注目調教師
2021/07/05
乗り役の時、15番人気の馬で桜花賞を勝っとったんですわ
佐々木晶三調教師(栗東)
主な管理馬:
キズナ(2013年ダービーなど)
アーネストリー(2011年宝塚記念など)
タップダンスシチー(2003年ジャパンCなど)
コスモサンビーム(2003年朝日杯FSなど)
今週の主な登録馬:
ウェスタールンド(プロキオンS)
カリンカ(猪苗代特別)
担当者:調教師情報部 元調教師Y
皆さんもよう知っとるやろうけど、佐々木晶三君は、1974年に中村武志厩舎からデビューしとって、1979年の桜花賞を、22頭立ての15番人気やったホースメンテスコで勝つなど、1982年に引退するまでに、2つの重賞を含めて全部で136勝を上げとりましたな。
乗り役を引退してからの佐々木君は、1982年から杉村一馬厩舎で、1985年から田中耕太郎厩舎で、1986年から坂口正則厩舎で、それぞれ調教助手をやって、1994年に調教師の試験に受かって、その年の11月に厩舎を開業しとります。
そんで、3年目だった1996年に、シーキングザパールを使ったデイリー杯3歳Sで初めて重賞を勝つと、2003年には、タップダンスシチーを使ったジャパンCで初めてGIを勝っとるし、その後も、アーネストリーを使った2011年の宝塚記念とか、キズナを使った2013年のダービーとか、今までにGIを7勝、他も入れたら重賞を49回も勝っとるんやから、乗り役として馬を走らせるより、調教師として馬を仕上げる方が向いとるんでしょうな。
2011年の佐々木君は、アーネストリーの活躍とかで、今までで一番の35勝を上げて、「8億2061万円」の賞金を稼いどったんですわ。
けど、それからは成績が伸び悩んどって、一昨年までの3年間も、
2017年→13勝・獲得賞金3億7024万円
2018年→22勝・獲得賞金4億7122万円
2019年→18勝・獲得賞金3億5334万円
っちゅう物足りない数字やったから、去年の佐々木君は、「必ず巻き返したい」と考えとったんやろう。
実際、去年は、ウェスタールンドを使ったアンタレスSを勝つなど、2011年の次に多い33勝を上げて、「5億6225万円」の賞金を稼いどったんですわ。
そんで、今年も勢いは続いとって、ショウリュウイクゾで日経新春杯、シャムロックヒルでマーメイドSを勝つなど、先週までに稼いだ賞金は「3億2825万円」と、去年の同じ時期(7月5日【日】まで)の「2億8905万円」を上回っとります。
もちろん、今の佐々木君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が3600万円のプロキオンSにウェスタールンド、1500万円の猪苗代特別にカリンカと、2頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。
主な管理馬:
キズナ(2013年ダービーなど)
アーネストリー(2011年宝塚記念など)
タップダンスシチー(2003年ジャパンCなど)
コスモサンビーム(2003年朝日杯FSなど)
今週の主な登録馬:
ウェスタールンド(プロキオンS)
カリンカ(猪苗代特別)
担当者:調教師情報部 元調教師Y
皆さんもよう知っとるやろうけど、佐々木晶三君は、1974年に中村武志厩舎からデビューしとって、1979年の桜花賞を、22頭立ての15番人気やったホースメンテスコで勝つなど、1982年に引退するまでに、2つの重賞を含めて全部で136勝を上げとりましたな。
乗り役を引退してからの佐々木君は、1982年から杉村一馬厩舎で、1985年から田中耕太郎厩舎で、1986年から坂口正則厩舎で、それぞれ調教助手をやって、1994年に調教師の試験に受かって、その年の11月に厩舎を開業しとります。
そんで、3年目だった1996年に、シーキングザパールを使ったデイリー杯3歳Sで初めて重賞を勝つと、2003年には、タップダンスシチーを使ったジャパンCで初めてGIを勝っとるし、その後も、アーネストリーを使った2011年の宝塚記念とか、キズナを使った2013年のダービーとか、今までにGIを7勝、他も入れたら重賞を49回も勝っとるんやから、乗り役として馬を走らせるより、調教師として馬を仕上げる方が向いとるんでしょうな。
