「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/11/05
「財務省」や「三井物産」などが主な取引先です
由井健太郎氏

本業: 由井電気工業株式会社 代表取締役

今週の主な登録馬:
シンリョクカ(エリザベス女王杯)

担当者:馬主情報部 馬主M

由井健太郎オーナーの本業は、東京都渋谷区に本社を構え、電気設備の改修や設置といった工事を手掛けている、「由井電気工業株式会社」の代表取締役です。

同社は、1947年に初代代表の由井清富氏によって山梨県に設立された「由井電気商会」が起源でして、1953年に現在の本社所在地に拠点を移し、「由井電気工業株式会社」として法人化されております。

2000年に成蹊大学の文学部を卒業した由井オーナーは、同年、後継者候補として「由井電気工事株式会社」に入社し、3年目の2003年に取締役となり、2010年に、お父様である2代目代表の由井茂氏の後を継ぐ形で代表取締役に就任しました。

同社の主な取引先には、厚生労働省や財務省などの官公庁や、日本郵政株式会社や三井物産株式会社などが名を連ねており、主な施工実績としては、

■JRA新橋分館の受変電設備改修工事
■東京外国語大学本部管理棟のLED更新工事
■首都大学東京(南大沢キャンパス)の受変電設備改修工事
■JRAウインズ立川ITVモニターの更新工事
■財務省本庁事務室の電灯設備整備

などが挙げられ、上記の内容から分かる通り、JRAに関連する施設の工事も手掛けております。

由井オーナーは、代表取締役に就任してから、女性が建築業界でも活躍できるような環境づくりに注力しており、これまでに、

■女性の採用率向上
■高機能な女性用作業服ブランドの「BDOW(美働)」を設立
■事業所内に「さくら保育園」を開設
■女性社員の意見を多数取り入れ、オフィスを清潔感のあるものに改築

といった取り組みを行い、2017年には、この功績が認められ、東京都から「東京都女性活躍推進大賞・特別賞」を受賞しており、これは、建築業としては初の功績となっておりますので、多くの方が、由井オーナーを大いに尊敬していることでしょう。

また、由井オーナーは、東京都渋谷区に本社を構え、土地や建物の売買仲介、事務所や店舗といった建物のリフォームなどを手掛けている「南新宿商事株式会社」の代表取締役も、2015年から務めております。

馬主としての由井オーナーは、JRAで馬を走らせ始めたのが2014年であり、これまでに80頭ほどを所有しており、初年度は、出走させた頭数が少なかったこともあり、勝ち星を上げられず、獲得賞金も0円でしたが、昨年までの3年間は、

2021年→2勝・獲得賞金5503万円
2022年→4勝・獲得賞金1億1501万円
2023年→8勝・獲得賞金1億3960万円

という形で「右肩上がり」の成績となっておりました。

その上、今年も好調が続いており、シンリョクカを出走させた新潟記念で初の重賞勝ちを飾るなど、先週までに8勝を上げ、獲得賞金が「1億5336万円」と、既に昨年を上回り、キャリアハイとなっておりますので、現在の由井オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、由井オーナーは、「南新宿商事株式会社」の名義で「競走馬セール」に参加することが多く、今年は、

■7月2日(火)の「八戸市場」
1頭を165万円で落札

■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
1頭を1650万円で落札

■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
3頭を858万円で落札

■9月17日(火)~19日(木)の「HBAセプテンバーセール」
3頭を1078万円で落札

■10月15日(火)~16日(水)の「HBAオータムセール」
1頭を506万円で落札

と、9頭の落札に4257万円を投じております(落札金額は全て税込)。

当然、現在の由井オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金1億3000万円(馬主の取り分は8割の1億0400万円)のエリザベス女王杯にシンリョクカを登録しておりますので、私が由井オーナーであれば、同馬を預けている竹内先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

また、由井オーナーは、先述した通り、シンリョクカを出走させた新潟記念で初の重賞勝ちを飾っているものの、まだGIを勝てておりませんので、今回は、「初めてのGI勝ちをここで」という思いも込められているのでしょう。

2024/11/05
新冠にある育成施設の代表です
北所直人(きたじょ・なおと)氏

本業: 有限会社キタジョファーム 代表取締役

今週の主な登録馬:
キタノヴィジョン(武蔵野S)
ペイシャエス(武蔵野S)

