「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2021/05/03
開成高校から東京大学に進んでいました
林徹調教師(美浦)

主な管理馬:
クレッシェンドラヴ(2020年七夕賞など)

今週の主な登録馬:
アナザーリリック(NHKマイルC)
ソングライン(NHKマイルC)

担当者:調教師情報部 元調教師O

林徹君は、お父さんの仕事の関係で、10歳の時、千葉県の佐原市から、美浦の隣にある龍ケ崎市に引っ越してきて、中学2年生の時、ウイニングチケットが勝った1993年のダービーを見て、競馬に興味を持ったそうです。
ちなみに、彼が通っていた龍ケ崎市立の長山中学校は、元横綱・稀勢の里関の出身校で、林君は、野球部の先輩なんですよ。
それから、進学校として有名な東京の開成高校に通っていた頃、「競馬の世界で働きたい」と思うようになって、東京大学に進んだ後は、馬術部に入っていました。
ちなみに、競馬関係者の中で、開成高校の卒業生には、栗東で調教師をやっている矢作芳人君がいますし、東大の卒業生には、美浦で調教師をやっている小笠倫弘(みちひろ)君がいるんですよ。
東大を卒業した後、林君は、美浦トレセンの近くにある育成施設の「ミホ分場」で4年くらい働いていて、当時、そこには、ゼンノロブロイや、ダンスインザムードや、バランスオブゲームなど、走る馬が何頭も放牧で来ていましたので、彼にはいい経験になったのでしょうね。
それから、2006年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月から本間忍厩舎で厩務員をやって、11月からは加藤和宏厩舎で調教助手をやって、その後は、田子冬樹厩舎と矢野英一厩舎で、調教師の試験に受かった2016年の12月まで調教助手をやっていました。
試験に受かってからの林君は、技術調教師として、社台ファームやノーザンファームや追分ファームで研修を受けた後、イギリスやアイルランドなど海外に足を運んでいましたし、帰国してからは、同じ開成高校を出ている矢作君の厩舎で、馬のことはもちろん、馬主さんとの付き合い方や、厩舎をどうやって運営したらいいかなども教わって、2018年の3月に自分の厩舎を開業しています。
その年は「8勝・獲得賞金1億4004万円」という、最初の年としてはまずまずの成績を残していましたし、2年目の一昨年は「18勝・獲得賞金3億1862万円」と大きく数字を伸ばしていたんですよ。
でも、去年の成績は「14勝・獲得賞金2億3938万円」と、一昨年の数字を大きく下回ってしまったため、今年の林君は「必ず巻き返したい」と考えていた筈で、実際、先週までが「7勝・獲得賞金1億0396万円」と、一昨年の同じ時期(4月29日【月】まで)の「6勝・獲得賞金9515万円」を上回っています。
もちろん、今の林君は、「賞金の高いレースを勝って、もっとペースを上げたい」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が1億0500万円のNHKマイルCにアナザーリリックとソングラインを登録していますので、私が林君でしたら、どっちも全力で仕上げますね。
それに、林君の厩舎は、キャリアが浅いこともあって、まだGIを勝てていませんので、この2頭には、「ここで初めてのGI勝ちを」という思いも込められているのでしょう。

2021/05/03
親父さんは、大井競馬の調教師でしたな
矢作芳人調教師(栗東)

主な管理馬:
ラヴズオンリーユー(2021年クイーンエリザベス2世Cなど)
コントレイル(2020年ダービーなど)
リスグラシュー(2019年有馬記念など)
モズアスコット(2018年安田記念など)

今週の主な登録馬:
バスラットレオン(NHKマイルC)
ホウオウアマゾン(NHKマイルC)
エントシャイデン(谷川岳S)
ポールネイロン(橘S)
マリーナ(橘S)
モズレジーナ(立夏S)
プリマヴィスタ(三方ヶ原S)
ペルルドール(五泉特別・安城特別)
タケルラスティ(立川特別・鞍ヶ池特別)

