「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2019/05/06
イギリスで厩務員をやっていましたね
藤沢和雄調教師(美浦)

主な管理馬:
レイデオロ(2017年ダービーなど)
ソウルスターリング(2017年オークスなど)
ゼンノロブロイ(2004年有馬記念など)
ダンスインザムード(2004年桜花賞など)


今週の主な登録馬:
ソウルスターリング(ヴィクトリアマイル)
サトノアレス(京王杯SC)
スターオブペルシャ(京王杯SC)
タワーオブロンドン(京王杯SC)
ルヴォルグ(プリンシパルS)
ヴァンランディ(夏木立賞)


担当者:調教師情報部 元調教師M

皆さんも知っていると思いますが、藤沢和雄君の実家は、1978年の天皇賞・秋を勝ったテンメイと、2010年の共同通信杯を勝ったハンソデバンドで有名な、苫小牧市の樽前にある「藤沢武雄牧場」でして、彼は大学を出てから、お父さんの武雄さんの友達だった田中良熊さんがやっていた、登別にある「青藍牧場」の手伝いをしていた時に、「自分も競馬の仕事をする」と決めたそうです。
それから藤沢君は、ニューマーケット(イギリス)のギャビン・プリチャード・ゴードン厩舎で、4年くらい厩務員をやって、日本に戻って来てからは、1977年から、菊池一雄厩舎(皐月賞とダービーを勝ったカツトップエースなどを管理)の調教助手をやって、1982年から、佐藤勝美厩舎(札幌記念を勝ったサンエイサンキューなどを管理)の調教助手をやっていましたね。
そして、1983年からは、3冠馬のシンボリルドルフなどを育てた野平祐二厩舎で調教助手をやって、1987年に調教師の試験に受かって、次の年に自分の厩舎を開業しています。
調教師になってからの藤沢君の活躍は、皆さんもよく知っている通りで、タイキシャトルを使った1998年の安田記念とマイルCS、シンボリクリスエスを使った2002年と2003年の有馬記念、ダンスインザムードを使った2006年のヴィクトリアマイル、サトノアレスを使った2016年の朝日杯FS、ソウルスターリングを使った一昨年のオークス、レイデオロを使った一昨年のダービーと去年の天皇賞・秋など、今までに、GIの28勝を含めて重賞を113勝もしています。
それに、勝ち星そのものも多くて、開業してから去年まで、1年あたり46勝もしていましたし、先週までに、現役で1番の「通算1445勝」という素晴らしい実績を残していて、現役で2番目に勝ち星が多いのは、国枝栄君の「863勝」ですから、どれだけたくさん勝っているのかがよく分かりますね。
賞金も、1995年から2006年までの12年間は、ずっと10億円の大台に乗せていましたし、ゼンノロブロイで天皇賞・秋とジャパンCと有馬記念などを勝った2004年には、60勝を上げて、今までで一番の「23億1700万円」という賞金を稼いでいます。
それに、2016年は、サトノアレスを使った朝日杯FSや、ソウルスターリングを使った阪神ジュベナイルFなど、重賞を5つ勝って、「51勝・獲得賞金10億9272万円」という数字を残していましたし、一昨年は、ソウルスターリングでオークスを、レイデオロでダービーを勝つなど、「44勝・獲得賞金14億2548万円」という成績を残していました。
ただ、去年は、「52勝・獲得賞金13億6944万円」という成績で、勝ち星は一昨年を8つ上回りましたけど、賞金は下回ってしまいましたから、今年の藤沢君は「賞金の高いレースを多く勝ちたい」と気合いを入れている筈です。
でも、実際は、先週までが「12勝・獲得賞金3億9200万円」という成績で、今、28勝でリーディング1位の安田隆行厩舎に、16勝の差を付けられて、「6億3398万円」を稼いで賞金で1位の池江泰寿厩舎に、「2億4198万円」の差を付けられていますから、きっと今の藤沢君は、「早く1位との差を詰めたい」と考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が1億0500万円のヴィクトリアマイルにソウルスターリング、5900万円の京王杯SCにサトノアレスとスターオブペルシャとタワーオブロンドン、2000万円のプリンシパルSにルヴォルグ、1000万円の夏木立賞にヴァンランディと、全部で6頭を登録してきましたので、どの馬もキッチリ仕上げてくる筈ですよ。


2019/05/06
江田照男君や村山明君とかが同期ですわ
牧田和弥調教師(栗東)

主な管理馬:
アンドリエッテ(2018年マーメイドS)
ロンドンタウン(2017年コリアCなど)
トゥインクル(2016年ダイヤモンドS)


今週の主な登録馬:
アマルフィコースト(ヴィクトリアマイル)

