10億2171万円
2021年→36勝・獲得賞金8億6330万円
っちゅう数字で、勝ち星と賞金のどっちも「完全に右肩下がり」になっとりました。
せやから、今年の泰寿君は、「必ず巻き返さなアカン」と考えとるんやろうし、実際、ソウルラッシュを使ったマイラーズCや、ボッケリーニを使った目黒記念を勝つなど、先週までが「34勝・獲得賞金7億3372万円」っちゅう成績で、去年の同じ時期(7月11日【日】まで)の「19勝・獲得賞金4億7010万円」を大きく上回っとります。
もちろん、今の泰寿君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が4300万円の函館記念にアイスバブルとサトノクロニクル、1840万円の博多Sにゾンニッヒと、全部で3頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、どの馬も気合いを入れて仕上げてくるとワシは見とります。