「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2020/11/24
東京農工大の先輩、高橋裕君の紹介で調教助手になりました
国枝栄調教師(美浦)

主な管理馬:
アーモンドアイ(2018年牝馬三冠など)
ダノンプラチナ(2014年朝日杯FSなど)
アパパネ(2010年牝馬三冠など)
マツリダゴッホ(2007年有馬記念など)

今週の主な登録馬:
アーモンドアイ(ジャパンC)
カレンブーケドール(ジャパンC)
ダノングレース(キャピタルS)
サトノエルドール(ウェルカムS)
モクレレ(オリエンタル賞)

担当者:調教師情報部 元調教師N

知っている方もいると思いますけど、国枝栄君は、岐阜県本巣郡の北方町出身で、近くに笠松競馬場があったことから、競馬に興味を持つようになって、地元の本巣高校に通っていた頃、「この世界で働きたい」と思ったそうです。
高校を出てからの彼は、東京農工大学農学部の獣医学科に入って、もちろん、この頃には馬術部に入っていましたし、卒業してからは、大学の2年先輩で、当時、八木沢勝美厩舎で調教助手をやっていて、今は調教師をやっている高橋裕君の紹介で、山崎彰義厩舎の調教助手になったんですよ。
ちなみに、山崎さんと言えば、1987年の新潟大賞典をセッテジュノーで勝つなど、通算で247勝を上げています。
国枝君は、山崎厩舎の調教助手になってから、ずっとそこで腕を磨いて、1989年に調教師の試験に受かって、1990年に自分の厩舎を開業しました。
最初の年は、使った頭数が少なかったので8勝止まりでしたが、2年目は9勝、3年目と4年目は15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていましたし、開業9年目だった1998年には、ブラックホークを使ったダービー卿CTで、初めて重賞を勝っています。
それに、国枝君の厩舎は、2010年にアパパネで、一昨年にアーモンドアイで、それぞれ牝馬三冠を勝つなど、厩舎を開業してから今までに、GIを18勝、重賞を53勝もしていますし、去年は、アーモンドアイを使ったドバイターフで初めての海外G1勝ちを飾っているんですよ。
そして、去年までの3年間も、
2017年→48勝・獲得賞金8億8056万円
2018年→45勝・獲得賞金16億0611万円
2019年→44勝・獲得賞金12億4822万円
という形で順調に勝ち星と賞金を積み重ねていましたし、今年も、先週までに41勝を上げて、稼いだ賞金は「11億7040万円」と、去年の同じ時期(11月17日【日】まで)の「10億7275万円」を上回っていますから、きっと今の彼は、「賞金の高いレースを勝って、もっとペースを上げたい」と考えている筈ですよ。
こういった中、今週は、1着賞金が3億円のジャパンCにアーモンドアイとカレンブーケドール、2500万円のキャピタルSにダノングレース、1820万円のウェルカムSにサトノエルドール、1500万円のオリエンタル賞にモクレレと、賞金の高い特別レースに5頭を登録していますので、「どの馬も勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に国枝君がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せませんね。

2020/11/24
高校を卒業してから、オーストラリアで馬のことを勉強しとったんや
矢作芳人調教師(栗東)

主な管理馬:
コントレイル(2020年ダービーなど)
モズアスコット(2020年フェブラリーSなど)
リスグラシュー(2019年有馬記念など)
ラヴズオンリーユー(2019年オークス)

今週の主な登録馬:
コントレイル(ジャパンC)
ラヴズオンリーユー(ジャパンC)
バスラットレオン(京都2歳S)
ハナズレジェンド(カノープスS)
ナイトバナレット(立雲峡S)
カフジジュピター(竹田城S・ウェルカムS)
ラヴユーライヴ(オリエンタル賞)
ホウオウライジン(シャングリラ賞)
プリマヴィスタ(江坂特別・オリエンタル賞)

