「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2019/03/04
イギリスの大学を卒業してから、アメリカの厩舎で働いとりましたな
中内田充正調教師(栗東)

主な管理馬:
ダノンファンタジー(2018年阪神ジュベナイルFなど)
ダノンプレミアム(2017年朝日杯FSなど)
ベルーガ(2017年ファンタジーS)
フロンティア(2017年新潟2歳S)

今週の主な登録馬:
キュールエサクラ(フィリーズレビュー)
ミッキーチャーム(中山牝馬S)
ダノンプレミアム(金鯱賞)
ヴゼットジョリー(うずしおS・トリトンS)
オールフォーラヴ(うずしおS)
チャレアーダ(賢島特別)

担当者:調教師情報部 元調教師Y

皆さんもよう知っとるやろうけど、栗東トレセンから車で50分くらいのところにある「信楽牧場」(滋賀県甲賀市)が、中内田充正君の実家ですな。
彼の親父さんは、牧場の代表をやっとる中内田克二さんで、「競走馬育成協会」の理事もやっとります。
「信楽牧場」は、関西で一番古い育成牧場で、その他に運営しとる「ヒルサイドステーブル」は、同じ施設を使えるよう、「ノーザンファームしがらき」の中に馬房を置いとりますな。
中内田君は、高校生やった頃、アイルランドにホームステイして、そん時に、ヨーロッパの大学には競馬のことを教えてくれる学科があるっちゅうことを知って、向こうの高校に留学しとるんですわ。
それから、イギリスのウエストオックスフォード大学の馬学科に入って、生産や調教など馬のことを学んで、卒業してからは、ジャパンCを勝ったペイザバトラーでお馴染みやったアメリカのロバート・フランケル厩舎で働いとりましたな。
その頃のフランケル厩舎には、2003年のベルモントSを勝ったエンパイアメーカーとか、走る馬が何頭もおって、中内田君はその調教に乗っとったそうや。
日本に戻ってからは、2007年に競馬学校の厩務員課程を出て、2012年に調教師の試験に受かるまで、ずっと橋田満君(サイレンススズカ、アドマイヤベガ、アドマイヤグルーヴ、スズカマンボなどを管理)の厩舎で調教助手をやっとりました。
試験に受かった後、2014年に厩舎を開業するまで期間があったんで、中内田君はその間に、技術調教師として、藤原英昭君や角居勝彦君に、馬のことはもちろん、厩舎をどうやって運営したらエエんかなども教わっとったんですわ。
そんで、初めの年は「7勝・獲得賞金1億7751万円」っちゅう成績やったけど、一昨年までの3年間は、
2015年→23勝・獲得賞金2億9682万円
2016年→31勝・獲得賞金5億0984万円
2017年→46勝・獲得賞金7億5893万円
と、一気に数字を伸ばしとったし、去年は、ダノンプレミアムで弥生賞を、ダノンファンタジーでファンタジーSと阪神ジュベナイルFを勝つなど、45勝を上げて、「8億8644万円」っちゅう、今までで一番の賞金を稼いどりました。
で、今年に入ってからも勢いは続いとって、パクスアメリカーナで京都金杯を勝つなど、先週までが「13勝・獲得賞金2億4994万円」っちゅう成績で、去年の同じ時期(3月1週目まで)の「6勝・獲得賞金1億1737万円」を大きく上回っとるんやけど、ワシは、彼がこの数字に満足せんで、これからも全力で勝ちにくると見とるんや。
っちゅうのも、中内田厩舎は、キャリアが浅いんで、まだ「調教師リーディング」の1位になったことがないんやけど、今年は先週までに「13勝」を上げて、1位の安田隆行厩舎と2勝差の3位に付けとって、「初のリーディング1位」が狙える位置に付けとるんやから。
そんな中、今週は、1着賞金が5200万円のフィリーズレビューにキュールエサクラ、3600万円の中山牝馬Sにミッキーチャーム、6200万円の金鯱賞にダノンプレミアム、1820万円のうずしおSにヴゼットジョリー(トリトンSにも登録)とオールフォーラヴ、1500万円の賢島特別にチャレアーダと、賞金の高い特別レースに全部で6頭を登録しとるんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。


2019/03/04
開業した年にGIを勝っとります
南井克巳調教師(栗東)

主な管理馬:
サトノフェイバー(2018年きさらぎ賞)
ホウライアキコ(2013年デイリー杯2歳Sなど)
タマモホットプレイ(2004年スワンSなど)
ウイングアロー(2000年ジャパンCダート)

