注目調教師
2020/10/26
乗り役時代にローゼンカバリーなどで重賞を10勝していましたね
菊沢隆徳調教師(美浦)
主な管理馬:
ミッキースワロー(2020年日経賞など)
アエロリット(2017年NHKマイルCなど)
ウキヨノカゼ(2015年キーンランドCなど)
オープンガーデン(2011年阪神スプリングジャンプ)
今週の主な登録馬:
ダイワキャグニー(天皇賞・秋)
担当者:調教師情報部 元調教師O
皆さんも知っている通りで、菊沢隆徳君は、1985年に競馬学校の騎手課程に入って、柄崎義信厩舎(1983年の朝日杯3歳Sを勝ったハーディービジョンなどを管理)から、1988年に乗り役としてデビューしています。
乗り役としての彼は、1999年の目黒記念をローゼンカバリーで勝つなど、調教師の試験に受かって2010年に引退するまで、重賞を10勝、全部で639勝を上げていましたね。
そうそう、2016年に長男の一樹君が乗り役としてデビューしたことも、皆さんはよくご存知でしょう。
2011年に厩舎を開業した菊沢君は、引退した郷原洋行厩舎から引き継いだオープンガーデンで阪神スプリングジャンプを勝つなど、1年目から「10勝・獲得賞金1億9475万円」という成績を残していましたし、その後も、
2012年→17勝・獲得賞金2億3903万円
2013年→20勝・獲得賞金3億3237万円
2014年→26勝・獲得賞金3億6127万円
と、右肩上がりの成績を残していて、2013年には、デビュー前から自分で育ててきたウキヨノカゼでクイーンCを勝っていました。
それに、去年までの5年間も、
2015年→16勝・獲得賞金4億4251万円
2016年→15勝・獲得賞金2億7470万円
2017年→20勝・獲得賞金5億3351万円
2018年→24勝・獲得賞金5億7168万円
2019年→20勝・獲得賞金5億7628万円
という形で順調に実績を積み重ねていましたし、特に去年は、フィリアプーラでフェアリーSを勝って、ミッキースワローで七夕賞を勝つなど、今までで一番の賞金を稼いでいます。
それに、今年も勢いが続いていて、ミッキースワローで日経賞を、ダイワキャグニーでエプソムCを勝つなど、先週までに14勝を上げて、稼いだ賞金は「4億5076万円」と、去年の同じ時期(10月20日【日】まで)の「4億2915万円」を上回っているんですよ。
もちろん、今の菊沢君は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が1億5000万円の天皇賞・秋にダイワキャグニーを登録してきましたので、この馬を全力で仕上げてくる筈ですよ。
主な管理馬:
ミッキースワロー(2020年日経賞など)
アエロリット(2017年NHKマイルCなど)
ウキヨノカゼ(2015年キーンランドCなど)
オープンガーデン(2011年阪神スプリングジャンプ)
今週の主な登録馬:
ダイワキャグニー(天皇賞・秋)
担当者:調教師情報部 元調教師O
皆さんも知っている通りで、菊沢隆徳君は、1985年に競馬学校の騎手課程に入って、柄崎義信厩舎(1983年の朝日杯3歳Sを勝ったハーディービジョンなどを管理)から、1988年に乗り役としてデビューしています。
乗り役としての彼は、1999年の目黒記念をローゼンカバリーで勝つなど、調教師の試験に受かって2010年に引退するまで、重賞を10勝、全部で639勝を上げていましたね。
そうそう、2016年に長男の一樹君が乗り役としてデビューしたことも、皆さんはよくご存知でしょう。
2011年に厩舎を開業した菊沢君は、引退した郷原洋行厩舎から引き継いだオープンガーデンで阪神スプリングジャンプを勝つなど、1年目から「10勝・獲得賞金1億9475万円」という成績を残していましたし、その後も、
2012年→17勝・獲得賞金2億3903万円
2013年→20勝・獲得賞金3億3237万円
2014年→26勝・獲得賞金3億6127万円
と、右肩上がりの成績を残していて、2013年には、デビュー前から自分で育ててきたウキヨノカゼでクイーンCを勝っていました。
それに、去年までの5年間も、
2015年→16勝・獲得賞金4億4251万円
2016年→15勝・獲得賞金2億7470万円
2017年→20勝・獲得賞金5億3351万円
2018年→24勝・獲得賞金5億7168万円
2019年→20勝・獲得賞金5億7628万円
という形で順調に実績を積み重ねていましたし、特に去年は、フィリアプーラでフェアリーSを勝って、ミッキースワローで七夕賞を勝つなど、今までで一番の賞金を稼いでいます。
それに、今年も勢いが続いていて、ミッキースワローで日経賞を、ダイワキャグニーでエプソムCを勝つなど、先週までに14勝を上げて、稼いだ賞金は「4億5076万円」と、去年の同じ時期(10月20日【日】まで)の「4億2915万円」を上回っているんですよ。
もちろん、今の菊沢君は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が1億5000万円の天皇賞・秋にダイワキャグニーを登録してきましたので、この馬を全力で仕上げてくる筈ですよ。
