「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2023/01/11
現在の資本金は101億1707万円です
金子真人(まこと)氏(馬主名義は金子真人ホールディングス株式会社)

本業: 株式会社図研 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
ハヤヤッコ(日経新春杯)
マリアエレーナ(愛知杯)
ルビーカサブランカ(愛知杯)
ストーンリッジ(カーバンクルS)
壇之浦S(リューベック)
サイクロトロン(ジャニュアリーS)

担当者:馬主情報部 馬主M

金子真人(まこと)オーナーが、神奈川県横浜市の都筑区に本社を構えている東証プライム(旧東証1部)上場企業、「株式会社図研」の代表取締役会長を務めているのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。

同社は、1968年に早稲田大学の教育学部数学科を卒業している金子オーナーが、1976年に横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理技術研究所」が起源でして、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年に本社・中央研究所ビルを完成させ、1994年に東証1部への上場を果たしました。

現在は、電気製品や医療機器などに必要な「プリント基板」の設計支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、最近では、川崎重工が開発する防衛省向け航空機に、「図研」の設計・管理システムが導入されております。

そして現在の「株式会社図研」は、資本金が101億1707万円、従業員数が400名以上となっており、グループ企業は、国内に、「図研テック株式会社」、「図研エルミック株式会社」、「図研ネットウエイブ株式会社」、「株式会社図研プリサイト」、「ビジネスエンジニアリング株式会社」などがあり、海外にも、「Zuken GmbH」、「Zuken USA Inc.」、「Zuken Korea Inc.」、「Zuken Singapore Pte. Ltd.」、「Zuken Taiwan Inc.」、「図研上海技術開発有限公司」など、合計で20社以上を有しており、私が確認したところ、連結子会社を含めた従業員数は1400名以上とのことです。

同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然であり、「2022年3月期」の数字は、グループ全体で、

売上高:315億0200万円
経常利益:41億7700万円

となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業に成長させた金子オーナーのことは、誰もが「経営者の鑑」と認めているのでしょう。

JRA馬主としての金子オーナーは、1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホークや、2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネや、2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハや、2005年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクトや、2008年のジャパンCダートを筆頭にGIを7勝したカネヒキリや、2010年の牝馬三冠を制したアパパネなどを所有し、素晴らしい実績を残しており、尚且つ、現在は「東京馬主協会」の「最高顧問」を務めております。

2015年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という過去最高の成績を残しておりました。

しかし、一昨年までの6年間は、

2016年→42勝・獲得賞金13億1663万円
2017年→50勝・獲得賞金10億7268万円
2018年→45勝・獲得賞金12億5552万円
2019年→41勝・獲得賞金15億1005万円
2020年→45勝・獲得賞金12億9322万円
2021年→44勝・獲得賞金14億8392万円

という形で伸び悩んでいたため、昨年の金子オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。

実際、昨年は、ポタジェで大阪杯を、ソダシでヴィクトリアマイルを制するなど、重賞7勝を含む47勝を上げ、「16億3038万円」の賞金を獲得し、一昨年の数字を大きく上回っており、尚且つ、ノットゥルノで地方交流G1のジャパンダートダービーを制しております。

もちろん、今年のオーナーは、「昨年の勢いを止めたくない」と考えている筈であり、実際、1月5日(木)~9日(月)に3勝を上げ、早くも「5161万円」の賞金を獲得している状況です。

また、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加している金子オーナーは、7月11日(月)~12日(火)に行われた昨年の同セールに於いても、3億3000万円で落札した「ラルケットの2022」(牡・父サートゥルナーリア)や、2億7500万円で落札した「アウェイクの2021」(牡・父エピファネイア)など、計10頭の落札に総額15億3560万円を投じておりました。
(落札金額は全て税込表記)

そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。

そういった中、今週は、

1着賞金5700万円(馬主の取り分は8割の4560万円)の日経新春杯:ハヤヤッコ
1着賞金3800万円(同3040万円)の愛知杯:マリアエレーナとルビーカサブランカ

など、計5頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が金子オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2023/01/11
牧場主ですが、「野村証券」の岐阜支店や大阪支店で働いていました
ミルファーム

本業: 競走馬の生産と育成

今週の主な登録馬:
グラニット(京成杯)
ジュニパーベリー(カーバンクルS)

