「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目調教師
2017/10/10
池江厩舎に「4億0337万円」の差を付けられとるんで
角居勝彦調教師(栗東)

主な管理馬:
サンビスタ(2015年チャンピオンズC)
エピファネイア(2014年ジャパンCなど)
ウオッカ(2009年安田記念など)
カネヒキリ(2006年フェブラリーSなど)

今週の主な登録馬:
トーセンビクトリー(府中牝馬S)
サロニカ(秋華賞・清水S)
ブラックスビーチ(秋華賞)
ラビットラン(秋華賞)
カイザーバル(三年坂特別)

担当者:調教師情報部 元調教師Y

皆さんも知っとる通り、石川県出身の角居勝彦君は、金沢桜丘高校を出てから、静内にある「グランド牧場」で働き始めて、1986年に競馬学校の厩務員課程を出た後、その年の10月から、ナリタハヤブサや、キョウトシチーや、ファイトガリバーなどを育てた中尾謙太郎さんの厩舎で厩務員と調教助手をやって、1997年の1月からは、クロフネや、フサイチエアデールや、ブロードアピールなどを育てた松田国英君の厩舎で調教助手をやって、2000年に調教師の試験に受かっとりますな。
そんで、2001年に自分に厩舎を開業するまでの1年間は、森秀行君の厩舎や、藤沢和雄君の厩舎で技術調教師をやって、馬のことだけやなくて、厩舎についての色んなことを学んどったんや。
それから角居君は、最初の年にいきなり19勝しとって、次の年に、ブルーイレヴンを使った東京スポーツ杯2歳Sで初めて重賞を勝つと、2004年には、デルタブルースを使った菊花賞で初めてGIを勝って、その後も、シーザリオを使ったオークスや、ハットトリックを使ったマイルCSや、カネヒキリを使ったジャパンCダートや、ウオッカを使ったダービーや、ヴィクトワールピサを使ったドバイワールドCとか、国内だけやなくて、海外の大きいレースでも結果を残しとりますわ。
これも皆さんがよう知っとると思いますけど、角居君は、2011年からの3年間、
2011年→59勝・獲得賞金11億9516万円
2012年→57勝・獲得賞金12億5955万円
2013年→56勝・獲得賞金17億5847万円
っちゅう数字を残して、3年連続で「調教師リーディングで1位」になっとりましたな。
でもって、2014年の角居君は、メイショウブシドウで小倉サマージャンプを勝って、史上4人目で、現役では3人目の「JRA全10場重賞制覇」を達成しとったし、ラキシスを使ったエリザベス女王杯や、エピファネイアを使ったジャパンCなど、11回も重賞を勝って、「51勝・獲得賞金17億0937万円」(リーディング3位)っちゅう成績を残したんや。
けど、その後の2年は、
2015年→「34勝・獲得賞金10億8505万円」(リーディング14位)
2016年→「43勝・獲得賞金8億5671万円」(リーディング6位)
と、今までと比べたら物足りん数字やったんで、今年の角居君は、「とにかく巻き返さなアカン」と考えとる筈やし、実際、先週までで、「45勝・獲得賞金9億3763万円」っちゅう数字を残して、リーディング2位に付けとります。
せやけど、獲得賞金の方は、
1位:池江泰寿厩舎→「13億4100万円」
2位:藤沢和雄厩舎→「10億1339万円」
3位:角居勝彦厩舎→「9億3763万円」
っちゅう数字で、1位の池江君に「4億0337万円」の差を付けられて3位に留まっとるんや。
せやから、今の角居君は、「とにかく賞金を稼がなアカン」と考えとるんでしょうな。
そんな中、今週、彼の厩舎は、
1着賞金5500万円の府中牝馬S→トーセンビクトリー
1着賞金9200万円の秋華賞→サロニカ(清水Sにも登録)とブラックスビーチとラビットラン
1着賞金1500万円三年坂特別→カイザーバル
と、全部で5頭を賞金の高い特別レースに登録してきたんで、実際に彼がどう仕上げてくるんか、これからの動きを、最後の最後までキッチリ確認せなアカンやろな。

2017/10/10
「稼ぎ頭の分を他の馬で」と考えとる筈やから
荒川義之調教師(栗東)

主な管理馬:
マドリードカフェ(2017年京都ハイジャンプ) 
デンコウアンジュ(2015年アルテミスS)
メイショウカンパク(2012年京都大賞典)
ギュスターヴクライ(2012年阪神大賞典)
オースミグラスワン(2008年新潟大賞典)

今週の主な登録馬:
デンコウアンジュ(府中牝馬S)
ブライトクォーツ(瓢湖特別)
リセエンヌ(瓢湖特別・粟島特別)

