「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2022/05/16
「和歌山県の不動産業界を牽引する重要な存在」と言えるでしょう
北畑忍氏

本業: 北畑不動産株式会社 代表取締役

今週の主な登録馬:
ピンハイ(オークス)

担当者:馬主情報部 馬主M

北畑忍オーナーの本業は、和歌山県の有田郡有田川町に本社を構えている、「北畑不動産株式会社」の代表取締役です。
北畑オーナーが27歳の時に創業した「北畑不動産」は、当初、不動産の仲介のみを手掛けておりましたが、1988年頃から、マンションや賃貸物件などの収益事業や、住宅の分譲、建設業など、不動産に関わる様々な事業を展開しております。
そして、現在の「北畑不動産」は、
■建築工事やリフォーム工事、不動産の斡旋などを手掛ける「株式会社ケイズ」
■設備管理や清掃など、ビルメンテナンス業務全般を手掛ける「クリーン興商株式会社」
■河川や道路などの土木工事や、住宅や学校、商業施設などの建設工事を手掛ける「株式会社保田組」
といったグループ企業を有し、和歌山県を中心に、近畿地方の全域に於いて事業を展開している上、北畑オーナーは、「一般社団法人和歌山県ビルメンテナンス協会」の副会長を務めておりますので、多くの方が「地域の不動産業界を牽引する重要な存在」と認めていることでしょう。
馬主としての北畑オーナーは、2011年にJRAで所有馬を走らせ始め、これまでに13頭を所有しており、現在、JRAの現役馬は、ピンハイ(牝3歳)の1頭のみとなっております。
一昨年までの北畑オーナーは、一度に所有する頭数が少ないこともあり、2017年と2020年にセヴィルロアーが未勝利戦と1勝クラスを制したのみで、獲得賞金は、未勝利戦で7回の2着を記録した2015年の「1895万円」が最高と、目立った実績を残していなかった上、昨年も、「1勝・獲得賞金700万円」という成績に留まっておりましたが、この1勝を上げたのが、10月10日(日)、阪神4Rの新馬戦を勝ち上がったピンハイです。
そして今年は、ピンハイがチューリップ賞で2着、桜花賞で5着と好走し、先週までの獲得賞金は「3430万円」と、早くもキャリアハイの数字となっておりますが、惜しくも勝利を逃し続けております。
当然、現在の北畑オーナーは、自身にとって「初の新馬勝ち」を飾ったこの馬に、「次こそは大きいレースを勝って欲しい」と期待しているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金が1億4000万円(馬主の取り分は8割の1億1200万円)のオークスにピンハイを登録しておりますので、私が北畑オーナーであれば、同馬を預けている田中克典先生に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2022/05/16
「ブリ」と「クロマグロ」の養殖を手掛けている水産業界の大物が…
松岡隆雄氏

本業: 株式会社松岡 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
サンライズホープ(平安S)
サンライズラポール(平安S)
サンライズゴラッソ(是政特別)

担当者:馬主情報部 馬主J

皆様もよくご存知の通り、松岡隆雄オーナーの本業は、山口県下関市に本社を構えている、「株式会社松岡」の代表取締役社長です。
1950年に創業された同社は、「世界の国から日本の食卓へ」をスローガンとして、南北アメリカ各国、ヨーロッパ、アフリカ諸国、アジア各国、ロシアなど、世界中の国々から水産冷凍品や水産加工品などを輸入しております。
また、「株式会社松岡」は、1999年に「サンライズファーム養殖場」(高知県幡多郡大月町)を開場し、「ブリ」と「クロマグロ」の養殖を行っており、その生産物を「日の出ぶり」・「日の出まぐろ」というブランド名で販売するなど、順調に事業規模を拡大しており、2021年1月期の年間売上高は、「410億円」という素晴らしい数字でした。
そして同社は、現在、下関市の本社に加えて、東京支店(神奈川県川崎市川崎区)、大阪支店(大阪府大阪市西区)、福岡支店(福岡県福岡市東区)と、3つの支店を構え、山口、神奈川、千葉、大阪、福岡、宮崎の6府県に12ヶ所の物流センターを有しており、中でも、2019年から稼働している「福岡セントラルDC」は、冷凍冷蔵倉庫として国内最大級の規模を誇っております。
更に、中国、ミャンマー、チリと、海外にも拠点を構えておりますので、「株式会社松岡」のトップであるオーナーは、「水産業界を牽引する重要人物」と言えるでしょう。
なお、馬主としての松岡オーナーは、確か2003年にJRAで馬を走らせ始め、私が確認したところ、これまでに400頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2005年の産経大阪杯と毎日王冠などを制したサンライズペガサスや、2007年のフェブラリーSを制したサンライズバッカスや、2008年と2009年の中山大障害を連覇したキングジョイなどが挙げられます。
2007年の松岡オーナーは、サンライズバッカスでフェブラリーSを制し、サンアディユでアイビスSDとセントウルSと京阪杯を制するなど、重賞6勝を含む31勝を上げ、過去最高となる「8億8262万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、それ以降は伸び悩んでおり、昨年までの5年間も、
2017年→9勝・獲得賞金2億9236万円
2018年→15勝・獲得賞金4億3806万円
2019年→22勝・獲得賞金2億9446万円
2020年→16勝・獲得賞金3億4167万円
2021年→20勝・獲得賞金3億5112万円
と記せば分かる通り、物足りない数字が続いていた上、今年も、先週までの獲得賞金が「1億3788万円」と、まだ2007年の2割にも達していないため、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。
こういった中、今週は、1着賞金3800円(馬主の取り分は8割の3040万円)の平安Sにサンライズホープとサンライズラポール、1着賞金1510万円(同1208万円)の是政特別にサンライズゴラッソと、3頭を賞金の高い特別レースに登録してきましたので、私が松岡オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2022/05/16
不動産担保ローンを取り扱う東証1部上場企業の会長です
草間庸文(つねふみ)氏

