注目馬主
2024/04/08
「将棋の腕はプロ級」と言われており…
松本好雄氏
本業: 株式会社きしろ 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
メイショウタバル(皐月賞)
メイショウカゼマチ(ラジオ福島賞)
メイショウツワブキ(ラジオ福島賞)
メイショウソラフネ(春雷S)
メイショウジブリ(天満橋S)
メイショウヒューマ(天満橋S)
メイショウウネビ(奥の細道特別)
メイショウノブカ(桑折特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
松本好雄オーナーの本業は、兵庫県の明石市に本社を構え、船舶用部品の製造などを手掛けている、「株式会社きしろ」の代表取締役会長です。
創業が1915年と、100年以上の歴史を有する同社は、「大型船舶用の低速ディーゼルエンジン機器」といった産業部品の製造を主に手掛けており、船舶用のクランクシャフト製造分野に於いては、「50%近い世界シェア」を誇っております。
そして同社は、更なる企業成長を目指すため、航空機産業にも参入しており、2014年には、JAQG(航空宇宙品質センター)が作成した、「JIS・Q9100」(日本工業規格)を取得しておりますので、時代の変化に応じて事業分野を拡大している同社は、「業界の先駆者」と言えるでしょう。
また、松本オーナーは、長年に渡り船舶業界に貢献してきた功績が高く評価され、2010年の秋には、「旭日小綬章」を授与されておりました。
その祝賀会は、2011年の2月に神戸の「ホテルオークラ」で行われ、そこには、武豊騎手、蛯名正義騎手(現在は調教師)、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏、JRAの土川理事長(当時)といった競馬関係者や、元首相の森喜朗氏といった著名人などを含め、1000人ほどが出席しておりましたので、多くの方が、松本オーナーを大いに尊敬していることでしょう。
なお、松本オーナーは非常に多趣味であり、まず、「将棋の腕はプロ級」と言われており、その他にも、ゴルフ、渓流釣り、囲碁などを楽しんでおります。
千葉工業大学の工業経営学科に在籍していた頃、松本オーナーは、下宿先のご主人と一緒に中山競馬場でレースを観戦し、その時、場内の混雑とは無縁の優雅な馬主席を見て、「自分も、いつかあそこに座りたい」と思ったことがきっかけで馬主を目指すようになり、1974年、長年の念願を叶えてJRAの個人馬主資格を取得し、その後、日本馬主協会連合会の会長などを歴任し、現在は、同会の名誉会長となっております。
馬主としてのキャリアが50年近くに及ぶ松本オーナーは、これまでに1900頭近くを所有し、メイショウドトウで制した2001年の宝塚記念や、メイショウボーラーで制した2005年のフェブラリーSや、メイショウサムソンで制した2006年の皐月賞とダービーや、メイショウマンボで制した2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯など、数多くのGIレースを制しております。
2007年の松本オーナーは、メイショウサムソンの活躍などにより、過去最高となる「15億4865万円」の賞金を獲得しており、2013年は、メイショウマンボの活躍などにより、2007年に次ぐ「14億9771万円」の賞金を獲得しておりました。
その後は成績が伸び悩んでいたものの、2020年は、73勝を上げ、キャリアの中で三番目に多い「14億6338万円」の賞金を獲得しており、2021年も、メイショウダッサイで中山グランドジャンプを制するなど、重賞5勝を含む63勝を上げ、「14億1708万円」の賞金を獲得しております。
一昨年は、メイショウハリオで地方交流G1の帝王賞を制し、1着賞金8000万円を獲得したものの、JRAでは、「58勝・獲得賞金12億5514万円」と、2021年を下回っており、昨年は、メイショウハリオが地方交流G1のかしわ記念と帝王賞を制し、この2戦で1億6000万円の賞金を獲得したものの、JRAでは、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「12億3468万円」と、僅かとは言え一昨年を下回ってしまいました。
そして今年は、メイショウタバルで毎日杯を制するなど、先週までに14勝を上げているものの、他の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「2億8120万円」と、昨年の同時期(4月9日【日】まで)の「4億0149万円」を大きく下回っておりますので、当然、現在の松本オーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。