担当者:調教師情報部 鎌田光也

皆さんもよう知っとるように、荒川義之先生は、1994年の10月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の4月には、飯田明弘さん(2014年の2月に引退・メイショウマンボなどを管理)の厩舎で厩務員になって、その年の12月からは調教助手になって経験を積んどりましたな。
でもって、2007年に調教師の試験に受かると、その年に自分の厩舎を開業しとります。
最初の年こそ、7月の開業やったこともあって、勝ち星は1つだけで、獲得した賞金は「4569万円」っちゅうもんやったけど、次の年は、「19勝・獲得賞金3億7017万円」と、一気に数字を伸ばしとったし、オースミグラスワンを使った2008年の新潟大賞典で初めて重賞を勝つと、ジュエルオブナイルを使った2009年の小倉2歳S、ギュスターヴクライを使った2012年の阪神大賞典、メイショウカンパクを使った2012年の京都大賞典、デンコウアンジュを使った一昨年のアルテミスS、マドリードカフェを使った今年の京都ハイジャンプとか、今までに8つの重賞を勝っとります。
荒川先生が飯田厩舎におった頃は、障害の重賞を勝ちまくったリターンエースや、2000年の産経大阪杯や2001年の鳴尾記念を勝ったメイショウオウドウとか、大きいレースを勝ってたくさん賞金を稼いどった馬がおったんで、それを間近で見て、「どういう馬がよう走るんか」をしっかり学べたんでしょうな。
そんで2012年の荒川厩舎は、さっきも書いたように、ギュスターヴクライを使った阪神大賞典と、メイショウカンパクを使った京都大賞典を勝つなど、今までで一番多い「5億7518万円」(26勝)っちゅう賞金を稼いどりました。
せやけど、去年までの4年間は、
2013年→20勝・獲得賞金3億3442万円
2014年→25勝・獲得賞金4億5236万円
2015年→16勝・獲得賞金3億1144万円
2016年→12勝・獲得賞金3億2527万円
っちゅう形で2012年の数字をずっと下回っとるんで、今年の荒川先生は、「もっと賞金を稼がなアカン」と考えとるでしょうな。
そんで、実際、マドリードカフェで京都ハイジャンプを勝って、デンコウアンジュがヴィクトリアマイルで2着に入るなど、先週までの成績が「12勝・獲得賞金3億0980万円」っちゅうもんで、去年のペースを上回っとるんやけど、荒川先生は、先週までの結果に満足せんで、これからも全力を注いでくるとワシは見とります。
何せ、今、荒川先生が管理しとる32頭の中で「稼ぎ頭」のマドリードカフェは、5月の京都ハイジャンプを勝ってから、一度もレースを走っとらんし、今は放牧に出されとりますんで。
もちろん、ワシが荒川先生やったら、「その分を他の馬でキッチリ稼いでおきたい」と考える筈や。
そんな中で今週は、1着賞金5500万円の府中牝馬Sにデンコウアンジュ、同1050万円の瓢湖特別にブライトクォーツとリセエンヌ(粟島特別にも登録)と、賞金の高い特別レースに3頭を登録してきましたんで、実際に先生がどう仕上げてくるんか、これからの動きを、最後の最後までキッチリ確認せなアカンやろな。

2017/10/10
「弟子との差を少しでも詰めたい」と考えとるんでしょうな
橋田満調教師(栗東)

主な管理馬:
サイレンススズカ(1998年宝塚記念)
アドマイヤベガ(1999年ダービー)
アドマイヤグルーヴ(2003年エリザベス女王杯など)
スズカマンボ(2005年天皇賞・春)
ディアドラ(2017年紫苑S)

今週の主な登録馬:
スズカデヴィアス(オクトーバーS)
ディアドラ(秋華賞)
スズカフロンティア(寺泊特別)
トーコーグリーン(愛宕特別)

担当者:調教師情報部 元調教師H

皆さんも知っとるやろうけど、橋田満君の親父さんは、1973年の天皇賞・春を勝ったタイテエムなどでお馴染みの、調教師やった俊三さんですな。
橋田君は、東海大学の海洋学部水産学科を卒業してから、1975年からは俊三さんの厩舎で、1978年からは、須貝彦三さんの厩舎などで調教助手をやって経験を積んで、1983年に調教師の試験に受かって、1985年に自分の厩舎を開業しとります。
そんで、3年目やった1987年に、ポットナポレオンを使った小倉3歳S(現在の小倉2歳S)で初めて重賞を勝つと、パッシングショットを使った1990年のマイルCSで初めてGIを勝って、その後も、サイレンススズカを使った1998年の宝塚記念や、アドマイヤベガを使った1999年のダービーや、スズカマンボを使った2005年の天皇賞・春や、アドマイヤグルーヴを使った2003年と2004年のエリザベス女王杯など、先週までに重賞を54勝(GIレースは10勝)、全部で669勝っちゅう立派な成績を残しとるんや。
しかも彼は、2012年の3月から2014年の2月まで、調教師会の会長をやっとったし、去年の3月からまた会長になっとって、この仕事をこなしながら、調教師としても、これだけええ成績を残しとるんですわ。
でもって、橋田君の厩舎で調教助手をやっとった中内田充正君は、先週まで、「38勝・獲得賞金5億7102万円」っちゅう成績を残しとって、調教師リーディングで6位になっとるように、「弟子」もしっかり育てとるんやからホンマに大したもんですな。
けど、去年の橋田厩舎は、「9勝・獲得賞金2億5271万円」っちゅう、誰が見ても物足りん成績に留まってしもうたんで、今年の橋田君は、「とにかく巻き返したい」と考えとる筈やし、実際、先週までの成績は、「20勝・獲得賞金3億9194万円」と、もう去年の数字を上回っとります。
ただ、さっき書いた通りで、彼の厩舎で調教助手をやっとった、「弟子」の中内田君は、先週までに「38勝・獲得賞金5億7102万円」っちゅう成績を残しとって、勝ち星で「11」、獲得賞金で「2億5206万円」も差を付けられとるんで、ワシが彼やったら、「中内田厩舎との差を少しでも詰めたい」と考えて、これから全力を注ぎますな。
こういった中、今週は、1着賞金が2400万円のオクトーバーSにスズカデヴィアス、9200万円の秋華賞にディアドラ、1050万円の寺泊特別にスズカフロンティア、1500万円の愛宕特別にトーコーグリーンと、賞金の高い特別レースに4頭を登録しとりますんで、勝ってガッチリ賞金を稼ぐために、どの馬もメイチに仕上げてくる筈やで。

