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注目調教師
2019/08/12
スポーツ新聞の記事を見たのがきっかけなんですわ
友道康夫調教師(栗東)

主な管理馬:
アドマイヤマーズ(2019年NHKマイルCなど)
ワグネリアン(2018年ダービーなど)
ヴィブロス(2017年ドバイターフなど)
マカヒキ(2016年ダービーなど)


今週の主な登録馬:
ワグネリアン(札幌記念)
アンコールプリュ(NST賞)
トリコロールブルー(NST賞)
ピボットポイント(英彦山特別)


担当者:調教師情報部 元調教師H

皆さんもよう知っとるやろうけど、友道康夫君は、大阪府立大学の獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一さんの厩舎で厩務員と調教助手を、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英君の厩舎で調教助手をやっとりましたな。
ちなみに、彼がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィーク(1998年のダービーなどGIを4勝)や、アグネスデジタル(2001年の天皇賞・秋などGIを6勝)とかを育てた白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。
友道君が浅見さんの厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田君の厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったんやから、走る馬を間近で見るっちゅう、ホンマにエエ経験ができたんやろ。
2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年が3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。
しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、ワンモアチャッターを使った2005年の朝日チャレンジCで初めて重賞を勝つと、アドマイヤジュピタを使った2008年の天皇賞・春で初めてGIを勝つなど、今までにGIを11回も勝って、これを入れて重賞を全部で39回も勝っとりますな。
そんで、2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう数字を残しとったし、それから2015年までは2012年の成績を超えられなかったんやけど、去年までの3年間は、
2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
2018年→43勝・獲得賞金14億9300万円
っちゅう形で一気に数字を伸ばしとって、特に去年は、ワグネリアンを使ったダービーと神戸新聞杯、アドマイヤマーズを使ったデイリー杯2歳Sと朝日杯FSとかを勝って、勝ち星と賞金のどっちも開業してから一番の数字でしたな。
ただ、今年は、ユーキャンスマイルでダイヤモンドSを、アドマイヤマーズでNHKマイルCを勝っとるんやけど、先週までが「20勝・獲得賞金6億6611万円」っちゅう成績で、まだ去年の4割くらいしか稼げとらんのやから、きっと今の彼は間違いなく、「賞金の高い特別レースを勝ってペースを上げなアカン」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が7000万円の札幌記念にワグネリアン、2200万円のNST賞にアンコールプリュとトリコロールブルー、1050万円の英彦山特別にピボットポイントを登録してきましたんで、どの馬も気合いを入れて仕上げてくるやろうな。



2019/08/12
イギリスのニューマーケットで厩務員をやっていました
藤沢和雄調教師(美浦)

主な管理馬:
レイデオロ(2017年ダービーなど)
ソウルスターリング(2017年オークスなど)
ゼンノロブロイ(2004年有馬記念など)
ダンスインザムード(2004年桜花賞など)


今週の主な登録馬:
ゴーフォザサミット(札幌記念)
ランフォザローゼス(札幌記念)
エデリー(富良野特別)


