「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2018/09/18
「もっと勝たなアカン」と考えて
友道康夫調教師(栗東)

主な管理馬:
ワグネリアン(2018年ダービー)
シュヴァルグラン(2017年ジャパンC)
ヴィブロス(2017年ドバイターフなど)
マカヒキ(2016年ダービー)
ヴィルシーナ(2014年ヴィクトリアマイルなど)

今週の主な登録馬:
エタリオウ(神戸新聞杯)
ワグネリアン(神戸新聞杯)
ルタンデュボヌール(甲東特別)

担当者:調教師情報部 元調教師Y

皆さんも知っとるやろうけど、友道康夫君は、大阪府立大学の獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一さんの厩舎で厩務員と調教助手を、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英君の厩舎で調教助手をやっとりましたな。
ちなみに、彼がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィーク(1998年のダービーなどGIを4勝)や、アグネスデジタル(2001年の天皇賞・秋などGIを6勝)とかを育てた白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。
友道君が浅見さんの厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田君の厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったんやから、走る馬を間近で見るっちゅう、ホンマにエエ経験ができたんやろ。
2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年は3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。
しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、ワンモアチャッターを使った2005年の朝日チャレンジCで初めて重賞を勝つと、アドマイヤジュピタを使った2008年の天皇賞・春で初めてGIを勝つなど、今までにGIを9つも勝って、これを入れて重賞を全部で34回も勝っとりますな。
そんで、2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう数を残しとったし、それから2015年までは2012年の成績を超えられなかったんやけど、一昨年と去年は、
2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
っちゅう形で一気に数字を伸ばしとって、特に去年は、アドマイヤミヤビを使ったクイーンC、ワグネリアンを使った東京スポーツ杯2歳S、シュヴァルグランを使ったジャパンCとかを勝っとって、勝ち星と賞金のどっちも開業してから一番の数字でしたな。
ただ、今年に入ってからは、ワグネリアンでダービーを勝つなど、先週までに「28勝・9億0921万円」っちゅう成績を残しとって、去年の同じ時期(9月3週目まで)の「30勝・6億8619万円」と比べて、賞金は大きく上回っとるんやけど、勝ち星は2つ下回っとるし、2着が22回、3着が21回と取りこぼしが多いんで、ワシが彼やったら、「もっと勝たなアカン」と考えてアレコレ手を尽くしますわ。
そんな中、今週は、1着賞金が5400万円の神戸新聞杯にエタリオウとワグネリアン、1500万円の甲東特別にルタンデュボヌールと、特別レースに3頭を登録しとるんで、どの馬もメイチに仕上げてくる筈やで。

2018/09/18
賞金を稼げん馬達の分を他の馬で…
高橋義忠調教師(栗東)

主な管理馬:
ファインニードル(2018年高松宮記念など)
メイショウテッコン(2018年ラジオNIKKEI賞)
ディオスコリダー(2017年カペラS)
メイショウスザンナ(2015年クイーンS)

今週の主な登録馬:
メイショウテッコン(神戸新聞杯)
エッジースタイル(夕月特別)