2020/10/26
スポーツ新聞で「初の大卒調教師」っちゅう記事を見たこときっかけで…
友道康夫調教師(栗東)
主な管理馬:
アドマイヤマーズ(2019年香港マイルなど)
ワールドプレミア(2019年菊花賞)
ワグネリアン(2018年ダービーなど)
シュヴァルグラン(2017年ジャパンCなど)
今週の主な登録馬:
アドマイヤマーズ(スワンS)
ミルウ(アルテミスS)
ランブリングアレー(カシオペアS)
ジュンブルースカイ(萩S)
担当者:調教師情報部 元調教師Y
皆さんもよう知っとると思いますけど、友道康夫君は、大阪府立大学の獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一さんの厩舎で厩務員と調教助手を、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英君の厩舎で調教助手をやっとりましたな。
ちなみに、彼がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィーク(1998年のダービーなどGIを4勝)や、アグネスデジタル(2001年の天皇賞・秋などGIを6勝)とかを育てた白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。
友道君が浅見さんの厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田君の厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったんやから、走る馬を間近で見るっちゅう、ホンマにエエ経験ができたんやろ。
2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年が3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。
しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、ワンモアチャッターを使った2005年の朝日チャレンジCで初めて重賞を勝つと、アドマイヤジュピタを使った2008年の天皇賞・春で初めてGIを勝つなど、今までにJRAのGIを12回も勝っとるし、これを入れて重賞を45回も勝っとりますな。
2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう数字を残しとって、それから2015年までは2012年の成績を超えられなかったんやけど、去年までの4年間は、
2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
2018年→43勝・獲得賞金14億9300万円
2019年→36勝・獲得賞金14億6996万円
と書けば分かる通りで、4年続けて10億円以上の賞金を稼いどったし、今年は先週までに32勝を上げて、リーディング1位の矢作芳人厩舎と6勝差の2位に付けとるんや。
せやけど、賞金は「8億5391万円」と、先週までに「16億7108万円」を稼いで1位の矢作厩舎に「8億1717万円」の差を付けられとるんやから、ワシが友道君やったら、「賞金の高いレースを多く勝たなアカン」と考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が5900万円のスワンSにアドマイヤマーズ、2900万円のアルテミスSにミルウ、2600万円のカシオペアSにランブリングアレー、1700万円の萩Sにジュンブルースカイと、賞金の高い特別レースに全部で4頭を登録してきましたんで、どの馬も「勝負懸かり」とワシは見とります。
主な管理馬:
アドマイヤマーズ(2019年香港マイルなど)
ワールドプレミア(2019年菊花賞)
ワグネリアン(2018年ダービーなど)
シュヴァルグラン(2017年ジャパンCなど)
今週の主な登録馬:
アドマイヤマーズ(スワンS)
ミルウ(アルテミスS)
ランブリングアレー(カシオペアS)
ジュンブルースカイ(萩S)
担当者:調教師情報部 元調教師Y
皆さんもよう知っとると思いますけど、友道康夫君は、大阪府立大学の獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一さんの厩舎で厩務員と調教助手を、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英君の厩舎で調教助手をやっとりましたな。
ちなみに、彼がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィーク(1998年のダービーなどGIを4勝)や、アグネスデジタル(2001年の天皇賞・秋などGIを6勝)とかを育てた白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。