また、松本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
4頭を8305万円で落札
■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
11頭を1億3497万円で落札
■9月19日(火)~21日(木)の「HBAセプテンバーセール」
6頭を5687万円で落札
と、計21頭の落札に2億7489万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、松本オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金2億円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)の皐月賞にメイショウタバル、1着賞金2800万円(同1240万円)のラジオ福島賞にメイショウカゼマチとメイショウツワブキなど、特別レースに8頭を登録してきましたので、私が松本オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示します。
本業: 株式会社きしろ 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
メイショウタバル(皐月賞)
メイショウカゼマチ(ラジオ福島賞)
メイショウツワブキ(ラジオ福島賞)
メイショウソラフネ(春雷S)
メイショウジブリ(天満橋S)
メイショウヒューマ(天満橋S)
メイショウウネビ(奥の細道特別)
メイショウノブカ(桑折特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
松本好雄オーナーの本業は、兵庫県の明石市に本社を構え、船舶用部品の製造などを手掛けている、「株式会社きしろ」の代表取締役会長です。
創業が1915年と、100年以上の歴史を有する同社は、「大型船舶用の低速ディーゼルエンジン機器」といった産業部品の製造を主に手掛けており、船舶用のクランクシャフト製造分野に於いては、「50%近い世界シェア」を誇っております。
そして同社は、更なる企業成長を目指すため、航空機産業にも参入しており、2014年には、JAQG(航空宇宙品質センター)が作成した、「JIS・Q9100」(日本工業規格)を取得しておりますので、時代の変化に応じて事業分野を拡大している同社は、「業界の先駆者」と言えるでしょう。
また、松本オーナーは、長年に渡り船舶業界に貢献してきた功績が高く評価され、2010年の秋には、「旭日小綬章」を授与されておりました。
その祝賀会は、2011年の2月に神戸の「ホテルオークラ」で行われ、そこには、武豊騎手、蛯名正義騎手(現在は調教師)、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏、JRAの土川理事長(当時)といった競馬関係者や、元首相の森喜朗氏といった著名人などを含め、1000人ほどが出席しておりましたので、多くの方が、松本オーナーを大いに尊敬していることでしょう。
なお、松本オーナーは非常に多趣味であり、まず、「将棋の腕はプロ級」と言われており、その他にも、ゴルフ、渓流釣り、囲碁などを楽しんでおります。
千葉工業大学の工業経営学科に在籍していた頃、松本オーナーは、下宿先のご主人と一緒に中山競馬場でレースを観戦し、その時、場内の混雑とは無縁の優雅な馬主席を見て、「自分も、いつかあそこに座りたい」と思ったことがきっかけで馬主を目指すようになり、1974年、長年の念願を叶えてJRAの個人馬主資格を取得し、その後、日本馬主協会連合会の会長などを歴任し、現在は、同会の名誉会長となっております。
馬主としてのキャリアが50年近くに及ぶ松本オーナーは、これまでに1900頭近くを所有し、メイショウドトウで制した2001年の宝塚記念や、メイショウボーラーで制した2005年のフェブラリーSや、メイショウサムソンで制した2006年の皐月賞とダービーや、メイショウマンボで制した2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯など、数多くのGIレースを制しております。
2007年の松本オーナーは、メイショウサムソンの活躍などにより、過去最高となる「15億4865万円」の賞金を獲得しており、2013年は、メイショウマンボの活躍などにより、2007年に次ぐ「14億9771万円」の賞金を獲得しておりました。
その後は成績が伸び悩んでいたものの、2020年は、73勝を上げ、キャリアの中で三番目に多い「14億6338万円」の賞金を獲得しており、2021年も、メイショウダッサイで中山グランドジャンプを制するなど、重賞5勝を含む63勝を上げ、「14億1708万円」の賞金を獲得しております。
