注目馬主
2025/11/17
2008年に西山牧場の本場を買い取っていますわ
ゴドルフィン
本業: 競走馬管理団体
今週の主な登録馬:
オフトレイル(マイルCS)
ウェイワードアクト(霜月S)
グラフィティアート(花見小路特別)
プラウドヘリテージ(晩秋S)
ドルチェミスト(秋明菊賞)
クリフハンガー(高湯温泉特別)
担当者:馬主情報部 馬主H
「ゴドルフィン」は、「アラブ首長国連邦」の副大統領兼首相であるモハメド殿下が代表を務めている競走馬管理団体ですから、ここでは私も皆さんと同じように、「ゴドルフィン」をモハメド殿下と書きますわね。
「ドバイワールドカップ」の創設者として広く知られているモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名で、このグループは、イギリスのニューマーケットにある「ダルハムホールスタッド」が本部で、元々、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を持っていますし、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立していますの。
同社は、2004年の9月、日本での生産拠点として、「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」(住所:北海道沙流郡日高町富浜東3-2-1)を設立して、2008年には、鵡川にあった西山牧場の本場を買い取るなど、日本での生産規模をどんどん拡大していて、今では、私が確認したところ、道内に7つの牧場を所有していますわ。
それと、1990年から30年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者兼代表で、「株式会社フクキタル」(一口馬主クラブ・ワラウカドのクラブ法人)でも代表取締役を務めているハリー・スウィーニィ氏を、2016年から「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」の代表取締役としていますの。
ハートレイクで1995年の安田記念を制するなど、以前から積極的に所有馬をJRAのレースに出走させていたモハメド殿下は、2009年の11月にJRAの個人馬主資格を取得していまして、2010年から実際に馬を走らせていますわね。
最初の年は、出走頭数が少なかったので3勝に終わってしまいましたけど、次の年からは、順調に数字を伸ばしていて、2019年までの3年間も、
2017年→71勝・獲得賞金13億4128万円
2018年→77勝・獲得賞金15億4599万円
2019年→105勝・獲得賞金20億8270万円
という右肩上がりの成績を残していましたし、特に2019年は、初めての100勝超えを達成して、賞金も20億円の大台に乗せていましたの。
でも、その後の3年間は、
2020年→97勝・獲得賞金17億8627万円
2021年→83勝・獲得賞金14億6849万円
2022年→66勝・獲得賞金14億1751万円
という形で成績が「右肩下がり」になっていましたし、一昨年は、77勝を上げましたけど、フェブラリーSとチャンピオンズCを制したレモンポップ以外の馬があまり活躍できなかったこともあって、獲得賞金は「15億7654万円」と、2019年と比べたら、かなり物足りない数字に終わっていましたわ。
そして昨年は、レモンポップで地方交流G1のさきたま杯とマイルCS南部杯を制して、この2レースで「1億5500万円」の賞金を獲得していましたし、JRAでは、74勝を上げましたけど、ラジオNIKKEI賞を制したオフトレイルと、チャンピオンズCを制したレモンポップ以外の馬があまり活躍できなかったこともあって、獲得賞金が「15億0537万円」と、一昨年を下回ってしまいましたの。
更に、今年も状況が改善した訳ではなくて、ナルカミで地方交流G1のジャパンダートクラシックを制し、「7000万円」の賞金を獲得して、JRAでは、先週までに60勝を上げていますけど、葵Sを制したアブキールベイと、スワンSを制したオフトレイル以外の馬があまり活躍できていないこともあって、獲得賞金が「12億6463万円」と、昨年の同時期(11月17日【日】まで)の「12億3491万円」と比較してほとんど上積みがありませんから、当然、現在のモハメド殿下は、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょうね。
また、モハメド殿下は、所有頭数と生産頭数の多さを考えれば当然ですけど、世界中の「競走馬セール」と「繁殖牝馬セール」を舞台に、「ゴドルフィン」の名義などで馬を落札する機会が非常に多くて、今年も、私が確認しているだけで、
■4月15日(火)~16日(水)の「タタソールズ・クレイブン・ブリーズアップ・セール」(イギリス)
283万9064ドルを投じて2頭を落札
■4月24日(木)の「ゴフス・ユーケー・ブリーズアップ・セール」(アイルランド)
294万2520ドルを投じて3頭を落札
■5月10日(土)の(アルカナ・メイ・ブリーズアップ・セール)(フランス)
399万3346ドルを投じて3頭を落札
■8月16日(土)~18日(月)の「アルカナ・ドーヴィル・オーガスト・イヤリング・セール」(フランス)
942万7251ドルを投じて8頭を落札
■9月5日(金)の「バーデンバーデン・プレミア・セプテンバー・イヤリング・セール」(ドイツ)
87万3807ドルを投じて1頭を落札