友道君が浅見さんの厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田君の厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったんやから、走る馬を間近で見るっちゅう、ホンマにエエ経験ができたんやろ。
2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年が3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。
しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、ワンモアチャッターを使った2005年の朝日チャレンジCで初めて重賞を勝つと、アドマイヤジュピタを使った2008年の天皇賞・春で初めてGIを勝つなど、今までにJRAのGIを12回も勝っとるし、これを入れて重賞を45回も勝っとりますな。
2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう数字を残しとって、それから2015年までは2012年の成績を超えられなかったんやけど、去年までの4年間は、
2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
2018年→43勝・獲得賞金14億9300万円
2019年→36勝・獲得賞金14億6996万円
と書けば分かる通りで、4年続けて10億円以上の賞金を稼いどったし、今年は先週までに32勝を上げて、リーディング1位の矢作芳人厩舎と6勝差の2位に付けとるんや。
せやけど、賞金は「8億5391万円」と、先週までに「16億7108万円」を稼いで1位の矢作厩舎に「8億1717万円」の差を付けられとるんやから、ワシが友道君やったら、「賞金の高いレースを多く勝たなアカン」と考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が5900万円のスワンSにアドマイヤマーズ、2900万円のアルテミスSにミルウ、2600万円のカシオペアSにランブリングアレー、1700万円の萩Sにジュンブルースカイと、賞金の高い特別レースに全部で4頭を登録してきましたんで、どの馬も「勝負懸かり」とワシは見とります。
2020/10/26
推薦で明治大学に入れるほどの腕前やったんや
池添学調教師(栗東)
主な管理馬:
サラキア(府中牝馬S)
エアアルマス(2020年東海S)
メラグラーナ(2017年オーシャンS)
今週の主な登録馬:
カテドラル(スワンS)
ボンセルヴィーソ(スワンS)
バンクショット(昇仙峡特別)
ゴールドティア(国立特別)
担当者:調教師情報部 元調教師H
皆さんも知っとるやろうけど、池添学君は、親父さんが同じ栗東で厩舎を構えとる池添兼雄君で、一つ上の兄ちゃんが乗り役の池添謙一君ですな。
学君は、中学生の時に、「競馬学校・騎手課程」の試験を受ける準備をしとったんやけど、体が大きくなってしもうたんで、当時、調教師の試験を受けとった兼雄君に相談したら、「その体重やったら乗り役は厳しい。調教師になったらどうや」と言われて、騎手になるんを諦めたそうですわ。
けど、誘導馬に乗るとか、厩舎で働くとか、「馬に関わる仕事がしたい」と考えとった学君は、将来の選択肢を広げるために、馬術に本腰を入れて、その腕は、馬術の名門、明治大学に推薦で入れるほどになったんや。
彼がおった時の明治大学は、大学馬術部の中で一番強くて、学君自身、かなり自信を持っとったし、一時は「オリンピックを目指そう」って考えとったんやけど、海外に遠征した2年生の時、そこで、世界レベルの馬術を見て、「とてもかなわん」と感じたんで、真剣に「競馬の道へ進もう」と思ったそうですわ。
そんで彼は、大学を卒業してから「ノーザンファーム」で3ヶ月くらい働いた後、アイルランドのエイダン・オブライエン厩舎で1年くらい働いとりました。
日本に戻ってからは、2005年の7月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の5月から兼雄君の厩舎で厩務員と調教助手をやって経験を積んで、2013年に33歳っちゅう若さで調教師の試験に受かっとります。
でもって、2015年に自分の厩舎を開業した学君は、その年にいきなり21勝もして、「2億5071万円」の賞金を稼いどったし、それから去年までも、
2016年→21勝・獲得賞金3億5328万円
2017年→23勝・獲得賞金4億1601万円
2018年→24勝・獲得賞金4億4060万円
2019年→33勝・獲得賞金6億0859万円
っちゅう形で、開業からずっと右肩上がりの成績を残しとるんや。
もちろん、今年の学君は、「去年までの勢いを止めたくない」って考えとるんやろうし、実際、エアアルマスで東海Sを勝つなど、先週までが「28勝・獲得賞金6億0100万円」っちゅう成績で、去年のペースを大きく上回っとります。