担当者:馬主情報部 育成牧場長G

浦河にある「ミルファーム」は、できたのが1996年という、どちらかと言えば新しい牧場で、浦河の中心部からですと、国道235号を荻伏の方に向かって進んで、「エネオス」のガソリンスタンドがあるT字路を右に曲がって、それから2キロくらい走ると右側に見えてきます。

代表の清水敏(さとし)さんは、1988年に慶応大学法学部の法律学科を卒業した後、「野村証券」の岐阜支店や大阪支店の事業法人部で働いて、そこを辞めた後は、1994年から3年ほど「ビッグレッドファーム」で働いて、それから「ミルファーム」を立ち上げたという、牧場主としては珍しい経歴の持ち主で、今は、牧場を切り盛りしながら、「JAひだか東」の理事と、「福島馬主協会」の理事もやっていますから、周りから頼りにされているのでしょう。

今の「ミルファーム」は、浦河に「本場」と「オーシャンビューファーム」を、千葉県の市原市に「ミルファーム千葉」を構えていて、今までに300頭以上を生産しています。

この中で代表的な存在と言えば、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンの名前が挙げられるでしょう。

確か、2003年にJRAの馬主資格を持つ「オーナーブリーダー」になった「ミルファーム」は、2012年に「12勝・獲得賞金1億6172万円」という成績を残すと、それからは毎年2ケタの勝ち星を上げていて、2020年は、「19勝・獲得賞金3億6431万円」という好成績を残していました。

でも、一昨年は「14勝・獲得賞金3億1001万円」という成績で、前の年を大きく下回ってしまいましたから、去年は、「ミルファーム」の関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょう。

実際、去年は、ビリーバーを使ったアイビスSDで、持ち馬では初めての重賞勝ちを飾っていますし、その他にも、キタウイングで新潟2歳Sを勝つなど、全部で18勝を上げて、稼いだ賞金は「4億3124万円」と、今までで一番の数字だったんですよ。

それに今年は、キタウイングでシンザン記念を勝つなど、早くも「4721万円」の賞金を稼いでいますから、今は「ミルファーム」の関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金が4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)の京成杯にグラニットなど、賞金の高い特別レースに2頭を登録していますので、私が関係者でしたら、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。

2023/01/11
2005年に「モッズ・ヘアジャパングループ」の株式を…
青山洋一氏

本業: 株式会社エム・エイチ・グループ 元取締役会長

今週の主な登録馬:
シャンパンカラー(京成杯)

担当者:馬主情報部 馬主H

青山洋一オーナーが、東京都渋谷区に本社を構え、美容室の「モッズ・ヘア」や、同ブランドのヘアケア製品の開発や販売などを手掛けている「株式会社エム・エイチ・グループ」の取締役会長を、2015年の9月まで務めていたのは、皆様もよくご存知のことですわね。

その後は、役職を離れて大株主として経営を見守っていますの。

島根県出身の青山オーナーが起業したのは、地元で運転代行の会社を立ち上げたのが最初でして、当時、同じ島根県出身の故・竹下登氏が総理大臣となったばかりでしたから、「目立つだろう」と思って、「総理代行」という名前にしたそうですわ。

その後、青山オーナーは、携帯電話の加入代行や販売といった「通信サービス業」を軸に、「介護事業」や「デジタルコンテンツ事業」などにも手を拡げ、1999年にジャスダックへの上場を果たし、2005年、「モッズ・ヘアジャパングループ」の株式を70%取得してからは、先述したように「美容事業」を拡大していますの。

そして現在では、グループ全体で200名以上の従業員を雇用していて、最近の業績も、

2018年6月期→連結売上高は20億7105万円
2019年6月期→連結売上高は19億6590万円
2020年6月期→連結売上高は17億1848万円
2021年6月期→連結売上高は18億1458万円
2022年6月期→連結売上高が18億4873万円

と記せば分かる通り、15億円以上の売上高をキープしていますので、同社の土台を築き上げた青山オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言えますわ。

また、最近の青山オーナーは、IT、不動産、人材派遣など多くの事業に携わっていまして、2015年から、株主・投資家調査といったIR支援などを手掛けている「インベスター・ネットワークス株式会社」(現・株式会社ウィルズ)の社外取締役に就任し、経営に参画するなど、多岐に渡って活躍していますわね。