■9月29日(月)~30日(火)の「ゴフス・アイルランド・オービー・セール・ブック1」(アイルランド)
21万1093ドルを投じて1頭を落札
■10月7日(火)~9日(木)の「タタソールズ・オクトーバー・イヤリング・セール・ブック1」(イギリス)
2771万1528ドルを投じて23頭を落札
■10月13日(月)~15日(水)の「タタソールズ・オクトーバー・イヤリング・セール・ブック2」(イギリス)
264万7600ドルを投じて4頭を落札
■11月3日(月)の「ファシグ・ティプトン・ノーベンバー・セール」(アメリカ)
250万ドルを投じて1頭を落札
■11月4日(火)~11日(火)の「キーンランド・ノーベンバー・ブリーディング・ストック・セール」(アメリカ)
50万ドルを投じて1頭を落札
と、計47頭を落札していて、日本円に換算すれば、約80億4693万円の金額を投じていますの(落札額は全て米ドル・1ドルを150円で計算)。
もちろん、現在のモハメド殿下は、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金が1億8000万円(馬主の取り分は8割の1億4400万円)のマイルCSにオフトレイル、1着賞金が2200万円の霜月Sにウェイワードアクトなど、計6頭を賞金の高い特別レースに登録していますから、私がモハメド殿下であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。
本業: 競走馬管理団体
今週の主な登録馬:
オフトレイル(マイルCS)
ウェイワードアクト(霜月S)
グラフィティアート(花見小路特別)
プラウドヘリテージ(晩秋S)
ドルチェミスト(秋明菊賞)
クリフハンガー(高湯温泉特別)
担当者:馬主情報部 馬主H
「ゴドルフィン」は、「アラブ首長国連邦」の副大統領兼首相であるモハメド殿下が代表を務めている競走馬管理団体ですから、ここでは私も皆さんと同じように、「ゴドルフィン」をモハメド殿下と書きますわね。
「ドバイワールドカップ」の創設者として広く知られているモハメド殿下は、競走馬の生産と育成や、種牡馬の繋養を世界規模で行っている「ダーレー・グループ」の代表としても有名で、このグループは、イギリスのニューマーケットにある「ダルハムホールスタッド」が本部で、元々、アイルランドとアメリカとオーストラリアに牧場を持っていますし、2002年の6月には、グループの日本法人として、「ダーレー・ジャパン株式会社」を設立していますの。
同社は、2004年の9月、日本での生産拠点として、「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」(住所:北海道沙流郡日高町富浜東3-2-1)を設立して、2008年には、鵡川にあった西山牧場の本場を買い取るなど、日本での生産規模をどんどん拡大していて、今では、私が確認したところ、道内に7つの牧場を所有していますわ。
それと、1990年から30年以上も日本の馬産に携わっている、「パカパカファーム」(2012年のダービー馬ディープブリランテなどを輩出)の創業者兼代表で、「株式会社フクキタル」(一口馬主クラブ・ワラウカドのクラブ法人)でも代表取締役を務めているハリー・スウィーニィ氏を、2016年から「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」の代表取締役としていますの。
ハートレイクで1995年の安田記念を制するなど、以前から積極的に所有馬をJRAのレースに出走させていたモハメド殿下は、2009年の11月にJRAの個人馬主資格を取得していまして、2010年から実際に馬を走らせていますわね。
最初の年は、出走頭数が少なかったので3勝に終わってしまいましたけど、次の年からは、順調に数字を伸ばしていて、2019年までの3年間も、
2017年→71勝・獲得賞金13億4128万円
2018年→77勝・獲得賞金15億4599万円
2019年→105勝・獲得賞金20億8270万円
という右肩上がりの成績を残していましたし、特に2019年は、初めての100勝超えを達成して、賞金も20億円の大台に乗せていましたの。
でも、その後の3年間は、
2020年→97勝・獲得賞金17億8627万円
2021年→83勝・獲得賞金14億6849万円
2022年→66勝・獲得賞金14億1751万円
という形で成績が「右肩下がり」になっていましたし、一昨年は、77勝を上げましたけど、フェブラリーSとチャンピオンズCを制したレモンポップ以外の馬があまり活躍できなかったこともあって、獲得賞金は「15億7654万円」と、2019年と比べたら、かなり物足りない数字に終わっていましたわ。
そして昨年は、レモンポップで地方交流G1のさきたま杯とマイルCS南部杯を制して、この2レースで「1億5500万円」の賞金を獲得していましたし、JRAでは、74勝を上げましたけど、ラジオNIKKEI賞を制したオフトレイルと、チャンピオンズCを制したレモンポップ以外の馬があまり活躍できなかったこともあって、獲得賞金が「15億0537万円」と、一昨年を下回ってしまいましたの。
更に、今年も状況が改善した訳ではなくて、ナルカミで地方交流G1のジャパンダートクラシックを制し、「7000万円」の賞金を獲得して、JRAでは、先週までに60勝を上げていますけど、葵Sを制したアブキールベイと、スワンSを制したオフトレイル以外の馬があまり活躍できていないこともあって、獲得賞金が「12億6463万円」と、昨年の同時期(11月17日【日】まで)の「12億3491万円」と比較してほとんど上積みがありませんから、当然、現在のモハメド殿下は、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょうね。