2011年の佐々木君は、アーネストリーの活躍とかで、今までで一番の35勝を上げて、「8億2061万円」の賞金を稼いどったんですわ。
けど、それからは成績が伸び悩んどって、一昨年までの3年間も、
2017年→13勝・獲得賞金3億7024万円
2018年→22勝・獲得賞金4億7122万円
2019年→18勝・獲得賞金3億5334万円
っちゅう物足りない数字やったから、去年の佐々木君は、「必ず巻き返したい」と考えとったんやろう。
実際、去年は、ウェスタールンドを使ったアンタレスSを勝つなど、2011年の次に多い33勝を上げて、「5億6225万円」の賞金を稼いどったんですわ。
そんで、今年も勢いは続いとって、ショウリュウイクゾで日経新春杯、シャムロックヒルでマーメイドSを勝つなど、先週までに稼いだ賞金は「3億2825万円」と、去年の同じ時期(7月5日【日】まで)の「2億8905万円」を上回っとります。
もちろん、今の佐々木君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が3600万円のプロキオンSにウェスタールンド、1500万円の猪苗代特別にカリンカと、2頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。
2021/07/05
一昨年、初めてリーディング1位になっとりました
安田隆行調教師(栗東)
主な管理馬:
ダノンスマッシュ(2021年高松宮記念など)
ロードカナロア(2013年スプリンターズSなど)
グレープブランデー(2013年フェブラリーSなど)
カレンチャン(2011年スプリンターズSなど)
今週の主な登録馬:
ダノンスプレンダー(プロキオンS)
メイショウウズマサ(プロキオンS)
ロードクラージュ(シンガポールTC賞)
ミステリーウェイ(タイランドC)
サブロンカズマ(下北半島特別)
ラピカズマ(下北半島特別)
担当者:調教師情報部 元調教師S
安田隆行君が、乗り役時代、1991年に皐月賞とダービーをトウカイテイオーで勝つなど、全部で680勝を上げとって、引退した次の年の1995年に厩舎を開業しとるんは、ワシが改めて説明せんでも、皆さんがよう知っとるやろう。
今年で開業27年目を迎えとる彼の厩舎は、2010年までに勝った重賞は全部で8つやったけど、その後の3年間は、
2011年→重賞11勝を含む43勝・獲得賞金12億8498万円
2012年→重賞3勝を含む46勝・獲得賞金9億7908万円
2013年→重賞6勝を含む44勝・獲得賞金11億9911万円
っちゅう素晴らしい数字を残しとって、この間には、2013年の高松宮記念とスプリンターズSとかを勝ったロードカナロアと、フェブラリーSなどを勝ったグレープブランデーと、2011年のジャパンCダートとかを勝ったトランセンドと、2011年のスプリンターズSと2012年の高松宮記念とかを勝ったカレンチャンっちゅう、4頭のGI馬を育てとりましたな。
それに安田君は、2004年にデビューした川田将雅(ゆうが)君を立派な乗り役に育てとるし、2018年の3月に厩舎を開業しとる次男の翔伍君と高柳大輔君は、安田厩舎で調教助手をやっとったように、馬だけやなくて、弟子もしっかり育てとるんやから、ホンマに大したもんですわ。
しかも、一昨年の安田厩舎は、ダノンスマッシュでシルクロードSとキーンランドCを、ダイアトニックでスワンSを勝つなど、「62勝・獲得賞金12億9916万円」っちゅう、今までで一番の成績を残して、初めて調教師リーディングの1位になっとったし、去年は、ダノンザキッドを使ったホープフルSで7年振りにGIを勝つなど、46勝を上げて、今までで3番目に多い「12億5395万円」の賞金を稼いどりました。