担当者:馬主情報部 育成牧場長G

北所直人オーナーは、育成施設の運営などを手掛けている、「有限会社キタジョファーム」(住所:北海道新冠郡新冠町共栄301)の代表取締役です。

高速の「日高門別IC」からですと、国道235号を東に走って、「厚賀町」の信号を左に曲がって、それから7キロほど走ると右側に見えてくる「キタジョファーム」は、高校生の頃から「将来は牧場をやりたい」と思っていた北所オーナーが、浦河にあった「荻伏牧場」で経験を積んでから、25歳だった1980年に立ち上げた育成牧場です。

最初は「500mのダートコースと15の馬房」という設備でしたけど、1995年に「500坪の屋内調教場」を完成させて、2001年には「屋根付きで長さが600mの坂路コース」を完成させるなど、順調に規模を大きくしていました。

2003年の8月には、「台風10号」が直撃して、「屋根付きの坂路コース」がほとんど壊れてしまうなど、大きな被害を受けましたが、昔から付き合いのあった馬主さん達や銀行からの支援を受けて、台風から2ヶ月後には、もう坂路コースを復旧させていましたね。

それからも、2004年には「550mのウッドチップコース」を、2006年には「800mのトラックコース」を新しく作って、2010年には「トレッドミル」を導入しているんですよ。

しかも、2012年には「800mのトラックコース」の屋根を完成させて、天気が悪い時でも調教ができるようになりましたし、2016年には女子寮を完成させるなど、どんどん規模を大きくしていますから、北所オーナーが代表をやっている「キタジョファーム」に、馬主さん達は安心して馬を預けているのでしょう。

ちなみに、ここの育成馬で、私が真っ先に思いつくのは、2015年と2016年のJBCレディスクラシックなど、交流重賞を7勝したホワイトフーガですね。

北所オーナーがJRAの馬主資格を取ったのは、確か1986年で、それから今までに200頭以上を持っていて、2013年までは、ずっと獲得賞金が1億円に届いていなかったんですが、2014年からはずっと1億円以上を稼いでいますし、2021年は、今までで一番多い21勝を上げて、「3億1306万円」の賞金を稼いでいました。

一昨年は、2021年よりも少ない15勝だったんですが、ペイシャエスを使ったユニコーンSで、馬主としては初めて重賞を勝つなど、稼いだ賞金は「3億5461万円」と、今までで一番の数字だったんですよ。

ただ、去年は、16勝を上げましたけど、特別レースを2勝しかできなかったことなどから、稼いだ賞金は「2億4732万円」と、一昨年を下回ってしまいました。

もちろん、今年を迎えるにあたって北所オーナーは、「一昨年の勢いを取り戻したい」と考えていたのでしょうし、実際、今年は、ペイシャエスでエルムSを勝つなど、先週までに12勝を上げて、稼いだ賞金が「2億4636万円」と、もう去年を上回るのは時間の問題になっていますから、今の北所オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。

そうそう、北所オーナーは、「キタジョファーム」の名義で「競走馬セール」に参加する機会が多くて、今年は、

■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
13頭を3267万円で落札

■9月17日(火)~19日(木)の「HBAセプテンバーセール」
11頭を3014万円で落札

■10月15日(火)~16日(木)の「HBAオータムセール」
4頭を891万円で落札

と、計28頭を総額7172万円で落札しています(落札金額は全て税込)。

もちろん、今の北所オーナーは、「落札に使った資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金が4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)の武蔵野Sにキタノヴィジョンとペイシャエスを登録していますので、私が北所オーナーでしたら、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。

2024/11/05
電子部品の設計などを手掛けております
窪田芳郎氏

本業: 株式会社東京ウエルズ 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
フライライクバード(福島記念)
ランフォーヴァウ(デイリー杯2歳S)

担当者:馬主情報部 馬主S

窪田芳郎オーナーの本業は、「都営浅草線・馬込駅」(東京都大田区)の近くに本社を構え、電子部品製造機器の設計・製造・販売などを手掛けている、「株式会社東京ウエルズ」の代表取締役会長です。

1971年に設立された同社は、電子部品の製造設備を世界中のメーカーに供給しており、その中でも、高速測定テーピング機のTWA-6000シリーズは、累計の出荷台数が1万台を超える「業界標準機」となっており、電子部品の測定や外観検査やテープリール包装を行う「検査機」に於いて、「世界シェア70%」という驚異的な数字を誇っております。

