「安定した利益獲得」と「究極のファンサービス」を目指し、完全無欠の情報網を構築
注目馬主
2021/03/29
野茂英雄氏と秋山幸二氏と共に…
佐々木主浩(かづひろ)氏

本業: 野球解説者

今週の主な登録馬:
ブラヴァス(大阪杯)

担当者:馬主情報部 馬主M

佐々木主浩(かづひろ)オーナーが、1990年に「大洋ホエールズ」(現在の横浜DeNAベイスターズ)に入団し、速球と鋭いフォークボールなどを武器に日本球界を代表する抑えの切り札となり、2000年にメジャーリーグの「シアトル・マリナーズ」に移籍してからも大活躍し、日米通算381セーブを記録した元プロ野球選手であるのは、一般競馬ファンでもよく知っていることですから、私が改めて説明するまでもないでしょう。
佐々木オーナーは、トルネード投法で日米通算201勝を上げた野茂英雄氏と、西武ライオンズ時代に6度の日本一に貢献した秋山幸二氏と共に、2014年に「野球殿堂入り」を果たしており、同年の12月2日(火)に「帝国ホテル」で行われた佐々木オーナーの「野球殿堂入り祝賀パーティー」には、「横浜ベイスターズ」時代の恩師である権藤博氏や、「シアトル・マリナーズ」時代に同僚だったイチロー選手や、プロゴルファーの青木功氏や、演歌界の大御所でキタサンブラックの馬主としてもお馴染みの北島三郎氏など、総勢800名近くが出席したそうですから、現役を退いた後も佐々木オーナーは、多くの方から厚い信頼を寄せられているのは間違いありません。
現在の佐々木オーナーは、「TBSテレビ」と「ニッポン放送」と「日刊スポーツ」で野球解説者を務めている上、奥様の榎本加奈子さんと共同で、「Kanakoのスープカレー屋さん」を経営しており、現在は、札幌市中央区に1店舗、仙台市青葉区に1店舗、泉区に1店舗を構えております。
なお、佐々木オーナーは、まず2006年に地方競馬の馬主資格を取得し、翌年にJRAの馬主資格を取得しており、そのきっかけは、鮨屋で偶然会った近藤利一オーナー(故人)から、馬主になることを勧められたからであり、実際、JRAで初めて所有した馬には、近藤オーナーの冠名と、佐々木オーナー自身の代名詞である「大魔神」を組み合わせた、「アドマイヤマジン」という名前を付けておりました。
JRAの個人馬主資格を取得してからは、初めの内こそ、特に目立つ成績ではなかったものの、ヴィルシーナを出走させた2012年のクイーンCに於いて初の重賞勝ちを飾ると、その後は、同馬で2013年と2014年のヴィクトリアマイルを連覇しており、他にも、ヴィブロスを出走させた2016年の秋華賞や、シュヴァルグランを出走させた2017年のジャパンCを制するなど、これまでにJRAの重賞を11勝している上、ヴィブロスを出走させた2017年のドバイターフで初の海外G1勝ちを飾っております。
2017年の佐々木オーナーは、JRAに於いて、先述したシュヴァルグランの活躍などにより、過去最高となる「5億9127万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、昨年までの3年間は、
2018年→2億5823万円
2019年→5303万円
2020年→1億5377万円
と獲得賞金が伸び悩んでいた上、今年も、先週までが「1戦0勝・獲得賞金0円」という状況のため、現在の佐々木オーナーは、「賞金の高いレースを勝って、一気に稼ぎたい」と考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金1億3500万円(馬主の取り分は8割の1億0800万円)の大阪杯にブラヴァスを登録しておりますので、私が佐々木オーナーであれば、この馬を預けている友道先生に対して、メイチの勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2021/03/29
航空機産業にも参入しております
松本好雄氏

本業: 株式会社きしろ 代表取締役会長

今週の主な登録馬:
メイショウチタン(ダービー卿CT)
メイショウミモザ(淀屋橋S)
メイショウウズマサ(コーラルS)
メイショウオーパス(コーラルS)
メイショウキョウジ(コーラルS)
メイショウテンスイ(コーラルS)
メイショウマトイ(コーラルS)
メイショウベンガル(鳴門S)
メイショウミライ(鳴門S)
メイショウヤクシマ(鳴門S)
メイショウヴォルガ(鳴門S)

