「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2024/01/29
2023年9月期の連結売上高は「1670億7300万円」でした
寺田千代乃氏

本業: アート引越センター株式会社 名誉会長

今週の主な登録馬:
マテンロウスカイ(東京新聞杯)
マテンロウボンド(合馬特別)

担当者:馬主情報部 馬主M

寺田千代乃オーナーは、以前、「アートコーポレーション株式会社」の代表取締役社長を務めておりましたが、2019年の12月20日(金)に、オーナーのご長男で、副社長を務めていた寺田政登(まさと)氏が社長に就任したことにより、現在の役職は名誉会長です。

1968年、「寺田運輸」として創業された同社は、1976年、社内に「アート引越センター事業部」を設置し、翌年、その事業部を「アート引越センター株式会社」として独立させておりました。

その後は、「あなたの町の0123」という覚えやすいメロディが流れるテレビやラジオのCMや、イメージキャラクターに「ドラえもん」を起用するなどの広告戦略によって、子供からお年寄りまで幅広い層に認知されるようになっております。

1990年、「アートコーポレーション株式会社」に名称を変更した同社は、

■「アートバンライン株式会社」(大阪府大阪市)
主な事業は商業輸送

■「アートプランニング株式会社」(大阪府大阪市)
主な事業はマンションや戸建ての分譲

■「アートプラス株式会社」(大阪府大阪市)
主な事業は家電製品や輸入車の販売

■「アートチャイルドケア株式会社」(東京都品川区)
主な事業は保育施設の運営

といった系列企業を有しており、一昨年の1月1日(土)には、1990年まで使用していた「アート引越センター株式会社」に社名を戻しております。

そして2023年9月期の決算は、「連結売上高1670億7300万円」、「連結経常利益82億1400万円」という素晴らしい数字となっており、現在はグループ全体で6000名以上の従業員を雇用しておりますので、同社を創業から一代で大きく成長させた寺田オーナーのことは、多くの方が、「尊敬すべき優秀な経営者」と認めている筈であり、2003年には、寺田オーナーの半生をモデルに、「おしどり夫婦が引越業で成功をつかむストーリー」を描いた、「あなたの人生お運びします」という、藤原紀香さんが主演のテレビドラマが、TBS系列で放送されておりました。

馬主としての寺田オーナーは、確か1997年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、2007年のマーメイドSを制したディアチャンスや、2018年の京都牝馬Sと阪神牝馬SとターコイズSを制したミスパンテールなどが挙げられます。

2018年の寺田オーナーは、ミスパンテールの活躍などによって、「11勝・獲得賞金3億1734万円」という過去最高の成績を残しており、2019年も、リオンリオンで青葉賞とセントライト記念、マイスタイルで函館記念を制するなど、8勝を上げ、2018年に次ぐ、「2億8486万円」の賞金を獲得していました。

ただ、その後の2年間は、獲得賞金が、

2020年→7勝・獲得賞金9802万円
2021年→9勝・獲得賞金1億7098万円

と書けば分かる通り、2018年と2019年の数字を大きく下回ってしまったため、一昨年のオーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。

実際、一昨年は、マテンロウオリオンでシンザン記念を、マテンロウレオできさらぎ賞を制するなど、10勝を上げて、獲得賞金は「3億1190万円」と、前年を大きく上回っており、昨年は、14勝を上げ、獲得賞金が「3億3426万円」と、勝利数と獲得賞金のどちらもキャリアハイとなっておりました。

ただ、今年は状況が大きく変わっており、先週までが「0勝・215万円」となっておりますので、現在の寺田オーナーは、「昨年の勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。

また、寺田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、7月10日(月)~11日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、4頭を2億4860万円(税込)で落札しております。

当然、寺田オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」と考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の東京新聞杯にマテンロウスカイ、1着賞金1110万円(同888万円)の合馬特別にマテンロウボンドを登録しておりますので、私が寺田オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。

2024/01/29
「大魔神」が代名詞となっております
佐々木主浩(かづひろ)氏

本業: 野球解説者

今週の主な登録馬:
シヴァース(きさらぎ賞)

担当者:馬主情報部 馬主N

佐々木主浩(かづひろ)オーナーが、1990年に「大洋ホエールズ」(現在の横浜DeNAベイスターズ)に入団し、速球と鋭いフォークボールなどを武器に日本球界を代表する抑えの切り札となり、2000年にメジャーリーグの「シアトル・マリナーズ」に移籍してからも大活躍し、日米通算381セーブを記録した元プロ野球選手であるのは、誰でもよく知っているようなことですから、私が改めて説明するまでもないでしょう。

佐々木オーナーは、トルネード投法で日米通算201勝を上げた野茂英雄氏と、西武ライオンズ時代に6度の日本一に貢献した秋山幸二氏と共に、2014年に「野球殿堂入り」を果たしており、同年の12月2日(火)に「帝国ホテル」で行われた佐々木オーナーの「野球殿堂入り祝賀パーティー」には、

「横浜ベイスターズ」時代の恩師である権藤博氏
「シアトル・マリナーズ」時代に同僚だったイチロー氏
プロゴルファーの青木功氏
演歌界の大御所でキタサンブラックの馬主としてもお馴染みの北島三郎氏

