「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/04/01
「横浜家系ラーメン・増田家」などを展開しております
増田和啓(かずひろ)氏

本業: 株式会社マスミフードサービス 代表取締役

今週の主な登録馬:
ライトバック(桜花賞)

担当者:馬主情報部 馬主J

増田和啓(かずひろ)オーナーの本業は、千葉市中央区に本社を構えている、「株式会社マスミフードサービス」の代表取締役です。

2002年に創業された同社は、「世の中に無いものを生み出し続けることでお客様に幸せを提供する」をスローガンとして、千葉県を中心に飲食店を展開しており、現在は、斬新な創作料理を提供する「大衆酒場・ちばチャン」を25店舗、「横浜家系ラーメン・増田家」を3店舗、「ラーメン・たかし屋」を4店舗という形で順調に規模を拡大している上、新ブランドの「ちばチャンバル」を立ち上げております。

同社は、以前、「30億円前後」だった年間売上高を、「60億円」まで伸ばした実績があり、最後に私が確認した時点では500名以上の従業員を雇用しておりましたので、このように同社を大きく成長させた増田オーナーのことは、多くの方が、「業界内の注目人物」と考えているのでしょう。

増田オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは2012年のことであり、2016年までは勝ち星を上げられなかったものの、2017年の9月9日(土)に初勝利を飾り、「570万円」の賞金を獲得すると、一昨年までの5年間は、

2018年→3勝・獲得賞金2735万円
2019年→3勝・獲得賞金3610万円
2020年→6勝・獲得賞金1億5919万円
2021年→2勝・獲得賞金4858万円
2022年→2勝・獲得賞金8108万円

という形で順調に実績を積み重ねており、特に2020年は、キングオブコージを出走させた目黒記念で初の重賞勝ちを飾るなど、勝利数と獲得賞金の両方で過去最高の数字を記録しておりました。

そして昨年は、4勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「6508万円」と、一昨年を下回っておりましたので、当然、今年を迎えるにあたって増田オーナーは、「一昨年の勢いを取り戻したい」と考えていた筈です。

実際、今年は、先週までに2勝を上げて、獲得賞金が「5716万円」と、既に昨年の約8割となっておりますので、現在の増田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金1億4000万円(馬主の取り分は8割の1億1200万円)の桜花賞にライトバックを登録しておりますので、私が増田オーナーであれば、同馬を預けている茶木先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示します。

また、増田オーナーは、先述した通り、重賞を制しておりますが、まだGIを勝てておりませんので、今回は、「ここで初のGI制覇を」という思いも込められている筈です。

2024/04/01
2017年に栃木県知事から表彰されておりました
原村正紀氏

本業: エコロ・インターナショナル 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
エコロブルーム(ニュージーランドT)
エコロアレス(葛飾特別)

担当者:馬主情報部 馬主M

原村正紀オーナーの本業は、栃木県の真岡市に本社を構え、「人にも、地球にも、未来にも優しい商品づくり」をコンセプトに、防腐剤や合成着色料などを一切使用せず、天然成分のみを使用した化粧品や健康食品などの開発や販売などを手掛けている、「エコロ・インターナショナル」の代表取締役社長です。

2000年に設立された同社は、一つでシャンプーやリンスや洗顔ソープやボディソープとして使える「マリンピュアクリスタル」が、累計販売数300万本超というロングセラーを記録しており、その他にも、世界中の優れた製品が選出される「モンドセレクション」の金賞を受賞した、免疫力を向上させる「リーファイバーGOLD」というサプリメントなど、優れた商品を数多く開発しております。

また、同社は社会貢献活動にも積極的に取り組んでおり、海外では、ベトナムに小学校を設立し、毎年、カンボジアの村に井戸を建築しており、国内では、本社を構えている真岡市の小学校と中学校と高校に、それぞれ100万円相当の寄贈などを行っており、その貢献が認められ、2017年に栃木県知事から表彰されておりました。

その他にも、経営者や起業を考えている方に向けて、講師として人材育成のセミナーを行っており、参加者はこれまでに1万人を超えるなど、様々な方面で活躍している原村オーナーは、周囲から、「非常に頼れる存在」と認識されている筈です。

馬主としての原村オーナーは、2017年からJRAで馬を走らせており、現在は、東京馬主協会の相談役を務めております。

初めの年は、出走させた頭数が少なかったこともあり、「6戦0勝・獲得賞金0円」という成績に終わっておりましたが、その後の5年間は、

2018年→1勝・獲得賞金1160万円
2019年→3勝・獲得賞金2465万円
2020年→3勝・獲得賞金5352万円
2021年→5勝・獲得賞金1億0224万円
2022年→11勝・獲得賞金1億3635万円