そんな中、今週は、1着賞金が5900万円のスワンSにカテドラルとボンセルヴィーソ、1500万円の昇仙峡特別にバンクショット、1500万円の国立特別にゴールドティアと、特別レースに全部で4頭を登録してきましたんで、ワシが彼やったら、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えて、どの馬も気合いを入れて仕上げるやろうな。
主な管理馬:
サラキア(府中牝馬S)
エアアルマス(2020年東海S)
メラグラーナ(2017年オーシャンS)
今週の主な登録馬:
カテドラル(スワンS)
ボンセルヴィーソ(スワンS)
バンクショット(昇仙峡特別)
ゴールドティア(国立特別)
担当者:調教師情報部 元調教師H
皆さんも知っとるやろうけど、池添学君は、親父さんが同じ栗東で厩舎を構えとる池添兼雄君で、一つ上の兄ちゃんが乗り役の池添謙一君ですな。
学君は、中学生の時に、「競馬学校・騎手課程」の試験を受ける準備をしとったんやけど、体が大きくなってしもうたんで、当時、調教師の試験を受けとった兼雄君に相談したら、「その体重やったら乗り役は厳しい。調教師になったらどうや」と言われて、騎手になるんを諦めたそうですわ。
けど、誘導馬に乗るとか、厩舎で働くとか、「馬に関わる仕事がしたい」と考えとった学君は、将来の選択肢を広げるために、馬術に本腰を入れて、その腕は、馬術の名門、明治大学に推薦で入れるほどになったんや。
彼がおった時の明治大学は、大学馬術部の中で一番強くて、学君自身、かなり自信を持っとったし、一時は「オリンピックを目指そう」って考えとったんやけど、海外に遠征した2年生の時、そこで、世界レベルの馬術を見て、「とてもかなわん」と感じたんで、真剣に「競馬の道へ進もう」と思ったそうですわ。
そんで彼は、大学を卒業してから「ノーザンファーム」で3ヶ月くらい働いた後、アイルランドのエイダン・オブライエン厩舎で1年くらい働いとりました。
日本に戻ってからは、2005年の7月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の5月から兼雄君の厩舎で厩務員と調教助手をやって経験を積んで、2013年に33歳っちゅう若さで調教師の試験に受かっとります。
でもって、2015年に自分の厩舎を開業した学君は、その年にいきなり21勝もして、「2億5071万円」の賞金を稼いどったし、それから去年までも、
2016年→21勝・獲得賞金3億5328万円
2017年→23勝・獲得賞金4億1601万円
2018年→24勝・獲得賞金4億4060万円
2019年→33勝・獲得賞金6億0859万円
っちゅう形で、開業からずっと右肩上がりの成績を残しとるんや。
もちろん、今年の学君は、「去年までの勢いを止めたくない」って考えとるんやろうし、実際、エアアルマスで東海Sを勝つなど、先週までが「28勝・獲得賞金6億0100万円」っちゅう成績で、去年のペースを大きく上回っとります。
そんな中、今週は、1着賞金が5900万円のスワンSにカテドラルとボンセルヴィーソ、1500万円の昇仙峡特別にバンクショット、1500万円の国立特別にゴールドティアと、特別レースに全部で4頭を登録してきましたんで、ワシが彼やったら、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えて、どの馬も気合いを入れて仕上げるやろうな。
2020/10/26
神奈川大学の工学部建築学科を卒業しています
木村哲也調教師(美浦)
主な管理馬:
オーソリティ(2020年青葉賞)
プリモシーン(2020年東京新聞杯など)
ステルヴィオ(2018年マイルCSなど)
アルビアーノ(2015年スワンSなど)
今週の主な登録馬:
ステルヴィオ(スワンS)
オレンジフィズ(アルテミスS)
ハーメティキスト(フルーツラインC)
エクセランフィーユ(キタサンブラックM)
スカイグルーヴ(キタサンブラックM)
担当者:調教師情報部 元調教師N
知っている方もいると思いますけど、木村哲也君は、家族や親戚に関係者がいた訳ではなく、お父さんがサラリーマンだったので、元々、競馬の世界に進むつもりはなくて、神奈川大学の工学部建築学科を出ていますし、馬に乗った経験も全くなかったそうです。
でも、急に馬と関わる仕事がしたくなって、一人で北海道に行って牧場で働いて、その後は、アイルランドに行って馬のことを学んでいたんですよ。
2000年の4月に競馬学校の厩務員課程に入った彼は、その年の10月から、1980年の中山記念を勝ったヨシノスキーや、1985年のクイーンSを勝ったアサクサスケールなどを管理していた、佐藤征助厩舎で厩務員をやって、次の年の5月からは、高橋裕(ゆたか)厩舎で調教助手をやっていました。
その後は、勢司和浩厩舎で調教助手と厩務員をやって、中川公成(ただしげ)厩舎で調教助手をやって、2010年に調教師の試験に受かると、次の年の6月に自分の厩舎を開業しています。
初めの年は、「6勝・獲得賞金5941万円」という成績でしたけど、2年目は9勝、3年目は16勝と順調に数字を伸ばしていて、一昨年までの5年間も、