など、総勢800名近くが出席したそうですから、現役を退いた後も佐々木オーナーは、多くの方から厚い信頼を寄せられているのは間違いありません。

現在の佐々木オーナーは、「TBSテレビ」と「ニッポン放送」と「日刊スポーツ」で野球解説者を務めている上、奥様の榎本加奈子さんと共同で、「Kanakoのスープカレー屋さん」を経営しており、現在は、北海道の札幌市に1店舗、宮城県の仙台市に2店舗、神奈川県の横浜市に1店舗を構えております。

なお、佐々木オーナーは、まず2006年に地方競馬の馬主資格を取得し、翌年にJRAの馬主資格を取得しており、そのきっかけは、鮨屋で偶然会った近藤利一オーナー(故人)から、馬主になることを勧められたからであり、実際、JRAで初めて所有した馬には、近藤オーナーの冠名と、佐々木オーナー自身の代名詞である「大魔神」を組み合わせた、「アドマイヤマジン」という名前を付けておりました。

JRAの個人馬主資格を取得してからは、初めの内こそ、特に目立つ成績ではなかったものの、ヴィルシーナを出走させた2012年のクイーンCに於いて初の重賞勝ちを飾ると、その後は、同馬で2013年と2014年のヴィクトリアマイルを連覇しており、他にも、ヴィブロスを出走させた2016年の秋華賞や、シュヴァルグランを出走させた2017年のジャパンCを制するなど、これまでにJRAの重賞を11勝している上、ヴィブロスを出走させた2017年のドバイターフで「初の海外G1勝ち」を飾っております。

2017年の佐々木オーナーは、JRAに於いて、先述したシュヴァルグランの活躍などにより、過去最高となる「5億9127万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし、翌年以降は、

2018年:2勝・獲得賞金2億5822万円
2019年:3勝・獲得賞金5303万円
2020年:4勝・獲得賞金1億5377万円
2021年:2勝・獲得賞金2359万円
2022年:3勝・獲得賞金6047万円
2023年:4勝・獲得賞金が1億5235万円

という形で成績が伸び悩んでおり、今年は、先週までが「1勝・獲得賞金855万円」という状況です。

当然、現在の佐々木オーナーは、「賞金の高いレースを勝って、巻き返しのきっかけとしたい」と強く願っているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のきさらぎ賞にシヴァースを登録しておりますので、私が佐々木オーナーであれば、同馬を預けている友道先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2024/01/29
「誰もが認める最大手」の一つです
社台レースホース

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
マスクトディーヴァ(東京新聞杯)
ライトクオンタム(東京新聞杯・小倉日経OP)
オンザダブル(橿原S)
タウゼントシェーン(山城S)
パロットビーク(有田特別)
アトリウムチャペル(春菜賞)
モンシュマン(かささぎ賞)

担当者:馬主情報部 馬主Y

私が改めてご説明するまでもなく、一般競馬ファンでもよくご存知の通り、「社台レースホース」は、誰もが認める「最大手の一口馬主クラブ」の一つであり、現在は、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏の長男である、吉田哲哉氏が代表を務めております。

1980年に設立された同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、

1986年のダービーなどを制したダイナガリバー
1988年のマイルCSなどを制したサッカーボーイ
1995年の皐月賞などを制したジェニュイン
1996年の天皇賞・秋などを制したバブルガムフェロー
2001年の香港ヴァーズなどを制したステイゴールド
2003年のダービーなどを制したネオユニヴァース
2004年の桜花賞などを制したダンスインザムード
2005年の有馬記念などを制したハーツクライ

といった名前が挙げられるでしょう。

この馬達などの活躍により、「社台レースホース」は、1990年から2009年までの20年間に、18回も「馬主リーディング1位」となっており、その中でも2004年は、「33億3401万円」の賞金を獲得しておりました。

2010年から2013年の4年間は、「サンデーレーシングに次ぐ馬主リーディング2位」をキープしておりましたが、それから2021年までは、

2014年→101勝・獲得賞金24億2695万円(馬主リーディング3位)
2015年→102勝・獲得賞金21億2539万円(同3位)
2016年→82勝・獲得賞金18億2389万円(同3位)
2017年→102勝・獲得賞金18億8314万円(同3位)
2018年→92勝・獲得賞金20億5339万円(同4位)
2019年→106勝・獲得賞金21億3109万円(同4位)
2020年→87勝・獲得賞金21億4100万円(同4位)
2021年→97勝・獲得賞金22億0621万円(同4位)

と記せば分かる通り、「馬主リーディング」は、2014年から2017年までの4年間が「3位」、2018年から2021年までの4年間が「4位」と順位を落としており、獲得賞金も、2004年と比べて物足りない数字が続いておりましたので、一昨年は、クラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。

実際、一昨年は、JRAに於いて、スターズオンアースで桜花賞とオークスを制するなど、計99勝を上げ、前年を大きく上回る「25億3780万円」の賞金を獲得し、尚且つ、レッドシーターフH(サウジアラビアのG3)とドバイゴールドC(G2)を制したステイフーリッシュの活躍により、海外で「約3億0252万円」の賞金を獲得しております。

