「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2025/10/27
早稲田大学の政治経済学部を卒業しております
小笹芳央(おざさ・よしひさ)氏

本業: 株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ホウオウビスケッツ(天皇賞・秋)
ホウオウアートマン(本栖湖特別・北野特別)

担当者:馬主情報部 馬主T

小笹芳央(おざさ・よしひさ)オーナーの本業は、東京都中央区銀座にある「歌舞伎座タワー」の15階に本社を構え、企業のコンサルティングなどを主な事業としている、「株式会社リンクアンドモチベーション」の代表取締役会長でして、「テーオー」の冠名でお馴染みの小笹公也(おざさ・ともや)オーナーは、2歳下の弟です。

小笹芳央オーナーは、大阪府立住吉高校から、早稲田大学の政治経済学部に進学し、卒業後の1986年、「株式会社リクルート」に入社してからは、人事部に配属されて採用に携わり、14年後の2000年に同社を退職し、「株式会社リンクアンドモチベーション」を設立しました。

それから同社は、

2001年5月→大阪府大阪市北区梅田に大阪支社を開設
2004年3月→株式会社リンクダイニング設立
2004年11月→東京都港区汐留の「日本テレビタワー」に東京支社を開設
2007年12月→東証2部に上場
2008年12月→東証1部に指定変更
2010年11月→株式会社モチベーションアカデミアを設立
2011年6月→株式会社アビバを子会社化

といった形で成長し、2013年の1月、グループ拡大に伴い、小笹オーナーは、それまでの代表取締役社長から、代表取締役会長に就任しております。

その後も同社は、2016年の10月に、外国籍人材の採用・受入・定着を支援する「株式会社リンクジャパンキャリア」(現在の株式会社リンク・インタラック)を設立するなど、順調に事業規模を拡大しており、現在は、東京、大阪、名古屋に「統合拠点」、札幌、仙台、広島、福岡に「グループ拠点」、シンガポール、ベトナム、タイ、フィリピンに「海外拠点」を構え、9社のグループ会社を有し、2024年12月期の売上高が「374億5800万円」を記録しておりますので、同社の創業者である小笹オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と認めているのでしょう。

2018年の10月には、同社が開発した組織改善システムの「モチベーションクラウド」について、俳優の役所広司さんを起用したテレビCMを製作・放映しており、これが好評を博しておりました。

また、小笹オーナーは、会社経営と並行して、執筆活動にも積極的に取り組んでおり、過去には、「会社の品格」など、非常に多くの著書が刊行されており、今年も、「組織と働き方の本質」という著書が、日本経済新聞社より刊行されている上、2009年から2010年にかけて、フジテレビの「とくダネ」にコメンテーターとして出演するなど、精力的な活動を続けております。

馬主としての小笹オーナーは、2015年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに100頭近くを所有しており、初年度は勝利を上げられずに終わったものの、その後は、

2016年→2勝・獲得賞金2105万円
2017年→6勝・獲得賞金7925万円
2018年→9勝・獲得賞金1億3242万円
2019年→10勝・獲得賞金1億6158万円
2020年→13勝・獲得賞金2億5361万円
2021年→27勝・獲得賞金5億2089万円
2022年→21勝・獲得賞金4億3472万円
2023年→22勝・獲得賞金5億5225万円
2024年→20勝・獲得賞金5億4455万円

という形で順調に実績を積み重ねていた上、2021年には、ホウオウイクセルを出走させたフラワーCで初の重賞制覇を飾り、一昨年は、獲得賞金がキャリアハイとなっておりました。

ただ、今年は状況が悪化しており、先週までに15勝を上げているものの、京成杯AHを制したホウオウラスカーズと、シリウスSを制したホウオウルーレット以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「4億1476万円」と、昨年の同時期(10月27日【日】まで)の「4億6064万円」を下回っておりますので、現在の小笹オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えていることでしょう。

また、小笹オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、7月14日(月)~15日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、3頭の落札に7億6780万円を投じております。

