「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2021/03/15
重賞を4つ勝ったミヤビランベリを担当しとりました
牧田和弥調教師(栗東)

主な管理馬:
アンドリエッテ(2018年マーメイドS)
ロンドンタウン(2017年コリアCなど)
トゥインクル(2016年ダイヤモンドS)

今週の主な登録馬:
ワールドリバイバル(スプリングS)
スピリットワンベル(なにわS)
フラーレン(矢作川特別)

担当者:調教師情報部 元調教師S

皆さんもよう知っとる通りで、牧田和弥君は、今も現役で乗り役をやっとる江田照男君や、もう調教師になっとる村山明君とかと同じで、1987年に「第6期生」として競馬学校の騎手課程に入って、1984年の桜花賞を勝ったダイアナソロンや、1989年の阪神3歳Sを勝ったコガネタイフウとかを育てた中村好夫さんの厩舎から、1990年にデビューしとりましたな。
乗り役時代には、タヤスダビンチに乗った1995年の新潟3歳S、ヒサコボンバーに乗った1999年の阪神ジャンプS、マグマライフに乗った2002年の阪神スプリングジャンプと、重賞を3つ勝って、2005年に引退するまでに、通算で122勝を上げとりました。
乗り役を引退してからの牧田君は、1994年の安田記念とマイルCSを勝ったノースフライトや、1998年のオークスを勝ったエリモエクセルとかを育てて、2018年の2月に引退した加藤敬二さんの厩舎で調教助手をやって、この頃に、2009年の目黒記念とアルゼンチン共和国杯とか、重賞を4つ勝ったミヤビランベリを担当しとったんや。
それから、2010年に調教師の試験に受かって、次の年の3月に厩舎を開業しとって、最初の年に、「10勝・獲得賞金1億5935万円」っちゅう成績を残すと、それからも、
2012年→12勝・獲得賞金1億8365万円
2013年→18勝・獲得賞金3億1927万円
2014年→8勝・獲得賞金2億0526万円
2015年→18勝・獲得賞金3億6029万円
2016年→18勝・獲得賞金4億1518万円
っちゅう形で順調に数字を伸ばしとって、特に2016年は、トゥインクルを使ったダイヤモンドSで初めての重賞勝ちを飾っとったし、開業してから一番の賞金を稼いどりました。
2017年と2018年には、ロンドンタウンでコリアC(韓国のG1)を連覇しとるんやけど、JRAでは、
2017年→18勝・獲得賞金2億9003万円
2018年→17勝・獲得賞金3億1008万円
2019年→14勝・獲得賞金2億8875万円
2020年→12勝・獲得賞金2億4130万円
っちゅう形で数字が伸び悩んどったし、今年に入ってからも、先週までに稼いだ賞金が「5369万円」で、2016年の同じ時期(3月13日【日】まで)の「1億4524万円」を大きく下回っとるんや。
せやから、ワシが牧田君やったら、「賞金の高いレースを勝って、早く巻き返さなアカン」と考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が5400万円のスプリングSにワールドリバイバル、1820万円のなにわSにスピリットワンベル、1500万円の矢作川特別にフラーレンと、賞金の高い特別レースに3頭を登録してきましたんで、どの馬もお釣りを残さずメイチに仕上げてくる筈や。

2021/03/15
仙台育英高校と中央大学の馬術部で活躍していましたね
尾形和幸調教師(美浦)

主な管理馬:
カラダレジェンド(2013年京王杯2歳S)
ブラゾンドゥリス(2017年黒船賞)

今週の主な登録馬:
ロードトゥフェイム(スプリングS)
キングハート(千葉S)