そんで、今年に入ってからも勢いは続いとって、ダノンスマッシュを使った高松宮記念を勝つなど、先週までに26勝を上げとって、稼いだ賞金は「7億8639万円」と、去年の同じ時期(7月5日【日】まで)の「22勝・獲得賞金5億8604万円」を大きく上回っとります。
そんな中、今週は、1着賞金が3600万円のプロキオンSにダノンスプレンダーとメイショウウズマサ、1500万円のシンガポールTC賞にロードクラージュ、1060万円のタイランドCにミステリーウェイ、1060万円の下北半島特別にサブロンカズマとラピカズマと、賞金の高い特別レースに6頭を登録してきましたんで、「もっと厩舎に勢いを」と考えて、どの馬も全力で仕上げてくるやろうな。
主な管理馬:
ダノンスマッシュ(2021年高松宮記念など)
ロードカナロア(2013年スプリンターズSなど)
グレープブランデー(2013年フェブラリーSなど)
カレンチャン(2011年スプリンターズSなど)
今週の主な登録馬:
ダノンスプレンダー(プロキオンS)
メイショウウズマサ(プロキオンS)
ロードクラージュ(シンガポールTC賞)
ミステリーウェイ(タイランドC)
サブロンカズマ(下北半島特別)
ラピカズマ(下北半島特別)
担当者:調教師情報部 元調教師S
安田隆行君が、乗り役時代、1991年に皐月賞とダービーをトウカイテイオーで勝つなど、全部で680勝を上げとって、引退した次の年の1995年に厩舎を開業しとるんは、ワシが改めて説明せんでも、皆さんがよう知っとるやろう。
今年で開業27年目を迎えとる彼の厩舎は、2010年までに勝った重賞は全部で8つやったけど、その後の3年間は、
2011年→重賞11勝を含む43勝・獲得賞金12億8498万円
2012年→重賞3勝を含む46勝・獲得賞金9億7908万円
2013年→重賞6勝を含む44勝・獲得賞金11億9911万円
っちゅう素晴らしい数字を残しとって、この間には、2013年の高松宮記念とスプリンターズSとかを勝ったロードカナロアと、フェブラリーSなどを勝ったグレープブランデーと、2011年のジャパンCダートとかを勝ったトランセンドと、2011年のスプリンターズSと2012年の高松宮記念とかを勝ったカレンチャンっちゅう、4頭のGI馬を育てとりましたな。
それに安田君は、2004年にデビューした川田将雅(ゆうが)君を立派な乗り役に育てとるし、2018年の3月に厩舎を開業しとる次男の翔伍君と高柳大輔君は、安田厩舎で調教助手をやっとったように、馬だけやなくて、弟子もしっかり育てとるんやから、ホンマに大したもんですわ。
しかも、一昨年の安田厩舎は、ダノンスマッシュでシルクロードSとキーンランドCを、ダイアトニックでスワンSを勝つなど、「62勝・獲得賞金12億9916万円」っちゅう、今までで一番の成績を残して、初めて調教師リーディングの1位になっとったし、去年は、ダノンザキッドを使ったホープフルSで7年振りにGIを勝つなど、46勝を上げて、今までで3番目に多い「12億5395万円」の賞金を稼いどりました。
そんで、今年に入ってからも勢いは続いとって、ダノンスマッシュを使った高松宮記念を勝つなど、先週までに26勝を上げとって、稼いだ賞金は「7億8639万円」と、去年の同じ時期(7月5日【日】まで)の「22勝・獲得賞金5億8604万円」を大きく上回っとります。
そんな中、今週は、1着賞金が3600万円のプロキオンSにダノンスプレンダーとメイショウウズマサ、1500万円のシンガポールTC賞にロードクラージュ、1060万円のタイランドCにミステリーウェイ、1060万円の下北半島特別にサブロンカズマとラピカズマと、賞金の高い特別レースに6頭を登録してきましたんで、「もっと厩舎に勢いを」と考えて、どの馬も全力で仕上げてくるやろうな。
2021/07/05
親父さんがカイバを扱っとる会社で働いとったそうや
安達昭夫調教師(栗東)
主な管理馬:
サウンドキアラ(2020年阪神牝馬Sなど)
デスペラード(2014年ステイヤーズSなど)
エスポワールシチー(2010年フェブラリーSなど)
バンブーエール(2008年JBCスプリントなど)
今週の主な登録馬:
マリオ(プロキオンS)
マリオマッハー(プロキオンS)