2014年→14勝・獲得賞金2億2627万円
2015年→31勝・獲得賞金4億8362万円
2016年→37勝・獲得賞金5億4819万円
2017年→33勝・獲得賞金5億8982万円
2018年→48勝・獲得賞金9億3209万円
という成績を残していましたし、特に一昨年は、プリモシーンでフェアリーSと関屋記念を勝って、ステルヴィオでスプリングSとマイルCSを勝つなど、勝ち星と賞金のどっちも開業してから一番の成績でした。
でも、去年は「36勝・獲得賞金6億4672万円」という成績で、一昨年を大きく下回っていましたから、今年の木村君は、「必ず巻き返したい」と気合いを入れているのでしょうし、実際、プリモシーンを使った東京新聞杯と、ダーリントンホールを使った共同通信杯と、オーソリティを使った青葉賞を勝つなど、先週までに28勝を上げて、稼いだ賞金は「5億6994万円」と、去年の同じ時期(10月20日【日】まで)の「5億3728万円」を上回っているんですよ。
もちろん、今の木村君は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が5900万円のスワンSにステルヴィオ、2900万円のアルテミスSにオレンジフィズ、1820万円のフルーツラインCにハーメティキスト、1820万円のキタサンブラックMにエクセランフィーユとスカイグルーヴと、賞金の高い特別レースに5頭を登録していますので、「どの馬も勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に彼がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せませんね。
主な管理馬:
オーソリティ(2020年青葉賞)
プリモシーン(2020年東京新聞杯など)
ステルヴィオ(2018年マイルCSなど)
アルビアーノ(2015年スワンSなど)
今週の主な登録馬:
ステルヴィオ(スワンS)
オレンジフィズ(アルテミスS)
ハーメティキスト(フルーツラインC)
エクセランフィーユ(キタサンブラックM)
スカイグルーヴ(キタサンブラックM)
担当者:調教師情報部 元調教師N
知っている方もいると思いますけど、木村哲也君は、家族や親戚に関係者がいた訳ではなく、お父さんがサラリーマンだったので、元々、競馬の世界に進むつもりはなくて、神奈川大学の工学部建築学科を出ていますし、馬に乗った経験も全くなかったそうです。
でも、急に馬と関わる仕事がしたくなって、一人で北海道に行って牧場で働いて、その後は、アイルランドに行って馬のことを学んでいたんですよ。
2000年の4月に競馬学校の厩務員課程に入った彼は、その年の10月から、1980年の中山記念を勝ったヨシノスキーや、1985年のクイーンSを勝ったアサクサスケールなどを管理していた、佐藤征助厩舎で厩務員をやって、次の年の5月からは、高橋裕(ゆたか)厩舎で調教助手をやっていました。
その後は、勢司和浩厩舎で調教助手と厩務員をやって、中川公成(ただしげ)厩舎で調教助手をやって、2010年に調教師の試験に受かると、次の年の6月に自分の厩舎を開業しています。
初めの年は、「6勝・獲得賞金5941万円」という成績でしたけど、2年目は9勝、3年目は16勝と順調に数字を伸ばしていて、一昨年までの5年間も、
2014年→14勝・獲得賞金2億2627万円
2015年→31勝・獲得賞金4億8362万円
2016年→37勝・獲得賞金5億4819万円
2017年→33勝・獲得賞金5億8982万円
2018年→48勝・獲得賞金9億3209万円
という成績を残していましたし、特に一昨年は、プリモシーンでフェアリーSと関屋記念を勝って、ステルヴィオでスプリングSとマイルCSを勝つなど、勝ち星と賞金のどっちも開業してから一番の成績でした。
でも、去年は「36勝・獲得賞金6億4672万円」という成績で、一昨年を大きく下回っていましたから、今年の木村君は、「必ず巻き返したい」と気合いを入れているのでしょうし、実際、プリモシーンを使った東京新聞杯と、ダーリントンホールを使った共同通信杯と、オーソリティを使った青葉賞を勝つなど、先週までに28勝を上げて、稼いだ賞金は「5億6994万円」と、去年の同じ時期(10月20日【日】まで)の「5億3728万円」を上回っているんですよ。
もちろん、今の木村君は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が5900万円のスワンSにステルヴィオ、2900万円のアルテミスSにオレンジフィズ、1820万円のフルーツラインCにハーメティキスト、1820万円のキタサンブラックMにエクセランフィーユとスカイグルーヴと、賞金の高い特別レースに5頭を登録していますので、「どの馬も勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に彼がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せませんね。