「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/06/10
2024年3月期の売上高は「1115億9000万円」でした
野田みづき氏

本業: 株式会社オービック 元取締役相談役

今週の主な登録馬:
ミッキーゴージャス(マーメイドS)

担当者:馬主情報部 馬主Y

野田みづきオーナーは、テレビCMなどで有名な会計ソフト・「勘定奉行」で広く知られている「株式会社オービックビジネスコンサルタント」(OBC)など、4社のグループ企業を擁する「株式会社オービック」の代表取締役会長・野田順弘(まさひろ)氏の奥様であり、少し前まで、自身も同社の取締役相談役を務めておりました。

1968年、大阪市西区に於いて、野田夫妻が会計機販売会社として設立した同社は、1971年に「東京支店」(現東京本社)を、1973年に「名古屋支店」を、1976年に「福岡支店」を開設するなど、着実に事業拠点を増やし、現在では、東京本社(中央区京橋)と大阪本社(大阪市中央区)の他に、5ヶ所の支店と3ヶ所の営業所を有しております。

そして、2000年に東証1部上場を果たした同社は、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、

「2022年3月期」→売上高894億7600万円・経常利益601億7400万円
「2023年3月期」→売上高1001億6700万円・経常利益702億2300万円
「2024年3月期」→売上高1115億9000万円・経営利益811億5100万円

という直近の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けておりますので、二人三脚で同社を大企業に成長させた経営手腕は、誰もが認めるところでしょう。

また、野田夫妻は、二人ともJRAの馬主資格を有しており(順弘オーナーの馬主名義は株式会社ダノックス)、みづきオーナーは、確か2002年に馬を走らせ始め、現在までに150頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、2014年のNHKマイルC、2016年のマイルCSなど、重賞を6勝したミッキーアイルや、2015年のオークスと秋華賞を制したミッキークイーンや、2018年の宝塚記念を制したミッキーロケットなどが挙げられます。

2016年のみづきオーナーは、ミッキーアイルなどの活躍により、「6億2011万円」という、過去最高の賞金を獲得しており、2018年は、ミッキーロケットなどの活躍により、2016年に次ぐ、「6億1658万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし、その後の5年間は、

2019年→獲得賞金5億3642万円
2020年→獲得賞金3億1076万円
2021年→獲得賞金2億1156万円
2022年→獲得賞金1億9806万円
2023年→獲得賞金2億3146万円

と記せば分かる通り、数字が伸び悩んでおります。

当然、今年を迎えるにあたって、みづきオーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えていた筈であり、実際、今年は、ミッキーゴージャスで愛知杯を、ミッキーヌチバナでアンタレスSを制するなど、先週までに6勝を上げ、獲得賞金が「1億5500万円」と、既に昨年の6割以上となっておりますので、現在のみづきオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、みづきオーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加しており、昨年の同セールに於いても、計9頭の落札に総額7億2820万円(税込)を投じておりました。

当然、みづきオーナーは、今年の「セレクトセール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のマーメイドSにミッキーゴージャスを登録してきましたので、私がオーナーであれば、同馬を預けている安田先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

2024/06/10
和歌山県で不動産業などを展開しております
北畑忍氏

本業: 北畑不動産株式会社 代表取締役

今週の主な登録馬:
ピンハイ(マーメイドS)

担当者:馬主情報部 馬主M

北畑忍オーナーの本業は、和歌山県の有田郡有田川町に本社を構えている、「北畑不動産株式会社」の代表取締役です。

北畑オーナーが27歳の時に創業した「北畑不動産」は、当初、不動産の仲介のみを手掛けておりましたが、1988年頃から、マンションや賃貸物件などの収益事業や、住宅の分譲、建設業など、不動産に関わる様々な事業を展開しております。

そして、現在の「北畑不動産」は、私が確認したところ、

■建築工事やリフォーム工事、不動産の斡旋などを手掛ける「株式会社ケイズ」
■設備管理や清掃など、ビルメンテナンス業務全般を手掛ける「クリーン興商株式会社」
■河川や道路などの土木工事や、住宅や学校、商業施設などの建設工事を手掛ける「株式会社保田組」

といったグループ企業を有し、和歌山県を中心に、近畿地方の全域に於いて事業を展開している上、北畑オーナーは、「一般社団法人和歌山県ビルメンテナンス協会」の副会長を務めておりますので、多くの方が「地域の不動産業界を牽引する重要な存在」と認めていることでしょう。

