「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2021/04/12
保育園から中学校まで武豊君と同級生だったんですわ
池江泰寿調教師(栗東)

主な管理馬:
アルアイン(2019年大阪杯など)
サトノアラジン(2017年安田記念など)
サトノダイヤモンド(2016年有馬記念など)
オルフェーヴル(2011年牡馬三冠など)

今週の主な登録馬:
ディープモンスター(皐月賞)
グレイイングリーン(アーリントンC)
アルジャンナ(福島民報杯・京葉S)
サトノクロニクル(福島民報杯)
サトノグロワール(サンシャインS)
バイマイサイド(サンシャインS)

担当者:調教師情報部 元調教師H

皆さんもよう知っとる通り、池江泰寿君は、2011年の2月に調教師を引退した池江泰郎(やすお)さんの長男で、泰郎さんは、三冠馬ディープインパクトや、ステイゴールドや、メジロマックイーンとかでGIを17勝もして、他も入れたら重賞を70勝、通算で845勝っちゅう実績を残しとりますな。
泰寿君は、保育園から中学校まで武豊君とずっと同級生で、栗東トレセンができる前は、厩舎があった京都競馬場でよく遊んどって、その頃は、豊君と同じで乗り役を目指しとったんや。
けど、体が大きくなってしもうたんで、乗り役になるのを諦めて調教師になると決めたんですわ。
そんで、一浪して入った同志社大学の文学部を卒業してから、1993年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月からは、オークスを勝ったケイキロクや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかを育てた浅見国一(くにいち)さんの厩舎で厩務員をやって、12月からは調教助手をやって、1994年の6月には、泰郎さんの厩舎に移っとりました。
ちなみに泰寿君は、1993年のコロネーションCを勝ったオペラハウス、1996年のジャパンCを勝ったシングスピール、2010年のイギリスダービーと凱旋門賞を勝ったワークフォースとか、強い馬を何頭も育てたイギリスのマイケル・スタウト厩舎と、エーピーインディ、フサイチペガサス、サンデーブレイクとか、日本の馬主さんの持ち馬を管理したことがある、アメリカのニール・ドライスデール厩舎で、1995年から2年くらい武者修行をしとったんですわ。
そんで、2004年に自分の厩舎を開業した泰寿君は、初めの年こそ4勝止まりやったけど、2005年は20勝と、一気に数字を伸ばしとったし、2008年には51勝もして、初めて調教師リーディング1位になっとりました。
しかもこの年は、2位が46勝の泰郎さんやったから、親子で調教師リーディングのワンツーでしたな。
2011年には、オルフェーヴルで牡馬のクラシックを全部勝って、親父さんと同じ「三冠トレーナー」になっとるし、結局この年は、重賞を11勝、全部で49勝を上げて、「23億8602万円」の賞金を稼いどったんですわ。
これは、2004年に藤沢和雄君が残しとった「23億1700万円」を上回る一番の記録で、これだけの成績を残せたんは、浅見さんや泰郎さんの厩舎や海外の厩舎で勉強してきた「馬の仕上げ方」を、自分の厩舎でしっかりと活かせとるからやろうな。
そんで、2012年には2回目のリーディング1位になっとって、2017年は、アルアインを使った皐月賞、サトノアラジンを使った安田記念、ペルシアンナイトを使ったマイルCSとか、重賞を10勝、全部で「63勝」を上げて、3回目のリーディング1位になっとったし、賞金も「18億4737万円」を稼いどったんや。
けど、去年までの3年間は、
2018年→46勝・獲得賞金13億4400万円
2019年→45勝・獲得賞金13億1681万円
2020年→38勝・獲得賞金10億2171万円
と、書けば分かる通りで、勝ち星と賞金のどっちも「完全に右肩下がり」やったし、今年に入ってからも悪い流れが続いとって、先週までの成績が「11勝・獲得賞金2億5003万円」と、去年の同じ時期(4月2週目まで)の「12勝・獲得賞金2億9810万円」を下回っとるんやから、今の泰寿君は、「賞金の高いレースを勝って、巻き返しのきっかけにしたい」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億1000万円の皐月賞にディープモンスター、3800万円のアーリントンCにグレイイングリーン、2600万円の福島民報杯にアルジャンナ(京葉Sにも登録)とサトノクロニクル、1820万円のサンシャインSにサトノグロワールとバイマイサイドと、全部で6頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、どの馬もキッチリ仕上げてくるやろうな。

