「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2019/06/24
親父さんがカルストンライトオのオーナーでしたな
清水久詞調教師(栗東)

主な管理馬:
キタサンブラック(2017年有馬記念など)
カシアス(2017年函館2歳S)
ジョーストリクトリ(2017年ニュージーランドT)
トウケイヘイロー(2013年札幌記念など)


今週の主な登録馬:
ビップライブリー(CBC賞)
ジョーアラビカ(知多特別)
ジョーマンデリン(道新スポーツ杯)

担当者:調教師情報部 元調教師S

皆さんもよう知っとるように、清水久詞君は、1997年に競馬学校の厩務員課程に入って、その後は、1993年の菊花賞とかGIを3つ勝ったビワハヤヒデや、1995年の阪神3歳牝馬S(今の阪神ジュベナイルF)を勝ったビワハイジとかを育てた浜田光正さんの厩舎でずっと調教助手をやっとりましたな。
この頃に、1998年の桜花賞と秋華賞や、2000年のエリザベス女王杯を勝ったファレノプシスを担当しとったことも、皆さんはよう知っとる筈や。
そんで清水君は、1997年から2000年まで乗り役をやっとった押田純子さんと結婚しとるし、清水厩舎の調教助手で、キタサンブラックの担当やった押田道郎君は、純子さんの兄ですな。
ちなみに、清水君の親父さんの貞光さんは、馬主さんで、2004年のスプリンターズSを勝ったカルストンライトオとかを持っとった方やから、もちろん、清水君も子供の時から馬に関わる機会が多かったんで、早い内から「馬と関わる仕事をしたい」と思っとったそうですわ。
2009年に調教師の試験に受かって、その年の6月に自分の厩舎を開業した清水君は、5年目の2013年に、トウケイヘイローを使ったダービー卿CTで初めて重賞を勝って、その年は、この馬で4つも重賞を勝つなど、「23勝・獲得賞金4億8941万円」っちゅう成績を残しとりました。
それに2015年は、キタサンブラックを使った菊花賞で初めてGIを勝って、それを入れてこの馬で3つ重賞を勝つとか、「26勝・獲得賞金7億2208万円」っちゅう成績を残しとったし、2016年は、キタサンブラックで天皇賞・春と京都大賞典とジャパンCを勝つとか、「27勝・獲得賞金11億1410万円」っちゅうエエ成績を残しとりましたな。
そんで一昨年は、キタサンブラックを使った大阪杯と天皇賞・春と天皇賞・秋と有馬記念と、ジョーストリクトリを使ったニュージーランドTと、カシアスを使った函館2歳Sと、重賞を6勝もして、「29勝・獲得賞金13億8947万円」っちゅう、今までで一番の成績を残したんですわ。
しかも、キタサンブラックは、2年連続で「年度代表馬」に選ばれたんやから、清水君はホンマに喜んだんでしょうな。
ただ、そのキタサンブラックは、一昨年の有馬記念を最後に引退しとるんで、去年の清水君は、「その分を他の馬で稼がなアカン」と思っとった筈やけど、実際は、「21勝・獲得賞金4億0492万円」っちゅう成績に終わってしもうたし、今年に入ってから先週までは、「18勝・獲得賞金3億6134万円」と、一昨年と比べたら賞金がまだ2割くらいなんやから、ワシが彼やったら、「とにかくガッチリ稼がなアカン」と考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が3900万円のCBC賞にビップライブリー、1500万円の知多特別にジョーアラビカ、1500万円の道新スポーツ杯にジョーマンデリンを登録してきたんやから、どの馬も全力で仕上げてくるやろうな。


2019/06/24
テイエムオーシャンやカワカミプリンセスとかに乗っとりました
本田優調教師(栗東)

主な管理馬:
ランスオブプラーナ(2019年毎日杯)
エテルナミノル(2018年愛知杯)
レーヌミノル(2017年桜花賞など)


