「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2021/07/26
1952年に入社した証券会社を大きく発展させていましたわね
森中蕃(しげる)氏

本業: 光証券株式会社 元代表取締役会長

今週の主な登録馬:
シゲルピンクダイヤ(クイーンS)

担当者:馬主情報部 馬主H

皆さんもよくご存知の通り、森中蕃(しげる)オーナーは、2010年まで、「光証券株式会社」の代表取締役会長を務めていましたわね。
JR三宮駅(兵庫県神戸市)のすぐ近くに本社を構えている「光証券」は、1948年に創業されていて、1952年に入社した森中オーナーは、1982年に取締役社長となって、その年に同社は、資本金を2億円に増資していますわ。
その後は、1993年に証券会計システムの「彦左衛門」を導入、1998年に資本金を5億1300万円に増資、2000年に営業支援システムの「トレードガード」を導入、更に、代表取締役会長に就任した3年後の2006年には、投資一任口座・「半兵衛」の運用を開始するなど、経営者として次々に新しい試みを行ってきた森中オーナーが、「光証券」にとって、「発展の礎を築いた人物」であったことは言うまでもありませんわね。
そして今は、オーナーのご子息である森中寛氏が同社の代表取締役社長を務めていて、先ほど書いた通り、オーナーは、2010年に会長を退任していまして、それ以降は、以前よりも競馬に力を入れてきたと私は感じていますの。
何しろ、JRAの馬主歴が50年に及んでいる森中オーナーは、2009年まで、「概ね年間10勝前後」という成績でしたが、会長職を退任してからは、
2010年→23勝・獲得賞金3億6900万円
2011年→28勝・獲得賞金4億0808万円
2012年→24勝・獲得賞金4億8875万円
2013年→24勝・獲得賞金5億0977万円
と、順調に勝利数と獲得賞金を増やしていたのですから。
でも、その後は成績が伸び悩んでいて、昨年までの3年間も、
2018年→11勝・獲得賞金2億2956万円
2019年→18勝・獲得賞金4億2982万円
2020年→19勝・獲得賞金2億8175万円
という数字に留まっていましたから、今年の森中オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈ですわ。
実際、先週までに、シゲルピンクルビーでフィリーズレビューを制するなど、12勝を上げて、獲得賞金は「2億6151万円」と、もう昨年の9割以上となっていますの。
もちろん、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。
また、森中オーナーは、毎年欠かさず「競走馬セール」に参加していて、昨年は、
■7月7日(火)の「八戸市場」→1頭を418万円で落札
■7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセール」→4頭を1億4300万円で落札
■8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→5頭を1億0615万円で落札
■8月25日(火)~28日(金)の「HBAサマーセール」→6頭を7865万円で落札
■9月22日(火)~24日(木)の「HBAセプテンバーセール」→6頭を6457万円で落札
■10月19日(月)~20日(火)の「HBAオータムセール」→3頭を1617万円で落札
と、計25頭を総額4億1272万円で落札していた上、今年も、
■4月27日(火)の「JRAブリーズアップセール」→2頭を6490万円で落札
■5月11日(火)の「HBAトレーニングセール」→1頭を1100万円で落札
■7月12日(月)~13日(火)の「セレクトセール」→2頭を8470万円で落札
と、計5頭を総額1億6060万円で落札していますの。
(落札金額は全て税込)
もちろん、これまでの状況を踏まえますと、今後の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のクイーンSにシゲルピンクダイヤを登録していますので、私が森中オーナーであれば、この馬を預けている渡辺先生に対して、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますわ。

2021/07/26
東京都の江東区を中心に物流倉庫やオフィスビルを…
阿部雅英氏

本業: 株式会社アベキャピタル 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
ヒシゲッコウ(STV杯)
ヒシヴィクトリー(STV杯)