と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、昨年は、エコロデュエルを出走させた京都ジャンプSを制し、「初めての重賞勝ち」を飾るなど、16勝を上げ、獲得賞金は「2億7273万円」と、勝利数と賞金のどちらも一昨年を大きく上回り、キャリアハイの数字となっておりました。

そして今年は、先週までに2勝を上げ、シンザン記念でエコロブルーム、阪神スプリングJでエコロデュエルが2着に入ったことなどにより、獲得賞金が「9741万円」と、昨年の同時期(4月2日【日】まで)の「1677万円」を大きく上回っておりますので、現在の原村オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。

また、原村オーナーは、「競走馬セール」と「繁殖馬セール」に参加する機会が多く、昨年は

■1月25日(水)の「ジェイエス冬季繫殖馬セール」
1頭を2145万円で落札

■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
2頭を7700万円で落札

■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
1頭を2750万円で落札

■10月25日(水)の「ジェイエス秋季繫殖馬セール」
1頭を1320万円で落札

と、計5頭を総額1億3915万円で落札しておりました(落札金額は全て税込表記)。

当然、原村オーナーは、今年の「競走馬セール」と「繁殖馬セール」に参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のニュージーランドTにエコロブルーム、1着賞金1550万円(同1240万円)の葛飾特別にエコロアレスを登録しておりますので、私が原村オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。

2024/04/01
ユーバーレーベンなどが代表的な存在です
サラブレッドクラブ・ラフィアン

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
コラソンビート(桜花賞)
マイネルクロンヌ(梅田S)
マイネルダグラス(鹿野山特別)

担当者:馬主情報部 馬主Y

現在、「サラブレッドクラブ・ラフィアン」の代表を務めている岡田紘和氏は、2021年の3月19日(金)に亡くなった、「マイネル軍団の総帥」こと岡田繁幸オーナーの長男です。

1986年、岡田繁幸オーナーによって設立され、それから現在までにJRAで2300頭以上を走らせている「ラフィアン」は、1998年のスプリンターズSを制したマイネルラヴ、2009年の天皇賞・春を制したマイネルキッツ、2013年のNHKマイルCを制したマイネルホウオウ、2021年のオークスを制したユーバーレーベンといった活躍馬がおり、これまでに、「GIの8勝を含む重賞79勝」という実績を残しております。

2004年の同クラブは、マイネルレコルトで朝日杯FSを制するなど、「重賞10勝を含む89勝・獲得賞金19億0550万円」という成績を残し、「馬主リーディング」に於いては、1位の「社台レースホース」、2位の「サンデーレーシング」に次ぐ3位となっており、その後も、2009年までの5年間は3位を、2010年から2014年までは4位をキープしておりました。

しかし、2019年までの5年間は、

2015年→馬主リーディング7位(57勝・獲得賞金12億2426万円)
2016年→馬主リーディング6位(62勝・獲得賞金13億6194万円)
2017年→馬主リーディング5位(60勝・獲得賞金13億9281万円)
2018年→馬主リーディング9位(54勝・獲得賞金11億3016万円)
2019年→馬主リーディング9位(53勝・獲得賞金11億5934万円)

という順位であった上、2020年は、馬主リーディング15位(36勝・獲得賞金8億4457万円)まで順位を落としており、1991年から続いていた「馬主リーディングのトップ10入り」が途切れております。

そのため、2021年はクラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。

実際、同年から昨年までの3年間は、

2021年→馬主リーディング9位(41勝・獲得賞金10億1785万円)
2022年→馬主リーディング9位(53勝・獲得賞金10億0490万円)
2023年→馬主リーディング8位(37勝・獲得賞金10億7760万円)

と、「馬主リーディングのトップ10以内」に返り咲いておりました。

そして今年は、マイネルグロンで阪神スプリングJを制するなど、先週までに6勝を上げ、獲得賞金が「2億6738万円」と、昨年の同時期(4月2日【日】まで)の「1億8425万円」を大きく上回っており、「馬主リーディング9位」となっておりますので、現在は、クラブの関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と強く願っているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金が1億4000万円(馬主の取り分は8割の1億1200万円)の桜花賞にコラソンビートなど、3頭を特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

2024/04/01
「ウマ娘」と深い関わりが…
藤田晋(すすむ)氏

本業: 株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ボンドガール(桜花賞・ニュージーランドT)
メタマックス(京葉S)
クロデメニル(やまびこS)

担当者:馬主情報部 馬主N

藤田晋(すすむ)オーナーの本業は、「JR渋谷駅」から徒歩5分ほどの場所に、「AbemaTowers」という名称の本社ビルを構え、インターネットに関わる様々な事業を手掛けている、「株式会社サイバーエージェント」の代表取締役社長です。

青山学院大学の経営学部を卒業後、人材派遣会社の「株式会社インテリジェンス」(現在の「パーソルキャリア株式会社」)に就職した藤田オーナーは、24歳だった1998年、「インテリジェンス」のオフィスを間借りする形で「サイバーエージェント」を設立しております。