また、モハメド殿下は、所有頭数と生産頭数の多さを考えれば当然ですけど、世界中の「競走馬セール」と「繁殖牝馬セール」を舞台に、「ゴドルフィン」の名義などで馬を落札する機会が非常に多くて、今年も、私が確認しているだけで、
■4月15日(火)~16日(水)の「タタソールズ・クレイブン・ブリーズアップ・セール」(イギリス)
283万9064ドルを投じて2頭を落札
■4月24日(木)の「ゴフス・ユーケー・ブリーズアップ・セール」(アイルランド)
294万2520ドルを投じて3頭を落札
■5月10日(土)の(アルカナ・メイ・ブリーズアップ・セール)(フランス)
399万3346ドルを投じて3頭を落札
■8月16日(土)~18日(月)の「アルカナ・ドーヴィル・オーガスト・イヤリング・セール」(フランス)
942万7251ドルを投じて8頭を落札
■9月5日(金)の「バーデンバーデン・プレミア・セプテンバー・イヤリング・セール」(ドイツ)
87万3807ドルを投じて1頭を落札
■9月29日(月)~30日(火)の「ゴフス・アイルランド・オービー・セール・ブック1」(アイルランド)
21万1093ドルを投じて1頭を落札
■10月7日(火)~9日(木)の「タタソールズ・オクトーバー・イヤリング・セール・ブック1」(イギリス)
2771万1528ドルを投じて23頭を落札
■10月13日(月)~15日(水)の「タタソールズ・オクトーバー・イヤリング・セール・ブック2」(イギリス)
264万7600ドルを投じて4頭を落札
■11月3日(月)の「ファシグ・ティプトン・ノーベンバー・セール」(アメリカ)
250万ドルを投じて1頭を落札
■11月4日(火)~11日(火)の「キーンランド・ノーベンバー・ブリーディング・ストック・セール」(アメリカ)
50万ドルを投じて1頭を落札
と、計47頭を落札していて、日本円に換算すれば、約80億4693万円の金額を投じていますの(落札額は全て米ドル・1ドルを150円で計算)。
もちろん、現在のモハメド殿下は、「落札資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金が1億8000万円(馬主の取り分は8割の1億4400万円)のマイルCSにオフトレイル、1着賞金が2200万円の霜月Sにウェイワードアクトなど、計6頭を賞金の高い特別レースに登録していますから、私がモハメド殿下であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。
2025/11/17
グランアレグリアなどが代表的な存在です
サンデーレーシング
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
アスコリピチェーノ(マイルCS)
チェルヴィニア(マイルCS)
マジックサンズ(マイルCS)
ゾロアストロ(東京スポーツ杯2歳S)
ギャンブルルーム(比叡S)
アルトゥーム(秋色S)
コリカンチャ(花見小路特別)
ラミントン(高湯温泉特別)
担当者:馬主情報部 馬主T
2007年から「サンデーレーシング」(所在地:東京都港区六本木5-18-15)の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」(所在地:北海道勇払郡安平町早来源武275)の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。
吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、
2009年の桜花賞とオークスを制し、2011年のジャパンCなども制したブエナビスタ
2011年の牡馬三冠を制し、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念なども制したオルフェーヴル
2012年の牝馬三冠を制し、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念なども制したジェンティルドンナ
2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテ
2019年の桜花賞と2020年の安田記念とマイルCSを制するなど、GIを6勝したグランアレグリア
2020年の宝塚記念と有馬記念を制するなど、GIを4勝したクロノジェネシス
2019年と2021年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラック
といった名前が挙げられます。
同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは、4年連続で「リーディング1位」となっておりました。
更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、