本業: 株式会社アサックス 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
サンダーブリッツ(平安S)

担当者:馬主情報部 馬主N

草間庸文(つねふみ)オーナーは、東京都渋谷区広尾に本社を構え、不動産担保ローンを取り扱っている、「株式会社アサックス」の代表取締役社長を長年に渡って務めておりましたが、一昨年の6月に社長の座を退き、その後は代表権のある会長を務めております。
1969年7月に長野県で設立された同社は、1995年5月に大宮支店を設立して、同年10月には、東京都中央区銀座に本社を移転し、本格的に首都圏への進出を始めました。
また、同社は、ミドルリスク・ミドルリターンのビジネスモデルを堅実に実践している会社として、2002年7月には、経済産業省の産業構造審議会・産業金融部会の中間報告に取り上げられております。
その後は、2005年に現在の場所に本社を移し、2008年3月には東証1部上場を果たし、現在では、首都圏に計8店舗を展開しており、過去3年の業績は、
2020年3月期→売上高58億2200万円・経常利益40億5100万円
2021年3月期→売上高59億1000万円・経常利益41億1500万円
2022年3月期→売上高56億5100万円・経常利益38億6700万円
と記せば分かる通り、40億円前後の経常利益をキープしておりますので、草間オーナーの経営手腕は誰もが認めるところでしょう。
そしてJRA馬主としての草間オーナーは、確か1996年から所有馬を走らせておりますので、キャリアが25年以上に及んでいるベテランであり、これまでに50頭以上を所有しております。
2007年の草間オーナーは、ワイルドワンダーでアンタレスSとプロキオンSを制するなど、「8勝・獲得賞金2億3400万円」という過去最高の成績を残しており、翌年も、同馬で根岸Sを制するなど、「7勝・獲得賞金2億1691万円」という、前年と同水準の成績を残しておりました。
しかし、その後は獲得賞金が伸び悩んでおり、一昨年までの5年間も、
2016年→8954万円
2017年→6431万円
2018年→1626万円
2019年→5159万円
2020年→9196万円
という物足りない数字に留まっていたため、昨年の草間オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、昨年は、2007年に並んで過去最多となる8勝を上げ、2007年と2008年に次ぐ、「1億7008万円」の賞金を獲得しておりました。
更に今年も、イルーシヴパンサーを出走させた東京新聞杯で14年振りに重賞勝ちを飾るなど、先週までに3勝を上げ、獲得賞金は「1億0891万円」と、早くも昨年の6割を超えております。
もちろん、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
また、草間オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年も、7月12日(月)~13日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、3頭を8800万円(税込)で落札しておりました。
当然、昨年までの状況を踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高いため、現在は、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)の平安Sにサンダーブリッツを登録しておりますので、私が草間オーナーであれば、この馬を預けている久保田先生に対し、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。

2022/05/16
上下水道設備の運転管理などを官公庁から受託しております
前田幸治氏

本業: アイテック株式会社 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
コントディヴェール(オークス・カーネーションC)
カデナ(平安S)
スマッシングハーツ(平安S)
チェーンオブラブ(韋駄天S)
グランアプロウソ(メルボルンT)
フリューゲルホルン(早苗賞)

※前田幸大オーナーの所有馬
シンシアウィッシュ(オークス・カーネーションC)