担当者:馬主情報部 馬主N

松本好雄オーナーの本業は、兵庫県の明石市に本社を構え、船舶用部品の製造などを手掛けている、「株式会社きしろ」の代表取締役会長です。
創業が1915年と、100年以上の歴史を有する同社は、「大型船舶用の低速ディーゼルエンジン機器」といった産業部品の製造を主に手掛けており、船舶用のクランクシャフト製造分野に於いては、「50%近い世界シェア」を誇っております。
そして同社は、更なる企業成長を目指すため、航空機産業にも参入しており、2014年には、JAQG(航空宇宙品質センター)が作成した、「JIS・Q9100」(日本工業規格)を取得しておりますので、時代の変化に応じて事業分野を拡大している同社は、「業界の先駆者」と言えるでしょう。
また、松本オーナーは、長年に渡り船舶業界に貢献してきた功績が高く評価され、2010年の秋には、「旭日小綬章」を授与されておりました。
その祝賀会は、2011年の2月に神戸の「ホテルオークラ」で行われ、そこには、武豊騎手、蛯名正義騎手(現在は調教師)、「社台グループの総帥」こと吉田照哉氏、JRAの土川理事長(当時)といった競馬関係者や、元首相の森喜朗氏といった著名人などを含め、1000人ほどが出席しておりましたので、多くの方が、松本オーナーを大いに尊敬していることでしょう。
なお、松本オーナーは非常に多趣味であり、まず、「将棋の腕はプロ級」と言われており、その他にも、ゴルフ、渓流釣り、囲碁などを楽しんでいるそうです。
千葉工業大学に在籍していた頃、松本オーナーは、下宿先のご主人と一緒に中山競馬場でレースを観戦し、その時、場内の混雑とは無縁の優雅な馬主席を見て、「自分も、いつかあそこに座りたい」と思ったことがきっかけで馬主を目指すようになり、1974年、長年の念願を叶えてJRAの個人馬主資格を取得し、その後、日本馬主協会連合会の会長などを歴任し、現在は、同会の名誉会長となっております。
馬主としてのキャリアが50年近くに及ぶ松本オーナーは、これまでに1700頭ほどを所有しており、メイショウドトウで制した2001年の宝塚記念や、メイショウボーラーで制した2005年のフェブラリーSや、メイショウサムソンで制した2006年の皐月賞とダービーや、メイショウマンボで制した2013年のオークスと秋華賞とエリザベス女王杯など、数多くのGIレースを制しております。
2007年の松本オーナーは、メイショウサムソンの活躍などにより、過去最高となる「15億4865万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、それ以降は成績が伸び悩んでおり、一昨年までの3年間も、
2017年→69勝・獲得賞金11億6251万円
2018年→80勝・獲得賞金12億9439万円
2019年→66勝・獲得賞金13億8352万円
という物足りない数字に留まっておりましたので、昨年の松本オーナーは「必ず巻き返したい」と考えていた筈であり、実際、73勝を上げ、キャリアの中で3番目に多い「14億6338万円」の賞金を獲得しておりましたので、私の見込みは正しかったのでしょう。
更に今年も勢いが続いており、先週までが「21勝・獲得賞金4億0260万円」と、昨年の同時期(3月31日【火】まで)の「19勝・獲得賞金3億7672万円」を上回っております。
もちろん、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
また、松本オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→1頭を1650万円で落札
■8月25日(火)~28日(金)の「HBAサマーセール」→計10頭を9273万円で落札
■9月22日(火)~24日(木)の「HBAセプテンバーセール」→計11頭を5467万円で落札
■10月19日(月)~20日(火)の「HBAオータムセール」→計2頭を902万円で落札
と、計24頭を総額1億7292万円で落札しておりました。
(落札金額は全て税込表記)
当然、こういった状況を踏まえると、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が非常に高いため、現在のオーナーは、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金3900万円(馬主の取り分は8割の3120万円)のダービー卿CT→メイショウチタン
1着賞金1820万円(同1456万円)の淀屋橋S→メイショウミモザ
1着賞金2300万円(同1456万円)のコーラルS→メイショウウズマサとメイショウオーパスとメイショウキョウジとメイショウテンスイとメイショウマトイ
など、特別レースに計11頭を登録してきましたので、私が松本オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示するのは間違いありません。