創業当初の同社は、「ホリエモン」こと堀江貴文氏が代表を務める「株式会社オン・ザ・エッヂ」(後の株式会社ライブドア)との協業で、インターネット上のバナー広告、「サイバークリック」を展開しておりました。

現在も広告事業を主力としている同社は、インターネット広告に於ける国内シェアが4割以上という、圧倒的な地位を築いており、グループ全体で「7202億円」を記録した「2023年9月期」の売上高の内、広告事業が「4053億円」と、半分近くを占めております。

「インターネット広告事業」と合わせて、同社にとって3つの柱となるのが、「2023年9月期」の売上高が「1791億円」を記録した「ゲーム事業」と、「1411億円」を記録した「メディア事業」です。

「ゲーム事業」では、傘下の「株式会社Cygames(サイゲームス)」が運営する「ウマ娘・プリティーダービー」を筆頭に、「アイドルマスター・シンデレラガールズ」や「グランブルーファンタジー」といった大ヒット作品を次々に提供しており、「メディア事業」も、「テレビ朝日」と共同で設立した「株式会社AbemaTV」が運営する、インターネットテレビサービスの「ABEMA」や、国内最大手のブログサービスである「Amebaブログ」といった、誰もが目にしたことがあるサービスを運営しておりますので、多くの方にとって、広告事業よりも馴染みがあることでしょう。

「ウマ娘」が大ヒットした2021年、馬主資格を取得した藤田オーナーですが、「ウマ娘」は子会社が開発したゲームであり、オーナー自身が深く関わっていた訳ではないため、直接のきっかけとなった訳ではなく、「サイバーエージェント」を創業した際に支援してくれた、当時、「インテリジェンス」で社長を務めており、現在は「株式会社USEN-NEXT HOLDINGS」の代表取締役社長を務めている宇野康秀氏から、以前、「馬とフェラーリだけは買うな」と言われていたものの、最近は「自由にしていい」と言われるようになった上、2020年の暮れに、雑誌で武豊騎手と対談した際に勧められたことがきっかけで、「馬主になろう」と決めたそうです。

馬主資格の申請中だった2021年の3月に、武豊騎手と食事をする機会があり、その際に同席していた森秀行調教師から、「2歳馬を買えばすぐにデビューできる」と聞き、実際、同年の3月16日(火)~17日(水)にフロリダで行われた「OBSマーチ2歳トレーニングセール」では、現地に出張していた森調教師と協議した上で、4頭を175万5000ドル(約1億9141万円)で落札しております(落札名義は森調教師)。

更に2021年は、国内の競走馬セールに於いて、

■5月21日(金)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を5億1711万円(税込)で落札

■7月12日(月)~13日(火)の「セレクトセール」
18頭を25億9820万円(税込)で落札

と、計19頭を31億1531万円(税込)で落札し、大きな話題となっておりました。

そして、同年の7月にJRAの馬主資格を取得した藤田オーナーは、年末までに7勝を上げ、「8131万円」の賞金を獲得しており、「馬主キャリア2年目」となった一昨年は、ジャングロを出走させたニュージーランドTで早くも「初の重賞勝ち」を飾るなど、「11勝・獲得賞金2億1629万円」という、前年を大きく上回る成績を残しております。

その上、昨年はシンエンペラーを出走させた京都2歳Sを制するなど、合計で25勝を上げ、獲得賞金は「5億0184万円」と、一昨年を大きく上回っておりました。

そして今年は、海外で、フォーエバーヤングを出走させたサウジダービー(G3)とUAEダービー(G2)を制し、148万ドル(約2億2200万円)の賞金を獲得しており、JRAでは、シンエンペラーが弥生賞で2着に入るなど、先週までに6勝を上げ、獲得賞金が「1億1393万円」と、昨年の同時期(4月2日【日】まで)の「7349万円」を上回っておりますので、現在の藤田オーナーは、「この勢いを止めたくない」という思惑を抱いていることでしょう。

また、藤田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、国内の競走馬セールに於いて、

■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
16頭を26億0590万円で落札

■7月25(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を8360万円で落札

と、計18頭の落札に26億8950万円を投じておりました(落札金額は全て税込表記)。

当然、現在の藤田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」という思惑も抱いている筈です。

こういった中、今週は、1着賞金1億4000万円(馬主の取り分は8割の1億1200万円)の桜花賞にボンドガール(ニュージーランドTにも登録)、1着賞金2400万円(同1920万円)の京葉Sにメタマックスなど、3頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が藤田オーナーであれば、それぞれの厩舎に対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

また、藤田オーナーは、先述した通り、JRAと海外で重賞を制しておりますが、まだGIを勝てておりませんので、桜花賞に登録しているボンドガールには、「初めてのGI制覇をこの馬で」という思いも込められていると私は見ております。