2017/10/10
もう去年の成績を上回っとるんやけど
鮫島一歩調教師(栗東)

主な管理馬:
タツゴウゲキ(2017年新潟記念など)
モズカッチャン(2017年フローラS)
ソルヴェイグ(2016年フィリーズレビューなど)
リトルゲルダ(2014年セントウルSなど)
シルクフェイマス(2004年京都記念など)

今週の主な登録馬:
ハローユニコーン(秋華賞)
マナローラ(秋華賞)
モズカッチャン(秋華賞)
タガノブルグ(信越S)
ギャツビー(瓢湖特別)
ハギノカエラ(瓢湖特別・粟島特別)

担当者:調教師情報部 元調教師I

皆さんもよう知っとる通り、鮫島一歩君は、1979年の4月から1999年の2月まで増本豊厩舎の調教助手をやって、1999年の3月に調教師の試験に受かって、次の年に自分の厩舎を開業しとりますな。
初めの年は10勝止まりやったけど、次の年からは毎年のように20勝以上を記録しとりますし、シルクフェイマスを使った2004年の日経新春杯で初めて重賞を勝つと、レインボーペガサスを使った2008年のきさらぎ賞や、キングトップガンで使った2011年の目黒記念や、リトルゲルダを使った2014年のセントウルSとか、今までに23回も重賞を勝っとるんやから、ホンマに大したもんですわ。
こういう風にエエ成績を残せとるんは、増本厩舎で調教助手をやっとった頃に、京都記念と阪神大賞典を勝ったダイナカーペンターや、高松宮記念など、重賞を4つも勝ったマサラッキとか、走る馬を間近で見とった経験をキッチリ活かせとるからなんやろ。
2006年の鮫島君は、開業してから一番多い「41勝」(獲得賞金は6億3437万円)を上げて、「優秀調教師賞」をもらっとりましたし、2008年には、「38勝」を上げて、「7億4475万円」っちゅう、今までで一番の賞金を稼いどりました。
そんで、2013年と2014年も、
2013年→30勝・獲得賞金5億8767万円
2014年→29勝・獲得賞金6億3597万円
っちゅうエエ成績を残しとったんやけど、一昨年は、「17勝・獲得賞金3億6091万円」っちゅう数字やったんや。
せやから、去年の鮫島君は、「巻き返さなアカン」と考えとった筈やし、実際、ソルヴェイグを使ったフィリーズレビューと函館スプリントS、マコトブリジャールを使った福島牝馬SとクイーンS、タガノトネールを使った武蔵野Sと、重賞を5つも勝っとって、「24勝・獲得賞金5億8640円」っちゅう成績やったんやから、ワシの見込みは正しかったんやろ。
でもって今年は、モズカッチャンを使ったフローラSと、タツゴウゲキを使った小倉記念と新潟記念を勝つとか、先週までに「26勝・獲得賞金5億9902万円」っちゅう数字で、もう去年の成績を上回っとるんやけど、今までで一番やった2008年の賞金を超えるにはには、あと「1億4573万円」を稼がなアカンのですわ。
せやから、今の鮫島君は、「賞金の高い特別レースを勝って、一気に稼ぎたい」と思っとるんでしょうな。
で、今週、彼の厩舎は、
1着賞金9200万円の秋華賞→ハローユニコーンとマナローラとモズカッチャン
1着賞金2300万円の信越S→タガノブルグ
1着賞金1050万円の瓢湖特別→ギャツビーとハギノカエラ(粟島特別にも登録)
と、賞金の高い特別レースに全部で6頭を登録してきたんやから、ここでガッチリ稼ぐために、どの馬も全力で仕上げてくる筈やで。
それに鮫島君は、さっき書いたように、今までで重賞を23回も勝っとりますが、まだGIは一度も勝っとらんので、秋華賞に登録しとる3頭は、「何としてもGIを勝ちたい」っちゅう思いを込めてメイチに仕上げてくるやろう。