担当者:調教師情報部 元調教師M

皆さんも知っていると思いますが、藤沢和雄君の実家は、1978年の天皇賞・秋を勝ったテンメイと、2010年の共同通信杯を勝ったハンソデバンドで有名な、苫小牧市の樽前にある「藤沢武雄牧場」でして、彼は大学を出てから、お父さんの武雄さんの友達だった田中良熊さんがやっていた、登別にある「青藍牧場」の手伝いをしていた時に、「自分も競馬の仕事をする」と決めたそうです。
それから藤沢君は、ニューマーケット(イギリス)のギャビン・プリチャード・ゴードン厩舎で、4年くらい厩務員をやって、日本に戻って来てからは、1977年から、菊池一雄厩舎(皐月賞とダービーを勝ったカツトップエースなどを管理)の調教助手をやって、1982年から、佐藤勝美厩舎(札幌記念を勝ったサンエイサンキューなどを管理)の調教助手をやっていましたね。
そして、1983年からは、3冠馬のシンボリルドルフなどを育てた野平祐二厩舎で調教助手をやって、1987年に調教師の試験に受かって、次の年に自分の厩舎を開業しています。
調教師になってからの藤沢君の活躍は、皆さんもよく知っている通りで、タイキシャトルを使った1998年の安田記念とマイルCS、シンボリクリスエスを使った2002年と2003年の有馬記念、ダンスインザムードを使った2006年のヴィクトリアマイル、サトノアレスを使った2016年の朝日杯FS、ソウルスターリングを使った一昨年のオークス、レイデオロを使った一昨年のダービーと去年の天皇賞・秋など、今までに、GIの28勝を含めて重賞を115勝もしています。
それに、勝ち星そのものも多くて、開業してから去年まで、1年あたり46勝もしていましたし、先週までに、現役で1番の「通算1459勝」という素晴らしい実績を残していて、現役で2番目に勝ち星が多いのは、国枝栄君の「873勝」ですから、どれだけたくさん勝っているのかがよく分かりますね。
賞金も、1995年から2006年までの12年間は、ずっと10億円の大台に乗せていましたし、ゼンノロブロイで天皇賞・秋とジャパンCと有馬記念などを勝った2004年には、60勝を上げて、今までで一番の「23億1700万円」という賞金を稼いでいます。
それに、2016年は、サトノアレスを使った朝日杯FSや、ソウルスターリングを使った阪神ジュベナイルFなど、重賞を5つ勝って、「51勝・獲得賞金10億9272万円」という数字を残していましたし、一昨年は、ソウルスターリングでオークスを、レイデオロでダービーを勝つなど、「44勝・獲得賞金14億2548万円」という成績を残していました。
ただ、去年は、「52勝・獲得賞金13億6944万円」という成績で、勝ち星は一昨年を8つ上回りましたけど、賞金は下回ってしまいましたから、今年の藤沢君は「必ず巻き返したい」と気合いを入れている筈です。
実際、今年に入ってから先週までは、「28勝・獲得賞金7億2047万円」というもので、去年の同じ時期(8月2週目まで)の「29勝・獲得賞金6億1842万円」を、大きく上回っていますけど、彼は、この数字に決して満足していないと私は見ています。
と言うのも、今、43勝でリーディング1位の安田隆行厩舎に、15勝の差を付けられて、「10億9662万円」を稼いで賞金で1位の角居勝彦厩舎に、「3億7615万円」の差を付けられているのですから。
もちろん、今の藤沢君は、「賞金の高いレースを勝って、早く1位との差を詰めたい」と考えている筈です。
そんな中、今週は、1着賞金が7000万円の札幌記念にゴーフォザサミットとランフォザローゼス、1050万円の富良野特別にエデリーと、全部で3頭を登録してきましたので、どの馬もキッチリ仕上げてくるでしょうね。



2019/08/12
レストランで見習いをやっとったんや
音無秀孝調教師(栗東)

主な管理馬:
インディチャンプ(2019年安田記念など)
ミッキーロケット(2018年宝塚記念など)
ミッキーアイル(2016年マイルCSなど)


今週の主な登録馬:
モズスーパーフレア(北九州記念)
アロマドゥルセ(阿賀野川特別)


担当者:調教師情報部 元調教師S

皆さんもよう知っとるように、音無秀孝君は、ラグビーボールやエルカーサリバーとかでお馴染みやった田中良平厩舎から、1979年に乗り役としてデビューしとって、1985年のオークスを、28頭立ての21番人気やったノアノハコブネで勝つなど、1993年に引退するまでに、全部で84勝を上げとりましたな。
ちなみに彼は、小さい頃にコックを目指しとって、中学を出てからは、レストランで見習いをやっとったんやけど、そこにおった3年間で競馬が大好きになって、それから乗り役を目指したんや。
乗り役を引退してからの音無君は、田中良平さんの息子の田中章博(のりひろ)厩舎で調教助手をやって、1995年に調教師の試験に受かると、その年の6月に自分の厩舎を開業して、7月には早くも、イナズマタカオーを使った北九州記念で初の重賞勝ちを飾っとりましたな。
それからも、音無厩舎は順調に勝ち星を増やしとって、オレハマッテルゼを使った2006年の高松宮記念で初めてGIを勝つと、オウケンブルースリを使った2008年の菊花賞、カンパニーを使った2009年の天皇賞・秋とマイルCS、ミッキーアイルを使った2014年のNHKマイルCと2016年のマイルCS、ミッキーロケットを使った去年の宝塚記念、インディチャンプを使った今年の安田記念とか、今までに、GIの10勝を入れて重賞を72回も勝っとるんや。
2004年の音無厩舎は、48勝を上げて「10億3187万円」の賞金を稼いどったし、それから2010年まで、ずっと10億円以上を稼いどりました。
中でも、2009年は、「45勝・獲得賞金15億0488万円」っちゅう成績で、「最多賞金獲得調教師賞」を受賞しとったし、2010年は、「52勝・獲得賞金11億5654万円」っちゅう成績で、初めて「調教師リーディング1位」になったんやから、乗り役よりも、調教師として馬を育てる方が向いとるんやろ。
そんで、2011年から2015年までは、勝ち星も賞金のどっちも2010年の数字を超えられなかったんやけど、去年までの3年間は、
2016年→45勝・獲得賞金11億9467万円
2017年→47勝・獲得賞金12億2770万円
2018年→45勝・獲得賞金13億2507万円
と、立て続けにエエ成績を残しとったんですわ。
けど、今年は先週までが「28勝・獲得賞金7億1322万円」っちゅう成績で、去年の同じ時期(8月2週目まで)の「26勝・獲得賞金8億4927万円」を、大きく下回っとるんやから、今の彼は、「賞金の高いレースを勝って、とにかくペースを上げなアカン」と思っとるんやろう。
そんな中、今週は、1着賞金が3900万円の北九州記念にモズスーパーフレア、1500万円の阿賀野川特別にアロマドゥルセを登録してきたんやから、どちらの馬も全力で仕上げてくるやろうな。