担当者:調教師情報部 元調教師S

皆さんもよう知っとるように、地方の大井競馬で調教師をやっとって、2000年から2009年まで、「全国公営競馬調教師連合会」の会長を務めとった矢作和人さんの息子として生まれた矢作芳人君は、毎年、東大に何人も合格者を出しとる開成高校を卒業した後、大学には行かんで競馬の世界に入ると、オーストラリアで馬のことを勉強して、それから菅谷禎高(さだたか)厩舎とかで調教助手をやっとりましたな。
彼は、厩舎を開業した2005年に15勝を上げると、5年目の2009年に、47勝を上げて調教師リーディング2位になっとりましたし、2013年の7月28日(日)には、「今までで2番目の早さ」でJRA通算300勝を達成したんですわ。
しかも彼は、厩舎の仕事で忙しい中、自分の経験を題材にした、「開成調教師」、「開成調教師の仕事」っちゅう2冊の本を出しとって、スポーツ紙のコラムも書いとるんやから、物書きの才能もあるんでしょうな。
ちなみに矢作君は、「管理馬をできる限り多くのレースに出して、馬主さんにガッチリ賞金を稼いでもらいたい」っちゅう考えなんで、毎年のように「出走回数1位」を記録しとるんですわ。
実際、去年は「524戦」もしとって、2番目に多い美浦の斎藤誠厩舎が「386戦」やったんやから、ズバ抜けて多かったんがよう分かるし、今年も11月23日(月)までに、もう「455戦」もしとるんや。
そんで、2014年は、「54勝」を上げて、念願の調教師リーディング1位になっとったし、2016年は、今までで一番の「57勝」を上げて、また1位になっとりましたな。
けど、2017年と一昨年は、
2017年→47勝・獲得賞金10億8918万円(リーディング7位)
2018年→54勝・獲得賞金14億0757万円(リーディング3位)
っちゅう形で1位になれなかったんや。
それに、去年は「54勝・獲得賞金19億1331万円」(リーディング2位)っちゅう成績で、賞金は1位やったんやけど、62勝を上げてリーディング1位の安田隆行厩舎に、勝ち星で「8勝」の差を付けられとったから、きっと今年の彼は、「去年より1つでも多く勝って、勝利数と賞金の両方で1位になりたい」と考えとる筈や。
実際、今年は11月23日(月)までに「50勝・獲得賞金17億8794万円」っちゅう成績で、調教師リーディングと獲得賞金の両方でトップに立っとるんやけど、ワシは、矢作君が今の数字に満足せんで、これからも全力で稼ぎにくると見とるんですわ。
っちゅうのも、賞金の方は、2位の国枝栄厩舎(11億7040万円)に「6億1754万円」の差を付けとるんやけど、リーディングの方は、今、2位の友道康夫厩舎が、9月から11月23日(月)までで一気に16勝を上げて、矢作厩舎と2勝差(48勝)まで迫ってきとりますんで。
せやから、ワシが矢作君やったら、「とにかく友道厩舎との差を広げておきたい」と考える筈や。
そんな中、今週は、1着賞金が3億円のジャパンCにコントレイル(もう1頭の登録馬ラヴズオンリーユーは回避の見込み)、3300万円の京都2歳Sにバスラットレオン、2200万円のカノープスSにハナズレジェンド、1820万円の立雲峡Sにナイトバナレット、1820万円の竹田城Sにカフジジュピターなど、特別レースに全部で9頭を登録してきましたんで、どの馬も気合いを入れて仕上げてくるやろうな。

2020/11/24
有名な牧場で育って、日本大学の獣医学部を卒業しとります
庄野靖志調教師(栗東)

主な管理馬:
レッドアンシェル(2020年北九州記念など)
スワーヴリチャード(2019年ジャパンCなど)
プールヴィル(2019年フィリーズレビュー)
リッジマン(2018年ステイヤーズS)

今週の主な登録馬:
レッドアンシェル(京阪杯)