2021/04/12
川田将雅君を立派な乗り役に育てとりますな
安田隆行調教師(栗東)

主な管理馬:
ダノンザキッド(2020年ホープフルSなど)
ロードカナロア(2013年スプリンターズSなど)
グレープブランデー(2013年フェブラリーSなど)
カレンチャン(2011年スプリンターズSなど)

今週の主な登録馬:
ダノンザキッド(皐月賞)
ダノンスプレンダー(アンタレスS)
ウォータースペース(下総S・陽春S)
ナオミラフィネ(奥の細道特別)

担当者:調教師情報部 元調教師S

安田隆行君が、乗り役時代、1991年に皐月賞とダービーをトウカイテイオーで勝つなど、全部で680勝を上げとって、引退した次の年の1995年に厩舎を開業しとるんは、ワシが改めて説明せんでも、皆さんがよう知っとるやろう。
今年で開業27年目を迎えとる彼の厩舎は、2010年までに勝った重賞は全部で8つやったけど、その後の3年間は、
2011年→重賞11勝を含む43勝・獲得賞金12億8498万円
2012年→重賞3勝を含む46勝・獲得賞金9億7908万円
2013年→重賞6勝を含む44勝・獲得賞金11億9911万円
っちゅう素晴らしい数字を残しとって、この間には、2013年の高松宮記念とスプリンターズSとかを勝ったロードカナロアと、フェブラリーSなどを勝ったグレープブランデーと、2011年のジャパンCダートとかを勝ったトランセンドと、2011年のスプリンターズSと2012年の高松宮記念とかを勝ったカレンチャンっちゅう、4頭のGI馬を育てとりましたな。
それに安田君は、2004年にデビューした川田将雅(ゆうが)君を立派な乗り役に育てとるし、2018年の3月に厩舎を開業しとる次男の翔伍君と高柳大輔君は、安田厩舎で調教助手をやっとったように、馬だけやなくて、弟子もしっかり育てとるんやから、ホンマに大したもんですわ。
しかも、一昨年の安田厩舎は、ダノンスマッシュでシルクロードSとキーンランドCを、ダイアトニックでスワンSを勝つなど、「62勝・獲得賞金12億9916万円」っちゅう、今までで一番の成績を残して、初めて調教師リーディングの1位になっとったし、去年は、ダノンザキッドを使ったホープフルSで7年振りにGIを勝つなど、46勝を上げて、今までで3番目に多い「12億5395万円」の賞金を稼いどりました。
そんで、今年に入ってからも勢いは続いとって、ダノンスマッシュを使った高松宮記念を勝つなど、先週までに15勝を上げとって、稼いだ賞金は「5億4746万円」と、去年の同じ時期(4月2週目まで)の「11勝・獲得賞金3億3943万円」を大きく上回っとります。
そんな中、今週は、1着賞金が1億1000万円の皐月賞にダノンザキッド、3600万円のアンタレスSにダノンスプレンダー、1820万円の下総Sにウォータースペース(陽春Sにも登録)、1500万円の奥の細道特別にナオミラフィネと、賞金の高い特別レースに4頭を登録してきましたんで、「もっと厩舎に勢いを」と考えて、どの馬も全力で仕上げてくるやろうな。

2021/04/12
2007年にシンガポールのG1を勝っていますね
加藤征弘調師(美浦)

主な管理馬:
グラティアス(2021年京成杯)
ノンコノユメ(2018年フェブラリーSなど)
グレンツェント(2017年東海Sなど)
シャドウゲイト(2010年中京記念など)

今週の主な登録馬:
グラティアス(皐月賞)
ラティーンセイル(陽春S)