2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝・重賞15勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝・重賞11勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝・重賞10勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝・重賞15勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝・重賞15勝)
2022年→獲得賞金35億3084万円(121勝・重賞12勝)
2023年→獲得賞金40億3991万円(116勝・重賞16勝)
2024年→獲得賞金41億6967万円(121勝・重賞13勝)
という好成績を記録し、8年連続で「馬主リーディング1位」となっており、特に昨年は、チェルヴィニアでオークスと秋華賞を制するなど、GIを6勝し、キャリアハイの獲得賞金となっております。
そして、今年も好調が続いており、ミュージアムマイルで皐月賞、アスコリピチェーノでヴィクトリアマイル、クロワデュノールでダービー、レガレイラでエリザベス女王杯を制するなど、先週までに重賞の8勝を含む110勝を上げ、「33億1694万円」の賞金を獲得し、昨年までと同じく「馬主リーディング1位」となっておりますので、当然、現在は「サンデーレーシング」の関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金1億8000万円(馬主の取り分は8割の1億4400万円)のマイルCSにアスコリピチェーノとチェルヴィニアとマジックサンズ、1着賞金3800万円(同3040万円)の東京スポーツ杯2歳Sにゾロアストロなど、計8頭を特別レースに登録しておりますので、私が同クラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
アスコリピチェーノ(マイルCS)
チェルヴィニア(マイルCS)
マジックサンズ(マイルCS)
ゾロアストロ(東京スポーツ杯2歳S)
ギャンブルルーム(比叡S)
アルトゥーム(秋色S)
コリカンチャ(花見小路特別)
ラミントン(高湯温泉特別)
担当者:馬主情報部 馬主T
2007年から「サンデーレーシング」(所在地:東京都港区六本木5-18-15)の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」(所在地:北海道勇払郡安平町早来源武275)の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。
吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、
2009年の桜花賞とオークスを制し、2011年のジャパンCなども制したブエナビスタ
2011年の牡馬三冠を制し、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念なども制したオルフェーヴル
2012年の牝馬三冠を制し、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念なども制したジェンティルドンナ
2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテ
2019年の桜花賞と2020年の安田記念とマイルCSを制するなど、GIを6勝したグランアレグリア
2020年の宝塚記念と有馬記念を制するなど、GIを4勝したクロノジェネシス
2019年と2021年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラック
といった名前が挙げられます。
同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは、4年連続で「リーディング1位」となっておりました。
更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、
2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝・重賞15勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝・重賞11勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝・重賞10勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝・重賞15勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝・重賞15勝)
2022年→獲得賞金35億3084万円(121勝・重賞12勝)
2023年→獲得賞金40億3991万円(116勝・重賞16勝)
2024年→獲得賞金41億6967万円(121勝・重賞13勝)
という好成績を記録し、8年連続で「馬主リーディング1位」となっており、特に昨年は、チェルヴィニアでオークスと秋華賞を制するなど、GIを6勝し、キャリアハイの獲得賞金となっております。
