「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2020/07/06
馬だけやなくて、弟子もしっかり育てとりますな
安田隆行調教師(栗東)

主な管理馬:
ロードカナロア(2013年スプリンターズSなど)
グレープブランデー(2013年フェブラリーSなど)
カレンチャン(2011年スプリンターズSなど)
トランセンド(2010年ジャパンCダートなど)


今週の主な登録馬:
デュープロセス(プロキオンS)
ミッキーワイルド(プロキオンS)
レッドルゼル(プロキオンS)
ダノンスプレンダー(マレーシアC・フィリピンT)
フリーフリッカー(マレーシアC・フィリピンT)
ナオミラフィネ(織姫賞・タイランドC)


担当者:調教師情報部 元調教師S

安田隆行君が、乗り役時代、1991年に皐月賞とダービーをトウカイテイオーで勝つなど、全部で680勝を上げとって、引退した次の年の1995年に厩舎を開業しとるんは、ワシが改めて説明せんでも、皆さんがよう知っとるやろう。
今年で開業26年目を迎えとる彼の厩舎は、2010年までに勝った重賞は全部で8つやったけど、その後の3年間は、
2011年→重賞11勝を含む43勝・獲得賞金12億8498万円
2012年→重賞3勝を含む46勝・獲得賞金9億7908万円
2013年→重賞6勝を含む44勝・獲得賞金11億9911万円
っちゅう素晴らしい数字を残しとって、この間には、2013年の高松宮記念とスプリンターズSとかを勝ったロードカナロアと、フェブラリーSなどを勝ったグレープブランデーと、2011年のジャパンCダートとかを勝ったトランセンドと、2011年のスプリンターズSと2012年の高松宮記念とかを勝ったカレンチャンっちゅう、4頭のGI馬を育てとりましたな。
それに安田君は、2004年にデビューした川田将雅(ゆうが)君を立派な乗り役に育てとるし、一昨年の3月に厩舎を開業しとる次男の翔伍君と高柳大輔君は、安田厩舎で調教助手をやっとったように、馬だけやなくて、弟子もしっかり育てとるんやから、ホンマに大したもんですわ。
しかも、去年の安田厩舎は、ダノンスマッシュでシルクロードSとキーンランドCを、ダイアトニックでスワンSを勝つなど、「62勝・獲得賞金12億9916万円」っちゅう、今までで一番の成績を残して、初めて調教師リーディングの1位になっとったんや。
せやけど、今年は先週までが「22勝・獲得賞金5億8604万円」っちゅう成績で、30勝を上げてリーディング1位の矢作芳人厩舎に8勝の差を付けられとるし、賞金も、「11億0186万円」を稼いで1位の矢作芳人厩舎に「5億1582万円」の差を付けられとるんやから、今の彼は、「早く上との差を詰めなアカン」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が3600万円のプロキオンSにデュープロセスとミッキーワイルドとレッドルゼル、1820万円のマレーシアCにダノンスプレンダー(フィリピンTにも登録)とフリーフリッカー(フィリピンTにも登録)、1060万円の織姫賞にナオミラフィネ(タイランドCにも登録)と、特別レースに全部で6頭を登録してきましたんで、どの馬も全力で仕上げてくるやろうな。


2020/07/06
ナリタブライアンの厩舎で働いとりました
北出成人調教師(栗東)

主な管理馬:
エーポス(2020年フィリーズレビュー)
アクティブミノル(2015年セントウルSなど)
グァンチャーレ(2015年シンザン記念)
ルールプロスパー(2014年京都ハイジャンプなど)


今週の主な登録馬:
サクセスエナジー(プロキオンS)
サフランハート(マリーンS)
ニシノキントウン(テレビユー福島賞)
ラフィングマッチ(テレビユー福島賞)
ドラグーンシチー(マレーシアC)