メイショウカズサ(プロキオンS)
サウンドサンビーム(津軽海峡特別)
担当者:調教師情報部 元調教師H
安達昭夫君は、親父さんがカイバを扱っとる会社で働いとったんで、自分も競馬の世界に進もうと考えたそうですな。
そんで、1975年に馬事公苑の長期騎手課程に入って、ボストニアンとテイトオーでダービーを勝っとった増本勇(いさむ)厩舎から、1979年に乗り役としてデビューしとって、1994年に引退するまで、通算125勝っちゅう成績を残しとりました。
引退した後は、最後に所属しとった梅内忍厩舎で調教助手をやって、1999年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。
最初の年は、「6勝・獲得賞金9455万円」っちゅう成績やったけど、次の年には、「9勝・獲得賞金1億2724万円」と数字を伸ばしとったし、2002年は「13勝」、2003年は「14勝」、2004年は「18勝」っちゅう形で、順調に勝ち星を増やしとりました。
それに、チャクラを使った2003年のステイヤーズSで初めて重賞を勝つと、その後も、エスポワールシチーを使った2009年のジャパンCダートや2010年のフェブラリーSを勝つなど、今までにJRAで、重賞を17勝もしとるし、地方でも、バンブーエールを使った2008年のJBCスプリントや、エスポワールシチーを使った2009年と2012年と2013年のマイルCS南部杯とかで重賞を13勝もしとるんやから、乗り役より、調教師として馬を育てる方が向いとるんでしょうな。
そんで、安達君の厩舎は、2009年に、17勝を上げて、「4億5520万円」っちゅう、開業してから一番の賞金を稼いどったんですわ。
せやけど、その後は数字が伸び悩んどって、一昨年までの5年間も、
2015年→獲得賞金2億9638万円
2016年→獲得賞金3億6312万円
2017年→獲得賞金2億4885万円
2018年→獲得賞金2億7997万円
2019年→獲得賞金3億1380万円
っちゅう形で物足りん数字が続いとったから、去年の安達君は、「キッチリ巻き返したい」と考えとったんやろうし、実際、サウンドキアラで京都金杯と京都牝馬Sと阪神牝馬Sを勝つなど、全部で18勝を上げて、2009年の次に多い、「4億4416万円」の賞金を稼いどりました。
せやけど、今年は先週までが「9勝・獲得賞金1億4240万円」っちゅう成績で、去年の同じ時期(7月5日【日】まで)の「11勝・獲得賞金3億2558万円」を大きく下回っとるんやから、今の安達君は、「早く巻き返さなアカン」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が3600万円のプロキオンSにマリオとマリオマッハーとメイショウカズサ、1500万円の津軽海峡特別にサウンドサンビームと、全部で4頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、どの馬も気合いを入れて仕上げてくるんやろうな。
主な管理馬:
サウンドキアラ(2020年阪神牝馬Sなど)
デスペラード(2014年ステイヤーズSなど)
エスポワールシチー(2010年フェブラリーSなど)
バンブーエール(2008年JBCスプリントなど)
今週の主な登録馬:
マリオ(プロキオンS)
マリオマッハー(プロキオンS)
メイショウカズサ(プロキオンS)
サウンドサンビーム(津軽海峡特別)
担当者:調教師情報部 元調教師H
安達昭夫君は、親父さんがカイバを扱っとる会社で働いとったんで、自分も競馬の世界に進もうと考えたそうですな。
そんで、1975年に馬事公苑の長期騎手課程に入って、ボストニアンとテイトオーでダービーを勝っとった増本勇(いさむ)厩舎から、1979年に乗り役としてデビューしとって、1994年に引退するまで、通算125勝っちゅう成績を残しとりました。
引退した後は、最後に所属しとった梅内忍厩舎で調教助手をやって、1999年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。