担当者:調教師情報部 元調教師N

宮城県出身の尾形和幸君は、中学1年生の時に馬術を始めて、仙台育英学園高校に進んで馬術部に入ると、3年生の時に全日本馬術選手権で優勝していましたし、中央大学に進んだ後も、馬術部の中心メンバーとして活躍していましたね。
大学を卒業してからは、2003年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月に加藤征弘厩舎の厩務員になり、8月には調教助手として久保田貴士厩舎に移って、2012年の12月に調教師の試験に受かるまで、ずっと久保田厩舎に所属していました。
尾形君がいた頃の久保田厩舎には、2008年の根岸Sなど、重賞を3勝したワイルドワンダーや、2009年のラジオNIKKEI賞を勝ったストロングガルーダなどがいましたから、こういった走る馬を間近で見られたのは、彼にとっていい経験になった筈です。
そして、2013年の3月に自分の厩舎を開業した尾形君は、カラダレジェンドを使った京王杯2歳Sで初めて重賞を勝つなど、その年は暮れまでに、「10勝・獲得賞金1億3346万円」という成績を残していましたし、その後も、2年目は12勝、3年目は15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていて、4年目だった2016年は、「23勝・獲得賞金3億5134万円」という、開業してから一番の成績を残していたんですよ。
でも、それからは数字が伸び悩んでいて、去年までの4年間も、
2017年→11勝・獲得賞金2億2820万円
2018年→10勝・獲得賞金1億5878万円
2019年→11勝・獲得賞金1億7765万円
2020年→11勝・獲得賞金1億8053万円
と書けば分かる通りで、2016年を大きく下回っていましたから、今年の尾形君は必ず巻き返したいと考えているのでしょうし、実際、先週までが「4勝・獲得賞金5227万円」という成績で、去年の同じ時期(3月15日【日】まで)の「2勝・獲得賞金2900万円」を大きく上回っています。
もちろん、今の尾形君は、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
こういった中、今週は、1着賞金が5400万円のスプリングSにロードトゥフェイム、2200万円の千葉Sにキングハートを登録していますので、「どちらも勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に尾形君がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せませんね。
それに、尾形君の厩舎は、2017年にブラゾンドゥリスを使った地方交流重賞の黒船賞を勝っていますけど、JRAの重賞は、カラダレジェンドを使った2013年の京王杯2歳Sから、7年以上も勝てていませんので、スプリングSのロードトゥフェイムには、「ここで久々の重賞勝ちを」という思いも込められているのでしょう。

2021/03/15
タップダンスシチーを使ったジャパンCとか、重賞を48回も勝っとるんや
佐々木晶三調教師(栗東)

主な管理馬:
キズナ(2013年ダービーなど)
アーネストリー(2011年宝塚記念など)
タップダンスシチー(2003年ジャパンCなど)
コスモサンビーム(2003年朝日杯FSなど)

今週の主な登録馬:
ショウリュウイクゾ(阪神大賞典)
ゲンパチルシファー(韓国馬事会杯)
アルティマリガーレ(武庫川S)

担当者:調教師情報部 元調教師Y

皆さんも知っとるやろうけど、佐々木晶三君は、1974年に中村武志厩舎からデビューしとって、1979年の桜花賞を、22頭立ての15番人気やったホースメンテスコで勝つなど、1982年に引退するまでに、2つの重賞を含めて全部で136勝を上げとりましたな。
乗り役を引退してからの佐々木君は、1982年から杉村一馬厩舎で、1985年から田中耕太郎厩舎で、1986年から坂口正則厩舎で、それぞれ調教助手をやって、1994年に調教師の試験に受かって、その年の11月に厩舎を開業しとります。
そんで、1996年には、シーキングザパールを使ったデイリー杯3歳Sで初めて重賞を勝つと、2003年には、タップダンスシチーを使ったジャパンCで初めてGIを勝っとるし、その後も、アーネストリーを使った2011年の宝塚記念とか、キズナを使った2013年のダービーとか、今までにGIを7勝、他も入れたら重賞を48回も勝っとるんやから、乗り役として馬を走らせるより、調教師として馬を仕上げる方が向いとるんでしょうな。
2011年の佐々木君は、アーネストリーの活躍とかで、今までで一番の35勝を上げて、「8億2061万円」の賞金を稼いどったんですわ。
けど、それからは成績が伸び悩んどって、一昨年までの3年間も、
2017年→13勝・獲得賞金3億7024万円
2018年→22勝・獲得賞金4億7122万円
2019年→18勝・獲得賞金3億5334万円
っちゅう物足りない数字やったから、去年の佐々木君は、「必ず巻き返したい」と考えとったんやろう。
実際、ウェスタールンドを使ったアンタレスSで、キズナで勝った2014年の大阪杯から6年振りに平地の重賞を勝つなど、2011年の次に多い33勝を上げて、「5億6225万円」の賞金を稼いどったんですわ。
そんで、今年も勢いは続いとって、ショウリュウイクゾで日経新春杯を勝つなど、先週までに5勝を上げて、稼いだ賞金は「1億2922万円」と、去年の同じ時期(3月15日【日】まで)の「9948万円」を上回っとります。
もちろん、今の佐々木君は、「この勢いを止めたくない」と考えとるんやろ。
そんな中、今週は、1着賞金が6700万円の阪神大賞典にショウリュウイクゾ、1820万円の韓国馬事会杯にゲンパチルシファー、1820万円の武庫川Sにアルティマリガーレと、3頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。