馬主としての北畑オーナーは、2011年にJRAで所有馬を走らせ始め、これまでに12頭を所有しており、一度に所有する頭数が少ないこともあり、初勝利を上げたのが2017年のことでして、現在、JRAで所有している現役馬は、ピンハイ(牝5歳)とプロミット(セン3歳)の2頭のみとなっております。

また、2017年から2021年までは、獲得賞金が概ね1000万円前後でしたが、一昨年は、チューリップ賞で2着、桜花賞で5着、オークスで4着、西宮Sで1着というピンハイの活躍により、キャリアハイとなる「7392万円」の賞金を獲得しておりました。

そして昨年は、ピンハイを重賞レースに3回、リステッドレースに1回出走させておりましたが、2着が最高であり、獲得した賞金が「2218万円」と、一昨年を大きく下回っております。

更に、今年も状況が好転している訳ではなく、ピンハイをリステッドレースに2回、プロミットを未勝利戦に1回出走させたものの、ピンハイを出走させた、都大路Sでの4着が最高であり、獲得賞金が「420万円」と、まだ昨年の2割にも達しておりませんので、現在の北畑オーナーは「一昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。

そんな中、今週は1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のマーメイドSにピンハイを登録しておりますので、私が北畑オーナーであれば、「初の重賞勝ち」が懸かっていることもあり、同馬を預けている田中克典先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。

2024/06/10
アーモンドアイなどが代表的な存在です
シルクレーシング

本業:

今週の主な登録馬:
エーデルブルーメ(マーメイドS)
セントカメリア(マーメイドS)
マンドローネ(多摩川S)
スカイロケット(UHB杯)
ラキエータ(UHB杯)
トラモント(天橋立S)
ブラックブロッサム(天橋立S)
アロマデローサ(皆生特別)
スペクトログラム(皆生特別)
ベルシャンブル(皆生特別)
シエロエスティーボ(八雲特別)

担当者:馬主情報部 馬主S

「シルクレーシング」は、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の副会長理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しました。

同クラブは、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、この数年間で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。

そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。

もちろん、勝利数と獲得賞金にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、2017年までの5年間は、

2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)

と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、2018年は、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、重賞を13勝し、全体で「118勝・獲得賞金30億8921万円」という成績を残し、「馬主リーディング2位」となっております。

2019年は、「90勝(重賞13勝)・獲得賞金25億8316万円」と、前年の数字を下回り、馬主リーディングも、1つ順位を落として「3位」となってしまったものの、2020年は、アーモンドアイでヴィクトリアマイルと天皇賞・秋とジャパンCを、ラウダシオンでNHKマイルCを制するなど、重賞を14勝し、全体で「121勝・獲得賞金36億0254万円」という過去最高の成績を残しており、「馬主リーディング2位」で1年を終えておりました。

しかし2021年は、ピクシーナイトでスプリンターズSを制したものの、「102勝(重賞10勝)・獲得賞金24億8860万円」と、2020年を大きく下回る成績に終わり、「馬主リーディング3位」に留まっていたため、一昨年は同クラブの関係者全員が、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈です。

実際、一昨年はJRAに於いて、イクイノックスで天皇賞・秋と有馬記念を制するなど、重賞11勝を含む126勝を上げ、2021年を大きく上回る「33億0499万円」の賞金を獲得し、「サンデーレーシング」に次ぐ「馬主リーディング2位」となっており、尚且つ、オーソリティでサウジアラビアのネオムターフCを制し、90万ドル(約1億0390万円)の賞金を獲得しております。

しかし昨年は、イクイノックスでドバイシーマクラシックを制し、348万ドル(約4億5889万円)の賞金を獲得たものの、JRAでは、一昨年に11勝もしていた重賞を7勝しかできなかったことなどから、獲得賞金は「28億3610万円」と、一昨年を下回っており、「馬主リーディング」では、「サンデーレーシング」と「キャロットファーム」と「社台レースホース」に次ぐ4位となっておりました。