一昨年は、メイショウハリオで地方交流G1の帝王賞を制し、1着賞金8000万円を獲得したものの、JRAでは、「58勝・獲得賞金12億5514万円」と、2021年を下回っており、昨年は、メイショウハリオが地方交流G1のかしわ記念と帝王賞を制し、この2戦で1億6000万円の賞金を獲得したものの、JRAでは、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「12億3468万円」と、僅かとは言え一昨年を下回ってしまいました。
そして今年は、メイショウタバルで毎日杯を制するなど、先週までに14勝を上げているものの、他の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「2億8120万円」と、昨年の同時期(4月9日【日】まで)の「4億0149万円」を大きく下回っておりますので、当然、現在の松本オーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。
また、松本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
4頭を8305万円で落札
■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
11頭を1億3497万円で落札
■9月19日(火)~21日(木)の「HBAセプテンバーセール」
6頭を5687万円で落札
と、計21頭の落札に2億7489万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
当然、松本オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金2億円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)の皐月賞にメイショウタバル、1着賞金2800万円(同1240万円)のラジオ福島賞にメイショウカゼマチとメイショウツワブキなど、特別レースに8頭を登録してきましたので、私が松本オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示します。
2024/04/08
電子部品の製造などによる2023年3月期の売上高は「231億円」でした
窪田芳郎氏
本業: 株式会社東京ウエルズ 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
チャンネルトンネル(アーリントンC)
サザンステート(袖ケ浦特別)
担当者:馬主情報部 馬主T
窪田芳郎オーナーの本業は、「都営浅草線・馬込駅」(東京都大田区)の近くに本社を構え、電子部品製造機器の設計・製造・販売などを手掛けている、「株式会社東京ウエルズ」の代表取締役会長です。
1971年に設立された同社は、電子部品の製造設備を世界中のメーカーに供給しており、その中でも、高速測定テーピング機のTWA-6000シリーズは、累計の出荷台数が1万台を超える「業界標準機」となっており、電子部品の測定や外観検査やテープリール包装を行う「検査機」に於いて、「世界シェア70%」という驚異的な数字を誇っております。
そして現在は、東京都大田区の本社に加え、国内に、「沼津第一事業所」(静岡県)、「沼津第二事業所」(同)、「松本事業所」(長野県)、「朝来事業所」(兵庫県)、「飯田研究所」(長野県)、「上越研究所」(新潟県)、「仙台研究所」(宮城県)、「柏研究所」(千葉県)という8つの拠点を有している上、中国の蘇州と深セン、台湾、フィリピンにも事業拠点を構えており、2023年3月期の売上高は「231億円」となっておりますので、同社の代表取締役会長である窪田オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。
馬主としての窪田芳郎オーナーは、確か2005年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2007年のシリウスSを制したドラゴンファイヤー、2018年の中京記念を制したグレーターロンドンなどが挙げられます。
2021年の窪田オーナーは、ルークズネストでファルコンSを制するなど、15勝を上げ、過去最高となる「3億6693万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、その後の2年間は、
2022年→11勝・獲得賞金2億2916万円
2023年→14勝・獲得賞金2億4916万円
と、2021年の成績を下回っております。