今週の主な登録馬:
ランスオブプラーナ(ラジオNIKKEI賞)
メイショウマトイ(白川郷S)
オーパキャマラード(道新スポーツ杯)

担当者:調教師情報部 元調教師I

皆さんもよう知っとるやろうけど、本田優君は、1980年に、星川薫さんの厩舎から乗り役としてデビューしとりました。
星川さんは、1994年のフェブラリーSを勝ったチアズアトムや、1995年のシンザン記念を勝っとって、同じ年のマイルCSで2着やったメイショウテゾロとかを管理しとったことでお馴染みですな。
乗り役やった頃の本田君は、デビュー2年目やった1981年に、ロビンソンシチーに乗った京都記念で初めて重賞を勝っとったし、1986年には、ゴールドシチーに乗った阪神3歳Sで初めてGIを勝っとりました。
それからも、リキアイノーザンに乗った1989年の中山牝馬Sや、レインボークイーンに乗った1996年のクイーンSや、テイエムオーシャンに乗った2001年の桜花賞と秋華賞や、カワカミプリンセスに乗った2006年のオークスと秋華賞とか、6つのGIを入れて重賞を27回も勝っとったし、全部で757勝っちゅう成績を残しとりましたな。
そんで、調教師の試験に受かった2007年に乗り役を引退して、その年の3月に自分の厩舎を開業しとって、最初の年は4勝止まりやったけど、次の年に、バトルブレーヴを使った小倉サマージャンプで初めて重賞を勝つなど、「16勝・獲得賞金2億8219万円」っちゅう成績を残すと、その後も順調に勝ち星を積み重ねとって、2012年には、「35勝・獲得賞金5億9610万円」っちゅう成績を残しとりました。
それに、一昨年までの5年間も、
2013年→18勝・獲得賞金3億6011万円
2014年→27勝・獲得賞金3億9379万円
2015年→28勝・獲得賞金4億1884万円
2016年→37勝・獲得賞金6億0345万円
2017年→29勝・獲得賞金6億5661万円
っちゅう成績を残しとって、特に一昨年は、レーヌミノルを使った桜花賞で初めてGIを勝つなど、今までで一番の賞金を稼いどったんですわ。
けど、去年は、「20勝・獲得賞金3億4989万円」っちゅう成績で、一昨年より、勝ち星が9つ、賞金が「3億0672万円」も少なかったんで、きっと、今年の本田君は、「キッチリ巻き返さなアカン」と考えとる筈や。
実際、今年に入ってから先週までの成績は、「13勝・獲得賞金2億1323万円」と、去年のペースを大きく上回っとるんやけど、一昨年と比べたら、まだ3割くらいしか稼げとらんので、ワシが彼やったら、「賞金の高いレースを勝って、厩舎に勢いを付けなアカン」と考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が3800万円のラジオNIKKEI賞にランスオブプラーナ、1820万円の白川郷Sにメイショウマトイ、1500万円の道新スポーツ杯にオーパキャマラードを登録してきましたんで、どの馬もキッチリ仕上げてくるんでしょうな。


2019/06/24
ナイスネイチャとかでお馴染みですな
松永昌博調教師(栗東)

主な管理馬:
モルトベーネ(2017年アンタレスS)
ノボリディアーナ(2015年府中牝馬S)
ウインバリアシオン(2014年日経賞など)
エイシンアポロン(2011年マイルCSなど)


今週の主な登録馬:
ラインスピリット(CBC賞)
バーニングペスカ(テレビユー福島賞)