そして現在は、東京都大田区の本社に加え、国内に、

「沼津第一事業所」(静岡県)
「沼津第二事業所」(静岡県)
「松本事業所」(長野県)
「朝来事業所」(兵庫県)
「飯田研究所」(長野県)
「上越研究所」(新潟県)
「仙台研究所」(宮城県)
「柏研究所」(千葉県)
「京都研究所」(京都府)
「福島研究所」(福島県)

という10ヶ所の拠点を有している上、中国の蘇州と深セン、台湾、フィリピンにも事業拠点を構えており、2023年3月期の売上高は「231億円」となっておりますので、同社の代表取締役会長である窪田オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。

馬主としての窪田芳郎オーナーは、私が確認したところ、2005年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2007年のシリウスSを制したドラゴンファイヤー、2018年の中京記念を制したグレーターロンドンなどが挙げられます。

2021年の窪田オーナーは、ルークズネストでファルコンSを制するなど、15勝を上げ、過去最高となる「3億6693万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし、その後の2年間は、

2022年→11勝・獲得賞金2億2916万円
2023年→14勝・獲得賞金2億4916万円

と、2021年の成績を下回っておりましたので、今年を迎えるにあたって、窪田オーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えていたのでしょう。

実際、今年は先週までに、昨年を上回る15勝を上げ、その他にも、チャンネルトンネルがアーリントンCで3着に入線したことなどから、獲得賞金は「3億1254万円」と、やはり昨年を上回っておりますので、当然、現在の窪田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。

また、窪田オーナーは「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、

■5月10(月)の「千葉サラブレッドセール」
「キネオダンサーの2022」(牝・父ロードカナロア)を4510万円で落札

■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
「ラビットランの2023」(牡・父コントレイル)を2億7500万円で落札

と、2頭の落札に3億2010万円を投じております(落札金額は全て税込)。

当然、現在の窪田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金が4300億円(馬主の取り分は8割の3440万円)の福島記念にフライライクバード、1着賞金が3800万円(同3040万円)のデイリー杯2歳Sにランフォーヴァウを登録しておりますので、私がオーナーであれば、両馬を預けている福永先生に対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

2024/11/05
クラウンプライドがコリアCを連覇していますね
社台グループオーナーズ

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
エンパイアウエスト(福島記念)
コスタノヴァ(武蔵野S)
スマイルスルー(京都ジャンプS)
フェステスバント(ユートピアS)
ブルーサンセット(福島2歳S)
ラーンザロープス(ドンカスターC)
アップストローク(飯坂温泉特別)

担当者:馬主情報部 競走馬エージェントA

「社台グループオーナーズ」は、JRAの個人馬主資格をお持ちの方に、社台グループが出資を呼び掛けているところで、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有するシステムを採用していますね。

ちなみに、出馬表の馬主欄に、「吉田照哉オーナー」、「吉田勝己オーナー」、「吉田晴哉オーナー」などの名前が書かれている馬は、ほとんどがここの募集馬です。

もう引退している馬で言えば、オークスとエリザベス女王杯を勝ったダンスパートナーや、高松宮杯とスプリンターズSを勝ったフラワーパークや、スプリンターズSとマイルCSを勝ったデュランダルや、ジャパンCを勝ったスクリーンヒーローや、オークスを勝ったエリンコートや、安田記念を勝ったストロングリターンや、朝日杯FSと皐月賞と安田記念を勝ったロゴタイプなどが、ここの募集馬ですから、「さすがは社台グループ」と言えるでしょう。

最近では、2021年と去年のアイビスSDを勝ったオールアットワンスや、2021年のステイヤーズSを勝ったディバインフォースや、2021年の地方交流重賞・JBC2歳優駿を勝ったアイスジャイアントなどが活躍していましたし、去年と今年のコリアC(韓国のG1)を連覇しているクラウンプライドや、今年の桜花賞を勝ったステレンボッシュもここの募集馬なんですよ。

「社台グループオーナーズ」は、「2024年度募集馬」(現1歳世代)について、5月13日(月)に、全部で76頭の「販売馬リスト」(地方入厩馬を除く)を発表していて、これらの内、もう満口になっている70頭と、「販売中止」になってしまった1頭を除く5頭は、まだ出資を受け付けていますから、今は「社台グループオーナーズ」の関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している馬主さん達に好印象を与えて、残りの5頭を早く満口にしたい」と考えているのでしょうし、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そんな中、今週は、1着賞金が4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の福島記念にエンパイアウエスト、1着賞金が4000万円(同3200万円)の武蔵野Sにコスタノヴァなど、特別レースに7頭を登録していますので、私が関係者でしたら、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いします。