更に、今年も状況が好転している訳ではなく、先週までが2勝に留まっており、獲得賞金が「7699万円」と、昨年の同時期(4月9日【日】まで)の「9073万円」を大きく下回っておりますので、現在の窪田オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金4100億円(馬主の取り分は8割の3280万円)のアーリントンCにチャンネルトンネル、1着賞金1550万円(同1240万円)の袖ケ浦特別にサザンステートを登録しておりますので、私がオーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
本業: 株式会社東京ウエルズ 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
チャンネルトンネル(アーリントンC)
サザンステート(袖ケ浦特別)
担当者:馬主情報部 馬主T
窪田芳郎オーナーの本業は、「都営浅草線・馬込駅」(東京都大田区)の近くに本社を構え、電子部品製造機器の設計・製造・販売などを手掛けている、「株式会社東京ウエルズ」の代表取締役会長です。
1971年に設立された同社は、電子部品の製造設備を世界中のメーカーに供給しており、その中でも、高速測定テーピング機のTWA-6000シリーズは、累計の出荷台数が1万台を超える「業界標準機」となっており、電子部品の測定や外観検査やテープリール包装を行う「検査機」に於いて、「世界シェア70%」という驚異的な数字を誇っております。
そして現在は、東京都大田区の本社に加え、国内に、「沼津第一事業所」(静岡県)、「沼津第二事業所」(同)、「松本事業所」(長野県)、「朝来事業所」(兵庫県)、「飯田研究所」(長野県)、「上越研究所」(新潟県)、「仙台研究所」(宮城県)、「柏研究所」(千葉県)という8つの拠点を有している上、中国の蘇州と深セン、台湾、フィリピンにも事業拠点を構えており、2023年3月期の売上高は「231億円」となっておりますので、同社の代表取締役会長である窪田オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。
馬主としての窪田芳郎オーナーは、確か2005年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2007年のシリウスSを制したドラゴンファイヤー、2018年の中京記念を制したグレーターロンドンなどが挙げられます。
2021年の窪田オーナーは、ルークズネストでファルコンSを制するなど、15勝を上げ、過去最高となる「3億6693万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、その後の2年間は、
2022年→11勝・獲得賞金2億2916万円
2023年→14勝・獲得賞金2億4916万円
と、2021年の成績を下回っております。
更に、今年も状況が好転している訳ではなく、先週までが2勝に留まっており、獲得賞金が「7699万円」と、昨年の同時期(4月9日【日】まで)の「9073万円」を大きく下回っておりますので、現在の窪田オーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金4100億円(馬主の取り分は8割の3280万円)のアーリントンCにチャンネルトンネル、1着賞金1550万円(同1240万円)の袖ケ浦特別にサザンステートを登録しておりますので、私がオーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
2024/04/08
「日本億万長者番付2023」の9位にランクインしております
株式会社ダノックス(代表:野田順弘氏)
本業: 株式会社オービック 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ダノンデサイル(皐月賞)
ダノンマデイラ(アンタレスS)
ダノングロワール(ドゥラメンテC)
※野田みづきオーナーの所有馬
ミッキーヌチバナ(アンタレスS)
担当者:馬主情報部 馬主M
「株式会社ダノックス」の代表取締役を務めている野田順弘(まさひろ)氏は、会計ソフト・「勘定奉行」で広く知られている「株式会社オービックビジネスコンサルタント」(OBC)など、4社のグループ企業を擁する「株式会社オービック」の代表取締役会長であるため、ここでは私も皆様と同じく、「ダノックス」を「野田オーナー」と表記致します。
1957年、近鉄百貨店に入社した野田オーナーは、昼間、百貨店で勤務しながら、関西大学経済学部の夜間課程に通い、1961年に同大学を卒業した後、1962年に会計機器の輸入販売会社で働き始めました。
そして、ここでの経験を活かして、1968年に「株式会社大阪ビジネス」を設立し、1974年に社名を現在の「株式会社オービック」に変更しております。
その後の同社は、2000年に東証1部上場を果たし、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、
「2020年3月期」→売上高804億8800万円・経常利益460億1200万円