そして昨年は、シルヴァーソニックを出走させたレッドシーターフHを制して、同レースの連覇を果たし、1着賞金150万ドル(約2億0469万円)を獲得しており、JRAでは、ソールオリエンスで皐月賞を制し、ジャンタルマンタルで朝日杯FSを制するなど、重賞12勝を含む102勝を上げ、過去最高となる「34億3845万円」の賞金を獲得し、「馬主リーディング3位」となっておりました。

尚且つ、今年も好調が続いており、イフェイオンを出走させたフェアリーSを制するなど、先週までに9勝を上げ、馬主リーディングは、

1位:キャロットファーム(獲得賞金2億2188万円)
2位:サンデーレーシング(獲得賞金1億8458万円)
3位:社台レースホース(獲得賞金1億5804万円)

という形で3位となっており、尚且つ、上記の数字から分かる通り、1位と2位が「十分に射程圏内」となっておりますので、現在は「社台レースホース」の関係者全員が、「この勢いで2位以上に返り咲きたい」と考えていることでしょう。

そういった中、今週は、東京新聞杯にマスクトディーヴァとライトクオンタム(小倉日経OPにも登録)など、特別レースに7頭を登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。

2024/01/29
2016年の桜花賞が初めてのGⅠ勝ちでしたの
青山洋一氏

本業: 株式会社エム・エイチ・グループ 元取締役会長

今週の主な登録馬:
トゥードジボン(東京新聞杯)
イグザルト(白嶺S)

担当者:馬主情報部 馬主H

青山洋一オーナーが、東京都渋谷区に本社を構え、美容室の「モッズ・ヘア」や、同ブランドのヘアケア製品の開発や販売などを手掛けている「株式会社エム・エイチ・グループ」の取締役会長を、2015年の9月まで務めていたのは、皆様もよくご存知のことですわね。

その後は、役職を離れて大株主として経営を見守っていますの。

島根県出身の青山オーナーが起業したのは、地元で運転代行の会社を立ち上げたのが最初でして、当時、同じ島根県出身の故・竹下登氏が総理大臣となったばかりでしたから、「目立つだろう」と思って、「総理代行」という名前にしたそうですわ。

その後、青山オーナーは、携帯電話の加入代行や販売といった「通信サービス業」を軸に、「介護事業」や「デジタルコンテンツ事業」などにも手を拡げ、1999年にジャスダックへの上場を果たし、2005年、「モッズ・ヘアジャパングループ」の株式を70%取得して子会社化してからは、先述したように「美容事業」を拡大していますの。

そして現在では、グループ全体で250名以上の従業員を雇用していて、最近の業績も、

2018年6月期→連結売上高は20億7105万円
2019年6月期→連結売上高は19億6590万円
2020年6月期→連結売上高は17億1848万円
2021年6月期→連結売上高は18億1458万円
2022年6月期→連結売上高が18億4873万円
2023年6月期→連結売上高が19億0231万円

と記せば分かる通り、15億円以上の売上高をキープしていますので、同社の土台を築き上げた青山オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えますわ。

また、最近の青山オーナーは、IT、不動産、人材派遣など多くの事業に携わっていまして、2015年から、株主・投資家調査といったIR支援などを手掛けている「インベスター・ネットワークス株式会社」(現・株式会社ウィルズ)の社外取締役に就任し、経営に参画するなど、多岐に渡って活躍していますわね。

なお、青山オーナーは、確か2003年からJRAで馬を走らせ始め、現在までに150頭以上を所有していまして、過去の代表的な存在としては、2004年のニュージーランドTとアーリントンCを制したシーキングザダイヤや、2009年のフィリーズレビューなど重賞を4勝したワンカラットや、2016年の桜花賞を制したジュエラーといった名前が挙げられますわ。

2010年のオーナーは、ワンカラットの活躍などにより、過去最高の「23勝・獲得賞金4億2205万円」という成績を残していましたの。

ただ、その後は成績が伸び悩んでいて、2021年までの3年間も、

2019年→4勝・獲得賞金5460万円
2020年→5勝・獲得賞金9244万円
2021年→6勝・獲得賞金6190万円

と記せば分かる通り、物足りない数字に留まっていましたから、一昨年の青山オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょう。

実際に一昨年は、「8勝・獲得賞金1億3188万円」という成績を残して、2021年の数字を大きく上回っていましたし、昨年は、シャンパンカラーでNHKマイルCを制覇するなど、6勝を上げ、獲得した賞金は「2億9452万円」と、一昨年を大きく上回っていましたわ。

ただ、今年は、まだ1勝も上げられていなくて、獲得賞金が「1109万円」と、昨年のペースを大きく下回っていますから、当然、現在の青山オーナーは、「早急に今年の初勝利を上げて、昨年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうね。

そういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の東京新聞杯にトゥードジボン、1着賞金1840万円(同1472万円)の白嶺Sにイグザルトを登録していますから、私が青山オーナーでしたら、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げをお願いしますわ。