「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/04/29
2009年のダービーオーナーです
久米田正明氏

本業: ロジフレックス株式会社 創業者

今週の主な登録馬:
ロジリオン(NHKマイルC)

担当者:馬主情報部 馬主N

久米田正明オーナーは、山梨県笛吹市に本社を構えている、「ロジフレックス株式会社」の創業者です。

主に精密機器の輸送などを行っている同社は、東証プライム上場企業の「横河電機株式会社」と、そのグループ企業の物流を担うため、1999年に設立されました。

そして現在は、取引先に、電子計測機器の業界最大手である「キーサイト・テクノロジー株式会社」などが名前を連ねており、山梨県の本社以外にも、東京、神奈川、大阪に計4つの営業所を構え、私が確認したところ、近年は毎年のように20億円近くの売上高を記録しておりますので、「ロジフレックス株式会社」を創業した久米田オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。

なお、久米田オーナーは、2007年にJRAの個人馬主資格を取得しており、馬主になった理由は、旧知の友人であるプロゴルファーの青木功さんから、「ダノン」の野田順弘(まさひろ)オーナーを紹介され、その際に「競馬が好きなら馬を持ちなさい」と勧められたからだそうです。

そして、2008年からJRAで馬を走らせており、この年に早くも、ロジユニヴァースで札幌2歳SとラジオNIKKEI杯2歳Sを制していた久米田オーナーは、翌年、同馬でダービーを制するなど、重賞2勝を含む8勝を上げ、過去最高となる「2億8434万円」の賞金を獲得しておりました。

また、2018年には、ロジクライが富士Sを制するなど、9勝を上げ、ダービーを制した2009年の次に多い「1億8244万円」の賞金を獲得しております。

しかし、一昨年までの4年間は、

2019年→8勝・獲得賞金1億3805万円
2020年→1勝・獲得賞金5622万円
2021年→4勝・獲得賞金5857万円
2022年→3勝・獲得賞金4999万円

という形で数字が伸び悩んでおりました。

当然、昨年の久米田オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈であり、実際、昨年はキャリアハイとなる10勝を上げ、獲得賞金は「1億6047万円」と、一昨年を大きく上回っております。

そして今年は、ロジリオンでクロッカスSを制するなど、先週までの獲得賞金が「4234万円」と、昨年の4月までの「2639万円」を大きく上回っておりますので、現在の久米田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。

また、久米田オーナーは、2007年から毎年欠かさず「競走馬セール」に参加しており、昨年は、7月10日(月)~11日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、2頭を1億1550万円で落札しております(落札金額は全て税込表記)。

当然、久米田オーナーは今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金1億3000万円(馬主の取り分は8割の1億0400万円)のNHKマイルCにロジリオンを登録しておりますので、私が久米田オーナーであれば、同馬を預けている古賀先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

2024/04/29
宮崎県を中心にパチンコ店などを運営しております
株式会社カナヤマホールディングス

本業: パチンコホールの運営など

今週の主な登録馬:
ダンディズム(新潟大賞典)
ヴァガボンド(越後S)
ファーンヒル(越後S)
ヴァリアント(駿風S)
アウロス(咲花特別)
ジェネラーレ(ゆきつばき賞)

担当者:馬主情報部 馬主J

福岡県福岡市の博多区に本社を構えている「株式会社カナヤマホールディングス」は、「カナヤマグループ」の傘下です。

1986年、宮崎県の児湯(こゆ)郡高鍋町にパチンコ店の「国際グランプリ高鍋店」(現在の「OPUS高鍋店」)をオープンした同社は、その後、

1996年:宮崎県宮崎市に「ビックママ宮崎店」(現在の「OPUS宮崎店」)をオープン
2001年:宮崎県都城市に「OPUS都城店」をオープン
2007年:宮崎県延岡市に「OPUS延岡店」などをオープン
2013年:宮崎県宮崎市に「OPUS小松台店」をオープン
2017年:「OPUS都城店」を移転させ、「OPUS三股店」をオープン
2020年:宮崎県日南市に「OPUS日南店」をオープン
2023年:宮崎県都城市に「BigOpus15都城店」をオープン

といった形で店舗を増やしております。

なお、「カナヤマグループ」は、2018年に改組を行い、現在は、

競走馬事業などを手掛ける「株式会社カナヤマホールディングス」
競走馬預託事業を手掛ける「株式会社フォレストヒル」
パチンコホールの運営と自動車事業などを手掛ける「株式会社OPUS」
養鶏事業を手掛ける「株式会社カナヤマフーズ」
飲食事業を手掛ける「有限会社ゴールドフード」

という関連会社を擁しており、ここ数年は、

■自動車事業
2019年:「カーマン三股店」(宮崎県都城市)をオープン

■養鶏事業
2018年:「小林農場」(宮崎県小林市)を開設
2019年:「菊池農場」(熊本県菊池市)を開設

■飲食事業
2019年:宮崎市内に「宮崎鶏焼とさか」をオープン
2020年:宮崎市内に「宮崎からあげ・とさか」をオープン

という形で順調に規模を拡大しており、現在は、グループ全体で200名以上の従業員を雇用し、2023年5月期の売上高は「237億円」という素晴らしい数字を記録しておりますので、地域の雇用と経済に大きく貢献している筈です。