「2021年3月期」→売上高838億6200万円・経常利益526億0000万円
「2022年3月期」→売上高894億7600万円・経常利益601億7400万円
「2023年3月期」→売上高1001億6700万円・経常利益702億2300万円
という直近の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けております。
また、野田オーナーは、アメリカの経済紙「Forbes(フォーブス)」が発表した「日本億万長者番付2023」で9位にランクインしておりますので、私は「オービック」を率いている野田オーナーのことを、「尊敬すべき優秀な経営者」と考えており、多くの方が私と同じ意見でございましょう。
馬主としての野田オーナーは、確か2000年からJRAで馬を走らせており、当初は個人の名義で所有しておりましたが、2002年からは、前年に設立した自身の資産管理会社である「ダノックス」の名義で所有しております。
2018年の野田オーナーは、ダノンファンタジーで阪神ジュベナイルFを制するなど、過去最多となる「40勝」を上げ、「7億0141万円」の賞金を獲得していた上、2019年には、共同通信杯や金鯱賞やマイラーズCや毎日王冠を制するなど、重賞9勝を含む33勝を上げ、過去最高となる「11億6161万円」の賞金を獲得しておりました。
そして2020年は、JRAに於いて、重賞7勝を含む34勝を上げ、「10億0034万円」という前年に次ぐ賞金を獲得していた上、ダノンファラオでジャパンダートダービー(地方交流G1)を制するなど、地方で「9350万円」の賞金を獲得しており、更には、ダノンスマッシュで1着賞金1254万香港ドル(約1億6929万円)の香港スプリントを制し、「初の海外G1勝ち」を飾っております。
2021年は、ダノンスマッシュで高松宮記念、ダノンキングリーで安田記念を制したものの、「32勝・獲得賞金9億6177万円」という成績に終わり、勝利数と賞金のどちらも前年を下回っておりましたが、一昨年は、ダノンスコーピオンでNHKマイルCを制するなど、計33勝を上げ、獲得賞金は「9億8179万円」と、僅かとは言え2021年を上回っておりました。
そして昨年は、26勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金は「6億4812万円」と、一昨年の数字を大きく下回っております。
更に、今年も悪い流れが続いており、ダノンデサイルで京成杯、ダノンマッキンリーでファルコンSを制するなど、先週までに6勝を上げているものの、他の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「1億6618万円」と、昨年の同時期(4月9日【日】まで)の「1億8038万円」を下回っておりますので、現在の野田オーナーは、「一昨年の勢いを取り戻したい」と考えている筈です。
また、野田オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」で高額馬を落札しており、昨年の同セールに於いても、計13頭の落札に総額23億6830万円(税込)を投じております。
そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金が2億円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)の皐月賞にダノンデサイル、1着賞金が3800万円(同3040万円)のアンタレスSにダノンマデイラなど、特別レースに3頭を登録しておりますので、私が野田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、かなり勝負懸かった指示を出すことでしょう。
なお、今週は、野田オーナーの奥様であるため、「完全に財布が同じ」と判断でき、昨年の「セレクトセール」では、計9頭の落札に総額7億2820万円(税込)を投じている野田みづきオーナーが、1着賞金が3800万円(同3040万円)のアンタレスSにミッキーヌチバナを登録しておりますので、「こちらも勝負懸かり」と考えておくべきです。
本業: 株式会社オービック 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ダノンデサイル(皐月賞)
ダノンマデイラ(アンタレスS)
ダノングロワール(ドゥラメンテC)
※野田みづきオーナーの所有馬
ミッキーヌチバナ(アンタレスS)
担当者:馬主情報部 馬主M
「株式会社ダノックス」の代表取締役を務めている野田順弘(まさひろ)氏は、会計ソフト・「勘定奉行」で広く知られている「株式会社オービックビジネスコンサルタント」(OBC)など、4社のグループ企業を擁する「株式会社オービック」の代表取締役会長であるため、ここでは私も皆様と同じく、「ダノックス」を「野田オーナー」と表記致します。