担当者:調教師情報部 元調教師H

皆さんもよう知っとる通り、庄野靖志君は、1987年の阪神牝馬特別を勝ったシヨノリーガルや、1991年の中日新聞杯を勝ったショウリテンユウなどを生産したことで有名な「庄野牧場」で、少し前まで代表をやっとった、庄野昭彦さんの次男なんですわ。
今の「庄野牧場」は、兄の宏志さんが後を継いどるんやけど、元々は、靖志君も親父さんと同じように牧場の仕事をしようと思っとったそうで、高校を出た後は、日本大学の獣医学部に進学しとりました。
日本大学の獣医学部っちゅうたら、靖志君の他にも、ダービーを勝ったアイネスフウジンや、天皇賞・秋を勝ったオフサイドトラップとかを育てた加藤修甫さんや、NHKマイルCなどを勝ったタイキフォーチュンや、2002年と2003年の根岸Sを勝って、交流重賞でも大活躍したサウスヴィグラスとかを育てた高橋祥泰(よしやす)君とかが出とります。
靖志君は、大学を卒業して実家に戻ってから、調教師として、1979年のダービーと1981年の天皇賞・春を勝ったカツラノハイセイコや、1988年の桜花賞を勝ったアラホウトクとかを育てた大叔父の庄野穂積さんに馬のことを教わっとったそうで、そん時に、「将来は調教師になる」と決めたそうですわ。
そんで、1996年に競馬学校の厩務員課程を出てから、マーメイドSを勝ったシャイニンレーサーや、ウインターSを勝ったマチカネワラウカドとかを管理しとった高橋隆厩舎で10年ほど調教助手をやって、2006年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。
初めの年こそ、使った頭数が少なかったんで4勝止まりやったけど、2年目は10勝、3年目も10勝、4年目は12勝と順調に勝ち星を伸ばしとったし、去年までの5年間は、
2015年→22勝・獲得賞金4億2838万円
2016年→29勝・獲得賞金4億7630万円
2017年→15勝・獲得賞金5億0574万円
2018年→26勝・獲得賞金7億3989万円
2019年→24勝・獲得賞金8億3866万円
っちゅう安定した成績を残しとって、特に去年は、プールヴィルを使ったフィリーズレビューと、レッドアンシェルを使ったCBC賞と、スワーヴリチャードを使ったジャパンCを勝つなど、今までで一番多い賞金を稼いどりました。
けど今年は、11月23日(月)までが「16勝・獲得賞金3億6602万円」っちゅう成績で、去年のペースを大きく下回っとるんやから、今の靖志君は、「賞金の高いレースを勝って一気に稼がなアカン」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が3900万円の京阪杯にレッドアンシェルを登録してきましたんで、全力で仕上げてくるやろうな。

2020/11/24
京都産業大学で馬術部に入っとりましたな
大久保龍志調教師(栗東)

主な管理馬:
チュウワウィザード(2019年JBCクラシックなど)
スマートレイアー(2017年京都大賞典など)
ダノンシャーク(2014年マイルCSなど)
アサクサキングス(2007年菊花賞など)

今週の主な登録馬:
グロリアムンディ(京都2歳S)
ヒラボクラターシュ(カノープスS)
インターセクション(竹田城S)
ペガサス(竹田城S)

担当者:調教師情報部 元調教師I

知っとる方も多いと思いますけど、大久保龍志君は、ナリタブライアンやナリタタイシンやメジロパーマーやエリモジョージとかで、重賞50勝を含む597勝っちゅう実績を残して、2006年の3月に調教師を引退した大久保正陽さんの次男で、メジロドーベルやショウナンカンプやショウナンパントルとかで、重賞42勝を含む878勝っちゅう実績を残して、2015年の2月に定年で調教師を引退した美浦の大久保洋吉さんは親戚ですな。
栗東高校から京都産業大学に進んで、馬術部に入っとった龍志君は、1988年の9月に競馬学校の厩務員課程に入ると、次の年から親父さんの厩舎で厩務員と調教助手をやって経験を積んで、2001年に調教師の試験に受かっとりました。
それから、2003年に自分の厩舎を開業した龍志君は、その年に、「23勝・獲得賞金3億4892万円」っちゅう、1年目としてはかなりエエ成績を残しとったし、その後も順調に勝ち星を増やしとって、2007年には、アサクサキングスを使った菊花賞で初めてGIを勝っとって、他にも、ダノンシャークを使った2014年のマイルCSとか、今までに重賞を20回も勝っとります。
そんでもって、龍志君の厩舎は、初めてGIを勝った2007年に、31勝を上げて、「8億7617万円」っちゅう、開業してから一番の賞金を稼いどりましたな。
せやけど、その後は賞金が伸び悩んどって、去年までの5年間も、
2015年→獲得賞金5億8840万円
2016年→獲得賞金6億5259万円
2017年→獲得賞金6億5828万円
2018年→獲得賞金5億6745万円
2019年→獲得賞金6億1567万円
っちゅう物足りん数字が続いとったし、今年に入ってからも、11月23日(月)までに稼いだ賞金は「5億5546万円」と、まだ2007年の6割くらいなんやから、きっと今の龍志君は、「賞金の高いレースを多く勝たなアカン」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が3300万円の京都2歳Sにグロリアムンディ、2200万円のカノープスSにヒラボクラターシュ、1820万円の竹田城Sにインターセクションとペガサスと、特別レースに全部で4頭を登録してきましたんで、ワシが彼やったら、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えて、どの馬もキッチリ仕上げるやろうな。