最初の年は、「6勝・獲得賞金9455万円」っちゅう成績やったけど、次の年には、「9勝・獲得賞金1億2724万円」と数字を伸ばしとったし、2002年は「13勝」、2003年は「14勝」、2004年は「18勝」っちゅう形で、順調に勝ち星を増やしとりました。
それに、チャクラを使った2003年のステイヤーズSで初めて重賞を勝つと、その後も、エスポワールシチーを使った2009年のジャパンCダートや2010年のフェブラリーSを勝つなど、今までにJRAで、重賞を17勝もしとるし、地方でも、バンブーエールを使った2008年のJBCスプリントや、エスポワールシチーを使った2009年と2012年と2013年のマイルCS南部杯とかで重賞を13勝もしとるんやから、乗り役より、調教師として馬を育てる方が向いとるんでしょうな。
そんで、安達君の厩舎は、2009年に、17勝を上げて、「4億5520万円」っちゅう、開業してから一番の賞金を稼いどったんですわ。
せやけど、その後は数字が伸び悩んどって、一昨年までの5年間も、
2015年→獲得賞金2億9638万円
2016年→獲得賞金3億6312万円
2017年→獲得賞金2億4885万円
2018年→獲得賞金2億7997万円
2019年→獲得賞金3億1380万円
っちゅう形で物足りん数字が続いとったから、去年の安達君は、「キッチリ巻き返したい」と考えとったんやろうし、実際、サウンドキアラで京都金杯と京都牝馬Sと阪神牝馬Sを勝つなど、全部で18勝を上げて、2009年の次に多い、「4億4416万円」の賞金を稼いどりました。
せやけど、今年は先週までが「9勝・獲得賞金1億4240万円」っちゅう成績で、去年の同じ時期(7月5日【日】まで)の「11勝・獲得賞金3億2558万円」を大きく下回っとるんやから、今の安達君は、「早く巻き返さなアカン」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が3600万円のプロキオンSにマリオとマリオマッハーとメイショウカズサ、1500万円の津軽海峡特別にサウンドサンビームと、全部で4頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、どの馬も気合いを入れて仕上げてくるんやろうな。
2021/07/05
2000年のダービージョッキーですな
河内洋調教師(栗東)
主な管理馬:
サンライズソア(2018年平安Sなど)
プラチナムバレット(2017年京都新聞杯)
ヤマニンキングリー(2009年札幌記念など)
マルカシェンク(2008年関屋記念)
今週の主な登録馬:
ワンダープチュック(七夕賞)
アイティナリー(彦星賞)
担当者:調教師情報部 元調教師I
皆さんもよう知っとるやろうけど、河内洋君は、1974年に武田作十郎厩舎から乗り役としてデビューして、それから、メジロラモーヌに乗った1986年の牝馬三冠や、サッカーボーイに乗った1988年のマイルCSや、ニシノフラワーに乗った1992年の桜花賞や、アグネスフライトに乗った2000年のダービーや、アグネスタキオンに乗った2001年の皐月賞とか、GIの22勝を含めて重賞を134勝もしとって、通算で2111勝っちゅう素晴らしい成績を残しとりますな。
そんで、調教師の試験に受かった2003年に乗り役を引退して、2005年に自分の厩舎を開業しとって、この年は4勝止まりやったけど、2年目は19勝、3年目は24勝と、エエ感じで成績を伸ばしとりました。
こういう風に、初めの内から一気に成績を伸ばせたんは、開業したばかりの頃から、「アグネス」の渡辺孝男オーナー(故人)や、「ニシノ」の西山茂行オーナーに、エエ馬を預けてもらったからなんでしょうな。
4年目やった2008年には、マルカシェンクを使った関屋記念で初めて重賞を勝つと、ヤマニンキングリーを使った中日新聞杯も勝つなど、全部で29勝を上げて、開業してから一番多い「5億5031万円」の賞金を稼いどったし、それから2013年までは、ずっと賞金が3億円くらいやったんやけど、2014年は、今までで一番多い32勝を上げて、賞金も、「5億0652万円」っちゅう、2008年に近い数字を残しとりました。