そして、今年も好調が続いており、ミュージアムマイルで皐月賞、アスコリピチェーノでヴィクトリアマイル、クロワデュノールでダービー、レガレイラでエリザベス女王杯を制するなど、先週までに重賞の8勝を含む110勝を上げ、「33億1694万円」の賞金を獲得し、昨年までと同じく「馬主リーディング1位」となっておりますので、当然、現在は「サンデーレーシング」の関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金1億8000万円(馬主の取り分は8割の1億4400万円)のマイルCSにアスコリピチェーノとチェルヴィニアとマジックサンズ、1着賞金3800万円(同3040万円)の東京スポーツ杯2歳Sにゾロアストロなど、計8頭を特別レースに登録しておりますので、私が同クラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。
2025/11/17
会計ソフトの「勘定奉行」で広く知られております
株式会社ダノックス(代表:野田順弘氏)
本業: 株式会社オービック 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ダノンヒストリー(東京スポーツ杯2歳S)
ダノンスウィッチ(レジェンドトレーナーC)
ダノンシーマ(比叡S)
ダノンホイットニー(比叡S)
ダノンフェアレディ(花見小路特別)
※野田みづきオーナーの所有馬
ミッキーゴージャス(福島記念)
ミッキーツインクル(福島記念)
ミッキークレスト(シトリンS)
ミッキーヌチバナ(シトリンS)
担当者:馬主情報部 馬主M
「株式会社ダノックス」の代表取締役を務めている野田順弘(まさひろ)氏は、会計ソフト・「勘定奉行」で広く知られている「株式会社オービックビジネスコンサルタント」(本社所在地:東京都新宿区西新宿)など、3社のグループ企業を擁する「株式会社オービック」の代表取締役会長であり、ここでは、「ダノックス」を「野田オーナー」と表記致します。
1957年、近鉄百貨店に入社した野田オーナーは、昼間、百貨店で勤務しながら、現在は大阪府の吹田市にキャンパスがある関西大学経済学部の夜間課程に通い、1961年に同大学を卒業した後、1962年に会計機器の輸入販売会社で働き始めました。
そして、ここでの経験を活かして、1968年に「株式会社大阪ビジネス」を設立し、1974年に社名を現在の「株式会社オービック」に変更しております。
その後の同社は、2000年に東証1部上場を果たし、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、
「2020年3月期」→売上高804億8800万円・経常利益460億1200万円
「2021年3月期」→売上高838億6200万円・経常利益526億0000万円
「2022年3月期」→売上高894億7600万円・経常利益601億7400万円
「2023年3月期」→売上高1001億6700万円・経常利益702億2300万円
「2024年3月期」→売上高1115億9000万円・経営利益811億5100万円
「2025年3月期」→売上高1212億4000万円・経営利益897億7000万円
という直近の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けております。
また、野田オーナーは、アメリカの経済紙「Forbes(フォーブス)」が発表した「日本億万長者番付2023」で9位にランクインしておりますので、私は「オービック」を率いている野田オーナーのことを、「尊敬すべき優秀な経営者」と考えており、多くの方が私と同じ意見でございましょう。
馬主としての野田オーナーは、確か2000年からJRAで馬を走らせており、当初は個人の名義で所有しておりましたが、2002年からは、前年に設立した自身の資産管理会社である「ダノックス」の名義で所有しております。
2018年の野田オーナーは、ダノンファンタジーで阪神ジュベナイルFを制するなど、過去最多となる「40勝」を上げ、「7億0141万円」の賞金を獲得していた上、2019年には、共同通信杯や金鯱賞やマイラーズCや毎日王冠を制するなど、重賞9勝を含む33勝を上げ、過去最高となる「11億6161万円」の賞金を獲得しておりました。
そして2020年は、JRAに於いて、重賞7勝を含む34勝を上げ、「10億0034万円」という前年に次ぐ賞金を獲得しており、尚且つ、ダノンファラオでジャパンダートダービー(地方交流G1)を制するなど、地方で「9350万円」の賞金を獲得しており、更には、ダノンスマッシュで1着賞金1254万香港ドル(約1億6929万円)の香港スプリントを制し、「初の海外G1勝ち」を飾っております。
2021年は、ダノンスマッシュで高松宮記念、ダノンキングリーで安田記念を制したものの、「32勝・獲得賞金9億6177万円」という成績に終わり、勝利数と賞金のどちらも前年を下回ってしまいましたが、2022年は、ダノンスコーピオンでNHKマイルCを制するなど、計33勝を上げ、獲得賞金は「9億8179万円」と、僅かとは言え2021年を上回っておりました。
ところが一昨年は、26勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金は「6億4812万円」と、2022年の数字を大きく下回っております。
当然、昨年の野田オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈であり、実際、昨年は、ダノンデサイルで京成杯とダービーを制し、ダノンマッキンリーでファルコンSとスワンSを制するなど、30勝を上げ、獲得賞金が「10億2540万円」と、一昨年を大きく上回っておりました。