今週の主な登録馬:
アスタールビー(フィリーズレビュー)
メイショウケイメイ(フィリーズレビュー)
アスターゴールド(瀬戸特別)

担当者:調教師情報部 元調教師I

皆さんもよう知っとるやろうけど、乗り役として1971年にデビューした南井克巳君は、タマモクロスに乗った天皇賞・春と秋や、オグリキャップに乗ったマイルCSや、ナリタブライアンに乗ったクラシック三冠や、マーベラスクラウンに乗ったジャパンCや、サイレンススズカに乗った宝塚記念とか、調教師の試験に受かって引退した1999年までに、GIの16勝を含めて重賞を77勝、通算の勝ち星は1527勝っちゅう、素晴らしい成績を残しとりましたな。
ちなみに、彼の息子の大志(ひろし)君は、2012年に乗り役を引退しとって、去年の2月まで親父さんの厩舎で調教助手をやっとったんやけど、3月からは武幸四郎君の厩舎で調教助手をやっとりますわ。
で、南井君は、乗り役の頃に所属しとった工藤嘉見さんの厩舎を引き継いで、2000年に開業して、その年のジャパンCダートを、自分も乗っとったウイングアローで勝って、調教師として幸先のええスタートを切っとったし、2009年には、「25勝・4億8900万円」っちゅうエエ成績を残したんや。
せやけど、2016年までの3年間は、
2014年→17勝・獲得賞金3億7859万円
2015年→22勝・獲得賞金4億0592万円
2016年→24勝・獲得賞金3億9435万円
っちゅう形で、2009年の数字を下回っとったから、一昨年の南井君は、「必ず巻き返したる」と考えとった筈ですわ。
実際、一昨年は、メイショウスミトモを使ったシリウスSで4年振りに重賞を勝つなど、「28勝・獲得賞金5億4242万円」っちゅう、勝ち星と賞金のどっちも開業してから一番の数字を残しとりました。
けど、去年は「24勝・獲得賞金4億5231万円」と、一昨年の数字を大きく下回ってしもうたんで、今年の彼は、「キッチリ巻き返したい」と意気込んどる筈や。
ただ、今年は先週までが「6勝・獲得賞金1億0112万円」っちゅう成績で、去年の同じ時期(3月1週目まで)の「10勝・獲得賞金1億5968万円」と比べて、勝ち星と賞金のどっちも大きく下回っとるんで、ワシが彼やったら、「賞金の高いレースを勝って、厩舎に勢いを付けなアカン」と考えますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が5200万円のフィリーズレビューにアスタールビーとメイショウケイメイ、1500万円の瀬戸特別にアスターゴールドを登録してきましたんで、どの馬も全力で仕上げてくるんでしょうな。


2019/03/04
千葉県内では有名な進学校を卒業しています
斎藤誠調教師(美浦)

主な管理馬:
トーキングドラム(2017年阪急杯)
フラアンジェリコ(2015年京成杯AH)
ヌーヴォレコルト(2014年オークスなど)
ゴスホークケン(2007年朝日杯FS)

今週の主な登録馬:
ココフィーユ(フィリーズレビュー)
ウラヌスチャーム(中山牝馬S)
コパノマリーン(うずしおS)
レコンキスタ(瀬戸特別)
ロードプレミアム(館山特別)