その上、今年も悪い流れが続いており、エピファニーで小倉大賞典、ミアネーロでフラワーCを制するなど、先週までに45勝を上げているものの、GIを勝てていないことなどから、獲得賞金が「8億8313万円」と、昨年の同時期(6月11日【日】まで)の「9億1798万円」を下回っておりますので、当然、現在はクラブの関係者全員が、「一昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょう。

また、「シルクレーシング」は、JRAで17億5655万円、海外で約4億5889万円の賞金を獲得していたイクイノックスを、昨年のジャパンCを最後に引退させたため、現在は、同クラブの関係者全員が、「その分を他の馬で稼ぎたい」とも考えている筈です。

こういった中、今週、「シルクレーシング」は、1着賞金が3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のマーメイドSにエーデルブルーメとセントカメリア、1着賞金が1840万円(同1472万円)の多摩川Sにマンドローネ、1着賞金が1840万円(同1472万円)のUHB杯にスカイロケットとラキエータなど、計11頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。

2024/06/10
「奈良県立医科大学附属病院」などで経験を積んでいましたわ
谷掛龍夫氏

本業: 医療法人谷掛脳神経外科 理事長

今週の主な登録馬:
コスタボニータ(マーメイドS)

担当者:馬主情報部 馬主H

谷掛龍夫オーナーは、以前、「医療法人谷掛脳神経外科」(大阪府枚方市)の理事長を務めていましたの。

一昨年の12月21日(水)、「あぜみち脳神経クリニック」に改称された「谷掛脳神経外科」は、「京阪電鉄・枚方市駅」の南口を出て西に進み、最初の信号から南西方向に見える「牧方信用金庫」の向かい側にある、3階建てで白いタイル張りの建物を拠点としていますわね。

「大阪警察病院」、「島根県立中央病院」、「天理よろづ相談所病院」、「ロンドン大学神経研究所」、「奈良県立医科大学附属病院」などで経験を積んだ谷掛オーナーが、1981年に開院した「谷掛脳神経外科」には、「脳神経外科」、「整形外科」、「神経内科」、「内科」、「リハビリ科」があり、それぞれの患者に対し、複数の脳神経外科専門医達が「合議診断」を行い、治療の方向性を決定していたそうですわ。

他の病気に比べて、早期発見と早期治療が必要とされる「脳神経外科疾患」を専門としていた同院は、開院当時から、最先端のCTスキャン、エコー、脳血管撮影装置などを導入しており、多くの病院関係者や患者から「大学病院と比べても見劣りしない」と評価されていたそうですから、その理事長を務めていた谷掛オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょうね。

馬主としての谷掛オーナーは、2015年までに、「年に2~3勝」というペースでしたが、2016年に6勝を上げ、「6999万円」の賞金を獲得すると、2017年は、アメリカズカップを出走させたきさらぎ賞で初の重賞勝ちを飾るなど、5勝を上げ、「1億0913万円」の賞金を獲得していましたの。

更に、2018年も、6勝を上げ、「1億0130万円」の賞金を獲得していましたが、その後の3年間は、

2019年→4勝・獲得賞金7427万円
2020年→3勝・獲得賞金4528万円
2021年→2勝・獲得賞金4527万円

と記せば分かる通り、成績が完全に「右肩下がり」となっていたため、一昨年のオーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈で、実際、一昨年は、過去最多の11勝を上げて、「1億6647万円」の賞金を獲得していましたし、昨年は、9勝を上げて、獲得賞金が「1億7991万円」というキャリアハイの数字になっていましたの。

それに、今年も好調が続いていて、コスタボニータで福島牝馬Sを制するなど、先週までに6勝を上げていますし、獲得賞金が「1億5585万円」と、早くも昨年の8割以上になっていますから、現在のオーナーは「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。

また、谷掛オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多くて、昨年は、

■5月12日(金)の「千葉サラブレッドセール」
2頭を8470万円で落札

■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
3頭を1億3310万円で落札

■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を1320万円で落札

と、計6頭を総額2億3100万円で落札していましたし、今年も、5月10日(金)に行われた「千葉サラブレッドセール」に於いて、2頭を7370万円で落札していますの(落札金額は全て税込表記)。

当然、谷掛オーナーは、これから行われる「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈ですわ。

そんな中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のマーメイドSにコスタボニータを登録していますので、私が谷掛オーナーでしたら、同馬を預けている杉山佳明先生に対して、渾身の勝負仕上げをお願いしますわね。