1957年、近鉄百貨店に入社した野田オーナーは、昼間、百貨店で勤務しながら、関西大学経済学部の夜間課程に通い、1961年に同大学を卒業した後、1962年に会計機器の輸入販売会社で働き始めました。
そして、ここでの経験を活かして、1968年に「株式会社大阪ビジネス」を設立し、1974年に社名を現在の「株式会社オービック」に変更しております。
その後の同社は、2000年に東証1部上場を果たし、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、
「2020年3月期」→売上高804億8800万円・経常利益460億1200万円
「2021年3月期」→売上高838億6200万円・経常利益526億0000万円
「2022年3月期」→売上高894億7600万円・経常利益601億7400万円
「2023年3月期」→売上高1001億6700万円・経常利益702億2300万円
という直近の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けております。
また、野田オーナーは、アメリカの経済紙「Forbes(フォーブス)」が発表した「日本億万長者番付2023」で9位にランクインしておりますので、私は「オービック」を率いている野田オーナーのことを、「尊敬すべき優秀な経営者」と考えており、多くの方が私と同じ意見でございましょう。
馬主としての野田オーナーは、確か2000年からJRAで馬を走らせており、当初は個人の名義で所有しておりましたが、2002年からは、前年に設立した自身の資産管理会社である「ダノックス」の名義で所有しております。
2018年の野田オーナーは、ダノンファンタジーで阪神ジュベナイルFを制するなど、過去最多となる「40勝」を上げ、「7億0141万円」の賞金を獲得していた上、2019年には、共同通信杯や金鯱賞やマイラーズCや毎日王冠を制するなど、重賞9勝を含む33勝を上げ、過去最高となる「11億6161万円」の賞金を獲得しておりました。
そして2020年は、JRAに於いて、重賞7勝を含む34勝を上げ、「10億0034万円」という前年に次ぐ賞金を獲得していた上、ダノンファラオでジャパンダートダービー(地方交流G1)を制するなど、地方で「9350万円」の賞金を獲得しており、更には、ダノンスマッシュで1着賞金1254万香港ドル(約1億6929万円)の香港スプリントを制し、「初の海外G1勝ち」を飾っております。
2021年は、ダノンスマッシュで高松宮記念、ダノンキングリーで安田記念を制したものの、「32勝・獲得賞金9億6177万円」という成績に終わり、勝利数と賞金のどちらも前年を下回っておりましたが、一昨年は、ダノンスコーピオンでNHKマイルCを制するなど、計33勝を上げ、獲得賞金は「9億8179万円」と、僅かとは言え2021年を上回っておりました。
そして昨年は、26勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金は「6億4812万円」と、一昨年の数字を大きく下回っております。
更に、今年も悪い流れが続いており、ダノンデサイルで京成杯、ダノンマッキンリーでファルコンSを制するなど、先週までに6勝を上げているものの、他の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「1億6618万円」と、昨年の同時期(4月9日【日】まで)の「1億8038万円」を下回っておりますので、現在の野田オーナーは、「一昨年の勢いを取り戻したい」と考えている筈です。
また、野田オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」で高額馬を落札しており、昨年の同セールに於いても、計13頭の落札に総額23億6830万円(税込)を投じております。
そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金が2億円(馬主の取り分は8割の1億6000万円)の皐月賞にダノンデサイル、1着賞金が3800万円(同3040万円)のアンタレスSにダノンマデイラなど、特別レースに3頭を登録しておりますので、私が野田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、かなり勝負懸かった指示を出すことでしょう。
なお、今週は、野田オーナーの奥様であるため、「完全に財布が同じ」と判断でき、昨年の「セレクトセール」では、計9頭の落札に総額7億2820万円(税込)を投じている野田みづきオーナーが、1着賞金が3800万円(同3040万円)のアンタレスSにミッキーヌチバナを登録しておりますので、「こちらも勝負懸かり」と考えておくべきです。