担当者:調教師情報部 元調教師H

皆さんもよう知っとる通りで、高橋義忠君は、2011年に調教師を引退した高橋成忠(しげただ)さんの息子さんですな。
成忠さんは、乗り役時代に、ヒカルポーラで1963年の天皇賞・春と宝塚記念を勝つなど、エエ成績を残しとって、シーエースで桜花賞を勝った1967年には、騎手リーディング1位になっとったんや。
調教師になってからも、メイショウバトラーを使った2006年のプロキオンSや、メイショウサムソンを使った2007年の天皇賞・春と天皇賞・秋とか、重賞を16回も勝っとりましたな。
義忠君が、調教師になろうと思うようになったんは、もちろん、親父さんが乗り役や調教師をやっとったからやけど、元々、義忠君は飛行機が好きで、大学では、経済学を学びながらパイロットを目指しとったそうや。
けど、その前に、「色々な世界を見たい」と思って親父さんに相談したら、「海外で馬を見てきたらどうや?」と勧められたんで、イギリスに行っとりましたな。
向こうでは、英語の勉強をしながら、1998年と1999年のイギリスチャンピオンSを連覇したアルボラーダとかを育てたマーク・プレスコット厩舎でたくさん馬のことを教わって、その奥深さに惹かれて「競馬の世界もエエもんやな」と思ったそうですわ。
日本に戻ってからは、1994年に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の1月から吉岡八郎厩舎の厩務員になって、1996年の6月からは調教助手をやっとりました。
そんで、1999年の10月からは、成忠さんの厩舎で調教助手をやって、調教師の試験に受かった2011年まで、ずっとそこで経験を積んどったし、その頃、親父さんの厩舎には、2001年のシンザン記念と2003年の新潟記念を勝ったダービーレグノや、さっき名前を出した、メイショウバトラーやメイショウサムソンがおって、こういう走る馬を何頭も間近で見てきたんですわ。
でもって、義忠君は、2011年の3月に自分の厩舎を開業したんやけど、決まったんが、その年の1月半ばやったんで、開業するまでの間は、2日に一回は飛行機で北海道に行って馬を集めとりましたな。
その甲斐があって、1年目に11勝を上げて「1億3982万円」の賞金を稼いどったし、2014年には、クリノスターオーを使った平安SとシリウスS、サンレイデュークを使った東京ハイジャンプと、重賞を3つも勝って、「31勝・獲得賞金6億2235万円」っちゅう、開業してから一番の成績を残せたんやから、きっと彼は、「今までの経験を活かせた」と喜んだんやろう。
せやけど、去年までの3年間は、
2015年→21勝・獲得賞金5億1177万円
2016年→27勝・獲得賞金4億4457万円
2017年→22勝・獲得賞金5億1848万円
っちゅう形で、2014年の数字を下回っとったんで、今年の義忠君は、「必ず巻き返したい」と考えとる筈ですわ。
実際、今年に入ってからは、ファインニードルを使った高松宮記念で初めてのGI勝ちを飾るなど、先週までに「21勝・獲得賞金5億1871万円」っちゅう数字を残しとって、今までで一番のペースなんやけど、義忠君が、先週までの結果に満足せんで、これからも全力で勝ちにくるとワシは見とるんですわ。
っちゅうのも、今年、彼の厩舎は、障害の重賞を2勝しとったサンレイデュークを4月19日(木)に、ダートの重賞を3勝しとったクリノスターオーを5月25日(金)に、それぞれ引退させとるし、去年のカペラSを勝っとるディオスコリダーが、エニフSのレース中に右前脚の蹄骨を骨折してしもうて、復帰するのが難しい状況なんで。
せやから、ワシが義忠君やったら、「その分を他の馬で稼ぎたい」と考える筈やし、今週は、1着賞金が5400万円の神戸新聞杯にメイショウテッコン、1500万円の夕月特別にエッジースタイルを登録してきたんで、どちらも気合いを入れて仕上げてくるやろうな。

2018/09/18
「キッチリ巻き返したい」と考えている筈ですが
上原博之調教師(美浦)

主な管理馬:
セイウンコウセイ(2017年高松宮記念など)
マイネルラクリマ(2014年オールカマー)
ダイワワイルドボア(2008年セントライト記念)
ダイワメジャー(2004年皐月賞など)

今週の主な登録馬:
ショウナンバッハ(オールカマー)
シャララ(外房特別)
マイネルサリューエ(茨城新聞杯)

担当者:調教師情報部 元調教師A

皆さんも知っていると思いますが、上原博之君は、土浦第三高校に通っていた時に、お父さんの勧めで馬術を始めて、高校の時には、国体で準優勝、東日本大会で優勝という素晴らしい実績を残していましたし、馬術の推薦で中央大学の法学部に進んだ後も、全日本学生選手権で3位に入るなど、素晴らしい実績を残していました。
しかも、大学に通っていた最後の年には、馬のことを勉強するため、イギリスとドイツで半年くらい暮らしていましたね。
大学を卒業した後は、一度、乗馬のインストラクターになりましたけど、その後、柄崎義信さんの厩舎と和田正道君の厩舎で調教助手をやって、1993年に調教師の試験に受かると、次の年に自分の厩舎を開業しました。
最初の年に13勝すると、次の年にはノーブルグラスを使った札幌スプリントSで初めて重賞を勝って、その後は、ダイワメジャーを使った2004年の皐月賞や、セイウンコウセイを使った去年の高松宮記念などを勝っていて、今までに、GIの6勝を含めて重賞を27勝、JRA通算で421勝を上げています。
2006年の上原君は、ダイワメジャーで天皇賞・秋とマイルCSを勝つなど、全部で18勝を上げて、今までで一番多い「7億1971万円」の賞金を稼いでいました。
でも、それからは一度もこの数字を超えていませんし、去年までの5年間も、
2013年→19勝・獲得賞金4億5563万円
2014年→14勝・獲得賞金3億2734万円
2015年→18勝・獲得賞金2億7777万円
2016年→21勝・獲得賞金3億3755万円
2017年→20勝・獲得賞金4億9640万円
と成績が伸び悩んでいますから、今年の上原君は、「キッチリ巻き返したい」と考えている筈です。
ただ、今年に入ってから先週までは、「11勝・獲得賞金2億6227万円」という成績で、去年の同じ時期(9月3週目まで)の「16勝・獲得賞金4億2066万円」を大きく下回っていますので、今は、「賞金の高いレースを勝って、もっとペースを上げたい」と考えているのでしょうね。
そんな中、今週は、1着賞金が6700万円のオールカマーにショウナンバッハ、1500万円の外房特別にシャララ、1500万円の茨城新聞杯にマイネルサリューエと、特別レースに3頭を登録してきましたので、間違いなく勝負を懸けてくる筈です。

