「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2019/09/23
ロードカナロアとかでお馴染みですな
安田隆行調教師(栗東)

主な管理馬:
ロードカナロア(2013年スプリンターズSなど)
グレープブランデー(2013年フェブラリーSなど)
カレンチャン(2011年スプリンターズSなど)
トランセンド(2010年ジャパンCダートなど)


今週の主な登録馬:
ダノンスマッシュ(スプリンターズS)
アングライフェン(シリウスS)
スマートシャヒーン(勝浦特別)


担当者:調教師情報部 元調教師S

安田隆行君が、乗り役時代、1991年に皐月賞とダービーをトウカイテイオーで勝つなど、全部で680勝を上げとって、引退した次の年の1995年に厩舎を開業しとるんは、ワシが改めて説明せんでも、皆さんはよう知っとるやろう。
今年で開業25年目を迎えとる彼の厩舎は、2010年までに勝った重賞は全部で8つやったけど、その後の3年間は、
2011年→重賞11勝を含む43勝・獲得賞金12億8498万円
2012年→重賞3勝を含む46勝・獲得賞金9億7908万円
2013年→重賞6勝を含む44勝・獲得賞金11億9911万円
っちゅう素晴らしい数字を残しとって、この間には、2013年の高松宮記念とスプリンターズSとかを勝ったロードカナロアと、フェブラリーSなどを勝ったグレープブランデーと、2011年のジャパンCダートとかを勝ったトランセンドと、2011年スプリンターズSと2012年の高松宮記念とかを勝ったカレンチャンっちゅう、4頭のGI馬を育てとりましたな。
ちなみに安田君は、2004年に自分の厩舎からデビューした川田将雅(ゆうが)君を立派な乗り役に育てとるし、去年の3月から厩舎を開業しとる次男の翔伍君と高柳大輔君は、安田厩舎で調教助手をやっとったように、馬だけやなくて、弟子もしっかり育てとるんやから、ホンマに大したもんですわ。
ただ、安田厩舎を支えとったロードカナロアとカレンチャンとトランセンドが引退してからは、「厩舎の大黒柱」と言えるような馬が出てきとらんので、去年までの5年間は、
2014年→40勝・獲得賞金6億9333万円
2015年→36勝・獲得賞金7億6891万円
2016年→35勝・獲得賞金6億4006万円
2017年→36勝・獲得賞金6億4320万円
2018年→48勝・獲得賞金7億9493万円
と、賞金が伸び悩んどったから、今年の安田君は、「キッチリ巻き返さなアカン」と考えとる筈やで。
実際、先週までの成績は「50勝・獲得賞金9億9830万円」っちゅうもんで、去年のペースを大きく上回っとるし、今は、「調教師リーディングの1位」になっとるんや。
せやけど、賞金は、先週までに「12億0915万円」を稼いでトップの角居厩舎に「2億1085万円」の差を付けられとるんで、ワシが彼やったら、「賞金の高いレースを勝って、角居厩舎との差を詰めたい」と考えますわ。
そんな中、安田君の厩舎は、今週、1着賞金が1億1000万円のスプリンターズSにダノンスマッシュ、3600万円のシリウスSにアングライフェン、1500万円の勝浦特別にスマートシャヒーンと、特別レースに3頭を登録してきたんで、どの馬も全力で仕上げてくるやろうな。


2019/09/23
「ビッグレッドファーム」で働いとったんや
奥村豊調教師(栗東)

主な管理馬:
ディアンドル(2019年葵S)

今週の主な登録馬:
ディアンドル(スプリンターズS)

担当者:調教師情報部 元調教師F

皆さんもよう知っとるやろうけど、奥村豊君は、2001年から「ビッグレッドファーム」で働いて、そこで馬のことを勉強したあと、2003年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月から、五十嵐忠男君(2005年の阪神ジュベナイルFを勝ったテイエムプリキュアなどを管理)の厩舎で厩務員をやった後、2004年の2月から調教助手をやって、2006年の4月から、藤岡健一君(一昨年の高松宮記念を勝ったビッグアーサーなどを管理)の厩舎で調教助手をやって経験を積んどりました。
で、2014年に調教師の試験に受かって、次の年の3月に厩舎を開業しとります。
彼と同じ年に受かった調教師は、池添学君、奥村武君、武井亮君、西村真幸君、松下武士君がいますな。
豊君は、最初の年に「9勝・獲得賞金1億1363万円」という成績を残すと、その後も、
2016年→18勝・獲得賞金2億1141万円
2017年→22勝・獲得賞金3億3143万円
2018年→18勝・獲得賞金3億6671万円
と、勝ち星と賞金を順調に伸ばしとります。
そんで、今年は先週までが「20勝・獲得賞金3億1418万円」っちゅう成績で、去年のペースを大きく上回っとるんやけど、ワシは、彼がこの数字に満足せんで、これからも全力で勝ちにくると見とるんや。
何しろ、さっき書いた通り、彼と同じ年に受かった調教師は5人いるんやけど、今年は、
西村真幸調教師→32勝・獲得賞金5億2166万円
池添学調教師→21勝・獲得賞金4億0697万円
松下武士調教師→15勝・獲得賞金3億2435万円
と書けば分かる通り、3人が豊君の賞金を上回っとるんで。
もちろん、今の彼は、「同期に負けたくない」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億1000万円のスプリンターズSにディアンドルを登録してきましたんで、実際に彼がどう仕上げてくるんか、これからの動きを、最後の最後までキッチリ確認せなアカンやろ。


2019/09/23
タマモクロスやナリタブライアンでお馴染みですわ
南井克巳調教師(栗東)

