「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2023/01/24
鹿児島県の鹿屋市に本社があります
竹園正繼(まさつぐ)氏

本業: テイエム技研株式会社 代表取締役

今週の主な登録馬:
テイエムサウスダン(根岸S)
テイエムスパーダ(シルクロードS)
テイエムランウェイ(伊賀S)

担当者:馬主情報部 馬主N

竹園正繼(まさつぐ)オーナーは、鹿児島県の鹿屋市に本社を構え、ビル建築の補強資材で日本一のシェアを誇っている、「テイエム技研株式会社」の代表取締役を務めております。

1979年に東京都世田谷区で設立された同社は、竹園オーナー自身が開発して特許を取得した建築補強材、「ウエブレン」の量産を開始してから、急速に売り上げを伸ばしており、1982年から1984年にかけて、鹿屋市に生産工場を3号棟まで新設し、1986年には現在の場所に本社を移転している上、東京都大田区に東京支店(現在は中央区日本橋)を開設と、順調に規模を拡大しておりました。

その後も、1991年までに生産工場を5号棟まで新設しており、現在では、本社工場に加えて、鹿児島県の鹿屋市に「串良工場」を、同じ鹿児島県の垂水市に「垂水工場」を構えておりますので、同社のトップである竹園オーナーは、「地元の雇用や経済に大きく貢献している重要人物」と言えるでしょう。

なお、馬主としての竹園オーナーは、確か1987年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに1100頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、1999年の皐月賞や2000年の有馬記念など、GIを7勝したテイエムオペラオーや、2001年の桜花賞と秋華賞など、GIを3勝したテイエムオーシャンや、2005年の阪神ジュベナイルFなどを制したテイエムプリキュアや、2005年の中山大障害を制したテイエムドラゴンといった名前が挙げられます。

2000年の竹園オーナーは、テイエムオペラオーなどの活躍により、重賞12勝を含む29勝を上げ、過去最高となる「15億3366万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし、それ以降は数字が伸び悩んでおり、一昨年までの5年間も、

2017年→21勝・獲得賞金4億3758万円
2018年→16勝・獲得賞金3億6485万円
2019年→13勝・獲得賞金2億5686万円
2020年→17勝・獲得賞金2億4254万円
2021年→17勝・獲得賞金2億6716万円

と記せば分かる通り、物足りない数字に留まっていたため、昨年の竹園オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。

実際、昨年は、テイエムサウスダンで根岸Sを制し、テイエムスパーダでCBC賞を制するなど、20勝を上げ、獲得賞金は「4億8477万円」と、前年を大きく上回っております。

もちろん、今年のオーナーは、「昨年の勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。

また、竹園オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■7月26日(火)~27日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を6710万円で落札

■8月22日(月)~26日(金)の「HBAサマーセール」
10頭を1億0208万円で落札

■9月20日(火)~22日(木)の「HBAセプテンバーセール」
5頭を4994万円で落札

と、計17頭を総額2億1912万円で落札しております。
(金額は全て税込表記)

当然、昨年までの状況を踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高いため、現在は、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)の根岸Sにテイエムサウスダン、1着賞金4100万円(同3280万円)のシルクロードSにテイエムスパーダなど、賞金の高いメインレースに3頭を登録しておりますので、「揃って勝負懸かり」と私は見ております。

2023/01/24
2014年からは「千葉県柔道連盟の名誉会長」を…
了徳寺健二氏

本業: 学校法人了徳寺大学 理事長兼学長

今週の主な登録馬:
オーロラテソーロ(根岸S)
キタノテイオウ(牛若丸ジャンプS)

担当者:馬主情報部 馬主M

了徳寺健二オーナーは、「学校法人了徳寺大学」(千葉県浦安市明海)の理事長兼学長を務めており、昨年の8月までは、「学校法人了徳寺学園」(東京都墨田区両国)の理事長も務めておりました。

鹿児島県出身のオーナーは、高校卒業後、川崎製鉄(現在のJFEスチール)へ入社し、柔道部の監督兼選手として活躍しておりましたが、「オリンピックや国際大会で活躍する選手を育てたい」という夢を抱いていたため、同社を退職し、まずは、選手育成の資金を得るために事業を興すことを考えたそうです。