担当者:調教師情報部 元調教師N

加藤征弘(ゆきひろ)君は、1991年の5月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の9月からは、クライムカイザーで1976年のダービーを勝つなど、乗り役として大活躍した加賀武見さんの厩舎で厩務員をやって、同じ年の11月からは、1991年の中山大障害・春(今の中山グランドジャンプ)を勝ったシンコウアンクレーなどでお馴染みの二本柳俊一さんの厩舎で調教助手をやって、1994年の3月からは、安田記念を勝ったトロットサンダーなどでお馴染みの相川勝敏さんの厩舎で調教助手をやっていました。
そして、2001年に調教師の試験に受かった加藤君は、栗東の森秀行厩舎で技術調教師をやって経験を積んで、次の年の3月に自分の厩舎を開業しています。
最初の年は「12勝・獲得賞金1億5238万円」という成績でしたけど、次の年は「26勝・獲得賞金4億4246万円」と大きく数字を伸ばしていましたし、3年目だった2004年は、ピットファイターを使った武蔵野Sで初めて重賞を勝つなど、「32勝・獲得賞金4億7382万円」という成績を残していました。
しかも、2007年には、シャドウゲイトを使ったシンガポール航空国際Cで、初めてのG1勝ちを海外で飾っていましたし、2011年には、フィフスペトルで京成杯AHを勝つなど、「39勝・獲得賞金6億9069万円」という、今までで一番いい数字を残していましたから、厩務員や調教助手だった頃に、さっき名前を挙げたトロットサンダーなど、走る馬を間近で見てきた経験をしっかり活かせているのでしょうね。
でも、その後は成績が伸び悩んでいて、去年までの5年間も、
2016年→37勝・獲得賞金5億9744万円
2017年→26勝・獲得賞金4億0691万円
2018年→34勝・獲得賞金5億9583万円
2019年→33勝・獲得賞金5億4027万円
2020年→31勝・獲得賞金5億8243万円
と、物足りない数字が続いていましたから、今年の彼は、「キッチリ巻き返したい」と気合いを入れている筈です。
実際、グラティアスを使った京成杯を勝つなど、先週までに11勝を上げて、稼いだ賞金は「1億6318万円」と、去年の同じ時期(4月2週目まで)の「8勝・獲得賞金1億4831万円」を上回っているんですよ。
もちろん、今の加藤君は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が1億1000万円の皐月賞にグラティアス、1820万円の陽春Sにラティーンセイルを登録してきましたので、どちらも全力で仕上げてくる筈ですよ。

2021/04/12
日本獣医畜産大学を出てからノーザンファームで働いとりました
斉藤崇史調教師(栗東)

主な管理馬:
ラーゴム(2021年きさらぎ賞)
クロノジェネシス(2020年有馬記念など)
サマーセント(2020年マーメイドS)
ラウダシオン(2020年NHKマイルC)

今週の主な登録馬:
ラーゴム(皐月賞)
マンオブスピリット(福島民報杯)
ゴールドラグーン(陽春S)

担当者:調教師情報部 元調教師I

神奈川県出身の斉藤崇史君は、中学生の時に、同級生の影響で競馬が好きになって、高校生の時に、調教師を目指すと決めたそうですな。
そんで、日本獣医畜産大学(今の日本獣医生命科学大学)に通って、四年生の時には、もっと馬のことを勉強するために、半年くらいアイルランドに留学しとって、卒業した後は、2年ほどノーザンファームで働いとりました。
それから、2007年の6月に競馬学校の厩務員課程に入っとって、次の年の2月からは松永幹夫厩舎で厩務員を、7月からは調教助手をやっとったんや。
皆さんもよう知っとるように、松永厩舎に入ってから1年くらいの時に斉藤君は、レッドディザイアの担当になって、この馬が2009年の秋華賞を勝っとるし、ドバイとアメリカに遠征した時も一緒に行くっちゅうエエ経験をしとったんですわ。
2015年に調教師の試験に受かった彼は、2016年の3月に自分の厩舎を開業しとって、この年に「7勝・獲得賞金1億4086万円」っちゅう成績を残しとりました。
でもって、その後の3年間は、
2017年→17勝・獲得賞金2億9929万円
2018年→25勝・獲得賞金3億9086万円
2019年→24勝・獲得賞金5億9503万円
と書けば分かる通りで、賞金が「完全に右肩上がり」やったし、特に一昨年は、クロノジェネシスを使ったクイーンCで初めて重賞を勝つと、この馬を使った秋華賞で初めてのGI勝ちを飾っとります。
しかも去年は、ラウダシオンを使ったNHKマイルC、クロノジェネシスを使った宝塚記念と有馬記念を勝つなど、重賞を5勝しとって、「34勝・獲得賞金13億5145万円」っちゅう、今までで一番の成績を残しとったんですわ。
せやけど今年は、先週までが「10勝・獲得賞金2億1238万円」っちゅう成績で、去年のペースを大きく下回っとるんやから、きっと今の斉藤君は、「早く巻き返さなアカン」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億1000万円の皐月賞にラーゴム、2600万円の福島民報杯にマンオブスピリット、1820万円の陽春Sにゴールドラグーンと、全部で3頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、どの馬も「勝負懸かり」とワシは見とります。