担当者:調教師情報部 元調教師M

千葉県出身の斎藤誠君は、県内では有名な進学校の市川高校を卒業した後、大学には進まないで、1993年に競馬学校の厩務員課程に入って、その後、前田禎(ただし)さんの厩舎で厩務員になると、1997年から2005年までは調教助手をやっていましたね。
斎藤君がいた頃の前田厩舎には、1993年の関屋記念と京王杯AHを勝ったマイスタージンガーや、1998年の毎日杯と京都4歳特別を勝ったミラクルタイムなど、走る馬が何頭もいましたから、彼はその時に、どういう馬がよく走るのかをしっかり学んだのでしょう。
でも、2005年の10月に前田さんが亡くなってしまい、厩舎が解散することになったので、その後は、相沢郁(いくお)厩舎と清水英克厩舎で調教助手をやって、2005年の12月に調教師の試験に受かると、次の年の6月に、35歳の若さで厩舎を開業しています。
最初の年は、「4勝・獲得賞金7697万円」という成績でしたけど、2年目の2007年には、サンツェッペリンを使った京成杯で初めて重賞を勝って、ゴスホークケンを使った朝日杯FSで初めてGIを勝つなど、「18勝・獲得賞金4億0317万円」という数字を残していましたね。
それに、一昨年までの5年間も、
2013年→20勝・獲得賞金3億7065万円
2014年→21勝・獲得賞金6億3518万円
2015年→34勝・獲得賞金6億4029万円
2016年→25勝・獲得賞金5億2467万円
2017年→39勝・獲得賞金7億5598万円
という成績を残していましたし、特に一昨年は、勝ち星と賞金のどちらも開業してから一番の数字でした。
ただ、去年は、「24勝・獲得賞金4億2459万円」という成績で、一昨年を大きく下回ってしまいましたから、今年の斎藤君は、「必ず巻き返したい」と考えているのでしょうし、実際に今年は、先週までが「7勝・獲得賞金1億1541万円」という成績で、去年の同じ時期(3月1週目まで)の「2勝・獲得賞金5056万円」を上回っています。
そして今週は、1着賞金が5200万円のフィリーズレビューにココフィーユ、3600万円の中山牝馬Sにウラヌスチャーム、1820万円のうずしおSにコパノマリーン、1500万円の瀬戸特別にレコンキスタ、1500万円の館山特別にロードプレミアムと、特別レースに全部で5頭を登録してきましたので、「勝って厩舎にもっと勢いを付けたい」と考えて、どの馬も全力で仕上げてくる筈ですよ。


2019/03/04
ジャングルポケットとかでお馴染みでしたな
角田晃一調教師(栗東)

主な管理馬:
アレスバローズ(2018年CBC賞など)
ベルカント(2014年フィリーズレビューなど)

今週の主な登録馬:
イベリス(フィリーズレビュー)
ムイトオブリガード(金鯱賞)
キョウワゼノビア(東風S)
アダムバローズ(トリトンS)
エポック(ポラリスS)

担当者:調教師情報部 鎌田光也

皆さんもよう知っとるように、角田晃一先生は、田中勝春君や、2014年の10月に引退した佐藤哲三君や、2011年から調教師をやっとる小野次郎先生とかと同じで、1986年に「第5期生」として競馬学校の騎手課程に入っとって、1989年に渡辺栄さんの厩舎からデビューしとりましたな。
乗り役時代の角田先生は、デビュー3年目やった1991年に、シスタートウショウに乗った桜花賞で初めてGIを勝っとって、その後も、ノースフライトに乗った1994年の安田記念とマイルCS、フジキセキに乗った1994年の朝日杯3歳S、ジャングルポケットに乗った2001年のダービー、ヒシミラクルに乗った2002年の菊花賞と2003年の天皇賞・春と宝塚記念とか、GIの10勝を入れて重賞を38回も勝って、全部で713勝もしとりましたな。
ちなみに、角田先生は乗り役やった頃、ワシが新川厩舎におった時に、ゴールデンメインとか、新川厩舎の管理馬を何度も勝たせてくれたんですわ。
そんでもって、調教師の試験に受かった2010年に乗り役を引退してから、中竹和也厩舎で技術調教師をやって、厩舎をやりくりする方法や、馬の集め方とかを教わっとって、2011年の3月に自分の厩舎を開業しとります。
初めの年は7勝やったけど、2年目は19勝、3年目は20勝と順調に数字を伸ばしとったし、2013年には、ベルカントを使ったファンタジーSで初めて重賞を勝っとったんですわ。
そんで、一昨年までの4年間は、
2014年→25勝・獲得賞金4億3910万円
2015年→25勝・獲得賞金4億3104万円
2016年→22勝・獲得賞金4億5858万円
2017年→30勝・獲得賞金5億1704万円
っちゅう安定した成績を残しとったし、去年は、アレスバローズでCBC賞と北九州記念を勝つなど、28勝を上げて、「5億5825万円」っちゅう、今までで一番の賞金を稼いどりました。
ただ、今年に入ってから先週までは、3勝しかできとらんし、賞金の高い重賞や特別レースを勝てとらんので、まだ「6868万円」しか賞金を稼げとらんのですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が5200万円のフィリーズレビューにイベリス、6200万円の金鯱賞にムイトオブリガード、2500万円の東風Sにキョウワゼノビア、1820万円のトリトンSにアダムバローズ、1820万円のポラリスSにエポックと、特別レースに全部で5頭を登録しとるんで、「揃って勝負懸かり」とワシは見とります。