担当者:調教師情報部 元調教師S

皆さんもよう知っとる通りで、牧田和弥君は、今も現役の江田照男君と北沢伸也君と浜野谷憲尚(のりひさ)君や、もう調教師になっとる村山明君とかと同じで、1987年に「第6期生」として競馬学校の騎手課程に入って、1984年の桜花賞を勝ったダイアナソロンや、1989年の阪神3歳Sを勝ったコガネタイフウとかを育てた中村好夫さんの厩舎から、1990年にデビューしとりましたな。
乗り役時代には、タヤスダビンチに乗った1995年の新潟3歳S、ヒサコボンバーに乗った1999年の阪神ジャンプS、マグマライフに乗った2002年の阪神スプリングジャンプと、重賞を3つ勝って、2005年に引退するまでに、通算で122勝を上げとりましたわ。
乗り役を引退してからの牧田君は、1994年の安田記念とマイルCSを勝ったノースフライトや、1998年のオークスを勝ったエリモエクセルとかを育てて、去年の2月に引退した加藤敬二さんの厩舎で調教助手をやって、この頃に、2009年の目黒記念とアルゼンチン共和国杯とか、重賞を4つ勝ったミヤビランベリを担当しとったんや。
それから、2010年に調教師の試験に受かって、次の年の3月に厩舎を開業しとって、最初の年に、「10勝・獲得賞金1億5935万円」っちゅう成績を残すと、それからも、
2012年→12勝・獲得賞金1億8365万円
2013年→18勝・獲得賞金3億1927万円
2014年→8勝・獲得賞金2億0526万円
2015年→18勝・獲得賞金3億6029万円
2016年→18勝・獲得賞金4億1518万円
っちゅう形で勝ち鞍を積み重ねとって、2016年は、トゥインクルを使ったダイヤモンドSで初めての重賞勝ちを飾っとったし、この年は、開業してから一番の賞金を稼いどりました。
せやけど、去年と一昨年は、
2017年→18勝・獲得賞金2億9003万円
2018年→17勝・獲得賞金3億1008万円
と、2016年の賞金を大きく下回ってしもうたんで、今年の牧田君は、「キッチリ巻き返さなアカン」と気合いを入れとる筈ですわ。
実際、今年に入ってから先週までの賞金は、「1億4195万円」っちゅうもんで、去年の同じ時期(5月1週目まで)の「9113万円」を上回っとるんやけど、2016年と比べたら、まだ3割くらいしか稼げとらんのやから、今は、「賞金の高いレースを勝って、もっとペースを上げたい」と考えとるでしょうな。
そんな中、今週は、1着賞金が1億0500万円のヴィクトリアマイルにアマルフィコーストを登録してきましたんで、この馬をお釣りを残さずメイチに仕上げてくる筈や。
それに、牧田君の厩舎は、まだGIを勝てとらんので、今回は、「ここで初めてのGI勝ちを」っちゅう思いも込められとるんでしょうな。


2019/05/06
海外の大きいレースでも結果を残しとりますな
角居勝彦調教師(栗東)

主な管理馬:
サートゥルナーリア(2019年皐月賞など)
キセキ(2017年菊花賞)
エピファネイア(2014年ジャパンCなど)
ウオッカ(2009年安田記念など)


今週の主な登録馬:
カンタービレ(ヴィクトリアマイル)
サトノワルキューレ(ヴィクトリアマイル)