馬主としての「カナヤマホールディングス」は、JRAで馬を走らせ始めたのが2016年と、まだキャリアは浅いものの、これまでに早くも130頭以上を所有しており、初年度から10勝を上げ、「1億1854万円」の賞金を獲得していた上、2017年は、カシアスを出走させた函館2歳Sで初の重賞勝ちを飾り、グレイルを出走させた京都2歳Sも制するなど、「21勝・獲得賞金3億4844万円」という成績を残し、2018年は、カツジでニュージーランドTを、グリムでレパードSを制するなど、「25勝・獲得賞金5億0713万円」という成績を残しておりました。

そして2019年は、グリムで地方交流重賞の名古屋大賞典とマーキュリーCと白山大賞典を制したものの、JRAでの獲得賞金は「4億2356万円」と、前年の数字を下回ってしまいましたが、2020年は、カツジでスワンSを制するなど、「31勝・獲得賞金5億3132万円」という過去最高の成績を残しており、2021年も、シヴァージでシルクロードSを制するなど、「27勝・獲得賞金5億2178万円」という、前年と同水準の成績を残しております。

ところが一昨年は、「19勝・獲得賞金3億7147万円」という成績に終わり、2020年と2021年を大きく下回ってしまった上、昨年も状況が改善された訳ではなく、「15勝・獲得賞金3億5082万円」という成績に終わり、やはり2020年と2021年を大きく下回ってしまいました。

それ故、今年を迎えるにあたっては、「カナヤマホールディングス」の関係者全員が、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈であり、実際、今年は先週までに14勝を上げ、獲得賞金は「2億0750万円」と、早くも昨年の約6割となっておりますので、当然、現在は同社の関係者全員が、「この勢いを止めたくない」という思惑を抱いている筈です。

また、「カナヤマホールディングス」は、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、国内に於いて、

■7月25日(火)~26日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を4510万円(税込)で落札

■8月21日(月)~25日(金)の「HBAサマーセール」
6頭を6578万円(税込)で落札

と、計8頭の落札に合計1億1088万円(税込)を投じており、尚且つ、私が確認したところ、海外でも、4月25日(火)~28日(金)に行われた「OBSスプリングセール」(アメリカ・フロリダ州)に於いて、1頭を29万ドル(約4309万円)で落札しております。

当然、これまでの状況を踏まえると、これから行われる「競走馬セール」にも参加する可能性が非常に高く、現在は、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」という思惑を抱いている筈です。

このような中、「カナヤマホールディングス」は、今週、1着賞金が4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の新潟大賞典にダンディズム、1着賞金が2200万円(同1760万円)の越後Sにヴァガボンドとファーンヒルなど、計6頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたので、それぞれを預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示している可能性が高いと私は見ております。

2024/04/29
経済産業省から「地域未来牽引企業」に選定されました
吉川潤氏

本業: 株式会社吉川製作所 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ジューンテイク(京都新聞杯)
ジューンアヲニヨシ(烏丸S)

担当者:馬主情報部 馬主S

吉川潤オーナーの本業は、奈良県大和高田市に本社を構え、真空ポンプの販売などを手掛けている、「株式会社吉川製作所」の代表取締役社長です。

1976年、吉川オーナーのお父様である、吉川與(あとお)氏が設立した同社は、1981年、「有限会社吉川製作所」として法人化(当時の資本金は500万円)され、その後は、

1997年:現在の本社工場を新設
2003年:九州支店を開設
2005年:本社工場に真空ポンプ修理工場を増築
2007年:商号を「株式会社吉川製作所」に変更し、資本金を1000万円に増資
2010年:「山本鉄工株式会社」と合併し、「高井田工場」として加工部門を開設

といった形で順調に規模を拡大しており、2010年の4月、與氏の長男であり、関西大学の工学部を卒業後、約10年に渡り同社で勤務していた吉川潤オーナーが代表取締役社長に就任してからも、

2012年:本社工場の規模を拡大
2013年:福岡県北九州市に営業所を開設
2016年:東京営業所を開設
2018年:相模原営業所を開設
2019年:葛城新工場を開設

といった形で順調に規模を拡大し、2020年には、経済産業省から「地域未来牽引企業」に選定され、現在は80名以上の従業員を雇用しており、ここ数年は、30億円前後の年商を記録しておりますので、代表取締役社長としてこれらの事業を取り仕切っている吉川オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。

奥様のお父様が大の競馬好きだったため、自身も競馬に興味を持った吉川オーナーは、一口馬主クラブに出資したことなどがきっかけで、「やはり自分の馬を持ちたい」という気持ちが強くなり、JRAの個人馬主資格を取得し、2015年から実際に馬を走らせております。