そしてオーナーは、専門的な知識を得るため、5年間、専門学校で学び、接骨院の多店舗展開などの事業で成功を収め、その後は、2000年に「学校法人了徳寺学園」を設立し、「了徳寺学園医療専門学校」、「了徳寺学園リハビリテーション専門学校」を開学すると、2006年には、「了徳寺大学」を開学するなど、夢の実現に向けて、順調に事業を拡大しております。

2011年には、それまでの活動が認められ、千葉県柔道連盟の会長に就任し、2014年からは、同連盟の名誉会長を務めている上、昨年の東京オリンピックでは、「了徳寺大学職員柔道部」に所属しているウルフ・アロン選手が、柔道の男子100キロ級で金メダルを獲得しておりますので、非常に多くの方が、了徳寺オーナーのことを「尊敬すべき人物」と考えている筈です。

なお、馬主としての了徳寺オーナーは、2015年に馬を走らせ始め、これまでに200頭以上を所有しており、2019年までの5年間は、

2015年→3勝・獲得賞金2665万円
2016年→5勝・獲得賞金8043万円
2017年→10勝・獲得賞金1億7430万円
2018年→20勝・獲得賞金2億9551万円
2019年→28勝・獲得賞金3億8685万円

という形で順調に勝利数と獲得賞金を伸ばしており、2016年には、リエノテソーロを出走させたエーデルワイス賞で初の重賞勝ちを飾ると、同馬で地方交流G1の全日本2歳優駿も制しております。

その後の2年間は、

2020年→26勝・獲得賞金4億0415万円
2021年→27勝・獲得賞金4億6919万円

と、勝利数こそ2019年を下回ってしまったものの、賞金は引き続き「右肩上がり」となっておりました。

ただ、昨年は「22勝・獲得賞金4億1161万円」という成績に終わり、前年を下回ってしまったため、今年の了徳寺オーナーは、「必ず巻き返しを果たしたい」と考えている筈です。

そういった中、今週は、1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)の根岸Sにオーロラテソーロ、1着賞金1650万円(同1320万円)の牛若丸ジャンプSにキタノテイオウと、特別レースに2頭を登録しておりますので、私が了徳寺オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを依頼します。

また、オーナーは、先述した通り、リエノテソーロで地方交流G1を制しておりますが、JRAではまだ重賞を勝てておりませんので、根岸Sに登録しているオーロラテソーロには、その点に絡む思惑も込められているのでしょう。

2023/01/24
奥様の実家がある兵庫県の西宮市で歯科医院を開業しました
奈村睦弘氏

本業: なむら歯科 院長

今週の主な登録馬:
ナムラクレア(シルクロードS)
ナムラゴロフキン(刈谷特別)

担当者:馬主情報部 馬主T

奈村睦弘オーナーの本業は、兵庫県の西宮市にある「なむら歯科」の院長です。

お母様の実家がある九州で生まれ、滋賀県の大津市で育った奈村オーナーは、地元の滋賀県立膳所高校を卒業した後、大阪大学の歯学部に進学しております。

奈村オーナーのお兄様である和記氏も、大阪大学の歯学部を卒業しており、先に大津市で歯科医院を開業しておりましたので、大学を卒業した後の奈村オーナーは、お兄様の診療所で5年ほど研修を積み、1987年、奥様の実家がある西宮市に住居を移し、「なむら歯科」を開業しました。

自費治療となることが多い歯科医院でありながら、「可能な限り、保険適用の診療で済ませること」をモットーとしており、自費治療が必要となる場合に於いても、良心的な価格設定となっておりますので、30年以上に渡って「なむら歯科」の院長を務めている奈村オーナーは、地域の方々から厚い信頼を寄せられていることでしょう。

馬主としての奈村オーナーは、これまでに100頭以上を所有しており、2020年は、ナムラカメタローが地方交流重賞の佐賀記念を制したものの、JRAでは、「3勝・獲得賞金4479万円」という成績でした。