ただ、今年は、海外に於いて、ダノンデサイルでドバイシーマクラシックを制し、「348万ドル」(約5億2200万円)の賞金を獲得しており、JRAでは、先週までに33勝を上げているものの、アメリカJCCを制したダノンデサイル以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「5億4753万円」と、まだ昨年の5割ほどに留まっておりますので、現在の野田オーナーは、「JRAでも多くの賞金を稼ぎたい」と考えていることでしょう。
また、野田オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」で高額馬を落札しており、7月14日(月)~15日(火)に行われた今年の同セールに於いても、計11頭の落札に総額22億2420万円(税込)を投じておりました。
したがって、現在の野田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3800円(馬主の取り分は8割の3040万円)の東京スポーツ杯2歳Sにダノンヒストリーなど、賞金の高い特別レースに5頭を登録しておりますので、私が野田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、かなり勝負懸かった指示を出すことでしょう。
なお、今週は、野田オーナーの奥様であるため、「完全に財布が同じ」と判断できる野田みづきオーナーが、1着賞金4300万円(同3440万円)の福島記念ミッキーゴージャスとミッキーツインクル、1着賞金2200万円(同1760万円)にミッキークレストとミッキーヌチバナを登録しておりますので、「こちらも勝負懸かり」と考えておくべきです。
本業: 株式会社オービック 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ダノンヒストリー(東京スポーツ杯2歳S)
ダノンスウィッチ(レジェンドトレーナーC)
ダノンシーマ(比叡S)
ダノンホイットニー(比叡S)
ダノンフェアレディ(花見小路特別)
※野田みづきオーナーの所有馬
ミッキーゴージャス(福島記念)
ミッキーツインクル(福島記念)
ミッキークレスト(シトリンS)
ミッキーヌチバナ(シトリンS)
担当者:馬主情報部 馬主M
「株式会社ダノックス」の代表取締役を務めている野田順弘(まさひろ)氏は、会計ソフト・「勘定奉行」で広く知られている「株式会社オービックビジネスコンサルタント」(本社所在地:東京都新宿区西新宿)など、3社のグループ企業を擁する「株式会社オービック」の代表取締役会長であり、ここでは、「ダノックス」を「野田オーナー」と表記致します。
1957年、近鉄百貨店に入社した野田オーナーは、昼間、百貨店で勤務しながら、現在は大阪府の吹田市にキャンパスがある関西大学経済学部の夜間課程に通い、1961年に同大学を卒業した後、1962年に会計機器の輸入販売会社で働き始めました。
そして、ここでの経験を活かして、1968年に「株式会社大阪ビジネス」を設立し、1974年に社名を現在の「株式会社オービック」に変更しております。
その後の同社は、2000年に東証1部上場を果たし、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、
「2020年3月期」→売上高804億8800万円・経常利益460億1200万円
「2021年3月期」→売上高838億6200万円・経常利益526億0000万円
「2022年3月期」→売上高894億7600万円・経常利益601億7400万円
「2023年3月期」→売上高1001億6700万円・経常利益702億2300万円
「2024年3月期」→売上高1115億9000万円・経営利益811億5100万円
「2025年3月期」→売上高1212億4000万円・経営利益897億7000万円
という直近の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けております。
また、野田オーナーは、アメリカの経済紙「Forbes(フォーブス)」が発表した「日本億万長者番付2023」で9位にランクインしておりますので、私は「オービック」を率いている野田オーナーのことを、「尊敬すべき優秀な経営者」と考えており、多くの方が私と同じ意見でございましょう。
馬主としての野田オーナーは、確か2000年からJRAで馬を走らせており、当初は個人の名義で所有しておりましたが、2002年からは、前年に設立した自身の資産管理会社である「ダノックス」の名義で所有しております。
2018年の野田オーナーは、ダノンファンタジーで阪神ジュベナイルFを制するなど、過去最多となる「40勝」を上げ、「7億0141万円」の賞金を獲得していた上、2019年には、共同通信杯や金鯱賞やマイラーズCや毎日王冠を制するなど、重賞9勝を含む33勝を上げ、過去最高となる「11億6161万円」の賞金を獲得しておりました。
そして2020年は、JRAに於いて、重賞7勝を含む34勝を上げ、「10億0034万円」という前年に次ぐ賞金を獲得しており、尚且つ、ダノンファラオでジャパンダートダービー(地方交流G1)を制するなど、地方で「9350万円」の賞金を獲得しており、更には、ダノンスマッシュで1着賞金1254万香港ドル(約1億6929万円)の香港スプリントを制し、「初の海外G1勝ち」を飾っております。
2021年は、ダノンスマッシュで高松宮記念、ダノンキングリーで安田記念を制したものの、「32勝・獲得賞金9億6177万円」という成績に終わり、勝利数と賞金のどちらも前年を下回ってしまいましたが、2022年は、ダノンスコーピオンでNHKマイルCを制するなど、計33勝を上げ、獲得賞金は「9億8179万円」と、僅かとは言え2021年を上回っておりました。