2021/03/29
「日本の医学界に於いて、大いに尊敬するべき人物」と言えるでしょう
加藤誠氏

本業: 加藤乳腺クリニック 理事長

今週の主な登録馬:
リアンヴェリテ(コーラルS)

担当者:馬主情報部 馬主J

加藤誠オーナーの本業は、京都市と滋賀県草津市に医院を構えている、「加藤乳腺クリニック」の理事長です。
1959年生まれの加藤オーナーは、1988年に京都府立医科大学を、1996年に同大学院を卒業しており、その後、済生会滋賀県病院に勤務し、そこで「救急部長」や「胸部乳腺外科部長」としてキャリアを積み、2003年に「加藤乳腺クリニック」を開院しております。
同クリニックは、日本でも数少ない乳腺内視鏡手術を専門に行うクリニックであり、乳がんの診断と治療に用いる最新機器を導入している上、1996年に加藤オーナーが「乳がん患者を救いたい」との思いで独自に考案した、「乳腺内視鏡による乳房温存手術」は、それまでの手術法より傷跡が目立ちにくいため、術後は、多くの患者さんが深く感謝しているそうです。
したがって、その考案者である加藤オーナーは、「日本の医学界に於いて、大いに尊敬するべき人物」と言えるでしょう。
また、加藤オーナーは、以前、自身が競馬好きになったきっかけを、「1991年の天皇賞・春で、メジロマックイーンの強さに魅了されたこと」と語っておりまして、その経緯や医院の場所を考えれば当然ですが、現在は「京都馬主協会」に所属しており、同協会の会長を務めている大八木信行オーナー(冠名ダイシン)や、前田幸治オーナー(トランセンドなどを所有)といった「京都馬主協会の有力者達」と、公私に渡り非常に親しくしております。
余談ですが、加藤オーナーが馬主資格を取得する際には、大八木オーナーが全面的にバックアップしており、2007年の秋に完成した加藤オーナーの自宅は、設計や建築の段階から、前田オーナーが手厚くサポートしていたそうです。
なお、馬主としての加藤オーナーは、2009年からJRAで馬を走らせており、これまでに60頭ほどを所有し、最初の年は、出走させた頭数が少なかったため、未勝利に終わっていたものの、その後は着実に数字を伸ばしており、昨年までの3年間は、
2018年→6勝・獲得賞金8043万円
2019年→5勝・獲得賞金1億1354万円
2020年→4勝・獲得賞金1億1657万円
と、客観的に見て「順調」と思える成績を残しておりました。
そして、今年に入ってからも勢いは続いており、先週までに3勝を上げ、「3871万円」の賞金を獲得しており、昨年の同時期(3月31日【火】まで)の「2勝・獲得賞金2999万円」を上回っております。
もちろん、現在の加藤オーナーは、「賞金の高いレースを勝って、更に勢いを付けたい」と考えている筈です。
また、加藤オーナーは、2010年以降、毎年欠かさず「競走馬セール」に参加しており、昨年も、
■4月28日(火)~30日(木)の「JRAブリーズアップセール」→1頭を1826万円で落札
■7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセール」→2頭を2640万円で落札
■8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→計3頭を7260万円で落札
と、計6頭を総額1億1726万円で落札しておりました。
(落札価格は全て税込表記)
しかし、「HBAセレクションセール」が終了してから、先週までに獲得した賞金は「5746万円」であり、この内、「馬主の取り分」は8割の「4597万円」であるため、セールに投じた資金を、まだ4割も回収できておりません。
当然、現在のオーナーは、「セールで使った資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
このような中、今週は、1着賞金2300万円(馬主の取り分は8割の1840万円)のコーラルSにリアンヴェリテを登録してきましたので、この馬を預けている中竹先生に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高いと私は見ております。

2021/03/29
隈研吾氏が本社ビルの設計を手掛けておりました
前田晋二氏

本業: 都市クリエイト株式会社 代表取締役社長

今週の主な登録馬:
コントレイル(大阪杯)