なお、青山オーナーは、確か2003年からJRAで馬を走らせ始め、現在までに150頭以上を所有していまして、過去の代表的な存在としては、2004年のニュージーランドTとアーリントンCを制したシーキングザダイヤや、2009年のフィリーズレビューなど重賞を4勝したワンカラットや、2016年の桜花賞を制したジュエラーといった名前が挙げられますわ。

2010年のオーナーは、ワンカラットの活躍などにより、過去最高の「23勝・獲得賞金4億2205万円」という成績を残していましたの。

ただ、その後は成績が伸び悩んでいて、一昨年までの3年間も、

2019年→4勝・獲得賞金5460万円
2020年→5勝・獲得賞金9244万円
2021年→6勝・獲得賞金6190万円

と記せば分かる通り、物足りない数字に留まっていましたから、昨年の青山オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょうし、実際に昨年は、「8勝・獲得賞金1億3188万円」という成績を残して、一昨年の数字を大きく上回っていますわ。

もちろん、今年の青山オーナーは、「昨年の勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。

そういった中、今週は、1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)の京成杯にシャンパンカラーを登録していますから、私が青山オーナーであれば、この馬を預けている田中剛先生に対して、メイチの勝負仕上げをお願いしますわ。

2023/01/11
銀座8丁目に本社を構えております
前迫義幸氏

本業: デンカエレクトロン株式会社 代表取締役

今週の主な登録馬:
セブンマジシャン(京成杯)

担当者:馬主情報部 馬主O

前迫善幸オーナーは、東京都中央区の銀座8丁目に本社を構え、電源ケーブルの関連商品や、LED関連商品の販売を主に手掛けている、「デンカエレクトロン株式会社」の代表取締役を務めております。

1970年、前代表の前迫幸治氏が創業した同社は、その後、

1979年→個人事業であった形態を、資本金100万円にて「電化商事株式会社」と改組
1985年→資本金を1000万円に増資
1994年→幸治氏が取締役会長となり、義幸オーナーが代表取締役に就任
1996年→製造部門を「デンカエレクトロン株式会社」として独立
2000年→社名を現在の「デンカエレクトロン株式会社」に統一
2001年→香港にグループ会社として「電化有限公司」を設立
2003年→中国の深浅に工場と「深浅事務所」を新設
2005年→資本金を1億円に増資し、東京都大田区に「大井物流センター」を設立
2011年→中国の深浅にグループ会社として「電化商貿有限公司」を設立
2012年→東京都八王子市で工場と物流センターの稼働を開始

といった形で順調に事業を拡大しております。

また、同社は、環境問題に積極的に取り組んでおり、「太陽光発電システム施工展」に何度も出展している上、2007年からは、同じくエコ運動に積極的なビーチバレーのスポンサーを務めていますので、その代表を務めている前迫オーナーは、「未来を見据えた優秀な経営者」と言えるでしょう。

JRA馬主としての前迫オーナーは、確か2003年から馬を走らせていたものの、しばらく結果を残せず、初勝利を上げられたのは2013年であり、同年から2015年までは、3年続けて3勝を上げていたものの、2016年から2021年までは成績が伸び悩んでおりました。

しかし昨年は、過去最多となる9勝を上げ、獲得賞金も「1億0269万円」と、初の「1億円超え」を果たしておりますので、今年の前迫オーナーは、「昨年の勢いを止めたくない」という思惑を抱いているのでしょう。

また、前迫オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■4月26日(火)の「JRAブリーズアップセール」
1頭を385万円で落札

■7月5日(火)の「八戸市場」
1頭を429万円で落札

■7月11日(月)~12日(火)の「セレクトセール」
2頭を8580万円で落札

と、総額9394万円を投じて計4頭を落札しております(落札金額は全て税込表記)。

当然、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「落札資金を早めに確保しておきたい」という思惑も抱いている筈です。

そして今週は、京成杯にセブンマジシャンを登録しており、ここを勝てば、1着賞金4000万円の内、「馬主の取り分」にあたる8割の3200万円を得られ、尚且つ、「初の重賞勝ち」となりますので、私が前迫オーナーであれば、同馬を預けている高野先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。