けど、その後の6年間は、
2015年→24勝・獲得賞金4億0091万円
2016年→24勝・獲得賞金4億0756万円
2017年→17勝・獲得賞金4億0366万円
2018年→24勝・獲得賞金4億9320万円
2019年→13勝・獲得賞金2億9363万円
2020年→18勝・獲得賞金3億6934万円
と書けば分かる通り、勝ち星と賞金のどっちも伸び悩んどったし、今年も、先週までが「8勝・獲得賞金1億6662万円」っちゅう成績で、2014年の同じ時期(7月6日【日】まで)の「18勝・獲得賞金2億3356万円」を大きく下回っとるんやから、今の河内君は、「賞金の高いレースを勝って、巻き返しのきっかけにしたい」と考えとるんでしょうな。
そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の七夕賞にワンダープチュック、1500万円の彦星賞にアイティナリーと、賞金の高い特別レースに2頭を登録しとるんで、ワシが河内君やったら、どっちの馬も気合いを入れて仕上げますわ。
主な管理馬:
サンライズソア(2018年平安Sなど)
プラチナムバレット(2017年京都新聞杯)
ヤマニンキングリー(2009年札幌記念など)
マルカシェンク(2008年関屋記念)
今週の主な登録馬:
ワンダープチュック(七夕賞)
アイティナリー(彦星賞)
担当者:調教師情報部 元調教師I
皆さんもよう知っとるやろうけど、河内洋君は、1974年に武田作十郎厩舎から乗り役としてデビューして、それから、メジロラモーヌに乗った1986年の牝馬三冠や、サッカーボーイに乗った1988年のマイルCSや、ニシノフラワーに乗った1992年の桜花賞や、アグネスフライトに乗った2000年のダービーや、アグネスタキオンに乗った2001年の皐月賞とか、GIの22勝を含めて重賞を134勝もしとって、通算で2111勝っちゅう素晴らしい成績を残しとりますな。
そんで、調教師の試験に受かった2003年に乗り役を引退して、2005年に自分の厩舎を開業しとって、この年は4勝止まりやったけど、2年目は19勝、3年目は24勝と、エエ感じで成績を伸ばしとりました。
こういう風に、初めの内から一気に成績を伸ばせたんは、開業したばかりの頃から、「アグネス」の渡辺孝男オーナー(故人)や、「ニシノ」の西山茂行オーナーに、エエ馬を預けてもらったからなんでしょうな。
4年目やった2008年には、マルカシェンクを使った関屋記念で初めて重賞を勝つと、ヤマニンキングリーを使った中日新聞杯も勝つなど、全部で29勝を上げて、開業してから一番多い「5億5031万円」の賞金を稼いどったし、それから2013年までは、ずっと賞金が3億円くらいやったんやけど、2014年は、今までで一番多い32勝を上げて、賞金も、「5億0652万円」っちゅう、2008年に近い数字を残しとりました。
けど、その後の6年間は、
2015年→24勝・獲得賞金4億0091万円
2016年→24勝・獲得賞金4億0756万円
2017年→17勝・獲得賞金4億0366万円
2018年→24勝・獲得賞金4億9320万円
2019年→13勝・獲得賞金2億9363万円
2020年→18勝・獲得賞金3億6934万円
と書けば分かる通り、勝ち星と賞金のどっちも伸び悩んどったし、今年も、先週までが「8勝・獲得賞金1億6662万円」っちゅう成績で、2014年の同じ時期(7月6日【日】まで)の「18勝・獲得賞金2億3356万円」を大きく下回っとるんやから、今の河内君は、「賞金の高いレースを勝って、巻き返しのきっかけにしたい」と考えとるんでしょうな。
そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の七夕賞にワンダープチュック、1500万円の彦星賞にアイティナリーと、賞金の高い特別レースに2頭を登録しとるんで、ワシが河内君やったら、どっちの馬も気合いを入れて仕上げますわ。