当然、現在の小笹オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金が3億円(馬主の取り分は8割の2億4000万円)の天皇賞・秋にホウオウビスケッツ、1着賞金が1550万円(同1240万円)の本栖湖特別にホウオウアートマン(北野特別にも登録)を登録しておりますので、私が小笹オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。

2025/10/27
ロゴタイプなどがここの募集馬ですね
社台グループオーナーズ

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
ファムマルキーズ(ファンタジーS)
フェスティバルヒル(ファンタジーS)
バルサムノート(まほろばS)
ムーンプローブ(まほろばS)
アクアヴァーナル(古都S)
バルティカ(北野特別)
ガローファノ(百日草特別)
ノースミソロジー(もちの木賞)

担当者:馬主情報部 競走馬エージェントA

「社台グループオーナーズ」は、JRAの個人馬主資格をお持ちの方に、社台グループが出資を呼び掛けているところで、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有するシステムを採用していますね。

ちなみに、出馬表の馬主欄に、「吉田照哉オーナー」、「吉田勝己オーナー」、「吉田晴哉オーナー」などの名前が書かれている馬は、ほとんどがここの募集馬なんですよ。

もう引退している馬で言えば、オークスとエリザベス女王杯を勝ったダンスパートナーや、高松宮杯とスプリンターズSを勝ったフラワーパークや、スプリンターズSとマイルCSを勝ったデュランダルや、ジャパンCを勝ったスクリーンヒーローや、オークスを勝ったエリンコートや、安田記念を勝ったストロングリターンや、朝日杯FSと皐月賞と安田記念を勝ったロゴタイプなどが、ここの募集馬ですから、「さすがは社台グループ」と言えるでしょう。

最近では、2020年のシルクロードSを勝ったアウィルアウェイや、2021年と一昨年のアイビスSDを勝ったオールアットワンスや、2021年のステイヤーズSを勝ったディバインフォースや、2021年の地方交流重賞・JBC2歳優駿を勝ったアイスジャイアントなどが活躍していましたし、一昨年と去年のコリアC(韓国のG1)を連覇しているクラウンプライドや、去年の桜花賞を勝ったステレンボッシュや、今年のフェブラリーSを勝ったコスタノヴァもここの募集馬なんですよ。

「社台グループオーナーズ」は、「2025年度募集馬」(現1歳世代)について、5月12日(月)に、全部で82頭の「販売馬リスト」(地方入厩馬を除く)を発表していて、これらの内、「販売中止」になった1頭と、もう満口になっている73頭を除く残りの8頭は、まだ出資の申し込みを受け付けていますから、今は「社台グループオーナーズ」の関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している馬主さん達に好印象を与えて、残りの8頭を早く満口にしたい」と考えているのでしょうし、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そんな中、今週は、1着賞金が2900万円(馬主の取り分は8割の2320万円)のファンタジーSにファムマルキーズとフェスティバルヒル、1着賞金が2700万円(同2160万円)のまほろばSにバルサムノートとムーンプローブなど、8頭を特別レースに登録していますので、私が関係者でしたら、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いするでしょう。

2025/10/27
「日本億万長者番付2024」で10位にランクインしていましたわ
三木正浩氏

本業: 株式会社ABCマート 最高顧問

今週の主な登録馬:
ジャスティンパレス(天皇賞・秋)

担当者:馬主情報部 馬主H

三木正浩オーナーは、東京都渋谷区の道玄坂に本社を構えて、靴の小売業などを手掛けている「株式会社ABCマート」の創業者でして、2007年の8月まで同社の代表取締役会長を務めていて、現在は最高顧問を務めていますの。

1955年、三重県伊勢市に生まれた三木オーナーは、名古屋市立享栄高校から、東邦学園短期大学に進学して、ここを卒業してから、ゴルフクラブ・ゴルフ用品の販売などを手掛けている「スクエアツウ・ジャパン株式会社」に入社しました。