ところが一昨年は、26勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金は「6億4812万円」と、2022年の数字を大きく下回っております。
当然、昨年の野田オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈であり、実際、昨年は、ダノンデサイルで京成杯とダービーを制し、ダノンマッキンリーでファルコンSとスワンSを制するなど、30勝を上げ、獲得賞金が「10億2540万円」と、一昨年を大きく上回っておりました。
ただ、今年は、海外に於いて、ダノンデサイルでドバイシーマクラシックを制し、「348万ドル」(約5億2200万円)の賞金を獲得しており、JRAでは、先週までに33勝を上げているものの、アメリカJCCを制したダノンデサイル以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「5億4753万円」と、まだ昨年の5割ほどに留まっておりますので、現在の野田オーナーは、「JRAでも多くの賞金を稼ぎたい」と考えていることでしょう。
また、野田オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」で高額馬を落札しており、7月14日(月)~15日(火)に行われた今年の同セールに於いても、計11頭の落札に総額22億2420万円(税込)を投じておりました。
したがって、現在の野田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3800円(馬主の取り分は8割の3040万円)の東京スポーツ杯2歳Sにダノンヒストリーなど、賞金の高い特別レースに5頭を登録しておりますので、私が野田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、かなり勝負懸かった指示を出すことでしょう。
なお、今週は、野田オーナーの奥様であるため、「完全に財布が同じ」と判断できる野田みづきオーナーが、1着賞金4300万円(同3440万円)の福島記念ミッキーゴージャスとミッキーツインクル、1着賞金2200万円(同1760万円)にミッキークレストとミッキーヌチバナを登録しておりますので、「こちらも勝負懸かり」と考えておくべきです。
2025/11/17
2000年以降は中国に複数の自社工場を…
幅田昌伸氏
本業: 株式会社エスコ 代表取締役
今週の主な登録馬:
カンチェンジュンガ(マイルCS)
ワイドラトゥール(マイルCS)
担当者:馬主情報部 馬主S
幅田昌伸オーナーは、京都府京都市の中京区に「京都本社」を、東京都の千代田区に「東京支社」を構え、インテリア関連事業や輸入食器の販売などを手掛けている、「株式会社さら」の代表取締役社長を少し前まで務めており、現在の主な肩書きは、関連会社である「株式会社エスコ」の代表取締役です。
ショールームや建築現場では、壁紙や床材などを決める時に、「サンプルブック」という特殊なカタログを用いるケースが多く、「株式会社さら」は、その「サンプルブック」で業界トップクラスのシェアを誇っております。
更に同社は、2000年2月、中国の大連に「大連エスコ」という自社工場を建設したのを皮切りに、2001年9月に「第2工場」を、2004年10月に「第3工場」を設けているように、順調に海外事業を拡大し、現在は、年間で約400万冊の「サンプルブック」を製造しており、2025年1月期に於けるグループ全体の売上高は、「100億円」という素晴らしいものでした。
馬主としての幅田オーナーは、1999年からJRAで馬を走らせている、キャリアが20年以上のベテランでして、現在までに100頭近くを所有しております。
また、奥様の幅田京子オーナーも2008年にJRAの馬主資格を取得しており、代表的な存在としては、2014年の武蔵野Sを制したワイドバッハが挙げられるでしょう。
2015年の幅田昌伸オーナーは、7勝を上げ、その他にも、カジキがカペラSで2着に入るなど、「1億0851万円」の賞金を獲得しており、2019年は、ワイドファラオを出走させたニュージーランドTで初めての重賞勝ちを飾り、同馬でユニコーンSも制するなど、7勝を上げ、「1億7433万円」の賞金を獲得しており、2020年は、JRAに於いて8勝を上げ、「1億4656万円」の賞金を獲得し、その他、ワイドファラオで地方交流G1のかしわ記念を制し、1着賞金6000万円を獲得しております。
その後の2年間は、
2021年→1億3824万円
2022年→1億2156万円
と、獲得賞金が右肩下がりだったものの、一昨年は、9勝を上げ、獲得賞金は「1億6463万円」と、2022年を大きく上回っておりました。
更に、昨年は、ビックシーザーで京阪杯を制するなど、「14勝・獲得賞金3億4152万円」というキャリアハイの成績を残しております。
そして、今年も好調が続いており、カンチェンジュンガで阪急杯とセントウルSを、ワイドラトゥールで愛知杯を制したことなどから、獲得賞金が「2億7592万円」という、昨年の同時期(11月17日【日】まで)の「2億8746万円」とほぼ変わらぬ数字となっておりますので、現在の幅田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、幅田オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年も、
