「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2022/09/12
「ゆうちょ銀行」の常務執行役員と執行役副社長を経験しております
田原邦男氏

本業: 株式会社ゆうちょ銀行 元執行役副社長

今週の主な登録馬:
オニャンコポン(セントライト記念)

担当者:馬主情報部 馬主T

田原邦男オーナーは、福田赳夫氏や中曽根康弘氏など、歴代の内閣総理大臣を輩出している群馬県立高崎高校から慶應義塾大学の経済学部に進み、卒業後は、1991年に「ゴールドマン・サックス証券」の所属となり、2002年には同社のマネージングディレクターに就任しておりましたが、2008年、「リーマン・ブラザーズ・ホールディングス」に移っております。
しかし、田原オーナーが移った直後、同社は「リーマン・ショック」により倒産してしまい、その後は、「バークレイズ証券」のエクイティトレーディング本部長を経て、2015年の10月には、「ゆうちょ銀行」の常務執行役員に就任し、2019年から翌年までは、同行の執行役副社長を務めておりました。
なお、田原オーナーは、神奈川県川崎市に拠点を置き、衣料品専門店「Paseos(パシオス)」を全国に172店舗展開している、「株式会社田原屋」の創業家の出身です。
JRA馬主としての田原オーナーは、2002年に馬主資格を取得し、2003年に馬を走らせ始め、これまでに30頭以上を所有しております。
その中の代表的な存在としては、2008年の秋華賞などを制したブラックエンブレムが挙げられるでしょう。
2008年の田原オーナーは、同馬の活躍などにより、「7勝・獲得賞金2億2729万円」という過去最高の成績を残しておりましたが、その後は伸び悩んでおり、一昨年までの5年間は、
2016年→1勝・獲得賞金4803万円
2017年→0勝・獲得賞金2070万円
2018年→0勝・獲得賞金803万円
2019年→0勝・獲得賞金650万円
2020年→0勝・獲得賞金258万円
と記せば分かる通り、2017年以降は勝利を上げることができず、獲得賞金も右肩下がりとなっておりました。
そのため、昨年の田原オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょう。
実際、昨年は、オニャンコポンを出走させた、9月11日(土)の中山5Rに組まれていた新馬戦で、約5年振りの勝利を飾ると、同馬で11月7日(日)の百日草特別も制し、年末までに「1727万円」の賞金を獲得しております。
更に今年は、同馬で京成杯を制し、先週までに「4057万円」の賞金を獲得しておりますので、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
また、田原オーナーは、2003年から2019年まで、毎年のように競走馬セールに参加しており、2019年は、7月8日(月)~9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、1頭を864万円(税込)で落札しておりました。
なお、この時に落札した「シャリオドールの2019」(父エイシンフラッシュ)がオニャンコポンです。
成績が伸び悩んでいた一昨年と昨年は、競走馬セールへの参加を見送っておりましたが、今年は、7月11日(月)~12日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、1頭を1155万円(税込)で落札しております。
当然、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のセントライト記念にオニャンコポンを登録してきましたので、私が田原オーナーであれば、この馬を預けている小島先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2022/09/12
現在の社長は元女優の二谷友里恵さんです
平田修氏

本業: 株式会社トライグループ 顧問

今週の主な登録馬:
ボーンディスウェイ(セントライト記念)

担当者:馬主情報部 馬主O

皆様もよくご存知の通り、平田修オーナーは、テレビCMでもよく目にする「家庭教師のトライ」で有名な「株式会社トライグループ」(東京都千代田区飯田橋)の創業者であり、少し前に代表取締役会長の座を退き、現在は顧問を務めております。
立教大学の経済学部を卒業後、学習塾を個人経営していた平田オーナーは、1987年の1月、「富山大学トライ」というサークルを設立して、家庭教師の派遣事業を開始しました。
その後は、
1990年4月→「株式会社トライグループ」として法人化
1999年2月→全国47都道府県に拠点を展開
2000年4月→個別指導塾を運営する事業を開始
といった形で順調に事業を拡大しており、2005年の4月、平田オーナーの奥様であり、元女優の二谷友里恵さんに代表取締役社長の座を譲り、平田オーナーは会長職に就任しております。
そして現在は、全国に約1100ヶ所の拠点を構え、登録教師数は33万人を記録するほどの大企業に成長しておりますので、一代でこの礎を築いた平田オーナーのことは、誰もが「非常に優秀な経営者」と認めているのでしょう。
馬主としての平田オーナーは、2003年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに50頭以上を所有しており、現在は、「新潟馬主協会」の相談役を務めております。
2019年のオーナーは、5勝を上げ、「7081万円」という過去最高の賞金を獲得しておりました。
しかし、その後の2年間は、
2020年→2勝・獲得賞金5751万円
2021年→4勝・獲得賞金6242万円
という形で数字が伸び悩んでいた上、今年も、先週までの獲得賞金が「3678万円」と、2019年の5割ほどに留まっておりますので、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
また、平田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、7月12日(月)~13日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、計4頭を総額2億0900万円で落札していた上、今年も、7月11日(月)~12日(火)に行われた同セールに於いて、計5頭を総額2億6620万円で落札しております。
(落札金額は全て税込表記)
当然、現在のオーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のセントライト記念にボーンディスウェイを登録しておりますので、私が平田オーナーであれば、この馬を預けている牧先生に対して、かなり勝負懸った指示を出す筈です。
なお、平田オーナーは、先述した通り、2003年からJRAで馬を走らせておりますが、まだ重賞を勝てておりませんので、今回は、「初めての重賞勝ちをここで」という思いも込められているのでしょう。