2024/04/08
不動産事業や温泉施設の運営などを手掛けていますの
小笹公也(おざさ・ともや)氏
本業: 株式会社オンテックス 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
テーオードレフォン(アンタレスS)
テーオーシリウス(福島民報杯)
テーオーアリエス(三木特別)
担当者:馬主情報部 馬主H
皆さんもよくご存知の通り、小笹公也(ともや)オーナーの本業は、「JR難波駅」(大阪府大阪市)の近くに本社を構え、一般住宅やマンションやビルの総合リフォームなどを手掛けている、「株式会社オンテックス」の代表取締役会長で、「ホウオウ」の冠名でお馴染みの小笹芳央(よしひさ)オーナーは、2歳上のお兄様ですわね。
2017年から「デーモン閣下」をテレビCMに起用し、好評を博している「株式会社オンテックス」は、創業から手掛けているリフォーム事業に加え、投資型マンションの販売といった不動産事業や、公営住宅の修繕工事や高架・歩道橋などの修繕塗装といった公共事業や、「蔵前温泉・さらさのゆ」(大阪府堺市)や「積善温泉・美笹のゆ」(大阪府貝塚市)といった温泉施設の運営なども手掛けていますの。
同社は、2023年3月期の売上高が「148億1800万円」を記録していて、現在は従業員数が約1100名の大企業となっていますので、創業者であり、代表取締役会長を務めている小笹オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言える筈ですわ。
また、小笹オーナーは、「日本赤十字社」に対する寄付活動などが内閣府に認められ、2011年の2月には、天皇陛下から「紺綬褒章」(こんじゅほうしょう)を受章していますので、私は小笹オーナーを、「経営者としてだけではなく、全ての面に於いて大いに尊敬すべき存在」と考えていますの。
馬主としての小笹オーナーは、JRAで馬を走らせ始めた2003年から、これまでに150頭近くを所有していまして、過去の代表的な存在としては、2021年のチャンピオンズCなどを制したテーオーケインズなどが挙げられますわね。
2017年までの小笹オーナーは、年間勝利数が10勝未満に留まっていましたが、テーオーヘリオスが北海道スプリントCで1着、テーオーエナジーが兵庫CSで1着と、地方交流重賞を2勝した2018年は、JRAに於いても、「13勝・獲得賞金2億1985万円」という好成績を残していて、その後の2年間も、
2019年→12勝・獲得賞金2億1843万円
2020年→14勝・獲得賞金2億5688万円
という形で順調に実績を積み重ねていましたわ。
更に、2021年は、テーオーケインズでアンタレスSを制し、JRAでは初めての重賞勝ちを飾ると、同馬でGIのチャンピオンズCも制した上、地方では、同馬で交流G1の帝王賞を制していましたの。
そして一昨年は、地方に於いて、テーオーケインズがJBCクラシックを制しましたけど、JRAでは、「16勝・獲得賞金3億8810万円」という成績で、2021年を大きく下回ってしまいました。
したがって、昨年の小笹オーナーは、「必ず巻き返しを果たしたい」と強く願っていた筈でして、実際、昨年はJRAに於いて、テーオーソクラテスで小倉サマージャンプを制するなど、過去最多となる25勝を上げて、獲得賞金が「5億4519万円」というキャリアハイの数字となっていましたわ。
その上、今年も好調が続いていて、テーオーロイヤルでダイヤモンドSと阪神大賞典を制するなど、先週までに10勝を上げて、獲得賞金が「2億4556万円」と、既に昨年の5割近くとなっていますので、当然、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈ですわね。
また、小笹オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年も、
■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
5頭を1億1440万円で落札
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を4840万円で落札
■9月19日(火)~21日(木)の「HBAセプテンバーセール」
2頭を2255万円で落札
と、計9頭の落札に1億8535万円を投じていますの。
当然、小笹オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のアンタレスSにテーオードレフォン、1着賞金2800万円(同2240万円)の福島民報杯にテーオーシリウスなど、特別レースに3頭を登録していますので、私が小笹オーナーであれば、各馬を預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。