それから3年後、同社を退社した三木オーナーは、1985年に、「ABCマート」の前身となる「株式会社国際貿易商事」を東京都新宿区で設立しましたの。

1986年、買い付けのためにロンドンを訪れていた三木オーナーは、ブーツのブランド、「HAWKINS(ホーキンス)」と日本の代理店契約を結んで、それからは、同社の靴を低価格で販売して大ヒットさせていましたわ。

1987年、東京都荒川区に移転した「株式会社国際貿易商事」は、社名を「株式会社インターナショナル・トレーディング・コーポレーション」に変更して、それから、1990年に靴の小売業を始めるため、「有限会社ABCマート」を設立して、初出店した「上野アメ横店」では、1店舗だけで年商25億円を記録していましたの。

三木オーナーは、その後も、

1991年
アメリカのスケートボード靴メーカー・「Vans(バンズ)」と国内総代理店契約を締結

1994年
「Vans」の国内商標使用契約の締結

1995年
「HAWKINS」の商標権を完全取得

1997年
「有限会社ABCマート」を改組し、「株式会社ABCマート」に商号変更

2000年
ジャスダックに上場

2002年
東証一部に上場

2004年
「エス・ジー・シューズ・カンパニー」を吸収合併

といった形で急速に事業を拡大させて、現在、「ABCマート」は、連結の売上高が「3722億0200万円」(2025年2月期)を記録するほどの大企業に成長していますわ。

一代でこの礎を築いた三木オーナーは、アメリカの経済紙「Forbes(フォーブス)」が発表した「日本億万長者番付2024」で10位にランクインしていますから、誰もが「非常に優秀な経営者」と認めているのでしょうね。

馬主としての三木オーナーは、2019年からJRAで馬を走らせていて、この年の10月19日(土)には、オーナーにとって馬主デビューだった新馬戦で、ジャスティンリーチが見事に初勝利を飾っていましたの。

2020年は、勝利を上げられずに終わってしまいましたけど、2021年は、ジャスティンロックを出走させた京都2歳Sで初めての重賞勝ちを飾るなど、15勝を上げて、獲得賞金は「1億9962万円」と、一気に成績を伸ばしていましたわね。

更に2022年は、エリカヴィータでフローラSを制して、ジャスティンパレスで神戸新聞杯を制するなど、20勝を上げて、「4億3535万円」の賞金を獲得していましたし、一昨年は、アグリで阪急杯を制して、ジャスティンパレスで天皇賞・春を制して「初のGI勝利」を飾るなど、18勝を上げて、獲得賞金が「9億4193万円」というキャリアハイの数字になっていましたの。

そして昨年は、ジャスティンミラノで共同通信杯と皐月賞を制しましたけど、この馬が、2着だったダービーの後に、屈腱炎で引退したこともあって、獲得賞金は「7億4826万円」と、一昨年を大きく下回ってしまいましたわ。

それに、今年も悪い流れが続いていて、先週までに13勝を上げていますけど、フェアリーSを制して、秋華賞で2着だったエリカエクスプレス以外の馬があまり活躍できていないこともあって、獲得賞金が「3億7272万円」と、まだ昨年の5割にも達していませんから、現在の三木オーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうね。

そういった中、今週は、1着賞金が3億円(馬主の取り分は8割の2億4000万円)の天皇賞・秋にジャスティンパレスを登録していますので、私が三木オーナーであれば、この馬を預けている杉山晴紀先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。

2025/10/27
昨年は宮崎市内に「焼肉・金牛苑」をオープンしました
株式会社カナヤマホールディングス

本業: パチンコホールの運営など

今週の主な登録馬:
シラヌイ(ファンタジーS)
バガン(北野特別)

担当者:馬主情報部 馬主J

福岡県福岡市の博多区に本社を構えている「株式会社カナヤマホールディングス」は、「カナヤマグループ」の傘下です。

1986年、宮崎県の児湯(こゆ)郡高鍋町にパチンコ店の「国際グランプリ高鍋店」(現在の「OPUS高鍋店」)をオープンした同社は、その後、

1996年:宮崎県宮崎市に「ビックママ宮崎店」(現在の「OPUS宮崎店」)をオープン
2001年:宮崎県都城市に「OPUS都城店」をオープン
2007年:宮崎県延岡市に「OPUS延岡店」などをオープン
2013年:宮崎県宮崎市に「OPUS小松台店」をオープン
2017年:「OPUS都城店」を移転させ、「OPUS三股店」をオープン
2020年:宮崎県日南市に「OPUS日南店」をオープン
2023年:宮崎県都城市に「BigOpus15都城店」をオープン