担当者:馬主情報部 馬主O

前田幸治オーナーは、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理や、高速道路の管理・管制、保守点検などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長を務めております。
1981年に設立された同社は、上下水道設備の運転管理や、高速道路の巡回パトロールや管制室の運用・保守といった道路管理や、ゴミ焼却施設の運転維持管理といった、生活インフラに関わる専門技術業務を非常に多く官公庁から受託しており、私が確認したところ、「2021年3月期」の売上高は「200億円」という素晴らしい数字となっておりました。
そして現在は、本社の他にも、東京都港区虎ノ門の「東京本店」や、愛知県名古屋市西区の「名古屋支店」や、宮城県仙台市青葉区の「東北支店」など、全国各地に27の支店を構えており、約2500名の従業員を擁しているのですから、同社のトップである前田オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言える筈です。
また、前田オーナーは、新冠にある生産牧場「ノースヒルズ」の代表も務めており、同牧場は敷地面積が120ヘクタール(120万平方メートルで、東京ドーム25個分以上)もあり、800mの馬場などを有している上、同牧場の関連施設として、100ヘクタールの広大な敷地で、主に1歳馬の中期育成を行う「ノースヒルズ清畠」(北海道沙流郡日高町)と、800mのウッドチップ坂路コースや800mの周回ダートコースを有し、デビュー前の2歳馬や現役の競走馬に本格的なトレーニングを行う「大山(だいせん)ヒルズ」(鳥取県西伯郡伯耆町)も運営しております。
一昨年の牡馬三冠を制したコントレイルが、「ノースヒルズ」の生産馬であり、「ノースヒルズ清畠」で育成されていたことは、皆様もよくご存知でしょう。
前田オーナーは、2017年、「大山ヒルズ」の近郊に、「アイテック株式会社」の社員研修所であり保養所でもある「悠翠郷」(ゆうすいのさと)を開設しており、同年の5月15日(月)に催された完成披露会には、武豊騎手、福永祐一騎手、ミルコ・デムーロ騎手、クリストフ・ルメール騎手など、多くの競馬関係者も参加しておりました。
そして馬主としての前田オーナーは、確か1983年からJRAで馬を走らせており、代表的な存在としては、2010年と2011年のジャパンCダートを連覇するなど、GIを4勝したトランセンドや、2011年の宝塚記念を制したアーネストリーや、2012年の天皇賞・春を制したビートブラックや、2014年のダービーを制したワンアンドオンリーや、2016年のJBCクラシックを制したアウォーディーなどが挙げられるでしょう。
前田オーナーが過去最高の成績を残したのは2011年であり、この年は、アーネストリーが宝塚記念とオールカマーを制し、トランセンドがフェブラリーSとマイルCS南部杯とジャパンCダートを制するなど、「42勝・獲得賞金13億3806万円」という数字を記録しております。
しかし、その後は成績が伸び悩んでおり、昨年までの3年間も、
2019年→17勝・獲得賞金4億8128万円
2020年→16勝・獲得賞金5億9260万円
2021年→19勝・獲得賞金3億6400万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が2011年の半分以下に留まっておりましたので、今年の前田オーナーは、「キッチリ巻き返したい」と考えている筈です。
実際、今年は、ジャンダルムでオーシャンSを制するなど、先週までの成績が「6勝・獲得賞金2億1678万円」と、昨年の同時期(5月16日【日】まで)の「4勝・獲得賞金1億5446万円」を大きく上回っており、尚且つ、クリンチャーで地方交流重賞の名古屋大賞典を制しております。
もちろん、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。
また、前田オーナーは、「ノースヒルズ」の生産馬だけで十分な頭数を確保できる規模のオーナーブリーダーでありながら、毎年のように、自身の名義と「ノースヒルズ」の名義で国内外の「競走馬セール」に参加しており、昨年は、
※国内
■7月12日(月)~13日(火)の「セレクトセール」→2頭を9130万円で落札
■7月27日(火)の「HBAセレクションセール」→2頭を4290万円で落札
■8月23日(月)~27日(金)の「HBAサマーセール」→2頭を3157万円で落札
※海外
■10月5日(火)~7日(木)の「タタソールズ・オクトーバー・イヤリングセール・ブック1」(イギリス)
1頭を22万ギニー(約3322万円)で落札
■10月11日(月)~13日(水)の「タタソールズ・オクトーバー・イヤリングセール・ブック2」
2頭を26万ギニー(約4004万円)で落札
と、計9頭に約2億3903万円を投じていた上、今年も、4月26日(火)に行われた「JRAブリーズアップセール」に於いて、2頭を5500万円で落札しております。
(落札金額は全て税込)
もちろん、これまでの状況を踏まえると、これから行われる「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在のオーナーは、「落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、
1着賞金1億4000万円(馬主の取り分は8割の1億1200万円)のオークス→コントディヴェール(カーネーションCにも登録)
1着賞金3800万円(同3040万円)の平安S→カデナとスマッシングハーツ
1着賞金2300万円(同1840万円)の韋駄天S→チェーンオブラブ
1着賞金1030万円(同824万円)のメルボルンT→グランアプロウソ
1着賞金1030万円(同824万円)の早苗賞→フリューゲルホルン
と、全部で6頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私がオーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
また、今週は、前田オーナーの次男であるため、「完全に財布が同じ」と言える前田幸大(こうだい)オーナーが、1着賞金1億4000万円(同1億1200万円)のオークスにシンシアウィッシュを登録(カーネーションCにも登録)しておりますので、この馬についても、全く同じ理由で「勝負懸かり」と見るべきでしょう。