担当者:調教師情報部 元調教師Y

皆さんもよう知っとるやろうけど、石川県出身の角居勝彦君は、金沢桜丘高校を出てから、静内にある「グランド牧場」で働き始めて、1986年に競馬学校の厩務員課程を出た後、その年の10月から、ナリタハヤブサや、キョウトシチーや、ファイトガリバーとかを育てた中尾謙太郎さんの厩舎で厩務員と調教助手をやって、1997年の1月からは、クロフネや、フサイチエアデールや、ブロードアピールとかを育てた松田国英君の厩舎で調教助手をやって、2000年に調教師の試験に受かっとりますな。
そんで、2001年に自分に厩舎を開業するまでの1年間は、森秀行君の厩舎や、藤沢和雄君の厩舎で技術調教師をやって、馬のことだけやなくて、厩舎についての色んなことを学んどったんや。
最初の年にいきなり19勝しとった角居君は、次の年に、ブルーイレヴンを使った東京スポーツ杯2歳Sで初めて重賞を勝つと、2004年には、デルタブルースを使った菊花賞で初めてGIを勝って、その後も、シーザリオを使ったオークスや、ハットトリックを使った香港マイルや、カネヒキリを使ったジャパンCダートや、ウオッカを使ったダービーや、ヴィクトワールピサを使ったドバイワールドCとか、国内だけやなくて、海外の大きいレースでも結果を残しとりますわ。
これも皆さんがよう知っとると思いますけど、角居君は、2011年からの3年間、
2011年→59勝・獲得賞金11億9517万円
2012年→57勝・獲得賞金12億5956万円
2013年→56勝・獲得賞金17億5848万円
っちゅう数字を残して、3年連続で「調教師リーディングで1位」になっとりましたし、2013年の賞金は開業してから一番の数字でしたな。
そんでもって、2014年の角居君は、メイショウブシドウで小倉サマージャンプを勝って、史上4人目で、現役では3人目の「JRA全10場重賞制覇」を達成しとったし、その他にも、ラキシスを使ったエリザベス女王杯や、エピファネイアを使ったジャパンCとか、11回も重賞を勝って、「51勝(リーディング3位)・獲得賞金17億0938万円」っちゅう成績を残して、一昨年も、「54勝(リーディング3位)・獲得賞金12億7665万円」っちゅう成績を残しとったんや。
せやけど去年は、「33勝(リーディング18位)・獲得賞金5億5683万円」と、勝ち星と賞金のどっちも一昨年を大きく下回ってしもうたんやから、今年の彼は、「キッチリ巻き返したい」と考えとるんやろう。
実際、今年に入ってから先週までの成績は、「14勝(リーディング16位)・獲得賞金6億0174万円」と、もう去年の賞金を上回っとるんやけど、一昨年と比べたら、まだ4割ほどしか稼げとらんのですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が1億0500万円のヴィクトリアマイルにカンタービレとサトノワルキューレを登録しとるんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。


2019/05/06
メイショウマンボの厩舎で働いとりました
荒川義之調教師(栗東)

主な管理馬:
デンコウアンジュ(2019年福島牝馬Sなど)
マドリードカフェ(2017年京都ハイジャンプ)
ギュスターヴクライ(2012年阪神大賞典)


今週の主な登録馬:
デンコウアンジュ(ヴィクトリアマイル)
フェルトベルク(赤倉特別)


担当者:調教師情報部 元調教師I

皆さんもよう知っとるやろうけど、荒川義之君は、1994年の10月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の4月からは、2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯を勝ったメイショウマンボでお馴染みやった、2014年の2月に引退した飯田明弘さんの厩舎で厩務員をやって、その年の12月からは調教助手をやって経験を積んどりましたな。
で、2007年に調教師の試験に受かると、その年に自分の厩舎を開業しとります。
最初の年は、7月の開業やったこともあって、勝ち星は1つだけで、稼いだ賞金は「4569万円」やったけど、次の年は、オースミグラスワンを使った新潟大賞典で初めて重賞を勝つなど、「19勝・獲得賞金3億7017万円」と、一気に数字を伸ばしとったし、その後も、ギュスターヴクライを使った2012年の阪神大賞典や、メイショウカンパクを使った2012年の京都大賞典や、デンコウアンジュを使った2015年のアルテミスSと今年の福島牝馬Sとか、今までに重賞を9勝、通算で235勝を上げとるんや。
荒川君が飯田厩舎におった頃は、障害の重賞を勝ちまくったリターンエースや、2000年の産経大阪杯や2001年の鳴尾記念を勝ったメイショウオウドウとか、大きいレースを勝っとる馬が何頭もおったんで、それを間近で見て、「どういう馬がよう走るんか」をしっかり学べたんでしょうな。
2012年の荒川厩舎は、さっきも書いたように、ギュスターヴクライを使った阪神大賞典と、メイショウカンパクを使った京都大賞典を勝つなど、全部で26勝を上げて、今までで一番多い「5億7518万円」の賞金を稼いどりました。
せやけど、それからは、2012年の数字を一度も超えとらんし、去年までの5年間も、
2014年→25勝・獲得賞金4億5236万円
2015年→16勝・獲得賞金3億1144万円
2016年→12勝・獲得賞金3億2527万円
2017年→16勝・獲得賞金3億7721万円
2018年→15勝・獲得賞金3億0779万円
と、物足りん成績が続いとったんで、今年の荒川君は、「何が何でも巻き返したい」と意気込んどる筈や。
ただ、今年に入ってから先週までの成績は、「8勝・獲得賞金1億5861万円」っちゅうもんで、去年のペースは上回っとるんやけど、このままやったら、2012年の数字には届かないんで、ワシが彼やったら、間違いなく、「もっと稼ぐために賞金の高いレースを勝ちたい」と考えますわ。
こういった中、今週は、1着賞金が1億0500万円のヴィクトリアマイルにデンコウアンジュ、1500万円の赤倉特別にフェルトベルクを登録してきましたんで、どっちの馬も全力で仕上げてくるんでしょうな。
それに、荒川君の厩舎は、まだGIを勝てとらんので、ヴィクトリアマイルのデンコウアンジュには、「ここで初めてのGI勝ちを」っちゅう思いも込められとる筈や。