担当者:調教師情報部 元調教師Y

皆さんもよう知っとるやろうけど、松永昌博君は、乗り役やった時に、バンブーメモリーで勝った1989年のスワンSや、オースミシャダイで勝った1990年の阪神大賞典や、ナイスネイチャで勝った1991年の京都新聞杯と鳴尾記念とか、2002年に引退するまでに、重賞を23勝しとって、全部で544勝を上げとりましたな。
乗り役を引退した後の昌博君は、2002年から義理の親父さんの松永善晴厩舎で調教助手をやって、2005年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。
最初の年は、「7勝・獲得賞金1億1276万円」っちゅう成績やったけど、次の年には、「19勝・獲得賞金2億8294万円」と大きく成績を伸ばしとったし、2008年は「26勝」、2009年は「25勝」、2010年は「25勝」、2011年は「22勝」と、ずっと「20勝以上」をキープしとりました。
そん中でも、2011年はエイシンアポロンを使ったマイルCSで初めてGIを勝つなど、重賞を4勝して、今までで一番多い「8億0718万円」(22勝)の賞金を稼いどったんや。
で、その後も、2012年は「21勝」、2013年は「33勝」、2014年は「21勝」と、「20勝以上」を続けとったし、こん中で、2013年の勝利数は、今までで一番なんですわ。
せやけど、この年の賞金は「6億0460万円」と、2011年より2億円以上も少ないもんやったし、去年までの4年間も、
2015年→19勝・獲得賞金4億5568万円
2016年→19勝・獲得賞金4億2464万円
2017年→22勝・獲得賞金4億3566万円
2018年→20勝・獲得賞金4億0907万円
っちゅう成績やったんで、今年の昌博君は、「キッチリ巻き返したい」と思っとるんでしょうな。
ただ、今年に入ってから先週までの成績は、「8勝・獲得賞金1億4021万円」っちゅうもんで、去年のペースを大きく下回っとるんやから、きっと今の彼は、「賞金の高いレースを勝たなアカン」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が3900万円のCBC賞にラインスピリット、1820万円のテレビユー福島賞にバーニングペスカを登録してきましたんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。


2019/06/24
ビッグレッドファームで働いていました
青木孝文調教師(美浦)

主な管理馬:
ウインゼノビア(クローバー賞)

今週の主な登録馬:
ウインゼノビア(ラジオNIKKEI賞)
ダディーズマインド(ラジオNIKKEI賞)

担当者:調教師情報部 元調教師O

皆さんも知っていると思いますが、群馬県出身の青木孝文君は、中学生の頃に競馬に興味を持って、初めて生でレースを観たのは、アヌスミラビリスが勝った1996年の毎日王冠だったそうです。
彼は、高校を卒業してから、浦河にある「BTC育成調教技術者の養成研修所」で1年間勉強して、その後、ビッグレッドファーム真歌で働いていました。
そして、2004年の7月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月から成島英春厩舎で厩務員をやっていました。
2005年の4月からは、伊藤正徳厩舎で厩務員になって、その時には、日経賞やアメリカJCCなどを勝ったネヴァブションを担当していましたね。
それから青木君は、小桧山厩舎で調教助手をやって、2015年に、34歳の若さで調教師の試験に受かって、一昨年の3月に自分の厩舎を開業しています。
でも、3月4日(土)の初出走からなかなか勝てずにいて、ようやく初勝利を上げられたのは、7月30日(日)の2歳未勝利戦で、結局、最初の年は「3勝・獲得賞金8900万円」という成績でしたけど、2年目だった去年は、「15勝・獲得賞金1億8460万円」と、一気に成績を伸ばしていました。
ただ、今年に入ってから先週までは、「1勝・獲得賞金4412万円」という成績で、去年のペースを大きく下回っていますから、きっと今の彼は、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えているのでしょう。
それに、青木君と同期の調教師は、杉山晴紀君と寺島良君がいて、今年、この二人は、
寺島厩舎→15勝・獲得賞金2億6298万円
杉山厩舎→11勝・獲得賞金2億2371万円
と、青木君よりもいい成績を残しています。
もちろん、今の彼は、「同期に負けたくない」とも考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金が3800万円のラジオNIKKEI賞にウインゼノビアとダディーズマインドを登録してきましたので、私が青木君でしたら、どちらの馬も全力で仕上げますね。
しかも、彼の厩舎は、キャリアが浅く、まだ重賞を勝てていませんので、今回は、「ここで初めての重賞勝ちを」という思いも込められている筈です。