※前田幸治オーナーの所有馬
カデナ(大阪杯)

担当者:馬主情報部 馬主T

前田晋二オーナーは、「阪急線・高槻駅」(大阪府高槻市)から徒歩で10分ほどの場所に本社ビルを構え、廃棄物の処理業やリサイクル業などを手掛けている、「都市クリエイト株式会社」の代表取締役社長を務めております。
2019年の10月に完成した現在の本社ビルは、「新国立競技場」や、JR山手線の「高輪ゲートウェイ駅」などをデザインした、「隈研吾建築都市設計事務所」が設計を手掛けたそうです。
1968年に創業された同社は、1974年、「阪急環境開発株式会社」に改組し、1986年、社名を現在の「都市クリエイト株式会社」に変更しており、今では、大阪、京都、神戸、奈良といった関西地区を中心に、10の支店と4つの営業所を構え、400名以上の従業員を擁する大企業となっております。
現在の「都市クリエイト株式会社」は、ペットボトルのリサイクル事業を手掛けていることから、主な取引先には、「サントリーホールディングス株式会社」、「コカ・コーラウエスト株式会社」、「株式会社伊藤園」といった大手飲料メーカーが名を連ねており、その他にも、イオングループの「イオンリテール株式会社」や、伊藤忠グループの「伊藤忠メタルズ株式会社」といった国内を代表する一流企業の関連会社も名を連ねておりますので、その代表取締役社長を務めている前田晋二オーナーは、「関西のリサイクル業界を支える重要人物」と言えるでしょう。
また、晋二オーナーの兄である前田幸治オーナーは、生産牧場と育成牧場の両方を所有する「ノースヒルズ」の代表を務めていると同時に、「都市クリエイト株式会社」の取締役営業本部長に名を連ねている上、自身も、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長を務めておりますので、兄弟揃って、「環境ビジネス界に欠かせない存在」と認められている筈です。
JRA馬主としての晋二オーナーは、30年以上のキャリアを誇るベテランであり、過去の代表的な存在としては、2002年の皐月賞を制したノーリーズンや、2013年のダービーなどを制したキズナや、2014年の関屋記念と京成杯オータムHなどを制したクラレントや、2015年の目黒記念などを制したヒットザターゲットといった名前が挙げられます。
2013年の晋二オーナーは、キズナやクラレントなどの活躍などにより、重賞7勝を含む14勝を上げ、「6億3449万円」の賞金を獲得しておりました。
しかし、その後は成績が伸び悩んでおり、一昨年までの3年間は、
2017年→8勝・獲得賞金1億5847万円
2018年→6勝・獲得賞金1億5941万円
2019年→12勝・獲得賞金2億3470万円
という数字に留まっておりましたので、昨年のオーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていた筈です。
実際、コントレイルで皐月賞とダービーと菊花賞を制するなど、9勝を上げ、過去最高となる「8億5871万円」の賞金を獲得しておりました。
更に今年も勢いが続いており、ディープボンドで阪神大賞典を制するなど、先週までに「9501万円」の賞金を獲得し、昨年の同時期(3月31日【火】まで)の「1410万円」を大きく上回っておりますが、晋二オーナーは、この状況に満足せず、今後も全力で勝利を追及してくると私は見ております。
何故なら、晋二オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、
■7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセール」→2頭を7150万円で落札
■8月25日(火)~28日(金)の「HBAサマーセール」→3頭を6226万円で落札
と、計5頭を1億3376万円で落札しておりますので。
(落札金額は全て税込表記)
当然、昨年の状況を踏まえると、晋二オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が非常に高く、現在は、「今後に向けて落札資金を潤沢にしておきたい」と考えているのでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金1億3500万円(馬主の取り分は8割の1億0800万円)の大阪杯にコントレイルを登録してきましたので、私が晋二オーナーであれば、この馬を預けている矢作先生に対し、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げを指示する筈です。
また、晋二オーナーの兄であるため、「完全に財布が同じ」と言える幸治オーナーも、大阪杯にカデナを登録しておりますので、全く同じ理由で「勝負懸かり」と私は見ております。