2021/03/15
開業した年にヤマカツスズランでGIを勝っとりますな
池添兼雄調教師(栗東)

主な管理馬:
カツジ(2020年スワンSなど)
ヤマカツエース(2017年金鯱賞など)
メイショウベルーガ(2010年日経新春杯など)
ヤマカツスズラン(1999年阪神3歳牝馬Sなど)

今週の主な登録馬:
メイショウテンゲン(阪神大賞典)
ルース(フラワーC)
ヤマカツマーメイド(千葉S)
ショウナンタイガ(武庫川S)
メイショウラビエ(なにわS)
リリーモントルー(淡路特別)
シティレインボー(フローラルウォーク賞)

担当者:調教師情報部 元調教師H

池添兼雄君は、1974年に、乗り役として大久保石松さんの厩舎からデビューしとって、メジロジュピターに乗った1984年の中山大障害・春や、カルストンイーデンに乗った1985年の京都大障害・春などを勝って、1992年に引退するまで、重賞を7勝、通算で185勝っちゅう成績を残しとって、「障害の名手」として活躍しとりました。
そんで、皆さんがよう知っとることやけど、兼雄君の長男は乗り役として活躍しとる謙一君で、次男は、2014年の調教師試験に33歳の若さで受かって、次の年の3月に厩舎を開業しとる学君ですな。
こうやって、自慢の息子が2人もおるんは、兼雄君にとってホンマに嬉しいことなんやろう。
乗り役を引退してからの兼雄君は、鶴留明雄厩舎で調教助手をやって、1997年に調教師の試験に受かると、1999年の3月に厩舎を開業して、1年目から「10勝・獲得賞金2億0711万円」っちゅう成績を残しとったし、その年の12月には、ヤマカツスズランを使った阪神3歳牝馬S(今の阪神ジュベナイルF)で早くも重賞を、それもGIを勝っとりました。
その後も、タガノバスティーユを使った2006年のファルコンS、タガノゲルニカを使った2006年の平安S、メイショウベルーガを使った2010年の日経新春杯と京都大賞典、ヤマカツエースを使った2016年と2017年の金鯱賞とか、今までに重賞を17回も勝っとるし、2016年の池添厩舎は、「24勝」を上げて、今までで一番の「5億0999万円」の賞金を稼いどったんですわ。
こうやってエエ結果を残せとるんは、乗り役時代の経験はもちろんやし、鶴留厩舎で調教助手をやっとった頃には、オークスを勝ったチョウカイキャロルや、ダービーを勝ったタヤスツヨシとか、走る馬が何頭もおったんで、それらを間近で見とった経験もしっかり活かせとるからなんでしょうな。
せやけど、その後の4年間は、
2017年→20勝・獲得賞金4億7693万円
2018年→16勝・獲得賞金4億7150万円
2019年→16勝・獲得賞金3億8876万円
2020年→16勝・獲得賞金3億4249万円
っちゅう形で賞金が「右肩下がり」になっとるし、今年に入ってからも悪い流れは続いとって、先週までに稼いだ賞金が「6617万円」と、去年の同じ時期(3月15日【日】まで)の「8575万円」を下回っとります。
もちろん、今の兼雄君は、「賞金の高いレースを勝って、一気に巻き返したい」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が6700万円の阪神大賞典にメイショウテンゲン、3500万円のフラワーCにルース、2200万円の千葉Sにヤマカツマーメイド、1820万円の武庫川Sにショウナンタイガ、1820万円のなにわSにメイショウラビエなど、計7頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたんで、どの馬も気合いを入れて仕上げてくるやろうな。