2018/09/18
もう去年の賞金を上回っとるんやけど
浅見秀一調教師(栗東)

主な管理馬:
レインボーライン(2018年天皇賞・春など)
レジネッタ(2008年桜花賞など)
ソングオブウインド(2006年菊花賞)
メジロブライト(1998年天皇賞・春など)

今週の主な登録馬:
ハーベストムーン(神戸新聞杯)
ゼンノトライブ(清秋ジャンプS)
ロードアクア(ききょうS)

担当者:調教師情報部 元調教師I

皆さんも知っとるやろうけど、浅見秀一(ひでかず)君は、親父さんが1997年まで調教師やった浅見国一(くにいち)さんで、国一さんは、乗り役やった時に、ハイレコードに乗った1950年の菊花賞や、コマヒカリに乗った1958年の菊花賞とかを勝っとって、二度、関西リーディングになっとりました。
それに、調教師になってからも、ヤマピットを使った1967年のオークスや、ケイキロクを使った1980年のオークスや、ヤマニンパラダイスを使った1995年の阪神3歳牝馬S(今の阪神ジュベナイルF)とか、重賞を42勝もしとりましたな。
秀一君は、1973年に浅見国一厩舎で騎手候補になったんやけど、結局、乗り役にはならんで、1977年から調教助手をやって、1992年に自分の厩舎を開業するまでの15年間、親父さんの厩舎で経験を積んどったんですわ。
そんで、開業してからは、3年目やった1994年に、マチカネアレグロを使ったアルゼンチン共和国杯で初めて重賞を勝つと、国一さんが定年で引退した1997年の2月には、共同通信杯4歳Sとかを勝っとったメジロブライトを引き継いで、この馬を使った1998年の天皇賞・春が、彼にとって初めてのGI勝ちになって、この年は、25勝を上げて、「9億1419万円」の賞金を稼いどったんや。
せやけど、それからは一度も1998年の賞金を超えとらんし、去年までの5年間も、
2013年→27勝・獲得賞金5億5485万円
2014年→24勝・獲得賞金4億7974万円
2015年→25勝・獲得賞金4億2694万円
2016年→23勝・獲得賞金6億2913万円
2017年→28勝・獲得賞金6億7728万円
っちゅう成績やったんで、秀一君は、「今年こそ巻き返したい」と考えとる筈ですわ。
実際、今年は、レインボーラインを使った天皇賞・春で10年ぶりにGIを勝つなど、先週までに「25勝・獲得賞金7億1773万円」っちゅう成績を残しとって、もう去年の賞金を上回っとるんやけど、彼は、先週までの結果に満足せんで、これからも全力で勝ちに来るとワシは見とります。
っちゅうのも、今年の賞金「7億1773万円」の内、3割以上の「2億2135万円」が、レインボーライン1頭で稼いだもんなんやけど、この馬は、天皇賞・春のレース中に故障してもうて、6月6日(水)付けで引退しとるから、今の浅見君は、「その分を他の馬で稼がなアカン」と考えとる筈なんで。
そんな中、今週は、1着賞金が5400万円の神戸新聞杯にハーベストムーン、1650万円の清秋ジャンプSにゼンノトライブ、1600万円のききょうSにロードアクアと、賞金の高い特別レースに3頭を登録しとるんやから、ワシが彼やったら、ここでガッチリ稼ごうと、どの馬もメイチに仕上げますわ。