主な管理馬:
サトノフェイバー(2018年きさらぎ賞)
ホウライアキコ(2013年デイリー杯2歳Sなど)
タマモホットプレイ(2004年スワンSなど)
ウイングアロー(2000年ジャパンCダート)


今週の主な登録馬:
サトノプライム(シリウスS)
メイショウワザシ(シリウスS)
アスタールビー(道頓堀S)
メイショウイサナ(戎橋特別)


担当者:調教師情報部 元調教師I

皆さんもよう知っとるように、乗り役として1971年にデビューした南井克巳君は、タマモクロスに乗った天皇賞・春と秋や、オグリキャップに乗ったマイルCSや、ナリタブライアンに乗ったクラシック三冠や、マーベラスクラウンに乗ったジャパンCや、サイレンススズカに乗った宝塚記念とか、調教師の試験に受かって引退した1999年までに、GIの16勝を含めて重賞を77勝、通算の勝ち星は1527勝っちゅう素晴らしい成績を残しとりましたな。
ちなみに、彼の息子の大志(ひろし)君は、2012年に乗り役を引退しとって、去年の2月まで親父さんの厩舎で調教助手をやっとったんやけど、3月からは武幸四郎君の厩舎で調教助手をやっとりますわ。
で、南井君は、乗り役の頃に所属しとった工藤嘉見さんの厩舎を引き継いで、2000年に開業して、その年のジャパンCダートを、自分も乗っとったウイングアローで勝って、調教師として幸先のええスタートを切っとったし、2009年には、「25勝・4億8900万円」っちゅうエエ成績を残したんや。
せやけど、2016年までの3年間は、
2014年→17勝・獲得賞金3億7859万円
2015年→22勝・獲得賞金4億0592万円
2016年→24勝・獲得賞金3億9435万円
っちゅう形で、2009年の数字を下回ってしもうたんで、一昨年の彼は、「キッチリ巻き返したい」と考えとった筈ですわ。
実際、一昨年は、メイショウスミトモを使ったシリウスSで4年振りに重賞を勝つなど、「28勝・獲得賞金5億4242万円」と、勝ち星と賞金のどっちも開業してから一番の数字を残しとりました。
けど、去年は「24勝・獲得賞金4億5231万円」っちゅう成績に留まってしもうたんで、今年の彼は、「とにかくガッチリ稼ぎたい」と意気込んどる筈で、実際、先週までの成績が「22勝・獲得賞金3億6634万円」と、去年のペースを大きく上回っとります。
もちろん、今の南井君は、「この勢いで、賞金の高いレースをもっと勝ちたい」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が3600万円のシリウスSにサトノプライムとメイショウワザシ、1820万円の道頓堀Sにアスタールビー、1500万円の戎橋特別にメイショウイサナを登録してきましたんで、どの馬も全力で仕上げてくるんでしょうな。


2019/09/23
田中勝春君は乗り役時代の同期ですな
角田晃一調教師(栗東)

主な管理馬:
イベリス(2019年アーリントンC)
アレスバローズ(2018年CBC賞など)
ベルカント(2014年フィリーズレビューなど)


今週の主な登録馬:
アレスバローズ(スプリンターズS)
イベリス(スプリンターズS)


担当者:調教師情報部 元調教師Y

皆さんもよう知っとる通り、角田晃一君は、田中勝春君や、今は美浦で調教師をやっとる小野次郎君や、2014年の10月に引退した佐藤哲三君とかと同じで、1986年の4月に「第5期生」として競馬学校の騎手課程に入っとって、1989年の3月に渡辺栄さんの厩舎からデビューしたんや。
乗り役時代の角田君は、デビュー3年目やった1991年に、シスタートウショウに乗った桜花賞で初めてGIを勝っとって、その他にも、ノースフライトに乗った1994年の安田記念とマイルCS、フジキセキに乗った1994年の朝日杯3歳S、ジャングルポケットに乗った2001年のダービー、ヒシミラクルに乗った2002年の菊花賞と2003年の天皇賞・春と宝塚記念とか、GIの10勝を入れて重賞を38回も勝って、全部で713勝もしとりましたな。
そんで、調教師の試験に受かった2010年に乗り役を引退してから、中竹和也厩舎で技術調教師をやって、厩舎をやりくりする方法や、馬の集め方とかを教わっとって、2011年の3月に自分の厩舎を開業しとります。
初めの年は7勝やったけど、2年目は19勝、3年目は20勝と順調に数字を伸ばしとったし、2013年には、ベルカントを使ったファンタジーSで初めて重賞を勝っとったんですわ。
そんで、一昨年までの4年間は、
2014年→25勝・獲得賞金4億3910万円
2015年→25勝・獲得賞金4億3104万円
2016年→22勝・獲得賞金4億5858万円
2017年→30勝・獲得賞金5億1704万円
っちゅう形で安定した成績を残しとったし、去年は、アレスバローズでCBC賞と北九州記念を勝つなど、28勝を上げて、「5億5825万円」っちゅう、今までで一番の賞金を稼いどりました。
で、今年に入ってからも勢いは続いとって、イベリスを使ったアーリントンCとか、先週までに18勝を上げとるし、賞金は「3億8648万円」と、去年の同じ時期(9月23日まで)の「21勝・獲得賞金3億9116万円」と同じくらいなんやから、今の彼は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えとるんやろう。
そんな中、今週は、1着賞金が1億1000万円のスプリンターズSにアレスバローズとイベリスを登録しとるんで、どっちも「勝負懸かり」とワシは見とります。