といった形で店舗を増やしております。

なお、「カナヤマグループ」は、2018年に改組を行い、現在は、

競走馬事業などを手掛ける「株式会社カナヤマホールディングス」
競走馬預託事業を手掛ける「株式会社フォレストヒル」
パチンコホールの運営などを手掛ける「株式会社OPUS」
養鶏事業を手掛ける「株式会社カナヤマフーズ」
飲食事業を手掛ける「有限会社ゴールドフード」

といった関連会社を擁しており、ここ数年は、

■養鶏事業
2018年:「小林農場」(宮崎県小林市)を開設
2019年:「菊池農場」(熊本県菊池市)を開設

■飲食事業
2019年:宮崎市内に「宮崎鶏焼とさか」をオープン
2020年:宮崎市内に「宮崎からあげ・とさか」をオープン
2024年:宮崎市内に「焼肉・金牛苑」をオープン

といった形で順調に規模を拡大しており、現在は、グループ全体で300名ほどの従業員を雇用し、2025年5月期の売上高は「360億円」という素晴らしい数字を記録しておりますので、地域の雇用と経済に大きく貢献している筈です。

馬主としての「カナヤマホールディングス」は、JRAで馬を走らせ始めたのが2016年と、まだキャリアは浅いものの、これまでに早くも140頭以上を所有しており、初年度から10勝を上げ、「1億1854万円」の賞金を獲得していた上、2017年は、カシアスを出走させた函館2歳Sで初の重賞勝ちを飾り、グレイルを出走させた京都2歳Sも制するなど、「21勝・獲得賞金3億4844万円」という成績を残し、2018年は、カツジでニュージーランドTを、グリムでレパードSを制するなど、「25勝・獲得賞金5億0713万円」という成績を残しておりました。

そして2019年は、グリムで地方交流重賞の名古屋大賞典とマーキュリーCと白山大賞典を制したものの、JRAでの獲得賞金は「4億2356万円」と、前年の数字を下回ってしまいましたが、2020年は、カツジでスワンSを制するなど、「31勝・獲得賞金5億3132万円」という過去最高の成績を残しており、2021年も、シヴァージでシルクロードSを制するなど、「27勝・獲得賞金5億2178万円」という、前年と同水準の成績を残しております。

ところが、昨年までの3年間は、

2022年→19勝・獲得賞金3億7147万円
2023年→15勝・獲得賞金3億5082万円
2024年→18勝・獲得賞金3億5099万円

という形で、2020年と2021年の成績を大きく下回ってしまいました。

更に、今年も状況が好転した訳ではなく、先週までに10勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金が「1億9930万円」と、まだ昨年の5割ほどに留まっておりますので、現在は同社の関係者全員が、「いい頃の勢いを取り戻したい」という思惑を抱いている筈です。

また、「カナヤマホールディングス」は、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、

■7月21日(月)と23日(水)の「HBAセレクションセール」
3頭を5555万円で落札

■8月18日(月)~23日(土)の「HBAサマーセール」
4頭を5500万円で落札

■9月15日(月)~17(水)の「HBAセプテンバーセール」
2頭を1619万円で落札

と、計9頭の落札に合計1億2674万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。

当然、現在は、同社の関係者達が、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」という思惑も抱いている筈です。

このような中、「カナヤマホールディングス」は、今週、1着賞金が2900万円(馬主の取り分は8割の2320万円)のファンタジーSにシラヌイ、1着賞金が1550万円(同1240万円)の北野特別にバガンを登録してきましたので、同社の関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示している可能性が高いと私は見ております。