■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
2頭を9130万円で落札
■8月18日(火)~23日(土)の「HBAサマーセール」
6頭を3201万円で落札
■9月15日(月)~17日(水)の「HBAセプテンバーセール」
1頭を275万円で落札
と、計9頭の落札に総額1億2606万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、現在の幅田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は1着賞金が1億8000万円(馬主の取り分は8割の1億4400万円)のマイルCSにカンチェンジュンガとワイドラトゥールを登録してきましたので、私が幅田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
また、幅田オーナーは、先述した通り、地方のG1を制しておりますが、まだJRAのGIを勝てておりませんので、今回は、「ここでJRAでは初のGI制覇を」という思いも込められていると私は見ております。
本業: 株式会社エスコ 代表取締役
今週の主な登録馬:
カンチェンジュンガ(マイルCS)
ワイドラトゥール(マイルCS)
担当者:馬主情報部 馬主S
幅田昌伸オーナーは、京都府京都市の中京区に「京都本社」を、東京都の千代田区に「東京支社」を構え、インテリア関連事業や輸入食器の販売などを手掛けている、「株式会社さら」の代表取締役社長を少し前まで務めており、現在の主な肩書きは、関連会社である「株式会社エスコ」の代表取締役です。
ショールームや建築現場では、壁紙や床材などを決める時に、「サンプルブック」という特殊なカタログを用いるケースが多く、「株式会社さら」は、その「サンプルブック」で業界トップクラスのシェアを誇っております。
更に同社は、2000年2月、中国の大連に「大連エスコ」という自社工場を建設したのを皮切りに、2001年9月に「第2工場」を、2004年10月に「第3工場」を設けているように、順調に海外事業を拡大し、現在は、年間で約400万冊の「サンプルブック」を製造しており、2025年1月期に於けるグループ全体の売上高は、「100億円」という素晴らしいものでした。
馬主としての幅田オーナーは、1999年からJRAで馬を走らせている、キャリアが20年以上のベテランでして、現在までに100頭近くを所有しております。
また、奥様の幅田京子オーナーも2008年にJRAの馬主資格を取得しており、代表的な存在としては、2014年の武蔵野Sを制したワイドバッハが挙げられるでしょう。
2015年の幅田昌伸オーナーは、7勝を上げ、その他にも、カジキがカペラSで2着に入るなど、「1億0851万円」の賞金を獲得しており、2019年は、ワイドファラオを出走させたニュージーランドTで初めての重賞勝ちを飾り、同馬でユニコーンSも制するなど、7勝を上げ、「1億7433万円」の賞金を獲得しており、2020年は、JRAに於いて8勝を上げ、「1億4656万円」の賞金を獲得し、その他、ワイドファラオで地方交流G1のかしわ記念を制し、1着賞金6000万円を獲得しております。
その後の2年間は、
2021年→1億3824万円
2022年→1億2156万円
と、獲得賞金が右肩下がりだったものの、一昨年は、9勝を上げ、獲得賞金は「1億6463万円」と、2022年を大きく上回っておりました。
更に、昨年は、ビックシーザーで京阪杯を制するなど、「14勝・獲得賞金3億4152万円」というキャリアハイの成績を残しております。
そして、今年も好調が続いており、カンチェンジュンガで阪急杯とセントウルSを、ワイドラトゥールで愛知杯を制したことなどから、獲得賞金が「2億7592万円」という、昨年の同時期(11月17日【日】まで)の「2億8746万円」とほぼ変わらぬ数字となっておりますので、現在の幅田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、幅田オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年も、
■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
2頭を9130万円で落札
■8月18日(火)~23日(土)の「HBAサマーセール」
6頭を3201万円で落札
■9月15日(月)~17日(水)の「HBAセプテンバーセール」
1頭を275万円で落札
と、計9頭の落札に総額1億2606万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、現在の幅田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は1着賞金が1億8000万円(馬主の取り分は8割の1億4400万円)のマイルCSにカンチェンジュンガとワイドラトゥールを登録してきましたので、私が幅田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
また、幅田オーナーは、先述した通り、地方のG1を制しておりますが、まだJRAのGIを勝てておりませんので、今回は、「ここでJRAでは初のGI制覇を」という思いも込められていると私は見ております。