2019/08/12
京都産業大学で馬術部に入っとりましたな
大久保龍志調教師(栗東)

主な管理馬:
チュウワウィザード(2019年平安Sなど)
スマートレイアー(2017年京都大賞典など)
サンデーウィザード(2017年新潟大賞典)
ダノンシャーク(2014年マイルCSなど)
アサクサキングス(2007年菊花賞など)


今週の主な登録馬:
ディープダイバー(北九州記念)
ブルミラコロ(NST賞)
インターセクション(西部スポニチ賞)
ムーンザムーン(石狩特別)
ブールバール(小樽特別)


担当者:調教師情報部 元調教師I

皆さんもよう知っとるように、大久保龍志君は、ナリタブライアンやナリタタイシンやメジロパーマーやエリモジョージとかで、重賞50勝を含む597勝っちゅう実績を残して、2006年の3月に調教師を引退した大久保正陽さんの息子で、メジロドーベルやショウナンカンプやショウナンパントルとかで、重賞42勝を含む878勝っちゅう実績を残して、2015年の2月に定年で調教師を引退した美浦の大久保洋吉さんは親戚ですな。
栗東高校から京都産業大学に進んで、大学の馬術部に入っとった龍志君は、1988年の9月に競馬学校の厩務員課程に進むと、次の年から親父さんの厩舎で厩務員と調教助手をやって経験を積んで、2001年に調教師の試験に受かっとりました。
それから、2003年に自分の厩舎を開業した龍志君は、その年に、「23勝・獲得賞金3億4892万円」っちゅう、1年目としてはかなりエエ成績を残しとったし、その後も順調に勝ち星を増やしとって、2007年には、アサクサキングスを使った菊花賞で初めてGIを勝っとって、他にも、ダノンシャークを使った2014年のマイルCSとか、今までに重賞を17回も勝っとります。
そんでもって、龍志君の厩舎は、初めてGIを勝った2007年に、31勝を上げて、「8億7617万円」っちゅう、開業してから一番の賞金を稼いどりましたな。
せやけど、それからは2007年の数字を一度も上回れとらんし、去年までの3年間も、
2016年→27勝・獲得賞金6億5259万円
2017年→28勝・獲得賞金6億5828万円
2018年→29勝・獲得賞金5億6745万円
っちゅう、2007年と比べたら物足りん数字が続いとるんで、今年の彼は、「何が何でも巻き返したい」と考えとる筈ですわ。
実際、今年に入ってから先週までの成績は、「22勝・獲得賞金4億2111万円」と、去年の同じ時期(8月2週目まで)の「21勝・獲得賞金3億3876万円」を上回っとります。
けど、このままのペースやったら、2007年の数字を超えられんので、ワシが龍志君やったら、間違いなく、「賞金の高いレースを勝って、もっとペースを上げたい」と考えるでしょうな。
そんな中、今週は、1着賞金が3900万円の北九州記念にディープダイバー、2200万円NST賞にブルミラコロ、1500万円の西部スポニチ賞にインターセクション、1050万円の石狩特別にムーンザムーン、1050万円の小樽特別にブールバールを登録してきましたんで、どの馬もキッチリ仕上げてくる筈やで。