しかし、その後の2年間は、ナムラリコリスが函館2歳Sと制し、ナムラクレアが小倉2歳Sと函館スプリントSを制したことなどにより、

2021年:9勝・獲得賞金2億2329万円
2022年:8勝・獲得賞金2億4901万円

と、一気に成績を伸ばしており、特に昨年は、獲得賞金がキャリアハイの数字となっております。

当然、今年のオーナーは、「過去2年の勢いを止めたくない」と考えている筈です。

こういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のシルクロードSにナムラクレア、1着賞金1550万円の刈谷特別にナムラゴロフキンを登録しておりますので、私が奈村オーナーであれば、前者を預けている長谷川先生と後者を預けている大橋先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

2023/01/24
東京大学を卒業している優秀な投資家です
山口功一郎氏

本業: 暁翔キャピタル株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
シャインガーネット(シルクロードS)

担当者:馬主情報部 馬主Y

山口功一郎オーナーは、東京都千代田区の「大手町パークビルディング」に本社を構え、機関投資家向けの株式投資助言業務を行う、「暁翔(あきと)キャピタル株式会社」の代表取締役社長を務めております。

山口オーナーは、福岡県北九州市の出身で、幼い頃は、お父様が、税理士の試験に備えて勉強しながら、小倉競馬場でガードマンをしていた上、幼稚園の遠足が小倉競馬場という、とても競馬が身近な環境で育ちました。

中学生の頃、TVゲームの「ダービースタリオン」で遊んだことから、それまでよりも競馬に対する熱意を高めた山口オーナーは、東京大学の経済学部に進学してから、テイエムオペラオーの大ファンになったそうです。

そして、2003年に同大学を卒業し、その年に「UBS証券株式会社」へ入社した山口オーナーは、早速、一口馬主クラブの「キャロットクラブ」の会員となり、リアルインパクトやゴルトブリッツなどに出資しておりました。

その後の山口オーナーは、2006年、「ホライゾン・アセット・インターナショナル株式会社」に移り、2009年の3月、「暁翔キャピタル株式会社」を設立しております。

同年の7月に同社が設立した「アキト・ファンド」では、「ロング・ショート戦略」と呼ばれる手法で運用を行い、僅か2年足らずで、資産残高を14億円から141億円まで増やしておりました。

したがって、代表取締役社長としてだけでなく、チーフインベストメントオフィサー(CIO)として「アキト・ファンド」を取り仕切っている山口オーナーは、「大いに尊敬すべき優秀な人物」と言えるでしょう。

馬主としての山口オーナーは、2012年からJRAで馬を走らせており、これまでに50頭以上を所有し、最初の年は0勝に終わっていたものの、その後は、

2013年→1勝・獲得賞金645万円
2014年→2勝・獲得賞金2574万円
2015年→4勝・獲得賞金4025万円
2016年→4勝・獲得賞金3901万円
2017年→3勝・獲得賞金6996万円
2018年→7勝・獲得賞金9040万円

と、順調に勝ち星と獲得賞金を積み重ねており、更に2019年は、アルクトスを出走させたプロキオンSで初の重賞勝ちを飾るなど、「9勝・獲得賞金1億9692万円」という、勝利数と獲得賞金のどちらも過去最高の成績を残しておりました。

しかしその後は、2020年と2021年、アルクトスが地方交流G1のマイルCS南部杯を連覇したものの、JRAでは、

2020年:3勝・獲得賞金8139万円
2021年:1勝・獲得賞金4197万円
2022年:4勝・獲得賞金9325万円

と記せば分かる通り、成績が伸び悩んでおります。

それ故、今年の山口オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。

また、山口オーナーは、馬主歴が浅い割に、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
1頭を2860万円(税込)で落札

■10月17日(月)~18日(火)の「HBAオータムセール」
1頭を572万円(税込)で落札

と、計2頭を3432万円(税込)で落札しております。

当然、昨年までの状況を踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が極めて高く、現在は、「潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えているのでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)のシルクロードSにシャインガーネットを登録しておりますので、私が山口オーナーであれば、同馬を預けている栗田先生に対して、渾身の勝負仕上げを依頼するのは間違いありません。