担当者:調教師情報部 元調教師S

地方の大井競馬で調教師をやっとって、2000年から2009年まで、「全国公営競馬調教師連合会」の会長を務めとった矢作和人さんの息子として生まれた矢作芳人君は、皆さんもよう知っとるように、毎年、東大に何人も合格者を出しとる開成高校を卒業した後、大学には行かんで競馬の世界に入ると、オーストラリアで馬のことを勉強して、それから菅谷禎高(さだたか)厩舎とかで調教助手をやっとりましたな。
彼は、厩舎を開業した2005年に15勝を上げると、5年目の2009年に、47勝を上げて調教師リーディング2位になっとりましたし、2013年の7月28日(日)には、「今までで2番目の早さ」でJRA通算300勝を達成したんですわ。
しかも彼は、厩舎の仕事で忙しい中、自分の経験を題材にした、「開成調教師」、「開成調教師の仕事」っちゅう2冊の本を出しとって、スポーツ紙のコラムも書いとるんやから、物書きの才能もあるんでしょうな。
ちなみに矢作君は、「管理馬をできる限り多くのレースに出して、馬主さんにガッチリ賞金を稼いでもらいたい」っちゅう考えなんで、毎年のように「出走回数1位」を記録しとるんですわ。
実際、去年は「504戦」もしとって、2番目に多い清水久詞厩舎が「427戦」やったんやから、ズバ抜けて多かったんがよう分かりますな。
そんで、2014年は、「54勝」を上げて、念願の調教師リーディング1位になっとったし、2016年は、今までで一番の「57勝」を上げて、また1位になっとりました。
けど、その後の2年間は、
2017年→47勝・獲得賞金10億8918万円(リーディング7位)
2018年→54勝・獲得賞金14億0757万円(リーディング3位)
っちゅう形で1位になれなかったんですわ。
それに、一昨年は「54勝・獲得賞金19億1331万円」(リーディング2位)っちゅう成績で、賞金は1位やったんやけど、62勝を上げてリーディング1位の安田隆行厩舎に、勝ち星で「8勝」の差を付けられとったんやから、きっと去年の彼は、「勝利数と賞金の両方で1位になりたい」と考えとったんでしょうな。
実際、去年は「53勝・獲得賞金20億3556万円」っちゅう成績で、リーディングの方は、50勝で2位の友道康夫厩舎に3勝差を付けて1位やったし、獲得賞金の方も、「15億9603万円」で2位の国枝栄厩舎に「4億5963万円」の差を付けて1位になっとりました。
でもって、今年は先週までが「22勝・獲得賞金5億1627万円」っちゅう成績で、「調教師リーディング」は1位なんやけど、賞金は、「6億4895万円」を稼いで1位の安田隆行厩舎に「1億3268万円」の差を付けられた3位やから、きっと、今の矢作君は、「賞金の高いレースを勝って、ガンガン稼ぎたい」と考えとる筈や。
そんな中、今週は、1着賞金が1億5000万円のNHKマイルCにバスラットレオンとホウオウアマゾン、2500万円の谷川岳Sにエントシャイデン、2000万円の橘Sにポールネイロンとマリーナなど、賞金の高い特別レースに全部で9頭を登録してきましたんで、どの馬もキッチリ仕上げてくるやろうな。

2021/05/03
弟はエイシンプレストンを担当しとったんや
藤原英昭調教師(栗東)

主な管理馬:
ミスターメロディ(2019年高松宮記念など)
ストレイトガール(2016年ヴィクトリアマイルなど)
トーセンラー(2013年マイルCSなど)
エイシンフラッシュ(2010年ダービーなど)

今週の主な登録馬:
ロードマックス(NHKマイルC)
ヴィアルークス(NHKマイルC)
アナレンマ(京都新聞杯・プリンシパルS)
ゲヴィナー(京都新聞杯・プリンシパルS)
グレートタイム(ブリリアントS)
コラルノクターン(立夏S)

担当者:調教師情報部 元調教師Y

藤原英昭君は、同志社大学を卒業してから、フェブラリーSを勝ったチアズアトムや、シンザン記念を勝ったメイショウテゾロなどを育てた星川薫さんの厩舎で、ずっと調教助手をやっとって、2001年の2月一杯で星川さんが引退する時に、引き継ぐ形で次の月に自分の厩舎を開業しとります。
藤原君は、大学に通っとった頃、ずっと馬術部に所属しとって、色んな大会で上位に入っとったから、そん時は、明治大学におって、3年続けて全日本学生チャンピオンになった美浦の久保田貴士君と、「西の藤原、東の久保田」と呼ばれとりましたな。
藤原君のお父さんの玄房(はるのぶ)さんは、1970年くらいまであった繋駕速歩競走(馬車レース)の乗り役やったし、乗り役を引退した後は、大久保正陽(まさあき)さんの厩舎で厩務員をやって、その頃、ミスターシービーが勝った1983年のダービーで2着に入ったメジロモンスニーなどを担当しとりました。
もちろん、藤原君は子供の頃からお父さんの仕事振りを見とったやろうから、この世界に入ったんは当たり前やったんでしょうな。
ちなみに、弟の和男君は調教助手をやっとって、昔は北橋修二さんの厩舎でエイシンプレストンなどを担当しとったし、今は、藤原英昭厩舎におるんですわ。
前に藤原君は、「一戦必勝を厩舎のポリシーにしている」っちゅう話をしとったし、その言葉通り、毎年のように高い勝率を記録しとって、1割8分4厘やった2007年、1割9分9厘やった2008年、1割9分3厘やった2013年と、今までに3回も「最高勝率調教師」を受賞しとります。
それからも、藤原君は順調に実績を積み重ねとって、2018年には、パフォーマプロミスで日経新春杯とアルゼンチン共和国杯を、エポカドーロで皐月賞を勝つなど、58勝を上げて「調教師リーディング1位」になって、今まで一番多い「15億9068万円」の賞金を稼いどりました。
けど、一昨年と去年は、
2019年→35勝・獲得賞金10億0013万円
2020年→38勝・獲得賞金8億2974万円
っちゅう成績で、2018年を大きく下回っとったし、今年に入ってからも悪い流れは続いとって、先週までの成績が「9勝・獲得賞金2億5253万円」と、去年の同じ時期(5月3日【日】まで)の「11勝・獲得賞金2億5080万円」とほとんど変わらん数字なんやから、きっと今の藤原君は、「賞金の高いレースを勝って一気に巻き返したい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億0500万円のNHKマイルCにロードマックスとヴィアルークス(今の時点では除外対象)、5400万円の京都新聞杯にアナレンマとゲヴィナー(どちらもプリンシパルSにも登録)、2300万円のブリリアントSにグレートタイム、1820万円の立夏Sにコラルノクターンと、全部で6頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、どの馬もキッチリ仕上げてくるやろうな。