担当者:馬主情報部 馬主M

阿部雅英オーナーの本業は、東京都の江東区木場に本社を構え、不動産の賃貸や管理などを行っている、「株式会社アベキャピタル」の代表取締役社長です。
「株式会社アベキャピタル」の起源は、雅英オーナーの祖父にあたる雅信氏が1932年に創業した「阿部製材所」でして、雅英オーナーのお父様、雅一郎氏が社長を務めていた1986年に「有明物流センター」を竣工し、同年、それまでの木材事業に加えて、不動産賃貸事業を開始しました。
そして1997年には、社名を現在の「株式会社アベキャピタル」に変更し、2004年からは不動産事業に特化しており、現在は、本社がある江東区を中心に、物流倉庫、オフィスビル、マンションなどを所有しており、他の地域では、竹中工務店が施工した、地上16階建て、総戸数165戸の「麻布台パークハウス」も同社の所有です。
なお、3代目の社長である雅英オーナーは、馬主としても3代目であり、祖父の雅信オーナーは、1959年の安田記念などを制した初代ヒシマサルや、1966年の安田記念などを制したヒシマサヒデなどを所有しており、お父様の雅一郎オーナーは、1992年のきさらぎ賞などを制した2代目ヒシマサル、1994年のエリザベス女王杯などを制したヒシアマゾン、1995年のスプリンターズSなどを制したヒシアケボノ、2003年の天皇賞・春などを制したヒシミラクルといった重賞勝ち馬を所有しておりました。
2003年頃にJRAの個人馬主となった雅英オーナーは、一度に所有する頭数が少ないこともあり、初めの内は、目立った成績を残していなかったものの、一昨年は、過去最高となる8勝を上げ、獲得賞金は「1億0338万円」と、初めて1億円の大台に乗せておりました。
昨年は、「3勝・獲得賞金7520万円」と、前年の数字を下回ってしまったものの、今年は、ヒシイグアスを出走させた中山金杯で初の重賞勝ちを飾ると、この馬で中山記念も制するなど、先週までに4勝を上げ、獲得賞金は「1億3742万円」と、早くもキャリアハイの数字となっております。
もちろん、現在の雅英オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)のSTV杯にヒシゲッコウとヒシヴィクトリーの2頭を登録しておりますので、私が雅英オーナーであれば、前者を預けている堀先生と後者を預けている牧先生に対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。

2021/07/26
2008年の産駒から「白老ファーム」の生産馬を扱っております
シルクレーシング

本業: 一口馬主クラブ

今週の主な登録馬:
テルツェット(クイーンS)
マイエンフェルト(クイーンS・STV杯)
アナザーリリック(関越S・佐渡S)
インビジブルレイズ(関越S)
アルコレーヌ(柳都S)
バラーディスト(柳都S)
ルコンドブルー(柳都S)
ピュアブレンド(竜飛崎特別)
クインズムーン(長万部特別)
ノックオンウッド(長万部特別)

担当者:馬主情報部 馬主S

「シルクレーシング」は、私や他の方が過去に何度もお伝えしている通り、クラブ法人を設立した「阿部製糸株式会社」が、絹糸(シルク)を製造していたことが名前の由来でして、以前は、「福島馬主協会」の副会長理事である阿部善武氏が、クラブ法人・「有限会社サラブレットオーナーズクラブ・シルク」の代表を務めておりましたが、2014年の8月1日(金)、社名が現在の「有限会社シルクレーシング」に変わり、それと同時に、以前は取締役を務めていた米本昌史氏が代表取締役に就任しました。
同クラブは、2008年の産駒から、「社台コーポレーション・白老ファーム」の生産馬を「募集馬ラインナップ」に加え始め、2011年には、「ノーザンファーム」の生産馬をラインナップの主力としていた上、この年には、それまで「シルク」が運営していた育成牧場・「天栄ホースパーク」(福島県岩瀬郡天栄村)を「ノーザンファーム」に売却するなど、この数年間で一気に「社台グループ」との提携を強化しております。
そして、その効果はすぐに表れており、「ノーザンファーム」の生産馬であるローブティサージュが、2012年の阪神ジュベナイルFを制し、2000年のオークスから続いていたGIの連敗を、「37」で止めておりました。
もちろん、勝利数と獲得賞金にも、「提携のプラス効果」が明確に表れており、2017年までの5年間は、
2013年→48勝(重賞0勝)・獲得賞金8億1700万円(馬主リーディング11位)
2014年→78勝(重賞5勝)・獲得賞金13億0616万円(同6位)
2015年→66勝(重賞1勝)・獲得賞金13億2369万円(同5位)
2016年→96勝(重賞2勝)・獲得賞金17億1811万円(同4位)
2017年→101勝(重賞4勝)・獲得賞金18億5173万円(同4位)
と記せば分かる通り、「完全に右肩上がり」となっていた上、2018年は、アーモンドアイで牝馬三冠とジャパンCを制するなど、重賞を13勝し、全体で「118勝・獲得賞金30億8921万円」という成績を残し、「馬主リーディング2位」となっております。
一昨年は、「90勝(重賞13勝)・獲得賞金25億8316万円」と、前年の数字を下回り、馬主リーディングも、1つ順位を落として「3位」となってしまったものの、昨年は、アーモンドアイでヴィクトリアマイルと天皇賞・秋とジャパンCを、ラウダシオンでNHKマイルCを制するなど、重賞を14勝し、全体で「121勝・獲得賞金36億0254万円」と、再び数字を大きく伸ばし、勝利数と獲得賞金の両方で過去最高の成績を残しており、「馬主リーディング2位」で1年を終えておりました。
しかし、今年は先週までが「58勝・獲得賞金13億3721万円」という成績で、昨年の同時期(7月26日【日】まで)の「67勝・獲得賞金17億8889万円」を大きく下回っており、「馬主リーディング4位」となっているため、現在は、同クラブの関係者全員が、「賞金の高いレースを勝って、巻き返しのきっかけとしたい」と考えている筈です。
また、「シルクレーシング」は、一昨年の有馬記念などを制したブラストワンピース(父ハーツクライ)の全弟にあたる「ツルマルワンピースの2020」や、今年のアーリントンCを制したホウオウアマゾン(父キングカメハメハ)の半弟にあたる「ヒカルアマランサスの2020」(父エピファネイア)といった良血馬を含む、計74頭の「2021年度募集馬」(現1歳世代)について、7月19日(月)にラインナップと募集価格を発表し、本日、7月26日(月)から出資を受け付けております。
よって、現在は同クラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて、1歳馬の出資者増加に繋げたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは言うまでもありません。
こういった中、「シルクレーシング」は、今週、
1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)のクイーンS→テルツェットとマイエンフェルト
1着賞金2400万円(同1920万円)の関越S→アナザーリリック(佐渡Sにも登録)とインビジブルレイズ
1着賞金1820万円(同1456万円)の柳都S→アルコレーヌとバラーディストとルコンドブルー
1着賞金1500万円(同1200万円)の竜飛崎特別→ピュアブレンド
1着賞金1060万円(同848万円)の長万部特別→クインズムーンとノックオンウッド
と、計10頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、クラブの関係者達が、それぞれを預けている厩舎に対して、かなり勝負懸かった指示を出していると私は見ております。