担当者:調教師情報部 元調教師H

皆さんもよう知っとる通り、北出成人(よしひと)君は、1987年の9月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の1月から、神戸新聞杯を勝ったロングタイトルとかを育てた大根田裕也厩舎で厩務員をやって、1990年の4月からは調教助手をやっとったんですわ。
それから、大根田さんが2002年の2月に定年で引退したんで、その年の3月からは、ナリタブライアンや、ナリタタイシンや、メジロパーマーや、エリモジョージとかを育てた大久保正陽(まさあき)厩舎で調教助手をやって、2005年に調教師の試験に受かると、次の年に、定年で引退した大久保さんの厩舎を引き継ぐ形で、自分の厩舎を開業しとります。
初めの年は、レースに使った数が少なかったんで、「4勝・獲得賞金8785万円」っちゅう成績やったけど、2年目は9勝、3年目は16勝と、順調に勝ち星を積み重ねとったし、それからは、毎年勝ち星を2ケタに乗せとって、2014年の北出君は、ルールプロスパーを使った京都ハイジャンプで初めて重賞を勝つと、アクティブミノルを使った函館2歳Sも勝って、「24勝・獲得賞金4億1716万円」っちゅう、今までで一番エエ数字を残しとったんや。
せやけど、その後は、
2015年→11勝・獲得賞金3億7159万円
2016年→17勝・獲得賞金2億7505万円
2017年→20勝・獲得賞金3億3974万円
2018年→17勝・獲得賞金3億7793万円
2019年→16勝・獲得賞金3億8102万円
っちゅう形で成績が伸び悩んどったから、今年の北出君は、「巻き返さなアカン」と考えとる筈ですわ。
実際、今年に入ってから先週までは、エーポスでフィリーズレビューを勝つなど、「12勝・獲得賞金3億0202万円」っちゅう成績を残しとって、去年のペースを大きく上回っとります。
もちろん、今の彼は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えとるんやろう。
そんな中、今週は、1着賞金が3600万円のプロキオンSにサクセスエナジー、2200万円のマリーンSにサフランハート、1820万円のテレビユー福島賞にニシノキントウンとラフィングマッチ、1820万円のマレーシアCにドラグーンシチーと、特別レースに全部で5頭を登録してきましたんで、どの馬も気合いを入れて仕上げるやろうな。


2020/07/06
お父さんは、函館西高校の校長先生でした
相沢郁調教師(美浦)

主な管理馬:
ブラックホール(2019年札幌2歳S)
エメラルファイト(2019年スプリングS)
ジョウテンブレーヴ(2001年マイラーズCなど)
ウメノファイバー(1999年オークスなど)


今週の主な登録馬:
バレリオ(七夕賞)
サペラヴィ(猪苗代特別)
イッツアワターン(織姫賞)


担当者:調教師情報部 元調教師M

皆さんも知っていると思いますが、北海道出身の相沢郁(いくお)君は、高校を出てから、麻布大学の獣医学部に進んでいて、その頃、門別の白井牧場(1998年のフェブラリーSを勝ったグルメフロンティア、2000年の桜花賞を勝ったチアズグレイスなどを生産)でアルバイトをしたことがきっかけで、「JRAの獣医になりたい」と思ったそうですが、その後、「自分で走る馬を育てたい」と思うようになって、調教師を目指したそうです。
ちなみに、彼のお父さんは高校の先生で、北島三郎さんの母校である函館西高校の校長を務めたこともあるそうですよ。
そして相沢君は、競馬学校を出た後、1986年の11月から、前田禎(ただし)厩舎で調教助手をやって、1997年に38歳の若さで調教師の試験に受かって、次の年に自分の厩舎を開業するまで、ずっと前田厩舎で腕を磨いていました。
前田厩舎と言えば、1993年の関屋記念と京王杯AHを勝ったマイスタージンガーや、1998年の毎日杯と京都4歳特別を勝ったミラクルタイムなどでお馴染みですね。
開業してからの相沢君は、その年の11月に、ウメノファイバーを使った京王杯3歳Sで早くも重賞を勝つと、次の年にも、ウメノファイバーでクイーンCとオークスを勝つなど、今までに重賞を18勝もしています。
2014年の相沢厩舎は、ヴェルデグリーンでアメリカJCCを勝つなど、全部で18勝を上げて、「5億7189万円」という、今までで一番の賞金を稼いでいました。
でも、一昨年までの4年間は、
2015年→19勝・獲得賞金4億7222万円
2016年→23勝・獲得賞金3億7562万円
2017年→27勝・獲得賞金3億7871万円
2018年→25勝・獲得賞金4億4062万円
と、2014年の賞金を大きく下回っていましたから、去年の相沢君は、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょうし、実際に、エメラルファイトでスプリングSを勝つなど、「29勝・獲得賞金5億0600万円」という成績で、一昨年の数字を大きく上回っています。
そして、今年は先週までに16勝を上げて、「3億1095万円」の賞金を稼いでいて、去年の同じ時期(7月1週目まで)の「2億9576万円」を上回っていますから、今の彼は、「賞金の高い特別レースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が4100万円の七夕賞にバレリオ、1500万円の猪苗代特別にサペラヴィ、1060万円の織姫賞にイッツアワターンと、全部で3頭を特別レースに登録してきましたので、どの馬も全力で仕上げてくる筈ですよ。