2022/09/12
以前は「福島馬主協会」の副会長が代表を務めておりました
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
アヴェラーレ(納屋橋S)
サリエラ(ローズS)
セントカメリア(ローズS)
ヴェルテックス(ラジオ日本賞)
ソニックベガ(レインボーS)
アロマデローサ(ききょうS)
アナンシエーション(鋸山特別)
ファイアーボーラー(ジェンティルドンナC・浦安特別)
パンドレア(金山特別)

担当者:馬主情報部 馬主S

「シルクレーシング」は、私や他の方が過去に何度もお伝えしている通り、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の副会長理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しました。
同クラブは、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、この数年間で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、勝利数と獲得賞金にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、2017年までの5年間は、
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、2018年は、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、重賞を13勝し、全体で「118勝・獲得賞金30億8921万円」という成績を残し、「馬主リーディング2位」となっております。
2019年は、「90勝(重賞13勝)・獲得賞金25億8316万円」と、前年の数字を下回り、馬主リーディングも、1つ順位を落として「3位」となってしまったものの、一昨年は、アーモンドアイでヴィクトリアマイルと天皇賞・秋とジャパンCを、ラウダシオンでNHKマイルCを制するなど、重賞を14勝し、全体で「121勝・獲得賞金36億0254万円」という過去最高の成績を残しており、「馬主リーディング2位」で1年を終えておりました。
しかし昨年は、ピクシーナイトでスプリンターズSを制したものの、「102勝(重賞10勝)・獲得賞金24億8860万円」と、一昨年を大きく下回る成績で、「馬主リーディング3位」に留まっていたため、今年は同クラブの関係者全員が、「必ず巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
実際、今年は先週までにJRAで、テルツェットでクイーンSを制するなど、重賞5勝を含む83勝を上げ、「18億2051万円」の賞金を獲得し、「74勝・獲得賞金16億2185万円」だった昨年の同時期(9月12日【日】まで)を上回っており、更に、オーソリティでサウジアラビアのネオムターフCを制し、90万ドル(約1億0390万円)の賞金を獲得しております。
当然、現在はクラブの関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
こういった中、「シルクレーシング」は、今週、
1着賞金1840万円(馬主の取り分は8割の1472万円)の納屋橋S→アヴェラーレ
1着賞金5200万円(同4160万円)のローズS→サリエラとセントカメリア
1着賞金2200万円(同1760万円)のラジオ日本賞→ヴェルテックス
1着賞金1840万円(同1472万円)のレインボーS→ソニックベガ
1着賞金1600万円(同1280万円)のききょうS→アロマデローサ
など、計9頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私がクラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示します。

2022/09/12
今年は募集馬がUAEダービーを勝っているんですよ
社台グループオーナーズ

本業: 個人馬主を対象とした共有システム

今週の主な登録馬:
ロマンシングブルー(ローズS)
ラヴユーライヴ(ケフェウスS)
ウェルカムニュース(JRAアニバーサリーS)
チェルアルコ(JRAアニバーサリーS)
ヴェイルネビュラ(レインボーS)
レーヴドゥラプレリ(御宿特別)

担当者:馬主情報部 育成牧場長G

「社台グループオーナーズ」は、JRAの個人馬主資格をお持ちの方に、社台グループが出資を呼び掛けているところで、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有するシステムを採用していますね。
ちなみに、出馬表の馬主欄に、「吉田照哉オーナー」、「吉田勝己オーナー」、「吉田晴哉オーナー」などの名前が書かれている馬は、ほとんどがここの募集馬です。
もう引退している馬で言えば、オークスとエリザベス女王杯を勝ったダンスパートナーや、高松宮杯とスプリンターズSを勝ったフラワーパークや、スプリンターズSとマイルCSを勝ったデュランダルや、ジャパンCを勝ったスクリーンヒーローや、オークスを勝ったエリンコートや、安田記念を勝ったストロングリターンや、朝日杯FSと皐月賞と安田記念を勝ったロゴタイプなどが、ここの募集馬ですから、「さすがは社台グループ」と言えるでしょう。
最近では、2019年のフィリーズレビューを勝ったプールヴィルや、一昨年のシルクロードSを勝ったアウィルアウェイや、去年のアイビスSDを勝ったオールアットワンスや、去年のステイヤーズSを勝ったディバインフォースや、去年の地方交流重賞・JBC2歳優駿を勝ったアイスジャイアントなどが活躍していますし、今年、ドバイのUAEダービーを勝ったクラウンプライドもここの募集馬なんですよ。
「社台グループオーナーズ」は、全部で109頭いる「2022年度募集馬」(現1歳世代)について、5月に募集価格を発表した後、6月6日(月)にカタログを発送していて、それから出資を受け付けていますが、私が確認したところ、これらの内、満口になっているのは84頭で、「募集停止」になっている1頭と、「募集中止」になった4頭を除く残りの20頭はまだ出資を受け付けています。
もちろん、今は関係者全員が、「20頭を少しでも早く満口にするために、過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している馬主さん達に好印象を与えたい」と考えているのでしょうし、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そんな中、今週は、
1着賞金5200万円(馬主の取り分は8割の4160万円)のローズS→ロマンシングブルー
1着賞金2400万円(同1920万円)のケフェウスS→ラヴユーライヴ
1着賞金1840万円(同1472万円)のJRAアニバーサリーS→ウェルカムニュースとチェルアルコ
1着賞金1840万円(同1472万円)のレインボーS→ヴェイルネビュラ
1着賞金1510万円(同1208万円)の御宿特別→レーヴドゥラプレリ
と、賞金の高い特別レースに6頭を登録していますので、私が関係者でしたら、それぞれを預けている厩舎に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。