その後、2016年までは未勝利に終わっていたものの、それから一昨年までは、

2017年:1勝・獲得賞金1220万円
2018年:2勝・獲得賞金1885万円
2019年:5勝・獲得賞金6400万円
2020年:2勝・獲得賞金4074万円
2021年:4勝・獲得賞金6413万円
2022年:8勝・獲得賞金9678万円

という形で順調に実績を積み重ねていた上、昨年は、ジューンベロシティを出走させた東京ハイジャンプで「初の重賞勝ち」を飾り、同馬で阪神ジャンプSも制するなど、16勝を上げ、獲得賞金は「2億8061万円」というキャリアハイの数字となっておりました。

そして今年は、ジューンアヲニヨシで許波多特別を制するなど、先週までの獲得賞金が「8217万円」と、昨年の4月までの「7032万円」を上回っておりますが、この状況に満足せず、吉川オーナーは、今後も全力で勝利を追求してくることでしょう。

何故なら、吉川オーナーは、「吉川ホールディングス株式会社」の名義で競走馬セールに参加する機会が多く、昨年は、

■7月10日(月)~11日(火)の「セレクトセール」
1頭を5500万円で落札

■8月21日(月)~25日(火)の「HBAサマーセール」
1頭を880万円で落札

■9月19日(火)~21日(木)の「HBAセプテンバーセール」
1頭を946万円で落札

と、計3頭の落札に総額7326万円を投じておりますので(落札金額は全て税込表記)。

当然、吉川オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」と強く願っている筈です。

こういった中、今週は、1着賞金が5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)の京都新聞杯にジューンテイク、1着賞金が1840万円(同1472万円)の烏丸Sにジューンアヲニヨシを登録しておりますので、私が吉川オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対し、渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

2024/04/29
愛媛県を拠点に生コンクリートの製造などを…
大野照旺(てるお)氏

本業: オオノ開發株式会社 取締役会長

今週の主な登録馬:
ヴェローチェエラ(京都新聞杯)
カルロヴェローチェ(鞍馬S)

担当者:馬主情報部 馬主M

大野照旺(てるお)オーナーの本業は、愛媛県松山市を拠点に、廃棄物処理事業や生コンクリート製造業など、様々な事業を展開している「オオノ開發株式会社」の代表取締役会長です。

同社は、1966年の8月に大野オーナーが創業した「大野開発」が起源であり、1973年に「大野開発株式会社」(資本金500万円)として法人化し、1980年から現在の社名を使用しており、その後は、

1982年→安定型埋立処分場を稼働
1984年→資本金を2000万円に増資
1985年→管理型埋立処分場を稼働
1988年→廃棄物焼却施設を稼働
1992年→資本金を7000万円に増資
2002年→浸出水高度処理施設を稼働
2009年→環境科学研究センターを設立
2011年→複合処理施設を稼動
2012年→東京支店開設
2015年→大阪支店開設
2019年→福岡営業所開設
2020年→九州支店開設
2021年→名古屋支店と知多事業所(愛知県知多市)を開設
2023年→見奈良事務所(愛媛県東温市)を開設

といった形で順調に事業規模を拡大しております。

そして現在では、

「株式会社トーヨー砕石」→砕石・砕砂の製造及び販売
「株式会社日景生コン」→生コンクリート製造及び販売
「四國生コン株式会社」→生コンクリート製造及び販売
「株式会社千照運輸」→産業廃棄物収集・重機車輌運搬
「株式会社マテラ」→スキンケア化粧品・マテラ鉱物飼料製造販売

というグループ会社を擁しており、その他にも、「たかのこのホテル」や、「たかのこの湯」と「媛彦(ひめひこ)温泉」という温泉施設や、自然公園型ドライブイン・「マテラの森」などを運営し、グループ全体で800名近くの従業員を雇用しており、2023年8月期の売上高は「298億円」を記録しておりますので、一代で同社を大きく成長させた大野オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言えるでしょう。

馬主としての大野オーナーは、2015年からJRAで馬を走らせており、最初の年は、出走させた頭数が少なかったため、「0勝・獲得賞金2507万円」という成績だった上、一昨年までの5年間は、

2018年→2勝・獲得賞金3041万円
2019年→2勝・獲得賞金3571万円
2020年→2勝・獲得賞金3212万円
2021年→0勝・獲得賞金2913万円
2022年→1勝・獲得賞金1997万円

という形で成績が伸び悩んでおりました。

しかし、昨年は2勝を上げ、その他にも、カルロヴェローチェがファルコンSで2着に入るなど、「6477万円の賞金を獲得しております。

更に、今年も好調が続いており、先週までに3勝を上げ、獲得賞金は「7786万円」と、既に勝利数と賞金のどちらもキャリアハイの数字となっておりますので、現在の大野オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)の京都新聞杯にヴェローチェエラ、1着賞金2300万円(同1840万円)の鞍馬Sにカルロヴェローチェを登録しておりますので、私がオーナーであれば、両馬を預けている須貝先生に対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

また、大野オーナーは、一度に所有する頭数が少ないこともあり、まだ重賞を勝てておりませんので、京都新聞杯のヴェローチェエラには、「初めての重賞勝ちをこの馬で」という思いも込められている筈です。