2020/07/06
若い頃はコックを目指しとったんや
音無秀孝調教師(栗東)

主な管理馬:
モズスーパーフレア(2020年高松宮記念など)
インディチャンプ(2019年安田記念など)
ミッキーロケット(2018年宝塚記念など)
ミッキーアイル(2016年マイルCSなど)


今週の主な登録馬:
サンライズノヴァ(プロキオンS)
アードラー(プロキオンS)
ブリッツアウェイ(テレビユー福島賞)
ワールドフォーラブ(テレビユー福島賞)
エンプティチェア(マカオJCT)
デルマカトリーナ(函館道新スポーツ杯)


担当者:調教師情報部 元調教師Y

皆さんもよう知っとると思いますけど、音無秀孝君は、ラグビーボールやエルカーサリバーとかでお馴染みやった田中良平厩舎から、1979年に乗り役としてデビューしとって、1985年のオークスを、28頭立ての21番人気やったノアノハコブネで勝つなど、1993年に引退するまでに、全部で84勝を上げとりましたな。
ちなみに彼は、小さい頃にコックを目指しとって、中学を出てからは、レストランで見習いをやっとったんやけど、そこにおった3年間で競馬が大好きになって、それから乗り役を目指したんや。
乗り役を引退してからの音無君は、田中良平さんの息子の田中章博(のりひろ)厩舎で調教助手をやって、1995年に調教師の試験に受かると、その年の6月に自分の厩舎を開業して、7月には早くも、イナズマタカオーを使った北九州記念で初の重賞勝ちを飾っとりましたな。
それからも、音無厩舎は順調に勝ち星を増やしとって、オレハマッテルゼを使った2006年の高松宮記念で初めてGIを勝つと、オウケンブルースリを使った2008年の菊花賞、カンパニーを使った2009年の天皇賞・秋とマイルCS、ミッキーアイルを使った2014年のNHKマイルCと2016年のマイルCS、ミッキーロケットを使った一昨年の宝塚記念、インディチャンプを使った去年の安田記念とマイルCS、モズスーパーフレアを使った今年の高松宮記念とか、今までに、GIの13勝を入れて重賞を77回も勝っとるんや。
2004年の音無厩舎は、48勝を上げて「10億3187万円」の賞金を稼いどったし、それから2010年まで、ずっと10億円以上を稼いどりました。
中でも、2009年は、「45勝・獲得賞金15億0488万円」っちゅう成績で、「最多賞金獲得調教師賞」を受賞しとったし、2010年は、「52勝・獲得賞金11億5654万円」っちゅう成績で、初めて「調教師リーディング1位」になったんやから、乗り役よりも、調教師として馬を育てる方が向いとるんやろ。
そんで、2011年から2015年までは、勝ち星も賞金のどっちも2010年の数字を超えられなかったんやけど、去年までの4年間は、
2016年→45勝・獲得賞金11億9467万円
2017年→47勝・獲得賞金12億2770万円
2018年→45勝・獲得賞金13億2507万円
2019年→43勝・獲得賞金13億1710万円
と、立て続けにエエ成績を残しとりました。
けど、今年は先週までが「16勝・獲得賞金6億0767万円」っちゅう成績で、去年の同じ時期(7月1週目まで)の「20勝・獲得賞金6億2848万円」を下回っとるんやから、今の音無君は、「賞金の高いレースを勝って一気に稼がなアカン」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が3600万円のプロキオンSにサンライズノヴァとアードラー(今の時点では除外対象)、1820万円のテレビユー福島賞にブリッツアウェイとワールドフォーラブ、1500万円のマカオJCTにエンプティチェア、1500万円の函館道新スポーツ杯にデルマカトリーナを登録してきましたんで、どの馬も「勝負懸かり」とワシは見とります。