本業: 株式会社オンテックス 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
テーオードレフォン(アンタレスS)
テーオーシリウス(福島民報杯)
テーオーアリエス(三木特別)
担当者:馬主情報部 馬主H
皆さんもよくご存知の通り、小笹公也(ともや)オーナーの本業は、「JR難波駅」(大阪府大阪市)の近くに本社を構え、一般住宅やマンションやビルの総合リフォームなどを手掛けている、「株式会社オンテックス」の代表取締役会長で、「ホウオウ」の冠名でお馴染みの小笹芳央(よしひさ)オーナーは、2歳上のお兄様ですわね。
2017年から「デーモン閣下」をテレビCMに起用し、好評を博している「株式会社オンテックス」は、創業から手掛けているリフォーム事業に加え、投資型マンションの販売といった不動産事業や、公営住宅の修繕工事や高架・歩道橋などの修繕塗装といった公共事業や、「蔵前温泉・さらさのゆ」(大阪府堺市)や「積善温泉・美笹のゆ」(大阪府貝塚市)といった温泉施設の運営なども手掛けていますの。
同社は、2023年3月期の売上高が「148億1800万円」を記録していて、現在は従業員数が約1100名の大企業となっていますので、創業者であり、代表取締役会長を務めている小笹オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言える筈ですわ。
また、小笹オーナーは、「日本赤十字社」に対する寄付活動などが内閣府に認められ、2011年の2月には、天皇陛下から「紺綬褒章」(こんじゅほうしょう)を受章していますので、私は小笹オーナーを、「経営者としてだけではなく、全ての面に於いて大いに尊敬すべき存在」と考えていますの。
馬主としての小笹オーナーは、JRAで馬を走らせ始めた2003年から、これまでに150頭近くを所有していまして、過去の代表的な存在としては、2021年のチャンピオンズCなどを制したテーオーケインズなどが挙げられますわね。
2017年までの小笹オーナーは、年間勝利数が10勝未満に留まっていましたが、テーオーヘリオスが北海道スプリントCで1着、テーオーエナジーが兵庫CSで1着と、地方交流重賞を2勝した2018年は、JRAに於いても、「13勝・獲得賞金2億1985万円」という好成績を残していて、その後の2年間も、
2019年→12勝・獲得賞金2億1843万円
2020年→14勝・獲得賞金2億5688万円
という形で順調に実績を積み重ねていましたわ。
更に、2021年は、テーオーケインズでアンタレスSを制し、JRAでは初めての重賞勝ちを飾ると、同馬でGIのチャンピオンズCも制した上、地方では、同馬で交流G1の帝王賞を制していましたの。
そして一昨年は、地方に於いて、テーオーケインズがJBCクラシックを制しましたけど、JRAでは、「16勝・獲得賞金3億8810万円」という成績で、2021年を大きく下回ってしまいました。
したがって、昨年の小笹オーナーは、「必ず巻き返しを果たしたい」と強く願っていた筈でして、実際、昨年はJRAに於いて、テーオーソクラテスで小倉サマージャンプを制するなど、過去最多となる25勝を上げて、獲得賞金が「5億4519万円」というキャリアハイの数字となっていましたわ。
その上、今年も好調が続いていて、テーオーロイヤルでダイヤモンドSと阪神大賞典を制するなど、先週までに10勝を上げて、獲得賞金が「2億4556万円」と、既に昨年の5割近くとなっていますので、当然、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈ですわね。
また、小笹オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年も、
■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
5頭を1億1440万円で落札
■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を4840万円で落札
■9月19日(火)~21日(木)の「HBAセプテンバーセール」
2頭を2255万円で落札
と、計9頭の落札に1億8535万円を投じていますの。
当然、小笹オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えているのでしょうね。
そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のアンタレスSにテーオードレフォン、1着賞金2800万円(同2240万円)の福島民報杯にテーオーシリウスなど、特別レースに3頭を登録していますので、私が小笹オーナーであれば、各馬を預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。