2021/07/26
次男は「菅内閣」の要職を務めている国会議員です
新谷幸義(しんたに・たかよし)氏

本業: 医療法人社団葵会 理事長

今週の主な登録馬:
アオイクレアトール(佐渡S)

担当者:馬主情報部 馬主T

新谷幸義(しんたに・たかよし)オーナーの本業は、千葉県の柏市に本部がある、「医療法人社団・葵会」の理事長です。
1972年4月、広島県世羅郡世羅町に「新谷整形外科医院」を開設したオーナーは、1975年8月、広島県東広島市に「社会福祉法人・広島新生会(現在の葵新生会)」を設立し、その後も、
1976年3月→八本松病院(広島県東広島市)を開設
1978年2月→医療法人社団・葵会を設立
1989年2月→千葉・柏リハビリテーション病院を開設
2001年3月→学校法人・葵会学園を設立
2005年7月→広島平和クリニック・がんドック先端医療健診センターを開設
2018年10月→介護老人保健施設・葵の園・越谷レイクタウンを開設
2019年4月→介護老人保健施設・葵の園・那須塩原を開設
といった形で順調に「葵会」の規模を拡大しております。
そして同会は、現在、病院、福祉施設、大学、専門学校、保育園、ホテルなど130ヶ所以上の施設を全国に展開し、15000人を超える職員を雇用しており、「【治す】と【防ぐ】を両立した医療」を目指し社会に貢献しておりますので、私は、同会を束ねている新谷オーナーのことを「尊敬すべき人物」と考えており、皆様も同じ意見の筈です。
なお、新谷オーナーの次男である正義(まさよし)氏は、医師として日赤医療センターで勤務した後、自身で医療法人を設立しており、2012年には、衆議院選挙に立候補して見事に当選し、現在は3期目となっている上、昨年の9月16日(水)に発足した菅内閣に於いて、「総務副大臣」に就任しておりますので、新谷オーナーと同じように、周囲から大いに尊敬されているのでしょう。
新谷オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは2014年でして、キャリアが浅いこともあり、まだ目立った実績を残しておりませんが、同年からほぼ毎年欠かさず「競走馬セール」に参加しており、私が確認したところ、これまでに、
■2014年
「JRAブリーズアップセール」と「HBAサマーセール」に於いて、計2頭を総額1998万円で落札
■2015年
「千葉サラブレッドセール」に於いて、1頭を1782万円で落札
■2016年
「千葉サラブレッドセール」に於いて、1頭を2052万円で落札
■2018年
「千葉サラブレッドセール」と「セレクトセール」に於いて、計2頭を総額1億0152万円で落札
■2019年
「千葉サラブレッドセール」に於いて、1頭を5724万円で落札
■2020年
「セレクトセール」に於いて、計3頭を総額1億1770万円で落札
と、計10頭に総額3億3478万円を投じておりました。
(落札価格は全て税込表記)
ただ、オーナーがこれまでにJRAで獲得している賞金は「2億5663万円」であり、この内、馬主の取り分は8割の「2億0530万円」であるため、まだ、セールで投じた資金を6割ほどしか回収できておりません。
よって、現在のオーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」と考えている筈です。
こういった中、今週は、1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)の佐渡Sにアオイクレアトールを登録しておりますので、私が新谷オーナーであれば、同馬を預けている古賀慎明先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示します。