2021/05/03
2014年のドバイデューティフリーを勝っとります
須貝尚介調教師(栗東)

主な管理馬:
ソダシ(2021年桜花賞など)
アドマイヤリード(2017年ヴィクトリアマイル)
ゴールドシップ(2015年天皇賞・春など)
ジャスタウェイ(2014年安田記念など)

今週の主な登録馬:
ヴェローチェオロ(京都新聞杯)
フォルテデイマルミ(京都新聞杯)

担当者:調教師情報部 元調教師H

須貝尚介君は、今も現役の柴田善臣君とか、もう調教師になっとる、石橋守君とか、岩戸孝樹君とか、武藤善則君とかと同じで、1982年に「第1期生」として競馬学校の騎手課程に入って、1985年に親父さんの須貝彦三厩舎からデビューしとりましたな。
乗り役時代の尚介君は、1990年のきさらぎ賞をハクタイセイで、1999年の小倉記念をアンブラスモアで勝つなど、重賞を4勝、通算で302勝を上げとったんや。
でもって、調教師の試験に受かった2008年の3月に乗り役を引退しとって、次の年に自分の厩舎を開業しとります。
ちなみに彦三さんは、1982年の有馬記念をヒカリデユールで勝つなど、重賞を18勝、通算506勝っちゅうエエ成績を残しとったんやから、尚介君は親父さんと比べられることが多かったんやけど、そのプレッシャーにも負けんで、初めの内から、
2009年→10勝・獲得賞金1億5675万円
2010年→25勝・獲得賞金3億2643万円
2011年→29勝・獲得賞金5億3376万円
っちゅう形で順調に成績を伸ばしとったし、2012年は、ゴールドシップを使った皐月賞と菊花賞と有馬記念や、ローブティサージュを使った阪神ジュベナイルFとか、重賞を9勝もして、「46勝・獲得賞金13億8516万円」っちゅう成績を残したんやから、彼が調教師に向いとるんは誰でもよう分かるやろう。
そんで2013年は、「重賞6勝を含む31勝・獲得賞金11億4842万円」と、キッチリ10億円の大台に乗せとって、2014年は、JRAだけで、「重賞6勝を含む41勝・獲得賞金11億8267万円」っちゅう成績を残しとったし、ジャスタウェイを使ったドバイデューティフリー(今のドバイターフ)を勝って、その賞金300万ドル(当時のレートで約3億0555万円)を足したら、全部で「約14億8822万円」っちゅう、開業してから一番多い賞金を稼いどったんですわ。
ただ、去年までの5年間は、
2016年→33勝・獲得賞金8億5820万円
2017年→38勝・獲得賞金8億4011万円
2018年→42勝・獲得賞金10億4186万円
2019年→35勝・獲得賞金8億4034万円
2020年→36勝・獲得賞金9億0833万円
っちゅう形で賞金が伸び悩んどったんで、今年の尚介君は、「必ず巻き返さなアカン」と考えとる筈で、実際、今年は先週までに稼いだ賞金が「3億7040万円」と、去年の同じ時期(5月3日【日】まで)の「3億1531万円」を上回っとるんや。
もちろん、今の尚介君は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が5400万円の京都新聞杯にヴェローチェオロとフォルテデイマルミを登録してきましたんで、どっちも気合いを入れて仕上げるやろうな。